2006年12月24日

フレンズ1-18その12 ご質問6

フレンズ1-18 に関するご質問を元に書いた記事は、今日が最終日です。
昨日取り上げたシーンの説明の続きになります。

チャンドラー: Could you want her more? (まだ彼女のことがいいのか?)
ロス: Who? (誰のこと?)
チャンドラー: Who? Dee, the sarcastic sister from What's Happening! (誰のことかって? [以下、訳は省略])
ここで観客は大爆笑。
ロス: Look, I am totally, totally over her. (いいか、僕はすっかり、完璧に彼女のことはあきらめたよ。)

上のピンクの部分を解説します。
質問者の方も、質問後に調べてわかったそうなのですが、イタリック体で書いてある What's Happening は、あるドラマの名前で、Dee はそこに出てくる人物の名前。
最初、Dee の部分は、Gee!(ジー!)と言っているのかと思いました。
Gee は Jesus (イエス・キリスト、ジーザス)の婉曲形で、"Oh, my God!" などと同じように、「おや! まあ! 驚いた!」という驚きや喜びを表す表現なんですが、ここは Gee ではなくて、Dee だったんですね…。
ネットスクリプトには、Whats Happening と書いてあるのですが、正しくは What's と、アポストロフィーが必要です。
おまけにドラマの正式なタイトルは、What's Happening!! と、感嘆符が二つも付いています(笑)。

私は全くこのドラマを知りませんので、これ以下、ひたすら、ウィキペディアと IMDb からの引用記事が続きます(笑)。

まずはウィキペディア(英語版)から。
Wikipedia 英語版: What's Happening!!
上のウィキペディアの Premise (「前提」…つまりは「設定」ということだと思います)によると、
ロスのワッツ地域に住んでいる、労働者階級のアフリカ系アメリカ人3人のおふざけ(ふざけた・おどけた・こっけいな行動)を扱ったドラマ。
ロスにはワッツ(Watts)という場所(地域)があるんですねぇ。
Wikipedia 英語版: Watts, Los Angeles, California
「ワッツ・ハプニング」というドラマのタイトルと「ワッツ」という地名は、発音が似ているのですが、それは何か関係があるのでしょうか?
韻を踏んでいるというか、地名をタイトルにかけている、ってことなんでしょうかねぇ?
それに関する記述は見つからなかったのですが。

主人公は、Roger "Raj" Thomas (演じるは Ernest Thomas)で、そのロジャーの妹が Dee (演じるは Danielle Spencer)。
ちょっと話は脱線しますが、ラッセル・クロウの奥さんも、Danielle Spencer (ダニエル・スペンサー)という名前の女優さんなんですが、もちろん彼女とは別人です(笑)。
ですから、"Danielle Spencer" でグーグルのイメージ検索をすると、そのラックロの奥さんばかりがヒットしてしまうのですが、「Danielle Spencer Dee」とか、「What's happening Dee-Thomas」などの語句でイメージ検索すると、それらしい女の子の写真がヒットしますね。

話は戻って、そのウィキペディアの Premise によると、
Other schemes involved getting back at Roger's sister Dee, who was a caustic, bratty busybody.
他の枠組み(?)では、ロジャーの妹ディーに仕返しをする話も絡んでいる。ディーは、「痛烈・辛辣(caustic)」、「こまっしゃくれた、やんちゃの、行儀の悪い(bratty)」、 「おせっかいな、でしゃばりな(busybody)」人である。

ちなみに、bratty という形容詞は、名詞 brat 「(手に負えない)子供、(うるさい)がき、やんちゃ坊主、わんぱく小僧」の形容詞形です。

Major characters にディーの説明も載っています。
詳しく書いてあるので、そのまま引用させていただきます。
Dee Thomas is Raj's younger sibling. She personifies the typical 'annoying little sister'. Dee is obsessed with making money, usually by blackmailing her brother and his friends a quarter at a time. She is also shrewd, and difficult to keep secrets from. Her trademark phrase is "Ooh, I'm tellin' Mama!"
ディー・トーマスはラッジ(ロジャー)の妹。ディーは典型的な「うっとうしい妹」のキャラクターである。ディーはお金儲けに固執しており、時には自分の兄や友人を恐喝して一度につき25セントをゆすってお金を儲ける。彼女は抜け目がなく鋭いので、彼女に隠し事をするのは難しい。彼女のトレードマークのフレーズは、「あっ、ママに言いつけちゃうから!」

そのディーを演じている Danielle Spencer のウィキペディアにも興味深いことが書いてあります。
Wikipedia 英語版: Danielle Spencer (US actress)
Spencer tied with Alison Arngrim (Nellie on Little House on the Prairie) for "Character Most in Need of a Time-out" award on Nickelodeon's TV Land Awards in 2006 for her role on "What's Happening".
2006年のニケロデオンTVランド賞の「黙って反省する時間が最も必要なキャラクター」というのがあり、そこで、What's Happening の役柄(ディー)を演じたスペンサーは、アリソン・アーングリン(「大草原の小さな家」のネリー)と同点であった。


上の英語は、自然な日本語に訳しにくくて、変な日本語になってしまいました。
英語のままで理解した方が絶対にわかりやすい、という典型のような文ですね。
いろいろと面白い語句が出てくるので、ついでに説明させて下さい。
Nickelodeon は英辞郎を引用させていただくと、
Nickelodeon=ニケロデオン。アメリカの民放テレビ局。子ども向けのアニメのみを放映。Cartoon channel よりも内容が多少過激な番組もあり。
とのことです。
また、time-out も、英辞郎の語義がわかりやすいので引用させていただくと、
time-out=タイムアウト。学校や家庭において、悪いことをした子どもに反省をさせるための方法として、自分の部屋に閉じこもらせて(あるいは、いすに座らせて)数分間黙らせておくこと。
tie with は「…と同点である、並ぶ」ですから、多分1位で並んだか、上位で並んだ、ということですね。
「大草原の小さな家(Little House on the Prairie)」って、NHKで何度も再放送されていますよねぇ。
それなのに全く見たことないんですよ(笑)。
ざっとネットで調べると、そのネリーという娘は、意地悪で有名みたいなので、「その」ネリーと「並ぶ」というのは、かなりのものだ、ということなんでしょう。
「ちょっと反省してなさい!」と言いたくなるほど、「悪い子」の代名詞だ、ということですね。

今度は、IMDb (The Internet Movie Database)からの情報。
IMDb: "What's Happening!!" (1976) [TV-Series 1976-1979]
IMDb の Plot Outline の (more) をクリックすると、Plot Summary for "What's Happening!!" にジャンプするのですが、そこには、
the boys get into trouble because of Roger's bratty sister Dee.
(3人の)少年たちは、ロジャーのこまっしゃくれた妹ディーのために、苦境に陥る(もめごと[トラブル]に巻き込まれる)。

と書いてあります。
Trivia には
The character 'Dee Thomas' was ranked #5 in TV Guide's list of "TV's 10 Biggest Brats" (27 March 2005 issue).
”ディー・トーマス”というキャラクターは、2005年3月27日発行のテレビガイドの「テレビ番組で最大の悪ガキ(やんちゃ)10人」のリストで5位にランクされた。


ウィキペディアに書いてあった「ニケロデオンTVランド賞」もそうですが、このドラマ自体は1970年代後半のものなのに、2005年や2006年のアンケートの上位に名前が挙がる、というところが、彼女のすごさを物語っている気がしますねぇ。

また Quotes という項目で彼らのセリフが一部取り上げられています。

Fred 'Rerun' Stubbs: [makes joke and laughs]
Dee Thomas: That's funny!
Fred 'Rerun' Stubbs: Of course it is!
Dee Thomas: No, I mean the way your belly shakes when you laugh!


これを訳すと、
フレッド・「リラン」・スタブズ:(冗談を言って笑う)
ディー・トーマス:それ、面白い!
フレッド・「リラン」・スタブズ:当然だよ!
ディー・トーマス:違うわ。私は、あなたが笑う時にあなたの腹(おなか)が揺れる様子が面白い、って言ってるの。


うーん、確かに、子供にしては辛辣ですな(笑)。

ディーの説明に時間をかけすぎましたが(笑)、とにかく、チャンドラーが名前を出しているのは、間違いなく、この What's Happening!! の Dee Thomas なわけですね。

ネットスクリプトには、
[sarcastically] Dee, the sarcastic sister from Whats Happening.
と書いてあって、チャンドラーは、sarcastically 「皮肉たっぷりに、いやみに、からかうように」 ディーの名前を挙げている、とのことです。
このセリフのどこが「皮肉、いやみ」なのか、についての解釈を2通り考えてみました。
1つ目は、ロスのセリフがまるでディーのセリフみたいだよ、という解釈、2つ目は、「彼女ってだれ?」とすっとぼけたロスに対して、「彼女ってのは、あの有名なディーのことだよ。」と答えた、という解釈です。

まず1つ目。
明らかにレイチェルのことを言っているのに、「チャンドラーは一体誰のことを言ってるんだよ? 僕には何のことだか…」とロスがしらばっくれたことに対して、「お前は、What's Happening に出てくる、あの皮肉っぽい妹の Dee かよ!」と言っているのかなぁ?と。
ディーは抜け目のない子らしいので、自分の都合の悪いことに対しては知らん振りする、自分の都合のいいようにうまく立ち回る、という部分もあるんでしょうね。
例えばこれはあくまで想像ですが、人から金をゆするのが趣味(笑)みたいですから、兄が金欠だと嘆いている場面を想定してみると…

ロジャー: I'm a bit short today, because SOMEBODY blackmailed me for money yesterday. (今日はちょっと金欠だ。だって、昨日誰かさんに金をゆすられたからね。)
ディー: Somebody? Who? (誰かさんって、誰のこと?)

みたいなやり取りもあり得るかなぁ?と思ったりします。
(英語のセリフは私が適当に考えただけなので、何の参考にもなりませんが…笑)

そんな風に、「ディーが言いそうなセリフだな」というニュアンスを補足して日本語訳をつけるとすると、
ロス: Who? (誰のこと?)
チャンドラー: Who? Dee, the sarcastic sister from What's Happening! (誰のことかって? よくもまぁ、そんな風にしらばっくれることができるねぇ。お前は、What's Happening!! の皮肉屋の妹、ディーかよ。)

2つ目は、チャンドラーもロスも「彼女」がレイチェルを指しているのがわかっているのに、ロスが「彼女って誰?」と言ったので、「彼女と言えば、あの有名な”彼女”だよ。」と、理想の恋人像とはかけ離れたキャラクターの名前を挙げて、ロスがとぼけたように、チャンドラーもとぼけてみた、ということかなぁ?
ディーは悪ガキのベスト10で名前が挙げられるくらいなので、とても「恋人にしたいキャラ」ではないですよね。
「お前、まだ彼女のことが好きなのか?」と言った後、その彼女の名前に、誰でも知ってる「嫌われキャラ」(←表現は悪いですが)をすかさず挙げたそのセンスに、観客が大喜びしている、ということかな?と思います。

そういうニュアンスをつけて訳してみると、
ロス: Who? (誰のこと?)
チャンドラー: Who? Dee, the sarcastic sister from What's Happening! (誰のことかって? そんなの決まってるじゃん。彼女と言えば、あの有名な What's Happening!! の悪ガキ、ディーのことだよ。)

さて、どっちでしょう?
私は2つ目の方かなぁ…と思うのですが、もしかして、どちらでもなかったりして(爆)。
私はただ、ディーというキャラクターの説明をしてみたかっただけなのかもしれません…。
ここまで読んで下さった方、どうもありがとうございました。
明日は、フレンズ2-23 の解説に戻ります。

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posted by Rach at 14:00| Comment(2) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

フレンズ1-18その11 ご質問5

引き続き、フレンズ1-18 に関するご質問を元に書いた記事です。

セントラルパークにて。
レイチェルはたくさんの会社に履歴書を送りました。
その返事が郵便でたくさん送られてきていて、女性陣はその返事を読んでいるところ。
少し離れた場所に、ロスとチャンドラーは座っています。
チャンドラー: You know, I can't believe you. Linda's so great! Why won't you go out with her again? (お前が信じられないよ。リンダはすごく素敵だよ! どうしてもう一度デートしないんだ?)
ロス: I don't know. (わかんないよ。)
チャンドラー: Is this still about her whole "The Flintstones could've really happened" thing? (まだ彼女の言葉がひっかかってるのか? 「フリントストーンのアニメみたいなことが本当にあったかも」っていう発言のこと。)
ロス: No, it's not just that. It's just, I want someone who... who does something for me, y'know, who gets my heart pounding, who... who makes me, uh... (違うよ。そんなことじゃないんだ。ただ、僕が求めているのはその…僕に何かをしてくれる…ほら、僕の心をドキドキさせてくれる…僕を…)
レイチェルをじっと見つめているロス。
チャンドラー: ...Little playthings with yarn? (訳は省略)
ロス: What? (何だって?)
チャンドラー: Could you want her more? (まだ彼女のことがいいのか?)
ロス: Who? (誰のこと?)
チャンドラー: Who? Dee, the sarcastic sister from What's Happening! (誰のことかって? [以下、訳は省略])
ここで観客は大爆笑。
ロス: Look, I am totally, totally over her. (いいか、僕はすっかり、完璧に彼女のことはあきらめたよ。)

いただいた質問では、上でピンクにした部分の解釈がわからない、ということでした。
この一連のシーンは、マイブログの過去記事 フレンズ1-18その2 で少し取り上げているのですが、「フリントストーン」と「完璧に彼女のことはあきらめた」の部分だけを解説しており、その間がごっそり抜けているんですね。
これは、私にも意味がよくわからなかったからです(笑)。

まず、一つ目の Little playthings with yarn? について。
私もこの部分は難しいと思いました。
ですから、以下に書くのは、私はとりあえずこの辺までたどりつきました、という程度に過ぎず、結論が出ているとは言い難いものですので、ご了承下さい。

yarn には「作り話、ほら話、物語」のような意味もありますが、その場合は可算名詞なので、a yarn となるはず。
ここでは無冠詞で使われているので、不可算名詞の「編み糸」、つまり「毛糸」という意味でしょう。
編み物をする人はご存知だと思うのですが、毛糸の種類に「ループヤーン」など「ヤーン」と付くものがありますので、yarn というと私はまず毛糸の方が頭に浮かびますね。
"things with yarn" でぐぐると、"making things with yarn" というフレーズがいくつかヒットします。
一部、勝手に引用させていただくと…
Most of us - and we're mainly women - who learn how to make things with yarn are... 「私たち(主に女性)のほとんどは、毛糸でものを作る方法を学ぶが…」
We're trained from an early age to make things with yarn in the proper way. 「私たちは小さな頃から、毛糸でものを適切に作ることを仕込まれた(教えられた)。」

実は、DVDの英語字幕では、playthings の部分を play things と2語に分けて書いてあります。
plaything だと名詞で「遊び道具、おもちゃ、玩具」。
play things と分けられていると、play を動詞だと考えることも可能です。
が、目的語の things が何とも漠然としていて、具体的なイメージが湧きません。
things という目的語がなくて、play with yarn 「毛糸で遊ぶ」ならまだわかるのですが…。
猫が play with yarn(または play with a ball of yarn)「毛糸(の玉)で遊ぶ」というフレーズなら、いくつかヒットしましたし。
また、play を形容詞的に使って、play things = play-things、つまり playthings という名詞を play things と2語に分けているだけ、という考え方も可能です。(実際に、"play things" でぐぐると、名詞として使われているものがたくさんヒットします。)

ロスは、(someone) who gets my heart pounding, who... who makes me, uh... と言っていますね。この後、ロスは、「僕を(…な状態)にしてくれる人」という言葉を続けたかったけど、うまく表現できなくて口ごもっているようです。
例えば、
who makes me feel excited 「僕をドキドキさせてくれる人」(make+目的語+動詞の原形)
who makes me feel good 「僕を気持ち良くさせてくれる人」
who makes me happy 「僕を幸せ(な気持ち)にしてくれる人」(make+目的語+補語(形容詞))
みたいな感じでしょうか。
この make は「(人を)…にする」という意味ですね。

チャンドラーは、ロスの who makes me... に続けて次のセリフを言っているので、つまり彼は、
(someone) who makes me little play things with yarn?、または、who makes me little playthings with yarn? と言っているのです。

play を動詞と考えた場合、little は副詞の「ほとんど…しない」のような意味になりそう(?)です。
このような副詞の little は、研究社 新英和中辞典に、
little=(副詞) a をつけないで否定的用法で
1.ほとんど…しない
They see each other very little. 彼らはめったに会うことがない。
2.(know, think, care, suspect などの動詞の前に置いて)まったく…しない (not at all)
I little knew. 少しも知らなかった。
Little did I dream (that) a letter would come from him. 彼から手紙が来ようとは夢にも思わなかった。

という説明が載っています。
play things with yarn を強引に「毛糸で(何らかの)遊びをする」という意味だと考えると、そのセリフは「僕(ロス)に毛糸遊びをほとんどさせない人」という意味になりそうです。
が、ロスと毛糸遊びが結びつかないし、「(人)に…をほとんどさせない」ということだと、makes me hardly play と little ではなくて、hardly を使いそうな気がします。
ここから考えても、play を動詞だと考えるのは、ちょっとつらいかなぁ、と。

では、playthings という名詞だと考えた場合はどうでしょう?
その場合、makes me little playthings with yarn の make は、「(人)を…にする」ではなくて、「(人)に…を作る」という意味になると思います。
上に挙げたように、make things with yarn というフレーズは発見したので、それに作ってあげる相手である目的語(人)を挿入して、make me little playthings with yarn 「僕に小さなおもちゃを毛糸で作ってくれる」という感じでしょうか。

でも、「小さなおもちゃを毛糸で作ってくれる人」というのが、これまた意味不明なんですよね(笑)。
「毛糸のついたおもちゃを作ってくれる」なのかもしれませんが、どっちにしても、具体的にどういうものを指すんでしょうか?
毛糸と言えば編み物、編み物と言えば女の子っぽい遊び、つまりはファンシーなことが好きな、女の子っぽい、少女のような、乙女チックなお嬢様、ってことで、レイチェルのことを指している??
もしくはチャンドラーはレイチェルを指しているわけではなくて、ロスが makes me... と言った後、次の言葉が浮かばないのを見て、「僕を…にする人」と言いたいのがわかっていながら、適当な目的語を挙げて、何か物を「作って」くれるような(手先の器用な?)女の子がいいわけ?と茶化している??
その場合は、目的語である little playthings with yarn 自体にはそれほど深い意味はなくて、make という単語を利用したジョーク、つまり「…にする」を「…を作る」という意味に解釈したジョーク、になるわけでしょうか。

次の疑問点の、What's Happening について。
これは、質問者の方も気付かれたようですが、あるドラマの名前で、Dee というのはそこに出てくる人物名です。
長くなるので、明日にします。

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posted by Rach at 09:19| Comment(8) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

フレンズ1-18その10 ご質問4

引き続き、フレンズ1-18 に関するご質問を元に書いた記事です。

女性陣がポーカーで負けて、男性陣にお金を取られる時の話。
フィービーがお金を払った後、
ロス: So that just leaves the big Greene poker machine, who owes 15. (それじゃあ、それで、偉大なるポーカー・マシーンの(レイチェル・)グリーンが残ったわけだ。グリーンは15ドル払わないといけないよ。)
レイチェル: It's so typical: "I'm a man! I have a penis! I have to win money to exert my power over women!" (全く典型的ね! 「俺は男だ! 俺にはペニスがついてるぞ! 女に対して俺の力をふるうために金を勝ち取らないといけないんだ!」)
そう言いながら、レイチェルがお金を払います。
最後にモニカはお金をドンと机において、
モニカ: You know, this isn't over. We will play you again. And we will win and you will lose. And you will beg and we will laugh. And we will take every last dime you have. And you will hate yourselves forever! (いい、これで終わりじゃないわよ。私たちはもう一度あなたたちと勝負するわ。そして、私たちが勝って、あなたたちが負けるのよ。そして、あなたたちが許しを請い、私たちが笑うのよ。そして、あなたたちが持っている最後のダイム(10セント貨)まで取り上げるわ。そして、あなたたちは永遠に自己嫌悪に陥るのよ!)
レイチェル: Kind of stepped on my point there, Monica!

