モニカはリチャードに、将来のことをどう考えているかの質問を切り出します。
リチャード: Well, uh, sometimes I think about selling my practice. We could move to France. Make French toast. (そうだな、時々、医者の仕事の権利を誰かに売ろうかって考えるんだ。(そしたら)フランスへ引っ越せるよ。(フランスでは)フレンチトーストを作ってくれ。)
モニカ: Okay, so, uh, we're in France, and we're making the toast. Do you see a little bassinet in the corner? (わかったわ。じゃあ、私たちはフランスにいて、フレンチトーストを作るのね。部屋の隅には、ちっちゃなバシネットが見えるかしら?)
リチャード: Like a hound? (ハウンド[猟犬]みたいなやつのこと?)
モニカ: Not a basset. A bassinet. (バセットじゃなくて、バシネットよ。)
practice は「(医者・弁護士などの)開業」。
be in practice は「(人が)開業している」という意味です。
リチャードは眼科医で、個人で眼科医院を開業しています。
フレンズ2-15その9 では、先生のところで予約を取った話、フレンズ2-15その13 では、実際に先生の診療所で診察を受けるシーンが出てきました。
sell my practice ですから、その医院や機材などをまとめて誰かに売る、医院を経営する権利を誰かに譲る、ということでしょうね。
もうお孫さんのいる年齢(モニカのパパくらいの年齢)なので、リタイアも視野に入れているということでしょう。
フレンチトーストは「牛乳と卵を混ぜて、その中にパンを浸してフライパンで焼いたトースト」のことですが、フランスの食べ物、というとやはり誰でもその辺りが思い浮かぶんでしょうね。
一緒にフランスパン(French bread)を食べよう、でもいいですが、モニカは料理が得意なので、やはり何がしかの手間をかけて料理するものを出してきた、妥当な選択(?)だと思います。
Do you see a little bassinet in the corner? は、フランスに移住したと想像して、住んでいる部屋を思い浮かべると、その部屋の隅にある小さなバシネットがあなたには見える?、と尋ねているのですね。
あなたの想像している風景には、バシネットも入ってる?、部屋の隅にバシネットは置いてある?、という感じです。
bassinet は、「ほろ付き揺りかご、新生児用かご型ベッド」。
フランス語から来た言葉で、発音は「バサネット」と後ろのネットにアクセントがあります。
英語での説明は、Wikipedia 英語版: Bassinet で、
また、aBABY.com A-BABY SPECIALTY SHOP: Bassinet Bedding には、フリフリがたくさんついて、ファンシーで可愛らしい bassinet がたくさん載っています。
ちょっと脱線しますが、子供が生まれる前は、「あぁ、こんなお姫様みたいな可愛いベッドに寝かせてあげたいなぁ…」と思うんだけど、実際に子供を育て始めると、「こんなにフリフリで飾り立てたら、汚れた時に洗うのが大変やろ!」と、現実的なことを考えてしまうのが母の常…。
ベビー用品は洗濯機でガンガン洗っても傷まないような丈夫なものじゃないとねぇ(笑)。
我が家は、こんな可愛らしいバシネットではなくて、もっと機能的な「Aprica のハイローベッド&チェア」を使っておりました。
リクライニングが出来てベッドにも椅子にもなる、食事用のテーブルも付けられて、高さも調節できて、赤ちゃんが眠たい時にはゆらゆらとスウィングさせることもできる…というものです。
なお、日本でも「バシネット」という名前が浸透してきているようですね。
特に飛行機の国際線のサービスに関するサイトでこの名前をよく見かけます。
JAL 公式サイト: 国際線 赤ちゃん、お子様向けサービス には、機内提供品として、ベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)の説明とその写真が載っています。
basset は basset hound 「バセットハウンド、バセット犬(胴長短脚の猟犬)」のこと。
basset は、これまたフランス語で、short-legged (hound)という意味です。
こんなワンちゃんです↓
Wikipedia 英語版: Basset Hound
二つの単語を調べた後、だから「フランスへ行く」という話が出てきたんだ!と気付きました。(気付くの遅いって!)
bassinet も basset もちゃんと英語の辞書に載っていますから、もうすっかり英語として定着しているのでしょうが、どちらも語源はフランス語なので、フランスに住んでいるという設定ならその単語を使うのが自然だから、ということなのでしょう。
よく似た単語を出してリチャードが勘違いするという流れに持っていくために、bassinet と basset のダジャレを考えた脚本家のセンスは素晴らしいですね。
赤ちゃんがいることなど想像もしていないリチャードにとっては、部屋にある(いる)もの、というとペットを思いつくのはとても自然ですから。
ちなみにこういうダジャレは日本語に訳しにくいですが、DVDの日本語訳は、ベッドをペットと聞き間違える、ということになっていました。
実際にリチャードも、バシネット(ベッド)を犬(ペット)と聞き間違えたわけですから、非常に上手く日本語に置き換わっていますよね。
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2007年01月16日
2007年01月15日
フレンズ2-24その9
リチャードとさよならした後も、もじもじ、くねくねしているモニカに向かって、
フィービー: I think my boyfriend's ever so dreamy. I wonder what our wedding's gonna be like. ([モニカになったつもりで]私の彼って超素敵だと思うわ。私たちの結婚式はどんな感じになるのかしら。)
モニカ: What are you talking about? What wedding? (何言ってるの? 何の結婚式よ[結婚式って何のことよ]?)
フィービー: Come on, like you never talk about that. (またまたぁ。結婚式について話し合ったことがないみたいに言うのね。)
モニカ: Nooo! Never! I mean, we're just living in the moment. God, it is so nice for once not to get all hung up on, "Where is this going?" (話し合ったことなんてないわよ! 一度も! だって私たちはただその瞬間を生きているだけだもの。あぁ、「これからどうなるの?」って一度くらい気にしないでいられたら、素晴らしいわ。)
レイチェル: Afraid to ask him? (彼に尋ねるのが怖いの?)
モニカ: Could not be more terrified. (それ以上怖いことなんてないわ。)
チャンドラー: Well, I think you should seriously consider the marriage thing. Give Rachel another chance to dress up like Princess Bubble Yum. (じゃあ、結婚について真剣に考えるべきだよ。レイチェルに、プリンセス・バブル・ヤムみたいなドレスをもう一度着るチャンスをあげろよ。)
ever so は「非常に、実に、大変、超…」。
very を強調した感じです。
get hung up on は「…にくよくよする、…に(心理的に)こだわる、…に夢中になる」。
hang up は「(ものを)かける、吊るす」ですから、何かに on して(接触して)引っかかって、それから離れられないというニュアンスだと思います。
よく似た表現で、be hooked on 「…に夢中になって」という表現もあります。
この hook も「(引っかけるため先の曲がった)鉤(かぎ)、留め金、ホック、フック」という意味で、同じように「何かに引っかかってしまう」ことから来ているのですね。
"Where is this going?" は進行形が使われているので、「この今の状況はこれからどこに行こう[向かおう]としているの?」、つまり「これから[この先]どうなるの?」ということになります。
for once 「一度だけ(は)」がよくわからないのですが、for once not to get all hung up on ... 「…を”一度だけ(でも)”気にしないでいられること」は nice だ、という意味のようです。
裏を返せば、モニカは心の中でいつも「これから私たちどうなるのかしら?」と気にしまくっている、それを気にしない日はないのだ、ということのように思えます。
几帳面なモニカのことですから、男性とお付き合いしている場合は、その男性との将来について考えていないはずはないですよね。
Could not be more terrified は「それ以上怯えることはあり得ない」、すなわち「一番恐ろしい、ものすごく怖い」という意味になります。
このように、「not +比較級」を使う表現は英語には多いですよね。
フレンズ2-16その17 では、"have never seen Richard happier" 「リチャードがこんなに幸せそうにしてるところは見たことがない。」という表現が出てきました。
Bubble Yum (バブル・ヤム)というのはこちら。↓
BUBBLE YUM bubble gum -HERSHEY'S
bubble gum というのは「風船ガム」のことで、その gum を yum 「おいしい」ともじったネーミングです。
まぁ、バブル・ヤムと聞くと、フーセンガムだろうなぁ…というのは察しがつきますよね。
HERSHEY'S という会社の製品で、上のサイトはそのバブル・ヤムを紹介したページなのですが、いろんな Flavors が並んでいる中でトップに挙がっている Original が、レイチェルのドレスのようなピンク色をしていますね。
これが一番有名なフレーバーで、バブル・ヤムの色、と言うと、みんなこの色を思い出すので笑えるのでしょう。
Wikipedia 英語版: Bubble Yum
上のウィキペディアに、Bubble Yum logo として、このピンクのロゴが載っていますので、やはりこの色のイメージは強いということですね。
このドレスの色については、フレンズ2-24その5 で、「吐き気止めの薬」の色のようだ、というセリフもありましたね。
その記事のコメント欄で、その薬の名前を教えていただいたので(ありがとうございました!)、今回、色の話が出たついでに、再度、それを紹介しておきます。
薬の名前は、Pepto-Bismol といいます。
Pepto-Bismol 公式サイト
Pepto-Bismol についての詳しい話は、その フレンズ2-24その5 のコメント欄 に書いてありますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
つまり、このドレスの色を見ると、フレンズたちは、Pepto-Bismol という薬、または、Bubble Yum というガムを思い出さずにはいられない、ということです。
モニカが結婚したら、レイチェルはモニカの maid of honor (花嫁の付き添い役)として、再度、こんな色のドレスを着ることができるぞ、とチャンドラーは言っているのですね。
悩んでいるモニカに、結婚を真剣に考えたら?というチャンドラーの助言はもっともなのですが、そこにこんなオチをつけないではいられない、というのが実にチャンドラーらしいです。
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フィービー: I think my boyfriend's ever so dreamy. I wonder what our wedding's gonna be like. ([モニカになったつもりで]私の彼って超素敵だと思うわ。私たちの結婚式はどんな感じになるのかしら。)
モニカ: What are you talking about? What wedding? (何言ってるの? 何の結婚式よ[結婚式って何のことよ]?)
