2019年03月25日

真実を話していたなら状況がよくなっていたと思う? フレンズ1-8改その21

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18:22
モニカママ: Do you know what it's like to grow up with someone who is critical of every single thing you say? (自分が言うことひとつひとつに批判的な人のそばで育つことがどんな感じか知ってる?)
モニカ: I can imagine. (想像できるわ。)
ゲラーママ: I'm telling you, it's a wonder your mother turned out to be the positive, life-affirming person she is. (言っとくけど、あなたの母親が、前向きで人生を肯定する人間になったことは驚きね。)
モニカ: That is a wonder! So tell me something, Mom. If you had to do it all over again, I mean, if she was here right now, would you tell her? (それは本当に驚きね! それで教えて、ママ。もしそれをもう一度やらなければならないとしたら、ほら、もしママの母親(おばあちゃん)がまさに今、ここにいるとしたら、ママに言う?)
ゲラーママ: Tell her what? (言うって何を?)
モニカ: How she drove you crazy, picking on every little detail. Like your hair, for example. (全てのちょっとした細かいことを指摘しながら、どんな風におばあちゃんがママをイライラさせるか、ってことをね。例えば、髪の毛とか。)
ゲラーママ: I'm not sure I know what you're getting at. (あなたの意図していることが私にわかっているのかどうか自分ではよくわからないんだけど。)
モニカ: Do you think things would have been better if you'd just told her the truth? ((当時)母親に真実を話していたら(物事の)状況がより良くなっていたと思う?)
ゲラーママ: ...No. I think some things are better left unsaid. I think it's nicer when people just get along. (…いいえ。言わないでおいた方がいいこともあると思うわ。人がただうまくやっていく方がより良いと思うの。)
モニカ: Huh. (そう。)
ゲラーママ: More wine, dear? (もっとワイン飲む?)
モニカ: Oh, I think so. (ええ、そうね。)
ゲラーママ: [Reaches out to fiddle with Mon's hair again, and realises] Those earrings look really lovely on you. ([モニカの髪の毛をまたいじろうとして手を伸ばすが、気づいて] そのイヤリング、あなたにとっても似合ってるわね。)
モニカ: Thank you. They're yours. (ありがとう。そのイヤリングはママのものよ。)
ゲラーママ: Actually, they were Nana's. (実はそのイヤリングはおばあちゃんのものだったのよ。)
[There is a cry of disappointment from the crowd of men.]
男性の集団から失望の叫びが聞こえる。
ゲラーパパ: Now I'm depressed! [To everyone] Even more than I was. (今、私はひどく落ち込んでるよ! ・・・これまでもそうだったけど、それ以上にね。)

Do you know what it's like to grow up... について。
長いセリフなので、前から順番にイメージしていくと、「〜することがどんな感じか知ってる?」→「ある人のそばで育つことが」→「自分が言うことひとつひとつに批判的な人」ということ。
every single は「ひとつひとつ」で、every や all をより強調した表現。
言うことすべてに批判的な人(今回亡くなったおばあちゃん)のそばで育つのってどんな感じかわかる? とママに言われ、モニカは少し間を置いてから、I can imagine. と答えます。
モニカのママは、モニカのやることなすことすべてに批判的な人なので、そのママ本人から「文句言う人のそばで育つのがどんな感じか、あなたわかる?」と言われ、「わかるも何もまさに私の人生そのものよ」と言いたいところを「ええ、どんなものか想像はできるわ」と答えてみせたことになるでしょう。
そんな質問をモニカにしてくることからも、ママは自分が「やることなすこと批判的な人」であるという自覚が全くないことがわかりますね。

affirm は「〜を肯定する」なので、life-affirming は「人生を肯定する」。
その前にある positive 「肯定的な、前向きな」と同じような意味になります。
wonder は「驚き、驚くべきこと」。
ママが「そんな風に母親に文句ばかり言われてきた私が(こんなに)前向きな人間になったなんて、本当に驚きよね」のように言ったことに対して、モニカは That IS a wonder! のように be動詞の is を強調して言っています。
「それは(そんなこと言うなんて)それこそまさにびっくりね」というところで、ママもおばあちゃんと同じようなタイプの「娘にネチネチ言う母親」になっているのに、これほど自覚がないとは驚きね、驚異ね、と言ったことになります。

その後モニカは「もう一度それをやらなければならないとしたら、言う?」と尋ねています。
If you had to do, if she was here, would you の形は全て仮定法過去ですね。
おばあちゃんは亡くなってしまって、人生をやり直すことはできないけれど、もしもう一度やり直せるとしたら、母親であるおばあちゃんに言う? というニュアンスになります。

drive は「駆り立てる、追いやる」というニュアンスなので drive someone crazy は「人をクレイジーな状態に駆り立てる」→「人をイライラさせる」。
例えば、と言って髪の毛の話を出したのは、今回のエピソードでは、ママがモニカの髪型が気に入らないような言動を繰り返していたことに対する皮肉ですね。

モニカがそこまで言っても、自分のことを言われているとはママにはわからない様子。
get at は「〜を意味・意図する、〜を言おうとする」なので、「あなたが何を言おうとしているのか、私にはよくわからないんだけど」と言っていることになります。

Do you think things would have been better if you'd just told her the truth? について。
Do you think 以下の部分は仮定法過去完了が使われています。
ママとおばあちゃんの過去の関係では、おばあちゃんがあれこれ言うことに対してママは何も反抗的なことを言わなかったわけですが、その過去の事実に反して「もしあの時、自分の母親に真実を話していたなら、物事がより良くなっていただろう」ってママは思う? と尋ねていることになります。

そのモニカの質問に対して、ママはしばらく沈黙した後、No. と否定の返事をします。
Yes. という返事になるよう誘導したような話の持って行き方でしたので、予想に反して返事が No. だったことで、観客からは笑い声(ラフトラック)も起こっています。
get along は「(人が)仲良くやっていく」。get along with なら「〜と仲良く・うまくやっていく、付き合っていく」。
ママが「母親に真実を話した方がいい」と肯定すれば、モニカもそれを受けて「じゃあ私も思ってることをママに正直に言うわね」と話を続けられたでしょうが「言わないでいいこともある、相手に合わせてうまくやっていく方がいいと思う」と言ったので、ここではモニカは自分の母親に対して正直な気持ちを話すチャンスを失ってしまった感じになるでしょう。

ワイン飲む? そうね、という会話になり、「母と娘の関係」の話が終わった形になりますが、ママがまた、モニカの耳を隠すように髪の毛を触ろうとした時、モニカが意味ありげな表情をしたので、モニカが言おうとしていたのはこのことだったのかと気づいた様子のママは、耳を隠すことはせず、モニカのしているイヤリングを褒めます。
今回のエピソードではモニカを見るたびにケチを付けるような言動ばかりだったママが、初めてモニカのことを褒めた瞬間になるでしょう。

褒められたモニカも素直にママの言葉に応じ、「褒めてくれたそのイヤリングは、元々はママのものよ。ママからもらったイヤリングよ」と和やかな口調で返します。
ママへの感謝と取れるモニカの言葉に、今度はママが「それは元々は私のママ(あなたのおばあちゃん)のものだったの」と言います。
おばあちゃん、ママ、モニカと代々受け継がれたイヤリングで三世代の女性の心が結ばれた、心温まるシーンと言えるでしょう。

そんな感動的な雰囲気になっている中、ポケットテレビの周りに集まってアメフト観戦中だった男性の間から、がっかりした叫び声が聞こえます。
depressed は「意気消沈する、落ち込む」。depression だと「不景気、不況」という名詞になります。
今回亡くなったのは、ママのママ、つまりゲラーパパにとっては義理の母なので、パパはそれほど悲しんでおらず、ジョーイが見ているアメフトを一緒に観戦していました。
応援しているチームが試合に負けて、今のこれこそ悲しくて落ち込むよ! と大声で言ってしまい、顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまうことになります。
Now I'm depressed! と言ってしまうと、これまで全く落ち込んでいなかったように聞こえてしまうので、気まずい発言をしてしまったことを取り繕うように、Even more than I was. と付け足しています。
これを付け足すことで「今、落ち込んでいる。過去に落ち込んだよりももっと」という意味になるので「今だけではなく、過去の時も落ち込んでいた」→「今ほどではないけれど、亡くなったことももちろん悲しかった」と表現したことになるでしょう。
そう言ったところで、やっぱりおばあちゃんが亡くなったことより、試合に負けたことの方が落ち込むのか! とツッコミたくなるセリフではありますが、既に「今(これ)こそ、がっかりだよ」みたいに言ってしまった言葉は取り消せないので、今までだって depressed してなかったわけじゃない、という言い訳として、I was (depressed) と表現したわけですね。


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posted by Rach at 13:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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