上司の味方をしたジョーイに激怒するチャンドラー。
ジョーイ: Hey, hey, I just figured Joseph's the kinda guy that likes to mix it up. Ya know, get in there, ruffle some feathers. (おいおい、俺はただ、ジョセフが状況を混乱させるのが好きなタイプの男だって想像してるだけなんだよ。ほら、そこに行って、人をいらいらさせる、っていう。)
チャンドラー: Why? (何のために?)
ジョーイ: Look, I'm sorry but that's what Joseph does. Okay? If you try to pull somethin', he'll call you on it. "What're you tryin' to pull?" he'll say. (いいか、悪いけどそれがジョセフのいつものやり方なんだよ。いいか? もしお前が何かを引っ張ろうとしたら、ジョセフは call you on it してくるだろう。「何を引っ張ろうとしてんの?」って彼は言うさ。)
mix up は「…をごちゃ混ぜにする、混乱させる、わけがわからなくする」、mix it up (with) だと「(…と)けんかする、殴り合う」という意味にもなります。
この場合の likes to mix it up は「けんか好き」でもいいですが、「人がモメているのをもっとモメさせる、状況を余計に混乱させる、波風を立てる」のが好き、という感じなんでしょうね。
ruffle は「(鳥が)(怒った時などに)(羽毛を)逆立てる」という意味なので、ruffle someone's feathers だと「人を怒らせる、いらだたせる」という意味になります。
このセリフでは、some feathers になっていますが、まぁ、自分の傍にいる人間の羽毛を逆立てる、という意味で、someone's feathers と同じニュアンスで使っているのでしょうね。
that's what Joseph does. を直訳すると「それがジョセフのすることだ。」となります。
現在形は「現在の習慣的行為」を表しますので、「ジョセフはいつもそうする、彼はそういうことをするやつだ、それが彼のやり方なんだ」というニュアンスになるわけですね。
he'll call you on it. の call someone on... がよくわからないのですが…。
実は、次のエピソード(フレンズ2-24)にも、とある男性のセリフで、
Well, she totally called me on it, okay? She said... 「で、彼女は完璧に call me on it したんだよ、いいか? 彼女はこう言ったんだ…」
というものがあり、同様の call me on it というフレーズが出てきます。
単純に call を「電話する」という意味に取ると、call someone on it は「(人に)その件で電話をする」という意味になりそうですが…ここで「電話」というのも唐突な気がしますし。
ちょっと気になる意味としては、英辞郎に
call someone on=(人)を非難する
call someone on one's stuff=(人)に抱えている悩みなどから目をそらすことなく直視するように迫る、(人)に自分自身をきちんと見詰めるように言う
という意味が載っていました。
それに似た意味では、研究社 新英和中辞典に、
(+目+to+(代)名詞)(人の注意を)(…に)向けさせる
call a person's attention to an oversight 見落とし個所に人の注意を向けさせる
call a person to account 人に釈明を求める
(+目+to+(代)名詞)(…を)(心に)思い起こす
I can still call the scene to mind. 私は今でもその情景を思い出すことができる。
という意味も載っています。
残念ながら、英英辞典にはそのようなニュアンスは載っていませんでした。(英英辞典に書いてないと、とても不安になるのですが…笑)
でも、どうして上の英和辞典に書かれているような意味になるのか、というのはわかる気がします。
call の基本的意味というのは「(…を)大声で呼ぶ、(…に)呼び掛ける」ということ。
ロングマン現代英英辞典によると、
call: SAY/SHOUT to say or shout something loudly so that someone can hear you
つまり「誰かに聞こえるように何かを大声で言う、または叫ぶ」ということですよね。
英辞郎にある「非難する」という意味は、大声で誰かに言うという威圧的なイメージからそういうニュアンスになるのでしょうし、「目をそらすことなく直視するように迫る」というのは、誰かの注意や意識を大声で喚起(call)して、接触を表す前置詞 on を使って、その on 以下のものに意識を持っていくように仕向ける、そっちに相手の意識を押し付ける、という動きを表すのではないか、と。
見た感じは call you on it とあっさりしており、あまり深い意味はなさそうなフレーズなんですが、この意味がジョークに関係してくると思うので、流せないんですよねぇ…。
次のセリフを見てみると、"What're you tryin' to pull?" とジョセフは言うんだ、となっていますよね。
この文章の解釈を2通り考えてみました。
1番目は、 "What are you talking about?" 「何(ばかなこと、わけのわかんないこと)言ってんだよ。」と同じで、「全く何を pull しようとしてるんだよ、そんなことをしても無駄だよ。そんなの pull しても意味ないよ。」という非難の気持ちで言っている。
その場合は、チャンドラーが何かを引っ張ろうとしたら、「何を引っ張ろうとしてるんだよ、まったく…」と非難する、という意味になるのでしょうか。
とりあえず、何かしようとすると、何でも止めようとする、とりあえず非難しようとする、という解釈です。
2番目は、そのまんまの意味で「何を pull しようとしているんだい?」という単純な疑問だという解釈。
このジョセフという男は人にチャチャを入れて困らせるのが好き、という設定になっているので、この pull の件でも、何か非難めいたことを言うのかと思わせておいて、「何を引っ張ってんの?」とただ単純に質問して終わる、というのが拍子抜けした感じがして笑える、という解釈。
そのセリフを聞いた後、チャンドラーが首を傾げて「ジョーイは一体何を言いたいのか俺にはわかんないよ。」みたいな顔をしてますから、やはりジョーイの言ってることはトンチンカンで、ちぐはぐなやり取りだ、ということなんだと思います。
ですから、私は2番目の「非難するかのように言っておいて、ただ質問しているだけ」という解釈が面白いかな、と思うのですが。
となると、やはり call you on it というフレーズに「非難する、迫る」ニュアンスがあって、そういうセリフが来るのを期待していたのに裏切られた、という方が、オチが面白い気がするのですが…。
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2006年12月16日
2006年12月15日
フレンズ2-23その19
報告書の提出が遅くなることに不満の、上司ダグラスさん。
チャンドラー: Well, the people in my group wanna spend the holiday weekend with their families. (私のグループの者は週末を家族と過ごしたいと望んでいるんです。)
ダグラス I have a family. I'm gonna be here. (私にも家族はいる。(でも)私は(週末に)ここに出社するつもりだが。)
ジョーイ: Yeah, Bing. What's that about? (そうだよ、ビング。それってどういうことなんだよ?)
チャンドラー: It's about cutting my people a little slack, ya know, for morale. Look, if you wanna see some rough numbers, I can get them to you by Wednesday. (部下たちに少し息抜きをさせてやりたいってことなんですよ、ほら、士気を高めるために。もしざっとした数字を見たいとおっしゃるなら、水曜日までにそれをお見せすることは可能ですが。)
ダグラス: Rough numbers? (ざっとした数字、だって?)
ジョーイ: This company was not built on rough numbers. Am I right, Mr. Douglas? (この会社はざっとした数字の上に成り立ってるわけじゃないぞ。そうですよね、ダグラスさん?)
ジョーイの "What's that about?" を直訳すると「that (チャンドラーの言っていること)は何についての話だよ?」ということになり、つまり「お前は一体何を言ってるんだよ。仕事とプライベートとどっちが大事なんだよ。」という意味で問い詰めている感じです。
それに対してチャンドラーは "It's about cutting... " と返事しています。
つまり「何についての話だ?」とジョーイに聞かれたので、その返事をダグラスさんに対してしているんですね。
「It (私が言いたいのは)cut... ということをする、という話です。」と答えているわけです。
slack は「ゆるい、たるんだ、ゆるみ、たるみ」という意味。
この場合は「ひと休み、息抜き」というような意味で、cut someone some slack で「…に息抜きをさせてやる」という意味になります。
cut の代わりに、give someone some slack とも言います。
つまり、cut と give が同じような動詞として使われている、ということですが、この場合の cut は cut+目的語A+目的語Bで、「A(人)にB(もの)を切ってやる」という感じでしょうか。
cut him another piece of pie 「彼にパイをもう一切れ切ってやる。」と同じ cut のニュアンスだと思います。
フレンズ2-8その13 にも、cut someone some slack という表現が出てきました。
そこでは「人を勘弁してやる、人に理解を示す」という意味で使われていました。
morale は moral 「道徳、モラル、品行」とは別の単語です。
morale は「(軍隊・国民の)士気、意気込み、気力、やる気」という意味で、発音も「モラァル」という感じで後ろにアクセントがあります。
build+目的語+on は「(希望・判断などの)基礎を(…に)置く」という意味。
build one's hopes on promises だと「約束を当てにして希望を持つ」という意味になります。
上のセリフは受動態になっていますが、これを能動態にすると、We don't build this company on rough numbers. という感じになるのでしょうか。
「我々はこの会社の基礎を概算数字には置いていない。」ということになるかと思うのですが、この場合はむしろ build を「事業を築く、建設する、造る、建てる」という意味のままで捉えて、「我々は概算数字の上に(概算数字をを元にして)会社を作っている(もしくは運営している)のではない」と言った方がわかりやすいかもしれません。
上のセリフが受動態になっているのは、「会社の状態がどうであるか」を説明したいから、This company を主語に持ってきているわけですね。
We を主語にすると、We がどういう意思を持ってどういう行為を行っているか、という方にポイントが移ってしまうので、言ってる内容は同じでも、微妙にニュアンスは異なると思います。
それにしても、いちいちつっかかるジョーイがおかしいですよね。
いくらそのジョセフという役に成りきっているからって、どうして友達じゃなくて上司の方につくんだよ、お前は!って感じです。
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チャンドラー: Well, the people in my group wanna spend the holiday weekend with their families. (私のグループの者は週末を家族と過ごしたいと望んでいるんです。)
ダグラス I have a family. I'm gonna be here. (私にも家族はいる。(でも)私は(週末に)ここに出社するつもりだが。)
ジョーイ: Yeah, Bing. What's that about? (そうだよ、ビング。それってどういうことなんだよ?)
チャンドラー: It's about cutting my people a little slack, ya know, for morale. Look, if you wanna see some rough numbers, I can get them to you by Wednesday. (部下たちに少し息抜きをさせてやりたいってことなんですよ、ほら、士気を高めるために。もしざっとした数字を見たいとおっしゃるなら、水曜日までにそれをお見せすることは可能ですが。)
ダグラス: Rough numbers? (ざっとした数字、だって?)
ジョーイ: This company was not built on rough numbers. Am I right, Mr. Douglas? (この会社はざっとした数字の上に成り立ってるわけじゃないぞ。そうですよね、ダグラスさん?)
ジョーイの "What's that about?" を直訳すると「that (チャンドラーの言っていること)は何についての話だよ?」ということになり、つまり「お前は一体何を言ってるんだよ。仕事とプライベートとどっちが大事なんだよ。」という意味で問い詰めている感じです。
それに対してチャンドラーは "It's about cutting... " と返事しています。
つまり「何についての話だ?」とジョーイに聞かれたので、その返事をダグラスさんに対してしているんですね。
「It (私が言いたいのは)cut... ということをする、という話です。」と答えているわけです。
slack は「ゆるい、たるんだ、ゆるみ、たるみ」という意味。
この場合は「ひと休み、息抜き」というような意味で、cut someone some slack で「…に息抜きをさせてやる」という意味になります。
cut の代わりに、give someone some slack とも言います。
つまり、cut と give が同じような動詞として使われている、ということですが、この場合の cut は cut+目的語A+目的語Bで、「A(人)にB(もの)を切ってやる」という感じでしょうか。
cut him another piece of pie 「彼にパイをもう一切れ切ってやる。」と同じ cut のニュアンスだと思います。
フレンズ2-8その13 にも、cut someone some slack という表現が出てきました。
そこでは「人を勘弁してやる、人に理解を示す」という意味で使われていました。
morale は moral 「道徳、モラル、品行」とは別の単語です。
morale は「(軍隊・国民の)士気、意気込み、気力、やる気」という意味で、発音も「モラァル」という感じで後ろにアクセントがあります。
build+目的語+on は「(希望・判断などの)基礎を(…に)置く」という意味。
build one's hopes on promises だと「約束を当てにして希望を持つ」という意味になります。
上のセリフは受動態になっていますが、これを能動態にすると、We don't build this company on rough numbers. という感じになるのでしょうか。
「我々はこの会社の基礎を概算数字には置いていない。」ということになるかと思うのですが、この場合はむしろ build を「事業を築く、建設する、造る、建てる」という意味のままで捉えて、「我々は概算数字の上に(概算数字をを元にして)会社を作っている(もしくは運営している)のではない」と言った方がわかりやすいかもしれません。
上のセリフが受動態になっているのは、「会社の状態がどうであるか」を説明したいから、This company を主語に持ってきているわけですね。
We を主語にすると、We がどういう意思を持ってどういう行為を行っているか、という方にポイントが移ってしまうので、言ってる内容は同じでも、微妙にニュアンスは異なると思います。
それにしても、いちいちつっかかるジョーイがおかしいですよね。
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2006年12月14日
フレンズ2-23その18
とうとうあまりの痒さに我慢できずに、お互いの身体を掻(か)き合う二人。
そう言えば、英語の諺(ことわざ)に、
Scratch my back and I will scratch yours.
「私の背中を掻いてくれれば君の背中を掻いてあげる」
というものがあります。
日本語の諺にすると 「魚心あれば水心」ですね。
お互いをカキカキしている二人は、今まさにこの諺の状態のようです。
セリフだけ聞いていると、エッチしているかのように聞こえるのがポイントですね。
その部分のセリフを訳すのは恥ずかしいのでやめときますが…(笑)。
その現場を、帰宅してきたロスとレイチェルに見られてしまいました。
ロス: You know, I might have expected this of you Phoebe, but, Ryan, you're a military man. (ねぇ、フィービーのこんな姿はありうるかも、と想像したかもしれないけど、でも、ライアン、君は軍人なんだよ。)
might have+過去分詞は「…したかもしれなかったのだが(実際は…しなかった)」という「過去の事実に反対の推量を表す」表現ですね。
I expected this of you Phoebe. なら、「フィービーがこんな状態(掻くのを我慢できなくて掻いてしまうこと)になるのを想像していた。」になるのですが、この場合のロスは「絶対にそうなるはずだ」と確信していたわけではないのですね。
こういう姿を見たら、まぁ、あり得ない話ではないと思ったので、全くの「予想外だった!」というほどのこともない、そんなに驚かないよ、という感じです。
でも、ライアンは軍人で、「男の中の男」(?)なわけですから、いくら恋人のフィービーが痒さを我慢できなくても、そこは自制しないといけないだろう、そんな精神力の弱いことでどうする!とロスは怒ってるわけですね。
うん、確かに…でも、痒いのって辛いですよねぇ。
ある意味、痛いのよりも辛(つら)くないですかねぇ?
ちなみに、itch というのはその「かゆみ」という意味から、「むずむずするようなもの欲しさ、切望、(…したくて)むずむずする気持ち」という意味にもなります。
have an itch for や have an itch to do の形で「…したくてむずむず(うずうず)する、…したくてじっとしていられない」という意味になります。
また 自動詞 itch を進行形の形で使って、be itching for, be itching to do という形にしても同じような意味になります。
She's itching for him to come. なら「彼女は彼が来るのをうずうずしながら待っている。待ち兼ねている。今か今かと待っている。」という意味になります。
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というものがあります。
日本語の諺にすると 「魚心あれば水心」ですね。
お互いをカキカキしている二人は、今まさにこの諺の状態のようです。
セリフだけ聞いていると、エッチしているかのように聞こえるのがポイントですね。
その部分のセリフを訳すのは恥ずかしいのでやめときますが…(笑)。
その現場を、帰宅してきたロスとレイチェルに見られてしまいました。
ロス: You know, I might have expected this of you Phoebe, but, Ryan, you're a military man. (ねぇ、フィービーのこんな姿はありうるかも、と想像したかもしれないけど、でも、ライアン、君は軍人なんだよ。)
might have+過去分詞は「…したかもしれなかったのだが(実際は…しなかった)」という「過去の事実に反対の推量を表す」表現ですね。
I expected this of you Phoebe. なら、「フィービーがこんな状態(掻くのを我慢できなくて掻いてしまうこと)になるのを想像していた。」になるのですが、この場合のロスは「絶対にそうなるはずだ」と確信していたわけではないのですね。
こういう姿を見たら、まぁ、あり得ない話ではないと思ったので、全くの「予想外だった!」というほどのこともない、そんなに驚かないよ、という感じです。
でも、ライアンは軍人で、「男の中の男」(?)なわけですから、いくら恋人のフィービーが痒さを我慢できなくても、そこは自制しないといけないだろう、そんな精神力の弱いことでどうする!とロスは怒ってるわけですね。
うん、確かに…でも、痒いのって辛いですよねぇ。
ある意味、痛いのよりも辛(つら)くないですかねぇ?