フィービー: Come on, like you never talk about that. (またまたぁ。結婚式について話し合ったことがないみたいに言うのね。)
モニカ: Nooo! Never! I mean, we're just living in the moment. God, it is so nice for once not to get all hung up on, "Where is this going?" (話し合ったことなんてないわよ! 一度も! だって私たちはただその瞬間を生きているだけだもの。あぁ、「これからどうなるの?」って一度くらい気にしないでいられたら、素晴らしいわ。)
レイチェル: Afraid to ask him? (彼に尋ねるのが怖いの?)
モニカ: Could not be more terrified. (それ以上怖いことなんてないわ。)
チャンドラー: Well, I think you should seriously consider the marriage thing. Give Rachel another chance to dress up like Princess Bubble Yum. (じゃあ、結婚について真剣に考えるべきだよ。レイチェルに、プリンセス・バブル・ヤムみたいなドレスをもう一度着るチャンスをあげろよ。)
ever so は「非常に、実に、大変、超…」。
very を強調した感じです。
get hung up on は「…にくよくよする、…に(心理的に)こだわる、…に夢中になる」。
hang up は「(ものを)かける、吊るす」ですから、何かに on して(接触して)引っかかって、それから離れられないというニュアンスだと思います。
よく似た表現で、be hooked on 「…に夢中になって」という表現もあります。
この hook も「(引っかけるため先の曲がった)鉤(かぎ)、留め金、ホック、フック」という意味で、同じように「何かに引っかかってしまう」ことから来ているのですね。
"Where is this going?" は進行形が使われているので、「この今の状況はこれからどこに行こう[向かおう]としているの?」、つまり「これから[この先]どうなるの?」ということになります。
for once 「一度だけ(は)」がよくわからないのですが、for once not to get all hung up on ... 「…を”一度だけ(でも)”気にしないでいられること」は nice だ、という意味のようです。
裏を返せば、モニカは心の中でいつも「これから私たちどうなるのかしら?」と気にしまくっている、それを気にしない日はないのだ、ということのように思えます。
几帳面なモニカのことですから、男性とお付き合いしている場合は、その男性との将来について考えていないはずはないですよね。
Could not be more terrified は「それ以上怯えることはあり得ない」、すなわち「一番恐ろしい、ものすごく怖い」という意味になります。
このように、「not +比較級」を使う表現は英語には多いですよね。
フレンズ2-16その17 では、"have never seen Richard happier" 「リチャードがこんなに幸せそうにしてるところは見たことがない。」という表現が出てきました。
Bubble Yum (バブル・ヤム)というのはこちら。↓
BUBBLE YUM bubble gum -HERSHEY'S
bubble gum というのは「風船ガム」のことで、その gum を yum 「おいしい」ともじったネーミングです。
まぁ、バブル・ヤムと聞くと、フーセンガムだろうなぁ…というのは察しがつきますよね。
HERSHEY'S という会社の製品で、上のサイトはそのバブル・ヤムを紹介したページなのですが、いろんな Flavors が並んでいる中でトップに挙がっている Original が、レイチェルのドレスのようなピンク色をしていますね。
これが一番有名なフレーバーで、バブル・ヤムの色、と言うと、みんなこの色を思い出すので笑えるのでしょう。
Wikipedia 英語版: Bubble Yum
上のウィキペディアに、Bubble Yum logo として、このピンクのロゴが載っていますので、やはりこの色のイメージは強いということですね。
このドレスの色については、フレンズ2-24その5 で、「吐き気止めの薬」の色のようだ、というセリフもありましたね。
その記事のコメント欄で、その薬の名前を教えていただいたので(ありがとうございました!)、今回、色の話が出たついでに、再度、それを紹介しておきます。
薬の名前は、Pepto-Bismol といいます。
Pepto-Bismol 公式サイト
Pepto-Bismol についての詳しい話は、その フレンズ2-24その5 のコメント欄 に書いてありますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
つまり、このドレスの色を見ると、フレンズたちは、Pepto-Bismol という薬、または、Bubble Yum というガムを思い出さずにはいられない、ということです。
モニカが結婚したら、レイチェルはモニカの maid of honor (花嫁の付き添い役)として、再度、こんな色のドレスを着ることができるぞ、とチャンドラーは言っているのですね。
悩んでいるモニカに、結婚を真剣に考えたら?というチャンドラーの助言はもっともなのですが、そこにこんなオチをつけないではいられない、というのが実にチャンドラーらしいです。
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2007年01月10日
フレンズ2-24その8
チャンドラー: I like this girl, okay. I seriously like this girl. You know how sometimes I tend to get a little defended and quippy? (俺はこの子が好きなんだよ、いいだろ。俺は本気でこの子が好きなんだ。ほら、俺ってちょっと守りに入ってて皮肉を言ったりする傾向があるだろ?)
ロス: Get out! (よく言うよ。)
レイチェル: Nooo! (そんなことないわよ。)
モニカ: Please! (やめてよ!)
チャンドラー: Well, she totally called me on it, okay? She said, "Cut it out, get real." And I did. (で、彼女はそれを完璧に見抜いたんだよ、いいか? 彼女は言ったんだ。「そんなことはやめて。現実に目を向けて。」 だから俺はそうしたんだ。)
レイチェル: Wow! What's that like? (わぁ! それってどんな感じなの?)
チャンドラー: It's like this. Me. No jokes. (どんな、って、今のこれ。ジョークを言わない俺だ。)
フィービー: All right, stop it. You're freaking me out. (わかったから、やめてよ。すっかり私をびびらせてるわよ。)
リチャード: Oh, yeah, I don't like you this way. (あぁ、ほんとだよ。僕もこんな君は好きじゃない。)
quip は「警句、気のきいた言葉、辛辣な言葉、皮肉」。
quippy はその形容詞形ですから「皮肉を言う、ジョークを飛ばす」という性格だということですね。
みんな口々にそのチャンドラーのセリフを非難するのですが、少なくとも quippy は当たっていると思うのですが…。
get defended という表現に、みんなは引っかかっているみたいですね。
defend は「(敵・攻撃・危害などから)守る、(言論などで)(意見・主義・行為などを)正しいと主張する・弁護する」、また defend oneself で「自分の立場を弁護する」という意味にもなります。
ですから、get defended というのは get+受身形なので、「自分が守られる立場になる」のですが、それは多分「自分で自分を守ろうとする」ということだと思います。
ですから「守りに入る」と訳してみたのですが、チャンドラーはそんなに弱い人間じゃない、そんなに繊細な人間じゃないだろ?とフレンズたちは言いたいのでしょうかねぇ?
(ちなみに、DVDの日本語では「シャイ、内にこもる」というような意味になっていました。)
Get out! は「出て行け!」としても使いますが、この場合は、「ばかな!、冗談言うなよ!」という意味です。
フレンズ1-9その3 にも出てきました。
she totally called me on it の call someone on なんですが。
このフレーズは、フレンズ2-23その20 にも出てきました。
その時のセリフは、
ジョーイ: If you try to pull somethin', he'll call you on it. (もしお前が何かを引っ張ろうとしたら、ジョセフは call you on it してくるだろう。)
というものです。
その過去記事では、そのフレーズのニュアンスがよくわからなかったので、記事中でもその解釈について悩んでいるのですが、その フレンズ2-23その20 のコメント欄 で、以下のようなご意見をいただきました。(以下のコメントは、私が編集させていただいています。)
「call someone on は、スポーツ試合の審判のアウト、セーフのコールから来ていると思われる。2-23 のジョーイのセリフは、チャンドラーが何かしようとしても、すぐにコールされる[いちゃもんをつける]、というニュアンス、2-24 のセリフは、見抜かれている、という感じ。」
そのコメントをいただいた後、私なりにその call のニュアンスを考えて、そのコメント欄のレスに書いたのですが、ここで再度その私の解釈をまとめておきます。
call someone on のニュアンスは、審判が、あんな風に大きな声で高らかに宣言する、またはピピーッと笛を吹いて、選手[相手]がやっていることに対して注意しようとする感じ?
権限のある審判による裁定ということで、2-23 の場合は、「おいおい、それはちょっとまずいぞ、おかしいぞ!」といちゃもんをつけるイメージで、今回の 2-24 の場合は、「あなたはこうなのよ、私にはわかるわ!」とスバッと指摘する[見抜く]ニュアンス?
漠然とした表現だと、「ビシッと言う」とか「ズバッと言う」という感じ???
上の私の解釈が合っているのかどうかよくわからないのですが(笑)、私の今のイメージはそんな感じです。
間違っている部分があれば、ご指摘下さい。
Cut it out! は、「やめて! いい加減にして!」。
フレンズ2-4その3 にも出てきました。
get real は「まじめに考える、現実に目を向ける」という意味。
それを命令形として使っているので、「まじめに考えて! 現実を見て! ふざけないで!」という意味になります。
まぁ英語を見ても「リアルになる」という意味から、無理に自分を作らずにリアルなあなたになって、という意味だというのはわかりますよね。
レイチェルの、What's that like? は、昨日の記事、フレンズ2-24その7 にも書きましたが、見た目ではなくて、内面や雰囲気・様子を尋ねる表現になります。
ですから、チャンドラーは、真面目に本当の気持ちを語っている今のこの俺、ジョークでごまかさない俺のことさ、と答えているんですね。
freak out は「…を興奮させる、異常な状態にさせる、パニックにさせる」。
フレンズ2-17その3 にも出てきました。
フレンズ2-20その25 で、フレンズ1-1 のセリフを引用しているのですが、そこに "I got really freaked out." 「私は本当にパニクちゃったわ。」という表現も出てきます。
せっかく素直に自分をさらけ出そうとしているのに、みんなにめちゃくちゃ言われて(しかもリチャードにまで言われてるし…笑)、チャンドラーは、かわいそうですね。
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ロス: Get out! (よく言うよ。)
レイチェル: Nooo! (そんなことないわよ。)
モニカ: Please! (やめてよ!)
チャンドラー: Well, she totally called me on it, okay? She said, "Cut it out, get real." And I did. (で、彼女はそれを完璧に見抜いたんだよ、いいか? 彼女は言ったんだ。「そんなことはやめて。現実に目を向けて。」 だから俺はそうしたんだ。)
レイチェル: Wow! What's that like? (わぁ! それってどんな感じなの?)
チャンドラー: It's like this. Me. No jokes. (どんな、って、今のこれ。ジョークを言わない俺だ。)
フィービー: All right, stop it. You're freaking me out. (わかったから、やめてよ。すっかり私をびびらせてるわよ。)
リチャード: Oh, yeah, I don't like you this way. (あぁ、ほんとだよ。僕もこんな君は好きじゃない。)
quip は「警句、気のきいた言葉、辛辣な言葉、皮肉」。
quippy はその形容詞形ですから「皮肉を言う、ジョークを飛ばす」という性格だということですね。
みんな口々にそのチャンドラーのセリフを非難するのですが、少なくとも quippy は当たっていると思うのですが…。
get defended という表現に、みんなは引っかかっているみたいですね。
defend は「(敵・攻撃・危害などから)守る、(言論などで)(意見・主義・行為などを)正しいと主張する・弁護する」、また defend oneself で「自分の立場を弁護する」という意味にもなります。
ですから、get defended というのは get+受身形なので、「自分が守られる立場になる」のですが、それは多分「自分で自分を守ろうとする」ということだと思います。
ですから「守りに入る」と訳してみたのですが、チャンドラーはそんなに弱い人間じゃない、そんなに繊細な人間じゃないだろ?とフレンズたちは言いたいのでしょうかねぇ?
(ちなみに、DVDの日本語では「シャイ、内にこもる」というような意味になっていました。)
Get out! は「出て行け!」としても使いますが、この場合は、「ばかな!、冗談言うなよ!」という意味です。
フレンズ1-9その3 にも出てきました。
she totally called me on it の call someone on なんですが。
このフレーズは、フレンズ2-23その20 にも出てきました。
その時のセリフは、
ジョーイ: If you try to pull somethin', he'll call you on it. (もしお前が何かを引っ張ろうとしたら、ジョセフは call you on it してくるだろう。)
というものです。
その過去記事では、そのフレーズのニュアンスがよくわからなかったので、記事中でもその解釈について悩んでいるのですが、その フレンズ2-23その20 のコメント欄 で、以下のようなご意見をいただきました。(以下のコメントは、私が編集させていただいています。)
「call someone on は、スポーツ試合の審判のアウト、セーフのコールから来ていると思われる。2-23 のジョーイのセリフは、チャンドラーが何かしようとしても、すぐにコールされる[いちゃもんをつける]、というニュアンス、2-24 のセリフは、見抜かれている、という感じ。」
そのコメントをいただいた後、私なりにその call のニュアンスを考えて、そのコメント欄のレスに書いたのですが、ここで再度その私の解釈をまとめておきます。
call someone on のニュアンスは、審判が、あんな風に大きな声で高らかに宣言する、またはピピーッと笛を吹いて、選手[相手]がやっていることに対して注意しようとする感じ?
権限のある審判による裁定ということで、2-23 の場合は、「おいおい、それはちょっとまずいぞ、おかしいぞ!」といちゃもんをつけるイメージで、今回の 2-24 の場合は、「あなたはこうなのよ、私にはわかるわ!」とスバッと指摘する[見抜く]ニュアンス?
漠然とした表現だと、「ビシッと言う」とか「ズバッと言う」という感じ???
上の私の解釈が合っているのかどうかよくわからないのですが(笑)、私の今のイメージはそんな感じです。
間違っている部分があれば、ご指摘下さい。
Cut it out! は、「やめて! いい加減にして!」。
フレンズ2-4その3 にも出てきました。
get real は「まじめに考える、現実に目を向ける」という意味。
それを命令形として使っているので、「まじめに考えて! 現実を見て! ふざけないで!」という意味になります。
まぁ英語を見ても「リアルになる」という意味から、無理に自分を作らずにリアルなあなたになって、という意味だというのはわかりますよね。
レイチェルの、What's that like? は、昨日の記事、フレンズ2-24その7 にも書きましたが、見た目ではなくて、内面や雰囲気・様子を尋ねる表現になります。
ですから、チャンドラーは、真面目に本当の気持ちを語っている今のこの俺、ジョークでごまかさない俺のことさ、と答えているんですね。
freak out は「…を興奮させる、異常な状態にさせる、パニックにさせる」。
フレンズ2-17その3 にも出てきました。
フレンズ2-20その25 で、フレンズ1-1 のセリフを引用しているのですが、そこに "I got really freaked out." 「私は本当にパニクちゃったわ。」という表現も出てきます。
せっかく素直に自分をさらけ出そうとしているのに、みんなにめちゃくちゃ言われて(しかもリチャードにまで言われてるし…笑)、チャンドラーは、かわいそうですね。
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2007年01月09日
フレンズ2-24その7
部屋に入って来たチャンドラーを見て、
フィービー: Ooh-oh! Someone's wearing the same clothes they had on last night. Someone get a little action? (あら? 誰かさんは昨晩着てたのと同じ服を着てるわ。誰かさんにちょっとした「刺激的なこと」があるのかしら?)
チャンドラー: I may have. (あるかもね。)
モニカ: Woo-hoo. Stud! (ヒュー、ヒュー。この色男!)
ロス: What's she look like? (相手はどんな(見かけの)子なの?)
チャンドラー: Well, we haven't exactly met. We just stayed up all night talking on the Internet. (厳密には僕らは会ったことないんだ。ただ一晩中起きてインターネットで話をしていただけなんだよ。)
モニカ: Woo-hoo, geek! (ヒュー、ヒュー。オタク!)
they had on の they ですが、これは someone を受けているんですね。
someone, somebody, everyone などは単数ですから、通常は単数の he や she で受けるのですが、口語ではこのように they で受けることもあります。
he や she だと性別がわからないと使えないから、ということでしょうね。
文章だと he/she などと書いたりしますが、それも面倒くさいですし、口語ではそれは違和感がありますし。
ただ、このフィービーのセリフの場合は、someone 「誰かさん」とぼかして言っているのですが、チャンドラーを指しているのは明白ですよね。
それでも he ではなくて they を使っているのが面白いなぁ、と思うのですが…。
その後も someone get a little action と someone を使っていて、とことん「誰かさん、某氏」で通そうという意志の表れなんですかねぇ?
それともそんなに大袈裟なものじゃなくて、今は someone は they で受けるのが普通、なのでしょうか?
action ですが、ここでは、いわゆる「動き、行動、活動」とはちょっと違うニュアンスで使っているようですね。
Merriam-Webster Online Dictionary に
action: sexual activity
つまり、「性的行為」(←訳さなくてもわかるって!)という意味が載っています。
またロングマン現代英英辞典には、
action: [U] (informal) exciting things that are happening
例1) There hasn't been much action around here for months.
例2) New York is where all the action is.
語義は、「起こっている刺激的なこと」、
例文1は「この辺ではここ数ヶ月、刺激的なことがあまり起こっていない。」
例文2は「ニューヨークは全ての刺激が存在する場所だ。」
研究社 新英和中辞典にも、
action=(俗)(しばしば不法な)活気[刺激、興味]のある行為、賭博
go where the action is 活気のある所[盛り場]へ行く
という意味が載っています。
ですから action というのは何か「刺激的なこと、いいこと、お楽しみ」みたいなニュアンスで使われているんでしょうね。
stud は「馬、種馬」。
そこから「精力絶倫の男、色男」という意味にもなります。
同じ stud という綴りの別の単語もありますが、それは「びょう、(スノータイヤに打ち込む)びょう、スパイク」という意味です。
雪道を走る時のタイヤでスタッドレスタイヤ(studless tire)というのがありますが、あれはスパイクタイヤ(スタッドタイヤ)に対する言葉で、stud がついておらず、溝を深くすることで雪道を滑りにくくしている…らしいです。(詳しくは知りませんが…)
"What's she look like?" は "What does she look like?" ということで、look という動詞が使われているので、彼女の見かけや容姿を尋ねる表現ですね。
背が高いとか太ってるとか美人だとか、そういうことを尋ねているんだと思います。
彼女の性格とかその他のことも含めて「どんな感じの子?」と聞く場合は、"What is she like?" になると思われます。
明日取り上げるセリフで、まさに "What's that like?" という表現が出てきますが、それは見た目ではなくて内面や雰囲気・様子を尋ねているんですね。
で、「いいこと」をして一晩過ごして着替えていないのかと思ったら、「パソコン」に夢中で着替えていないということがわかったので geek 「オタク」呼ばわりしています。
この場合は、computer geek 「コンピューターオタク」みたいに着替えもせずに一晩中パソコンに向かって…というイメージですね。
フレンズ1-10その6 には、scientist geek という言葉が出てきました。
フレンズ1-1その2 では、ロスが自分のことを、モニカの geeky older brother 「変わった兄」だと言っていましたね。
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フィービー: Ooh-oh! Someone's wearing the same clothes they had on last night. Someone get a little action? (あら? 誰かさんは昨晩着てたのと同じ服を着てるわ。誰かさんにちょっとした「刺激的なこと」があるのかしら?)
チャンドラー: I may have. (あるかもね。)
モニカ: Woo-hoo. Stud! (ヒュー、ヒュー。この色男!)
ロス: What's she look like? (相手はどんな(見かけの)子なの?)
チャンドラー: Well, we haven't exactly met. We just stayed up all night talking on the Internet. (厳密には僕らは会ったことないんだ。ただ一晩中起きてインターネットで話をしていただけなんだよ。)
モニカ: Woo-hoo, geek! (ヒュー、ヒュー。オタク!)
they had on の they ですが、これは someone を受けているんですね。
someone, somebody, everyone などは単数ですから、通常は単数の he や she で受けるのですが、口語ではこのように they で受けることもあります。
he や she だと性別がわからないと使えないから、ということでしょうね。
文章だと he/she などと書いたりしますが、それも面倒くさいですし、口語ではそれは違和感がありますし。
ただ、このフィービーのセリフの場合は、someone 「誰かさん」とぼかして言っているのですが、チャンドラーを指しているのは明白ですよね。
それでも he ではなくて they を使っているのが面白いなぁ、と思うのですが…。
その後も someone get a little action と someone を使っていて、とことん「誰かさん、某氏」で通そうという意志の表れなんですかねぇ?
それともそんなに大袈裟なものじゃなくて、今は someone は they で受けるのが普通、なのでしょうか?
action ですが、ここでは、いわゆる「動き、行動、活動」とはちょっと違うニュアンスで使っているようですね。
Merriam-Webster Online Dictionary に
action: sexual activity
つまり、「性的行為」(←訳さなくてもわかるって!)という意味が載っています。
またロングマン現代英英辞典には、
action: [U] (informal) exciting things that are happening
例1) There hasn't been much action around here for months.
例2) New York is where all the action is.
語義は、「起こっている刺激的なこと」、
例文1は「この辺ではここ数ヶ月、刺激的なことがあまり起こっていない。」
例文2は「ニューヨークは全ての刺激が存在する場所だ。」
研究社 新英和中辞典にも、
action=(俗)(しばしば不法な)活気[刺激、興味]のある行為、賭博
go where the action is 活気のある所[盛り場]へ行く
という意味が載っています。
ですから action というのは何か「刺激的なこと、いいこと、お楽しみ」みたいなニュアンスで使われているんでしょうね。
stud は「馬、種馬」。
そこから「精力絶倫の男、色男」という意味にもなります。
同じ stud という綴りの別の単語もありますが、それは「びょう、(スノータイヤに打ち込む)びょう、スパイク」という意味です。
雪道を走る時のタイヤでスタッドレスタイヤ(studless tire)というのがありますが、あれはスパイクタイヤ(スタッドタイヤ)に対する言葉で、stud がついておらず、溝を深くすることで雪道を滑りにくくしている…らしいです。(詳しくは知りませんが…)
"What's she look like?" は "What does she look like?" ということで、look という動詞が使われているので、彼女の見かけや容姿を尋ねる表現ですね。
背が高いとか太ってるとか美人だとか、そういうことを尋ねているんだと思います。
彼女の性格とかその他のことも含めて「どんな感じの子?」と聞く場合は、"What is she like?" になると思われます。
明日取り上げるセリフで、まさに "What's that like?" という表現が出てきますが、それは見た目ではなくて内面や雰囲気・様子を尋ねているんですね。
で、「いいこと」をして一晩過ごして着替えていないのかと思ったら、「パソコン」に夢中で着替えていないということがわかったので geek 「オタク」呼ばわりしています。
この場合は、computer geek 「コンピューターオタク」みたいに着替えもせずに一晩中パソコンに向かって…というイメージですね。
フレンズ1-10その6 には、scientist geek という言葉が出てきました。
フレンズ1-1その2 では、ロスが自分のことを、モニカの geeky older brother 「変わった兄」だと言っていましたね。
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2007年01月08日
フレンズ2-24その6
レイチェルが親友ミンディの結婚式に出席するのをいやがっているので、
ロス: So don't. I don't see why we have to go to this thing anyway. It's your ex-fiance's wedding. (ならやめたら。とにかく、どうして僕たちがこんなのに行かないといけないのか、理由がわからないよ。君の元フィアンセの結婚式だよ。)
レイチェル: Because I promised Mindy I would. (だって、ミンディに(花嫁の付き添い役をするって)約束したんだもの。)
モニカ: Yeah, well, you promised Barry you'd marry him. (そうよね、ほら、あなたはバリーとも結婚するって約束したんだもんね。)
レイチェルはモニカをにらみます。
レイチェル: Look you guys, I have to go. I'm the maid of honor. And besides, you know what, I just need to be in a room again with these people and feel good about myself. (ねぇみんな、私は行かなくちゃいけないの。私はメイド・オブ・オナー[花嫁の付き添い役]なのよ。それから、またあの人たちと同じ部屋にいて、良い気分でいる[過ごす]必要があるのよ。)
Don't. は「やめろ、やめて」。
don't の後は省略されていますが、この場合は、その前にレイチェルが I cannot believe I have to walk down the aisle... と言っているので、So don't walk. (それなら[歩きたくないなら]、歩くな。)ということなのでしょうが、つまりは Don't go. 「その式に行くな。」という意味ですね。
次のセリフでロスも、we have to go to... と go を使っていますし。
フレンズ2-21その16 にも "Don't." というセリフが出てきました。
ミンディと約束した、というシーンは、フレンズ1-20その4 に出てきました。
ミンディ: Will you be my maid of honor? (付き添い役やってくれる?)
というセリフでしたね。
まず結婚式の花嫁の付き添い役[花嫁介添え人]というと、bridesmaid (ブライズメイド)という役があります。
その bridesmaid という単語は、フレンズ1-1 に出てきました。(本文記事で取り上げるのを忘れておりますが…笑)
ロングマン現代英英辞典によると、
bridesmaid: a girl or woman, usually unmarried, who helps a bride on her wedding day and is with her at the wedding
つまり、「たいていは未婚の少女または婦人で、結婚式当日に花嫁を助け、結婚式で彼女の傍に付き添う(人)」
そして、今回話題になっている maid of honor というのは、同じくロングマン現代英英辞典によると、
maid of honor: the most important bridesmaid at a wedding
つまり、「結婚式で一番重要なブライズメイド」ということです。
ですから何人か bridesmaid がいて、その中でも一番重要度が高いまとめ役みたいな感じなのでしょうね。
男性の新郎側にも同じような付き添い役があります。
「結婚式での花婿付き添いの男性」のことを groomsman と言います。
そして、その複数いる groomsmen の中で主要な人を best man と言います。
つまり、花嫁側の bridesmaid と maid of honor の関係が、花婿側では groomsman と best man になるわけですね。
このエピソードでは、後ほど best man も登場します。
約束したから行かなくちゃというレイチェルに、「レイチェルはバリーとも結婚の約束をしてたわよね。」というモニカのキツい一言が。
つまり、結婚をするという大事な約束を破ったのに、友達の付き添い役の約束なんて破っても構わないんじゃない? どうしてバリーとの約束は平気で破ったのに、女友達との約束はそんなに気にするの?とでも言いたげです。
these people は 200人はいるというその式の出席者のこと。
レイチェルはミンディと親友で、バリーは元婚約者、つまり、レイチェルは彼らと言わば同じ society の人間なので、出席者はレイチェルの知っている人ばかり、そしてバリーとレイチェルの結婚式にも参加しており、レイチェルが逃げたことを知っている人ばかり、ということですね。
この I just need to... の部分なんですが。
自分にとっては結婚式を逃げ出したことは決して良い思い出ではないけれど、わざとそういう境遇に自分を追い込んで、そのトラウマを自ら克服する必要がある、という意味でしょうかねぇ?
feel good about myself は「自分に満足する、自分が良い気分になる」という意味のようですが、これもそこで「楽しく過ごす」という意味ではなくて、「自分が頑張っていることを実感する、不安になったり気分を害したりすることなくその場にいる、”私は大丈夫よ”と思える」という感じなのかもしれません。
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ロス: So don't. I don't see why we have to go to this thing anyway. It's your ex-fiance's wedding. (ならやめたら。とにかく、どうして僕たちがこんなのに行かないといけないのか、理由がわからないよ。君の元フィアンセの結婚式だよ。)
レイチェル: Because I promised Mindy I would. (だって、ミンディに(花嫁の付き添い役をするって)約束したんだもの。)
モニカ: Yeah, well, you promised Barry you'd marry him. (そうよね、ほら、あなたはバリーとも結婚するって約束したんだもんね。)
レイチェルはモニカをにらみます。
レイチェル: Look you guys, I have to go. I'm the maid of honor. And besides, you know what, I just need to be in a room again with these people and feel good about myself. (ねぇみんな、私は行かなくちゃいけないの。私はメイド・オブ・オナー[花嫁の付き添い役]なのよ。それから、またあの人たちと同じ部屋にいて、良い気分でいる[過ごす]必要があるのよ。)
Don't. は「やめろ、やめて」。
don't の後は省略されていますが、この場合は、その前にレイチェルが I cannot believe I have to walk down the aisle... と言っているので、So don't walk. (それなら[歩きたくないなら]、歩くな。)ということなのでしょうが、つまりは Don't go. 「その式に行くな。」という意味ですね。
次のセリフでロスも、we have to go to... と go を使っていますし。
フレンズ2-21その16 にも "Don't." というセリフが出てきました。
ミンディと約束した、というシーンは、フレンズ1-20その4 に出てきました。
ミンディ: Will you be my maid of honor? (付き添い役やってくれる?)
というセリフでしたね。
まず結婚式の花嫁の付き添い役[花嫁介添え人]というと、bridesmaid (ブライズメイド)という役があります。
その bridesmaid という単語は、フレンズ1-1 に出てきました。(本文記事で取り上げるのを忘れておりますが…笑)
ロングマン現代英英辞典によると、
bridesmaid: a girl or woman, usually unmarried, who helps a bride on her wedding day and is with her at the wedding
つまり、「たいていは未婚の少女または婦人で、結婚式当日に花嫁を助け、結婚式で彼女の傍に付き添う(人)」
そして、今回話題になっている maid of honor というのは、同じくロングマン現代英英辞典によると、
maid of honor: the most important bridesmaid at a wedding
つまり、「結婚式で一番重要なブライズメイド」ということです。
ですから何人か bridesmaid がいて、その中でも一番重要度が高いまとめ役みたいな感じなのでしょうね。
男性の新郎側にも同じような付き添い役があります。
「結婚式での花婿付き添いの男性」のことを groomsman と言います。
そして、その複数いる groomsmen の中で主要な人を best man と言います。
つまり、花嫁側の bridesmaid と maid of honor の関係が、花婿側では groomsman と best man になるわけですね。
このエピソードでは、後ほど best man も登場します。
約束したから行かなくちゃというレイチェルに、「レイチェルはバリーとも結婚の約束をしてたわよね。」というモニカのキツい一言が。
つまり、結婚をするという大事な約束を破ったのに、友達の付き添い役の約束なんて破っても構わないんじゃない? どうしてバリーとの約束は平気で破ったのに、女友達との約束はそんなに気にするの?とでも言いたげです。
these people は 200人はいるというその式の出席者のこと。
レイチェルはミンディと親友で、バリーは元婚約者、つまり、レイチェルは彼らと言わば同じ society の人間なので、出席者はレイチェルの知っている人ばかり、そしてバリーとレイチェルの結婚式にも参加しており、レイチェルが逃げたことを知っている人ばかり、ということですね。
この I just need to... の部分なんですが。
自分にとっては結婚式を逃げ出したことは決して良い思い出ではないけれど、わざとそういう境遇に自分を追い込んで、そのトラウマを自ら克服する必要がある、という意味でしょうかねぇ?
feel good about myself は「自分に満足する、自分が良い気分になる」という意味のようですが、これもそこで「楽しく過ごす」という意味ではなくて、「自分が頑張っていることを実感する、不安になったり気分を害したりすることなくその場にいる、”私は大丈夫よ”と思える」という感じなのかもしれません。
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2007年01月07日
フレンズ2-24その5
レイチェルは、どピンクのフリフリドレスで登場します。
レイチェル: I cannot believe I have to walk down the aisle in front of 200 people, looking like something you drink when you're nauseous. (吐き気がする時に飲む薬みたいな姿で、200人が見てる前で、通路を歩かないといけないなんて信じられないわ。)
レイチェルがこんな服を着ているのは、親友ミンディの maid of honor(メイド・オブ・オナー[花嫁の付き添い役])をするからです。
maid of honor については、明日、詳しく説明します。
aisle の発音は「アイル」で、「(教会堂の)側廊、(教会堂の座席列間の)通路、(劇場・列車・旅客機などの座席列間の)通路」という意味。
nauseous は「むかつく、吐き気がする」。
名詞形の「吐き気、むかつき」は nausea です。
nausea という単語は、フレンズ1-2 でロスの元奥さんキャロルが産婦人科のベッドで寝ているシーンに出てきました。
オーバーマン先生(産婦人科医): Knock knock! How are we today? Any nausea? (コンコン! 今日の調子はどう? 吐き気(むかつく感じ)がする?)
ロス、キャロル、スーザン: Yeah. Yeah. A little. (えぇ、えぇ、少し。)
先生は妊婦のキャロルの体調を尋ねているのですが、3人はお腹の中の子供の名前を考えるのにモメている最中だったので、みんな気分を害しているんだ、という返事でしたね。
で、something you drink when... は、そういう吐き気がする時に飲むもの、つまり吐き気止めの薬を指しています。
drink なので水薬ですね。
実際にどういう薬なのかは名前がわからないので検索できなかったのですが、日本でもそういうどピンクの水薬がありますよね。
子供が風邪をひいて小児科に行くと、目盛りのついた小さなプラスチック容器に入った、ピンク色の飲み薬を処方されます。
手元にある薬の説明書によると(最近はちゃんと薬の名前・写真・はたらき・注意事項・用法などが記された説明書を薬と一緒にくれるんですよ)、アリメジンシロップとアスベリンシロップとムコダインシロップを調合したものがそのピンクの水薬になるようです。
特にアリメジンシロップ(抗ヒスタミン薬、皮膚疾患、アレルギー性鼻炎、じんましんを抑える)というのがかなり赤いようで、その色でピンクになるみたいですね。
色もこのレイチェルのドレスみたいに結構可愛いピンクですよ。味も甘くてねぇ…。
ただ、これは風邪薬なので、そのレイチェルの言っている吐き気用の薬とは別物ですが(なら、そんなに詳しく書くなよ!)、まぁ、こんな感じの薬のことなんでしょう。
有名な市販薬でそういう色の薬があるのかもしれません。
その吐き気止めの薬の名前をご存知の方がおられましたら、是非教えて下さい。
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レイチェル: I cannot believe I have to walk down the aisle in front of 200 people, looking like something you drink when you're nauseous. (吐き気がする時に飲む薬みたいな姿で、200人が見てる前で、通路を歩かないといけないなんて信じられないわ。)
レイチェルがこんな服を着ているのは、親友ミンディの maid of honor(メイド・オブ・オナー[花嫁の付き添い役])をするからです。
maid of honor については、明日、詳しく説明します。
aisle の発音は「アイル」で、「(教会堂の)側廊、(教会堂の座席列間の)通路、(劇場・列車・旅客機などの座席列間の)通路」という意味。
nauseous は「むかつく、吐き気がする」。
名詞形の「吐き気、むかつき」は nausea です。
nausea という単語は、フレンズ1-2 でロスの元奥さんキャロルが産婦人科のベッドで寝ているシーンに出てきました。
オーバーマン先生(産婦人科医): Knock knock! How are we today? Any nausea? (コンコン! 今日の調子はどう? 吐き気(むかつく感じ)がする?)
