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[Commercial]
[Scene 5: Max and David's lab. They are working. Phoebe knocks on the door]
シーン5: マックスとデビッドのラボ。二人は仕事をしている。フィービーがドアをノックする。
フィービー: Hello? (ハロー。)
デビッド: Hey! (やあ!)
フィービー: Hi. (はーい。)
デビッド: Hi! [Kisses her] What-what are you doing here? (はーい! [フィービーにキスする] ここで何してるの?[ここに何しに来たの?])
フィービー: Um, well, Max told me about Minsk. So, you know, [Puts on a fake cheery voice] congratulations! This is so exciting! (あぁ、マックスが私にミンスクの話をしたの。だから、ほら [偽りの元気な声で] おめでとう! これってすっごくワクワクするわね!)
マックス: It'd be even more exciting, if we were going. (もっとワクワクするだろうね、もし僕たちが(実際に)行くんだったら。)
フィービー: Oh, you're not going? [Fake disappointed voice] Oh, why? (あら、あなたたちは行かないの? [偽りのがっかりした声で] まぁ、どうして?
マックス: Tell her, David. "I don't wanna go to Minsk to work with Lipson and Yamaguchi and Flank, oh, nonononononono. I wanna stay here and make out with my girlfriend!" [Storms out] (彼女に言ってやれ、デビッド。「僕はリプソン、山口、フランクと一緒に働くためにミンスクには行きたくない。あぁ、行きたくない行きたくない。僕はここに残って、僕の恋人といちゃいちゃしたいんだ。[マックスは荒々しく出ていく])
デビッド: Okay, thank you, Max. Thank you. (オッケー、ありがとう、マックス。ありがとう)
フィービー: So-so you're really not going? (それじゃあ、あなたは本当に行かないの?)
デビッド: I don't know. I don't know what I'm gonna do. I just.... You decide. (わからない。僕はどうすればいいのかわからないんだ。僕はただ… 君が決めて。)
フィービー: Oh, don't do that. (あぁ、そんなことを言うのはやめて。)
デビッド: Please? (お願いだよ。)
フィービー: Oh no no. (あぁ、だめよ。)
デビッド: No, but I'm asking you. (いや、でもお願いだから。)
フィービー: Oh, but I can't. (あぁ、でも私にはできないわ。)
デビッド: No, but I can't-- (だめだ、でも僕にはできない…)
フィービー: It's your thing, and-- (あなたのことなのよ、だから…)
デビッド: --make the decision-- (決めるなんて(できない))
フィービー: Okay, um, stay. (わかったわ、残って。)
デビッド: Stay. (残る。)
フィービー: Stay. (残るの。)
[He thinks for a moment and sweeps the stuff off the table]
デビッドはしばらく考えて、(テーブルの上にある)ものをテーブルから払い落とす。
フィービー: Getting so good at that! [She hops on] (そういうことするの、うまくなってるわね! [フィービーはテーブルに飛び乗る])
デビッド: It was Max's stuff. [They kiss] (マックスのものだったから。[二人はキスする])
突然ラボを訪ねてきたフィービーを見て、デビッドは What are you doing here? と言っています。
直訳すると「ここで何をしてるの?」ということですが、この場合は「どうしてここに来たの?」というニュアンス。
今フィービーがここにいることが驚きで、「どうして、何しに、ここに姿を見せたの?」と言っている感覚です。
Congratulations! は「おめでとう!」
日本語でカタナカ表記で「コングラッチュレーション!」と表記されることもありますが、英語では必ず複数形になり、語尾に -s がつきます(つまり「コングラッチュレーションズ」になるということ)。
デビッドがミンスクに行くと知ったフィービーはショックを受けているのですが、フィービーは元気そうな作り声で「これってとってもエキサイティングね」と言います。
それに対して、同僚のマックスが、二人の方は見ずに、でも二人に聞こえるような独り言を言うかのように、It'd be even more exciting, if we were going. と発言します。
It'd be = It would be なので、It would be, if we were doing という形になっているわけですが、これは「仮定法過去」となります。
仮定法過去は「現在の事実とは反対の仮定」をする時に使われる表現なので、if we were going のように仮定法過去が使われていることで、「実際には行かない」ということが示唆されます。
そのため、フィービーも即座に Oh, you're not going? 「まぁ、あなたたちは(ミンスクに)行かないの?」と返しているわけです。
先ほどは、カラ元気のように「おめでとう」と言っていたフィービーですが、行かないとわかると、今度は落ち込んだ風を装った声で Oh, why? と言っています。
本心とは違うフェイクな声であることを、下手な演技っぽく表現しているということ。
二人が行かない理由について、マックスはイライラした様子で「君の本心を彼女に言ってやれよ」という風に、デビッドの気持ちを代弁しています。
一緒にミンスクに行く研究仲間の名前には、Yamaguchi という、日本人または日系人っぽい名前も含まれています。
make out with my girlfriend は「僕の恋人といちゃいちゃする」。
make out は「(恋愛対象の相手と)いちゃいちゃする、いちゃつく、エッチする」という意味で、軽いいちゃつきから、本格的なエッチに至るまで、幅広く使える表現。
そう言ったマックスは、自分のPCをパタンと閉じて、部屋を出て行きます。
ト書きの storm out は「怒って・荒々しく(部屋を)出て行く」。
storm は「嵐」ですから、嵐のように荒々しい感じをイメージすればよいでしょう。
You decide. は「君が決めて」。
自分では決められないからフィービーに決めてほしいと言うデビッドですが、フィービーも Don't do that. 「そんなことしないで(そんなこと言わないで、私に決めさせようとしないで)」と拒否し、しばらく二人の問答が続きます。
何度もやりとりがあった後で、フィービーが Stay. 「ここに残って」と言い、Stay. で話が落ち着きます。
デビッドはテーブルの上にあった書類を払い落とし、それを見たフィービーは「そういうことをするのがうまくなってるわね」と言い、嬉しそうに自らテーブルの上に飛び乗ります。
It was Max's stuff. の stuff は「物(もの)」で、ト書きでも sweeps the stuff off the table として出てきました。
何かしらの「もの」、誰かの「持ち物、所持品」を漠然と指すのに使われる単語です。
以前のテーブルの上のものを払いのけるかどうかというシーンでは、「これは高価なもので、これはもらいもので…」などと躊躇していましたが、今回は「彼の私物で僕の持ち物じゃないから」という理由で躊躇なく払い落とせたと説明したわけです。
ミンスクに行かないとマックスに言った後も、まだ悩んでいる様子のデビッドでしたが、フィービーに「残って」と言われて決心がつき、「私のために残って」「君のために残るよ」と決めた瞬間だから、ここは情熱的に愛し合う場面だよね、と言わんばかりに、「机の上のものを払いのける」モードに入ったという流れです。
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