ちなみに、itch というのはその「かゆみ」という意味から、「むずむずするようなもの欲しさ、切望、(…したくて)むずむずする気持ち」という意味にもなります。
have an itch for や have an itch to do の形で「…したくてむずむず(うずうず)する、…したくてじっとしていられない」という意味になります。
また 自動詞 itch を進行形の形で使って、be itching for, be itching to do という形にしても同じような意味になります。
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2006年12月13日
フレンズ2-23その17+Monopolyの話
モノポリー(Monopoly)というボードゲームをやっている、フィービーとライアン。
フレンズ1-7その4 にも出てきました。
ほとんど英語がしゃべれないイタリア人パウロが、何故かモノポリーの名前だけは知っていた、という話でしたね。
Wikipedia 英語版: Monopoly (game)
上のウィキペディアの説明を訳しますと、
「モノポリーは世界で最も売れている市販ボードゲームである。プレーヤーはサイコロの目に従って、順番にボードの上を動き回りながら、play money (おもちゃのお金、ゲーム専用のお金)を使って、財産(資産、所有物)を購入、レンタル、または交換(トレード)するという定型化された経済活動を通して、富を獲得するのを競う。このゲームは、モノポリー(独占権、専売権)という経済概念、すなわち、1つの売主による市場支配、にちなんで名付けられた。」
う〜ん、日本語に訳すと却ってややこしく感じますねぇ。
簡単な英語で書いてあるので、直接ウィキペディアの英語の説明を読んだ方が多分ニュアンスは掴みやすいでしょう(笑)。
フィービー: Uhh, I can't stop thinking about it. It's just so hard. I just wanna grab all these houses and rub 'em all over my body. (あぁ、この痒さのことを考えないではいられないわ。ただものすごくつらいのよ。この家全部を掴んで、身体中にこすり付けたいわ。)
フィービーはモノポリーの駒(こま)を使って身体を掻こうとしていますね。
上のセリフで house という言葉が出てきたので、私はこういうゲームの駒のことを house というのかな?と思って辞書を調べたら、house にはそういう意味は載っていませんでした。
ちょっと話は脱線しますが、日本語の駒(すごろくや将棋に使う駒)というのは元々は馬のことなんですよねぇ。
広辞苑によると、
駒(こま)=1.馬の子。小さい馬。2.転じて、馬。特に乗用の馬。馬と同義になってからは、歌語として使われることが多い。
ですから、house じゃなくて horse (馬)なら、「おぉ、日本語と同じだ!」ということで面白いなぁ…と思ったのですが、やっぱり誤植ではなくて、このセリフは実際に house と言っているんですよ。
で、ウィキペディアを見て、やっと house の意味がわかりました。
Equipment (備品)の項目に、
32 wooden or plastic houses and 12 wooden or plastic hotels. 「32個の木製またはプラスチック製の家と、12個の木製またはプラスチック製のホテル」
と書いてあります。
これをゲームの備品として使う、ということですね。
だからボードの上に家がたくさん並んでいて、フィービーはそれを引っ掴んで、それを使って掻きむしろうとした、という意味なわけです。
モノポリーというゲームを知っている人なら「家」と聞けば、あぁ、あの小さい家ね、とわかるということですね。
History の項目に載っている写真にその家らしきものが写っていますし、Properties in detail の項目には、real estate properties (不動産物件)の価格(?)らしきものが載っているのですが、そこにも、Price per house だとか、Rent (4 Houses) だとか、Mortgage (抵当、担保)だとかの用語が書いてあります。
最初にモノポリーの説明に書いたように、これは資産を増やす、富を獲得するゲームなので、「家」は重要アイテムなわけですね。
モノポリーというゲームをご存知の方には、当たり前のつまらない話だったと思います。申し訳ありません。
でも、私、このゲーム、やったことないから全然知らなくて、調べたらいろいろわかったので嬉しくて…(笑)。
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フレンズ1-7その4 にも出てきました。
ほとんど英語がしゃべれないイタリア人パウロが、何故かモノポリーの名前だけは知っていた、という話でしたね。
Wikipedia 英語版: Monopoly (game)
上のウィキペディアの説明を訳しますと、
「モノポリーは世界で最も売れている市販ボードゲームである。プレーヤーはサイコロの目に従って、順番にボードの上を動き回りながら、play money (おもちゃのお金、ゲーム専用のお金)を使って、財産(資産、所有物)を購入、レンタル、または交換(トレード)するという定型化された経済活動を通して、富を獲得するのを競う。このゲームは、モノポリー(独占権、専売権)という経済概念、すなわち、1つの売主による市場支配、にちなんで名付けられた。」
う〜ん、日本語に訳すと却ってややこしく感じますねぇ。
簡単な英語で書いてあるので、直接ウィキペディアの英語の説明を読んだ方が多分ニュアンスは掴みやすいでしょう(笑)。
フィービー: Uhh, I can't stop thinking about it. It's just so hard. I just wanna grab all these houses and rub 'em all over my body. (あぁ、この痒さのことを考えないではいられないわ。ただものすごくつらいのよ。この家全部を掴んで、身体中にこすり付けたいわ。)
フィービーはモノポリーの駒(こま)を使って身体を掻こうとしていますね。
上のセリフで house という言葉が出てきたので、私はこういうゲームの駒のことを house というのかな?と思って辞書を調べたら、house にはそういう意味は載っていませんでした。
ちょっと話は脱線しますが、日本語の駒(すごろくや将棋に使う駒)というのは元々は馬のことなんですよねぇ。
広辞苑によると、
駒(こま)=1.馬の子。小さい馬。2.転じて、馬。特に乗用の馬。馬と同義になってからは、歌語として使われることが多い。
ですから、house じゃなくて horse (馬)なら、「おぉ、日本語と同じだ!」ということで面白いなぁ…と思ったのですが、やっぱり誤植ではなくて、このセリフは実際に house と言っているんですよ。
で、ウィキペディアを見て、やっと house の意味がわかりました。
Equipment (備品)の項目に、
32 wooden or plastic houses and 12 wooden or plastic hotels. 「32個の木製またはプラスチック製の家と、12個の木製またはプラスチック製のホテル」
と書いてあります。
これをゲームの備品として使う、ということですね。
だからボードの上に家がたくさん並んでいて、フィービーはそれを引っ掴んで、それを使って掻きむしろうとした、という意味なわけです。
モノポリーというゲームを知っている人なら「家」と聞けば、あぁ、あの小さい家ね、とわかるということですね。
History の項目に載っている写真にその家らしきものが写っていますし、Properties in detail の項目には、real estate properties (不動産物件)の価格(?)らしきものが載っているのですが、そこにも、Price per house だとか、Rent (4 Houses) だとか、Mortgage (抵当、担保)だとかの用語が書いてあります。
最初にモノポリーの説明に書いたように、これは資産を増やす、富を獲得するゲームなので、「家」は重要アイテムなわけですね。
モノポリーというゲームをご存知の方には、当たり前のつまらない話だったと思います。申し訳ありません。
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2006年12月12日
フレンズ2-23その16
ジョーイ: I figure my character has kids. (俺の[この会社での]キャラクターには子供がいるんだ。)
チャンドラー: Ya know there isn't a part of that sentence I don't need explained. (なぁ、お前のその文章には、「説明不要」って部分が全くないんだけど。)
ジョーイ: Well, see when you're acting, you need to think about stuff like that. My character, Joseph the processor guy, has two little girls, Ashley and Brittany. Ashley copies everything Brittany does. (なぁ、ほら、演技してる時って、そんなことを考える必要があるだろ? 俺のキャラクター、情報処理担当のジョセフには小さい娘が二人いるんだ、アシュリーとブリタニー。アシュリーはブリタニーのすること全てを真似するんだよ。)
チャンドラー: Well, invisible kids can be that way sometimes. (そうか、見えない子供達には時々そういうことがあるよなぁ。)
ジョーイ: Yeah. Joseph and his wife, Karen, are thinking of having a third kid... Ya know what? Just did. (そう、ジョセフと彼の妻カレンは3人目の子供を作ろうかと考えているんだ…おっ? ちょうど今[子供が]できたよ。)
チャンドラー: Really? Wow. That's some pretty powerful imaginary sperm you must have there. (マジで? すごいな。その世界でお前が持ってるに違いない、かなり強力な想像上の精子のお陰だね。)
"there isn't a part of that sentence I don't need explained" は not が2つもあって、回りくどい、というか、わかりにくい表現です。
まず 基本構造は、"there isn't a part of ..." 「…という部分がない。」です。
その…の部分は、"I don't need (a part of that sentence) explained." の a part of that sentence が前に出てそれを後ろから修飾している、という形になります。
need +目的語+過去分詞は「(目的語が)…される必要がある、(目的語を)…してもらう必要がある」という意味になり、この場合は don't need になっているので、「その(ジョーイが今言った)文章の一部分を説明してもらう必要がない」 となります。
そしてそれをさらに "there isn't" で「…は存在しない」と言っているのですから、「説明してもらう必要がないという部分が1つも存在しない。」、つまり、「その文章は全てに関して説明してもらわないと理解できない。全然わかんない。」という意味になるようですね。
ジョーイは自分の娘に名前まで付けていました(笑)。
妹が姉のすることを真似して…と嬉しそうに話すジョーイ。
確かに下の子は上の子の真似をしたがるものです。
小さい子供にとっては、少し上の兄弟は憧れの存在らしくて(笑)、うちも2歳の妹が6歳の兄の真似をしたがるので困ります。(だいたい、「これっ、そんなことするのやめなさいっ!」というようなことを真似するんですよねぇ…)
が、独身のジョーイの口からそんな言葉が簡単に出てくるところがすごいなぁ。
ジョーイには姉や妹がたくさんいて、甥や姪も多いので、そういう子供の習性をよく知ってるということなんでしょう。
次のチャンドラーのセリフですが、想像上の姉妹の話をジョーイがえらくリアルに語るものだから、invisible kids 「目に見えないそういう想像上の子供たち」にはそういうことはよくあるよね、と軽く流しているようです。
本音は「そんなことはあり得ないよ。何でお前の設定は、そこまでのリアリティを持たせているんだよ?」とあきれていることの裏返しのセリフですね。
That's some pretty powerful... の文章なんですが、you must have there は後ろから sperm を修飾しているので、この文章の基本形は That's some sperm. ということになりますよね。
that は、想像上のキャラクターがあっという間に子供を作ってしまった(笑)という状況を指していると考えた場合は、That's some sperm. は「そんなことができたなんて、それはすごい sperm だね。」というニュアンスになるかと思うので、上の和訳では「…のお陰だね。」と訳してみました。
(そんな風に、ここの that を「状況を指すもの」と捉えることが可能なのかどうかが自分ではよくわからないのですが…。)
もしくは、that = that sperm 「そこで今使われた sperm は」と言う意味で、話題に上っているものを指す指示語「それ」と捉えると、「それって、すごくパワフルな想像上の sperm なんだね。」というニュアンスかもしれません。
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チャンドラー: Ya know there isn't a part of that sentence I don't need explained. (なぁ、お前のその文章には、「説明不要」って部分が全くないんだけど。)
ジョーイ: Well, see when you're acting, you need to think about stuff like that. My character, Joseph the processor guy, has two little girls, Ashley and Brittany. Ashley copies everything Brittany does. (なぁ、ほら、演技してる時って、そんなことを考える必要があるだろ? 俺のキャラクター、情報処理担当のジョセフには小さい娘が二人いるんだ、アシュリーとブリタニー。アシュリーはブリタニーのすること全てを真似するんだよ。)