ロス、キャロル、スーザン: Yeah. Yeah. A little. (えぇ、えぇ、少し。)
先生は妊婦のキャロルの体調を尋ねているのですが、3人はお腹の中の子供の名前を考えるのにモメている最中だったので、みんな気分を害しているんだ、という返事でしたね。
で、something you drink when... は、そういう吐き気がする時に飲むもの、つまり吐き気止めの薬を指しています。
drink なので水薬ですね。
実際にどういう薬なのかは名前がわからないので検索できなかったのですが、日本でもそういうどピンクの水薬がありますよね。
子供が風邪をひいて小児科に行くと、目盛りのついた小さなプラスチック容器に入った、ピンク色の飲み薬を処方されます。
手元にある薬の説明書によると(最近はちゃんと薬の名前・写真・はたらき・注意事項・用法などが記された説明書を薬と一緒にくれるんですよ)、アリメジンシロップとアスベリンシロップとムコダインシロップを調合したものがそのピンクの水薬になるようです。
特にアリメジンシロップ(抗ヒスタミン薬、皮膚疾患、アレルギー性鼻炎、じんましんを抑える)というのがかなり赤いようで、その色でピンクになるみたいですね。
色もこのレイチェルのドレスみたいに結構可愛いピンクですよ。味も甘くてねぇ…。
ただ、これは風邪薬なので、そのレイチェルの言っている吐き気用の薬とは別物ですが(なら、そんなに詳しく書くなよ!)、まぁ、こんな感じの薬のことなんでしょう。
有名な市販薬でそういう色の薬があるのかもしれません。
その吐き気止めの薬の名前をご存知の方がおられましたら、是非教えて下さい。
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2007年01月06日
フレンズ2-24その4
ジョーイ: Then I don't know what it is. What's the problem? (それじゃあ、それが一体どういうことなのかわかんないよ。何が問題なんだ?)
モニカ: Joey, you know, maybe you're just not used to kissing men. Maybe you just tensed up a little. Maybe that's what you need to work on. (ジョーイ、多分、あなたは男性にキスするのに慣れてないだけなのよ。多分、ちょっと緊張してるだけだわ。多分、あなたが取り組むべき問題はそこね。)
ジョーイ: Yeah, that makes sense. (確かに、それは一理ある。)
ロスを見つめるジョーイ。
ロス: Over my dead body. (絶対にいやだ。[僕を倒してからにしてくれ。])
今度は矛先がチャンドラーに。
チャンドラー: And I'll be using his dead body as a shield. (そして俺はロスの死体を盾として使うぞ。)
I don't know what it is. の it は、そのジョーイが困っている状況、キスが下手なのを理由に役をもらえないこと、を指しているのでしょう。
be used to doing は「…に慣れている」。
used to で「…したものだった」という過去の習慣的行動を表す表現がありますが、それと間違えないようにしましょう。
「慣れている」の方の used は形容詞なので、used の前には be 動詞が必要、または get used to 「…に慣れてくる」のように get がつくこともあります。
さらにこの to の後には名詞が来るので、動詞の場合だと -ing 形になります。
「したものだった」の方は、to の後に動詞の原形が来ます。
tense up は「緊張する」。
tense の名詞形は tension 「緊張」ですね。
work on は「…に取り組む、せっせと励む、…を検討・研究する」。
接触を表す前置詞 on から、その問題にぴたっとひっついて熱心に取り組む様子が感じられるのではないかと。
ちなみに、モニカはここで maybe を3回も言っています。
ジョーイの問題がどこにあるかを自分なりに推測しているので、「よくわかんないけど、多分そういうことなんじゃないの?」と言っているのでしょう。
make sense は「(事が)道理にかなう、もっともである、筋が通っている」。
That doesn't make sense. だと「それは筋が通ってないよ。わからないよ。」という意味になります。
sense というのは日本語のいわゆる「センス」とは少しニュアンスが違います。
その sense については、フレンズ2-19その8 で説明しています。
over my dead body は「自分の目の黒いうちは誰が何と言っても絶対に…させない、私の生きている限りは絶対に…させない」という意味。
over 「…を越えて」ですから、直訳すると「私の死体を乗り越えて」ということです。
つまりは、「私が死んでから、もしくはそのことに反対している私を倒してから」ということでしょうね。
ロングマン現代英英辞典によると、
over my dead body: (spoken) used to say that you are determined not to allow something to happen
例)You'll marry him over my dead body!
つまり、「何かが起こることを許さない、と固く決心していることを言うのに用いられる」
例文は「俺が生きている間は、絶対にお前を彼と結婚させない!」という意味ですね。
英文を見る限りは not という言葉は入っていないのに「させない、できない、許さない」という意味になるのが面白いです。
直訳すると、「俺の死体を乗り越えて、初めてお前は彼と結婚できる。」という感じでしょうか。
日本語にも「俺の屍(しかばね)を越えてゆけ」という表現がありますよね。
次のチャンドラーのセリフが私は大好きなのですが。
その慣用句を文字通りとって、そのロスの身体を盾にチャンドラーがジョーイのキス攻撃を避けようとする、ということで、その姿を想像したら笑えますよね。(dead body のジョークで笑うのは不謹慎かもしれませんが、単なる例えですので…)
男性陣は当然のことながらジョーイとのキスを思いっきりいやがっているわけです。
ちなみに、「目の黒いうち」という表現は、目が黒い人が多い日本人にしか通用しないですね。
日本語では、白人のことを「目が青い」と表現したりもします。
昔、新聞で読んだコラムで、
外国に留学することになったある男性が、自分の親に「目の青い嫁さんを連れて帰ってくるなよ。」と言われたけど、その約束は守った。結婚相手の目は緑色だったから…。
というオチ(?)になっていましたが、今はあんまりそんな目の色を使った表現は聞きませんね。
差別とまではいかないかもしれませんが、身体的特徴でカテゴリー分けする、というのはあまり望ましい傾向ではないでしょうからね。
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モニカ: Joey, you know, maybe you're just not used to kissing men. Maybe you just tensed up a little. Maybe that's what you need to work on. (ジョーイ、多分、あなたは男性にキスするのに慣れてないだけなのよ。多分、ちょっと緊張してるだけだわ。多分、あなたが取り組むべき問題はそこね。)
ジョーイ: Yeah, that makes sense. (確かに、それは一理ある。)
ロスを見つめるジョーイ。
ロス: Over my dead body. (絶対にいやだ。[僕を倒してからにしてくれ。])
今度は矛先がチャンドラーに。
チャンドラー: And I'll be using his dead body as a shield. (そして俺はロスの死体を盾として使うぞ。)
I don't know what it is. の it は、そのジョーイが困っている状況、キスが下手なのを理由に役をもらえないこと、を指しているのでしょう。
be used to doing は「…に慣れている」。
used to で「…したものだった」という過去の習慣的行動を表す表現がありますが、それと間違えないようにしましょう。
「慣れている」の方の used は形容詞なので、used の前には be 動詞が必要、または get used to 「…に慣れてくる」のように get がつくこともあります。
さらにこの to の後には名詞が来るので、動詞の場合だと -ing 形になります。
「したものだった」の方は、to の後に動詞の原形が来ます。
tense up は「緊張する」。
tense の名詞形は tension 「緊張」ですね。
work on は「…に取り組む、せっせと励む、…を検討・研究する」。
接触を表す前置詞 on から、その問題にぴたっとひっついて熱心に取り組む様子が感じられるのではないかと。
ちなみに、モニカはここで maybe を3回も言っています。
ジョーイの問題がどこにあるかを自分なりに推測しているので、「よくわかんないけど、多分そういうことなんじゃないの?」と言っているのでしょう。
make sense は「(事が)道理にかなう、もっともである、筋が通っている」。
That doesn't make sense. だと「それは筋が通ってないよ。わからないよ。」という意味になります。
sense というのは日本語のいわゆる「センス」とは少しニュアンスが違います。
その sense については、フレンズ2-19その8 で説明しています。
over my dead body は「自分の目の黒いうちは誰が何と言っても絶対に…させない、私の生きている限りは絶対に…させない」という意味。
over 「…を越えて」ですから、直訳すると「私の死体を乗り越えて」ということです。
つまりは、「私が死んでから、もしくはそのことに反対している私を倒してから」ということでしょうね。
ロングマン現代英英辞典によると、
over my dead body: (spoken) used to say that you are determined not to allow something to happen
例)You'll marry him over my dead body!
