2007年03月24日

安河内哲也先生の「できる人の勉強法」

英検1級二次試験体験記を書こうと思っていたのですが、昨日読み終えたばかりの本について、ちょっと書いてみたくなりました。

その本は、カリスマ予備校講師として有名な安河内哲也先生の「できる人の勉強法」です。
ベストセラーになっているので、ご存知の方も多いですよね。
Amazon.co.jp: できる人の勉強法 (安河内哲也 著)
カリスマ予備校講師であるからこそ言える、ということがたくさん書いてあって非常に面白いなぁ、と思いました。

内容については、後で私の感想も含めて触れてみたいと思いますが、まず最初に、どうして私がこの本を読もうと思ったか、について書きたいと思います。
安河内先生は有名な方なので、私は以前から名前は知っていました。
そして、先生は海外ドラマ「フレンズ」がお好きなことでも有名な方です。

私がフレンズを知ったのは、私の英語学習歴(その2) で書いたように、日経WOMANという雑誌です。
その2001年2月号の「お茶の間海外生活でネイティブ英語を身に付けよう」というコーナーで、読者おすすめの映画&ドラマとして、
「フレンズ:親近感の持てるキャストばかりで、ストーリー展開にわくわくしながら、日常表現が学べるTVシリーズ」
と説明してありました。
それを見て、面白そうだな、と思って、フレンズを使ったDVD学習法を始めたのです。
私が安河内先生がフレンズをオススメしておられる、というのを知ったのは、このブログを始めて4日後(!)のことでした。
satさんのブログ、S-40〜ミドルエイジの思惑〜フレンズ <ファースト・シーズン>DVD Vol.1 という記事に、「カリスマ安河内哲也先生 ご推薦のアメリカのTVドラマだしね」と書いてあったのです。
(フレンズで検索をかけていて出会った記事なのですが、この記事は、私が一番最初にコメント(さらにはTBまで)を入れた記念すべき記事だったりします…笑)
そこで初めてその事実を知って、それからはあちこちでその話を聞きました。
他の方からも、「フレンズは安河内先生もすすめておられますよね。」という内容のコメントをいただいたこともあります。

フレンズはアメリカの人気ドラマですが、私の実感としては日本での知名度はそれほどでもないように思います(笑)。
しかし、その知名度のわりに、「フレンズが英語学習に最適」という話を日本人英語学習者の間でよく聞くのは、きっと安河内先生が推薦されているから、というのがその理由なのかなぁ、と思います。
日経WOMANでオススメに挙げられていたのも、そのためかなぁ、と。
ですから、私は直接、安河内先生の話を聞いてフレンズ学習を始めたわけではないですが、先生がオススメされていたためにそれが有名で、また、先生の話を聞いてフレンズに興味を持って、私のブログを訪れて下さる方もかなりの数おられるでしょうし、そういう意味で、ずっと気になる存在(笑)の先生だったのです。

先生のこの本が2006年12月に発売されて、ベストセラーになって、本屋さんにどかっと置いてあるのを見て、読んでみたいなぁ、と思っていたのですが、英検の試験が終わるまではと封印し(笑)、英検が終わって、合格もわかった後、やっと本屋さんに置いてある本を手にとって読むことができたんですね。
私はその本の裏表紙に目が留まりました。
上に挙げたアマゾンのサイトの、「この本のなか見!検索より」の「この本のサンプルページを閲覧する」の「裏表紙」をクリックするとその裏表紙を見ることができます(↓)
「できる人の勉強法」 裏表紙
それは、先生が「ふだん肌身離さずもっている勉強用の手帳」の写真です。
同じ写真がこの本の p.114 に載っていて、そのノートの説明が p.115 に書いてあります。
先生オリジナルの単語帳なのですが、そこに書いてある単語を見ていて、何だか見たことある単語だなぁ…と思いました。
「あ、これ、フレンズに出てきた単語だっ!」
実際にそのノートに書いてある単語を下に挙げてみます。(私が勝手に(a)〜(c)に分類させていただきました…笑)

(a)snuggle, fuzzy, Bullwinkle (moose), Rocky (squirrel), spaz,
That would be a judgement call.
Marshmallow Peep, underdog, jammies
(b) elm, Arbor Day
(c) impending, tinkle, troll

(a)群の単語は、フレンズ1-5(The One With the East German Laundry Detergent 土曜の夜を一緒に)に出てくる単語です。
That would be a judgement call. はロスのセリフです。
(c)群の単語は、フレンズ1-6(The One With the Butt 迷えるチャンドラー)に出てきます。
(b)群の、elm 「ニレの木」、Arbor Day 「植樹祭」 については、フレンズには出てこなかったような気がします。
このノートの説明では、「そのときどきに仕入れた知識を、どんどんボールペンで書きなぐっています。」ということなので、フレンズの1-5と1-6の合間に見た「何か」から仕入れた知識だ、ということなのでしょうね?

とにかく、その裏表紙のノートに書いてある単語が、フレンズのものだと知って、私は無性に嬉しくなってしまいました。
フレンズの英語を扱っているサイトやブログは以前からたくさんありましたし、今でもたくさんあります。
ですから、私一人が自分のことのように喜ぶのは変なのですが、フレンズの英語を扱っているブロガーの「一人」として、私の大好きなフレンズの単語が、「ベストセラー本の裏表紙に載っている!」という事実が、とっても嬉しかったのです。
しかし、私の過去記事の解説では、これらの単語を全く解説していなかった…という悲しい事実もあります。あの頃は私の解説もまだまだ淡白でした…(笑)。
フレンズ1-6その1 で、トロールだけは取り上げているのですが…。

このノートの単語がフレンズからのものである、とは本の中では触れられていませんし、本の最初から最後まで読んでも、実は「フレンズ」という単語は一つも出てきません(泣)。
それでも、ノートのどの部分を写真に使うかは、当然、先生がご自分で選ばれたのでしょうから、この写真を見るだけで、先生がフレンズファンであることは間違いない!と断言できるわけです。
ちなみに、All About: キャリアプランニング 「伝説の予備校講師 3」 に、安河内哲也先生のことが書いてあります。
このページの次頁、2. 楽しみながら英語を覚える「『フレンズ』が好き」 に先生がどれほどの「フレンズ」好きであるかが書いてあります。

あちこちで聞いた「安河内先生はフレンズが大好きだ」という話を、このノートの写真で実感できて感動し、またそのことに「ノートの単語」から気付くことのできた自分にまた感動し(笑)、この本がどうしても欲しくなって、何故かその本屋さんでは買わずに(?)、家に帰ってから早速アマゾンで注文することにしました。

本の内容については、勉強法も大変興味深いのですが、私はその「勉強に対する姿勢や哲学」みたいな部分に非常に感銘を受けました。
いきなり「はじめに」のところで、
「勉強することはめちゃくちゃカッコいい」
と書いてあります。
「私は勉強しています」と、まわりに堂々と公言してください。
とも書いてあります。
そういうことを、カリスマ予備校講師である先生に言ってもらえると、とてもすがすがしい気持ちになります。

学生でも社会人になってからでも、一生懸命自分の時間をやりくりして勉強している人は、勉強している自分自身に誇りを持っていて、自分では「カッコいい」と思っているはずだ、と私も思っています。
自分を磨くことは美しいことですものね。
でも、それを人に言うのは気がひける、というのもあります。
他の趣味であればやっていることを堂々と言えるのに、どうして「勉強」だと、言うのが恥ずかしくなるのか?
一生懸命勉強して努力している人はカッコいい、スポーツができる人や歌が上手い人と同じくらいカッコいいんだ、と言える世の中であって欲しいと私も思っています。
結果が伴わないかもしれないから、人に言うのが恥ずかしい、というのはあるかもしれません。
でも、何かを一生懸命やっていれば、必ず「何か」は身に付いているはずで、それを「頑張っても何もできやしないから」とやる前からあきらめてしまうよりは、ずっとずっと素敵なことなんだと思う気持ちが大切なんだと思うんですよね。
先生も第5章で、そういう精神的な部分に触れておられて、私はそういう部分にものすごく感銘を受けるわけです。

第7章に、「こんな人とのつきあいは徹底的に避けなさい」「向上心のある人とのつきあいがあなたを変える」という項目があります。
ここを読むだけでも気持ちが前向きになって、この本を買った甲斐があったと思えます。
詳しくは実際に本を読んでいただければいいと思うのですが、私たちも普段から何となく心の中で感じているようなことをズバっとはっきり書いてあります。
例えば、私のようなど素人が先生と同じことを言うと、ちょっと傲慢に聞こえそうな気がするのですが、それを説得力を持って言い切ることができる、そこが先生がカリスマと呼ばれる所以なんですね。
道を極めた人のやり方というのにはそれ相応の理由や根拠があって、とても説得力があります。

暗記法や記憶法などは、人の性格によって、合う合わない、ということがあるのかもしれない、とは思います。
ですから、いろんな人の独自のやり方を聞いて、自分の性格に合ったものを選択していけばいいんですよね。
先生も p.23 で語っておられますが、
「その道のプロのいうことを、とりあえず素直に取り入れてみた」のが自分にとってプラスだった
「その道の達人とは、それなりに正しいメソッドを踏んできた人たちであり、彼らのすすめる方法は決してまちがっていない」
とも書いておられます。
私もいつもそんな風に思っています。

「人の成功話を聞いてもつまらない」という人がいますが、成功した人には成功しただけの理由があるし、その方法には説得力があります。
ただ「うらやましいなぁ」と思うのではなく、その「ものの考え方」とか「取り組み方」のコツを学ぶだけでも、十分に価値のあることだと思いますね。

ということで、気になる存在であった安河内先生の本を読んだ感想をいろいろと書いてみました。
今ベストセラーである先生の人気にあやかろうと記事にしたんだろう?!などというネガティブな意見を持たれる方もおられるかもしれませんが(笑)、私はただ、フレンズファンである先生の本がベストセラーになったことが嬉しいのです。
ベストセラーを生むような先生がオススメしているんだから間違いない!と。
そして、(私が言うのはおこがましいですが、)先生の本を読んで感銘を受けた英語学習者がまた一人増えた、という事実は、先生にとってもまた嬉しいはずだ、という思いでこの記事を書きました。
先生のますますのご活躍をお祈りしております。

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posted by Rach at 10:14| Comment(12) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする