2019年04月15日

あと98ドル50セント フレンズ1-9改その2

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01:50
セントラルパークで、客に話しかけているレイチェル。
レイチェル: Excuse me, sir? Hi, you come in here all the time. I was just wondering, do you think there's a possibility that you could tip me an advance on my tips? (すみません。こんにちは、あなたはいつもここに来てますよね。ちょっと思っただけなんですけど、私のチップを前金でくれるって可能性あると思います?)
男性: Huh? (はあ?)
レイチェル: Okay, okay, that's fine. Fine. Hey, sorry about that spill before! Only 98.50 to go! (オッケー、オッケー、それでいいわ。ねぇ、前にこぼしちゃったこと、ごめんなさいね! あと98ドル50セントだけよ!)
モニカ: Hey. Ross. Did you know Mom and Dad are going to Puerto Rico for Thanksgiving? (ねぇ、ロス。ママとパパが感謝祭にプエルトリコに行こうとしてるの知ってた?)
ロス: What? No, they're not. (何だって? いや、そんなことないよ。)
モニカ: Yes, they are. The Blymans invited them. (ええ、そうなのよ。ブライマンさん(一家)が二人を招待したのよ。)
ロス: You're wrong. (モニカは間違ってる。)
モニカ: I am not wrong. (私は間違ってないわ。)
ロス: You're wrong. (間違ってるよ。)
モニカ: No, I just talked to them. (いいえ、たった今、私は二人と話したもの。)
ロス: I'm calling Mom. (ママに電話してくるよ。)

お給料の前払いをオーナーのテリーに断られたレイチェルは、今度は常連客に頼んでいます。
それもチップの前払いなので、かなり切羽詰っている様子が出ていますね。
今回の客へのセリフは、
I was just wondering, do you think there's a possibility that
で、前の記事でテリーに頼んでいたセリフ、
I was wondering, do you think it would be possible if
と非常に似た形になっているのもポイントと言えるでしょう。
どちらも「どうかなぁ、って思ってたんだけど、〜することって可能だと思う?」ということですね。

チップを前払いという話にあきれた様子の客を見て、レイチェルは「いいわ」とあきらめます。
Sorry about that spill before! を直訳すると「以前のあの”こぼしたこと”についてはごめんなさい」というところ。
チップの前払いを頼んでいたレイチェルでしたが、実は以前に飲み物をこぼしてしまったこと(さらには、こぼして相手にかけてしまったとも考えられる)があったことがわかります。
チップとはサービスに対して支払われるもので、飲み物をこぼすという失敗をした上に、厚かましくもチップの前払いを頼んだので、相手があきれるのは当然、という流れになっているのですね。

Only 98.50 to go! は「目標まであとたったの98ドル50セント!」という意味。
to go は「(時間・距離などが)あとそれだけ残って」という意味。この場合は、目標金額まであと 98.50 残っている、という感覚になります。
only を付けることで「たったこれだけ」というニュアンスになりますが、実際のところは「これだけ」というには程遠いですよね。
給料も前金でもらえない、客にはチップを余計にもらうどころか失敗ばかりなので、当てがあるはずもないのですが、まるで1月に「1年も残すところ、あと11か月ばかりとなりました」と言ったりするジョークに通じるところがある気もします。

その後、ロスとモニカの兄妹の会話になり、親が感謝祭にプエルトリコに行く予定だと聞いて、ロスは信じられないという様子で何度もそれを否定します。
The Blymans は「ブライマンさん、ブライマン家(け)」。
The+名字の複数形で「〇〇一家(いっか)」を意味します。同じ名字の人が複数集まっているからですね。

「二人はそんなことしない」と言った後、「モニカは間違ってる」と2回も言う様子には、「感謝祭に子供を残して親だけで旅行するとか信じられない」というロスの気持ちがよく出ています。
アメリカの感謝祭はターキーなどのごちそうを作り、家族で過ごすのが恒例となっているため、ロスのような反応をすることになるわけですね。
なかなか信じないロスでしたが、モニカが「だって私は直接、本人たち(両親)と話したもの」と言うのを聞いて、「じゃあ僕も直接尋ねる」というように、ママに電話しに行くことになります。


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posted by Rach at 20:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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