つまり、「何かが起こることを許さない、と固く決心していることを言うのに用いられる」
例文は「俺が生きている間は、絶対にお前を彼と結婚させない!」という意味ですね。
英文を見る限りは not という言葉は入っていないのに「させない、できない、許さない」という意味になるのが面白いです。
直訳すると、「俺の死体を乗り越えて、初めてお前は彼と結婚できる。」という感じでしょうか。
日本語にも「俺の屍(しかばね)を越えてゆけ」という表現がありますよね。
次のチャンドラーのセリフが私は大好きなのですが。
その慣用句を文字通りとって、そのロスの身体を盾にチャンドラーがジョーイのキス攻撃を避けようとする、ということで、その姿を想像したら笑えますよね。(dead body のジョークで笑うのは不謹慎かもしれませんが、単なる例えですので…)
男性陣は当然のことながらジョーイとのキスを思いっきりいやがっているわけです。
ちなみに、「目の黒いうち」という表現は、目が黒い人が多い日本人にしか通用しないですね。
日本語では、白人のことを「目が青い」と表現したりもします。
昔、新聞で読んだコラムで、
外国に留学することになったある男性が、自分の親に「目の青い嫁さんを連れて帰ってくるなよ。」と言われたけど、その約束は守った。結婚相手の目は緑色だったから…。
というオチ(?)になっていましたが、今はあんまりそんな目の色を使った表現は聞きませんね。
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2007年01月05日
フレンズ2-24その3
キスシーンの演技に問題があると知って、その原因を知りたがるジョーイ。
女性陣にキスさせてくれと頼むのですが、モニカとレイチェルはあっさり断ります。
フィービー: All right. I'll do it. I kissed him before. I can do it again. (いいわよ。私がするわ。彼とは前にキスしたことあるから。もう一度することはできるわ。)
ジョーイ: You see this? This is a friend. (お前ら見たか? これが友達ってもんだよ。)
フィービー: Uh-huh, let's go. Oh, wait. I have gum. Okay. (じゃあ、やりましょ。あ、待って。ガムが口に入ってる。いいわよ。)
と言って二人はキスをします。
キスの後、「俺のキスどうだった?」と言わんばかりに目を丸くしてフィービーの答えを待っているジョーイ。
フィービー: Good. Very good. Firm, but tender. I'd recommend you to a friend. (素敵。とても素敵よ。揺るぎない、でも、優しい。私ならあなたを友達にお勧めできるわ。)
ジョーイと以前にキスしたことある、というのはフレンズ1-17 での出来事です。
私はそのやり取りを過去記事に書いてないのですが(何でだろう?)、邪悪な姉アースラに夢中のジョーイをあきらめさせるために、フィービーがアースラのふりをして、優しく別れの言葉を告げてキスをする…というシーンがあったんですね。
でも、キスした後、ジョーイはそれがフィービーだということに気付く、という話でした。(キスでわかるのかよ、ジョーイ?!)
今回の二人のキスについて、スクリプトのト書きに、
they kiss rather passionately 「二人はかなり情熱的なキスをする」
と書いてあるのですが、本当にそうですね。
観客の歓声も聞こえてますし。
友達でこんなのってアリでしょうか?
いや、やっぱりジョーイとフィービーだからできるワザでしょうね。
フィービーの感想を聞くと、やはりジョーイは a good kisser のようです。
firm は「堅固な、堅く引き締まった、ぐらつかない、しっかりした」ということなので、firm kiss というのは、おざなりのキスではなくて、しっかりと気持ちが入って真剣で力強いキスという感じなのかなぁ、と思います。
それでいて、tender 「思いやりがあって優しい」わけですね。
ガツガツしているわけでもなく、いい加減でもない、相手の気持ちを考えたキスが、good kiss だということのようです。(うんうん、なるほど、わかるわかる…笑)
I'd recommend の 'd は would の省略形で、「もし私があなたを誰かに推薦する立場なら、私はあなたを推薦するわよ。」という感じです。
別に今すぐ勧める相手がいるわけじゃないけど、彼氏を欲しがっている友達がいたなら、「キスの上手な男性なのよ。」とジョーイをその友達に勧めることができる、ということで、つまりは自分がキャスティング担当なら、キスが下手だ、なんて言ったりしないのに、ということですね。
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女性陣にキスさせてくれと頼むのですが、モニカとレイチェルはあっさり断ります。
フィービー: All right. I'll do it. I kissed him before. I can do it again. (いいわよ。私がするわ。彼とは前にキスしたことあるから。もう一度することはできるわ。)
ジョーイ: You see this? This is a friend. (お前ら見たか? これが友達ってもんだよ。)
フィービー: Uh-huh, let's go. Oh, wait. I have gum. Okay. (じゃあ、やりましょ。あ、待って。ガムが口に入ってる。いいわよ。)
と言って二人はキスをします。
キスの後、「俺のキスどうだった?」と言わんばかりに目を丸くしてフィービーの答えを待っているジョーイ。
フィービー: Good. Very good. Firm, but tender. I'd recommend you to a friend. (素敵。とても素敵よ。揺るぎない、でも、優しい。私ならあなたを友達にお勧めできるわ。)
ジョーイと以前にキスしたことある、というのはフレンズ1-17 での出来事です。
私はそのやり取りを過去記事に書いてないのですが(何でだろう?)、邪悪な姉アースラに夢中のジョーイをあきらめさせるために、フィービーがアースラのふりをして、優しく別れの言葉を告げてキスをする…というシーンがあったんですね。
でも、キスした後、ジョーイはそれがフィービーだということに気付く、という話でした。(キスでわかるのかよ、ジョーイ?!)
今回の二人のキスについて、スクリプトのト書きに、
they kiss rather passionately 「二人はかなり情熱的なキスをする」
と書いてあるのですが、本当にそうですね。
観客の歓声も聞こえてますし。
友達でこんなのってアリでしょうか?
いや、やっぱりジョーイとフィービーだからできるワザでしょうね。
フィービーの感想を聞くと、やはりジョーイは a good kisser のようです。
firm は「堅固な、堅く引き締まった、ぐらつかない、しっかりした」ということなので、firm kiss というのは、おざなりのキスではなくて、しっかりと気持ちが入って真剣で力強いキスという感じなのかなぁ、と思います。
それでいて、tender 「思いやりがあって優しい」わけですね。
ガツガツしているわけでもなく、いい加減でもない、相手の気持ちを考えたキスが、good kiss だということのようです。(うんうん、なるほど、わかるわかる…笑)
I'd recommend の 'd は would の省略形で、「もし私があなたを誰かに推薦する立場なら、私はあなたを推薦するわよ。」という感じです。
別に今すぐ勧める相手がいるわけじゃないけど、彼氏を欲しがっている友達がいたなら、「キスの上手な男性なのよ。」とジョーイをその友達に勧めることができる、ということで、つまりは自分がキャスティング担当なら、キスが下手だ、なんて言ったりしないのに、ということですね。
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2007年01月04日
フレンズ2-24その2
ジョーイ: See after the scene, Mr. Beatty comes up to me and says, "Good actor. Bad kisser." Can you believe that? Me, not a good kisser. That's like, like Mother Teresa, not a good mother. (シーンの後、ベイティさんが俺のところに来てこう言うんだ。「演技はいいが、キスが下手だな。」 そんなの信じられる? 俺がキスが下手だなんて。それってまるでマザー・テレサが良い母親じゃない、って言うようなもんだよ。)
フィービー: Well, come on, who cares what that guy thinks. What does Warren Beatty know about kissing? Ooh. (もう、まったく…。その男が思ってることなんてどうでもいいじゃない。ウォーレン・ベイティがキスについて何を知ってるって言うのよ? [モニカとチャンドラーに、ウォーレン・ベイティがどんな人かわかって言ってるの?みたいな顔をされて] あ、そうね。[と悔しそうな顔をする])
確かにジョーイに対して、"Good actor. Bad kisser." と言った、というのはびっくりですね。
ジョーイに good actor と言った人など、未だかつていなかったでしょうが(笑)、さらには bad kisser だと言った人もこれまではいなかったでしょう。
彼は女性の扱いが上手な人なので、当然キスも上手い(はず)。
これまで女性に "You're a good kisser." と言われたことは何度もあるでしょうから、キスより演技を褒めた、そのベイティのセリフは、ジョーイにとっても信じがたいものなんですね。
フレンズ2-3その1 には、great kisser という表現も出てきました。
マザー・テレサについて、詳しくはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Mother Teresa
Wikipedia 日本語版: マザー・テレサ
1979年にノーベル平和賞を受賞しています。
最近、映画にもなりましたね。(主演はオリビア・ハッセー)
映画「マザー・テレサ」ホームページ
マザー・テレサのマザーは「母のように世話をする婦人」または「女子修道院長」という意味ですね。
慈愛に満ちた(慈愛深い)母親の典型のように思われている彼女が、not a good mother と言われるようなもんだ、という例えは確かにわかりやすい気もするのですが、ジョーイはそれほどまでに自分のキスに自信があるわけだ(笑)。
フィービーはジョーイを慰めるつもりで、「そんな人の言うことは気にするな。キスのことがわかってないのよ、その人は。」と言うのですが、その相手は何と言ってもウォーレン・ベイティです。
私はあまり彼について詳しくないですが、それでもいろんな女性と浮名を流したことで有名だ、という話は聞いたことあります。
実際、昨日の記事でもリンクをはった Wikipedia 英語版: Warren Beatty に、こう書いてあります。
He long had a reputation as a womanizer and playboy, but that reputation has faded since his 1992 marriage to Annette Bening.
訳すと「彼は長らく、女たらし(女道楽をする男)やプレイボーイとして有名だった。が、1992年にアネット・ベニングと結婚してから、その評判は消えてしまった。」
ということは、アネットさんとはおしどり夫婦なわけですね、きっと。
フィービーも多分、ベイティがそういう人だと知っていたはずですが、いつものようにあまり深く考えずに適当なことを言ってしまったので、それを指摘されてくやしがっているのです。
フレンズ1-19その4 に、
モニカ: Remember how we talked about saying things quietly to yourself first? (まず最初に静かに自分に言ってみて、っていう話をしたのを覚えてる?)
というセリフがありましたが、まさにこれも何も考えずに言ってしまったセリフ、ということでしょうね。
(Rach からのお願い)
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フィービー: Well, come on, who cares what that guy thinks. What does Warren Beatty know about kissing? Ooh. (もう、まったく…。その男が思ってることなんてどうでもいいじゃない。ウォーレン・ベイティがキスについて何を知ってるって言うのよ? [モニカとチャンドラーに、ウォーレン・ベイティがどんな人かわかって言ってるの?みたいな顔をされて] あ、そうね。[と悔しそうな顔をする])
確かにジョーイに対して、"Good actor. Bad kisser." と言った、というのはびっくりですね。
ジョーイに good actor と言った人など、未だかつていなかったでしょうが(笑)、さらには bad kisser だと言った人もこれまではいなかったでしょう。
彼は女性の扱いが上手な人なので、当然キスも上手い(はず)。
これまで女性に "You're a good kisser." と言われたことは何度もあるでしょうから、キスより演技を褒めた、そのベイティのセリフは、ジョーイにとっても信じがたいものなんですね。
フレンズ2-3その1 には、great kisser という表現も出てきました。
マザー・テレサについて、詳しくはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Mother Teresa
Wikipedia 日本語版: マザー・テレサ
1979年にノーベル平和賞を受賞しています。
最近、映画にもなりましたね。(主演はオリビア・ハッセー)
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マザー・テレサのマザーは「母のように世話をする婦人」または「女子修道院長」という意味ですね。
慈愛に満ちた(慈愛深い)母親の典型のように思われている彼女が、not a good mother と言われるようなもんだ、という例えは確かにわかりやすい気もするのですが、ジョーイはそれほどまでに自分のキスに自信があるわけだ(笑)。
フィービーはジョーイを慰めるつもりで、「そんな人の言うことは気にするな。キスのことがわかってないのよ、その人は。」と言うのですが、その相手は何と言ってもウォーレン・ベイティです。
私はあまり彼について詳しくないですが、それでもいろんな女性と浮名を流したことで有名だ、という話は聞いたことあります。
実際、昨日の記事でもリンクをはった Wikipedia 英語版: Warren Beatty に、こう書いてあります。
He long had a reputation as a womanizer and playboy, but that reputation has faded since his 1992 marriage to Annette Bening.
訳すと「彼は長らく、女たらし(女道楽をする男)やプレイボーイとして有名だった。が、1992年にアネット・ベニングと結婚してから、その評判は消えてしまった。」
ということは、アネットさんとはおしどり夫婦なわけですね、きっと。
フィービーも多分、ベイティがそういう人だと知っていたはずですが、いつものようにあまり深く考えずに適当なことを言ってしまったので、それを指摘されてくやしがっているのです。
フレンズ1-19その4 に、
モニカ: Remember how we talked about saying things quietly to yourself first? (まず最初に静かに自分に言ってみて、っていう話をしたのを覚えてる?)
というセリフがありましたが、まさにこれも何も考えずに言ってしまったセリフ、ということでしょうね。
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2007年01月03日
フレンズ2-24その1
シーズン2 第24話
The One With Barry And Mindy's Wedding (元カレの結婚式で…)
原題は「バリーとミンディの結婚式の話」
レイチェル: Hey Joey, how'd the audition go? (ねぇジョーイ、例のオーディションはどうだった?)
ジョーイ: Incredible! I met the director this time and you'll never believe who it was. (最高だよ! 今回は監督に会ったんだ。それが誰だったかを聞いてもみんなは信じられないと思うよ。)
みんな: Who? (誰?)
ジョーイ: All right. I'll give you one hint. Warren Beatty. (オッケー。一つヒントをあげよう。ウォーレン・ベイティ。)
みんな: Wow! (おぉ!)
ジョーイはヒントをあげる、と言いながら、答えをズバリ言ってしまっていますね。
それがジョーイらしいおとぼけなのですが。
みんなも「すごい!」と言うよりも、あきれている感じです。
Warren Beatty は俳優、監督として有名な人ですね。
Beatty を日本語では、ビーティとかベイティとか書いてあって、どちらがより原語の発音に近いのかよくわからないのですが。
DVDの日本語字幕は「ベイティ」だったのでそれに合わせてみました。
IMDb: Warren Beatty
Wikipedia 英語版: Warren Beatty
有名なのは、1967年の映画「俺たちに明日はない(Bonnie & Clyde)」でしょうか。
女優のシャーリー・マクレーン(Shirley MacLaine)は実のお姉さんです。
その役は、男性にキスをすることになっていて、そこが問題なんだ、と言うジョーイ。
ロス: Well, hey. You're an actor. I say you just suck it up and do it. Or you just do it. (ほら、ジョーイは役者だろ。ただ、愚痴を言わずに(吸い付いて)キスしたらいいんだよ。[レイチェルにいやな顔をされたので]もしくは(吸い付くのはやめにして)ただキスしたらいいんだよ。)
suck は「吸う」。
The baby is sucking at his mother's breast. なら「赤ちゃんはママのおっぱいを吸っている。」になりますよね。
ただ、ロスのこのセリフは文字通り「吸う」という意味で言っているのではないようです。
suck it up には「愚痴を言わない、ごちゃごちゃ言わない」という意味があります。
suck up だと「おべっかを使う、ゴマをする」という意味もあります。
suck it up は、フレンズ2-19その7 に、
suck up は、フレンズ2-23その26+brown-noserの話 に出てきました。
また、上の 2-23その26 のコメント欄で、suck up のニュアンスについて、もう少し掘り下げた話を書いていますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
ロスは「文句を言わずに役者の仕事だと割り切って演じればいいじゃないか。」という意味で、「ごちゃごちゃ言わずに黙って不満を飲み込んで」というニュアンスの suck it up を使ったのですが、それがたまたまキスの行為を連想させる suck 「吸う」という単語が使われていて、さらにその表現が生々しいので(笑)、レイチェルは「そんなこと言うなんて信じられないわ。」みたいな顔をロスに向けたのでしょう。
もしくは、ロスは「吸う」という意味とかけてわざと suck it up という言葉をジョークのつもりで言ったのかもしれません。
どちらにしても、レイチェルのひんしゅくを買ってしまったので、suck it up のことは忘れてただ do it = kiss him すればいい、と言い直した、ということですね。
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The One With Barry And Mindy's Wedding (元カレの結婚式で…)
原題は「バリーとミンディの結婚式の話」
レイチェル: Hey Joey, how'd the audition go? (ねぇジョーイ、例のオーディションはどうだった?)
ジョーイ: Incredible! I met the director this time and you'll never believe who it was. (最高だよ! 今回は監督に会ったんだ。それが誰だったかを聞いてもみんなは信じられないと思うよ。)
みんな: Who? (誰?)
ジョーイ: All right. I'll give you one hint. Warren Beatty. (オッケー。一つヒントをあげよう。ウォーレン・ベイティ。)
みんな: Wow! (おぉ!)
ジョーイはヒントをあげる、と言いながら、答えをズバリ言ってしまっていますね。
それがジョーイらしいおとぼけなのですが。
みんなも「すごい!」と言うよりも、あきれている感じです。
Warren Beatty は俳優、監督として有名な人ですね。
Beatty を日本語では、ビーティとかベイティとか書いてあって、どちらがより原語の発音に近いのかよくわからないのですが。
DVDの日本語字幕は「ベイティ」だったのでそれに合わせてみました。
IMDb: Warren Beatty
Wikipedia 英語版: Warren Beatty
有名なのは、1967年の映画「俺たちに明日はない(Bonnie & Clyde)」でしょうか。
女優のシャーリー・マクレーン(Shirley MacLaine)は実のお姉さんです。
その役は、男性にキスをすることになっていて、そこが問題なんだ、と言うジョーイ。
ロス: Well, hey. You're an actor. I say you just suck it up and do it. Or you just do it. (ほら、ジョーイは役者だろ。ただ、愚痴を言わずに(吸い付いて)キスしたらいいんだよ。[レイチェルにいやな顔をされたので]もしくは(吸い付くのはやめにして)ただキスしたらいいんだよ。)
suck は「吸う」。
The baby is sucking at his mother's breast. なら「赤ちゃんはママのおっぱいを吸っている。」になりますよね。
ただ、ロスのこのセリフは文字通り「吸う」という意味で言っているのではないようです。
suck it up には「愚痴を言わない、ごちゃごちゃ言わない」という意味があります。
suck up だと「おべっかを使う、ゴマをする」という意味もあります。
suck it up は、フレンズ2-19その7 に、
suck up は、フレンズ2-23その26+brown-noserの話 に出てきました。
また、上の 2-23その26 のコメント欄で、suck up のニュアンスについて、もう少し掘り下げた話を書いていますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
ロスは「文句を言わずに役者の仕事だと割り切って演じればいいじゃないか。」という意味で、「ごちゃごちゃ言わずに黙って不満を飲み込んで」というニュアンスの suck it up を使ったのですが、それがたまたまキスの行為を連想させる suck 「吸う」という単語が使われていて、さらにその表現が生々しいので(笑)、レイチェルは「そんなこと言うなんて信じられないわ。」みたいな顔をロスに向けたのでしょう。
もしくは、ロスは「吸う」という意味とかけてわざと suck it up という言葉をジョークのつもりで言ったのかもしれません。
どちらにしても、レイチェルのひんしゅくを買ってしまったので、suck it up のことは忘れてただ do it = kiss him すればいい、と言い直した、ということですね。
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