上で色をピンクにした部分、つまり、leaves と、kind of stepped on my point there のニュアンスがよくわからないのですが…というご質問でした。

まず、1つ目の leaves について。
that just leaves の leave は動詞です。
そして意味は、多分(笑)、「…を残す」という意味だと思います。

研究社 新英和中辞典に、
leave=(…を)(余りとして)残す、とり残す
Two from four leaves two. 4引く2は2。
There was little coal left. 石炭はもうほとんど残っていなかった。

というのが載っています。
that というのは今の状況を指しているのでしょう。
ただ、少しひっかかることがあります。
もし、フィービーとモニカが先に払って、最後にレイチェルが残っている場合なら、この leave が「最後に残す」という意味でドンピシャだと思うのですが、実際に支払う様子を見ていると、フィービー、レイチェル、モニカの順になっていて、レイチェルは最後ではないんですよねぇ。
でも、
日本語字幕では「残るはグリーンさん 15ドル頂きますよ」
日本語吹替では「お次はカードさばきがマシーンのようなミス・グリーンだなぁ。15ドル頂きます。」
となっていたので、やはり「残るは」「お次は」というニュアンスが出ていますし、「残す」という意味かな、と思うのですが…。

That leaves Rachel. 「それで残るはレイチェル、次はレイチェル。」と言えばいいところを、さっきレイチェルはあんなにカードさばきが見事だったのに、勝負では負けた、とロスは言いたくて、レイチェルを the big Greene poker machine と呼んで茶化しているのですね。


2つ目の、Kind of stepped on my point there. ですが、このニュアンスはちょっと難しくて、正直よくわかりません。
悩みに悩んで、恐ろしく長い記事なので、無理に読んで下さらなくても結構です。
ただ、私はこれだけ調べてみた、という「学習記録」みたいなもんですかね(笑)。

ネットスクリプトでは、Kinda となっており、DVD字幕では、Kind of となっていますが、どちらも意味は同じで、「ちょっと、なんだか、どちらかと言えば」という意味です。
step on は「…を踏む」。
辞書をざっと調べたところ、step on someone's point というイディオムは載っていません。
英辞郎には、step on someone's feet(または someone's toes)というイディオムが載っています。
それによると、
step on someone's feet(または someone's toes)=(人)の足を踏む、(人)を怒らせる、(人)の感情を損ねる[害する]、(人)を不快にする、(人)の権利[領分]を侵す

例1) At parties, Tony always interrupts conversations, stepping [treading] on others' toes [feet].
パーティーで、トニーはいつも会話に口を挟み、他人の気分を害する。
例2) Mary is angry with you. You stepped [treaded] on her toes [feet] when you mentioned her martial problems.
メアリーはあなたのことを怒ってるよ。彼女の夫婦の問題に触れたときに機嫌を損ねたんだ。


ロングマン現代英英辞典にも、
step on somebody's toes: to offend or upset someone, especially by trying to do their work
例) I'm not worried about stepping on anybody's toes.
訳しますと、「誰かの感情を害したり憤慨させたりすること。特に仕事をしようとすることで。」
例)私は誰かの感情を害することを気にしていない。


ロングマンの語義の do their work というのがよくわかりませんが、つまり何かをしようとして、上の英辞郎の例で言うと、「会話に口を挟んだり、他人の問題に触れたり」という誰かのやっていることに割り込んで何かしようとして、ということなのかな?

上の例からわかるように、足(つま先)を踏む、なので、もっぱら悪い意味で使うようです。
これが feet や toes ではなくて、point ならばどうなるか、ということですよね。
point には、「先端、先」という意味があるので、もし toe 「足指、つま先」の代わりに使っている、ということなら、上に挙げた step on somebody's toes と同じ意味だ、ということになって、一件落着!なのですが(笑)。

もし「先端」という意味で使っているのではないとしたら、どうなるのでしょう?
この point は「問題点、論点、論旨、ポイント、要点、真意、主張」みたいな意味でしょうかねぇ。
stepped on my point を直訳すると、「私のポイントを踏んだ」となり、何となく「私のポイントを言い表してくれた、私のポイントにドンピシャなことを言ってくれた」みたいに一瞬思いたくもなるのですが、上のイディオムの語義から判断すると、やはり「(足で)踏む」には悪いニュアンスが入っているんだと思います。
「踏む」、つまり「踏んづける、踏みつける」という感じなのかなぁ?と。
ちょっと意訳になるかもしれませんが、「足蹴(あしげ)にする、土足で踏みにじる」みたいに、せっかくの私の主張を台無しにしてしまう、みたいなニュアンスが感じられなくもないです。

モニカの前にレイチェルがひと演説ぶつのですが、それに対しては「よくぞ言った、レイチェル!」みたいな感じで、観客から拍手まで起こっています。
それに勢いづいたモニカが調子に乗って、さらに男性陣に追い討ちをかけるのですが、それがやはりモニカなので、ちょっとえげつないというか(笑)、しつこいというかくどいというか、「そこまで言うか?」みたいに随分とひどいことを言ってしまうわけですね。
モニカの長いセリフを聞いている間に、他のフレンズたちもだんだんげんなりしていく様子が映っています。
さんざん言い過ぎた後、レイチェルがポツリとその問題のフレーズを言うわけですが、その意味は多分、「そこまで言っちゃうと、私がせっかく言ったことをフォローする効果はなくなって、却って逆効果よ。」みたいな感じだと思います。
上に挙げた英辞郎の訳に、「(人)の権利[領分]を侵す」というのがありますが、「私の論旨を侵す」という感じで、「私の言ったポイントを台無しにする」ということかなぁ?

明らかにレイチェルもげんなりしているわけで、本音としては決してモニカを褒めるつもりはないはずですが、イヤミを込めて正反対のことを言う、ということはあり得ますね。
その場合だと、「私のポイントにドンピシャなことを言ってくれたわ。」という意味であっても構わないわけです。
ただ、そんな風に褒める表現だとすると、「モニカはまさに私の…を〜してくれたわね! ありがとう!」という感じで、exactly などの強調表現が入る気がするんです。
実際のセリフでは、kind of という「はぐらかす表現」が入っています。
そういう和らげる表現が入っていることからも、その後に続くのは否定的な話で「モニカは私の…を〜しちゃった、みたいね。」とやんわり批判しているような気がするんですよねぇ。
stepped と過去形になって there も入っているのは、モニカが直前にさんざんひどいことを言ったことを、距離感を持って「今さっきのあれは、…だったわよ。」と語る感じでしょうか。
日本語に訳すと、「ちょっとそれは、私の言わんとしたことを台無しにした、って感じね。」というところかな、と。

そして、こんなフォーラムを発見。
UsingEnglish.com ESL Forum: What "kinda stepped on my point" means?
フォーラムの内容をそのまま引用するのは避けたいのですが、少しだけ…(ごめんなさい)。
質問者の方は、まさにこの "kinda stepped on my point there" の意味を尋ねていて、さらには、「ネットの掲示板(message board on the net)で、このフレーズをよく見かける」とも書いてあります。
その質問に対しての答えが1件載っていて、そのニュアンスを2種類の動詞で表していますが、やはりネガティブな意味のようです。
その答えが一般的なネイティブの答えなのか、答えた人の持つイメージなのかもよくわからないのですが、step on someone's toes などから来るイメージと似た感じではあると思います。

このフォーラムを見て興味を惹かれたのは、どちらかと言うとその答えではなく(笑)、質問の方ですね。
このレイチェルのセリフと全く同じフレーズ、というのが気になります。(ご丁寧に、kinda と there まで同じ、という…)
質問は結構最近投稿されたもののようです。
フレンズ1-18 と言えば1995年頃ですから、全く同じフレーズが最近の掲示板でも使われている、というのは一体どう解釈したらよいのやら…。
全く同じフレーズをよく見かけるということは、レイチェルのセリフが誰かの有名なセリフを真似したものなのか、それとも、これはちょっと可能性が低いですが、フレンズでレイチェルが言ったフレーズをその後に誰かが使い始めた…とか?

ちなみに、"stepped on my point" でぐぐると、このフレンズのスクリプトがヒットしますが、それ以外にも、Kind of stepped on my point there をちょっとバージョン違いにしたような文が3つヒットしました。
どれも kinda または kind of がくっついているのが、偶然にしては出来すぎな気がして、何か明らかな出典がありそうな気がするんですよねぇ。

"step on your point" をぐぐってみると、I didn't mean to step on your point. というフレーズがいくつかヒットし、sorry などと一緒に使われています。
ということは「ごめんね、step on your point するつもりじゃなかったんだ。」ということですから、やっぱり相手に対して悪いことをした、ってことですよね。

実際の使用例で何となく使い方はわかる気がするけれど、意味を解説してくれていたのはそのフォーラムだけで、他にはどこにも意味が載っていない…というのが何とも不安でして。
これについては、誰かご存知の人に聞いた方が早い気がする(笑)。

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posted by Rach at 09:43| Comment(13) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

フレンズ1-18その9 ご質問3

昨日に引き続き、フレンズ1-18 に関するご質問から記事にしました。

(質問)サーモン・ルーレットって何?
モニカ: Alright, here we go. We've got salmon roulettes and assorted crudites. (さぁ、どうぞ。サーモン・ルーレットと、生野菜の盛り合わせよ。)
ジョーイ: Whoa, whoa, whoa, Monica, what're you doin'? This is a poker game. You can't serve food with more than one syllable. It's gotta be like chips or dip or pretz-- (おいおいおい、モニカ。何やってんだよ。これはポーカーゲームだぞ。1音節より多い食べ物は出しちゃいけないんだ。オッケーなのは、チップスとかディップとかプレッツ…。)

このサーモン・ルーレット(salmon roulettes)というのは、一体どんな料理なんでしょうねぇ、というご質問です。

サーモン・ルーレットって多分こんな感じの料理だよねぇ…というのは後で触れますが、その次のジョーイのセリフもちょっと面白いと思ったので、解説してみたいと思います。

more than... は「…より多い、…より大きい、…を越える、…より上」という意味なので、…に当たる部分は含まれないことになります。
日本語の「〜以上」は「〜」を含みますから、more than は「以上」と訳してはいけないわけです。
日本語には「…より下」を表す「未満」という言葉はあるのに、どうしてその逆の「…より上」を表す単語がないんでしょうねぇ。
「友達以上、恋人未満」という言葉がありますが、これは限りなく恋人に近いけれど、恋人ではない、というのをうまく表している気がしますよね。
「これは○○だ。それ以上でも、それ以下でもない。」というフレーズをたまに聞きますが、「以上」や「以下」が「それを含めて」という意味であるとすると、「それ以上でもそれ以下でもない」というのは、結局「それそのものでもない」ということになってしまい、変な気がするけど…(って、どうでもいい話…)。

とにかく、more than one syllable は「音節・シラブルが1個より上」ということなので、すなわち「2個以上の音節」を持つ食べ物はダメだ、と言っているわけです。
音節は母音とその前後の子音のまとまりを一つと数えます。
辞書では単語の見出しによく「・」で区切って書いてありますよね。
ですから、chips と dip は確かに1音節なのですが、次にジョーイが言おうとしたのは、pretzel で、でも pretzle は pret・zel で2音節なのです。
自分で1音節のものじゃなきゃ…と言ってしまったので、pretz で止まった、あるいは1音節で強引に止めたわけですね。
ジョーイはとにかく名前も簡単でカードゲームをしながら片手で食べられるような簡単なもの、という意味で音節の話を出したのでしょうが、自滅してしまった感じかな(笑)。
そういう簡単なものが似つかわしいポーカーに、おしゃれで凝っていて、恐らく片手では食べにくくて名前も長いオードブル、ということで、サーモン・ルーレットの名前を出したってことなんでしょうね。

ネットで検索すると、メニュー(献立)がいくつかヒットしました。
Greek Taverna KONAKI Chiristmas Dinner Menu
のメニューには、以下のように書いてあります。
SMOKED SALMON ROULETTE
Prawns in rosemarie sauce wrapped with smoked salmon

つまり、
スモーク・サーモン・ルーレット
ローズマリーソース漬けのクルマエビをスモーク・サーモンで巻いて包んだもの


Menu - The New York Grill
これは、ニューヨーク・グリルというお店のメニューのようです。
SEAFOOD の項目に、サーモン・ルーレットが載っています。
引用すると、
SALMON ROULETTE
Baked salmon roulette stuffed with snow crab, spinach and feta cheese, served with rice & vegetables.

つまり、
サーモン・ルーレット
ズワイガニ、ほうれん草、フェタ・チーズを詰めて焼いたサーモン・ルーレット、ライス・野菜添え

ということで、説明に「サーモン・ルーレット」と書いてあるので、ルーレットの説明にはなっていませんが(笑)、何となく雰囲気はわかりますよね。

他にも、Pork Roulette や Chicken Breast Roulette などもあるようです。
The Foody UK & IRELAND: Beef Roulette Recipe に、ビーフ・ルーレットのレシピ(調理法)が書いてあります。
Spread the mixture over the beef.
Roll up the beef firmly and tie with soft twine, ...

「(ハムや卵を)混ぜたものをビーフに塗る。ビーフを堅く巻いて、柔らかい麻糸で結ぶ…(以下略)」
つまりルーレットというのは、横から見たらあのゲームに使うルーレットみたいに見えるように、くるくる巻いたもの、ということなんでしょうね。

このシーンのサーモン・ルーレットがどういうものかよくわかりませんが、中に何かを詰めてくるくる巻いたサーモンのオードブルで、盛り合わせた生野菜の上にそのサーモンが乗っかっている、という感じなのかなぁ? 画面ではよく見えないですね。
サーモン・ルーレットが、上に挙げたような料理だとすると、とても手づかみで食べられそうなものではないし、食べると中身がベチョッと出てきて、手が汚れそうな気もします(笑)。
そんな手づかみで簡単に食べられないようなものを出すなよ、ということなのでしょう、きっと。

料理は「グーグルのイメージ検索」を使うと、あっさりその写真が見つかることが多いのですが、今回は、「なんちゃらルーレット」という名前の料理の写真を見つけることができませんでした。
写真を見れば一目瞭然なんですけどねぇ…(笑)。

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posted by Rach at 14:23| Comment(4) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

フレンズ1-18その8 ご質問2

先日の、フレンズ1-18その7 ご質問1+Tridentの話 に引き続き、フレンズ1-18 に関するご質問からヒントを得て、また別の記事を書いてみました。
(いただいたご質問は、フレンズ2-23その20 のコメント欄 にあります。)

記事にするのは、Trident の話だけにしようと思っていたのですが、調べているうちに深みにハマってしまったので(笑)、いっそのこと記事にしたら何日分か稼げるしね…というのが本音なんですが。(もうすぐ冬休み、年末年始でバタバタするのが目に見えていますのでねぇ…笑)

でも、真面目な理由もあるんですよ。
以前にも、いただいたご質問から記事にしたことが何度かあります。
それはコメント欄よりも本文記事の方が記事を書きやすい、というのがまず一つ目の理由として挙げられます。
リンクもはりやすいし(何故か最近コメント欄では、ウィキペディアへのリンクがはれない)、辞書や文法書から引用する場合に、引用箇所の文字色を変えることができる…とかで、より見やすいものができるからです。

それから、質問をいただいた部分で私が記事にしようと思う部分は、私が過去の解説で飛ばしている箇所です。
過去の解説で飛ばしているのは、ほぼ間違いなく、当時の私には意味がわからなかった、もしくはうまく説明できないと思った部分なんですよね。
それを今の私が改めて解説しようとするとどうなるか、に挑戦してみたいなぁ、と。
質問された方と私以外にも、その部分がよくわからなかった、という方はきっとおられると思いますので、その方たちに読んでいただくことも想定して書いています。

なお、今も、そしてこれからも、ですが、質問者の方(かた)が必要以上に恐縮される必要はありません。
コメント欄での返事もそうなのですが、いつも私のコメントのレスが長いのは、質問した方に返事を書いている、というよりは、私自身が頭を整理するために書いているところがあります。
その時、思ったことや感じたこと、調べたことを全部ノートに書いておく、という感じかな。
後でそれが役立つことも度々ありますしね。

「フレンズを解説するブログだ」と謳(うた)っている以上、過去に説明漏れしているところは、できるだけ埋めていきたいと思いますし、わからないなりに、今の私に出来る限りの仮説を立てることも、それなりの意味があると思うんですよね。
ここで記事にしておくと、また何年後かにでも読者の方が有益なご意見を下さる、もしくは成長した私自身が(笑)また別の解釈を思いつくかもしれないし…。

ということで、このような記事を書いたことについて、ご理解いただけるとありがたいと思います。
こんな風に過去のエピソードを再度説明するチャンスが巡ってくることは、私としてはとても嬉しいことですし、「あぁ、そんなシーン、あった、あった!」と覚えておられる読者の方々に、私なりの見解を読んでいただけるだけで幸せなのです。
(長い前振りでした…)

質問への回答は、思いついた順に書いているので、ストーリーの流れには合っていませんが、何卒ご了承下さい。

(質問)ポピュラー・メカニックスって何?
フレンズたちは、レイチェルの履歴書を送る手伝いをしています。
履歴書の宛先を見て、
モニカ: Do you really want a job with Popular Mechanics? (レイチェルは本当にポピュラー・メカニックスでの仕事をやりたいの?)
チャンドラー: Well, if you're gonna work for mechanics, those are the ones to work for. (もしメカニックス(メカニック)関係の職場で働くつもりなら、それが一番適した職場だよ。)

この「ポピュラー・メカニックス」とは何でしょう?というご質問です。

Popular Mechanics は単語が大文字で始まっていることから、固有名詞であることがわかりす。
またDVD字幕ではイタリック体で書いてあります。
映画のタイトルや本の題名はそのようにイタリック体で書かれることが多いですね。
ということで、固有名詞であると想像した上で、グーグルで検索してみると、雑誌の名前であることがわかりました。
Popular Mechanics 公式ホームページ
このサイトの下の方に、その雑誌の写真が載っていますね。
また、日本でも購入できるようです。
紀伊國屋書店BookWeb: Popular Mechanics
上のサイトでは、日本語で解説が書いてあるのでわかりやすいですね。
Wikipedia 英語版: Popular Mechanics の解説をざっと訳すと、
「科学や技術をテーマにしたアメリカの雑誌。車、アウトドア、科学、技術に関する定期記事を扱う。」

レイチェルはどう考えてもメカに強そうでもないし、また興味がありそうでもない(笑)。
それなのにそんなメカ好きの人が買うような雑誌の会社(ポピュラー・メカニックスを発行している雑誌社、その雑誌の編集部?)に応募しようとしているから、モニカは驚いているんですね。

それに対するチャンドラーの返事ですが、2通りに解釈しました。
1つ目は、メカに興味がないレイチェルをからかって、「”メカ好きのレイチェル”なら、お似合いの会社だよな。」と言っている。
2つ目は、「メカニックス」という名前がついているとは言え、実際の仕事は雑誌の編集などの雑誌業界としての仕事になるから、メカニック好きの人にとっては憧れの職場だとは言えない、というのを逆説的に表現している。

2つ目の場合ですが、確かに一日中機械いじりをする仕事ではないけれど、取材でいろんな最新のメカに触ったり、新しい情報をいち早く知ったりできるでしょうから、メカ好きの人に相応しくない、とも言い切れないですよね。
だから、やっぱり1つ目の解釈が正しくて、びっくりしているモニカに、「何もおかしなことはないよ、そこに応募してるくらいならレイチェルはメカ好きなんだろうし、メカ好きにはたまらなく魅力的な会社だよ。」と言っているのかなぁ、と。

DVDの日本語吹替(ふきかえ)では、
「ポピュラー修理工場なんてとこにも出すの?」
「修理工場で働くなら、ポピュラーなところがいいさ。」
というやり取りになっていました。
これは、雑誌の固有名詞を出しても日本人にはわからないから、雑誌のジョークであることは訳出(やくしゅつ)せずに、ポピュラーという日本語から来るイメージのジョークに置き換えたのでしょうね。

ここで誤解のないように書いておきたいのですが…。
そんな風に、日本語では全然違うものに置き換わっている部分を見た時に、「誤訳だ、意訳しすぎだ」と批判する人がたまにおられるようですが、私はそんな風には思いません。
ちょうど1年ほど前に「日本語字幕の限界?」という記事を書いたのですが、そこにも書いたように、「DVDの日本語字幕・音声(吹替)は英語学習者のためのものではない!」のです。
翻訳をされている方は、まずはコメディとして成り立つことを真っ先に考えないといけないので、そのポピュラー・メカニックスが雑誌であるかどうかをここで説明しても、却って説明が長くなるだけですから、あえてそれを雑誌であるとは言わなかった「だけ」のことだと思います。

これをどうしても雑誌名だと言いたい場合はどうすればいいか?
「ポピュラー・メカニックスという雑誌(の仕事)」というだけでは、ちょっとつらい気もします。
「アイ・ラブ・メカニックスという(名前の)雑誌」みたいに、メカ好きの人が読む雑誌であることがわかるような名前に変えないと日本人にはピンと来ないと思いますし、でもそんな風に勝手に名前を変えてしまっては、あまり意味もないですしねぇ。

映画やドラマの翻訳をされた方は、こんな風に「字幕や吹替」と「オリジナルの英語」との違いが話題になるたびに、「私は、英語学習者向けに訳したわけじゃないですし…」と訴えたいだろうなぁ、と思ってしまうのですが(笑)。
私は、そういう「日本語には訳しにくい」部分をこのブログで解説しているのですが、決して、字幕や吹替の日本語訳が全然違っていることを批判しているわけではないんですよ!(そんな風には絶対に思わないで下さいね。)
日本語に訳すのがどれだけ大変かは、誰よりも(←言いすぎ…笑)わかっているつもりですからね。
それくらい、短い言葉でそっくりそのままの意味に訳すのは難しい、言葉を理解するには、文化的背景などの知識が不可欠だ、ということですね。

私のオススメするDVD学習法は、字幕や吹替をヒントにニュアンスを掴む、というものですが、それがヒントになるものか、あるいは全くの意訳なので参考にはならないか、を判断する必要が出てきますね。(中には一見意訳のように見えて、そこにうまく英語のセリフのニュアンスが入っている、というのもあったりして、翻訳者のセンスを感じることもよくあります。)
そういう判断は、結構難しいことなのかもしれませんが、ずっと同じドラマを見ていると、だんだんそういうところもわかってくるような気もします。
(何だか、日本語字幕・吹替の話になってしまいましたが…笑)

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posted by Rach at 11:30| Comment(7) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

フレンズ1-18その7 ご質問1+Tridentの話

昨日の記事、フレンズ2-23その20 のコメント欄 で、フレンズ1-18 に関する質問をいくつかいただきました。
コメント欄でいただいた質問は、基本的にはコメント欄でお返事しているのですが、その中で一つ、いかにもフレンズ的、チャンドラー的と思えるセリフが出てきましたので、今回、記事にしてみました。


1-18 はフレンズたちがポーカーをする話です。
ロスの部屋に嬉しそうに入ってきたレイチェル。
レイチェル: Guys! Guess what, guess what, guess what, guess what? (みんな! 何だと思う? 何があったか当ててみて!)
チャンドラー: Um, okay... the... the fifth dentist caved, and now they're all recommending Trident? (よーし、わかった、えーっと…5番目の歯医者さんが降参して、今では彼ら全員がトライデントを推薦してる?)
レイチェル: Noooo... the interview! She loved me! She absolutely loved me. (違うわ、仕事の面接よ! 面接を担当した女性が私を気に入ってくれたのよ。本当に気に入られたわ。)

このチャンドラーの「5番目の歯医者さん…」というジョークの意味は何か?というご質問です。

レイチェルが嬉しそうに「何があったと思う?」と尋ねているので、チャンドラーがそれに対してジョークで返す、というシーンです。
本当のところは、レイチェルは就職のための面接試験を受けに行き、そこで面接担当の女性に気に入ってもらえた、というのが、レイチェルの話したいビッグニュース。
そもそも、レイチェルが面接を受けに行ったのはみんな知っているはずなので、ここでは「面接がうまく行ったのね?」とか、本人の口から言いたいだろうからと「何、何? 早く教えて!」とねだるのが普通だろうと思うのですが。
チャンドラーは、レイチェルが何か面白いネタを仕入れてきたかのように、「それってこういうビッグニュースのこと?」とトライデントの話を持ち出しているようなんですが…。

まず、トライデント(Trident)について。
Wikipedia 英語版: Trident gum
シュガーレス・チューインガムのブランド名ですね。
上のウィキペディアに、今回のチャンドラーのセリフを解く鍵となる説明が書いてありますので、そのまま引用します。
In the mid-1960s, the Adams gum company acquired American Chicle and introduced a new slogan for Trident:
"4 out of 5 Dentists surveyed would recommend sugarless gum to their patients who chew gum."
The phrase became strongly associated with the Trident brand.
1960年代半ば、アダムス・ガム・カンパニーはアメリカン・チクルを買収し、トライデントの新しいスローガンを導入した。
そのスローガンとは、
「調査対象となった(調査によると)歯科医の5人に4人は、ガムを噛む習慣のある自分の患者にシュガーレス・ガムを勧めるという。」
そのフレーズはトライデント・ブランドと強く結び付けられるものとなった。


上のスローガンでは「シュガーレス・ガム」と書いてあるだけですが、それはすなわち自社のトライデントのことを言っているわけでしょう。
who chew gum と現在形になっているのは、「現在の習慣」を表し、ガムを噛む習慣のある人なら、そのガムはシュガーレスにした方がいいですよ、と歯医者さんが勧める、ということですね。
そう言えば、日本のCMでも、「それを使った…パーセントの人が」などとアンケートの結果などを示して、その効果が素晴らしいことを示しますよね。
上に挙げたトライデントのそのフレーズはとても有名なもので、随分昔(1960年代半ば)からあるようです。

cave は「(圧力・説得などで)(…に)屈服する、降参する (to)、折れる」という意味。
フレンズ2-3その6 にもそういう意味で出てきました。
「5人に4人(4 out of 5)は勧める」わけですから、5人のうちの最後の1人は、トライデントを勧めない、効果を認めていない、ということですよね。
それがついに最後の一人も降参して、とうとう5人全員が(5人が5人とも)トライデントを勧めるようになったんだ、っていう話のことかい? それなら、ものすごいビッグニュースだねぇ、とチャンドラーは言いたいわけです。

「Trident fifth dentist」でグーグル検索したら、面白いCMを発見しました。
AdvertisementAve.com - The Fifth Dentist
↑上のサイトでは、CMを動画で見ることができます。
ADWEEK BestSpots: Trident "Squirrel"
↑上のサイトでは、CMの動画を見ることはできませんが、the fifth dentist の写真は載っています。
また、CMについての簡単な説明が書いてあります。
また写真の上に February 17, 2003 と書いてあるので、2003年のCMということでしょうかねぇ?

上のサイトでCMが見られるのでその内容はわかるのですが、何故か、CNN.com のサイトにこのCMの完全スクリプトが載っていました(笑)。
番組の途中に入るビデオクリップまでご丁寧に拾っている、ということみたいですが…。
CNN.com Transcripts

CMのスクリプト部分を以下に引用します。

(BEGIN VIDEO CLIP)
ANNOUNCER: Four out of five dentists surveyed would recommend Trident for their patients who chew gum. But what about the fifth dentist?
UNIDENTIFIED MALE: Yes.
UNIDENTIFIED MALE: Yes.
UNIDENTIFIED MALE: Yes.
UNIDENTIFIED MALE: Yes!
UNIDENTIFIED MALE: No!
ANNOUNCER: One thing's for sure. Long lasting Trident is good for teeth.
(END VIDEO CLIP)


訳しますと、
ナレーション:調査対象となった歯科医の5人に4人は、ガムを噛む習慣のある自分の患者にトライデントを勧めるという。でも、5人目の歯科医は(どうなんだろう)?
1人目から4人目:(順番に)イエス
5人目:ノー!
ナレーション:確かなことはひとつ。効き目が長持ちするトライデントは歯にグッド。


5番目の歯医者さんが何で「ノー!」と叫んでいるかというと、リス(Squirrel)がその歯医者さんの脚をかじった(見えないが、かじった音がする)からですね。
まぁ、日本語訳はイマイチですが、勘弁して下さい(笑)。

このCMは有名なようで、あちこちのサイトで取り上げられているのですが、きっとトライデントの最新CMなんでしょうね。
「5人に4人は」の有名なキャッチコピーを使って、「その5番目の歯医者さん」をモチーフにした、セルフパロディのようなものでしょうか。
他の4人はイエスと言っていて、5人目だけがノーと言うけれど、それはリスに噛まれたからであって、トライデントの効果を否定しているのではないですよ、と言いたいのですね。
上にも書いたように、恐らく2003年頃のCMのようなので、チャンドラーがこのセリフを言った時は、そのリスに噛まれるCMはまだ放映されていなかったわけです。
が、そのキャッチコピーが有名なので、チャンドラーが the fifth dentist, Trident と言うだけで、観客は Four out of five dentists を思い出すのでしょう。
あるいは、その当時も、the fifth dentist を使った他のバージョンのCMが放映されていた、ということかもしれません。

以前に、フレンズ2-23その2 のコメント欄 で、"Guess what?" と聞かれたら、何と返すべきか?について語り合ったことがあるのですが(笑)、そこで私はこんなことを書いています。

相手が "Guess what?" と尋ねてきたら、"What?" と返すのが無難で、また失礼にも当たらないのでしょうね。
そりゃあ、チャンドラーのように何かひねったギャグで面白い guess を披露できたら、それに越したことはないのでしょうが…でもあまりにも面白いジョークにこだわりすぎると、それは話の腰を折ったような(チャチャを入れたような)形になって、"Guess what?" と質問した側は気分を害するかも…(笑)

このコメントを書いた時、チャンドラーがそういう「ひねった面白い返事」をどこかで言っていたような気がしてたんです。
私がそんな風に思ったのは、きっとこの歯医者さんのジョークを何となく覚えていたんでしょうね。
チャンドラーはレイチェルが "Guess what?" と言った後、しばらく考えてから、これでどうだ、みたいな感じで返事をしています。
彼にとっては練りに練ったジョークだったのでしょう。
観客も大笑いしていますので、チャンドラーのジョークは大成功だったようです。
このジョーク、そのキャッチコピーを知っている人なら、大ウケ間違いなしだったでしょうね。
あいにく、私は今まで知りませんでしたので、今になってやっと大笑いしておりますが(笑)。

しかし、どうして私は、この解説をスルーしたんでしょうねぇ?
当時の私はウィキペディアも使っていなかったし、リサーチ力(検索力)も非常に低かったですからねぇ。
今だからこそ、ここまで調べられたのかな、とも思います(って、自画自賛…笑)。

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posted by Rach at 10:08| Comment(2) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

フレンズ1-3その7 ご質問4

ご質問にお答えするコーナー、最終日です。

Q7、
チャンドラーがタバコを吸うのをみんないやがるが、誰にだって欠点はあると言うチャンドラー。
ジョーイは指の関節をポキポキならす、ロスは大げさに発音する、モニカは笑う時に鼻を鳴らす、とそれぞれの欠点をあげつらいます。
カチンと来たジョーイは、フィービーが「髪の毛を噛む」ことを責めます。
ロスは優しくフィービーをかばったのに、そのロスにレイチェルがケチをつけるところから。
レイチェル: "Indeed there isn't"... I should really get back to work. ([ロスの丁寧すぎる発音を真似して]「本当にそんなことはないのだよ」(←ちょっと、これ訳しにくい・・・笑)・・・私は仕事に戻らなくちゃ。)
フィービー: Yeah, 'cause otherwise someone might get what they actually ordered. (そうね。だって、あなたが仕事に戻らないと、お客さんの誰かが本当に注文した品を受け取ることになるかもしれないものね。)
レイチェル: Ohh. The hair comes out, and the gloves come on. (あー? ○○○○・・・)
そうして、みんながクセのことで喧嘩を始めてしまいます。

この The hair comes out, and the gloves come on. の解釈について、
字幕は「髪食い女のくせに」でしたが、
「髪を口から出して、グローブを入れたら? なんでも口に入れるのね!」
というニュアンスでよいでしょうか?


う〜ん、この部分は、私もよくわかりませんでした。
このシーンをご存じない人に、軽く説明をしておきます。

ロスにケチをつけたレイチェルに、フィービーが言ったセリフが、何とも回りくどいけど面白いですね。
これは結局、「あなたがウェイトレスの仕事に戻ると、また注文とは間違った品を客に運ぶことになっちゃうわよ。」と言っているのです。
つまり、レイチェルはウェイトレス失格だということ。
どうしてそこまで言っているかと言うと、「髪の毛を噛む」クセを endearing (かわいらしい)とかばってくれたのに、そのロスの欠点をレイチェルが責めたから。
だからフィービーは「あなただって人の欠点のことなんか言えないわよ。」という感じで、ウェイトレス失格とまで言ったのです。
そこまで言われたレイチェルがフィービーに言い返しているセリフが、問題のセリフなんですが・・・。

The hair とあるのは、フィービーのクセの「髪の毛を噛む」と関係があるのは間違いないと思います。
おっしゃるような解釈も可能なのかもしれませんし・・・。

ところで、何故グローブなんでしょう?
そこで、gloves という単語から考えてみることにしました。

解釈その1
西洋では、手袋を相手に投げることで決闘を申し込む、という風習がありますよね。
だから、その「決闘」のイメージを何か示唆しているのではないかと。
come out, come on というのがなんとも漠然としているので困るのですが、例えば、髪の毛が come out 「出てきて、姿を表して、抜けて」、手袋が come on 「やって来る、登場する」を解釈して、
「髪の毛が手袋になった」
「たかが髪の毛の話から、決闘まがいの喧嘩に発展した」
「単なる髪の毛の話を、決闘にするつもり?」
など、何かしら、「髪の毛の話」から「決闘」になったことを言いたいのかなぁ?
レイチェルとしては、「たかが髪の毛のことを言われたくらいで、私がウェイトレス失格だ、なんて言うことないでしょう? 小さな話が、こんなに大きな”決闘”話にまで発展しちゃたわよ。」とでも言いたいような・・・。

解釈その2
gloves はボクシングのグローブを指しているのかも?
その場合だと、「髪の毛が抜けたけど、その代わりにボクシングのグローブがやってきたわよ。代わりにグローブはめなさいよ。」という感じ?
また、その1と同じく、「髪の毛」の話が「喧嘩、ボクシング」にまで発展してるわ、ということかもしれません。

本当にこれはわかりませんねぇ。
今回いただいた質問で、これが一番難しかったです。
何だか全然違う解釈が出てきそうな気がしますが・・・。
そもそも、私の解釈はちょっと意訳しすぎている感もあるし・・・(笑)。
これは hair や gloves の単語がどうこう言うよりも、come out や come on という表現の幅が広すぎて、却ってつかみ所がないのが原因です。
皆さん、またご意見をお待ちしております!


Q8、
皆がアランとのよりを戻せと詰め寄るシーン
モニカ: It wouldn't be fair to you! ([好きでもないアランを、好きなふりをしてまで付き合うことは]あなたたちにとっても、フェアじゃないはずよ!)
ロス: Who-who wants fair? I just want things back. Y'know, the way they were. (誰がフェアを求めてるんだ? 僕はただ、物事が元通りに戻って欲しいだけだ。ほら、the way they were に。)

最後のthe way they were というのはどういう意味でしょうか?


the way they were の they は「彼ら」ではなくて「things」のこと。
things は「アランとの間にこれまで起こったいろんな出来事」を指し、they = things が were (そうであった) the way (ように)、戻って欲しい、ということです。
the way they were で 「they がかつてそうであった状態、様子」を指します。

ビリー・ジョエル(Billy Joel)の歌に、Just The Way You Are というのがありますよね。
これは、「君が今あるそのままの状態で」という意味なので、邦題が「素顔のままで」になっているのです。(この曲、良いですよー!)
この歌の歌詞に、"I love you just the way you are." というフレーズがありますが、これは「そのままの君を愛している」ということですね。
(うん、最後の解説だけは、上手くキマったね・・・ふふふ)。

と、以上が私の見解ですが、「私はこう思う。」などのご意見がありましたら、他の方も是非是非コメントをお寄せ下さい。
これ以降の議論はコメント欄で進めて行きたいと思いますので、興味のある方は、ちょくちょくコメントの方もチェックして下さいね。

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posted by Rach at 13:27| Comment(24) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

フレンズ1-3その6 ご質問3+マザーグースの話

前回、前々回と、記事のタイトルが長いわりに中身がなかったので、ちょっとタイトルをはしょってみました(笑)。
ということで、昨日の続きです。

Q6、
アランが帰った後のシーン
ジョーイ: Know what was great? The way his smile was kinda crooked. (何が良いってさぁ、彼の笑い方が、crooked な感じなんだよな。)
フィービー: Yes, yes! Like the man in the shoe! (そうそう! 靴の中の男みたいな。)
ロス: ...What shoe? (何の靴?)
フィービー: From the nursery rhyme. 'There was a crooked man, Who had a crooked smile, Who lived in a shoe, For a..while...' (童謡にあるでしょ。「曲がった男がおりました。彼は曲がった笑いをしていました。彼は靴に住んでいました。しばらくの間・・・)
みんなの間に「それって何のこと?」みたいな怪しい沈黙が流れて・・・。
ロス: ...So I think ... (それで僕が思うに・・・)
と、まるでフィービーの言ったことを聞いていなかったかのように、別の話題に移るロス。

google で童話がうまく検索出来なかったのですが、フィービーが童話を間違えて(?)記憶していて誰も理解してくれないところが面白いのでしょうか?


nursery rhyme は「童謡、わらべ歌」ですが、ここでフィービーが言っているのはその中でも特に有名な Mother Goose (マザーグース)ですね。
マザーグースに The crooked man 「曲がった男」というわらべ歌があります。
サーチボックスに「Mother Goose crooked man」と入れて Google 検索すると、この歌の歌詞の載っているサイトも見つかるようですよ。

この歌は、
There was a crooked man, and he walked (or went) a crooked mile...
「曲がった男がおりました。彼は曲がった1マイルを歩きました・・・」
と続きます。

フィービーは smile が crooked (ここでの意味は「ひねくれた」)だと聞いて、crooked smile を思い出したようですが、実際のマザーグースは crooked mile であって、smile ではありません。
mile と smile の発音が似ていたから勘違いしたようですね。

さらに、他の唄も混じってきてしまったようです。
lived in a shoe のフレーズは、同じくマザーグースの There was an old woman という唄に出てきます。

There was an old woman who lived in a shoe. She had so many children, she didn't know what to do.
「靴に住んでるおばあさんがいました。彼女には子供がたくさんいて、何をすべきかわかりませんでした。(することが多くて大変だ、という意味らしい)」

ですから、ご指摘の通り、フィービーがマザーグースをごっちゃにして覚えていたため、他の人に話が通じなかった・・・ということのようですね。

ここからは、マザーグースについて語ります。(これまで、このブログで詳しく書いたことがなかったので・・・)
マザーグースは有名なので、いろんなところに出てきます。
わからない表現が出てきた時には、「マザーグースかも?」と一度は疑ってみたらよいかも。
(他には、私のような仏教徒(?)には、「聖書」の話が出てきた場合も、何のことやらさっぱりわかりません・・・一度ちゃんと勉強したいところですが。)

日本人にも有名なのは、アガサ・クリスティー原作の「そして誰もいなくなった」(原題 And Then There Were None)ですね。
マザーグースの Ten Little Indians という歌のとおりに、10人いた人間が一人また一人と減っていって、そして最後には and then there were none. (そして誰もいなくなった)になってしまうのだろうか・・・?という殺人事件の話です。
私は小説は読んでいませんが、映画は見ました。
このマザーグースが非常に効果的に使われていたと思います。

日本でも、横溝正史の小説などで、わらべ歌に合わせて殺人事件が起こったりしますよねぇ。
ああいう昔から伝わる歌、というのは、一種独特の怖〜い雰囲気があって、それが人の死に絡むと、人間の想像を超えた神秘的な力が働いているのを感じて、恐怖が倍増する、という貴重なアイテムなんでしょう。
外国でも日本でも同じような効果がある、というのが興味深いです。
(ちなみに、横溝正史について書きましたが、あぁいうおどろおどろしいのは、私はどうも苦手で・・・)

お正月に放映していた「古畑任三郎ファイナル」第一夜「今、甦る死」でも、「あの世節」とか言うわらべ歌の内容通りに、人が死ぬという話でしたね。(♪アヘ、アヘ、アヘ・・・と始まる歌い出しには大爆笑!)
人のあらゆる死に方が列挙されていて、「どんな人間も最後には何らかの形で死ぬ」という真理を歌った歌だそうです。
そういうなんだか意味深な部分が、わらべ歌にもマザーグースにも共通したイメージですよね。

ちなみに、このエピソードは横溝正史の金田一耕助シリーズを意識した作りになってましたね。
舞台は「鬼切村」(確か、金田一シリーズには「鬼首(おにこべ)村」というのがあった)、石坂浩二の役名は「天馬恭介」で、耕助と似た感じの名前ですし。(石坂浩二は、何本かの映画で金田一を演じてます。)
関係ないですけど、第ニ夜のイチロー、思ったより(?)お芝居上手でしたね。
むっちゃ浮いてしまうんじゃないかと密かに心配しておりましたよ、私は(笑)。

マザーグース→わらべ歌→横溝正史→古畑任三郎、と、とことん話がずれましたので、マザーグースに戻ります(笑)。

うる星やつらTV版98話「そして誰もいなくなったっちゃ!?」は、タイトルからして一目瞭然ですが、アガサ・クリスティーの小説のパロディーでした。(やっぱり話がずれてるよぉー!)
うる星では、同じマザーグースでも別の歌が使われていました。
「誰がコマドリを殺したか?(Who killed Cock Robin?)」という歌で、「誰がコマドリを殺したか? それは私、とスズメが言った・・・」という歌詞通りに殺人事件が起こる、という展開になっていました。
当時のうる星のチーフプロデューサーは、あの押井守さん(!)。
どこまでこのエピソードに関与されてるのかは知りませんが(脚本や演出は別人なので)、ファンの人気投票をすると必ず上位に入る、とっても面白い話でしたよ。
それから、話が脱線したついでに、この「誰がコマドリを殺したか?」は、実は漫画「パタリロ!」で主人公がよく踊る「クックロビン音頭」の元ネタです。
♪だーれが殺した、クックロビン!♪

このように(どのように?)マザーグースは至る所に(日本のアニメや漫画にまで)登場しているのですね。
続きはまた明日。(後半は、ただの趣味の話でしたね。ごめんなさい。)

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posted by Rach at 13:33| Comment(10) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

フレンズ1-3その5 ご質問2

昨日の続きです。

最初に、質問部分の記述について補足説明させて下さい。
昨日の記事では、詳しく書かれていた質問を、「わからない箇所を示す」ことに重点をおいた質問に変えさせていただいておりました。(私もご質問を読んで、「確かにこの部分はよくわからないなぁー」と思った気持ちも含めて、誰もが思うであろう一般的な質問形式にしたのです。)
が、質問者の方の見解も重要なポイントですし、なによりその部分を省略してしまうと、質問者の方が何故悩まれたのかがはっきりしなくなってしまう・・・ということに後から気付きました。
そこで、質問部分は、質問者の方のオリジナルをそのまま書き写すことにしました。
これで、疑問点のポイントがよりはっきり見えてくると思います。
なお、(   )内に書かれた和訳は、私がだいたいの雰囲気を出そうと書いたものです。
これは、このエピソードを見たことがない人にもセリフの内容をわかっていただきたかったから。
ということで、昨日の記事の質問も、同様のコンセプトで書き直しをさせていただいております。

Q4、
アランをみんなに会わせたくないモニカに対し、
ポーラ(モニカの職場の同僚): They're your friends, they're just looking out after you. (みんなはあなたの友達なんだから、ただあなたを look out after してるだけよ。)

字幕通り「あなたを心配している」という意味だと思うのですが、
looking out after you. の所がよく分かりません。
look out〜やlook after〜、の両方関係があるのでしょうか?


look out は Look out! 「気をつけろ!」という形で使うことからわかるように、「気を配る、気をつける、目配りをする」という意味です。
look after は after 「・・・の後ろに、後ろで、・・・を追って」ということから、対象となるものの後をつけて追いかけている感じで、「気をつける、世話をする、面倒をみる、心配する」という意味になりますね。
ざっと辞書を見たところ、look out after というのは見当たらないのですが、look out for 「用心する、注意する、気を配る」の変形ともとれます。
for (・・・の方向へ)という意味をさらに after にすることで、その対象の動きにちゃんとついて行きながら目で追いかけている感じを出しているのかもしれません。
または、look out にafter をくっつけて、上に書いたような after のニュアンスを加えているとも言えます。
つまり、この after に「フレンズたちがモニカを見守っているイメージ」を感じるのですが・・・。

「前置詞はイメージでつかむ」というのは「ハートで感じる英文法」で大西先生がいつもおっしゃっていますよね。
ですから、覚えているイディオムと似たものにぶつかった場合は、そのイディオムに、別の前置詞の「イメージ」をかぶせている、くらいの感じに解釈したら良いのではないでしょうか?

Q5、
アランがモニカの部屋に来るシーン
ジョーイ: Chandler! He's here! (チャンドラー! アランが来たよ!)
モニカ: Okay, please be good, please. Just remember how much you all like me. (お願いだから、良い子にしていてね。○○○○○。)

最後を直訳すると、「私の事どれだけ好きか心に留めておいてね」でしょうか?
日本語では「私の事好きでしょ」とはあまり使いませんが、英語ではこれは普通の表現なのでしょうか?


意味は、直訳された通りだと思います。
「普通の表現かどうか」は・・・。普通なんでしょうねぇ、たぶん・・・(笑)。
"Remember how much I love you." なら、「私があなたのことをどれほど愛しているか心に留めておいてね(忘れないで)。」という感じで、親が子に、また恋人同士で使いそうな表現だと思いますけど・・・。
それの逆バージョンなわけですが、特に”大袈裟な表現”ということでもないでしょうね。
こういうセリフを他で聞いた例は、思い出す限りはないんですが。

直訳すると、確かにちょっと日本語では言わないというか、かなり厚かましい表現にも思いますが(笑)、「私のこと大事に思うのなら」とか、「私はあなたたちの大事な友達でしょ」とか、「友達らしく私のためを思って」とかそういうニュアンスだと思います。
アランに対して良い態度で臨んでほしいから、友情を持ち出しているのですね。

続きはまた明日。

それから、昨日の記事に対して、いろいろコメントをいただきました。ありがとうございます!
それを読ませていただいた後、私も再度調べ、"Smoke away."について、いろいろと発見がありました。
記事にできそうなほど(笑)長くなったんですが、これからも議論が沸騰することを期待しつつ、
フレンズ1-3その4 ご質問1 のコメント欄 に書きました。
興味のある方は、是非お読み下さい。

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posted by Rach at 15:39| Comment(10) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月16日

フレンズ1-3その4 ご質問1

フレンズ1-3その1 のコメント欄 で、シーズン1 第3話 The One With the Thumb (モニカの彼はみんなのもの?)に関するご質問をいただきました。

質問件数が少ない場合、または少ない行数で説明できそうな場合は、コメント欄でお返事することも考えていたのですが、長くなりそうだったので、今回、記事にしました。
またもや、フレンズ2-8 解説が途中になってしまって申し訳ないのですが、疑問は早く解決した方が良いと思いましたので・・・。
(解決どころか、なおさら悩みが深まることになりそうな予感も・・・記事にすることで自分で自分の首を絞めてるのかもしれません・・・笑)

記事にした理由は他にもあります。
コメント欄は文字が小さくて見にくいので、細かい説明をするのに適していないこと。
それから、あくまで私が今考えた解釈なので、間違っている可能性も大いにありますから、記事にしてたくさんの方に読んでいただき、いろんな意見を伺いたい!という思いがあるからです。(だから、この記事は叩き台だと思ってください。)
それから、ぶっちゃけた話を言うと、記事にした方が、こちらの調査にも力が入る、というのもありまして・・・。(これはかなり自分勝手な理由ですが。)

せっかくいただいたご質問を1行か2行でお答えしちゃうのももったいないですし、やはり人が疑問に思う部分というのは何かしらひっかかる箇所がありますので、説明のしがいもあるのです(笑)。
同じような疑問を持たれた方もおられるかもしれませんしね。

ということで、いただいた質問を示し、それにお答えする形で、進めていきます。
(2006.1.17 補足と訂正)
最初に記事を投稿した際には、質問が一般的なものになるように、私が文言をかえさせていただいたのですが、やはり質問者ご本人の言葉をそのまま掲載することにしました。
その理由は「フレンズ1-3その5 ご質問2」の冒頭に詳しく書いてありますが、質問内容を変えてしまうと、質問のポイントがぼやけてしまうからです。(追記はここまで)

Q1、
ジョーイとチャンドラーがセリフを練習してるシーン
ジョーイ: "I just wanna go back to my cell. 'Cause in my cell, I can smoke." (独房に戻りたい。独房ではタバコを吸えるからだ。)
チャンドラー: "Smoke away." ([タバコを]吸え。)

Smoke awayを「すぐに吸え」だと思っていたのですが、もしかすると「離れて吸え」という意味でしょうか?
日本語音声は「ここで吸え」となってました。


私はこのセリフを聞いた時に、特にひっかからないままスルーしてしまったのですが、そう言われれば、"Smoke." だけでも通じるのに、どうして away がついているんでしょうね?

解釈その1
まず、私が考えたのは、タバコを吸う時の仕草です。
それは、「タバコを口にくわえてから一口吸い、その後、タバコを口から離して、煙をプハーッと吐く」という動作。
away というのはサッカーのアウェイという言葉でもわかるように、「離れて」という意味がありますよね。
だから、その「タバコを離して」「煙を口から出して」という行為の「プハーッ」って感じを表しているのか、と思いました。

解釈その2
away の「離れて」以外の意味を調べてみました。
そこで気になるものを3つ発見。
1.[行動の連続を表して]絶えず、せっせと
work away せっせと働く talk away 話し続ける
2.[命令文で]ためらわずに、どんどん
Ask away! 何でも聞いて。どんどん尋ねて。
3.[即時を表す」直ちに (これは right away として使うことが多い。)

この辺りのニュアンスを当てはめると、
「せっせと吸え、ひたすら吸え、吸って吸って!」と smoke という行為の連続を示唆している、
あるいは、「ためらわずに吸え、さあ吸って」と吸うことを許可している、歓迎している、促している、または、「直ちに吸え、いますぐ吸え」と”即時”を表している、
という感じのどれかでしょうか?

よく考えてみると、このチャンドラーの "Smoke away." は看守のセリフで、「独房に戻ってタバコを吸いたい」と言った囚人へのセリフなんですよね。
ということは、「独房に戻らなくても、そんなに吸いたいならここで吸えばいいさ。」という意味で、「促している」のが近いような気がします。
ですから、今の時点では「解釈その1」は違うと思います(笑)。
はっきり言って、よくわかりませんので、ご意見お待ちしております(笑)。

Q2、
フィービーの口座に知らないお金が振り込まれているシーン
フィービー: and there's five hundred extra dollars in my account. (私の口座に500ドル振り込まれてるのよ。)
チャンドラー: Oh, Satan's minions at work again... (あぁ、また魔王の手先が○○○・・・)

例えば、Satan's minions work again.なら分かるのですが、atが入っているので文の形が分かりません。
文としては完結してないけど、口語だからOKと言う感じでしょうか?


at work には「運転中で」「(人が)働いて、仕事をして、活動中で」「職場で」などの意味がありますが、この場合は「活動中で」ということでしょう。
この文の構造は・・・

解釈その1
Satan's minions (are) at work again. と be動詞が省略されている。
掲示に使われる文章に、Men at work. 「工事中」というのがありますが、それと同じかなぁ、と。

解釈その2
boss at work 「職場の上司」、one's colleagues at work 「職場の同僚」のように、at work が前の名詞を修飾している形。
ここでは at work が「職場での」ではなく、「活動中の」という感じで、「活動中の手下が、また(出てきたよ)」という感じかなぁ。
どちらか判断つきません。

Q3、
上の続きのシーン
フィービー: I'd never be able to enjoy it. It would be like this giant karmic debt. ([勝手に振り込まれたお金を]喜ぶことなんでできないわよ。まるで、○○○○○みたいじゃない。)

字幕では「来世でバチが当たるわ」となっていたのですが、
「大きな借金を負う運命みたいじゃない!」と言う理解で合っていますか?
それとも、どちらでも良いのでしょうか?


karma は仏教やヒンズー教の言葉で「カルマ、業(ごう)、因縁、宿命」などの意味ですよね。
つまり、現世での行動が来世に影響を与える、という考え方です。
だから、「巨大なカルマの借金」を背負うことになる、というのは、貰ういわれのない大金を手にして幸せになることで、来世では、そのプラス分をチャラにするほどの不幸な出来事が起こってしまう、来世の運を現世で使いつくしてしまって、来世では不幸のどん底に落ちてしまう、という意味になるのだと思います。
「来世でバチが当たるわ」という字幕も、それと同じ意味でしょうね。

実は質問はQ8までありますので(笑)、ひとまず今日はここまで。
今日のQ1からQ3までの解釈に対してのご意見をお待ちしております。

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posted by Rach at 15:38| Comment(26) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

フレンズ1-5その6 ご質問

melocoton さんのブログ 子育て主婦のやりなおし英語 の記事 『フレンズ』1−5 疑問点 でフレンズに関する疑問点をいくつか挙げられています。
今回は、私に質問してこられたわけではないんですが、私の1−5の解説で抜けていた部分でもあるので、質問を元に投稿記事を書いてみたいと思います。
余計なおせっかいなら、ごめんなさいね、melocoton さん。
ネタに使っちゃったことも、ごめんなさい。

質問その1
ロスはコインランドリーに行く予定。
ロス: Well, Monica's not coming, it's just gonna be me and Rachel. (モニカが来れなくなった。だから僕とレイチェルだけになるね。)
チャンドラー: Oh. Well, hold on camper, are you sure you've thought this thing through? (あぁ、ちょっと待てよ、camper。お前は、このことについてちゃんと考えたって言えるか?)
ロス: It's laundry. The thinking through is minimal. (洗濯だよ。考えることなんてごくわずかだよ。)
チャンドラー: It's just you and Rachel, just the two of you? This is a date. You're going on a date. (お前とレイチェルだけ、お前ら二人だけだってことは? これはデートだ。お前はデートに行こうとしてるんだよ。)
チャンドラーがロスに camper と呼びかけているのは何故か? キャンプしに行くわけでもないのに? という疑問です。

これは、そのまま、前にもご紹介した、カツキさんのホームページ『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』(今はサイトが見当たりません)の Vocabulary List より、そのまま引用させていただきます。(いつもごめんなさい。)
camper: buddy, dude などと同じふざけた呼び方。たいてい、相手が若いことを意味する。#「兄ちゃん」ってカンジでしょうか。(引用終わり)
私も辞書などで調べたけど、camper の意味はわかりませんでした。
どうして、このカツキさんは、そういうことをご存知なんだろう・・・?

質問その2は飛ばして、先にその3に行きます。
質問その3
ボブとアンジェラは恋人同士なのですが、ジョーイはモニカに、「二人は兄妹だ」と説明していました。でも、その二人がベタベタするので・・・。
モニカ: Oh my god. (あらやだ。)
ジョーイ: What? (何?)
モニカ: Hello! Were we at the same table? It's like... cocktails in Appalachia. (もしもし! 何って、私たち一緒のテーブルにいたでしょ? まるで、アパラチア地方のカクテルパーティーみたいだわ!)
ジョーイ: Come on, they're close. (おいおい、あいつらは親しいんだよ。)
モニカ: Close? She's got her tongue in his ear. (親しい? 彼女は彼の耳に舌を入れてたのよ。)
cocktails in Appalachia って何? 近親相姦を隠喩してるのかしら???、という疑問でした。

cocktail は「カクテル」、混合酒のことですよね。これを cocktails と複数形にすると、cocktail party (カクテルパーティー)という意味になります。
Appalachia は「アパラチア地方」。
the Appalachian Mountains は「アパラチア山脈(北米東海岸沿いにカナダからアメリカにまたがる山脈)」のこと。
カクテルパーティーは、お酒が入り酔っぱらって、クレイジーなことになっている、という感じでしょうが、アパラチアって?
私もここで「?」となったのですが、またもや、『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』のお助けを借りることにします。
Appalachia アパラチア: アメリカの山岳地域。不景気な、貧しい地域の典型として戯画化されることが多い。このような地域は近親相姦のジョークのネタにされやすい。(引用終わり)
やはり、 melocoton さんの予想通り、近親相姦をイメージした言葉でしたね。
やっぱり、カツキさんにホームページ復活していただきたいなぁ。ねぇ、 melocoton さん!

ということで、2つも受け売りを書いてしまいましたね。
受け売りだけなら、私も自分の記事にするのは気がひけたのですが、次の質問を調べていると、いろいろ面白い話がわかったので、記事にすることにしたんです。
でも、質問その2の明確な答えが出たわけではありませんので、あまり期待せずにお読み下さい(笑)。

先ほど飛ばした、質問その2
コインランドリーでおばさんに絡まれるレイチェル。使おうとしていた洗濯機を横取りされて言い返せないレイチェルを、ロスが助けます。
おばさん: Hey, hey, hey, her stuff wasn't in it. (おいおいおい、彼女の洗濯物は洗濯機の中に入ってなかったよ。)
ロス: Hey, hey, hey, that's not the rule and you know it. (おいおいおい、そんな決まりはないし、あんたもそのことを知ってるんだろ?)
ついにおばさんは自分の洗濯物を取り出して、立ち去ります。周りで喧嘩を見ていた人たちに、
ロス: All right, show's over. Nothing to see here. Ok, let's do laundry. (はいはい、ショーは終わりだよ。もう見るものはないよ。[レイチェルに]よし、洗濯を始めよう。)
レイチェル: That was amazing. I can't even send back soup. (さっきのはすごかったわ。私は send back soup することさえできないのに。)
send back soupってどういう意味? 文脈からして、「私だったら追い返せないわ」みたいな流れかと思うんだけど、との質問です。

このフレーズは、カツキさんのホームページにもありませんでした。
辞書で調べてもわからなかったので、こういう場合は、私は便利なインターネットを使います。
もちろん、インターネット上の情報は、すべてが正しいというわけはないのですが、ヒントを探すには最適のアイテムですね。
今回は、私がインターネットでどう探したか、ということを説明してみたいと思います。

まずは、send back soup で検索をかけます。
私はもっぱら Google で検索する(ぐぐる)のですが、普通に send back soup と検索ボックスに入力して検索すると、send や back や soup がばらばらになって文章に入ってるサイトが検索順位の上に来たりしますよね。
Google は、「より多くのサイトからリンクされているサイト」=「重要なサイト、人気サイト」という認識から、リンクがたくさんされているサイト順に表示する性質があるからです。
この語順のままの言葉を調べたい時は、言葉の両側を引用符 " " で挟んで検索すると、そのままの語順に書いてあるサイトがヒットします。
ですから、今回は "send back soup" と引用符をつけて調べてみました。
この引用符 " " で挟む方法は、「フレーズ検索」と言います。
くわしくは、Google の詳しい検索方法 を見て下さい。
フレーズ検索をすでに知っている方には不要な説明でしたが、知らない方は、ぜひこれからこの方法を使ってみて下さいね。

"send back soup" でフレーズ検索すると、
"The sea was angry that day, my friends. Like an old man trying to send back soup in a deli." - George Costanza
という文章がいくつもヒットしました。
いくつもヒットするということは、このフレーズが個人の日記などではなく、何か有名なフレーズだと言うことですよね。
どうやら、George Costanza という人の言った言葉らしい、と思ったので、今度は George Costanza を検索すると、Wikipedia 英語版の記事 を見つけました。

ちなみに、この Wikipedia の日本語版(ウィキペディア) を私はよく使います。
これは、一般の人が記事を投稿したり編集したりして説明を作っていく、というフリー百科事典です。
一般の人が投稿しているから間違いが多いかと思いきや、間違いは他の誰かが発見してくれるので、だんだん記事の内容が洗練され精巧な事典になってくる、というものです。
私は知らない芸能人の名前などを調べる時によく使いますね。
芸名の由来とか、これまでの経歴とか出演していた番組とかいろんな情報がわかって面白いですよ。
退屈な時は、これを読んでるとあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
ウィキペディアは、いろんな方々の知恵の結晶だと言えます。
だから引用するのは気がひけるので、引用したことはないですが、ちょっとした疑問を解決するのには便利なサイトですよ。

話はそれましたが、この英語版 Wikipedia で、ジョージ・コスタンザという人は、アメリカの有名なシットコム、Seinfeld (邦題は「となりのサインフェルド」)の登場人物だということがわかったのです。
私はこのシットコムのタイトルは知っていますが、話の内容も登場人物についても全く知りませんので、これだけではこれ以上のことはわかりません。
この時点で考えられることは、このジョージのセリフは、「その海は、あの日怒っていたんだよ、デリカテッセンでスープを返品しようとしている老人みたいにね。」 という感じでしょうか?
deli とは delicatessen 「デリカテッセン、食卓に出せる料理済みの肉・サラダなどの調製食品の店」ということですね。
send back は「送り返す、返上する」ですから、「返品する」でも可能かと。
デリでスープを返品する、とはどういうことになるんでしょうね?
スープのように液体のものは普通は返品は出来ないですよね。
個別にパックしてあるハムとかなら出来そうですが。
だから、「そんな無茶なことを言うほど、激しく怒っている」という意味か、「見当違いのことで怒っている」という意味かのどちらかかと。
この場合は、海の怒りを例えたものですから、「激しく怒っている、荒れ狂っている」という感じかな?

それでさらに、サインフェルドとスープの関係を調べていると、サインフェルドのエピソードに「スープナチ」(タイトルかどうかは知らない)というのがあるのを見つけました。
それはやたらと客への注文がうるさいというテイクアウトのスープ店の話で、実際にそのスープ店は存在するとのこと。
「スープナチ」というのはもちろんあだ名で(笑)、本当の名前は Soup Kitchen International というそうです。

そのスープ店のことを書いたサイトを見つけましたので、くわしくはそちらをご覧下さい。
「USAのんびり亭」日記 USA発・アート、エンタテイメント&ちょっぴり地域情報 「スープ・ナチス!?スープ・インターナショナル・キッチン」
デリ・ピザ・"To go" [ Soup Kitchen International ]

このエピソード、このスープ店、ともに有名だそうですから、やはりこの send back soup in a deli はその辺と関係があるんじゃないかなぁと思うのですが、サインフェルドに詳しくないので、これ以上はちょっとわかりません。
というか、サインフェルドに詳しい人に説明してもらった方が早いですね。
有名なシットコムだし、DVDも出ているようだし、どなたか教えて下さい。
本当に、ジョージがそういうセリフを言っていたのか、それはどういう意味で使われていたのか、そこから、このレイチェルの send back soup につながる可能性があるのか、などなど・・・。
これだけ書いておいて、レイチェルのセリフがサインフェルドと全然関係なかったら、ぶっ飛びますけどね・・・。(まぁ、たまにはそういう無駄骨もいいだろう。)

ということで、
"I can't even send back soup." 「私ならスープの返品すらできないわ。」
の解釈は、「怒ることもできないわ。」か、「文句を言うことも出来ないわ。」か、そんな感じかと思いました。
うーん、長いわりには、最後の決め手に欠けますな・・・。すみません。
そういう感じで、いつも調べ物をしているという話でした。(←それだけ?)

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posted by Rach at 17:24| Comment(15) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月25日

フレンズ1-24その6

ロス: I've been in love with you since the ninth grade. (高校の時から君のことがずっと好きだった。)
アメリカの学校制度は、日本と同じ6−3−3学年制の他に、8−4制、4−4−4制などいろんなパターンがあるそうです。
ですから、小学校1年生を first grade と呼び、その後は12年生まで通して数えるのです。
ninth grade だと日本なら中3くらいでしょうか。日本語訳は「高校」となっていますので、ロスは8−4制か4−4−4制の教育を受けたのかもしれません。
留学とかしたことないので、わかんないなぁ。
詳しい方は教えて下さい。

ロス: You and I know we are perfect for each other. (君も僕もわかってるんだ、僕らはお互いの最高の相手だ、ってことが。)
perfect は「申し分のない、最適の、ぴったりの、最高の、満点の」という意味。
こんなセリフ、一度言ってみたいものです(笑)。

ロス: So the only question is: Are you attracted to me? (そして、これだけを君に聞きたい。君は僕に魅力を感じてるの?)
be attracted to は「(人)に惹かれる、魅力を感じる」という意味。
attract は「(注意や興味を)引く、魅惑する」という意味で、名詞形の attraction は「魅力、人を引きつけるもの、呼び物、(遊園地などの)アトラクション」という意味になります。

空港にロスを出迎えに来たレイチェル。
初老の男性: Toby, for God's sake, will you let it go? There's no Rachel! (トビー、お願いだから、もう勘弁してよ。レイチェルなんて女性はいないんだ!)
この二人、旅行中、間違った伝言のせいでずーっと喧嘩をしていたようですね。

レイチェルは花束を持って、空港のロビーでロスを待っています。
飛行機から降りてきた中国系(?)の女性。
その荷物が落ちたので拾ってあげるロス。
ロス: I got that! (はい、これ。)
ジュリー(中国系の女性): Thanks, sweetie. (ありがとう、あなた。)
ロス: No problem. (どういたしまして。)
最初、たまたま前にいた女性の荷物を親切に拾ってあげただけかと思ったら、肩に荷物をかけてあげ、女性はロスのことを sweetie (いとしい人)と呼び、さらに二人はキスを?!
このシーン、初めて見たときは、ぶっ飛びました。
いきなりキスシーンを見せるということはしないで、何でもないと思わせておいてからのキスシーン。
これはフェイントだぁー。なかなかうまい演出です。

ロス: I cannot wait for you to meet my friends! (君を早く僕の友達に会わせたいよ。)
cannot wait は「待ち切れない」という意味です。
ロスはすっかり彼女にご執心の様子。
このセリフやしぐさからもわかりますね。
ロスが現れるのを今か今かと待ちわびているレイチェル。
この先、どうなっちゃうんでしょう・・・。
というところで、ファースト・シーズン(第1シーズン)は終わりです。
えーっ?! こんなところで終わらないでよー、って感じですね。

このように、話が宙ぶらりんの状態(結果がわからない状態)で終わるドラマ、または最終回を、「クリフハンガー」といいます。
cliff とは「崖、断崖絶壁」、 hanger は「ぶら下がるもの」という意味。
崖からぶら下がった状態みたいに宙ぶらりんの状態にしておいて、ハラハラドキドキ、これからどうなっちゃうの?と思わせて、次への興味を引きつける、というドラマの手法なのです。
私は「話が宙ぶらりん」だからクリフハンガーって言うんだ、と思ってたんですが、昔の連続活劇が「崖に宙ぶらりん」のシーンで終わっていたことが本当の語源だそうです。

フレンズの各シーズンの最終回はこのクリフハンガーが多いですね。(私の記憶では、シーズン2とシーズン6以外はクリフハンガーだったような。)
アメリカの連続ドラマは、半年放映した後、半年の休みを挟んで(その間は再放送をしていたりする)、また新しいシーズンが始まるというパターンが多いです。
その半年間、ファンの興味を保っておくために、わざとこういう方法を取っているんですね。

フレンズとは関係ないネタで申し訳ないんですが・・・。
新スタートレックでは、第3シーズンの最終回でピカード艦長がボーグという強力な敵に拉致され、ボーグに同化(改造)され敵になってしまう、というシーンで終わっています。
次のシーズンが始まるまで、ファンの間では、ピカードはこのまま敵として死ぬのではないか、とか、ピカード演じる俳優(パトリック・スチュワート)が次のシーズンで降板するからだ、とかいろいろな憶測が流れたそうです。
(アメリカでは、ギャラや待遇の問題にからんで、俳優の降板話がよく出てくるのですが、ファンがストーリーの展開ばかりを気にしているのではなく、「キャストが続投するのか降板するのか」にからめてストーリーを見ているところが、アメリカらしいというか、何と言うか。)
ともかく、そうやって、新しいシーズンが始まるまでの間に、ファンの気持ちを盛り上げておくための効果的な手法であることは間違いありませんね。

ちなみに、クリフハンガーというシルベスタ・スタローン主演の映画もありましたね。
こちらは山岳救助隊の話なので、まさに崖っぷちにぶら下がるアクションの連続だったようですが。

やっとファースト・シーズンの解説が終わりました。長かった・・・。
でも、面白かったです、自分でも。(やはり楽しくないと、ここまでは来れませんでしたね。)
私の解説も、半年休んでから次のシーズンを始めます。
・・・というのは冗談で、引き続き、セカンド・シーズンの解説を始めます。
これまで通り、暖かい目で見守っていて下さいね。

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posted by Rach at 11:10| Comment(20) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

フレンズ1-24その5

レイチェルが別の男性を部屋に呼んだと知って、怒るモニカ。
モニカ: Behind my brother's back? (兄さんに隠れて?)
言ってから、しまった、という感じで、
Is the kind of crazy thing you won't be hearing from me. (私が、こういうクレージーなことを言うのを、これから聞くことはないわよ。)
behind someone's back は「(人)の背後で・陰で、(人)のいない時に、(人)に隠れて・内緒で」という意味。
プレッシャーを与えたりしない、と言っておきながら、早速のこのセリフ。
モニカもやばいと思ったのか、これは悪い見本だとフォローしていますが、レイチェルにしてみれば、こうなるだろうと思ったのよ、という感じでしょう。

大学に精子を提供するバイトが終わり喜ぶジョーイ。
チャンドラー: So you'll stick with this "it's all for her" thing? (それじゃあ、この「全ては彼女のために」ってやつをこれからも続けるのか?)
ジョーイ: What, are you crazy? When a blind man gets his sight back, does he walk around like this? (何? お前はバカか? 目の見えない男が視力を回復したら、こんな風に歩くか?) [と言いながら目をつぶって、手探りで歩くふりをする]
stick には「(接着剤などで)貼り付ける、くっつける」という意味があり、そこから stick with は「〜から離れない、〜を守る、〜し続ける」という意味になります。
日本語でシールのことをステッカーと言いますが、これは sticker 「貼り付けるもの」という意味ですね。
禁欲生活中に見出した、女性を喜ばせる(”悦ばせる”という漢字の方がしっくり来る?)愛し方を今後も続けるのかと尋ねるチャンドラーですが、制約がなくなると、そんなことはすっかり忘れてしまうジョーイです。
「新たな愛の段階を知った」とか何とか言っておきながら、やっぱりジョーイはジョーイだったのでした。

ベランダでカールという男性と話をしているレイチェル。
ですが、その横にロスの幻が見えてきます。
ロス: I can't believe you'd rather go out with him than me. (僕よりも、彼とデートする方が良いなんて、信じられないよ。)
'd rather は would rather の省略形で、「〜する方が良い、むしろ〜したい」という意味になります。
このロスの発言はまさにその通り。
演出上ロスと比較するためとは言え、今回レイチェルが選んだのは、かなり下品なタイプの男性です。
どうしてなの、レイチェル? 私も聞きたいです(笑)。

レイチェル: Excuse me, please. I'm trying to have a date here. (お願いだから、邪魔しないで。ここでデートしようとしてるんだから。)
ロス: Fine, just stop thinking about me. Can't do it, can you? (いいよ。ただ僕のことを考えるのをやめればいいんだ。できないんだろ?)
レイチェルが見ている幻のロスは、かなりの自信家です。
本当のロスならこうは言えなさそうだけど(笑)。
でも、少し気になる相手ってカッコ良く見えたりするものですよね。
別になんとも思ってない人でも、何故か夢に出てきて、素敵な一面を見せられたら、その人のこと、次の日から意識し始めたりするし。
夢の場合は、そもそも夢に出てくる時点で、潜在意識下で何か魅かれるものがあったとも言えるのですが・・・。
「・・・くんが、あなたのこと好きらしいよ。」とか言われて、却ってこっちの方が熱を上げてしまう場合もあったりして。
その話がデマだったりすると、状況は最悪になったりします(笑)。

ロス: I don't get it. What do you see in this guy anyway? (わからないな。一体、この男のどこがいいんだ?)
get it は「理解する、分かる」。
"What do you see in this guy?" というフレーズはよく出てきます。
直訳すると「この男の中の何を見ているんだ?」、つまり、「この男の中に何か魅力的な部分があるのか? 僕には何が魅力的なのかわからないよ。」という感じです。

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2005年10月23日

フレンズ1-24その4

モニカは兄であるロスを応援して、なんとか盛り上げようとしています。
よく喧嘩してるけど、このへんはやっぱり兄妹ですね。
お互いよく知ってるから15回目のデートから始めるようなものだと言うモニカですが・・・。
フィービー: At the 15th date, you're already in a "relationship-py" place. You're committed. (15回目のデートなら、もう「恋愛関係」って場所にいることになるわ。引くに引けないって感じよ。)
What happens if it doesn't work out? (もしうまく行かなかったら、どうなるの?)
relationship は「関係、関連」ですが、「恋愛関係」のことも指します。
"Are you in a relationship now?" だと「今、誰か付き合ってる人がいますか?」ということ。
フィービーは relationship に py をつけて、形容詞形のようにして使っています。
committed は「関係した、約束した、引くに引けない立場の」という意味。
commitment なら「特定の異性と交際すること」。
relationship も commitment もチャンドラーの苦手な言葉ですね(笑)。
モニカはお互いよく知ってるから良いというのですが、フィービーの解釈では、よく知りすぎてるだけに、お互いを知るための軽く付き合う時間が不要だから、すぐに話が深刻化するのではないか、と言っています。

ベッドルームから出てきたジョーイ。
ジョーイ: You know how you think you're great in bed? (自分がベッドですごい、って思うこと、あるだろ?)
チャンドラー: The fact you'd even ask shows how little you know me. (そんなことを質問するってこと自体が、お前が俺のことをどれだけ知らないかを表してるな。)
ジョーイの質問は、「俺ってベッドですごいじゃん!」と自分で思ったりするだろ、とチャンドラーに同意を求めている、そういう感覚お前も知ってるだろ?という感じです。
チャンドラーは、自分はモテなくて、ベッドでのレベルも最低レベルだと自覚しているため(笑)、そんな風に同意を求めるジョーイは、俺のこと全然わかってないな、と言いたいようです。

レイチェルがおしゃれなスカートをはいています。
モニカ: Hey, great skirts! Birthday present? From who? (ねぇ、素敵なスカートね。誕生日プレゼント? 誰から?)
レイチェル: From you! I exchanged the blouse you got me. (モニカからよ。あなたがくれたブラウスを交換したの。)
アメリカではプレゼントを交換する機会が多いです。
よって、自分の気に入らないものを貰ってしまう機会も多いです(笑)。
しかし、さすが合理主義のアメリカ、便利なシステム "gift receipt" があります。
gift receipt とは、「贈り物を渡す相手用のレシート」のことで、このレシートには商品の値段は書いてありません。
プレゼントに同封されたギフトレシートを持ってお店に行くと、他の商品に交換してもらえるのです。
レイチェルもそうやって、モニカのプレゼントを、好みのスカートに交換してもらったわけ。
レイチェルはこういうことをしょっちゅうやっているようですが、それがレイチェルらしいとも言えますし・・・。
でも、アメリカではそれが特にわがままだというわけでもないようですね。
フレンズ1-19その1 にも出てきた gift registry system (ギフト登録制度)もそうですが、お互いが割り切れば、こういう方法が一番幸せなのかもしれません。

ロスと付き合うことにためらうレイチェル。
レイチェル: Because I feel like I wouldn't just be going out with him. I would be going out with all of you. There'd be all this pressure and... (だって、ただ彼とデートするって感じじゃないもの。友達みんなとデートしてるような感じになるわ。こんな全部のプレッシャーがかかったら・・・)
モニカ: No pressure, no pressure! (プレッシャーなんてないわ、プレッシャーなんて!)
このレイチェルの発言は的を得ていますね。
いつも一緒に仲良くしてるうちの二人が付き合うとなると、他のメンバーもその成り行きを固唾を呑んで見守ってしまうもの。
一挙手一投足を見られている感じで、確かに落ち着かないでしょうね。

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posted by Rach at 17:37| Comment(6) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

フレンズ1-24その3

ロスからレイチェルへの誕生日プレゼントは、カメオのブローチでした。
ロスは中国への出張準備のため、この場にはいません。
フィービー: This must've cost him a fortune. (これって高かったでしょうね。)
モニカ: I can't believe he did this. (ロスがこんなことするなんて信じられない。)
チャンドラー: Remember when he fell in love with Carol and bought her that ridiculously expensive crystal duck? (ロスがキャロルと恋に落ちた時に、キャロルにあのばか高いクリスタル製のアヒルを買った時のこと、覚えてるだろ?)
レイチェル: What did you say? (今、何て言ったの?)
fortune は「運」ですが、「富、財産、大金」という意味もあります。
cost someone a fortune (to)は「(・・・するのに)<人>に莫大な金がかかる、ひと財産かかる」という意味になります。
さて、ここでのチャンドラーのセリフは、ファースト・シーズンの中で、最も重要となるセリフ(というか問題発言)です。
チャンドラーはあきれたというか、怒ったようにこのセリフを言っているので、 fell in love の部分がそれほどはっきりとは聞こえませんが。
この love が聞き取れて、おや?と思えるとすごいですね。
ここでみんなの空気が凍りつき、レイチェルが聞き捨てならない、という風に食い下がるところを見ても、 love という言葉は安易には使えない言葉なんですね。
日本人がイメージしているほど、アメリカ人は簡単に I love you. とは言わないようです。

ロスと話をするために、空港まで行くつもりのレイチェル。
チャンドラー: You're never gonna make it! (絶対に間に合わないよ。)
make it は「時間に間に合う」という意味。
また「うまくやり遂げる、成功する」という意味もあります。
"You made it!" は「よくやった!」という誉め言葉です。

搭乗受付の女性にロスへの伝言を頼んだレイチェル。
受付女性: I have a message for you. Rachel said she loved the present. She'll see you when you get back. (メッセージをお預りしております。「プレゼント気に入りました。あなたが戻るのを待ってます。」とレイチェルさんからです。)
でも、女性が伝言を伝えたのは、同じ青いジャケットの白髪のおじいさんでした。

あわてるおじいさん。横にいる妻らしい女性に、
Toby, I don't know what she's talking about. There's no Rachel! (トビー、受付の人が何のことを言ってるか見当もつかないよ。レイチェルなんて知らない!)
とんだとばっちり、可哀相なおじいさんでした。

ロスとのことをどう思っているのか聞かれたレイチェル。
レイチェル: I don't know. This is just my initial gut feeling, but I'm thinking it'd be really great. (わからないわ。これは私の最初の第六感だけど、それって、すごく良いことかもしれないって思うわ。)
モニカ: Oh, my God, me too! We'd be like friends-in-law! (まぁ、本当? 私もよ。私たちって、”義理の友達”みたいね。)
gut は「腸、内臓、(ラケットの)ガット」という意味ですが、そこから「感情、直感」という意味にもなります。
また複数形のguts だと「根性、勇気、ガッツ」です。
gut feeling は「勘、直感、第六感」という意味です。
日本語でも「腹黒い」とか、「腹に一物ある」という表現がありますよね。
腹の中に人の考え方や気持ちが入っていると感じるのは、どこの国でも同じようです。
ところで、日本語で第六感というのは、五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)以外の第六番目の感覚という意味ですよね。
ブルース・ウィリス主演のシックス・センスという映画がありましたが(怖そうなんで見てません)、原題はThe Sixth Sense、第六番目の感覚、って日本語の第六感、そのままじゃん。
第六感という言葉が英語の直訳なんでしょうか?
in-law は「姻戚、親戚」という意味で、mother-in-law だと「義理の母、姑」という意味になります。
friends-in-law だと「義理の友達」という意味になってしまいそうですが、モニカは「親戚関係にある友達」というニュアンスで使っているようですね。(雰囲気はわかります。)

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posted by Rach at 17:16| Comment(6) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月21日

フレンズ1-4その4 ご質問

melocoton さんのブログ 子育て主婦のやりなおし英語 の記事 『Friends』1-4 疑問点 でフレンズに関する疑問点をいくつか挙げられています。
私のブログのコメント欄で、その件についての意見を求めてこられたので、今日はその質問を元に投稿記事を書いてみたいと思います。

以前にも、melocoton さんやけんとんさんからご質問をいただき、その時はコメント欄でお返事を書いていたのですが、コメント欄は字数制限があるし、読みにくいし・・・。
せっかくの貴重なご質問なので、こちらも分かる範囲できっちり書きたいという思いもあったので、今回から、こうして投稿記事にすることにしました。

いつもはノルマのように順番に解説記事を書いてるだけなので、こういう記事を書くと、メリハリがついていいですね。
それに、これで一日分の記事も書けるわけだし・・・(←それが本音か?)
なお、ああでもない、こうでもない、と考えた過程がそのまま書いてありますので、回りくどいかもしれませんが、ご了承下さい。
わからないところがあると、いつもこんな風に考えたり探したりしている、というところが垣間見れると思います。

(質問1)
ロス、ジョーイ、チャンドラーはこれからホッケーの試合を見に行くところ。
ホッケーの真似をして盛り上がるジョーイとチャンドラーですが、ロスはショーウィンドーに飾られた女性用ブーツを眺めています。
元妻キャロルとの初エッチの晩に、彼女が履いていたブーツと似てるらしい。
おまけにエッチの時、キャロルはそのブーツを脱がなかったとか・・・。
三人はまた歩き始めますが、再び立ち止まるロス。
ジョーイ: What? (何だよ。)
ロス: Peach pit. (桃の種だ。)
チャンドラー: Yes, Bunny? (それがどうしたんだ、バニー?)
この Bunny とは誰でしょう?という質問でした。

Bunny がつく固有名詞ということで、一瞬、Bugs Bunny (バッグス・バニー)かと思ったんですが、ここでは関係なさそう。(←なら、書くなよ。)
Space Jam (スペース・ジャム)という1996年の映画で、NBAのスーパースターのマイケル・ジョーダンと、アニメのキャラクター、バッグス・バニーが共演していましたね。
ジョーイとチャンドラーがバスケの話をしてるなら、Bugs Bunny の可能性もあるんですが、ここではホッケーだからなぁ。

それでは別の方面から考えようということで、チャンドラーがロスを Bunny と呼んだのは、ロスの何かが Bunny を連想させたからだ、と考えました。
いろいろ調べてみると、なんとなくあてはまりそうなことがいくつか・・・。
その1
bunny fuck という卑語があり、これは「ウサギの交尾」のことですが、これは短時間で終わるものらしく、そこから「短時間のエッチをする」という意味になるらしい。
ロスはキャロルとブーツを履いたままエッチした、と言ったので、すごく短い間だったんだろうと想像したチャンドラーが、「短時間のエッチをした人」という意味で、Bunny と呼びかけた、とか?
その2
bunny は「うさちゃん」のこと、つまり rabbit ですね。
rabbit は多産の象徴らしく、breed like rabbits で「(人が)やたらに子を産む」という意味になるそうです。(あまり良い言葉ではないらしい。)
元妻とのエッチの話を懐かしんでいたロスに、「多産のうさぎみたいにキャロルとたくさんエッチしたんだろ?」という意味で呼びかけた、とか?
でも、「多産」というと、一度の出産でたくさん産むことを指すだろうから、ロスはキャロルとの間には一人(このエピソードではその子を妊娠中)しかいないので、多産のうさぎに例えるのは少し違うかも(←弱気)。
その3
bunny には俗語で「レズビアンの相手をする売春婦、ホモの相手をする男娼」という意味があるそうです。
キャロルはレズですから、そのキャロルとエッチしたロスのことを、「レズの相手をした人物」という意味で、bunny と呼んだ、とか?
その4
今度は、この Bunny のセリフの前のロスのセリフ、"Peach pit." からの連想です。
pit は「(モモ・アンズなどの)種」のほかに、「穴、くぼみ」という意味もあります。
pit という言葉を聞いたチャンドラーが、「種」ではなくて「穴」だと(わざと)受け取り、「穴があったから入ろうと思ってるのか?うさちゃん?」という意味で bunny と呼びかけた、とか。
私が調べて思いついたのはこれくらいです。
私が一番近いと思うのは、その3の「レズの相手」ですね。

(質問2)
女性陣は向かいのアパートに住む、ジョージ・ステファノポロスの噂話をしています。
レイチェル: So, what do you think George is like? (ジョージってどんな感じだと思う?)
モニカ: I think he's shy. (彼はシャイだと思うわ。)
フィービー: Yeah? (そう?)
モニカ: Yeah. I think you have to draw him out. And then- when you do- he's a preppy animal. (そうよ。恋人が彼の本性を引き出さなきゃいけないと思うわ。そして、エッチをする時になったら、彼は preppy animal になるのよ。)
その preppy animal って何? というご質問でした。

preppy とは「プレッピー、prep school の学生、卒業生」のこと。
prep school とは preparatory school の略で、「(大学進学を目的とした米国の)私立高等学校、進学校」、お金持ちの子弟が入学する全寮制高校らしいです。
preparatory は prepare (準備する)の形容詞形なので、「大学進学の準備のための学校」ということですね。
ジョージはクリントン政権でブレーンだった人なので、prep school 出身なんでしょう。
そういう上品でおハイソな彼が、ベッドでは animal (動物、けだもの)のようなワイルドな男に変身するのよ、というのが preppy animal だと思います。(モニカの勝手な想像ですけどね。)

(質問3)
学生時代の思い出話をするレイチェルとモニカ。
レイチェル: The valentine Tommy Rollerson left in your locker was really from me. (トミー・ローラーソンがモニカのロッカーに入れたバレンタインのプレゼントは、本当は私からのものだったのよ。)
モニカ: Excuse me?! (何ですって?)
レイチェル: Hello? Like he was really gonna send you one? She was a big girl. (もしもし? トミーが本当にモニカにプレゼントを贈るつもりだったとでも? [フィービーに]モニカはでっかい女だったのよ。)
このレイチェルのセリフの Like の用法についての質問でした。
like は「・・・のように」という意味。
ですから、「トミーが本当にモニカにプレゼントを贈るつもりだったかのように(あなたは言うけど、トミーが本当にあなたにプレゼントを贈るつもりだったはずないじゃない。)」、で次のセリフ、「だって、モニカはすごく太ってたんだから。」につながるのです。
この like の使い方は、フレンズ1-7その1 にも出てきます。

(質問4)
ロスが自分がゲットしたホッケーのパックを子供と取り合いし、言い争っているときのセリフ。
ロス: Oh yeah? Well, I'm rubber, you're glue, whatever... (ああそうかい、いいか、僕はラバーで君はグルーなんだよ。とにかく・・・)
この I'm rubber, you're glue. の意味は?の質問です。

rubber は「ゴム」。 glue は「接着剤、のり、にかわ」という意味です。
私も最初、どういう意味だろう???と思ったのですが・・・。
以前、コメント欄で紹介させていただいた、カツキさんのホームページ『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』 にVocabulary List (ボキャブラリー集)というのがあって、そこに以下のように書いてありました。(そのまま引用させていただきます。)
I'm rubber, you're glue. 直訳=僕はゴム、君はニカワ。意味「君の言ったことは僕からはねかえって君にくっつくよ。」→「その言葉はそのまま君に返すよ。」(引用終わり)
だそうです。
ここでは、ロスは子供と言い合いをしているのですが、相手の言葉に、「その言葉そっくり返すよ。」と言い返しているわけですね。

(2009.10.1 追記)
以下の記事に、I'm rubber, you're glue. Whatever you-- に関する追加説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-4その5
(追記はここまで)

以前のコメント欄にも書いたのですが、この『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』は、内容も充実しており、何よりそのボキャブラリー集を大変参考にさせていただいていたのですが、いつの間にか移転または廃止されてしまったようです。
いろいろ検索してみたのですが、それらしいページが見当たらなくて。
いくつか自分でメモしてあったのもあり、この件はそのうちのひとつです。
今回は特に質問があったため、引用させていただきましたが、私のブログは、あくまで「自分が勉強していて気付いたこと、わかったこと」を書いているブログですので、普段の投稿記事には引用することは避けています(本人の了解が得られないため)。
昔からのフレンズのホームページでは、リンク集に入っていることが多いのですが、どのサイトの方も、今はページが見当たらないとおっしゃっているようです。
どなたかこのカツキさんのページの行方をご存じないでしょうか?
ぜひとも復活していただきたいです!!(勝手に引用させていただいて申し訳ありません。ホームページが存在していれば、リンクさせていただけるのですが・・・)

なお、melocoton さんは、うちのブログでもおなじみの F.D.J.さんにも同じように質問されていて、さきほど melocoton さんのサイトを見たら、コメント欄でお返事されてました。
私が書いた解説と同じようなことを書いていらっしゃいましたね。(それも私より早く。さすがだ。)
私もまたわからないことがあったら、F.D.J.さんに聞こうっと。
また、今回の説明で、「それは違うだろ!」という点などあれば、どしどし意見して下さい。お待ちしております。

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posted by Rach at 15:59| Comment(19) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

フレンズ1-24その2

ジョーイは大学の医学部の受精率の研究に協力中で、しばらくは自分のエッチを我慢して定期的に精子を提供するバイトをしています。(冷静に書いてる自分がかなり恥ずかしい・・・)
それを2週間続けなければなりません。
でもメラニーは今夜ジョーイとエッチをしたがっている模様。
そこでアドバイスをするモニカ。
モニカ: So have you ever thought about being there for her? (そしたら、あなたが彼女のために尽くす、ってことを考えてみた?)
ジョーイ: What do you mean? (どういう意味?)
モニカ: You know, just be there for her. (ほら、ただ彼女のために、そこにいればいいのよ。)
ジョーイ: Not following you. (全然わかんない。)
モニカは「ジョーイがメラニーのためにそこに存在する」べきだ、と言っています。
つまり、ジョーイの欲求を満たすのではなく、彼女を満足させるためにジョーイがいるべきだ、ジョーイは自分のことじゃなくって相手を満足させることを考えるべきだ、とアドバイスしているわけ。
モニカは露骨な表現は避けていますが、この場合は「精神的にも肉体的にも彼女を満足させる」という意味で言っているようです。(そして、恐らく”肉体的”な方にポイントがあるでしょうね。)
ところで、フレンズのオープニングに流れている主題歌のタイトルはザ・レンブランツの "I'll Be There For You" ですね。
これは、「君のために僕はいてあげるよ」という意味です。
"I'm here for you." なら、「私はあなたのために存在しているわ。あなたには私がついてるわ。いつでも私がいるわ。」と、相手のことをいつでも思っているとアピールする表現です。
相手が一人で何か悩んでいる時などに、相手を安心させ、「あなたは一人ぼっちじゃない。」と励ますのに使います。
follow は「追う、従う」という意味から、「相手の話についていく、理解する」という意味にもなります。
Are you following me? なら、「ここまでの話はわかりますか? 話についてこれてますか?」ということ。
ジョーイは "(I'm) not following you." と言っているので、モニカの抽象的な話の意味がわかっていない、ということです。

チャンドラーからのプレゼントを当てるレイチェル。
レイチェル: It's light. It rattle. It's Travel Scrabble! (軽い。ガサガサ音がする。トラベル・スクラブルだわ!)
rattle は「ガラガラ、ゴロゴロ鳴る」という意味で、名詞だと「(赤ちゃんが振って鳴らすおもちゃの)ガラガラ」という意味もあります。
チャンドラーは旅行用の携帯スクラブルゲームをあげたようです。
スクラブルというゲームは、シーズン1の17話に出てきました。
マルセルが駒を飲み込んで病院に運ばれた、という話でしたね。

ジョーイのプレゼントは本。
フィービー: It's Dr. Seuss! (ドクター・スースよ。)
ドクター・スースとは、アメリカの人気絵本作家の名前です。
ジム・キャリー主演の「グリンチ」という映画がありますが、これの原作もドクター・スースによるものです。

絵本をプレゼントしたジョーイを賞賛するメラニー。
メラニー: There is a little child inside this man. (この人の中には、小さな子供がいるのよ。)
チャンドラー: The doctors say if they remove it, he'll die! (医者が言ってたよ、もしその子供を摘出しようとしたら、ジョーイは死んじゃうって。)
メラニーは絵本をプレゼントするような純真な心を称えているのですが、チャンドラーはそういう子供っぽい部分がジョーイの本質で、それを取り除いたらジョーイという人間が成り立たない、つまり、ジョーイは全くのガキなんだよ、と言いたいようです。
もしくは・・・「彼の中には、小さな子供が住んでるの。」というファンシーな例えを、本当に子供が体内に存在しているかのようなリアルな描写を使ってバカにしてるのかも。
ブラック・ジャックのピノコを思い出したのは私だけ? (アッチョンブリケ! 知らない方は、さらっと流して下さい・・・私もそんなに詳しいわけではないです。)

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posted by Rach at 19:24| Comment(4) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

フレンズ1-24その1

シーズン1 第24話
The One Where Rachel Finds Out (めぐり遭えたのに?!)
原題は「レイチェルが知ってしまう話」

ベンの写真を見ているレイチェル。
レイチェル: You must just want to kiss him all over. (ロスは、ベンに、そこらじゅうキスしまくりたくなるはずね。)
ロス: That would be nice. (そうできるといいね。)
レイチェルは、パパであるロスが息子のベンに「チューしまくりたい」でしょ、と言っているのですが、ロスは自分に超接近してしゃべっているレイチェルの方をうっとりと見つめながら、「君にチューできたらいいな。」と答えているのです。

まだレイチェルに未練があるのかよ、とあきれる感じで、プッと息を吹き出すチャンドラー。
レイチェル: Pardon? (何?)
チャンドラー: Nothing. Just a little extra air in my mouth. (別に。口の中のわずかな余分の空気だよ。)
変な説明ですね(笑)。

お金を貸して、というジョーイに、
チャンドラー: Yeah, right. Including the waffles last week, you now owe me 17 jillion dollars. (よーし、わかった。先週のワッフルの分を足して、お前が俺から借りてる金額は17億兆円だ。)
jillionは「無数の、数えられないほどの莫大な数の」という意味。
ものすごい数を表してるのがわかるように、「億兆円」としてみました。(誤植じゃないですよ。)
フレンズ9話の感謝祭の話で、モニカの部屋に鍵がかかり、ジョーイがスペアキーを使うシーンで、"I got one keyhole and a zillion keys!" 「一つの鍵穴に対して、数え切れないくらいのカギがあるんだ。」というセリフがありましたが、この時は jillion ではなく、zillion でした。(細かい話ですが。)
jillion も zillion も、どちらにしても、意味は「膨大な数」です。
しかし、このチャンドラーのギャグって、大阪のお店で必ず聞くという会話、
「おばちゃん、これいくら?」「300びゃくまんえん!!」
みたいなかなりベタなギャクですけど。

部屋に入ってきたチャンドラーとジョーイ。何故か勇ましい(笑)。
チャンドラー: Men are here! (男たちが来たぞ!)
ジョーイ: We make fire. Cook meat. (火を起こす。肉を焼く。)
チャンドラー: Then put out fire by peeing, no get invited back! (それから、火事にならないように、おしっこで火を消す!)
これって何かの真似?
昔、洞窟で生活していた頃の、たくましい原始人を想像させますが・・・。
実は、ベランダでバーベキューをするだけなんですけど。
今日ごちそうを作るのは、レイチェルの誕生日パーティーだからです。

ロスが浮かない顔で部屋に入ってきます。
ロス: I have to go to China. (僕は、チャイナに行かなくちゃならないんだ。)
ジョーイ: The country? (チャイナ、って国のチャイナか?)
ロス: No, this big pile of dishes in my mom's breakfront. (いいや、ママの食器棚にたくさん積んである皿のことだよ。)
China と言えばもちろん「中国」ですが、china には「陶磁器、瀬戸物」という意味もあります。
中国製の陶磁器がヨーロッパで珍重されたことから来ているのだと思います。
あるいは、中国が陶磁器の発祥の場所、ということかなぁ?(私はよく知りません。)
ちなみに japan はお椀などの「漆器」という意味があります。
これは漆(うるし)や漆器が日本原産であることによるのでしょう。
わかりきったことを尋ねるジョーイに、あり得ない答えを返すロス。
なんだかチャンドラーが言いそうなギャグですが、ロスは疲れているようですね。

(2007.1.14 追記)
以下の記事に、この1-24 のエピソードに関する追加説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-24その7 ご質問1
フレンズ1-24その8 ご質問2
(追記はここまで)

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posted by Rach at 19:27| Comment(14) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

フレンズ1-23その6

ベンとご対面したフレンズたち。
フィービー: Susan, he looks just like you. (スーザン、ベンはあなたにそっくりね。)
スーザン: Thanks. (ありがとう。)
レズの恋人であるスーザンの遺伝子情報はベンには全く入っておりません(笑)。
これって、フィービーが何も考えずに言った社交辞令? それともジョーク?

レイチェル: Oh, God! I can't believe one of us actually has one of these. (本当にすごいわ。私たちのひとりが、こんな子供の一人を持つことになるなんて、信じられない。)
チャンドラー: I know. I still am one of these. (そうだよな。俺なんかまだこんな子供の一人だもん。)
チャンドラーは、自分は子供っぽいし、大人の恋愛が苦手だから、まだまだベンの仲間だと言っています。
いや、そんなに卑下しなくても・・・。

モニカ: Can I? (いい?)
このシチュエーションで、Can I? というと、「私もベンを抱っこしてもいい?」という意味なのはなんとなくわかりますよね。
以下を省略しないで言うと、"Can I have(carry, hold) him in my arms?" という感じでしょうか?
日本語でも、「ねぇ、いいかしら。」というだけで、その場面から判断できることも多いですよね。
こういうニュアンスで伝わる表現が使えるようになると便利です。
例えば、レストランでウェイターにお皿を下げて欲しい時は、ウェイターと視線を合わせながら、"Would you?" と言ってお皿を示すだけでわかってもらえる、とNHK英会話でスティーブ・ソレイシィさんが言ってたと思います。
「これお願いできるかな?」という感じでしょうか?
(スティーブ・ソレイシィさんに関しては、著書を フレンズ1-5その3 で紹介しています。)

いつまでもベンのそばから離れようとしないロス。
フレンズたちも、半ばあきれながらも幸せそうな顔でベンを見つめています。
こんな仲間がいるといいな、と思える瞬間ですね。
確かにフィービーの言う通り、ベンは世界で一番ラッキーな赤ちゃんと言えるかも。

最後にちょっと盛り下げてしまうかもしれない話をします・・・。
最後のシーン、ベンが目を閉じた、開けたと言って、フレンズのみんなが見えたり、暗くなったりしますね。
ところが実際には、生まれたばかりのこの時期は、明暗の区別がつく程度で、まだ目は見えません。
目が見えるようになるのは、2、3ヶ月してからなんですよ。
でもこのシーン、ベンから見たロスたちの表情がよくわかる楽しいシーンなので、そんなこと言ったら興醒めかなぁ。
フレンズファンの皆様、ごめんなさい。
いつもの私なら、「そんな重箱の隅をつつくようなことばかり気にして、ドラマを楽しめない人ってどうよ。」って感じなんですが、出産・育児と自分が少しでも絡む話になると、ついつい熱が入ってしまって・・・。
1-23 のエピソード解説は、英語解説じゃなくって、出産解説の方が多かったかも・・・。(←反省)
次からは、また英語の解説に戻りますので、ご安心下さい(笑)。

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posted by Rach at 19:57| Comment(14) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

フレンズ1-23その5

キャロルはすぐにでも赤ちゃんが産まれそう。付き添いのみんなもパニクっていますが、
ジョーイ: Relax! You're only at nine centimeters, and the baby's at zero station. (落ち着けよ! 子宮口はまだ9cmだぞ。赤ちゃんはまだ出発地点だよ。)
チャンドラー: You are really frightening me. (お前、本当に怖いやつだな。)
子宮口の大きさが10cmになったら、いよいよ出産なんですが、10cmになるまではいくら産まれそうでも、産ませてくれません(笑)。
この9cmくらいの時はかなりつらいです。
ジョーイはこのエピソードの最初、破水の話を聞くだけでいやがっていたのに、リディアの出産に立ち会って一回りも二回りも大きくなったようですね。
妙に出産の事情に詳しいジョーイに笑えます。
それを聞いてビビるチャンドラーも、おかしい。
しかし、出産に立ち会う方も、出産する方も、わからない間はオロオロするばかりですが、一度経験してみると「こんなもんだよ。」と思えてしまう、それが出産というものです。(あぁ、実感)
私も二人目の時は、すごく気が楽でした。
出産自体も、二人目以降は、かかる時間もずっと短くなりますし。
それにしても、付き添いの人多過ぎ。
こんなにたくさんの人に囲まれてたら、大変ですよねぇ。
でも、気がまぎれていいのかも?

医者: Ten centimeters. Here we go. ([子宮口が]10cmになった。さあ始めるよ。)
おぉ、とうとう出産の瞬間がやってきました。
キャロルは最初の陣痛から出産までずっと同じ部屋にいるようですが、私の場合は(私の場合なんて聞きたくないって?)陣痛に苦しむ間は、陣痛室(分娩待機室)というところ(ただベッドがたくさん並んでるだけの部屋)にいて、子宮口が10cmになったら分娩室という手術室みたいな部屋に連れて行かれました。
いや、正確には連れて行かれたのではなく、「自分で歩いて」行きました。
アメリカはあまりセンチメートルという単位を使わず、身長もインチで表すことが多いですが(フレンズ1-11その2 でアメリカのヤード・ポンド法について触れています)、医学的なことはやはり国際単位系のメートル法で表すようですね。
それに”10cm”ってキリがいいし。(単なる偶然?)

ナース: There's too many people here! There's about to be one more! So anybody who's not an ex-husband or a lesbian life partner...out you go! (ここには人が多すぎる。もうすぐもう一人増えるし。だから、元夫と、レズのライフパートナー以外の人はここから出てって。)
このナース、ジョーイとリディアの部屋にもいた人ですが、この英語の発音、どこかで聞いたような気が・・・、と思ったら、後のフレンズのエピソードで、ジョーイのエージェントをしているエステル(俳優はJune Gable)です。
あの独特のしゃべり方は、エステルのキャラクターではなく、この俳優さんの地のしゃべりのようですね。

赤ちゃんを見つめる親3人(!)。
スーザン: No shouting, but we still need a name for this little guy. (大声は出さないで。でも、この小さな男の子に名前が必要だわ。)
ロス: How about Ben? (ベンはどう?)
スーザン: I like Ben. (ベン、いいわね。)
キャロル: Ben. Ben's good. (ベン、ベンっていいわ。)
ロスが思いついたベンという名前は、清掃用具室に閉じ込められた3人が脱出しようとした時に、フィービーが着た作業着の名札にあった名前です。
あの用具室内で、喧嘩をしながらも、フィービーの話を聞いて、二人とも赤ちゃんを愛していることを悟ったロスとスーザン。
用具室を思い出す名前を二人が納得してつけようとした・・・犬猿の仲だった二人が、仲直りした瞬間ですね。
この後も、仲良しになるわけではないですが、これ以前ほどの険悪な感じは減っていくような気がします。

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posted by Rach at 18:45| Comment(6) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月16日

フレンズ1-23その4

ジョーイが付き添っていた妊婦のリディアは無事に赤ちゃんを出産。
お祝いに2つの可愛い風船を持って病室を訪ねるジョーイ。
そこには、リディアの赤ちゃんのパパである男性が来ていました。
リディア: I wasn't by myself. I had a doctor, nurse and a helper guy. (ひとりきりじゃなかったわ。お医者さんもいたし、看護師さんもいたし、ヘルパーの男性もいたわ。)
So did you see who won the game? (ところで、どっちが試合勝った?)
リディアの彼: The Knicks by 10. They suck! (10点差でニックスが勝った。ニックスなんて最低なのに。)
リディア: They're not so bad. (ニックスもそんなに悪くはないわよ。)
ヘルパーの男性とは、ジョーイのことですね。
この二人は二人ともセルティックスのファンのようですが、リディアはニックスも悪いチームじゃない、と言っています。
それは一生懸命付き添ってくれたジョーイが好きなチームだから・・・。

赤ちゃんを囲んで仲良さそうに話している二人を見たジョーイ。
ホッとした表情で、風船のひとつをドアノブにくくりつけ、可愛い人形の風船の手を引いて去っていきます。
このシーン、すごくいい!!
今回、ブログを書くために久しぶりに見ましたが、また少しウルウルしてしまいました。
ジョーイの優しさが際立つ名シーンです。
ジョーイファンが多いのもうなずけますね、うんうん。

閉じ込められた部屋で喧嘩がエスカレートするロスとスーザン。
ロス: You get to go home with the baby. Where does that leave me? (スーザンは赤ちゃんと一緒に家に帰れるんだ。僕は置いてきぼりだよ。)
スーザン: You get to be his father! And who am I? There's Father's Day! There's Mother's Day! There's no Lesbian Lover Day! (ロスはパパになれるじゃない! じゃあ、私は何なの? 父の日もある! 母の日もある! レズの恋人の日はないのよ!)
ロス: Everyday is Lesbian Lover Day! (毎日がレズの恋人の日だよ。)
"Where does that leave me?" は直訳すると「君たちが赤ちゃんを連れ帰ることで、僕はどこに置き去りにされるんだ?」、つまり「僕は赤ちゃんと一緒に帰ることもできなくて、ひとり残されるんだ。」という感じでしょうか。
スーザンは、自分にはパパやママと呼んでもらえる呼称がないことを怒っています。
ロスは、キャロルとスーザンは毎日、ラブラブなんだからいいじゃないか、と反論しています。

何故かその喧嘩を嬉しそうに見ているフィービー。
フィービー: I mean, when I was growing up, my dad left, and my mother died and my stepfather went to jail. (私が子供の頃、パパは家出して、ママは死んで、義理のパパは刑務所に入ったわ。)
I barely had enough pieces of parents to make one whole one. (完全な親一人分を作るだけの、充分なピースもなかったわ。)
And here's this baby who has three parents who care so much that they fight over who gets to love it the most, and it's not even born yet! (そしてここにいるロスたちの赤ちゃんは、すごく大事に思ってくれる3人の親がいて、誰か一番赤ちゃんを愛しているかを巡って喧嘩しているのよ、赤ちゃんはまだ生まれてもいないのに!)
It's just the luckiest baby in the whole world. (この赤ちゃんは、世界中で一番ラッキーな赤ちゃんね。)
フレンズを最初から見ていない方はびっくりするかもしれませんが、フィービーの言った生い立ちは本当なんです。つらい少女時代だったんですね。
何かとこの話を持ち出して、都合の悪いことを逃れるのに使うこともあるのですが。
それにしても、このフィービーの名演説。
彼女は天然キャラですが、たま〜に、こういうまともなことを言って、みんなに大事なことを気付かせてくれるのです。

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2005年10月15日

フレンズ1-23その3

ジョーイ: Push, push, push! (いきんで、いきんで、いきんで!)
「いきんで!」とは、お産の時に助産師さんが、妊婦に言う掛け声。
それに合わせて赤ちゃんを押し出すように力を込めるのです。
英語では「いきんで!」を "Push!" と言いますが、なんか押し出す感じがして、イメージピッタリです。
これはキャロルたちが母親学級で学んでいたラマーズ法によるものです。

ちなみに、私は一人目はラマーズ法でした。
二人目の時は同じ病院だったのに、何故か「ソフロロジー」という分娩法に変わっていました。
ソフロロジーは、「いきまない」のが特徴で、息をフー、フーと吐いて赤ちゃんを押し出すのです。
いきまないだけ楽なような気もしますが、やはり痛いものは痛いぞ!(出産日記ブログになってきた・・・)

清掃用具室に閉じ込められたロス、スーザンとフィービー。
助けを呼びますが、誰も来てくれません。
そこにフィービーの歌。(英語の歌詞は著作権の関係で省略します)
”そして次の日、彼らの死体が発見された、そして次の日、彼らの死体が・・・”
ますます助けを呼ぶ声が大きくなるロスとスーザンでした。
それにしても、こういう状況でこの歌を歌えるフィービーのセンスはすごい。

イケメンのお医者さんと知り合ったレイチェル。
彼には恋人がいないというので喜びますが、
医者: I suppose it's because I spend so much time, you know where I do. (僕に恋人がいないのは、僕が長い時間、”仕事してる場所”のせいだと思うんだ。)
このお医者さんは産婦人科医。
仕事してる場所、と遠回しに言っていますが、これは出産に立ち会う医者が毎回見ている”赤ちゃんが出てくるところ”のことです。

レイチェルがウエイトレスだと言うと、
医者: Aren't there times when you come home at the end of the day and you're like: "If I see one more cup of coffee"... (こういうのが時々ないかな・・・一日が終わって家に帰った時、「もし、コーヒーをもう一杯見たら・・・」)
よく食品を扱うお店でバイトしていると、匂いとかが鼻について、もうその食品を見るのもいや、とかいうふうになる、という話を聞きますね。
ウエイトレスだとコーヒーを見るとげんなりする、そして産婦人科の彼の場合は・・・(これ以上はあえて言いません(笑)。)
レイチェルはいや〜な感じを覚え、今飲んでいたコーヒーを飲むのをやめます。
そして、おめかしして損しちゃったわ、という感じで、苦々しくイヤリングを外すのでした。

(Rachからのお知らせ)
フレンズ1-1その1 に追記いたしました。
今回は、モニカのセリフ、"Buzz him in." に関連して、アパートのインターコムの仕組みについて書きました。
なお、この件に関しましては、F.D.J.さんのブログ FADED-DEAD-JADED の記事のコメント欄で私が質問し、答えていただいたことを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
(「フレンズ1-1その1」は、追記したり、コメント欄で説明したり、他の方が説明を付け加えてくださったりして、増改築の激しい家のようになっております・・・読みにくいかもしれません。ごめんなさい。)

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posted by Rach at 16:04| Comment(6) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

フレンズ1-23その2

ジョーイは待合室のテレビでバスケの試合を見ていて、別のチームのファンである妊婦さんと知り合います。
ジョーイには珍しく、今回はナンパしたのではありません・・・って、妊婦さんをナンパはしないかな、さすがのジョーイでも(笑)。
彼女は赤ちゃんの父親に出産を知らせず、一人で産むつもり。
その妊婦さんが自分の母親と電話で話していたのですが、
リディア(妊婦): She wants to talk to you. (私のママがあなたと話したいって。)
ジョーイ: Yeah, it's me. We're just friends. Yeah, I'm single. Twenty-five. An actor...Hello? (はい、僕です。僕らはただの友達ですよ。はい、僕は独身ですけど。25歳です。俳優です・・・もしもし?)
シングルマザーになるのは大変だから、男友達と結婚させるのも手ね、とリディアのママは思ったようです。
相手にふさわしい男かどうか判断するため、いろいろ質問していたようですが、職業を答えたとたん、電話は切れてしまいました。
それって、俳優は生活力がない、と判断された?
(職業が俳優の方、ごめんなさい。)

父親に知らせたら、とアドバイスしたら、逆にリディアの機嫌を損ねてしまったジョーイ。
出て行って、と言われていったんは部屋を出るのですが、
ジョーイ: Know what the Celtics' problem is? Players run the team. (セルティックの問題が何かわかるか? プレーヤーがチームを好き勝手に動かしてるからだ。)
run は「運営する、管理する、支配する」という意味です。
つまり、「プレーヤーがチームを支配している」ということは、監督や経営者の言うことを聞かず、プレーヤーが自分勝手なことをしている、選手の管理がなっちゃいない、という意味のようですね。
プリプリと怒りながらジョーイは部屋に入ってきて、お互いのひいきのチームのことで言い合いを始めるのですが、そう言いながらリディアの枕を直してあげているのです。
ジョーイって、や・さ・し・い。

キャロルの前で喧嘩を始めたロスとスーザン。キャロルに怒られますが、
ロス: She started it! (スーザンが先にしかけたんだ。)
スーザン: He did! (ロスの方よ。)
喧嘩のきっかけを作ったのは誰か、どちらが先に挑発したのか、二人とも相手が先だ、と言って自分を弁護しています。
「売り言葉に買い言葉」という言葉がありますが、少なくとも喧嘩を買った方は罪が軽い、ということですね。

ロスとスーザンはキャロルに部屋を追い出されてしまいました。
ロス: Carol never threw me out of a room before you came along. (君が現れる前は、キャロルは僕を部屋から追い出すようなことはしなかったのに。)
スーザン: There's a lot Carol never did before I came along. (私が現れてから、するようになったことなんて、たくさんあるわよ。)
キャロルはスーザンに会ってから人が変わってしまったと非難するロス。
次のスーザンのセリフは直訳すると、「私が現れる前にキャロルが決してしなかったことはたくさんある」、つまり、「スーザンと出会ってから、いろいろと新しい行動をするようになった」、という意味なのですが・・・。
それは単に人が変わった、というだけのことではなく、レズという禁断の世界をキャロルに教えてあげたのは私、それからキャロルは"いろんなこと"(あんなことや、こんなこと?)をするようになったのよ、という意味も含まれているのです。

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2005年10月13日

フレンズ1-23その1

シーズン1 第23話
The One With the Birth (ベビー誕生!)
原題は「誕生の話」

キャロルがもうじき出産。慌てふためくパパのロスです。
モニカ: It's fine. Has her water broken yet? (大丈夫よ。破水はしたの?)
someone's water breaks は「破水(はすい)する」という意味です。
破水とは、出産の時に、羊膜が破れて羊水が出ることです。
それにしても、water breaks を直訳すると「水が壊れる、破れる」という感じなので、破水という言葉は英語の直訳なんでしょうか?

医者: How are your contractions? (陣痛はどんな感じですか?)
スーザン: They're every four minutes and last 55 seconds. (陣痛は4分ごとに来て、55秒続いてます。)
contraction は「子宮収縮、陣痛」です。
この陣痛は周期的にやってくるもので、10分ごとに陣痛が来るようになったら、病院に行き、入院する手続をします。
この「陣痛の間隔(何分ごとに来るか)」と「陣痛が継続する長さ(何秒続くか)」は常にお医者さんに聞かれます。
付き添いの人は、ロスやスーザンのように腕時計とにらめっこすることが多いですね。
陣痛の間隔がどんどん短くなり、継続時間はどんどん長くなっていきます。
陣痛が1〜2分間隔になり、60秒〜90秒続くようになったら、まもなく出産、という感じです。

待合室で待っているモニカとチャンドラー。新生児が運ばれていくのを見て、
モニカ: I want a baby! (赤ちゃんが欲しいわ!)
チャンドラー: Not tonight, honey. I got an early day tomorrow. (今夜はダメだよ、ハニー。明日の朝、早いんだ。)
モニカは赤ちゃんを早く産みたいようです。
横で居眠り(もしくは眠ったふりをしているだけ?)のチャンドラーは、モニカのその言葉を、妻が夫を「誘って」いるセリフだと捉え、「明日は早いから、今夜はエッチはやめにしよう。」と返事しているのです。
モニカの「子供が早く欲しい」という願望はかなり切実らしく、後のエピソードでもよくそういうセリフを聞きます。

双子の赤ちゃんを見て羨ましがるモニカをなぐさめようとするチャンドラー。
チャンドラー: Tell you what. When we're 40, and if neither of us are married, what do you say we have one together? (いいかい。もし俺たちが40歳で、その時二人とも結婚してなかったら、一緒に子供を作るっていうのはどう?)
モニカ: Why won't I be married when I'm 40? (どうして40歳で私が結婚してないわけ?)
チャンドラー: I just meant hypothetically. (例えばの話、だよ。)
モニカ: "Hypothetically," why won't I be married when I'm 40? (”例えばの話”でも、どうして40歳で私が結婚してないわけ?)
なぐさめるつもりだったのに、モニカの地雷を踏んだらしい。
とことん詰め寄るモニカです。
40歳と言ったのはマズかった。せめて35歳にしといたら良かったのか?(←別に35歳に何の根拠もないですが)

困ったチャンドラーはギャグで逃げるしかありません(笑)。
チャンドラー: Dear God! This parachute is a knapsack! (なんてこった! これ、パラシュートだと思ったら、ナップサックだった!)
慌てたふりをしてその場から逃れます。
うまく着地するはずが、そのまま地面にまっ逆さまに落ちていく・・・このギャグそのままの心境のチャンドラーでした。

(Rachからのお知らせ)
フレンズ1-22その5 で、フレンズ1-1 に関する質問をいただきましたので、フレンズ1-1その1 のコメント欄 で回答させていただきました。
フレンズ1-1 の頃は、私もブログを始めたばかりの手探り状態だったので、説明も妙にあっさりしているし、抜けている部分も多いと思います。
ですから、このコメント欄に書いてあるものは追加説明だと思って読んでいただけると幸いです。

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posted by Rach at 19:08| Comment(0) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月12日

フレンズ1-22その6

ポケベルが鳴っても動じないロス。
ロス: Carol and I have a new system. If she punches in 9-1-1, it means she's having a baby. Otherwise, I just ignore it. (キャロルと僕とは新しいシステムを考えたんだ。もしキャロルが911と番号を打ったら、それが赤ちゃんが生まれるっていう合図。そうじゃない場合は、無視すればいい。)
911はアメリカでの警察・救急・消防を呼ぶ緊急電話番号です。
アメリカ同時多発テロは9月11日に起こりましたが、これはアメリカの緊急電話番号が911だったことから、テロリストがこの日を選んだという説もあります。(何ともやりきれない話ですね。)

セントラルパークに入ってきたイーサン。
イーサン: Hey. (やぁ。)
モニカ: That was gonna be my opener. (「やぁ」って言葉を私も最初に言おうと思ってた。)
Hey を「やぁ」と訳してしまうと、モニカが言う女性言葉にはちょっと似合わない気がするので難しいのですが。
英語では男女とも hey という挨拶をよく使います。
思いを寄せている者同士が”Hey, you.”と、うっとり見つめ合いながら、挨拶するのも見かけます。
opener は「缶切り、オープナー」ですが、「最初の話を切り出すもの」という意味もあります。

レイチェル: Did you guys check out those new hand dryers in the bathroom? (みんな、トイレの新しいハンドドライヤーをチェックした?)
ロス: I thought that was just a rumor. (それってただの噂かと思ってた。)
レイチェル: True story. (本当の話よ。)
レイチェルは、モニカをイーサンを二人きりにしてあげようと新しい話題を提供しますが、それがトイレのハンドドライヤー(笑)。
しかし、なんとか話題を盛り上げようと、大袈裟に対応するロスにも笑えます。
みんなこういうところは優しいですよね。

イーサンはまだモニカに夢中。
イーサン: This is ridiculous. We are great together! ([別れるなんて]こんなのばかみたいだよ。僕たち、相性バッチリじゃない!)
"We are great together."は「僕たちは一緒にいたら最高。すごくうまく行ってる。相性バッチリ。」という感じ。よく使われる表現です。

何もかも最高だったというイーサン。もちろんエッチも(笑)。
イーサン: I have no frame of reference, but I thought that was great! (比較になる基準があるわけじゃないよ。でもあれはすごく良かった。)
frame of referenceは「基準系、座標系、参照する枠」という意味ですが、つまり「良いか悪いかを判断する基準」みたいなものでしょう。
彼は高校生で、モニカとが初体験だったので、他のと比べることはできないけど・・・と言っているのです。
妙に正直なところが可愛いですね。(こんなのが好み?)

モニカがイーサンと別れたい理由とは・・・。
モニカ: It's icky. (気味悪いの。)
icky は「嫌な感じの、気味悪い、不快な」という意味。
sticky「ねばねばする」の最初の部分 st が落ちた単語です。
今回のフレンズの原題は The One With the Ick Factor ですが、ickは「嫌なもの」、または「(いやな感じを表す)げっ!」という意味です。
アリーmy Loveでも、アリーがよく使っています。
アリーmy Loveシーズン1の15話 「生涯に一度の愛」の冒頭で、アリーがとある男性のことを、
"I sense the ick." "I'm feeling the ick." (やっぱりボツっぽい。)と言うシーンがありました。

モニカ: If you were older or I was younger or we lived in biblical times, I could really...love you. (もしあなたがもう少し年上か、私がもう少し年下か、それとも聖書の時代に住んでいたら、私、本当にあなたを愛せたのに。)
biblical は「聖書の」、Bible 「聖書」の形容詞形です。
聖書の時代なら今とはモラルがかなり違っていて、歳の差なんて問題にならなかったはずだと言いたいわけですね。
モニカも26歳、世間体とかモラルとかが気になる歳なわけです。

(2007.4.16 追記)
この部分に該当するセリフのやり取りについて、フレンズ1-22その7 という、解説の追加記事を書きました。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

レイチェルはソファで眠っています。
また誰かとの「良い夢」を見ている様子。
それをロスは苦々しく見ているのですが、
レイチェル: Oh, that's nice. Oh, Ross! (あぁ、いいわ。あぁ、ロス!!)
それを聞いてロスはびっくり。夢の中での相手はロスだったようです。
声には出さずにYes!!とガッツポーズをしているロスの姿に笑えますね。
英語ではこのように「やったー!!」という場合、"Yes!!"をよく使います。
映画インデペンデンス・デイで、廃墟で見つけた車のエンジンがかかった時のジャスミンのセリフも"Yes!!"でした。

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posted by Rach at 19:29| Comment(16) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする