2019年11月08日

パセ…ットっていうのはサンスクリット語で…とごまかす フレンズ1-10改その1

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シーズン1 第10話
The One With the Monkey
原題訳:お猿の話
邦題:大晦日の約束


[Pre-intro scene: Mon+Rach's place. Enter Ross]
イントロ前のシーン:モニカとレイチェルの家。ロス入場。
ロス: Guys? There's a somebody I'd like you to meet. (みんな? 君たちに会ってもらいたい人がいるんだ。)
[A monkey jumps on to his shoulder.]
(1匹の)猿がロスの肩に飛び乗る。
みんな: Oooh! (うー!)
モニカ: Wait, wait. What is that? (待って待って。それは何?)
ロス: That would be Marcel. You wanna say hi? (”それ”はマルセルだろうね。挨拶したい?)
モニカ: No, no, I don't. (いいえ、いいえ。私は挨拶したくないわ。)
レイチェル: Oh, he is precious! Where did you get him? (まぁ、彼は小さくてかわいいわね! ロスは彼をどこで手に入れたの?)
ロス: My friend Bethel rescued him from some lab. (僕の友達のベセル[ベテル]が、ある研究室から助け出したんだ。)
フィービー: That is so cruel. Why? Why would a parent name their child Bethel? (それってものすごく残酷ね。どうして? どうして親が自分の子供にベセルって名前を付けたりするの?)
チャンドラー: Hey, that monkey's got a Ross on his ass! (ほら、あの猿は、ケツに(一匹の)ロスをくっつけてるぞ[ロスをケツ(の下)に敷いてるぞ]!)
モニカ: Ross, is he gonna live with you, like, in your apartment? (ロス、彼はあなたと一緒に住むことになるの? ほら、あなたのアパートメントで?)
ロス: Yeah. I mean, it's been kinda quiet since Carol left, so... (あぁ、ほら、キャロルが出て行って以来、ずっと何だか静かでね、だから…)
モニカ: Why don't you just get a roommate? (ただルームメイトを持ったらどう?)
ロス: Nah, I don’t know. I think you reach a certain age, having a roommate is just kinda pathe- [Realizes] ....sorry, that's, that's 'pathet,' which is Sanskrit for “really cool way to live." (いやー、どうかな。ある年齢に達して、ルームメイトを持つことはただちょっとパセ… [ロスは気づいて] ごめん、今のは「パセット」で、それは「本当にかっこいい生き方」っていう意味のサンスクリット語なんだ。)

There's a somebody I'd like you to meet. は「君たちに会って欲しい人がいるんだ」。
I’d like you to meet somebody. 「君たちにある人に会ってもらいたい」の somebody が前に出て、そういう「ある人」がいる(There’s somebody...)と説明する文章。

ロスが肩に乗せている猿を見て、モニカは What is that? 「待って待って。それは何?」と言っていますが、その口調からも猿をモノ扱いするかのように言っていることがわかります。
それでロスも THAT would be のように that を強く発音して、「モニカが今言った”それ”は」のように返すことになります。
say hi は「ハーイと言う、挨拶する」。

飼っているペットのことをモノ呼ばわりすると怒る人は多く、代名詞も人間のように he/she などを使うことが好まれます。
実際、ここでレイチェルは猿のことを he という代名詞で呼んでいます。
マルセルは男性名なので、オスと判断できたということでしょう。
(少し後のセリフでは、モニカもマルセルのことを he と言うようになります)

precious は「貴重な、高価な」という意味がまずは浮かびますが、今回は「貴重な珍しい種類」ということではなくて、「小さくてかわいい」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
precious : used in order to describe someone or something that is small and pretty
例)What a precious little baby girl!

つまり「小さくてかわいい人やものを描写するために使われる」。例文は「なんて小さくてかわいい女の赤ちゃんなんでしょう!」

「プレシャス=貴重な」だと解釈すると、この猿は貴重な種類の猿であるというような、そんな専門的知識をレイチェルが持っていることになり、違和感があるでしょう。
DVDの日本語訳では「可愛い」と訳されていますので、そういう意味があるのかな? と自分で辞書を当たってみることも大事だと言えるでしょう。

some lab は「あるラボ、研究室」という感覚。ここでは具体的なラボの名前は重要ではありませんので、「とある」のように some をつけてボカしているわけです。
「研究室からレスキューした」という表現で、その猿が実験動物として使われそうだったところを助けた、ということがわかります。
そのロスの話を聞いて「残酷だわ」と言うフィービー。フィービーは動物愛護主義者であることから、「猿を実験動物に使うなんて、残酷でかわいそう」と言うのかと思ったら、猿を救ったロスの友達の名前について「ベセルって名前を付けるなんて残酷だ」と言ったことがわかる、というオチになります。
「残酷っていうのはそれかよ! 食いつくのはそこかい!」みたいな感じで、違う部分に反応するというのは日本の漫才でもよくありますが、英語でもやはりこういうジョークはあるのですね。
ちなみに、bethel という単語は「霊場、礼拝堂」という意味があり、アメリカのインディアナ州に Bethel という地名もあります。
名前のイメージというのはノンネイティブにはわかりにくい部分で、ベセルと名付けるなんて残酷だ、とフィービーが言った理由については正直よくわかりません。
「霊場、礼拝堂」みたいな意味だから、ということかもしれませんが、他のメンバーが「は?」という顔をしているので、何でフィービーがその名前にケチをつけているのかよくわからないと思っているように見えます。
誰もが「そんな名前をつけるなんてひどい」と思うほどの名前でもない、フィービー一人がそれに対して怒っているというズレ具合が面白さのポイントなのかなと思います。

チャンドラーのセリフ That monkey's got a Ross on his ass! について。
has got は have の意味。
on は「〜の上に」と訳されることが多いですが、基本的な概念は「接触」で、この場合は、猿が自分のお尻の下、つまり自分のお尻に接触する形で a Ross を持っている、お尻に a Ross がくっついている、というような感覚になるでしょう。
通常であれば「ロスの肩の上に乗っている猿」と表現するところを、「猿の尻にロスがくっついている、猿が尻の下にロスを敷いている」と表現した面白さだと思います。
a Ross のように本来は冠詞が付かない人名に a がついているのは、a monkey に対して「一人の人間」として「一人(一匹)のロス」と表現したのかなと思います。
Ross has a monkey on his shoulder. 「ロスは一匹の猿を肩の上に乗せている」の逆バージョンとして、「猿は一匹のロスを尻の下に敷いている」と表現したのだろうと。

reach は「(年齢)に達する」。pathe-- は pathetic と言おうとして、途中でやめたもの。
pathetic は「哀れな、哀れを誘う、痛ましい、みじめな」という意味で、この形容詞の元になった名詞の pathos は「哀愁、ペーソス」「情念、パトス」という意味になります。
ロスはいい年の大人になってから、ルームメイトと住むのはみじめだと言おうとしたのですが、今、目の前にいるモニカとレイチェル、ジョーイとチャンドラーはそれぞれ一緒の部屋でルームメイトとして暮らしている状態。
「ある程度の年齢になって、ルームシェアしている」人たちがまさに目の前にいるのにそれを否定するような発言をしそうになったことに気づき、ロスは慌てて「サンスクリット語ネタ」でごまかした、という流れになります。
こういう場合、「サンスクリット語」のような「その言語に詳しい人がいなさそうな神秘的な言語」に例えてみるのは、日本人にもわかりやすいでしょう。
今、言おうとしたのは「パセット」って言葉で、それは君たちは知らないかもしれないけど、サンスクリット語の「かっこいい生き方」って意味なんだよ、と言ってみせたことになります。


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posted by Rach at 16:10| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさんへ

シーズン1 第10話開始
おめでとうございます。
応援しています。
これからもよろしくお願いします。
Posted by Tamashiro-OB at 2019年11月11日 09:39
Tamashiro-OBさんへ
コメントありがとうございます。
これからも頑張ります。
温かい応援のお言葉ありがとうございました!
Posted by Rach at 2019年11月15日 20:55
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