チャンドラー: Well, invisible kids can be that way sometimes. (そうか、見えない子供達には時々そういうことがあるよなぁ。)
ジョーイ: Yeah. Joseph and his wife, Karen, are thinking of having a third kid... Ya know what? Just did. (そう、ジョセフと彼の妻カレンは3人目の子供を作ろうかと考えているんだ…おっ? ちょうど今[子供が]できたよ。)
チャンドラー: Really? Wow. That's some pretty powerful imaginary sperm you must have there. (マジで? すごいな。その世界でお前が持ってるに違いない、かなり強力な想像上の精子のお陰だね。)
"there isn't a part of that sentence I don't need explained" は not が2つもあって、回りくどい、というか、わかりにくい表現です。
まず 基本構造は、"there isn't a part of ..." 「…という部分がない。」です。
その…の部分は、"I don't need (a part of that sentence) explained." の a part of that sentence が前に出てそれを後ろから修飾している、という形になります。
need +目的語+過去分詞は「(目的語が)…される必要がある、(目的語を)…してもらう必要がある」という意味になり、この場合は don't need になっているので、「その(ジョーイが今言った)文章の一部分を説明してもらう必要がない」 となります。
そしてそれをさらに "there isn't" で「…は存在しない」と言っているのですから、「説明してもらう必要がないという部分が1つも存在しない。」、つまり、「その文章は全てに関して説明してもらわないと理解できない。全然わかんない。」という意味になるようですね。
ジョーイは自分の娘に名前まで付けていました(笑)。
妹が姉のすることを真似して…と嬉しそうに話すジョーイ。
確かに下の子は上の子の真似をしたがるものです。
小さい子供にとっては、少し上の兄弟は憧れの存在らしくて(笑)、うちも2歳の妹が6歳の兄の真似をしたがるので困ります。(だいたい、「これっ、そんなことするのやめなさいっ!」というようなことを真似するんですよねぇ…)
が、独身のジョーイの口からそんな言葉が簡単に出てくるところがすごいなぁ。
ジョーイには姉や妹がたくさんいて、甥や姪も多いので、そういう子供の習性をよく知ってるということなんでしょう。
次のチャンドラーのセリフですが、想像上の姉妹の話をジョーイがえらくリアルに語るものだから、invisible kids 「目に見えないそういう想像上の子供たち」にはそういうことはよくあるよね、と軽く流しているようです。
本音は「そんなことはあり得ないよ。何でお前の設定は、そこまでのリアリティを持たせているんだよ?」とあきれていることの裏返しのセリフですね。
That's some pretty powerful... の文章なんですが、you must have there は後ろから sperm を修飾しているので、この文章の基本形は That's some sperm. ということになりますよね。
that は、想像上のキャラクターがあっという間に子供を作ってしまった(笑)という状況を指していると考えた場合は、That's some sperm. は「そんなことができたなんて、それはすごい sperm だね。」というニュアンスになるかと思うので、上の和訳では「…のお陰だね。」と訳してみました。
(そんな風に、ここの that を「状況を指すもの」と捉えることが可能なのかどうかが自分ではよくわからないのですが…。)
もしくは、that = that sperm 「そこで今使われた sperm は」と言う意味で、話題に上っているものを指す指示語「それ」と捉えると、「それって、すごくパワフルな想像上の sperm なんだね。」というニュアンスかもしれません。
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2006年12月11日
フレンズ2-23その15+small worldの話
水ぼうそうがうつるから、これ以上近づけないと嘆くフィービー。
フィービー: I hate this. 'Cause I tell you, I had the most amazing two weeks planned for us. And almost everything I had in mind, we had to be a lot closer than this. (こんなのってイヤよ。だって、本当に素晴らしい2週間を私たちのために計画していたのよ。そして、私が考えていたことのほとんどすべてが、この距離よりももっと近づかないとできないことなのに。)
ライアン: Phoebe, I have spent the last eight months in a steel tube with men, thinking about this moment. I am not gonna let a bunch of itchy spots stand between us. (フィービー、僕は、男どもと鋼の筒の中で、この8ヶ月を過ごしてきたんだ、この瞬間の事を考えながら。かゆい”できもの”たちに僕たちの邪魔はさせないぞ。)
と言って、フィービーにキスするライアン。
フィービー: Okay. This is the most romantic disease I've ever had. (そうね。これは今までかかった中で一番ロマンティックな病気だわ。)
最初のフィービーのセリフはよくわかりますね。
フィービーのことですから、エッチなことも含めて(笑)、もっとベタベタしていたいということもあるでしょう。
実際問題として、水ぼうそうがうつらないように距離を保ちながらでは、まともに話すらできませんので、フィービーにはつらいところです。
steel tube は「鋼(はがね)の筒(つつ)」。
潜水艦を身も蓋もない言い方で表現するとこうなります(笑)。
この言い方を聞いていると、フィービー以上にライアンは、今回のデートを楽しみに待っていたようですね。
spot は「斑点、まだら」または「発疹、おでき、にきび、吹き出物」という意味。
stand between は文字通り「…の間に立つ」ですから、「…の間に立ちはだかる、邪魔をする」という意味になります。
水ぼうそうのために、などと言わずに、itchy spots と言っているのが子供っぽくて可愛い感じ?
この伝染性の高い病気をものともしないライアンの情熱に、フィービーは感激しているようですね。
チャンドラーのオフィス。
ジーニーという女性と話したと言うジョーイ。
ジョーイ: Yeah, turns out our kids go to the same school. Yeah. Small world, huh? (俺の子供と彼女の子供は同じ学校に通ってることがわかったんだ。世間は狭いねぇ?)
チャンドラー: Weird world. Your kids? (世間は奇妙だねぇ。お前の子供だって?)
small world は「小さな世界」なので、「世間は狭い」ということです。
この発想は日本語と同じですね。
「世間は狭いな!」のように驚いた感じを出す場合は、What a small world! と感嘆文になります。
そう言えば、ディズニーランドのアトラクションに、イッツ・ア・スモールワールドというのがありますよね。
フレンズ1-7 で以下のようなセリフがありました。
過去の解説で何故かスルーしてしまっているので、ここでちょっと取り上げてみます。
「どんなに変わった場所でエッチしたか」を競い合っているところ(笑)。
レイチェル: Er, Rossss? (えーっと、ロスは?)
ロス: Er, Disneyland, 1989, "it's a small world after all." (えーっと、ディズニーランド、1989年、イッツ・ア・スモールワールド(アフター・オール)で…)
みんな(口々に): No way! (まさか!)
ロス: Yeah, the er, ride broke down, er so Carol and I went behind a couple of those mechanical Dutch children, and they, they fixed the ride and we were asked never to return to the Magic Kingdom. (その乗り物(ライド)が故障して、だからキャロルと僕はオランダの機械仕掛けの子供たちの後ろに行ったんだよ。係員が乗り物を修理して、僕らは二度とその魔法の王国に戻ってくるな、と言われたんだ。)
その会話がひとしきり終わった後、レイチェルとロスはこんな話もしていましたね。
レイチェル: Huh, I've just never... had a relationship with that kind of passion, you know, where, where you have to have somebody right there in the middle of a theme park. (あぁ、私はそんな情熱のある関係になったことはないわ。ほら、テーマパークの真ん中で相手を欲しいと思うような情熱よ。)
ロス: Well, it was the only thing to do there that didn't have a line. (それが、行列しないでできる唯一のことだったんだよ。)
私は最初のロスのセリフを聞いて、あのアトラクションの名前は英語で it's a small world after all と言うのかぁ…と勝手に思っていたのですが、今改めて調べてみると、あのアトラクションの英語の正式名称はやはり "it's a small world" のようですね。
Wikipedia 英語版: "it's a small world"
どうして after all がついているのかと言うと、あそこで流れているあの有名な歌が、
♪It's a small world after all. It's a small world after all... It's a small, small world.♪
という歌詞だから、ロスはそれをイメージしながら after all まで付けたようです。
ここでは「世間は狭い」じゃなくて(笑)、「世界はひとつ」と訳されているんでしたね。
after all が付くと「結局、世界はひとつ。何と言っても世界はひとつなんだよ。」という感じになるのでしょうか。
magic kingdom という単語も上のセリフに出てきていますが、各地にあるディズニーリゾート(ディズニーランド)のうち、フロリダにあるテーマパークの名称が Magic Kingdom なんだそうです。
Wikipedia 英語版: Magic Kingdom
ですから、もちろん「魔法の王国」という文字通りの意味でもディズニーランドを指すというのはわかりますが、ロスのセリフから判断すると、ロスとキャロルがエッチした、というのはこのフロリダの Magic Kingdom だ、ということなんでしょうね。
"it was the only thing to do there that didn't have a line." というセリフに笑えます。
didn't have a line は「行列ができていなかった」ということで、つまり、「そこでできることで、行列ができていないものと言えば、エッチしかなかった。」というような意味になるのですね。
どのアトラクションも長い行列に並ばないといけないので、待たないで済むものと言えば、それしかなかったんだよ、ということです。
アメリカでも、ディズニーランドは行列をするのが当たり前なのか、と感心したのですが…。
ジョーイとチャンドラーのやり取りに戻ります(笑)。
ジョーイがただの世間話のように small world と言ったので、small じゃなくて weird だろう?とチャンドラーは返しています。
独身で子供のいないジョーイが何気(なにげ)に our kids などという言葉を使ったから、ですね。
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フィービー: I hate this. 'Cause I tell you, I had the most amazing two weeks planned for us. And almost everything I had in mind, we had to be a lot closer than this. (こんなのってイヤよ。だって、本当に素晴らしい2週間を私たちのために計画していたのよ。そして、私が考えていたことのほとんどすべてが、この距離よりももっと近づかないとできないことなのに。)
ライアン: Phoebe, I have spent the last eight months in a steel tube with men, thinking about this moment. I am not gonna let a bunch of itchy spots stand between us. (フィービー、僕は、男どもと鋼の筒の中で、この8ヶ月を過ごしてきたんだ、この瞬間の事を考えながら。かゆい”できもの”たちに僕たちの邪魔はさせないぞ。)
と言って、フィービーにキスするライアン。
フィービー: Okay. This is the most romantic disease I've ever had. (そうね。これは今までかかった中で一番ロマンティックな病気だわ。)
最初のフィービーのセリフはよくわかりますね。
フィービーのことですから、エッチなことも含めて(笑)、もっとベタベタしていたいということもあるでしょう。
実際問題として、水ぼうそうがうつらないように距離を保ちながらでは、まともに話すらできませんので、フィービーにはつらいところです。
steel tube は「鋼(はがね)の筒(つつ)」。
潜水艦を身も蓋もない言い方で表現するとこうなります(笑)。
この言い方を聞いていると、フィービー以上にライアンは、今回のデートを楽しみに待っていたようですね。
spot は「斑点、まだら」または「発疹、おでき、にきび、吹き出物」という意味。
stand between は文字通り「…の間に立つ」ですから、「…の間に立ちはだかる、邪魔をする」という意味になります。
水ぼうそうのために、などと言わずに、itchy spots と言っているのが子供っぽくて可愛い感じ?
この伝染性の高い病気をものともしないライアンの情熱に、フィービーは感激しているようですね。
チャンドラーのオフィス。
ジーニーという女性と話したと言うジョーイ。
ジョーイ: Yeah, turns out our kids go to the same school. Yeah. Small world, huh? (俺の子供と彼女の子供は同じ学校に通ってることがわかったんだ。世間は狭いねぇ?)
チャンドラー: Weird world. Your kids? (世間は奇妙だねぇ。お前の子供だって?)
small world は「小さな世界」なので、「世間は狭い」ということです。
この発想は日本語と同じですね。
「世間は狭いな!」のように驚いた感じを出す場合は、What a small world! と感嘆文になります。
そう言えば、ディズニーランドのアトラクションに、イッツ・ア・スモールワールドというのがありますよね。
フレンズ1-7 で以下のようなセリフがありました。
過去の解説で何故かスルーしてしまっているので、ここでちょっと取り上げてみます。
「どんなに変わった場所でエッチしたか」を競い合っているところ(笑)。
レイチェル: Er, Rossss? (えーっと、ロスは?)
ロス: Er, Disneyland, 1989, "it's a small world after all." (えーっと、ディズニーランド、1989年、イッツ・ア・スモールワールド(アフター・オール)で…)
みんな(口々に): No way! (まさか!)
ロス: Yeah, the er, ride broke down, er so Carol and I went behind a couple of those mechanical Dutch children, and they, they fixed the ride and we were asked never to return to the Magic Kingdom. (その乗り物(ライド)が故障して、だからキャロルと僕はオランダの機械仕掛けの子供たちの後ろに行ったんだよ。係員が乗り物を修理して、僕らは二度とその魔法の王国に戻ってくるな、と言われたんだ。)
その会話がひとしきり終わった後、レイチェルとロスはこんな話もしていましたね。
レイチェル: Huh, I've just never... had a relationship with that kind of passion, you know, where, where you have to have somebody right there in the middle of a theme park. (あぁ、私はそんな情熱のある関係になったことはないわ。ほら、テーマパークの真ん中で相手を欲しいと思うような情熱よ。)
ロス: Well, it was the only thing to do there that didn't have a line. (それが、行列しないでできる唯一のことだったんだよ。)
私は最初のロスのセリフを聞いて、あのアトラクションの名前は英語で it's a small world after all と言うのかぁ…と勝手に思っていたのですが、今改めて調べてみると、あのアトラクションの英語の正式名称はやはり "it's a small world" のようですね。
Wikipedia 英語版: "it's a small world"
どうして after all がついているのかと言うと、あそこで流れているあの有名な歌が、
♪It's a small world after all. It's a small world after all... It's a small, small world.♪
という歌詞だから、ロスはそれをイメージしながら after all まで付けたようです。
ここでは「世間は狭い」じゃなくて(笑)、「世界はひとつ」と訳されているんでしたね。
after all が付くと「結局、世界はひとつ。何と言っても世界はひとつなんだよ。」という感じになるのでしょうか。
magic kingdom という単語も上のセリフに出てきていますが、各地にあるディズニーリゾート(ディズニーランド)のうち、フロリダにあるテーマパークの名称が Magic Kingdom なんだそうです。
Wikipedia 英語版: Magic Kingdom
ですから、もちろん「魔法の王国」という文字通りの意味でもディズニーランドを指すというのはわかりますが、ロスのセリフから判断すると、ロスとキャロルがエッチした、というのはこのフロリダの Magic Kingdom だ、ということなんでしょうね。
"it was the only thing to do there that didn't have a line." というセリフに笑えます。
didn't have a line は「行列ができていなかった」ということで、つまり、「そこでできることで、行列ができていないものと言えば、エッチしかなかった。」というような意味になるのですね。
どのアトラクションも長い行列に並ばないといけないので、待たないで済むものと言えば、それしかなかったんだよ、ということです。
アメリカでも、ディズニーランドは行列をするのが当たり前なのか、と感心したのですが…。
ジョーイとチャンドラーのやり取りに戻ります(笑)。
ジョーイがただの世間話のように small world と言ったので、small じゃなくて weird だろう?とチャンドラーは返しています。
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2006年12月10日
フレンズ2-23その14
ライアン: Can I please see your face? (君の顔をどうか見せてよ。)
フィービー: Nope. You don't want to see a face covered with pox. (だめ。ほうそう(できもの)だらけの顔なんて見たくないと思うでしょ。)
ライアン: Your face could be covered with lox, I wouldn't care. (君の顔がスモーク・サーモンだらけだったとしても、僕は構わないよ。)
フィービー: And you hate fish. (あなたは魚嫌いなのに。)
covered with lox の部分ですが、DVDの英語字幕では lox となっていて、ネットスクリプトでは covered with lochs となっています。
発音は lox も lochs も同じになります。
どちらにしても、ポックスとロックスで韻を踏んでいるわけです。
(実際の発音は pox は「パックス」、lox, lochs は「ラックス」が近いようですが。)
ここでは、DVDの lox が正しいようです。
以下に理由を説明します。
loch はスコットランド語で「湖、細長い入り江」という意味。
lake と関係のある言葉のようです。
ネッシーで有名なネス湖は Loch Ness となります。
一方、lox は「スモーク・サーモン(smoked salmon)」のこと。
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
lox: (especially American English) SALMON that has been treated with smoke in order to preserve it
つまり「(特にアメリカ英語) 保存するために煙で処理された(燻製された)サーモン」ということですね。
ライアンが「ロックスが君の顔についていても、僕は構わない(気にしない)」と言った後のフィービーのセリフが、"And you hate fish." 「そしてあなたは魚が嫌い。」
これは、「そして(私もあなたも知ってることだから、あなたはあえて言わなかったけど、ここで重要な点を付け加えると)あなたは魚が嫌いなのよね。魚嫌いなのにそこまで言ってくれるなんて!(フィービー、嬉しいっ!)」という感じでしょうか。
ここで、fish という単語を出していることで、lox が fish の一種だろう、ということがわかりますね。
だから、lox が正しいと私は思うわけです。
covered with lochs が正しいとすると、「湖がたくさんくっついた顔」ってことになってしまって、やや意味不明ですしねぇ…。
サーモンが顔についている、というのも確かに変ですが(笑)、ポックスと韻を踏むことができる言葉を何か探していて、海関係の言葉である魚介類のサーモンを選んだ、ということだと思います。
フレンズ2-23その12 では、have barnacles on your butt 「お尻にフジツボがくっついて…」というフレーズもありましたね。
それと同じようなイメージでしょうか。
ちなみに私の経験から言うと(笑)、DVDとネットスクリプトで単語が異なっている場合は、やはりワーナーが発売しているオフィシャルなDVDの方が正しい場合が「多い」です。
フレンズ2-20その4 で、DVDの字幕では、Knicks が Nicks となっていた、という話を書きましたように、DVD字幕の綴りが絶対だとは言えませんが、ネットスクリプトは結構誤植(typo)が多いので…。
ただ以前に何度も書いているように、DVD字幕ははしょり過ぎな部分もあるので、ネットスクリプトの情報は大変貴重です。
さらにこのセリフが面白いのは、ライアンは海にずっと潜っている潜水艦の乗組員でいわば「海の男」なのに、彼は魚嫌いだ、という事実がわかるところ。
まぁ、魚嫌いと言っても、食べるのが嫌いなだけで見るのもイヤだ、ってわけじゃないかもしれません。
漁師さんなら魚が食べられない、触れないと仕事になりませんが、そういう仕事でもないので構わないと言えば構わないのですが…。
彼の一連の言動を見ていると、彼は潜水艦乗りになってから、「そう言えば僕は小さい頃から魚が嫌いだったんだ!」と気付くようなタイプなのかも、と思ったりします。
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フィービー: Nope. You don't want to see a face covered with pox. (だめ。ほうそう(できもの)だらけの顔なんて見たくないと思うでしょ。)
ライアン: Your face could be covered with lox, I wouldn't care. (君の顔がスモーク・サーモンだらけだったとしても、僕は構わないよ。)
フィービー: And you hate fish. (あなたは魚嫌いなのに。)
covered with lox の部分ですが、DVDの英語字幕では lox となっていて、ネットスクリプトでは covered with lochs となっています。
発音は lox も lochs も同じになります。
どちらにしても、ポックスとロックスで韻を踏んでいるわけです。
(実際の発音は pox は「パックス」、lox, lochs は「ラックス」が近いようですが。)
ここでは、DVDの lox が正しいようです。
以下に理由を説明します。
loch はスコットランド語で「湖、細長い入り江」という意味。
lake と関係のある言葉のようです。
ネッシーで有名なネス湖は Loch Ness となります。
一方、lox は「スモーク・サーモン(smoked salmon)」のこと。
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
lox: (especially American English) SALMON that has been treated with smoke in order to preserve it
つまり「(特にアメリカ英語) 保存するために煙で処理された(燻製された)サーモン」ということですね。
ライアンが「ロックスが君の顔についていても、僕は構わない(気にしない)」と言った後のフィービーのセリフが、"And you hate fish." 「そしてあなたは魚が嫌い。」
これは、「そして(私もあなたも知ってることだから、あなたはあえて言わなかったけど、ここで重要な点を付け加えると)あなたは魚が嫌いなのよね。魚嫌いなのにそこまで言ってくれるなんて!(フィービー、嬉しいっ!)」という感じでしょうか。
ここで、fish という単語を出していることで、lox が fish の一種だろう、ということがわかりますね。
だから、lox が正しいと私は思うわけです。
covered with lochs が正しいとすると、「湖がたくさんくっついた顔」ってことになってしまって、やや意味不明ですしねぇ…。
サーモンが顔についている、というのも確かに変ですが(笑)、ポックスと韻を踏むことができる言葉を何か探していて、海関係の言葉である魚介類のサーモンを選んだ、ということだと思います。
フレンズ2-23その12 では、have barnacles on your butt 「お尻にフジツボがくっついて…」というフレーズもありましたね。
それと同じようなイメージでしょうか。
ちなみに私の経験から言うと(笑)、DVDとネットスクリプトで単語が異なっている場合は、やはりワーナーが発売しているオフィシャルなDVDの方が正しい場合が「多い」です。
フレンズ2-20その4 で、DVDの字幕では、Knicks が Nicks となっていた、という話を書きましたように、DVD字幕の綴りが絶対だとは言えませんが、ネットスクリプトは結構誤植(typo)が多いので…。
ただ以前に何度も書いているように、DVD字幕ははしょり過ぎな部分もあるので、ネットスクリプトの情報は大変貴重です。
さらにこのセリフが面白いのは、ライアンは海にずっと潜っている潜水艦の乗組員でいわば「海の男」なのに、彼は魚嫌いだ、という事実がわかるところ。
まぁ、魚嫌いと言っても、食べるのが嫌いなだけで見るのもイヤだ、ってわけじゃないかもしれません。
漁師さんなら魚が食べられない、触れないと仕事になりませんが、そういう仕事でもないので構わないと言えば構わないのですが…。
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2006年12月09日
フレンズ2-23その13
顔を見せないフィービーを不審がるライアン。
フィービー: Well, no no, you have to stay back. I, I have the pox! (だめよ。後ろに下がってて。pox (ほうそう)にかかったのよ。)
ライアン: Chicken or small? (pox って、chicken pox (水ぼうそう)? それとも small pox (天然痘)?)
フィービー: Chicken, which is so ironic considering I'm a vegetarian. (チキン(水ぼうそう)よ。それって皮肉よね、私がベジタリアンだってことを考えると。)
ライアン: Why aren't you at home in bed? (どうして家のベッドで寝ていないの?)
フィービー: 'Cause my, my grandmother's never had chicken pox. Please, please tell me you have, 'cause oh, my God, I forgot how cute you are. (それは私のおばあちゃんが水ぼうそうにかかったことがないからなの。お願いよ、水ぼうそうにかかったことがある、って言って。だって私、あなたがどんなに素敵(な顔をしている)か、忘れちゃったんだもん。)
ライアン: I'm sorry, I never had 'em. (ごめんね、僕はかかったことがないんだ。)
フィービー: Ohh, ohh. (あぁ、あぁ!)
ライアン: If I had one wish, it would be to build a time machine, go back to when I was 7, when Jimmy Hauser had the chicken pox. I would grab that kid and rub him all over my face. (もし一つ願いことがあるとしたら、タイム・マシーンを作って7歳の頃に戻りたいよ。その頃、ジミー・ハウザーが水ぼうそうにかかってたんだ。(もしその頃に戻れたら)そいつをつかんで、彼を僕の顔じゅうにこすりつけただろうに。)
フィービー: Yeah, or you know, you could just wish that I didn't have them now. (そうね。もしくは、私(フィービー)が今この病気にかかっていない状態にして下さい、とだけ願うこともできるわよ。)
フレンズ2-23その6 で説明したように、pox と聞いてライアンも、chicken pox か smallpox のどちらかな?と思ったらしい。
天然痘(smallpox)は、ペストなどと並んで、大流行により大量の死者が出ることで歴史上有名な病気でした。
ジェンナーが天然痘ワクチンを開発して、今ではWHOにより根絶宣言も出ていますので、もしここでフィービーが天然痘だったりすると、しゃれにならなくて、きっとどこかに隔離されてると思うのですが…。
chicken pox にかかったことを ironic だというフィービー。
彼女はベジタリアンなので、チキンは食べないのに、チキンの名前がついた病気にかかってしまったことが皮肉よね、と言っているのです。
自宅にいられないのはおばあちゃんにうつるといけないからなんですね。
こういう病気は年齢が高くなるほど症状が重くなります。
おばあちゃんだと命取りの病気になりかねませんね。
ちなみに私は小学校6年生くらいの時に水ぼうそうにかかりました。
妹の幼稚園で流行して妹がかかり、それが私にうつった、という…。
学校の友達はだいたい既にかかった人が多かったようなので、私が誰かにうつしたということがなかったのは救いなのですが、そんな大きくなってから水ぼうそうになるのは恥ずかしかったですよ。
かなり長く跡が残るし、健康診断で服を脱ぐのが恥ずかしくて(あ、想像しないでね…笑)・・・とにかく、年頃の女の子には酷な病気です。
だから、私は自分の子供には、有料になるけれど水ぼうそうの予防接種を受けさせました(おたふくかぜも)。
I forgot how cute you are. というセリフがかわいいですね。
本当は忘れてるはずはないと思うけど(笑)、忘れちゃうほど長い間会ってないからあなたの可愛い(素敵な、かっこいい)顔をすぐにでも見たいのよ…という乙女心です。
でも、ライアンもおばあちゃんと同じようにかかったことがなかったら、あなたに近づけない、あなたの顔を見ることができない。
だから、かかったことがあるって言って!という心の叫びです。
"If I had one wish, it would be to build a time machine..." は「実現不可能」なことを仮定する仮定法過去ですね。
今、神様がライアンの願い事をかなえてやろう!と言って下さっているわけでもないし(笑)、今何かを願ったところでかなうわけもないけれど、もし願いごとがあるとしたら、今何か願ってもいいとしたら…という感じでしょうか。
そのお願いがまたあり得ない「タイム・マシーンを作って」という話なんですが(笑)、it は one wish で、one wish = to build a time machine 「願い事は、タイム・マシーンを作ること」になると言っているのですね。
水ぼうそうの子供にべちゃべちゃひっついて病気をうつしてもらいたい…とまで言っていて、それはそれで情熱的なセリフなのですが、次のフィービーの分析は冷静です。
ライアンもちょっと他の人と感覚がずれているようで、そんな風に大袈裟に考えるのがフィービーの恋人らしいなぁ、と思ったり。
(本日の脱線は、「伝染病と予防接種の話」)
知り合いの子供が水ぼうそうなどの伝染病にかかったと聞くと、自分の子供を連れて行ってうつそうとしていた友達がいます。
私の感覚だと、そういう感染しやすい病気にかかった子供がいるところに自分の子供を連れて行くなんてとんでもない、その子が治るまではしばらく離れていないと!と思うのですが、彼女に言わせると、小さい時に自然感染する方が症状も軽くて、免疫もしっかりつくだろうとのこと。
その友達は獣医さんなんで、そのセリフには妙な説得力があるのですが(笑)、でも小さい頃に大病をすると高熱が出て危険なこともあるし、子供にかゆい思いをさせるのもかわいそうだし、免疫が十分につかない可能性があるかもしれなくても、私は予防接種を選びましたね。
それにしても、獣医さんというのは、なんてナチュラルな考え方をするのだろう…とすごく感心したんだけど、こういうことに関しては恐らく医学系の人でも意見が分かれるところなんでしょうね。
こういう認識は、単に彼女の性格によるものかもしれませんので、ただの世間話として聞いておいて下さい…(笑)。
予防接種でつく免疫の強さに関する話なんですが。
少し前に、「はしかの予防接種を子供の頃に受けた生徒がほとんどの高校で、はしかの集団感染があった」というニュースがありました。
これも、実際に世間ではしかにかかる人が減ってきて、はしかの病原菌に触れる機会がなく、その予防接種で受けた免疫が弱まってしまうからだ、という理由らしいです。
以前ははしかの予防接種は1回のみだったのですが、最近は、幼稚園くらいに、はしか(麻疹)と風疹の混合ワクチンを再度接種する(無料で受けられる)、という風に法が改正されたようです。
外国でははしかの予防接種は2回というのが普通らしく、日本もそれに合わせるようになってきたみたいですね。
子供に予防接種を漏れなく受けさせるのが、小さい頃の親の仕事みたいなもんなので、お陰様で予防接種や子供の病気には詳しくなりました(笑)。
(Rach からのお願い)
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フィービー: Well, no no, you have to stay back. I, I have the pox! (だめよ。後ろに下がってて。pox (ほうそう)にかかったのよ。)
ライアン: Chicken or small? (pox って、chicken pox (水ぼうそう)? それとも small pox (天然痘)?)
フィービー: Chicken, which is so ironic considering I'm a vegetarian. (チキン(水ぼうそう)よ。それって皮肉よね、私がベジタリアンだってことを考えると。)
ライアン: Why aren't you at home in bed? (どうして家のベッドで寝ていないの?)
フィービー: 'Cause my, my grandmother's never had chicken pox. Please, please tell me you have, 'cause oh, my God, I forgot how cute you are. (それは私のおばあちゃんが水ぼうそうにかかったことがないからなの。お願いよ、水ぼうそうにかかったことがある、って言って。だって私、あなたがどんなに素敵(な顔をしている)か、忘れちゃったんだもん。)
ライアン: I'm sorry, I never had 'em. (ごめんね、僕はかかったことがないんだ。)
フィービー: Ohh, ohh. (あぁ、あぁ!)
ライアン: If I had one wish, it would be to build a time machine, go back to when I was 7, when Jimmy Hauser had the chicken pox. I would grab that kid and rub him all over my face. (もし一つ願いことがあるとしたら、タイム・マシーンを作って7歳の頃に戻りたいよ。その頃、ジミー・ハウザーが水ぼうそうにかかってたんだ。(もしその頃に戻れたら)そいつをつかんで、彼を僕の顔じゅうにこすりつけただろうに。)
フィービー: Yeah, or you know, you could just wish that I didn't have them now. (そうね。もしくは、私(フィービー)が今この病気にかかっていない状態にして下さい、とだけ願うこともできるわよ。)
フレンズ2-23その6 で説明したように、pox と聞いてライアンも、chicken pox か smallpox のどちらかな?と思ったらしい。
天然痘(smallpox)は、ペストなどと並んで、大流行により大量の死者が出ることで歴史上有名な病気でした。
ジェンナーが天然痘ワクチンを開発して、今ではWHOにより根絶宣言も出ていますので、もしここでフィービーが天然痘だったりすると、しゃれにならなくて、きっとどこかに隔離されてると思うのですが…。
chicken pox にかかったことを ironic だというフィービー。
彼女はベジタリアンなので、チキンは食べないのに、チキンの名前がついた病気にかかってしまったことが皮肉よね、と言っているのです。
自宅にいられないのはおばあちゃんにうつるといけないからなんですね。
こういう病気は年齢が高くなるほど症状が重くなります。
おばあちゃんだと命取りの病気になりかねませんね。
ちなみに私は小学校6年生くらいの時に水ぼうそうにかかりました。
妹の幼稚園で流行して妹がかかり、それが私にうつった、という…。
学校の友達はだいたい既にかかった人が多かったようなので、私が誰かにうつしたということがなかったのは救いなのですが、そんな大きくなってから水ぼうそうになるのは恥ずかしかったですよ。
かなり長く跡が残るし、健康診断で服を脱ぐのが恥ずかしくて(あ、想像しないでね…笑)・・・とにかく、年頃の女の子には酷な病気です。
だから、私は自分の子供には、有料になるけれど水ぼうそうの予防接種を受けさせました(おたふくかぜも)。
I forgot how cute you are. というセリフがかわいいですね。
本当は忘れてるはずはないと思うけど(笑)、忘れちゃうほど長い間会ってないからあなたの可愛い(素敵な、かっこいい)顔をすぐにでも見たいのよ…という乙女心です。
でも、ライアンもおばあちゃんと同じようにかかったことがなかったら、あなたに近づけない、あなたの顔を見ることができない。
だから、かかったことがあるって言って!という心の叫びです。
"If I had one wish, it would be to build a time machine..." は「実現不可能」なことを仮定する仮定法過去ですね。
今、神様がライアンの願い事をかなえてやろう!と言って下さっているわけでもないし(笑)、今何かを願ったところでかなうわけもないけれど、もし願いごとがあるとしたら、今何か願ってもいいとしたら…という感じでしょうか。
そのお願いがまたあり得ない「タイム・マシーンを作って」という話なんですが(笑)、it は one wish で、one wish = to build a time machine 「願い事は、タイム・マシーンを作ること」になると言っているのですね。
水ぼうそうの子供にべちゃべちゃひっついて病気をうつしてもらいたい…とまで言っていて、それはそれで情熱的なセリフなのですが、次のフィービーの分析は冷静です。
ライアンもちょっと他の人と感覚がずれているようで、そんな風に大袈裟に考えるのがフィービーの恋人らしいなぁ、と思ったり。
(本日の脱線は、「伝染病と予防接種の話」)
知り合いの子供が水ぼうそうなどの伝染病にかかったと聞くと、自分の子供を連れて行ってうつそうとしていた友達がいます。
私の感覚だと、そういう感染しやすい病気にかかった子供がいるところに自分の子供を連れて行くなんてとんでもない、その子が治るまではしばらく離れていないと!と思うのですが、彼女に言わせると、小さい時に自然感染する方が症状も軽くて、免疫もしっかりつくだろうとのこと。
その友達は獣医さんなんで、そのセリフには妙な説得力があるのですが(笑)、でも小さい頃に大病をすると高熱が出て危険なこともあるし、子供にかゆい思いをさせるのもかわいそうだし、免疫が十分につかない可能性があるかもしれなくても、私は予防接種を選びましたね。
それにしても、獣医さんというのは、なんてナチュラルな考え方をするのだろう…とすごく感心したんだけど、こういうことに関しては恐らく医学系の人でも意見が分かれるところなんでしょうね。
こういう認識は、単に彼女の性格によるものかもしれませんので、ただの世間話として聞いておいて下さい…(笑)。
予防接種でつく免疫の強さに関する話なんですが。
少し前に、「はしかの予防接種を子供の頃に受けた生徒がほとんどの高校で、はしかの集団感染があった」というニュースがありました。
これも、実際に世間ではしかにかかる人が減ってきて、はしかの病原菌に触れる機会がなく、その予防接種で受けた免疫が弱まってしまうからだ、という理由らしいです。
以前ははしかの予防接種は1回のみだったのですが、最近は、幼稚園くらいに、はしか(麻疹)と風疹の混合ワクチンを再度接種する(無料で受けられる)、という風に法が改正されたようです。
外国でははしかの予防接種は2回というのが普通らしく、日本もそれに合わせるようになってきたみたいですね。
子供に予防接種を漏れなく受けさせるのが、小さい頃の親の仕事みたいなもんなので、お陰様で予防接種や子供の病気には詳しくなりました(笑)。
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2006年12月08日
フレンズ2-23その12
モニカとレイチェルが、水ぼうそうのできものを隠そうと、フィービーに化粧をしているのですが…。
レイチェル: You see, you look beautiful. For god sakes, dim the lights. (ほら、フィービー、きれいよ。[モニカに]お願いだから、ライトを暗くして。)
鏡を見たフィービーはびっくり。
フィービー: I, I, I'm hideous! (私、私・・・ものすごい顔になってるわ。)
モニカ: It's gonna be okay. Ryan's been underwater. He's just gonna be so glad that you don't have barnacles on your butt. (大丈夫よ。ライアンはずっと水中にいたんだもの。あなたのお尻にフジツボがくっついていない、ってことで喜んでくれるわよ。)
hideous は「見るも恐ろしい、おぞましい、ぞっとする、ひどく醜い」
Merriam-Webster Online Dictionary には、
hideous: offensive to the senses and especially to sight : exceedingly ugly
つまり「感覚、特に視覚に不快感を与える。甚だしく醜い」ということで、これは本当に「ものすごい」形容詞ですね。
ugly 「醜い」という形容詞だけでもかなりひどくて、女性に対して使ってはいけないと言われていますが、それに exceedingly 「非常に、きわめて、甚だしく」がついているわけですから…誰かの顔を形容するのに使ったら、その人にブン殴られるでしょうねぇ、きっと(笑)。
ずっと海の中で海中生物しか見ていない彼のことだから、フジツボがついていない、ってことだけで彼は喜んで、フジツボよりは小さいそんなちょっとしたできものなんか彼は気にしないわよ、と慰めているようですが、あまり慰めにもなっていませんねぇ。
フィービーの恋人、ライアンが登場します。
チャーリー・シーン(Charlie Sheen)ですね。
「プラトーン(Platoon)」「メジャーリーグ(Major League)」「ホット・ショット(Hot Shots!)」などで有名です。
(が、どれも見てないです…だから私はチャーリー・シーンには詳しくないです…泣)
Wikipedia 英語版: Charlie Sheen
IMDb: Charlie Sheen
父のマーティン・シーン(Martin Sheen)は、「地獄の黙示録」などで有名な俳優ですが、最近ではアメリカの政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(原題: The West Wing)のバートレット大統領役で有名ですよね。
チャーリー・シーンは女優のデニス・リチャーズと結婚していましたが、今年(2006年)にデニスが離婚を申請しました。
デニス・リチャーズは「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(The World Is Not Enough)に出演したボンド・ガールで、フレンズにもシーズン7にゲスト出演しています。
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レイチェル: You see, you look beautiful. For god sakes, dim the lights. (ほら、フィービー、きれいよ。[モニカに]お願いだから、ライトを暗くして。)
鏡を見たフィービーはびっくり。
フィービー: I, I, I'm hideous! (私、私・・・ものすごい顔になってるわ。)
モニカ: It's gonna be okay. Ryan's been underwater. He's just gonna be so glad that you don't have barnacles on your butt. (大丈夫よ。ライアンはずっと水中にいたんだもの。あなたのお尻にフジツボがくっついていない、ってことで喜んでくれるわよ。)
hideous は「見るも恐ろしい、おぞましい、ぞっとする、ひどく醜い」
Merriam-Webster Online Dictionary には、
hideous: offensive to the senses and especially to sight : exceedingly ugly
つまり「感覚、特に視覚に不快感を与える。甚だしく醜い」ということで、これは本当に「ものすごい」形容詞ですね。
ugly 「醜い」という形容詞だけでもかなりひどくて、女性に対して使ってはいけないと言われていますが、それに exceedingly 「非常に、きわめて、甚だしく」がついているわけですから…誰かの顔を形容するのに使ったら、その人にブン殴られるでしょうねぇ、きっと(笑)。
ずっと海の中で海中生物しか見ていない彼のことだから、フジツボがついていない、ってことだけで彼は喜んで、フジツボよりは小さいそんなちょっとしたできものなんか彼は気にしないわよ、と慰めているようですが、あまり慰めにもなっていませんねぇ。
フィービーの恋人、ライアンが登場します。
チャーリー・シーン(Charlie Sheen)ですね。
「プラトーン(Platoon)」「メジャーリーグ(Major League)」「ホット・ショット(Hot Shots!)」などで有名です。
(が、どれも見てないです…だから私はチャーリー・シーンには詳しくないです…泣)
Wikipedia 英語版: Charlie Sheen
IMDb: Charlie Sheen
父のマーティン・シーン(Martin Sheen)は、「地獄の黙示録」などで有名な俳優ですが、最近ではアメリカの政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(原題: The West Wing)のバートレット大統領役で有名ですよね。
チャーリー・シーンは女優のデニス・リチャーズと結婚していましたが、今年(2006年)にデニスが離婚を申請しました。
デニス・リチャーズは「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(The World Is Not Enough)に出演したボンド・ガールで、フレンズにもシーズン7にゲスト出演しています。
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2006年12月07日
フレンズ2-23その11
スコット: Where do you work? (どこで働いてるの?)
ジョーイ: Uhh, well, right now I'm in between things. You know how it is. One day you're processing, the next day you're not so much... processing anymore. (あぁ、その、今は仕事と仕事の合間なんだ。どうしてそんなことになるかわかるだろう? ある日は情報処理をしていて、次の日にはもうそれほどの情報処理をすることはない、ってことがあるんだよ。)
チャンドラー: I was just telling Joey about the opening in Fleischman's group. (フライシュマンさんのグループで人員に空きが出ていることについて、今、ジョーイと話をしていたんだ。)
スコット: Fleischman's group. Whatever you do, don't touch his sandwiches. Ha-ha-ha... (フライシュマンさんのグループか。何をするにしても、彼のサンドイッチには触るなよ。ハハハ・・・)
ジョーイ: Ha-ha. Are all you processors dorks? (ハハハ・・・。[スコットが去って] お前らみんな情報処理バカか?)
Where do you work? は働いている場所を聞いていますが、これは具体的に「どこの会社で働いているのか?」を尋ねているのでしょう。
between things の things は「定職、雇われた仕事」という感じでしょうか。
今はどこにも雇われていない状態、仕事と仕事の合間で今はどこの会社にも属していない、ということだと思います。
その理由として、process という仕事にはムラがあって、多い時にはどっと仕事があるけど、それほど仕事がない時もあるし…などと説明しています。
ここでも他に適当な単語が思いつかなくて、processing を連発していますね。
opening は「(仕事の)空き、就職口」のこと。
TOEIC では、仕事に就きたい人や採用担当の会話やメールなどで、この単語がよく出てきます。
Fleischman は大文字になっていることからわかるように人の名前のようですね。
ドイツ系の名前のようです。
ドイツ語は ei を「アイ」と発音するので(例:英語の No に当たるドイツ語 Nein は「ナイン」と発音する)、カタカナで書くと「フライシュマンさん」になると思うのですが、スコットとチャンドラーの発音を聞いていると、「フレイシュマン」と言っているようにも聞こえます。(私には微妙でよくわからないけど…)
単語を見た時に、freshman 「新入生、1年生、新米、初心者」と似ていたので、新人グループ、という意味かと一瞬思ったのですが、やっぱり人の名前だと思います。
スコットがサンドイッチの話を出したのは、そのフライシュマンさんという人が、サンドイッチが大好物で、人がそれにちょっとでも触ったり食べようとしたりすると大激怒する人なんでしょうねぇ(笑)。
私の感覚から言うと、日本では人のお弁当に手を出す人をあまり見たことないので(人の卵焼きを勝手につまみ食いする人とかいます?)、他人のサンドイッチに触る人なんかいるのかな?とも思うのですが…。
でもずっと後のシーズン5で、サンドイッチにまつわるエピソードがあり、まさに "Don't touch his sandwiches." というセリフを思い出させるシチュエーションが出てきます。
たかがサンドイッチくらいで…という気もしますが、こだわる人はこだわるようです(笑)。
日本人がおにぎりの中身にこだわるように、アメリカ人にも自分の好みのサンドイッチの具、というのがあるようですね。(私はおにぎりなら梅干、サンドイッチならツナマヨが好きですが…)
フレンズ2-21その8 では、レイチェルとジョーイがサンドイッチの中身について話をしていましたね。
また、フレンズ2-20その10 のコメント欄 では、「アメリカのお弁当って、brown bag (茶色の紙袋)に入れたサンドイッチですよねぇ…」という話をしています。
スコットが言ったサンドイッチの話は、フライシュマンさんがサンドイッチ好きなのを知っている会社の人同士なら大ウケする話、つまりは内輪ネタですよね。
しかし、話の流れからすると、全くの他人が聞いても、「あぁ、フライシュマンさんって、そんなにサンドイッチが好きな人なのかぁ〜」と、大笑いしなくても、納得することはできると思うのですが、ジョーイはその sandwich をコンピュータの専門用語か何かと勘違いしたようです。
ジョーイにとっては意味不明なことで盛り上がって大笑いしている二人を見て、「お前らの会話は情報処理オタクの会話みたいでわかんないよ。」と言いたいようですね。
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ジョーイ: Uhh, well, right now I'm in between things. You know how it is. One day you're processing, the next day you're not so much... processing anymore. (あぁ、その、今は仕事と仕事の合間なんだ。どうしてそんなことになるかわかるだろう? ある日は情報処理をしていて、次の日にはもうそれほどの情報処理をすることはない、ってことがあるんだよ。)
チャンドラー: I was just telling Joey about the opening in Fleischman's group. (フライシュマンさんのグループで人員に空きが出ていることについて、今、ジョーイと話をしていたんだ。)
スコット: Fleischman's group. Whatever you do, don't touch his sandwiches. Ha-ha-ha... (フライシュマンさんのグループか。何をするにしても、彼のサンドイッチには触るなよ。ハハハ・・・)
ジョーイ: Ha-ha. Are all you processors dorks? (ハハハ・・・。[スコットが去って] お前らみんな情報処理バカか?)
Where do you work? は働いている場所を聞いていますが、これは具体的に「どこの会社で働いているのか?」を尋ねているのでしょう。
between things の things は「定職、雇われた仕事」という感じでしょうか。
今はどこにも雇われていない状態、仕事と仕事の合間で今はどこの会社にも属していない、ということだと思います。
その理由として、process という仕事にはムラがあって、多い時にはどっと仕事があるけど、それほど仕事がない時もあるし…などと説明しています。
ここでも他に適当な単語が思いつかなくて、processing を連発していますね。
opening は「(仕事の)空き、就職口」のこと。
TOEIC では、仕事に就きたい人や採用担当の会話やメールなどで、この単語がよく出てきます。
Fleischman は大文字になっていることからわかるように人の名前のようですね。
ドイツ系の名前のようです。
ドイツ語は ei を「アイ」と発音するので(例:英語の No に当たるドイツ語 Nein は「ナイン」と発音する)、カタカナで書くと「フライシュマンさん」になると思うのですが、スコットとチャンドラーの発音を聞いていると、「フレイシュマン」と言っているようにも聞こえます。(私には微妙でよくわからないけど…)
単語を見た時に、freshman 「新入生、1年生、新米、初心者」と似ていたので、新人グループ、という意味かと一瞬思ったのですが、やっぱり人の名前だと思います。
スコットがサンドイッチの話を出したのは、そのフライシュマンさんという人が、サンドイッチが大好物で、人がそれにちょっとでも触ったり食べようとしたりすると大激怒する人なんでしょうねぇ(笑)。
私の感覚から言うと、日本では人のお弁当に手を出す人をあまり見たことないので(人の卵焼きを勝手につまみ食いする人とかいます?)、他人のサンドイッチに触る人なんかいるのかな?とも思うのですが…。
でもずっと後のシーズン5で、サンドイッチにまつわるエピソードがあり、まさに "Don't touch his sandwiches." というセリフを思い出させるシチュエーションが出てきます。
たかがサンドイッチくらいで…という気もしますが、こだわる人はこだわるようです(笑)。
日本人がおにぎりの中身にこだわるように、アメリカ人にも自分の好みのサンドイッチの具、というのがあるようですね。(私はおにぎりなら梅干、サンドイッチならツナマヨが好きですが…)
フレンズ2-21その8 では、レイチェルとジョーイがサンドイッチの中身について話をしていましたね。
また、フレンズ2-20その10 のコメント欄 では、「アメリカのお弁当って、brown bag (茶色の紙袋)に入れたサンドイッチですよねぇ…」という話をしています。
スコットが言ったサンドイッチの話は、フライシュマンさんがサンドイッチ好きなのを知っている会社の人同士なら大ウケする話、つまりは内輪ネタですよね。
しかし、話の流れからすると、全くの他人が聞いても、「あぁ、フライシュマンさんって、そんなにサンドイッチが好きな人なのかぁ〜」と、大笑いしなくても、納得することはできると思うのですが、ジョーイはその sandwich をコンピュータの専門用語か何かと勘違いしたようです。
ジョーイにとっては意味不明なことで盛り上がって大笑いしている二人を見て、「お前らの会話は情報処理オタクの会話みたいでわかんないよ。」と言いたいようですね。
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