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18:07
モニカ: I got you the foot massager. (私はあなたに足マッサージ器をあげたのよ。)
フィービー: You know who shaved you? That was me. (あなたのひげを剃ったのは誰だと思う? それは私だったのよ。)
モニカ: I read to you. (私はあなたに(新聞を)読み聞かせしたわ。)
フィービー: I sang. [To Monica] Hah! (私は歌った! [モニカに] ハッ![どうよ!])
昏睡男: Well, thanks. (あぁ、ありがとう。)
モニカ: Oh, my pleasure. (あぁ、どういたしまして。)
フィービー: You're welcome. (どういたしまして。)
昏睡男: So I guess I'll see you around. (それじゃあ、またどこかで。)
フィービー: What? That's it? (何? それだけ?)
モニカ: "See you around"? (「またどこかで」?)
昏睡男: Well, what do you want me to say? (あぁ、君たちは僕に何て言ってほしいんだ?)
モニカ: Oh, I don't know. Maybe, um, "That was nice." "It meant something to me." "I'll call you." (あぁ、わからないけど、多分その、「ありがたかったよ」「僕にとっては意味があったよ」「電話するよ」(とか))
昏睡男: Alright. I'll call you. (わかった、電話するよ。)
フィービー: I don't think you mean that. (その言葉を本心から言ってるとは思えないわ。)
モニカ: This is so typical. Y'know, we give, and we give, and we give. And then we just get nothing back. And then one day, it's just, you know, you wake up, and "See you around." Let's go, Phoebe. (これってすっごく典型的ね。ほら、私たち(女)が、与えて、与えて、与えて。それでその後、私たちに返ってくるものはないの。それからいつか、ただ、ほら、あなたが目覚めて、そして「またどこかで」って。行きましょ、フィービー。)
フィービー: Y'know what? We thought you were different. But I guess it was just the coma. (ねえ? あなたは違うと私たちは思ってた。でもそれはただ昏睡のせいだったみたいね。)
I got you the foot massager. は「私はあなたに足マッサージ器をあげた」。
got you something が「あなたに〜をあげた」という意味になります。
「買ってあげた」ということなので、buy+人+物で「人に物を買ってあげる」という形で 動詞 buy を使うことも可能ですが、お金を出して買ったというニュアンスを出さない場合には、あなたにゲットしてあげた、という感覚で I got you something. という表現を使うことが多いです。
shave は「シェーバー」「シェービング・クリーム」などから連想できるように「ひげ・毛を剃る」という動詞。
日本語だと「あなたのひげを剃る」となるところですが、英語では shave someone のように人を目的語に取る形で「(人の)ひげ・顔・頭を剃る」という意味になります。
わざわざ「ひげ」と言わなくても「人を剃る」という形で英語では成立するということです。
read to someone は「人に(本などを)読んで聞かせる」。
I read to you. の read は過去形(発音はレッド)です。
今回のエピソード、自分の殻から出る フレンズ1-11改その6 では、モニカが彼に新聞を読んであげているシーンがありましたが、その時のト書きも、
It starts with Monica reading Coma Guy a newspaper. (モニカが昏睡男に新聞を読んであげるところから始まる。)
と表現されていました。
自分で本を読む場合は基本、黙読ですが、「人に(本・新聞を)読む」場合は黙読では伝わらないので(笑)、「声に出して読んで(相手に)聞かせる」という意味になるわけです。
My pleasure. / You're welcome. はどちらもお礼に対する返事で「どういたしまして」。
See you around. は「じゃあまたどこかで会おう」。
次に会う予定を具体的に決めていない場合の別れの挨拶。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
see you around : (spoken) used to say goodbye to someone when you have not made a definite arrangement to meet again
つまり「(口語)もう一度会うための明確な約束をしなかった時に、相手にさよならを言うために使われる」。
英英辞典の語義にもこのように「次に会う約束をしていない」という説明が入っているのがポイントと言えるでしょう。
こういう挨拶をしていることから、特に次回に会う予定を決めるつもりはないこともわかりますので、二人は「それだけ? See you around ですって?」と言っているわけです。
Well, what do you want me to say? は「じゃあ、僕に何て言って欲しいわけ?[僕は何って言ったらいいの?]」。
mean something は「意味がある」。
mean a lot to me 「私にとってものすごく意味がある」という表現もあります。
"I'll call you." とかの言葉はないの? と言われ、彼はオウム返しのように "I'll call you." と言っています。
I don't think you mean that. は「あなたがそれを本心から言っているとは思えない。本心で言ってないと思う」。
言葉をただ機械的に繰り返しただけで心がこもってない、本当はそんなつもりもないくせに言えって言われたから言ってるだけね、ということ。
It means something to me. / I don't think you mean that. のように動詞 mean が連続して使われていますが、前者は「意味がある」、後者は「本気で言っている」という意味の違いがあることに注意しましょう。
This is so typical. は「これってすごく典型的だわ」。
いかにもって感じ、よくあるやつね、というニュアンス。
we give, and we give, and we give はまるで日本の演歌にあるような「尽くしに尽くす」という感覚になるでしょう。
we give を3回繰り返すところに「尽くして、尽くして、(さらに)尽くしたのに」という感じが出ています。
女が男に尽くしても、何も返ってこない、それはいつものパターンだわ、と嘆いているということです。
We thought you were different. But I guess it was just the coma. について。
We thought という過去形で、「そう思っていたけれど、実際は違っていた」という感覚。
「あなたは(他の男とは)違うと思ってたのに」と語尾に「のに」を付けると、そのニュアンスが出るでしょう。
昏睡していた状態だったから素敵に見えたけど、起きてこうやってしゃべってみれば、やっぱりあなたも他の男と同じだったわ、という捨て台詞。
But I guess it was just the coma. を直訳すると「でも、それはただ昏睡だった、って私は思う」となりますが、この It is just the coma. のような It's は「昏睡のせいだ、昏睡が原因だ」というニュアンスで理解すると良いでしょう。
この it はここで話題の焦点となっていることを指し、それが「昏睡」だった、ということですから、この場合は「あなたは別の男とは違うと思っていた、というその原因が」昏睡だった、と言っていることになります。
★「フレンズ」関連のニュース
フレンズのメンバー6人が再集結する特別番組「フレンズ・ザ・リユニオン」(Friends: The Reunion)の予告動画が 5月20日に YouTube で公開されました。
その動画はこちら↓(ドラマ本編のネタバレシーンあり! ネタバレ避けたい方はご注意下さい!)
Friends: The Reunion | Official Trailer | HBO Max
2分10秒の動画となっており、英語字幕がついているのも嬉しいところ。
予告編公開から2日で、1,400万回視聴、33万いいね、1万8千件のコメントがついています。
「フレンズ」がそんなにも多くの人々に愛され続けていることを改めて感じることができ、ファンの一人として私もとても嬉しいです♪
本国アメリカでは、ワーナーの動画配信サービス HBO Max で5月27日から配信開始とのこと。
日本ではいつ、どのような形で見られるようになるのかはわかりませんが、期待して待ちたいと思います(^^)
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数年前にFacebookでもメッセージを入れさせて頂いてた辰弥という者です。
あの頃はデスパ妻のDVDで集中的に勉強をしておりましたが、今は少し力を抜いて動画サイトのhuluを中心に幅広くドラマや映画を楽しんでおります。24やWD、プリズンブレイクなどは見始めると止まらなくなり夜通し見てしまいます。
DVDで見る時はPowerDVDのソフトで英語と日本語の字幕を同時に出すこともあります。
我が家のホームシアターではフィリピン人の妻が一緒に見てくれるのですが、妻は英語の字幕はなくても分かるけどあった方がよりよく理解出来ると言うので妻のための英語字幕と私のための日本語字幕を同時に表示という訳です。
上記アプリは既にご存じかも知れませんが、ご参考までにtwitterの方に一場面をアップさせて頂きました。
南谷さんの近著を見せてもらいまして、最近はドラマの数もすごく増やされたのだなと驚いております。すごいパワーですね。元気を貰った方もたくさんおられることでしょう。
私の地域の図書館に希望図書として「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」をリクエストしておきました。
今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
コメントありがとうございます。
また、Twitter の方もありがとうございます。PowerDVD は私も使っています。英語と日本語の字幕が同時に表示できる機能は本当に便利ですよね。
それから、近著を見て下さったとのことも、ありがとうございます。
拙ブログはもっぱら「フレンズ」をテーマにしていますが、拙著では様々な人気ドラマのセリフを例文として使わせていただくことができて、とても光栄に思っています。
また、図書館の希望図書に拙著をリクエストして下さったとのことも、ありがとうございます。一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいなと思います。
温かいお言葉ありがとうございました。