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[SCENE: Cuts back to Monica and Rachel's apartment, Joey enters carrying a lit menorah, he starts to walk across the room, and the others give him strange looks.]
シーン:モニカとレイチェルのアパートメントにカットバック。ジョーイは火のついたメノーラ(燭台)を持って入ってくる。ジョーイが部屋を横切ると、他のみんなは彼に妙な視線を向ける。
ジョーイ: Hey, everyone. (やあ、みんな。)
ロス: And officiating at tonight's blackout is Rabbi Tribbiani. (そして、今夜の停電(の儀式)を司るのは、ラビのトリビアーニです。)
[Joey places the menorah by the television]
ジョーイはメノーラをテレビのそばに置く。
ジョーイ: Well, Chandler's old roommate was Jewish, and these are the only candles we have, so Happy Hanukkah, everyone! (あぁ、チャンドラーの昔のルームメイトがユダヤ教徒で、これが俺たちが持ってる唯一のキャンドルなんだ。だから、ハッピー・ハヌカー、みんな!)
フィービー: Eww, look! Ugly Naked Guy lit a bunch of candles. (うぇ〜、見て! 裸のブ男がたくさんのキャンドルに火をつけたわ。)
[All go over to the window]
全員が窓のところに行く。
みんな: Ewwww. (うぇ〜。)
みんな: Oooooo. ([何かを見て驚いた様子で] おぉ〜。)
レイチェル: Ooo Ooo. That had to hurt! (あぁ、あぁ。今のは痛かった[熱かった]に違いないわね。)
officiate は「(聖職者が)式を司る(つかさどる)、司祭を務める」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
officiate : to do official duties, especially at a religious ceremony
つまり「公の職務(公務)を行う、特に宗教の儀式で」。
この文章は倒置になっています。普通の形は、Rabbi Tribbiani is officiating at tonight's blackout. になりますが、「今夜のブラックアウト(停電)という儀式を執り行うのは…ラビ・トリビアーニです」と、ラビの部分を強調するために倒置にしているのですね。
rabbi は「ユダヤ教の指導者、ラビ」。このように日本語ではラビと表記されることが多いですが、英語の発音は「ラバイ」。
Hanukkah は「ハヌカー、ユダヤ教の宮清めの祭り」。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ハヌカー
ジョーイが持っているのは、menorah 「メノーラ(英語の発音はマノーラ)」という燭台です。
Wikipedia 日本語版: メノーラー
7本枝のもの、9本枝のものなどがあるようで、ハヌカーでは9本枝の燭台を用いるようですが、ジョーイの持っているのは7本枝のようですね。
(ちなみに、上のウィキペディアの説明によると、厳密には中央の1本は枝とはカウントしないようです。)
lit は light 「火をつける」の過去形。
その後、彼の様子を見ているフレンズが、驚いた顔をして声をあげ、レイチェルは That had to hurt! と言っています。
had to (have to) は「〜しなければならない」という意味でよく使われますが、今回の場合は「〜に違いない、きっと〜のはずだ」という意味。
「〜しなければならない」という意味で have to や must が使われますが、must には「〜に違いない」という意味もあり、have to にもそれと同じような意味があるということですね。
LAAD では、
have to : used when saying that you are sure that something will happen or is true
例1)The price of houses has to go up sooner or later.
例2)Mark has to be stuck in traffic - he wouldn't be late otherwise.
つまり「何かが起こるだろう、または何かが本当であるということを確信していると言う時に使われる」。例文1は「家の価格は遅かれ早かれ上昇するに違いない」。例文2は「マークは交通渋滞に巻き込まれたに違いない。さもなければ彼は遅れたりしないだろうから」。
例文2が特にわかりやすいと思うのですが、マークは普段遅刻したりしない人だから、きっと渋滞に捕まったに違いない、と推論している流れになります。
実際に裸のブ男かどういう状態になったのかは映像ではわかりませんが、「あれは痛かった(熱かった)に違いないわ」と言っていることから、彼のデリケートな部分(笑)に火が燃え移った、みたいなことなのでしょうね。
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2018年08月17日
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