2012年02月20日

親に支払わせたら、自立とは呼べない フレンズ6-13その3

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パパに勘当されたと言って、姉レイチェルを訪ねてきた妹のジル。
これから自立する、と決意したはずのジルでしたが、たくさんの荷物を抱えて、セントラルパークに入ってきます。
ジル: (entering, carrying a bunch of shopping bags) I just had the hardest day. Some of these are so heavy. (Sets them down.) ([(セントラルパークに)入ってくる、たくさんの買い物袋を持って] すっごく大変な一日だったわ。この袋、すっごく重たいのがあって。[袋を下に置く])
ロス: Jill, how did you pay for all this? I thought your dad took away your credit card. (ジル、この全部(の買い物)、どうやって支払ったんだ? 君のパパが君のクレジットカードを取り上げたと思ってたけど。)
ジル: Oh, please, I memorized those numbers when I was 15. But look at all the cool make-it-on-my-own stuff I got! (Holds up a red sweater) This is my "Please, hire me" sweater. (Holds up a pair of black pants) And these are my "Don't you want to rent me this apartment?" pants. (もう、やめてよ。私は15歳の時に、その番号を暗記しちゃったのよ。でも、見て、私がゲットした、このクールな「私は自立するの!」の品々を! [赤いセーターを掲げる] これは私の「どうか、私を雇って」セーター。[黒いパンツを掲げて] そしてこれは私の「このアパートメントを私に貸したくない?」パンツよ。)
ロス: I don't think charging new clothes to your dad qualifies as making it on your own. (新しい服を君のパパに支払わせるってことは、自立するとは見なされないと思うけど。)
ジル: Oh, Mr. Scientist has to get all technical! (まぁ、科学者くんは何でもかんでも専門っぽく言わないと[専門的にならないと]いけないのね。)
フィービー: Seriously, I don't think Rachel's gonna think it's a good idea. (真面目な話、それは良いアイデアとは言えないとレイチェルが思うと思うわ。)
ジル: So who made her queen of the world? (じゃあ、誰がレイチェルを世界の女王様にしたの?)
フィービー: I would love that job! (私なら、その仕事、大好きよ![私がその仕事をしたい!])

今日は大変な一日だった、と言いながら、ジルはたくさんの買い物袋を持って入ってきます。
このシーンを見ると、フレンズ1-1 (パイロット)で、レイチェルが同じようにたくさんの買い物袋を持って入ってきたシーンを思い出しますね。
デジャブを感じるような同じ設定にすることで、「お買い物が大好きな似た者姉妹」であることを視聴者に印象づけているわけでしょう。
驚いたロスは、How did you pay for all this? と尋ねています。
その後のセリフからもわかるように、「パパに勘当されて、もう資金援助をしてもらえなくなり、カードも取り上げられたはずなのに、”どうやって”そんなたくさんの買い物の支払いをしたんだ?」という質問ですね。
I thought your dad took away... という過去形は、「僕は…だと思ってたけど(実際は違ったのか?)」みたいなニュアンスが感じられます。
実際、そんなたくさんのショッピングをしてきたんだから、カードは没収されなかったの?みたいな気持ちが入っている感じですね。

その後のジルのセリフが、甘やかされたお嬢さんっぽいセリフなので笑ってしまいます。
直訳すると、「私はこれらの(クレジットカードの何桁かの)番号を、15歳の時に記憶した」ということで、15歳の時からずっと、その番号を記憶してるから、カードが手元になくっても、番号わかっちゃうもん、と言っていることになります。
番号を覚えちゃってるから、カードそのものは必要ない…って、そういう問題か?! カードを没収された意味わかってる?みたいにツッコミを入れたくなるところ。

その後、Look at all the cool make-it-on-my-own stuff I got! と言っていますが、make-it-on-my-own は、stuff 「もの、品物」を修飾するために make it on my own というフレーズをハイフンで結んで形容詞化したものですね。
その後のセリフは、ハイフンではなく、引用符で文をくくる形で、名詞を修飾するために形容詞化した形になっています。
どれも、日本語で表現する場合は、ハイフン、または、引用符で区切られた部分を「かぎかっこ」でくくったようなイメージになるでしょう。
ただ、買ってきたセーターやパンツに、「これは、”私を雇って!”セーターで、こっちは、”私にアパート貸さない?”パンツよ」と適当に自立っぽいセリフをくっつけただけのネーミングですが、まぁ、これらの服を着て、これからそういう活動を頑張るわ、というちょっとした決意表明みたいな感じのネーミングのつもりなのでしょう。

こういう変なネーミングをするところも、お姉さんのレイチェルにそっくりですね。
フレンズ1-1 で、レイチェルが、今回のジルと同じように、紙袋を抱えて入ってきた後、
レイチェル: They're my new "I don't need a job, I don't need my parents, I've got great boots" boots. (それは私の新しい、「仕事なんかいらない、両親もいらない、素敵なブーツを手に入れたんだもの」ブーツよ。)
と言っていました。
自分の気に入ったアイテムを買い、それにそういう前向き?な名前を付けることで、現実逃避しているような雰囲気も感じられます。

この服を着て、これから自立ってやつを頑張るの!みたいに言うジルに対して、ロスは冷静な分析をしています。
I don't think charging new clothes to your dad qualifies as making it on your own. について。
charge ... to someone は「(買い物や費用などを)人の勘定につける、人に負担させる」。
qualify as は「…としての資格を得る」。
ここまでも何度か出てきた make it on your own は、make it 「うまくやり遂げる」+ on your own 「独力で(without help)」なので、「一人で何とかやっていく、自立する」というニュアンス。
ですから、上のロスのセリフを直訳すると、「新しい服を君のパパに支払わせる(支払いを負担させる)ことは、自立するという資格を得る(自立すると見なされる)とは僕は思えない」という感覚になります。
自立、自立、って言ってるけど、自立のための服を、結局パパが支払うことになるカード払いで買ってるようでは、自立とは言えないんじゃないのかなぁ、という軽い非難ですね。

その批判を聞いて少しは反省するかと思いきや、ジルは、Oh, Mr. Scientist has to get all technical! と返します。
Mr. Scientist は、「ミスター・サイエンティスト、科学者くん」みたいに、科学者であるロス(ロスは古生物学者なので)をちょっとからかったように呼ぶセリフ。
get all technical は、「すっかりテクニカルになる」みたいな感覚で、科学者っていう人種は、どんなささいなことでも、技術的、専門的に分析しようとするんだから、みたいに、「科学者っぽく専門用語で語ろうとしないでよ」と言っているような感じかな、と思います。
ロスは別に、科学者っぽいことを言っているわけではなく、誰もが思うであろう感想「親に金を払わせて、それで自立って言える?」と言っているだけなのですが、「もーぅ、専門家はすぐに専門家っぽい言葉でケムに巻こうとして…」みたいにジルは言っているということでしょう。

ロスの意見を、「科学者っぽい意見をしないで」と受け入れないジルを見て、フィービーも、「真剣な話、真面目な話、レイテェルがそのこと(ジルが買い物してきたこと)を、a good idea だと思うとは思えない」と言っています。
そんなことをしたと知ったら、レイチェルは激怒するわよ、と警告しているわけですね。

So who made her queen of the world? を直訳すると、「それじゃあ、誰が彼女(レイチェル)を世界の女王さまにしたの?」。
つまり、「レイチェルが怒るとかって脅すけど、レイチェルは世界の女王様なわけ? レイチェルが善悪の全てを判断して、私のやることなすことに口を出すわけ?」と怒っていることになります。
レイチェルが世界女王なわけじゃあるまいし、私は姉のご機嫌取りをする必要なんかないわ、レイチェルが何て言おうと、私は私のやりたいようにやるの!と言っている感じになるでしょう。

ジルに対するフィービーの返しが、フィービーらしいオトボケぶりで楽しいですね。
ジルのセリフは、「誰がレイチェルを世界女王にしたって言うの?」→「レイチェルが世界女王なわけじゃあるまいし、彼女のことなんか気にしない」というニュアンスで言っているのに、Who made...? という質問「誰が…したのか?」のように見える部分を、文字通り受け取って、「誰がしたのかって? 誰もレイチェルを女王に任命していないのなら、私がその役目・仕事をやりたい」と言っていることになるでしょう。
日本語で言うと、「誰がレイチェルを女王にしたって言うの?」「レイチェルを女王にする仕事? 私、それ、やりたいわ!」のように、ちょっとズレた感じでジルのセリフに反応していることになり、そのズレ具合が、いかにもフィービーという感じですね。


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posted by Rach at 17:53| Comment(9) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

間違った方と友達になっちまった フレンズ6-13その2

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レイチェルの妹ジルが、フレンズたちの部屋を訪れます。
"Daddy cut me off." 「パパに勘当された」というジルの話を聞いていたレイチェルですが、パパがレイチェルのことを「(立派に独り立ちしている)自慢の娘」だと言っていたと聞いて、大喜び。
妹の悩みの相談中であることをモニカに指摘された後、
レイチェル: Oh, yeah, sorry. Wait, honey, so what did you do that made dad cut you off? (ああ、そうね。ごめんなさい。待って、ハニー。それであなたは、パパに勘当されるようなどんなことをしたの?)
ジル: Okay, I bought a boat. (いいわ、私はボートを買ったの。)
モニカ: You bought a boat? (ボートを買った、ですって?)
ジル: Yeah, but it wasn't for me, it was for a friend. (ええ、でも、自分のためじゃなかったの、友達のためだったのよ。)
チャンドラー: Boy, did we make friends with the wrong sister. (Rachel glares at him.) (なんてこった、俺たちは、姉妹のうち間違った方と友達になっちまったよ。 [レイチェルはチャンドラーをにらむ])

妹ジルを演じているのは、リース・ウィザースプーン。大物ゲストの登場ですね。
「キューティ・ブロンド」(原題:Legally Blonde)で一躍有名になり、2005年公開の「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(原題:Walk the Line)では、アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

まずは、cut off について。
「カット・オフ」というカタカナからでも何となくイメージが湧きますが、基本的は意味は、「切る」+「分離する」で、「切り落とす、切り離す」という感覚ですね。
今回の場合は、日本語で言うと「勘当する」が近い感じだと思いますが、親子の縁を切る、というよりも、金銭的な援助をやめる、ということになるでしょうね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
cut off [phrasal verb] :
STOP THE SUPPLY
to stop the supply of something such as electricity, gas, water, money etc.

つまり、「電気、ガス、水、金銭などのようなものの供給を止めること」。

ということで、今回の話では、to stop the supply of money ということになるでしょう。
What did you do that made dad cut you off? の that 以下は、what にかかっています。
直訳すると、「パパにあなたを勘当させるようにした」ような「何」をあなたはしたの? というところでしょう。
「あなたは何をしたの?」とまずは言っておいて、その「何」をさらに詳しく説明するために、that 以下を付け加えている感覚です。
「何」と聞いてるのは、パパがあなたを勘当したことの原因となったのは何か?ってことなのよ、みたいな補足ですね。

ジルは「ボートを買った」とあっさり言っています。
モニカは驚いて聞き返していますが、ジルはさらに、「私のためじゃなくて、友達のために買った」と付け加えます。
一般人の感覚だと、「ボートみたいな高価なものを、それも友達に買ってやっただと?!」と、あまりの贅沢な金銭感覚にあきれるばかり…というところですが、どうもジルの言い方を聞いていると、「自分のために買ったんじゃなくて、お友達のために買ってあげたんだから、私は良いことをしたのにどうして怒られるの?」とでも言いたげな様子です。

そのジルの発言の後のチャンドラーのセリフが彼らしくて面白いですね。
make friends with は「(人)と友達になる」。
wrong は「間違った」。
I think you have the wrong number. 「電話番号が間違っていますよ」の wrong と同じです。
the wrong sister は、「間違った sister 」、つまり、姉妹2人いるうちの、間違った方、みたいな感じになるでしょう。
チャンドラーはレイチェルと友達なわけですが、ジルの話を聞いて、「レイチェルじゃなくて、姉妹のもう一人の方(ジル)と友達になっときゃ良かった。間違ったほうと友達になっちゃった」と言っていることになります。
ジルと友達だったならボートを買ってもらえてたのに…という感じですね。

Boy, did we make friends with the wrong sister. は、did we という、一見、疑問文のような語順になっていますが、これは、フレンズ2-14その21 でも引用させていただいた、大西泰斗先生の ハートで感じる英文法 (会話編) の「倒置の呼吸」で語られている「感情を乗せる倒置」のニュアンスのようですね。

We made friends with the wrong sister. のように普通の語順で言うと、「俺たちは、姉妹のうち間違った方と友達になった」と言っていることになりますが、それを倒置にして、さらには文頭に、Boy 「いやはや、全く」という間投詞もつけることで、「いやぁ、全く、俺たちは間違った方と友達になっちまったよ!」というような「感情を乗せたセリフ」になった、ということでしょう。

ちなみに、「フレンズ」では、こういう「感情を乗せる倒置」の登場頻度はあまり高くない気がするのですが、他の作品をいろいろ見るようになってから、結構、目にすることが増えました。

特に、頻度が高いなと感じたのが、シットコムの「フルハウス」。
「フルハウス」シーズン1だけでも、以下に挙げるセリフで倒置が使われています。
1-2 Boy, are you strict.
1-2 Boy, are you gonna get it.
1-5 Oh, boy, am I a happy camper.
1-7 Champ, I'm sorry. Oh, boy, am I sorry.
1-11 Boy, am I in trouble, Joey?
1-14 Boy, does he work fast.
1-21 Really? Boy, did she rip off Madonna.

他にも、「スター・ウォーズ」(Star Wars IV A NEW HOPE) でも、
Boy, am I gonna get it.
Boy, am I glad to see you.
というセリフが出てきます。
ちなみに、2つ目のセリフは、探していたベン・ケノービ(オビ=ワン・ケノービ)にやっと会えた時にルークが言っていたセリフ。
倒置にすることで、「やっと会えた!」感が出ているわけですね。

今回のチャンドラーのセリフ、Boy, did we make friends with the wrong sister. も並べて一覧してみると、この倒置の形では、どれも文頭に Boy (または Oh, boy)がついていることに気づきますね。
今回はたまたま、すべてに Boy がついていた、ということでしょうから、Boy が必須条件ということでもないでしょうが、そういう「感情を乗せる」倒置は、間投詞の Boy との組み合わせの相性が良い、ということは言えると思います。


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posted by Rach at 17:15| Comment(4) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月16日

病気じゃない、病気にならない フレンズ6-13その1

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シーズン6 第13話
The One With Rachel's Sister (妹はライバル)
原題は「レイチェルの妹の話」


チャンドラーとモニカの部屋。モニカ以外の5人がいるところに、モニカが帰ってきます。
チャンドラー: Hey, what are you doing here? Shouldn't you be at work? (ちょっと、ここで何してるんだよ? 仕事のはずじゃなかったのか?)
モニカ: (congested) Ugh, they sent me home. They said I can't work if I'm sick. ([鼻づまりで] あー、家に帰されたのよ。病気なら、仕事しちゃだめだ、って言うの。)
みんな: Ohh! (おぉ。)
チャンドラー: So sorry you're sick. (君が病気だなんて、かわいそうに。)
モニカ: I'm not sick!! I don't get sick! Getting sick is for weaklings and for pansies! (私は病気じゃないわ! 私は病気にならないの[かからないの]! 病気にかかる、っていう行為は、弱い人か、女々しい男向けのものよ。)
レイチェル: Honey, no one thinks you're a pansy, but we do think that you need a tissue. (She notices something hanging from Monica's nose, as does Joey.) (ハニー、あなたが女々しい男だなんて誰も思ってないわよ。でも、あなたにはティッシュが必要だってことは私たちみんな(強く)思ってるけどね。 [レイチェルは、モニカの鼻から垂れているものに注目する、ジョーイも同様にそれを見る])

仕事場で働いているはずのモニカが帰ってきたので、チャンドラーは驚いて、What are you doing here? と言っています。
これは日本語の「こんなとこで何やってんの?」と同じような感覚で、今何をしているかを問う「質問」ではなく、「どうしてここにいるはずのない君が帰ってきてるの?」という「驚き」のセリフになります。
Shouldn't you be at work? は、You should be at work. 「君は仕事中のはずだ」を否定疑問文にした形で、「君は仕事中のはずじゃなかったのか?」という意味。

モニカは帰ってきた理由を説明していますが、ものすごい鼻声でしゃべっています。
ト書きの、congested について。
動詞 congest は「(車などが)(道路などを)渋滞させる・混雑させる」という意味で、他に「…をうっ血させる、充血させる」という意味もあります。
それらを過去分詞 congested にすると、「混雑している」「充血している」という形容詞として使われるわけですが、今回のト書きの意味は、シーンを見て明らかなように「鼻づまり状態で」という意味になります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
congested [adjective] :
2. a congested nose, chest etc. is filled with thick liquid that does not flow easily, especially because you have a cold.
congestion [noun, uncountable]
nasal congestion


つまり、「congested nose や、congested chest などは、流れにくい濃い(粘度の高い?)液体で満たされている、特に風邪を引いている場合に」。
名詞形の congestion の例に出ている、nasal congestion は「鼻づまり」の意味ですね。

「鼻が詰まっています」と言いたい場合は、My nose is stuffy. や、My nose is stuffed up. などと言うことが多いように思うのですが、congested にもそのような意味がある、ということです。

「病気なら働いちゃだめだと言われて、家に帰されちゃった」という内容をモニカは言っていますが、2つの文の主語がどちらも they になっているところが、英語っぽいなと思いました。
「(私は)家に帰された。(私は)(働くことはできない)と言われた」という日本語が頭に浮かぶと、受身(受動態)を使うのかな?という連想が働きそうですが、別にわざわざ受動態にする必要はなく、職場の人(モニカの場合は職場であるレストランの経営者?)が「モニカを家に送り返した、モニカを帰宅させた」という能動態で表現するのが自然だ、ということです。
誰がそう命じたかを詳しく説明する必要もないわけですから、they と言えば聞いている方は、主語は職場の関係者だなとわかるので、それで十分というところでしょう。

「私が病気なら」と言ったモニカの言葉を受けて、みんなは同情するような声で、Ohh! と言い、チャンドラーは彼氏らしく、So sorry you're sick. と言っています。
ソーリーと言ってももちろん謝っているわけではなく、「かわいそうに、同情するよ」「遺憾に思うよ」みたいなニュアンス。

そうやって優しく声をかけてくれたにもかかわらず、モニカは「私は病気じゃない!」と叫んでいます。
I'm not sick!! I don't get sick! という連続した2文が、モニカらしい主張ですね。
「私は(今)病気の状態じゃない! (それに)私は病気にはかからないの!」みたいな感覚になります。
これまで何度も説明したように、don't get という「現在形」は、「習慣・習性」を表すもの。
「私は病気にかかるようなことはない」「私は病気にかからない人間なの」みたいにモニカは主張していることになります。
「病気にかからない人間」ってのは言い過ぎだろう…とツッコミを入れたくなるところですが、その後で自分でも言っているように、「病気は弱い人がかかるものだ」という先入観があるようで、負けず嫌いのモニカは、病気にすら負けたくないようです。

Getting sick is for weaklings and for pansies! を直訳すると、「病気にかかること、というのは、weaklings や pansies のためのものである」みたいになるでしょうか?
病気にかかるという行為は、そういう人たち向けのものであって、私のような強い人間には、getting sick ということそのものがあり得ないのよ!みたいに言いたいのでしょう。

weakling は「虚弱者、弱虫」。
-ling という接尾辞は、「…に関係する人」という感覚。
ですから、weakling は「弱い人」という感じですね。
「虚弱な人」が病気がちなのはやむを得ないことですが、モニカはそういう「虚弱体質」だけではなく、もっと広い意味の「弱い人」というニュアンスで使っているように思います。

ちなみに、-ling という接尾辞が使われている単語で、私がいつも思い出すのは、earthling という単語。
意味は「(宇宙人に対して)地球人」。
映画「インデペンデンス・デイ」で、デイヴィッド(ジェフ・ゴールドブラム)と、ヒラー大尉(ウィル・スミス)が、エイリアンの母船に潜入した後、自分たちの顔をエイリアンたちに見せる時に言っていたセリフが、
Look at us. Take a look at the earthlings. 「俺たちを見ろ。地球人を見ろ」
でした。

LAAD では、
earthling [noun, countable] : a word used by creatures from other worlds in science fiction stories, to talk about a human
つまり、「SF で、人間について語るために、別世界からの生物によって使われる単語」。

エイリアンが人間のことを「地球人」と呼ぶ場合の英単語が earthling だということで、説明にあるように、SF で使われる単語なわけです。

その次の pansy という単語について。
pansy は「パンジー、サンシキスミレ」というお花の名前ですが、俗語としては、「女々しい男」「同性愛の男」という意味があります(軽蔑的ニュアンスがあるので、注意が必要です)。
アカデミックな辞書である LAAD には(やはり)、お花の意味しか載っていませんでしたが、マクミランにはその俗語の意味も出ています。

Macmillan Dictionary では、
pansy [noun, countable] :
2. (informal) an insulting word for a man who is weak or easily afraid
a. (offensive) an offensive word for a gay man


つまり、「(インフォーマル) 弱い、または怖がりの男性に対する侮辱的な言葉」「(侮辱的表現) ゲイの男性に対する侮辱語」。

上のモニカのセリフは、ゲイのことを言っているわけではなく、マクミランで言うところの a man who is weak or easily afraid のような人物をイメージしての発言だと思います。
とにかくモニカの考えでは、「病気は弱い人がかかるもの」という意識が強く、「弱い人」をイメージする単語を2種類挙げてみた、ということでしょう。

「私は弱くないから病気にかからないの!」と力説するモニカをなだめるように、レイチェルは、「あなたが pansy だなんて誰も思ってない」と言っています。
このレイチェルのセリフは、no one thinks..., but we do think that... という「対比」がポイントですね。
do think の do は、think を強調しています。
「A だとは誰も思ってないけど、B だとはみんなが(強く)思ってるわ」みたいな感覚です。
「私は弱い人間じゃない」って主張するのはともかく、まずは鼻水を拭いたら?と言っているわけです。
そんなことを指摘されるほど、モニカが風邪を引いているのは明らかなのに、自分は病気じゃないと必死に主張しているのが、モニカらしい、というところでしょうね。


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posted by Rach at 16:29| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月14日

君をメンテするのが好きなんだ フレンズ6-12その6

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high maintenance 「手がかかる、世話が焼ける」と言われたモニカは、みんなの前で恋人チャンドラーに、「モニカは、ハイ・メンテナンスじゃない」と言わせようとしますが、あらかじめモニカが教えたことを棒読みしているのがバレバレとなってしまいます。
それでも、自分は high maintenance じゃない!と必死に否定を続けるモニカ。
モニカ: Look, I am not high maintenance! I am not. Chandler! (ねぇ、私はハイ・メンテナンスじゃないわ!(手のかかる人間じゃないわ!) 私は違うのよ。チャンドラー!)
チャンドラー: (pauses as he struggles with what he has to say) You're a little high maintenance. ([自分が言わなければならないことと葛藤するように間を置いて] モニカは少し手がかかるよ。)
モニカ: Ahhh! You are on my list. (あー! あなたは私のリストに載ったわ。)
チャンドラー: Look, I'm sorry. But you're not-- You're not easygoing, but you, you're passionate. And that's good. And when you get upset about the little things, I think that I'm pretty good at making you feel better about that. And that's good too. So, they can say that you're high maintenance, but it's okay, because I like... maintaining you. (ねぇ、ごめんよ。でも、君は… 君はのんきで大らかじゃないけど、でも、君は情熱的だ。そして、それはいいことだよ。君が小さなことに大騒ぎしている時、そのことについて君の気分を良くしてあげることが俺はかなり得意なんだって思うんだ。それもいいことだよ。だから、君は手がかかるとみんなが言っても構わないんだ。それでいいんだよ。だって、俺は好きなんだから…君をメンテナンスするのがね。)

I am not high maintenance! 「私はハイ・メンテナンスじゃない! 私は手のかかる人間じゃない!」と必死に否定するモニカですが、チャンドラーは、You're a little high maintenance. 「君は、少し、ハイ・メンテナンスだ」と、正直な見解を述べています。
やっぱり、ハイ・メンテナンスな部分があることは否定できない、という感じですね。

怒ったモニカは、You are on my list. と言っています。
言葉通り、「あなたは私のリストに載った、あなたは私のリスト入りした」みたいなことですが、これは「私の悪口を言う人リスト、私の敵リスト」みたいな感覚ですね。
今の発言で、あなたを私の敵だとはっきり認定するわ!みたいなニュアンスでしょう。

モニカにポンポン言われると、たじたじとなり、意見をころっと変えたりすることも多いチャンドラーですが(笑)、今回は、彼氏らしく、この後も、自分の気持ちを素直に語っています。

easygoing は「のんきな、寛大な、大らかな」。
high maintenance の「正反対に位置する対義語」とまでは言えませんが、イメージ的には反対のニュアンスの言葉だと言えそうですね。
フレンズ6-12その3 で、high maintenance だと言われて怒るモニカが、「私が手がかかる人間ですって? じゃあ、リストを作って、それを一つ一つ検討しましょう!」みたいに言った後にも、フィービーは、easygoing という言葉を使って、以下のように言っていました。
フィービー: No, you're right. You're easygoing. You're just not as easygoing as Rachel. (いいえ、あなたは正しいわ。あなたは大らかよ。ただ、レイチェルほど大らかじゃない、っていうだけのことよ。)

この時のフィービーも、You're not high maintenance. を補足する意味で、 You're easygoing. と言っています。
もちろん、「モニカが大らか」というのは嘘くさいですが、「そうね、モニカは大らかだわ。ただ、レイチェルほど大らかじゃない、っていうだけで」と表現することで、「モニカが、自分はハイ・メンテナンスじゃない!って主張するのなら、いいわ、モニカは大らかってことにしときましょ」「モニカがそう言って欲しいのなら、easygoing だって言っといてあげるわよ」みたいな感じが出ている気がします。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
easygoing [adjective] : not easily upset, annoyed, or worried
つまり、「容易に、動揺したり、いらいらしたり、悩んだりしない」。

チャンドラーは、「確かにそりゃあモニカは、easygoing だとは言えない」と認めつつ、you're passionate. だと付け加えています。
いろいろなことをあっさり流せない性格だけど、それは君が情熱的な人だからだ、と付け加え、それは良いことだ、と言っています。
ロングマンの語義にあるように、チャンドラーも、get upset about the little things と upset という単語を使っているのにも注目したいところです。

I think that I'm pretty good at making you feel better about that. を直訳すると、「君が小さなことに大騒ぎすることについての君の気分をより良くしてあげることが、僕はかなり得意だと自分で思ってる」みたいなことですね。
つまり、君がちょっとしたことで騒ぎ立てた時に、君の気分を良くしてあげるのが俺は得意なんだ、君をなだめたり、君の気分を落ち着かせてあげたりするのが俺は得意なんだよ、と言い、それもまた良いことだ、と言っています。

君は情熱的、それって最高。君が大騒ぎした時、気持ちを和らげてあげるのが俺は得意、それも最高、みたいな感覚です。

みんなが君のことを、ハイ・メンテナンスと言ってもいいし、全然構わない、だって俺は…と言いながら、チャンドラーは、I like maintaining you. と言います。
maintain は、high maintenance の maintenance の動詞形。
maintain は、人を目的語に取った場合には、「(人)を養う、扶養する」という意味で使われます。
maintain one's family なら「家族を養う」という意味になります。
が、ここでは、モニカを養う、というニュアンスではなく、「維持する」「よい状態にしておく」みたいな感覚で使っていると考えるべきでしょうね。

LAAD では、
maintain : TAKE CARE OF SOMETHING
to take care of something so that it stays in good condition

つまり、「それが良い状態に保たれるように何かを世話すること」。

「モニカは手がかかる、世話やメンテが大変」みたいな意味で、みんなはモニカを、ハイ・メンテナンスだと言うけれど、そのモニカの恋人である俺は、モニカをメンテするのが好きなんだから、それでいいんだよ、みたいなセリフになります。
世話の焼けるモニカをお世話するのが好きなんだ、それが俺の彼氏としての喜びなんだ、みたいな、ボーイフレンドらしい微笑ましいセリフですね。


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posted by Rach at 15:29| Comment(4) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

気持ちを揺さぶろうとするな フレンズ6-12その5

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プレイボーイ誌に掲載されたジョークはどちらのものか?で、まだモメているロスとチャンドラー。
そこで、モニカを呼んで、決着をつけてもらおうとします。
公正になれるのはモニカだけだ、と言われたモニカは、
モニカ: I can't be fair. You're my boyfriend. (公正にはなれないわ。あなたは私の恋人よ。)
ロス: Yeah, but I'm your brother. We're family. That's the most important thing in the world. (そうだね、でも、僕は君の兄だ。僕たちは家族だ。それは世界で一番大切なものだぞ。)
チャンドラー: (to Ross) Don't try to sway her. (To Monica) (Softly) I'm your only chance to have a baby. Okay, let's go. ([ロスに] モニカを惑わそうとしないでくれ。[モニカに、ソフトな声で] 俺は、子供を持つための、君の唯一のチャンスだぞ。よし、始めよう。)
ロス: Okay. We'll each tell you how we came up with the joke and then you decide which one of us is telling the truth. Me. (よし。僕たちはそれぞれ、モニカにどんな風にジョークを思いついたかを言う、その後で君は、僕たちのどちらが本当のことを言っているかを決めるんだ。僕だけど。)

どちらが作ったジョークかでモメている二人は、モニカなら公正な立場で判断できる、と期待しています。
チャンドラーは私の恋人なんだから、どうしてもそちらをひいきしてしまう、だから、公平になんかなれないわ、みたいにモニカは言っていますね。
それを聞いた兄のロスは、「僕は兄で、僕らは家族だ。家族って世界で一番大切なものだろ」と家族愛をここぞとばかりに強調します。

家族愛を持ち出したロスに、チャンドラーは、Don't try to sway her. と言っています。
sway は、「ゆする、ゆすぶる、揺り動かす」。
物理的に「ものを前後や左右にゆすぶる」という意味以外にも、「心・決心などを動かす、揺り動かす、左右する」という意味にもなります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
sway :
2. [transitive] to influence someone who has not yet decided about something so that they change their opinion
例) Will these arguments sway voters?

つまり、「何かについてまだ決めていない人に、意見を変えるように影響を与えること」。
例文は、「この論拠は、投票者(有権者)の心を揺り動かすだろうか?(決定に影響を与えるだろうか?)」

つまり、モニカ自身が、「チャンドラーは恋人だから、公正な立場になんてなれない」と言っているのに、「でも、家族って一番大切なものじゃないのか?」とロスがその気持ちを揺り動かそうとしているのを見て、「ほとんど決めかかっているのに、それを揺さぶろうとするな」と言っているわけですね。

チャンドラーはチャンドラーで、モニカが自分を選んでくれるように、別のアピールをしています。
I'm your only chance to have a baby. を直訳すると「俺は、赤ちゃんを持つための、君の唯一のチャンスだ」、つまり、「君が赤ちゃんを産むための、俺は唯一のチャンスなんだぞ」と言っていることになります。
人生で唯一のチャンス(笑)みたいな言い方は、いくら彼氏でもちょっと言い過ぎかと思いますが、確かにこれまでなかなか理想の彼氏に出会えなかったのは事実ですし、理想の恋人と感じた眼科医のリチャードは、父親ほど年齢が違うため、彼はモニカとの間に子供を持つことを拒んでいました。
モニカは子供が早く欲しくてたまらない、という女性なので、そのモニカの夢をかなえてあげられるのは、俺だけなんだよ、その俺をがっかりさせるつもりはないよねぇ?みたいに、赤ちゃんネタを使っているわけです。
家族の絆を強調したロスに、Don't try to sway her. と言いながら、自分も「新しい家族」を提供してあげられるのは俺だよ、みたいに、モニカの心に揺さぶりをかけているのが、チャンドラーらしいところです。

それぞれが、how 「どのようにして」そのジョークを思いついたかをモニカに話して、その後、モニカが、二人のうちのどちらが真実を語っているかを決める、という段取りになります。
you decide which one of us is telling the truth. と言った直後に、ロスは、Me. と言っていますね。
それは、前の文章、「僕らのうちのどちらが真実を言っているか」を受けて、That's me. 「それは僕だ」と言っていることになります。
別にモニカに決めてもらわなくても、それは僕だって、最初からわかりきってるけどね、みたいに、先に勝利宣言をしてしまっている感じですね。


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posted by Rach at 17:33| Comment(11) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月08日

ほら、これが最初のチップだよ フレンズ6-12その4

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売れない俳優のジョーイは、仕事がなくて金欠状態。
それを聞いたガンターは、セントラルパーク(コーヒーハウス)のウェイターとして、ジョーイを雇うことにします。
ジョーイがウェイターとして働いているのを知って、
チャンドラー: I think it's great that you work here. You're going to make a lot of money, and here's your first tip. Don't eat yellow snow. (He laughs, then picks up a pen, glares at Ross, and writes in his journal) Ah ha ha, 2:15, coffeehouse. (お前がここで働くのはいいことだと思うよ。たくさん金を稼ぐことになる。で、これがお前の最初のチップだ。黄色い雪は食べるな。 [チャンドラーは笑い、それからペンを取り、ロスをにらんで、日記を書く] あはは、2時15分、コーヒーハウス。)
レイチェル: Well, you know what? This is great. Finally, I have someone I can pass on my wisdom to. Let me tell you about a couple of things I learned while working at the coffeehouse. First of all, the customer is always right. (Joey nods.) A smile goes a long way. (Joey smiles) And if anyone is ever rude to you? Sneeze muffin. (ねえ。これって最高よ。ついに私にも、私の知識を与えられる人ができたわ。このコーヒーハウスで働いていた間に私が学んだいくつかのことをあなたに話させて。まず最初に、客はいつも正しい。[ジョーイはうなずく] 笑顔は大いに役立つ。[ジョーイは微笑む] そして、もし誰かがあなたに失礼なら? くしゃみ・マフィンよ。)

ジョーイがコーヒーハウスで働くのはいいことだよ、とチャンドラーは言います。
金を稼ぐことになるし、と言った後、here's your first tip. と言っていますね。
Here's... は、何かを手渡す時のお決まりフレーズで、「はい、これが…だよ」と言いながら手渡す感覚。
「金が稼げる」と言った後に、「はい、これがお前の最初のチップだよ」と言っているわけですから、チャンドラーが、ウェイターをやっているジョーイに、サービスの対価として、チップ(お金)を渡そうとしているのかと思いきや、チャンドラーはお金を出すことはせずに、ただ、"Don't eat yellow snow." という言葉を言うだけです。

これは、tip という言葉をかけたダジャレ、おやじギャグみたいなものですね。
チップは、日本語にもなっている「チップ」、つまり、ウェイターなどに渡す「心付け」という意味がありますが、ここでチャンドラーが言ったのは、「こつ、秘訣、ヒント」「情報、助言」という意味。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) での、それぞれの語義は以下の通り。
tip [noun] :
2. MONEY a small amount of additional money that you give to someone, such as a waiter or a taxi driver.
3. ADVICE a helpful piece of advice

つまり、2. は、「誰か、例えば、ウェイターやタクシー運転手に与える少額の追加のお金」。
3. は、「役に立つアドバイス」。

「お前に初めてのチップをあげるよ」と言っているように思わせておいて、「お前に、ちょっとした助言をあげるよ」という意味で、「黄色い雪は食べるな」と言っているわけです。
そう言った後、自分の発言に大ウケしている様子のチャンドラー。
「黄色い雪を食べるな」という言葉の内容については、その後、何も説明はありませんが、これは想像すると何となくわかってしまいますね。
真っ白できれいな雪は、かき氷みたいで思わず食べたくなることもあるけど、黄色い雪は、誰かがおしっこした後だから、食べちゃだめだ、みたいなアドバイスだったということです。

自分のジョークに大笑いのチャンドラーは、メモを取りだし、「2時15分、コーヒーハウス」とメモしています。
これは、ロスに自分のジョークを盗まれたと主張するチャンドラーが、「これからはジョークを言った時間と場所を記録しておく」と宣言するシーンが少し前にあったのですが、それを実行に移しているわけですね。

チャンドラーが、ウェイターの仕事には全く関係ないアドバイスをくれた後(笑)、レイチェルは同じように、ジョーイがここで働くことはグレイトだと言っています。
その理由は、「ついに、私の知識を渡す相手ができたから」みたいなことですね。
以下の文章で、レイチェルが言う、wisdom とは、「私がこのコーヒーハウスで働いていた時に学んだこと」であることがわかります。

レイチェルがジョーイに教えたことの第一は、「客は常に正しい」。
その次には、A smile goes a long way. と言っています。
go a long way を直訳すると、「長い道を行く、遠くまで行く」ということから、「長持ちする」「大いに役に立つ」というような意味になります。

LAAD では、
go a long way toward doing something : to help greatly in achieving something
つまり、「何かを達成するのに大いに助けになる」。

お客様に笑顔で応対したら、効果が高いわよ、みたいなことになります。

「お客様は常に正しい。そして、笑顔を忘れずに」という、標語みたいなアドバイスをした後、「もし誰かがあなたに失礼なら? 失礼なことをしたら?」と付け加えるのもまた、レイチェルらしいところ。
その答えは、Sneeze muffin.
sneeze は、名詞で「くしゃみ」、動詞では「くしゃみをする」という意味があります。
辞書を見ると、動詞としては、「自動詞」扱いになっています。

この「スニーズ・マフィン」は、おそらく、「(客に出す前に、それに向けて)くしゃみをしたマフィン」という意味でしょう。
「むかつくお客がいたら、マフィンにくしゃみしろ」という意味のアドバイスとして、sneeze を動詞の命令形として使いたいのであれば、Sneeze on/at their muffin. みたいになるように思います。
フレンズ2-5 では、チャンドラーの悪乗りに気分を害しているらしいウェイターに、
チャンドラー: You're gonna sneeze on my fish, aren't you? (俺の魚にくしゃみするつもりだろ?)
と言っているセリフもありましたね。

今回の場合は、名詞 sneeze を、形容詞的に名詞 muffin の前につけて、「くしゃみ・マフィン」みたいなイメージで言っているように私は思いました。


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posted by Rach at 16:29| Comment(5) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月06日

ハイ・メインテナンス フレンズ6-12その3

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プレイボーイ誌を3人で見ていた女性陣。付き合うならどの子がいいか?という話から、モニカは、「私たちの中で付き合うとしたら、誰がいい?」と質問します。
レイチェルは「わからないわ」と言うのですが、フィービーは「レイチェル」と即答してしまい、それからモニカのご機嫌が悪くなってしまいます。
フィービーとレイチェルの部屋にやってきたモニカは、「フィービーが、モニカではなくレイチェルを選んだ」時の話を持ち出して、「あれは面白かったわね」というので、それにフィービーが同意すると…。
モニカ: (angrily) It wasn't funny at all! Why would you do that? Why, why didn't you pick me? ([怒りながら] 全然面白くなかったわ! どうしてあんなことするの? どうして私を選んでくれなかったの?)
フィービー: Fine. The reason that I was leaning a little bit more toward Rachel than you is just, you know, you're just... kinda high maintenance. Okay, let's go to lunch! (わかったわ。私が(私の気持ちが)、モニカよりもレイチェルに、ほんのちょっぴり傾いていた理由はね、ただ、ほら、あなたが…ちょっと、手がかかる人だからよ。オッケー、ランチに行きましょう!)
モニカ: That is completely untrue. You think I'm high maintenance? Okay, prove it. I want you to make a list, and we're going to go through it point by point! (そんなの、全くでたらめだわ。私が手がかかる人間ですって? いいわ、証明して。あなたにリストを作って欲しいわ。そして、私たちがそれを一つ一つ検討していくのよ。)

恋人にするならどっち?という質問に、モニカではなくレイチェルを選んだフィービー。
負けず嫌いのモニカは、ずっとそのことを根に持っています(笑)。
わざわざ自分からその話題を持ち出して、「どうして私を選ばなかったの?」と怒っています。
Why don't you...? のように、don't を使った文は、「…したらどうですか?」のように、提案や勧誘でよく使われるフレーズですね。
今回は、Why didn't you...? なので、実際に(過去において)…しなかった、その理由はなぜか?を尋ねている文章、つまり、「どうしてあなたは…しなかったの?」と理由を問う文章になります。

モニカが怒っているのは明らかなので、フィービーは、これ以上モニカを怒らせないように彼女なりに気を遣って話そうとしているようです。
lean は「上体を曲げる、体を乗り出す」「傾く、傾斜する」という動詞で、物理的に傾くことを指す言葉ですが、精神的に「(気持ちや関心が)…に傾く」という意味にもなります。
傾く方向を指す言葉として、toward 「…に向かって」という前置詞が使われているのですね。
フィービーのセリフの基本構造は、The reason that I was leaning toward Rachel is... 「私の心がレイチェルに傾いていた理由は…」ということになりますが、それをもう少しマイルドに聞こえるように、レイチェルとモニカを比較する中で、a little bit more toward Rachel than you 「あなた(モニカ)よりも、”ほんのちょっとだけ”レイチェルの方に(傾いていた)」と表現しています。
ほんとにごくわずかの差なのよ、そんなに怒るような話じゃないのよ、みたいなことが言いたいわけですね。
そのように「いささかほんのちょっぴり」と表現することで、モニカの怒りを鎮めようとしたフィービーでしたが、その後に述べた理由が、you're just... kinda high maintenance. という内容だったので、モニカはさらにそれについても激怒することになってしまいます。

maintenance は、「メンテナンス」という日本語表記があり、さらには「メンテ」と略語にもなっており、意味は、「持続、維持」「整備、保全、保守」などですが、発音は「メンテナンス」というより、「メインテナンス、メインタナンス」という感じになります。

英辞郎には、
high-maintenance=【形】手がかかる、世話が焼ける、自己主張の強い、わがままな
と出ています。

Macmillan Dictionary では、
high-maintenance : [adjective, humorous] : used for describing someone or something that always needs a lot of help or attention
つまり、「(ユーモラスな表現) 常に多くの助けや世話を必要とする人やものを描写するために用いられる」。

humorous と書いてあるように、手のかかる人、世話が焼ける人を、「メンテナンスの必要性が高い」みたいな言い回しで表現しているわけですね。
「かまってちゃん」みたいなタイプの人のことをそう表現する、という感覚でしょう。

high maintenance だと言われて、モニカは猛烈に抗議しています。
That's not true. 「それは真実じゃない」でもいいわけですが、それよりもさらに強い感じの、That is completely untrue. (あえて言葉通り日本語化すると)「そんなの、完全に、非・真実よ」みたいな感覚になるでしょうか。
「全く事実とは異なる」という感じの強い否定ですね。
その後、Prove it. 「それを証明して」と言ったモニカは、リストを作って、リストの内容を逐一、一つ一つ、みんなで検証していきましょう、と提案しています。

「手がかかる人」と言われたので、「どんなふうに、どの辺が手がかかるのかを、リストに挙げてもらって、それが真実かどうかを一つ一つみんなでチェックするのよ」と言ったわけですが、そんな風に「リストを作って、逐一チェックするわよ!」と周りの人を巻き込まずにはいられないところが、「手がかかり、世話の焼ける人」(high maintenance)であることを思いっ切り証明しているわけですよね。
気付かぬは本人ばかりなり…的な面白さが感じられるセリフだと思いました。


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posted by Rach at 16:13| Comment(2) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月03日

プレイボーイ誌のヒュー・ヘフナー フレンズ6-12その2

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ロスは、自分の作ったジョークがプレイボーイ誌に掲載された、とみんなに自慢するのですが、チャンドラーは「それは俺が作ったジョークだ」と主張して譲りません。
ジョーイにそのジョークを説明しながら、ロスとチャンドラーはジョークに大ウケするのですが…
チャンドラー: (stops laughing, to Ross) You are not allowed to laugh at my joke. ([笑うのをやめて、ロスに] お前は俺のジョークで笑っちゃだめだ。)
ロス: Your joke? Well, I think the Hef would disagree. Which is why he sent me a check for one hundred ah-dollars. (お前のジョークだって? そうだなぁ、ザ・ヘフは同意しないと思うよ。だから彼は僕に、100ドルの小切手を送ってくれたんだ。)
チャンドラー: So you stole my joke and you stole my money? (それじゃあ、お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだんだな?)
ロス: Well, I was gonna stick it in the ATM. But now I think I'll show the sexy teller that I am a published writer. (うーん、(最初は)その小切手を ATM にぽんと入れとくつもりだったんだけど、でも今は、銀行のセクシーな窓口の子に、僕は(雑誌に)掲載されたライターだって教えようと思うんだ。)

ジョークに大笑いするロスに対して、チャンドラーは、「俺の作ったジョークで笑うことは許されない、笑っちゃだめだ」と言っています。
Your joke? 「お前の(作った)ジョークだって?」と不満そうに言ったロスは、その後、I think the Hef would disagree. と言います。
この the Hef というのは、「プレイボーイ」誌の発刊者である、ヒュー・ヘフナーのこと。

Wikipedia 日本語版: ヒュー・ヘフナー
Wikipedia 英語版: Hugh Hefner

日本語版ウィキペディアにも、愛称は「ヘフ」 と書いてある通り、the Hef と言えば、誰もがあのヒュー・ヘフナーだとわかる、という有名人なわけです。
ウィキペディアの「私生活」には、彼の華やかな女性遍歴が書いてありますが、つい最近の2011年にも、クリスタル・ハリスというプレイメイト(Playmate:プレイボーイ誌に掲載されるモデルのこと)の25歳の女性と婚約するも(彼はその時、85歳!)、結婚式直前に婚約破棄となった、というニュースが、ゴシップニュースで話題になっていました。
そのハリスさんの情報はこちら。
IMDb : Crystal Harris (I)

プレイボーイ誌に載ったジョークは俺のものだ、とチャンドラーが主張するので、「ジョークの権利を主張するチャンドラーの意見に、プレイボーイ誌の発刊者であるヒュー・ヘフナーは同意しないと思うな」とロスは言っているわけですね。
その後にも、Which is why... という文章を続けていますが、which は前の文章を指していて、That's why... 「それが…の理由である、そんなわけで…だ」と同じようなニュアンスになります。
「ヒュー・ヘフナーは、チャンドラーの意見に同意しない、だから彼は(チャンドラーではなく)僕に100ドルの小切手を送ってくれたんだ」と言っていることになります。
ネットスクリプトで、one hundred ah-dollars と表記されているように、実際のロスの発音は、「ワン・ハンドレッド、ア、ダラーズ」みたいに言っています。
ちょっと気取って節(ふし)をつけている感じですね。

それを聞いたチャンドラーは、steal 「盗む」の過去形 stole を使って、「お前は俺のジョークを盗んだ上に、俺の金まで盗んだ」と怒っています。
「僕がお金をもらったんだから、僕が作ったジョークだと証明されたようなもんだ」というロスの主張に対して、「ジョークもその金も、ほんとは俺のものなのに!」とロスを非難しているのです。

その後のロスのセリフについて。
I was gonna.... But now I think I'll... という形になっていますね。
I was going to、つまり、「…するつもりだった」けど、今は、「…しようと思ってる」という時制の違いの感覚を意識したいところです。
I was gonna 「…するつもりだった」と言った時点で、「そうするつもりだったけど、今は違う」というニュアンスがすでに出ています。
それを裏付ける形で、「今は、こうしようと思ってる」という今の考えが明らかにされているわけですね。
show は「示す、見せる」という感覚ですが、ここでは「見せることで何かを示す、教える、明らかにする」というニュアンスになるでしょう。
この「プレイボーイ誌が僕に送ってきた小切手」を見せることで、the sexy teller に、I am a published writer であるということを教えようと思うんだ、と言っていることになります。
ATM は、automated teller machine 「現金自動預払機」ですね。
その teller は元々、「(銀行の)金銭出納係、窓口係」という意味で、ロスのセリフでは、後半でその「窓口係」の意味で teller が使われているわけです。
a published writer を直訳すると、「出版されたライター、書き手」みたいな意味になりますが、つまりは、書いたものが(雑誌の記事として)出版された人、という感覚ですね。

ロスのセリフでは、stick it in the ATM という表現が出てきますが、この動詞 stick について見てみましょう。
stick は「刺す、突き刺す」という動詞で、この場合は「(ものを)ぽんと突っ込む」というニュアンスで使われています。
研究社 新英和中辞典では、以下のように出ています。

stick
〔+目+【副(句)】〕 《口語》〈ものを〉(ある場所に)ぽんと[無造作に]突っ込む、入れ込む
stick papers in a drawer 書類を引き出しにしまう。
Stick it back under the bed when you've finished. 終わったらそれをベッドの下に戻しておきなさい。


その語義説明にある「無造作に」という表現が、この動詞のニュアンスを良く表しているように思います。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stick : PUT (informal) to put something somewhere, especially quickly and without thinking carefully
つまり、「何かをどこかに置く・入れること、特に、素早く、そして注意深く考えることなしに」。

LAAD の語義にあるように、やはり、without thinking carefully がこの動詞のポイントだと言えるでしょう。

日本語でも「引き出しに突っ込んどく」みたいに言ったりすることがありますが、その場合もやはり、「ぽんと突っ込む」「無造作に突っ込む」というぞんざいなニュアンスが感じられますよね。
ロスのセリフの場合も、「あまり深く考えずに、とりあえず、ATM に入れとくか…みたいに思ってた」けど、それを思い直して、その小切手をセクシーな窓口の女の子に見せびらかして自慢の種に使おうかな、と今は思ってるんだ、みたいなことですね。


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posted by Rach at 14:47| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月31日

痛烈なジャーナリズムも載っている フレンズ6-12その1

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シーズン6 第12話
The One With The Joke (ジョーク泥棒はどっち?)
原題は「ジョークの話」


[Scene: Central Perk, Chandler, Phoebe, Rachel and Monica are there. Ross walks in with a magazine in his hand.]
セントラルパーク。チャンドラー、フィービー、レイチェル、モニカがそこにいる。ロスが雑誌を手に持って入ってくる。
ロス: Hey! You're not gonna believe this. I made up a joke and sent it in to Playboy. They printed it! (やあ! 君たちはこんなこと信じられないだろうね。僕はあるジョークを作って、それをプレイボーイに送った。それが印刷されたんだ[掲載されたんだ]!)
フィービー: I didn't know Playboy prints jokes. (プレイボーイがジョークを載せてるなんて知らなかったわ。)
ロス: Yeah, they print jokes, interviews, hard-hitting journalism. It's not just about the pictures. (ああ、プレイボーイは載せるんだよ、ジョークや、インタビューや、痛烈なジャーナリズムをね。写真ばっかりじゃないんだよ。)
モニカ: Didn't work on Mom, it's not gonna work on us. (ママに効果がなかったのよ。(そんな言い訳)私たちにも効かないわ。)
ロス: (showing them the page) Here, check it out. It's, it's the first one, too. ([フレンズたちにそのページを見せながら] ほら、見てみて。最初のやつだよ。)
ロス: Right there. (ちょうどそこだよ。)
(They all laugh indifferently, except Chandler, who's a little angry.)
みんながあまり感動しない様子で笑う、ただしチャンドラーを除いて。彼は少し怒っている。
チャンドラー: That is funny. It was also funny when I made it up. (それは面白いね。俺がそれを作った時も面白かったけどね。)
ロス: What? (何だって?)
チャンドラー: I made that joke up. (俺がそのジョークを考えたんだ。)
ロス: Uh, oh-oh, no, you didn't. I did. (おーおーおー。違うよ、チャンドラーが考えたんじゃない。僕が考えたんだ。)
チャンドラー: Oh, oh, oh! Yes, I did. I told it to Dan at work, and he said it was the funniest joke he'd ever heard. (おーおーおー! 俺が考えたんだ。職場でダンにそのジョークを言ったんだ。そして彼は、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって言ったんだぞ。)
ロス: Hey, tell Dan thanks. (ねぇ、ダンに、ありがとって言っといて。)

ロスは入ってくるなり、You're not gonna believe this. と言っています。
this つまり、今から僕が言おうとしていることを、君たちは信じないだろう、という感覚ですね。
君らが信じられないような、びっくりするようなニュースを今から言うよ、という場合の前振りのセリフになります。
ジョークを作って・考えて、それをプレイボーイ誌に送った、というロスは、They printed it! と嬉しそうに言っています。
この they は、プレイボーイ誌の関係者・編集部の人を漠然と指しています。
プレイボーイ誌の人たちが、僕の作ったジョークを印刷したんだ、ということはつまり、僕のジョークが掲載されたんだ、ということになりますね。

その話を聞いたフィービーは、I didn't know Playboy prints jokes. と言って驚いています。
prints という「現在形」は、これまでも何度も説明してきたように、「習慣・習性」を表しています。
「プレイボーイ誌が常に・いつもジョークを掲載する」「プレイボーイ誌はジョークを掲載するような雑誌である」ということを知らなかったわぁ、みたいな驚きで、「へぇ、プレイボーイって、ジョークも載せたりするんだぁ」みたいなニュアンスです。
そのフィービーのセリフを受けて、ロスは得意げに、「そうさ、ジョークやインタビューなんかも載せるんだ」と説明していますが、ここでもまた主語が they になっているのもポイントでしょう。
ロスの頭の中では、プレイボーイ誌の編集部の複数の人たちが、あれやこれやと掲載項目を選んで載せているイメージが浮かんでいる、ということなのでしょう。

hard-hitting を直訳すると「強く打つ」みたいなことですから、「強力な、パンチのきいた、痛烈な」というような意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hard-hitting [adjective] : criticizing someone or something in a strong and effective way
例) a hard-hitting TV documentary

つまり、「誰かや何かを強く、そして効果的な方法で非難する」。例は、「痛烈なテレビ・ドキュメンタリー」。

モニカのセリフにある、work on は、「…に有効である、効果を発揮する」というような意味。
ママに対しては「効果がなかった」という過去形で、私たちに対しては「効果がないだろう」という未来形が使われており、時制で対比した形になっています。
「ジョークも載せるんだぁ」とフィービーが驚いたように、「プレイボーイ」と言えば、女性のセクシーな写真満載の雑誌として有名ですが(笑)、そういう写真以外にも、ジョークとか、硬派なジャーナリズムも扱ってるんだ、みたいに言ったロスに対して、「そういう言い訳を過去にママにも使ったことあったけど、通用しなかったでしょ。私たちにも同様にそんな手は通用しないわよ」と言っていることになります。
エッチな雑誌を買ったのがバレた時に、「真面目な記事も載ってるんだよ!」とその雑誌の硬派さを力説するのが少年たちのいつもの手だけど、そんなこと言ってもムダよ、みたいなことですね。

ロスは、掲載されている自分のジョークをみんなに見せます。
ト書きの laugh indifferently は「無関心に・冷淡に笑う」という意味。
実際のシーンを見ても、フレンズたちは、バカウケというほどの大爆笑はしておらず、ハハーン、みたいに口だけで笑っている感じです。
indifferent の英英辞典の語義を見てみると、
LAAD では、
indifferent [adjective] : not interested in someone or something, or not having any feelings or opinions about a person, thing, event etc.
つまり、「誰かや何かに興味がない、または人やものや出来事について何の感情も、意見も持っていない」。

まさに英英の語義のような感じで、「ふーん」みたいな無関心さが感じられる笑いだということです。

みんなが一応笑ってあげている、という感じの中、チャンドラーだけが一人、怒った顔をしています。
「俺がそのジョークを考えた時も面白かった」という言い回しから、チャンドラーは「これはロスが作ったんじゃなくて、俺が作ったジョークだ」と主張していることがわかります。

自分のジョークだと主張するチャンドラーは、そのジョークを最初に披露した時の状況を語っています。
職場で(おそらく)同僚のダンにそのジョークを話した時に、それまで聞いた中で最も面白いジョークだって、ダンは言ってくれたんだ、と説明しています。
ロスはそれを聞いても動じる風もなく、ポケットに手を入れて余裕な感じで、「ダンに、ありがと、って言っといて」と言っていますね。
チャンドラーは、「俺が言ったそのジョークを聞いて、ダンは確かにそう言ってくれたんだ!」と主張することで、自分のオリジナル作品であることを訴えているわけですが、ロスは「”僕の”ジョークを、史上最強に面白い、と言って褒めてくれてありがとう、礼を言ってたとダンに伝えといて」みたいに言ってみせて、チャンドラーが何と言おうと、これは僕のジョークだということを一歩も譲らないロスの気持ちがよく出ていますね。


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posted by Rach at 15:24| Comment(3) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

それより退屈なことが1つだけある フレンズ6-11その6

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チャンドラー&モニカ、ジョーイ&ジャニーンは、今度こそ仲良くなろうと、また4人で出掛けました。
前はあんな態度を取ってごめんなさい、今日は楽しかったわ、と言うジャニーン。
廊下でさよならして、それぞれが部屋に入ります。
[Cut to Joey and Janine's, they're entering.]
ジョーイとジャニーンの部屋に画面がカット。二人が入ってくる。
ジョーイ: See? Eh, wasn't that fun? (ね? あー、今のは楽しくなかった?[楽しかっただろ?])
ジャニーン: We have got to move! (私たち、引っ越さないといけないわ!)
ジョーイ: What? (何だって?)
モニカ: (bursting in) I knew it! Y'know, you're not so quiet yourself, missy! ([勢いよく部屋に入ってきて] やっぱりね!(わかってたわ!) ほら、あなた自身もそんなに声が静かじゃないわよ、お嬢ちゃん!)
チャンドラー: And I'm blah? Listen, the only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. (Imitating her) "Oh, Chandler, I just lost myself in the moment." (で、俺がつまらない、だって? ねぇ、モダンダンスを見るよりも、もっと退屈なことが1つだけある。それは君がモダンダンスについて話すのを聞かないといけないことだ。[ジャニーンの口真似をして] 「あー、チャンドラー、その瞬間に夢中になっちゃうのよね。」)
ジャニーン: Y'know, I know you're talking, but all I hear is blah-blah-blah-blah. (ねぇ、あなたが今、話してるってことはわかってる。でも、私に聞こえるのは、ブラブラブラブラ…(何たらかんたら)ってだけよ。)
モニカ: (steps up and points at her) All right, you and me! Let's go, right now! ([一歩前に出て、ジャニーンを指差して] いいわ、あなたと私! 外に出ましょう、今すぐ!)

ジャニーンが楽しかったという顔をしながら別れたので、今度こそ仲良くなれたと思ったジョーイでしたが、やっぱりそれも「演技」だったようです。
have got to = have to で「…しなければいけない」ですね。
アメリカ英語だと、have got to は、got to となり、さらにはそれを gotta と発音する場合が多いですが、ジャニーンはオーストラリア出身(つまり、オージーイングリッシュ)であるため、gotta ではなく、have got to を使っている、ということになるでしょう。

廊下と部屋の中で、態度や言うことがコロっと変わるジャニーンですが、今回はモニカもそれを察していたらしく、廊下から中の話を聞いていたようです。
部屋に乱入してきたモニカたちは、I knew it! と言っていますね。
I knew it. を直訳すると、「私はそれを知っていた、わかっていた」ということですから、「やっぱり、こんなことだろうと思っていた、私には前からわかってた」みたいなニュアンスになります。
I knew は、意味としては「前からわかっていた」ということですから、必ずしも「こんなこったろうと思ってた」みたいな悪い意味ばかりではなく、例えば、I knew you could do it. だと「君はそれができると思ってた」→「それができるなんて、さすがは君だね」という感じの「さすが!」というニュアンスで使うこともできます。

You're not so quiet yourself. は「あなた自身も[あなた本人も]、それほど静かではない」。
モニカのことを「(体が小さいのに)声がデカい」と言ったことに対して、「あんただって、人の声のデカさを非難できるほど、声が小さいわけでもないわよ!」と言っているのですね。
「(モニカたちに耐えられないから)引っ越さないと」と言った声が、廊下まで筒抜けだったわよ、ということです。
missy は「お嬢さん」。ここでは喧嘩の時に相手に挑むような感じで「お嬢ちゃん!」と言うニュアンスになるでしょう。

チャンドラーはここで、、自分のことを blah だと言ったことをジャニーン本人に向かって非難しています。
The only thing more boring than watching modern dance is having to listen to you talk about it. は、主語が長いですが、構造を簡単にすると、
The (only) thing... is having to listen 「…である(唯一の)ことは、聞かなければならないことである」になります。
長い文章であればあるほど、前から順番にイメージしていく必要があります。
唯一のこと→…よりもっと退屈な(こと)→(何より退屈かというと)→モダンダンスを見る・鑑賞すること
ここまでが主語で、そういう「モダンダンスを見るよりももっと退屈な唯一のこと」というのは、それ以下の動名詞 having to listen 「…を聞かなければいけないこと」→何を聞かなければならないかと言うと→君がそれについて話すのを(聞かなければならないこと)、になります。

上の構文解釈では、ちょっと細かくフレーズを切り過ぎた感はありますが、こういう文章を聞き取る時に、「予期すべきこと」は、
1. The only thing で始まっていれば、「唯一のことは…である」というような構文であることを想像する。
2. more が出てきたら、その後に比較の対象である than が出てくる可能性を想像する。
(出てこない場合は、何と比べての比較級なのかをイメージして聞く)。
3. is doing のような is +動名詞、が、主語の「唯一のこと」を説明した、述部「…することである」であると確認する。
などが挙げられるでしょう。

lose oneself in は「…に夢中になる」。
直訳すると、「自分自身を失う」ということですが、日本語でも、何かに夢中になることを「我を忘れる」と言いますから、その感覚は同じですね。

ト書きの通り、チャンドラーはジャニーンの口真似をしていますが、彼女のオージーイングリッシュをわざと特徴的に真似ている感じがします。

モダンダンスを見るのはすごく退屈だけど、ジャニーンがその話をするのを聞くのはさらに退屈だ、と言われたジャニーンも負けていません。
自分がチャンドラーのことを blah と言ったことをさらに強調するように、「あなたは今、何かしゃべってるみたいだけど、私には、blah-blah-blah-blah としか聞こえないわ」みたいに言い返します。
あなたのしゃべってる内容がよくわからない、あなたの話すことなどどうでもいい、という感じの、ブラブラブラ…ですね。

もはや完全な対決状態となったジャニーンとモニカ。
All right, you and me! Let's go, right now! は、「このあなたの部屋じゃなくて、廊下に出て、勝負しましょう!」みたいなノリですね。
人の家で喧嘩するのは気が引けるのか、中立地帯(?)である廊下に出て、勝負をつけようじゃないの、みたいな喧嘩を売るセリフだということですね。


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posted by Rach at 16:30| Comment(2) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

俺がそのことを知らないとでも? フレンズ6-11その5

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ジャニーンがチャンドラーとモニカを嫌っていることがバレて、二人は怒ってしまうのですが、何とか仲直りしてもらおうと、ジョーイがモニカたちの部屋にやってきます。
4人で一緒に映画に行こうと誘っても、それに応じないモニカを見て、
ジョーイ: Ha-ha, very funny. Look! I don't know what to do. I really want you guys to get along. Just please come to the movie with us. I mean, you owe me! (はは、すっごく面白いね。ほら! 俺はどうしたらいいかわからない。俺は本当に、君らに仲良くして欲しいんだ。ただ俺たちと一緒に映画に行ってくれよ。だって、君らは俺に借りがあるだろ!)
モニカ: We owe you? (私たちがあなたに借りがある、ですって?)
ジョーイ: That's right. I helped you guys out a lot in the start of your relationship. Huh? I helped you guys sneak around for like six months, and I looked like an idiot! And I was humiliated. And I only made 200 dollars! (そうだよ。君らの関係の始まりの頃に、俺は君らをたくさん助けてやったろ? 6か月くらい、君らがこそこそ動き回るのを(こそこそ付き合うのを)俺は助けてやったんだ。で俺は(そのせいで)バカみたいに見えたんだ。それに俺は恥をかいた。で、俺はたったの200ドルしか稼げなかった。)
モニカ: We didn't give you any money! (Chandler is motioning, "No!") (私たちは、あなたに少しもお金なんてあげてないわよ! [チャンドラーは「だめだ!」という身振りをする])
ジョーイ: You don't think I know that? (俺がそのことを知らないとでも思ってるのか?)

4人で映画に行こうと誘っても、いい返事がもらえないので、ジョーイは必死に説得しようとしています。
get along は「仲良くやっていく」というようなニュアンスですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
get along [phrasal verb] : to have a friendly relationship with someone or a group of people
例) Dave and Vince get along really well.
with
例) Rachel doesn't get along with Cyrus at all.

つまり、「誰かや人々のグループとフレンドリーな関係を持つこと」。
例文は、「デイブとヴィンスは非常に仲が良い」「レイチェルはサイラスと全く仲が良くない」。

「俺の彼女ジャニーンと、君らとが、仲良くして欲しいんだ」という希望を述べた後、ジョーイは、切り札を出すかのように、You owe me! 「君らは俺に借りがある!」と言っています。
ジョーイの言う「借り」は、彼自身がその後、説明しているように、チャンドラーとモニカが付き合い始めた頃に、たまたまそのことを知ってしまったジョーイが、他のフレンズたちに気付かれないように二人を助けてあげていたことを指します。
sneak around は「こそこそうろつく」というニュアンスですが、これは、「人に気付かれないように付き合う」様子を指すでしょう。
そういう君らを助けたせいで、俺はバカ(an idiot)みたいに見えたし、恥もかいた、と言っています。
この「バカみたいに見えた、恥をかいた」という部分に該当するシーンはいくつかありますが、特に、フレンズ5-9 での、チャンドラーとモニカが自分たちのエッチを録画しようと設置したビデオを、ジョーイが設置したものと誤解されたり、チャンドラーが持っていたモニカの裸の写真をジョーイのものと誤解されたり…ということが、それをよく表していたと思います。

「俺はお前らのせいで、恥をかいて…」と言った後に、And I only made 200 dollars! と言っています。
make ... dollars は、make money の make と同じで、「金を作る」、つまり「金をもうける、金を稼ぐ」。
ジョーイは、「そして俺はたったの200ドルしか稼げなかった」と言っていることになります。
「私たちの仲を隠すために、あなたが恥をかいたのはわかるとして、私たちはあなたにお金なんて渡してないわよ」とモニカは言うのですが、その隣にいるチャンドラーは、モニカに見えないように、「それは言うな、言っちゃだめだ」みたいに、ジョーイに向かって手を否定のしぐさで振っています。
それがト書きの、Chandler is motioning, "No!" 「チャンドラーは No! の身振りをする」ですね。

チャンドラーが否定の合図を送るのを見て、ジョーイは、You don't think I know that? と言っています。
直訳すると、「俺がそれを知ってるって君らは知らないのか?」みたいなことですが、「それ」とは、その前にモニカが言ったこと、「チャンドラーとモニカはジョーイにお金をあげていないということ」を指します。
つまり、「君らが俺にお金をくれてないことくらい(当然)俺はわかってるさ・知ってるさ、俺がそのことをわかってないとでも思ってるのか?」みたいになるでしょう。
ジョーイは自分で「200ドルしか稼いでない」と言っておきながら、モニカに「お金なんてあげてないわよ」と否定されたので、「もちろん、君らからお金なんてもらってないさ。そんなことわかってるよ。冗談で言ったに決まってるだろ」としらばっくれている、ということなのでしょうね。


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posted by Rach at 15:20| Comment(4) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

風邪には大食、熱には小食 フレンズ6-11その4

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2晩連続でモニカたちと過ごすのはいや、というジャニーンの意見を聞き入れて、ジョーイはモニカとチャンドラーに、ジャニーンが夕食に参加できないことを伝えます。
ジャニーンはひどい風邪を引いちゃって…とジョーイが説明した直後に、「前からお芝居の予定が入ってたから、ごめんなさいね」と言って元気そうに出て行くジャニーン。
風邪を引いてるようには見えないけど、と不信感いっぱいのチャンドラーたちに対して、
ジョーイ: No, no, she really is sick! (違う、違うよ。ジャニーンは本当に病気なんだ!)
チャンドラー: Then why, why is she going to a play?! (じゃあ、どうして、どうして、彼女は芝居を見に行こうとしてるんだよ?)
ジョーイ: Uh, y'know, "Starve a fever, go to a play for a cold." (あー、ほら、「熱には小食、風邪には観劇」って言うだろ。)
モニカ: Joey! Why is Janine not coming over for dinner? (ジョーイ! どうしてジャニーンは夕食に来ないの?)
ジョーイ: Well, uh, she didn't want to hang out with you guys two nights in a row. I'm so sorry. (うーんと、ジャニーンは2晩連続で君らと過ごしたくなかったんだ。ほんとにごめんよ。)
チャンドラー: Why, why does she not wanna hang out with us? (どうして俺たちと過ごしたくないんだよ?)
ジョーイ: Because she uh, she, she thinks that you are "blah," and, and that you, Monica, are too loud. (それは、ジャニーンがこう思ってるからだ。お前は、つまらなくて、それからモニカは声が大きすぎるって。)
モニカ: (loudly) What?!! (Quietly) What? ([大声で] 何ですって?! [静かに] 何ですって?)
チャンドラー: So she was just pretending to have a good time last night? She was lying to our faces? (それじゃあ、昨日の晩は、楽しい時を過ごしたふりをしていたわけ? 彼女は俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?)
モニカ: Ugh, I cannot believe this! I mean, who is she to judge us? We could not have been nicer to her! (あー、こんなことって信じられない! だって、私たちを批判するなんて彼女は一体何様なの? これ以上はないってくらいに、彼女に良くしてあげたのに!)
チャンドラー: And I am not "blah," I am a hoot! (それに俺は「つまらない」なんてことはないぞ。俺は最高に面白いんだ!)

「ジャニーンはひどい風邪なのに、芝居を見に行くなんてどういうことだ?」と問い詰められたジョーイは、 "Starve a fever, go to a play for a cold." という言葉を言っています。
引用符がついていることから、ことわざや格言っぽい言葉として、それを挙げていることが想像できますね。

Google の検索ボックスに、starve a fe... まで入れると、グーグル・サジェスト機能で、feed a cold starve a fever という言葉が候補に出てきました。
それだけで、そういう言い回しが英語に存在するんだな、ということがわかります。

Wiktionary (ウィクショナリー)の語義は以下。
Wiktionary : feed a cold, starve a fever

ウィクショナリーの説明にあるように、proverb 「ことわざ」のようですね。
ウィクショナリーによると意味は、
Eating more will cure the common cold, and eating less will cure a fever.
直訳すると、「より多く食べることが、一般的な風邪を治す、そして、より少なく食べることが熱を治す」。
つまり、「風邪を治すにはたくさん食べ、熱を下げたいならあまり食べるな」みたいなことですね。

ウィクショナリーには、Translations という項目があり、show というボタンをクリックすると、
日本語訳も出てきます。その訳は、
Japanese: 風邪には大食, 熱には絶食
日本語もことわざっぽい言い回しに訳されていますね。

また、The Free Dictionary にも載っていました。
The Free Dictionary : Feed a cold and starve a fever

ネット上の検索で、そういうことわざがあるとわかったので、改めて手持ちの辞書で調べてみると、
研究社 新英和中辞典には、feed の項目で、
Feed a cold and starve a fever. 《諺》 かぜには大食, 熱には小食(がよい)

英辞郎にも、feed の項目に、
・Feed a cold and starve a fever. 《諺》風邪には大食、熱には小食が良い。
と載っていました。

元のことわざがそれだと考えると、ジョーイの言ったセリフは、starve a fever の部分は一緒としても、他の部分は、cold という単語以外は全くと言っていいほど違いますね。前後の順番も逆ですし。
聞いたことのあることわざに、とりあえず go to play を当てはめた、というような「無理やり感」が感じられるセリフだということなのでしょう。

ジャニーンが断った理由を問い正すモニカたち。
「2晩連続で一緒に過ごしたくないから」と言った後、とうとう、「チャンドラーは blah で、モニカは too loud だと思ってるから」という本当の理由を伝えることになります。
ジャニーンが自分たちの悪口を言っていると知ったモニカは、まさにト書きの通り、loudly 「大きな声で」 What?! と叫ぶのですが、そこがまさに欠点だと言われた箇所だと気付いて、今度は静かな声で、What? と言い直しているのが面白いですね。

楽しいと言っていたのに、あれは嘘だったのか?とチャンドラーも言っています。
pretend to は「…であるふりをする」。
lie to somebody は「(人に)嘘を言う、嘘をつく」ですが、今回のセリフは、She was lying to us? 「彼女は俺たちに嘘をついてたの?」ではなく、to our faces になっていますね。
to someone's face は「(人)に面と向かって」という意味になります。
つまり、「俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?」という感じですね。
俺たちの前で、にこやかな顔を見せながら、実は嘘をついてたのかよ!という、楽しそうなふりをしていたくせに腹の底ではそんなことを思ってたのか、「よくもまぁぬけぬけと」みたいな怒りが、lie to our faces には出ている気がします。

Who is she to judge us? を直訳すると、「私たちをジャッジする、つまり、(良いか悪いかを)判定する、批判・非難するなんて、彼女は誰?」みたいな感じになるでしょうか?
私たちのことをあれこれ言うなんて、一体自分を何様(なにさま)だと思ってんの?みたいな感じですね。
えらそうに、人のことをあれこれ言える立場なの?みたいな感覚です。

We could not have been nicer to her! を直訳すると、「私たちは、彼女に対して、それ以上ナイスであることはできなかっただろう」みたいな感じ。
つまり、「彼女に対しては、これ以上できない、というくらい、ナイスに接した、よくしてあげた」みたいなことですね。

チャンドラーは、自分が blah だと言われたことに対して、俺は blah じゃなくて、a hoot だと言っています。
hoot (発音は「フート」)の意味としては、まず、「ホー」という「フクロウの鳴き声」という意味があります。
そう言えば、Twitter のクライアントソフトに HootSuite 「フートスイート」というのがありますが、そのソフトのマークには、フクロウの絵が描いてありますよね? (ちなみに私は HootSuite ではなく、TweetDeck を使っていますが…)
それ以外の hoot の意味としては、「面白いこと、面白いもの」という意味もあるようです。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hoot [noun] [countable] :
1. a shout or laugh that shows you think something is funny or stupid
例) Leary's speech drew hoots from the crowd.
3. be a hoot (spoken) to be very funny or amusing
例) I thought the movie was a hoot.

つまり、1. は「何かが面白い、または愚かだと思うことを示す叫びや笑い」
例文は、「レアリーのスピーチは群衆の叫び声(or笑い)を引き起こした(招いた)」。
3. の be a hoot は、「非常に面白い、または楽しい」。
例文は、「その映画は非常に面白いと思った」。

Macmillan Dictionary では、
hoot : a short loud sound made by people who are laughing or criticizing something
つまり、「笑っている人や何かを批判している人から発せられる短く大きな音」。

オンラインの Macmillan Dictionary の hoot の項目
Macmillan Dictionary : hoot
では、語義の前に♪マークがついていて、それにポインタを当てると、Sound effect: hoot と出ます。
2か所ある♪マークのどちらも同じ音らしく、「ホーホー or フーフー」みたいな「フクロウの声」を聞くことができます。

LAAD やマクミランの語義を見ていると、hoot には「笑い声」と「批判の声(やじ、あざけり)」の両方の意味があるように見えますね。
そのどちらになるかは、文脈から判断せざるを得ない、ということでしょうか?

研究社 新英和中辞典では、
hoot 【名】【C】
I
1 ホー 《フクロウの鳴き声》.
2 ブーブー, ポー 《汽笛・警笛の音》.
II やじる声, あざけり[不賛成]の叫び.
III 《口語》
1 笑い.
2 おかしなこと, こっけいなこと.
IV [否定文で] 《口語》 無価値なもの, 少量


と出ています。
つまり、III で「口語」として「笑い」「おかしなこと、こっけいなこと」と出ていることを考えると、元々は「やじる声、あざけりの叫び」という意味だったのが、現代口語では「おかしなこと」という「笑い」の方面でも使われるようになった、ということかなぁ?と。

be a hoot = be very funny ということだと、チャンドラーが、「俺は blah じゃない!」と言った後に、I'm very funny! と言っても良かったように思いますが、そこをあえて、I am a hoot! と言ったのは、blah も hoot も「擬音語(または擬音語のようなもの)」という共通点があるからかな?と思ったりします。

LAAD のそれぞれの単語の Etymology (Word Origin) 「語源」を見てみると、
hoot : From the sound
blah : From the sound of empty talk

のようにどちらも、「音から来た」という説明がありますね。

ですから、「チャンドラーってつまらない」という意味で、blah という言葉を使ったジャニーンに対して、俺のことを擬音語で表現するなら、ブラーじゃなくて、フートだろ、みたいに、つまり、「同じ”音カテゴリーの言葉”で言うと、こっちだろ!」的な言い方をしたのかなぁ、と思いました。


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posted by Rach at 15:04| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

財布の紐をゆるめる フレンズ6-11その3

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レイチェルは、家具・インテリアショップの「ポタリー・バーン」で「薬剤師(薬屋)のテーブル」(an apothecary table)を購入するのですが、同居しているフィービーがそういう「大量生産の家具」が嫌いだと知り、フリーマーケットで買ったと嘘をつきます。
ところが、ロスの部屋に行ってみると、ロスが全く同じ薬剤師のテーブルを買っていたので、レイチェルは大慌て。
フィービーに見つからないように、ロスがポタリー・バーンで買ったシーツを上にかぶせてテーブルを隠します。
その後、フィービーがやって来て…
レイチェル: Ooh, Phoebe's here! Okay, let's turn out all the lights and we'll just watch the movie! (あー、フィービーが来たわ! オッケー、明かりを全部消して、映画を観ましょう!)
フィービー: Okay. Hey. Ooh, cool sheet! (Notices the sheet over the table.) (いいわ。まぁ、素敵なシーツね! [テーブルの上に掛けてあるシーツに気付く])
ロス: Oh, you like it? You wanna know where I got it? (おぉ、気に入った? それをどこで買ったか(手に入れたか)知りたい?)
フィービー: Sure! (もちろん!)
レイチェル: He got it at a flea market! (ロスはそれをフリー・マーケットで買ったのよ!)
フィービー: You bought your sheets at a flea market? Ross, come on, you gotta loosen the purse strings a little. (ロスは自分のシーツを、フリーマーケットで買ったの? ロス、ちょっと、あなたは財布の紐をもう少し緩(ゆる)めないといけないわね。)

ポタリー・バーンで、レイチェルもロスも購入した、an apothecary table 「薬剤師のテーブル」。
ここで、apothecary という単語について解説しておきます。
このエピソードの最初の方のシーンで、このテーブルについて語るセリフがありました。
レイチェル: Monica, look. Look, look, look. Here is that table that I ordered. (Shows her the picture.) (モニカ、見て。見て見て見て。これが私が注文したテーブルよ。[モニカに(ポタリー・バーンのカタログの)写真を見せる])
モニカ: You got it from Pottery Barn? (それをポタリー・バーンで手に入れたの?[買ったの?])
レイチェル: Yeah! It's an apothecary table. Does anyone even know what an apothecary is? (そうよ! apothecary table なの。an apothecary って何かを、知っている人はいる?)
チャンドラー: A pharmacist. (薬剤師。)
レイチェル: "A pharmacist." (Rachel mocks him.) (「薬剤師。」 [レイチェルはチャンドラーの真似をする])

レイチェルが、an apothecary table を買ったのよー!と得意げに言っておきながら、「で、apothecary って何? 誰かその意味を知ってる人、いる?」みたいに尋ねたので、チャンドラーは「そんなことも知らずに買ったのかよ、「薬剤師」のことだよ」と説明してあげたのですが、そのチャンドラーの言い方にどことなく「バカにされたような」印象を受けたのでしょうね。
レイチェルは、チャンドラーのセリフを、いやそうな顔で、大袈裟に真似ています。
「そんなことも知らずに買って、悪うございましたね」みたいな気持ちなのでしょう。

レイチェルも知らなかったように、apothecary という言葉はそれほどメジャーな単語ではないようで、現在で言うところの、pharmacist 「薬剤師」なのですね。

研究社 新英和中辞典では、
apothecary 【名】【C】 《米・英古》 薬屋 《人》(注:もと英国では医療も行なった)
語源:ギリシャ語「貯蔵庫」の意

と出ています。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
apothecary [noun] [countable] : someone who mixed and sold medicines in past times
つまり、「昔、薬を調合し、売っていた人」。

ポタリー・バーン嫌いのフィービーに見つからないように、シーツでテーブルを隠した後、フィービーがやってきます。
電気を消して、映画を観ましょう!と言うレイチェルですが、フィービーはテーブルの上のシーツに気付きます。
ちなみに、日本語では「シーツ」と言いますが、英語の場合は、今回のようにテーブルの上に掛けた1枚ものを指す場合には、単数形の sheet になっていることにも注意しましょう。

ロスが得意げに、「それ好き?(気に入った?) どこで買ったか知りたい?」と言うので、話題がポタリー・バーンに移ることを恐れたレイチェルは、「ロスはそのシーツをフリーマーケットで買ったのよ!」と横入りして答えます。

フリーマーケットは、もう「フリマ」と訳されているくらいで、すっかり日本語になっていますが、日本語で言うと、「のみの市」ですね。
flea はいわゆるピョンピョン飛ぶ小さなあの「ノミ」です。

LAAD では、
flea market [noun, countable] : a market, usually in the street, where old or used goods are sold
つまり、「たいていは通りでのマーケット(市場)、そこでは古い物や中古品が売られている」。

レイチェルが「ロスはそのシーツをフリマで手に入れた」と言ったので、フィービーは、You bought your sheets at a flea market? と驚いています。
注目すべきは、ロスやレイチェルが got、つまり、get 「入手する、手に入れる、ゲットする」の過去形を使っているのに対して、フィービーは、bought、つまり、buy 「(お金を出して)買う」の過去形を使っている点です。
何かを買った、と言う場合、「手に入れた」ということを言いたいだけであれば、got を使うことが一般的には多いように思います。
buy/bought だと「”お金を出して、払って”(もの)を買う、購入する」というイメージが強いため、「お金を出して」というところをさほど強調する必要がない場合には、get/got の方が望ましいということでしょう。

ここでフィービーがわざわざ、got ではなく、bought と言っているのは、「ロスは自分のシーツをフリーマーケットで”買った”わけ?」と、「お金を払って購入した」ことに焦点が置かれていることになります。
そのフィービーのセリフからは、「身体に接するような、衛生用品とも言えるシーツを、「古いものや中古品を売っている」フリマであなたは買ったわけ?」というニュアンスが感じられます。
それって、不潔じゃないの、不衛生じゃないの?と言いたいわけでしょう。

その後のセリフ、You gotta loosen the purse strings a little. という表現が、なかなか興味深いです。
直訳すると、「あなたは財布の紐を少し緩(ゆる)めなければいけない」ということになりますが、それは、「財布の紐を緩める」という日本語の表現と全く同じですね。
紐を緩めると、中からお金が出やすくなるわけですから、「そんなにケチケチしないで、もっと大らかにお金を使うべきなんじゃない?」と言っていることになるでしょう。

以下、少々、日本語の慣用表現の話に脱線します。

ちなみに、広辞苑で「財布」の項目を調べると、財布を使った慣用句が6種類載っています。
「財布の口を締める」「財布の尻を押える」「財布の底をはたく」「財布の紐が長い」「財布の紐を頸に懸けるよりは心に掛けよ」「財布の紐をにぎる」

結構、「財布の紐」という言葉が使われている中で、「財布の紐を緩める」は広辞苑には載っていないんですねぇ…何だか、意外なのですが…。

三省堂の新明解国語辞典では、財布の項目の用例として、「財布のひもが堅い」が載っており、以下、慣用句としては、「財布の口を締める」「財布の底をはたく」「財布の紐(ひも)を握る」「財布の紐(ひも)を緩める」が出ています。
意味は、
財布の紐を緩める=むだな金を使う

これらの財布にまつわる日本語表現を見ていて面白いなと思うのは、「財布の紐を緩める」の反対語は、「財布の口を締める」だと言うこと。
意味は、
(広辞苑) むだ金を使わないように気をつける。
(新明解) むだ遣いしないようにする。


「しめる」と「ゆるめる」なんだから、どっちも「紐」にするか、どっちも「口」にするかで統一すればいいものを(笑)、「緩める方は紐」で、「締める方は口」なんですね。
口を締めるの「口」は、いわゆる「がま口(がまぐち)」財布のイメージなのでしょう。
…では、「紐」は?

Wikipedia 日本語版: 財布 の中で、「紐」に関係しそうな部分を見てみると…。

欧米では17世紀に紙幣が登場するのと時を合わせて登場した。それ以前は紐付きの小さな袋が硬貨をいれて財布として使われていた。

日本では江戸時代に、藩紙が使われるようになって広まり、懐紙入れの技術を応用して作られた。紙幣が流通する以前は、中央に穴があけられた硬貨が使われており、穴に紐を通して持ち運ばれていた。


ウィキペディアの記述を参考にすると、欧米の昔の財布は、「紐付きの小さな袋」、つまり、巾着袋みたいなものだったので、紐とはその巾着袋の口の紐を指すようです。
日本の場合は、「穴に紐を通して」、つまり、上の記述は銭形平次みたいなイメージを彷彿とさせますね。

ただ、そういう銭形平次みたいなお金の穴に通した紐のイメージだとすると、「財布の紐」と言うよりは、「金(かね)の紐、銭の紐」って感じですよね。
私はあまり時代劇には詳しくないのですが、日本の時代劇で懐(ふところ)から出した財布って、折り畳んだ後、紐みたいなものでクルクル巻いていたような気がするのですが…。
もしそういう形状だったとすると、「財布の紐」は「布製の財布をくるくる巻く紐」ってことでいいのかなぁ??

もはや英語の話ではなくなっていますが、とにかく日英どちらも、財布の紐、the purse strings のように、同じ表現が使われているところが、私的には「すごく面白い」と思ったわけです。

the purse srtings というフレーズは、ちゃんと LAAD にも載っています。
hold/control the purse strings : to control the money in a family, company etc.
tighten/loosen the purse strings : to allow more or less of a family's, company's etc. money to be spent

つまり、hold/control the purse strings は、「家庭、または会社の金をコントロールすること」。
tighten/loosen the purse strings は、「家庭、または会社の金を、多かれ少なかれ使うことを許すこと」。

ということで、まさに日本語に直訳した通りの意味で、「フリマでシーツを買うなんて。あなた、そこまでケチケチしないで、もっと財布の紐を緩めないとだめよ」とフィービーは忠告していることになるわけです。
本当はポタリー・バーンで買った新品なのに、フリマの中古品のように言われてムッとしているロスには同情しちゃいますね。


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2012年01月13日

小柄な人にしては声がデカい フレンズ6-11その2

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ジョーイとジャニーンがカップルになったことで、やっとダブルデートができる!と大喜びのモニカとチャンドラー。
そのダブルデートから帰った後、廊下では「今夜は楽しかった、明日も楽しみ!」と言っていたジャニーンでしたが…。
[Cut to Joey and Janine's.]
ジョーイとジャニーンの部屋に場面がカットする。
ジャニーン: How are we gonna get out of that one? (どうやって、今の件(明日の約束)から抜け出したらいいの?)
ジョーイ: What? (何だって?)
ジャニーン: I can't handle two nights in a row with them. (あの人たちと一緒の夜を2晩連続なんて私にはできないわ。)
ジョーイ: What, what's wrong with Monica and Chandler? (モニカとチャンドラーの何がいけないんだよ?)
ジャニーン: I don't know, they're just a little... blah! (よくわからないけど、あの人たちはちょっと…つまらないわ!)
ジョーイ: Blah? (つまらない?)
ジャニーン: Well, y'know, he's blah. She's just.... She's very loud for such a small person. (そうねぇ、ほら、チャンドラーはつまらないし。モニカは… モニカはすっごく声が大きいの、あんなに小柄な人にしてはね。)
ジョーイ: Uh, they're, like, my best friends. Are you saying we can't hang out with them? 'Cause that'd be kind of a problem. (あー、あの二人は、俺の親友なんだよ。俺たちはあいつらと一緒に過ごせないって君は言ってるわけ? だって、それってちょっと問題だぞ。)
ジャニーン: No! Of course we can still hang out with them. Just y'know, not two nights in a row. Okay? (違うわ! もちろん、それでも、彼らと一緒に過ごすことはできるわよ。ただ、2晩連続は無理なの? いい?)
ジョーイ: I guess. (まあね。)
ジャニーン: Thank you. (They kiss.) (ありがとう。[二人はキスする])
ジョーイ: If you want, I'll sell my friends and use the money to buy you presents. (君が望むなら、俺の友達を売って、君へプレゼントを買うためにその金を使うよ。)

廊下ではダブルデートを楽しんだように言っていたジャニーンでしたが、部屋に入るなり、「さっきの話からどうやって抜け出せばいいの?」みたいに言っています。
モニカが「明日の夜、パスタを作るから、うちに来て」と言われたことから、どうやって逃れたらいいの?ということですね。
つまりそのセリフで、嬉しそうに約束をオッケーしていたジャニーンは、実はそれに参加したくないと思っていることがわかります。

can't handle は「対処できない」という感覚。
row は「列」という意味なので、in a row は「列をなして」、そこから、「連続して、続けて」という意味になります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
in a row : used to say that the same thing happens or is done a number of times, one after the other
例) They won six times in a row.

つまり、「何度も相次いで、同じことが起こる、または同じことがなされることを言うために用いられる」。
例文は、「彼らは6回連続で勝った(6連勝した)。」

ジャニーンのセリフを直訳すると、「モニカたちと一緒の連続2晩には対処できない」ということなので、「2晩連続でモニカたちと過ごすことはできない、私にはムリ」と言っていることになります。

ジョーイが驚いた様子で、「二人のどこがいけないの?」と尋ねると、ジャニーンは「わからないわ」と言いながらも、理由を述べていますね。

blah は「つまらない、おもしろくない」。
これまでのフレンズでも、「何とかかんとか」みたいに、重要な意味のない言葉やつまらない事柄を blah-blah-blah と表現したセリフが何度も出てきましたね。
そのblah が単独の形容詞で使われているのが、今回のセリフになります。

LAAD では、
blah : [adjective] (spoken) : not having an interesting taste, appearance, character etc.
つまり、「興味深い味(風味・趣)や、様子や、特徴(個性)を持っていないこと」。

She's very loud for such a small person. の for は「…にしては」というニュアンス。
「あんなに小さい(小柄な)人にしては、すっごく声が大きい」という感覚ですね。

研究社 新英和中辞典には、以下のように出ています。
for (前置詞)=[基準を表わして] …としては、 …の割には
He's young for his age. 彼は年の割には若い。


上の例文の He's young for his age. が、この for の感覚を一番わかりやすく表している気がします。

ジャニーンを演じるエル・マクファーソンは、183cm(6フィート)(さすがはスーパーモデル!)、それに対してモニカ役のコートニー・コックスは 165cm(5フィート5インチ)なので、確かに、エルからモニカを見れば、such a small person と言いたくなるのでしょう。

ジョーイは、Are you saying...? を使って、「君は…だと言ってるの? …だと言うつもり?」と相手の真意を問い正しています。
チャンドラーは面白くない、モニカは声がデカい、って文句を言ってるけど、それってつまりは、俺たちは4人で過ごせないってこと? そう言いたいの?という感じですね。

ジャニーンはそれを否定して、still、つまり、あの二人についていやに感じる部分はあるけれど、「それでも、今でも」、彼らと一緒に過ごすことはできる、と言っています。
Just y'know, not two nights in a row. は、It's just that we can't hang out with them two nights in a row. ということですね。
「一緒に遊ぶことは可能だけど、ただ、2晩連続っていうのはムリってだけなのよ」みたいなことです。

I guess. と返事したジョーイは、あまり納得していない様子でしたが、ジャニーンとキスした後は、親友の大切さを強調していたことなど忘れたかのように、「あんな友達は売っ払っちゃって、その金で君にプレゼントを買おうか」みたいに言っています。
ジャニーンとこうしてラブラブでいられるのなら、親友の問題なんかどうでもいっか、みたいになってしまっているのが、何ともジョーイらしいですね。


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posted by Rach at 07:20| Comment(4) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月10日

彼女は俺のママより上手 フレンズ6-11その1

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シーズン6 第11話
The One With The Apothecary Table (対決! モニカ対ジャニーン)
原題は「薬剤師のテーブルの話」


前回のエピソードの終わりで、ジャニーンは自分からジョーイにキスをし、今回のエピソードではすっかりラブラブ状態になっています。
セントラルパークで、ジャニーンがジョーイにキスをして出て行った後、
ジョーイ: Have you kissed her yet? It's awesome! I could do it forever! Y'know what? She, she kisses better than my mom cooks! (ジャニーンとキスしたことある? すごいんだぜ! 永久にキスできちゃうよ! ほら、彼女のキスは上手なんだぜ、俺のママの料理よりも!)
モニカ: I am so glad you said "cooks." (良かったわぁ、あなたが「料理」って言って。)
レイチェル: I know. (そうね。)
チャンドラー: (entering) Oh hey Rachel, sweetheart? You have got to tell the post office that you've moved, okay? We are still getting all your bills and stuff. (Hands her all of her bills and stuff.) ([入ってきて] やあ、レイチェル、ハニー。君が引っ越したって郵便局に言わないといけないよ、だろ? 俺たちはいまだに君の請求書とかそういうものを全部受け取ってるんだ。[レイチェルに、請求書などを手渡す])
レイチェル: Oh-oh, Pottery Barn! (Grabs the aforementioned catalog and holds the rest back out to Chandler.) You can throw the rest away. (あぁ、ポタリー・バーンだわ! [前述のカタログを掴んで、残りはチャンドラーに差し出す] 残りは捨てちゃっていいわ。)
チャンドラー: I'm not your garbage man. I'm your mailman. (俺は君のゴミ屋さんじゃないぞ。俺は君の郵便屋さんだ。)

ジャニーンとラブラブのジョーイは、ジャニーンと何度もキスをした後、モニカたちに「ジャニーンとキスしたことある? もうすごいんだぜ!」と言っています。
awesome の元々の意味は、「畏怖の念を抱かせる、荘厳(そうごん)な」。
それが現代口語では、「すごい、素晴らしい」というような意味で使われます。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
awesome [adjective] :
1. extremely impressive, serious, or difficult, so that you feel great admiration, worry, or fear
2. (slang) very good

つまり、1. は、「極度に印象的、深刻、または難しくて、大いなる感嘆、心配、恐怖を感じること」。2. は、「(俗語) 非常に良い」。

I could do it forever! は、I could kiss her forever! ということで、could は「しようと思えばできる」というニュアンス。
ですから、「彼女にキスしてようと思ったら、永遠にキスできる、それくらい、彼女とのキスは素敵なんだよ」みたいなことですね。

She kisses better than my mom cooks! について。
彼女のキスの良さ(どのくらい good か)ということを、better という比較級を使って表現していますが、その「良さ」の比較の対象になっているのが、my mom cooks です。
彼女がキスするのは、俺のママが料理するのより、better だと言っているわけです。
つまり、動詞(動作の内容)が異なる比較なわけですが、それを聞いて、モニカが、「あなたが cooks と言ってくれて良かったわ」と言うのが面白いですね。

She kisses better than my mom. のように、最後が動詞なしで終わっていたとしたら、my mom の次に省略されている動詞は kisses になってしまうので、「ママのキスより、ジャニーンのキスの方がいい」と言ったことになってしまいます。
つまり、「キスの良さ」の話において、ママのキスとジャニーンのキスを比較していることになり、恋人のキスと母親のキスを比較するつもり?!みたいに、ドン引きしてしまいそうになりますね。
ですから、ジョーイが my mom の後に、cooks という動詞をつけたことに対して、比較の対象を「ママが料理するより、ママの料理より」と言ってくれてホッとしたわ、というのが、モニカたちの正直な気持ちだったということです。

これまでのエピソードを振り返ってみても、フレンズ1-6 では「ママなら俺の尻を見分けられる」という発言がありましたし、フレンズ1-11 では、チャンドラーのママ、ノーラ・ビングをセクシーだと言ったロスに対して、「じゃあ、俺のママはセクシーじゃないっていうのか?」と激怒してみたりと、ジョーイのママに対する思い入れはかなりのものであることがわかります。
そういうことを考えると、ジョーイがジャニーンとのロマンティックなキスを、「ママのキス」と比較してもおかしくないかも…という思いがあるために、モニカはこんなことを言ったのでしょうね。
「あー、良かった。ママのキスより…って言うのかと思っちゃった」みたいな感じです。

セントラルパークにチャンドラーが入ってきて、レイチェルに「引っ越したことを郵便局に言わないとだめだよ」と言っています。
チャンドラーとモニカが同居することにしたために、レイチェルはモニカの部屋からフィービーの部屋に引っ越したわけですが、その転居届を郵便局に出していないために、まだレイチェル宛の郵便物がこんなに届いちゃうんだ、ということですね。

たくさんの郵便物を渡されたレイチェルは、その中のポタリー・バーンのカタログだけを受け取り、残りはチャンドラーに突き返しています。

ちなみに、ポタリー・バーン(Pottery Barn)は、家具・インテリアショップ。
公式サイトはこちら。
Home Furnishings, Home Decor, Outdoor Furniture & Modern Furniture : Pottery Barn
ウィキペディアはこちら。
Wikipedia 英語版: Pottery Barn

上のウィキペディアの Appearances in popular culture でも、今回のフレンズエピソードのことが言及されています。

「残りはあなたが捨てていいわ、捨ててくれちゃっていいわ」みたいに言われたチャンドラーは、郵便物を届けさせられた上に、要らないものの処分まで任されてしまったことにカチンと来たようで、「俺は君のゴミ屋さんじゃないよ」と言っています。

ちょっと男っぽく強気な感じで、「俺は君のゴミ処理人じゃない、そんなことを俺に頼むのはやめてくれ!」みたいに言ってみたわけですが、その後、「(ゴミ屋じゃなくて)俺は君の郵便屋だよ」と弱気に付け足すのが、チャンドラーらしいです。
「ゴミ処理なんかごめんだよ!」とキツく言った後に、「でも、郵便物は届けてあげたから、君のメイルマンにはなってるわけだけど」とか、「まぁ、これからも、うちに来た郵便物は君に届けてやってもいいけどさ」みたいに、自分の強気な発言にレイチェルがムッとしないように、フォローしている感じですね。


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posted by Rach at 15:14| Comment(5) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月06日

クリスマスを語るライナス フレンズ6-10その6

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レイチェルとフィービーは、モニカが隠しているクリスマスプレゼントを発見しようと、部屋中を探し回っています。
とうとう、そのプレゼントを発見し、中身を見ようとするレイチェルたちを制して
チャンドラー: I don't wanna know what Monica got me. Y'know? I mean, look, I'm sure she worked really hard at getting you a present, and wanting to surprise me. And you guys are gonna ruin that, and I... Look, we have to put these back. This is not what Christmas is about. (モニカが俺に何を買ってくれたかを俺は知りたくないよ、だろ? つまり、ほら、モニカがプレゼントを買って、俺を驚かせようとするのに、ものすごく一生懸命になってくれたってよくわかるから。そして君たちはそれを台無しにしようとしてる、それに俺は、ねぇ、俺たちはこのプレゼントを元に戻さなきゃだめだよ。こんなのはクリスマスじゃない[クリスマスっていうのは、こういうものじゃない])
レイチェル: Whatever, Linus. I'm opening mine. (どうでもいいわ、ライナス。私は自分のプレゼントを開けるわよ。)

今回のエピソードでは、レイチェルとフィービーが、モニカが隠したクリスマスプレゼントをあちこち探し回る、というのがプロットの一つになっています。
現実世界では、もう年を越してしまったというのに、何だか話が年末に逆戻りしたみたいですみません(笑)。

とうとう、モニカのプレゼント隠し場所を見つけ、いそいそとそのプレゼントを開けようとするレイチェルたちに、チャンドラーは「俺はモニカが何を俺に買ってくれたかを知りたくない」と言っています。
その後、モニカがプレゼントを買うために、俺を驚かすために頑張ってくれたって俺にはわかる、君たちはそれを台無しにしようとしてるんだ…と訴えかけています。
だから、そういうモニカの気持ちを考えて、そのプレゼントを元の場所に戻さないとだめだ、とも言っていますね。

This is not what Christmas is about. は、過去記事、クリスマスってそういうものでしょ フレンズ6-10その1 で説明した、まさに、A is not what Christmas is about. 「A はクリスマスの本質ではない、クリスマスって A みたいなことじゃない」の形です。
プレゼントの中身だけが興味の対象みたいに君らは思ってるようだけど、クリスマスってそういうもんじゃないだろ? と言いたいわけですね。

自分の恋人モニカの気持ちを汲んで、そういう感動的なことを話しているチャンドラーですが、レイチェルはその言葉にちっとも感動しない様子で、Whatever, Linus. I'm opening mine. と言っています。
投げ遣り(なげやり)に、捨て鉢(すてばち)な感じで、Whatever! と言うセリフは、これまでのフレンズでも何度も登場しましたが、「何でもいいわ、どうでもいいわ」みたいなニュアンス。
「あなたが何を言おうと、私にとってはどうでもいい。私は自分のプレゼントを開けるからね」と言っているわけですが、そのセリフの中に、Linus という呼び掛け語が入っていますね。

ライナスは日本でも有名な、(スヌーピーの出てくる)「ピーナッツ」のキャラクターのあの「ライナス」です。

スヌーピー公式サイト ピーナッツの仲間たち
そのサイトでの、ライナスの説明を見てみると…

Linus ライナス
彼はピーナッツタウンきっての知性派で、哲学的な話でみんなを煙にまくのが得意です。


指をしゃぶって、security blanket (安心毛布)を手放さないあのライナスですが、上の説明にあるように、実は「知性派、哲学的」少年なのですね。

クリスマスってそういうものでしょ フレンズ6-10その1 で、ちょうどその日がクリスマスだったこともあり、タイムリーだということで先にご紹介しましたが、1965年の「スヌーピーのメリークリスマス」(原題:A Charlie Brown Christmas)という作品があります。

Amazon ではこちら(↓)
スヌーピーのメリークリスマス 特別版 [DVD]
スヌーピーのメリークリスマス 特別版 [DVD]

その作品の中で、妹のサリーがプレゼントのことばかり言っているのにげんなりしたチャーリー・ブラウンは、「クリスマスって何なのか?」と悩み始めることになります。
そして、作品のラスト近くに、「クリスマスとは何か?、クリスマスの本当の意味」について、チャーリー・ブラウンとライナスが話し合う場面があります。
過去記事よりも詳しめに、以下に引用させていただくと…

チャーリー・ブラウン: I guess I really don't know what Christmas is all about. Isn't there anyone who knows what Christmas is all about? (クリスマスって何なのか、本当にわからなくなったよ。クリスマスって何なのか(どういうことなのか)知ってる人は誰かいる?)
ライナス: Sure, Charlie Brown. I can tell you what Christmas is all about. (もちろんさ、チャーリー・ブラウン。クリスマスが何なのかを僕が君に教えてあげられるよ。)
舞台の真ん中に進み出たライナス。
ライナス: Lights, please. (ライト(照明)をお願い。)
ライナス: And there were in the same country shepherds abiding in the field, keeping watch over their flock by night. (そして、同じ国では、野にとどまっている羊飼いたちがおりました。夜、羊飼いたちが羊の群れを見張っていると…)
この後、新約聖書のルカの福音書2章8節から14節までをライナスは暗唱する。
その暗唱を終えた後、
ライナス: That's what Christmas is all about, Charlie Brown. (今のがクリスマスが何かってことなんだよ(クリスマスの意味なんだよ)、チャーリー・ブラウン。)
その後、夜の帰り道に、チャーリー・ブラウンは夜空を見上げながら、ライナスの言っていた言葉を思い出し、
チャーリー・ブラウン: Linus is right. I won't let all this commercialism ruin my
Christmas. (ライナスは正しい。僕はこういう商業主義(営利主義)に自分のクリスマスを台無しにはさせないぞ。)
でも、その後、スヌーピーの家が電飾コンテストで1位に選ばれたのを知って、
チャーリー・ブラウン: Oh, well. This commercial dog is not going to ruin my Christmas. (まぁ、ともかく、この商業的な(営利主義の)犬も僕のクリスマスをダメにしたりはしないんだな。)

プレゼントの中身ばかりを気にする商業主義のクリスマスの風潮に疑問を感じているチャーリー・ブラウンに対して、ライナスはただ、聖書の一節を述べることで、クリスマスとは「キリストの誕生を祝う日」であることを教え、チャーリーはその聖書を語るライナスの言葉から、クリスマスの本質に気付いたようです。
commercialism 「コマーシャリズム」にクリスマスを台無しにさせたりはしない!と言っているチャーリーではありますが、スヌーピーが電飾で飾った彼の家(犬小屋)が第1位に選ばれたのを知ると、「それはそれで悪くないかも」と思ったりもしているのですね。

クリスマスはキリストの誕生を祝う日、でも、派手に飾ったりして盛大に祝うのも別に悪いことじゃない、みたいな「悟り」が感じられる作品だと私は思いました。
悩んでいるチャーリー・ブラウンにとって、ライナスの聖書の暗唱はそのように大きな意味のあるものだったのですが、聖書を噛み砕いて、そこから世俗的な言葉で説教したりするのではなく、「ただ聖書を暗唱する」ことでチャーリーに何かを気づかせたところが、まさにライナスの「知的で哲学的」な部分を見せてくれているように思いました。

この作品の映像特典として収録されていた「メイキング・オブ・スヌーピーのメリークリスマス」の中でスタッフが、
「(この1965年の作品は)人気は衰えず、魅力も色あせない。毎年、放送されているんだ。再放送回数、世界一だろう。
というコメントをしています。
つまり、毎年、クリスマスシーズンになると、この作品が再放送される、ということですね。
1965年の作品ということだと、フレンズたちが生まれる前の作品ということになりますが(私は彼らと同世代だから瞬時にそれがわかるのです…笑)、フレンズたちもそういう「再放送」でこの作品を知っていて、だから、「クリスマスとは何か」について「語る」チャンドラーを見て、「あなたはあの作品のライナスのつもり?」と言っているわけでしょう。
あの作品の中で、ライナスが、"That's what Christmas is all about." と語っている姿を多くの人が知っているからこそ、レイチェルがチャンドラーに「ライナス」と呼び掛けたセリフに、観客が反応できるということでしょうね。


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posted by Rach at 15:06| Comment(2) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

お前は小学2年生かっ! フレンズ6-10その5

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カウントダウンの番組にジャニーンと一緒に参加したジョーイですが、その番組のディレクターが、ジャニーンと背の高い男(Tall Guy)をペアにしてしまいます。
ジャニーンと楽しそうに踊っている Tall Guy を見た後、トイレで彼に会ったジョーイは、「自分は今日ジャニーンと一緒に来た連れで、新年のカウントダウンのキスをするつもりなんだ」と言って、自分のパートナーと交換してもらおうとするのですが…
背の高い男: Look, are you dating this girl you came with? (なぁ、君は一緒に来た子とデートしてるのか[付き合ってるのか]?)
ジョーイ: Well, I was hoping after tonight that maybe I could you know.... (そうだな、今夜の後、多分、そうできるって願ってたんだけど…)
背の高い男: No, no. She's fair game if you ask me. Sorry, buddy. (いやいや、俺に言わせると、彼女はかっこうの的なんだよ。悪いね、君。)
ジョーイ: Alright, hey, y'know, fair is fair, (he pretends to wash his hands) if you're right, you're right. What can I say, but, hey! Oh no! (He throws water on the guy's pants) (そうかい、じゃあ、お互い公平に行こう、[ジョーイは自分の手を洗うふりをする] もし君が正しいなら、(それは)正しいんだ。俺に何が言える? でも、ほら! あーあ! [ジョーイは水をその男のパンツ(ズボン)にかける]
背の高い男: God! What, are you in second grade? (なんてこった! 何だよ、お前は小学2年生か?)
ジョーイ: Hey, man. You're the one who wet his pants. (He throws another handful on him and runs out) (おい、自分のパンツを濡らしてるのはお前だろ。[もうひとすくいの水を彼にかけて、走り去る])

ジャニーンとペアに戻りたいから、パートナーを交換してくれ、と頼むジョーイに、背の高い男は、「君は彼女とデートしてるのか? 付き合ってるのか?」と尋ねています。
ジャニーンに告白もしていないし、付き合ってもいないジョーイは、嘘をつくこともできず、I was hoping... 「…ということを願ってたんだけど」と言って、今夜のダンスパーティーが終わった後にそうできるようにと願っていたんだ、と説明します。

「彼女と付き合えることを願っていた」ということはまだジョーイの彼女ではない、ということなので、それを聞いた彼は、ジョーイの発言を遮るように、パートナーの交換を拒否しています。
fair game の game はいわゆる「ゲーム」ですが、狩猟においては「(猟の)獲物」という意味があります。
そして、fair game だと「(攻撃・嘲笑などの)かっこう(恰好・格好)の的、かっこうの餌食(えじき)、いいカモ」のような意味になります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
fair game [noun] [uncountable] : if someone or something is fair game, it is acceptable, reasonable, or right to criticize or attack them
例) Politicians are fair game for the press.

つまり、「誰かや何かが fair game であるとは、それらを批判、または攻撃することが容認できる、道理にかなっている、正しい、ということ」。
例文は、「政治家は報道機関のかっこうの餌食だ」。

She's fair game if you ask me. の if you ask me について。
If you ask me は「私の考えでは、私の意見では、私に言わせれば、私の考えを言わせてもらうとすると」。
「もし君が僕に意見を求めるとしたら、僕の意見はこうだよ。」と、自分の意見や考えを述べる時に使うフレーズのようです。
if you ask me は、フレンズ3-10その15 にも出てきました。
また、フレンズ1-6その1 のコメント欄 では、if you have to ask というフレーズについて解説していますが、if you have to ask は、if you ask me の「have to バージョン」だと考えたら良い、ということなのでしょうね。

ですから、She's fair game if you ask me. は「君はどう思ってるか知らないけど、僕にしてみたら、彼女は恰好の的だよ、落とすべき、狙うべきターゲットだよ。君がどう思おうが、僕には関係ない」みたいな感じのことが言いたいわけでしょう。

このシーンの前にあったジョーイとの会話の中で、トールガイは「もう少しで妻を連れてくるところだった」と言っていました。
つまり、彼は既婚者なわけですが、それでもいい女がいたら手を出してもいいだろ、みたいなタイプの人だと言うこともわかります。

Fair is fair. / Fair's fair. は「お互いフェアでいこう、公平にやろう」というニュアンス。
If you're right, you're right. は「君が正しいのなら、やっぱり正しいんだ」みたいな感じで、「君がそれを正しいっていうんなら、それは正しいってことなんだろう」と相手の言い分を認めたようなセリフになるでしょう。
What can I say? を直訳すると、「俺は何を言うことができる?」ですから、「君が正しいと言うのなら、俺はそれ以上は何も言えない、どうすることもできない」というニュアンスなのでしょう。
そうやって、ジャニーンとペアに戻ることをあきらめたかのようなセリフを言っていたジョーイですが、手を洗いながら、いきなり水をトールガイのパンツ(ズボン)にかけます。
相手に対するいやがらせで、パンツに水をかけたわけですが、その行為が小学生の子供がやりそうなことなので、トールガイも思わず、"What, are you in second grade?" 「何だよ、お前は(小学)2年生か?」みたいに言っています。
ただ、ジョーイも負けておらず、「自分のパンツを濡らしているのはお前だぞ」みたいに返していますね。
「お前は小学生かっ?!」と言ったトールガイに対して、「自分のパンツを濡らしておもらししてるお前の方が小学生じゃないのかな?」と言い返しているわけです。

ちなみに、「お前は子供か? ガキか? 小学生か?」みたいなニュアンスのセリフとして、フレンズでは、「8歳」という年齢がよく登場していました。
過去記事、
何故8歳なのか? フレンズ1-1その8
やっぱり8歳だった フレンズ5-9その7
という記事で、「8歳」という言葉が出てきたセリフについて触れています。
今回のセリフは、その「8歳」が「小学2年生」という「学年バージョンになった」と理解すると良いですね。
「小学校低学年レベル」というガキっぽさを表現するには「8歳」または「小学2年生」が例えとして最適だということでしょう。

彼を困らせるにしても、パンツに水をかける、なんて子供じみているし、また卑怯な手という感じもするわけですが、妻がいるというのに、ジョーイの恋路を邪魔して、彼女を獲物のように狙うトールガイに対しては、ジョーイとしてはそれくらいしないと気が収まらなかった、ということなのでしょうね。


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posted by Rach at 17:04| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月02日

乾燥した日にはリップクリームが必要 フレンズ6-10その4

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明けましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も読者の皆様と、楽しく英語を学んでいけたら幸せです。


前回の続きです。
「年越しカウントダウンのキス」を理由にして、真夜中にジャニーンにキスすることで、彼女の気持ちを確かめることができる、と言うジョーイに、
レイチェル: Well, that's a lot better than Ross trying to kiss me in high school, and saying that he did it because he needed Chap Stick. (そうねぇ、今のは、高校の時、ロスが私にキスしようとしたのよりはずっとマシね。ロスはリップクリームが必要だからキスしようとしたって言ったのよ。)
ロス: It was a dry day. (乾燥した日だったんだ[あの日は空気が乾燥してたんだ]。)

カウントダウンのキスに乗じて、ジャニーンの気持ちを確かめようとするジョーイの説明を、「そんなことではごまかされないだろ」みたいな顔で聞いているロスとモニカですが、レイチェルは「今のジョーイの考えた言い訳は、ロスが高校でキスしようとした時(の言い訳)よりずっと良い、ずっとまし」だと言います。

Chap Stick はいわゆる「(唇の荒れを防止する)リップクリーム」のこと。
大文字になっているのは、商品名、商標だからですね。
商品名ながらも、ちゃんと、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) に載っています。

Chap Stick [noun] [uncountable] trademark :
a stick of a wax-like substance that you put oon your lips to make them feel softer when they are chapped and to prevent them from becoming more chapped

つまり、「ワックスのような物質のスティックで、唇が荒れている時に、よりソフトになるようにするために、またはそれより荒れてしまうことを避けるために、唇に塗る」。

語義説明の中に、chapped という言葉が2回出てきていますが、chap は名詞で「皮膚や唇などの荒れ、ひび」、自動詞で「(手や唇が)荒れる」、他動詞で「ひびをきらす、あかぎれを作る、(手や唇を)荒れさせる」という意味になります。
ですから、be chapped は「(唇が)荒れている・ひび割れている(状態)」ということですね。
そういう chap を防止するスティック、chap 用のスティック、という意味で、Chap Stick という名称が商品につけられた、ということになるでしょう。

Chap Stick が何かわかった上で、レイチェルのセリフを見てみます。
レイチェルのセリフは結構長いので、こういう場合は前から順番にイメージしていくのが良いですね。

そうねぇ、今のはずっと良かったわ→(何より?)→ロスが高校で私にキスしようとしたことより→(その後のことをさらに追加で説明)→(キスしようとして)…と言ったことよりずっと良い→(その言った内容は?と言うと)→ロスはリップクリームが必要だったからレイチェルにキスしようとした(と言った)、という感じになるでしょうか。
自然な日本語に直すとすると、「今のは、ロスが高校時代に私にキスしようとして、リップクリームが必要だからキスしようとしたんだ、って言ったのより、ずっとマシだわね」みたいなセリフになるでしょう。
ただ、音としてのセリフを聞いている場合には、文が終わるのを待ってから、そういう日本語に組み立て直している時間はありません。
英語をしゃべっている人がイメージのまましゃべっている語順で、聞く方も受けとめないといけない、ということですね。
リスニングと言うと、「音そのもの」の聞き取りばかりが取り沙汰される傾向にありますが、英語を聞いて理解するために一番大切なのは、相手が言った語順のまま、こちらもイメージする、という感覚です。
このレイチェルのセリフは最後の Chap Stick が話のオチになっています。
レイチェルのセリフを聞きながら、「へぇ、ロスは高校時代、レイチェルにキスしようとしたんだ、そのために何か理由を言ったらしいけど、その理由って…リップクリームが欲しいから!?」みたいな感じで、最後の単語を聞いた瞬間に笑えてしまう、みたいなことが、「英語で理解して笑える」ということになるでしょう。

高校時代の恥ずかしい思い出を暴露されて、ロスはレイチェルをにらんでいます。
が、その真面目な顔のまま、It was a dry day. と言っていますね。
dry day は「乾燥した日」なので、「僕が君にそう言った日は、空気が乾燥してたんだ」みたいなことを言いたいわけです。
レイチェルに「そんなミエミエのウソついて、私にキスしようとしてたのよね、高校時代のロスは」みたいに言われたので、「あの日は空気が乾燥してて、本当に僕の唇はカサカサだったんだよ!」と、その理由が嘘ではなかったと訴えているわけですね。
激昂するわけでもなく、真面目な顔のままそういうセリフを言うのがいかにもロスらしく、面白いなと思いました。


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2011年12月31日

キスしたのは新年のせい フレンズ6-10その3

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ジョーイのルームメイトであるダンサーのジャニーンは、大晦日の番組 「ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ」(Dick Clark's New Year's Rockin' Eve)に出演することが決まり、そのパートナーにジョーイを誘います。
小さい頃からその番組の大ファンだったと大騒ぎしているロスとモニカを見たジャニーンは、二人も誘うことにします。
ジャニーンがセントラルパークを出て行った後、大喜びしているジョーイ。
ジョーイ: Did she just ask me out on a date? (ジャニーンは今、俺をデートに誘ったよね?)
チャンドラー: I don't think so. (そうは思わないけど。)
モニカ: What are you talking about? She just invited him to the biggest party of the millennium! (何言ってるの? ジャニーンはミレニアム(新世紀)最大のパーティーにジョーイを誘ったのよ!)
レイチェル: Yeah, but she also invited you and Ross. Yeah, honey, I'm sorry, but I don't think that was a romantic thing. (そうね、でもジャニーンはあなた(モニカ)とロスも誘ったわ。そうよ、ハニー、残念だけど、今のはロマンティックなものじゃなかったと思うの。)
ジョーイ: Oh. Maybe. But, hey, I know how I can find out. We're going to a New Year's Eve party, right? So at midnight, I can kiss her. And if she kisses me back, great! Y'know? But if she says, "Dude, what the hell are you doing?" I can say, "It wasn't me, it was New Year's." (あぁ、多分ね。でも、ほら、それがわかる方法を知ってるんだ。俺とジャニーンは大晦日のパーティーに行くだろ? それで、真夜中に、俺は彼女にキスできる。そして、もし彼女がキスを返してきたら(キスに応えたら)、最高!だろ? でももし彼女が「ちょっとあなた(あんた)、一体何やってんの?」って言えば、俺はこう言えるんだ。「俺のせいじゃないよ、新年だからだよ。」)

ジョーイはジャニーンが番組に誘ってくれた!と大喜びしていますが、チャンドラーは「俺にはそうは思えないけど」と言っています。
一緒に番組に行けることになったモニカは、「ジャニーンはジョーイをミレニアム最大のパーティーに誘ったのよ!」と興奮気味に叫んでいます。
そんなすごいパーティーに誘ったんだから、やはり特別な何かがあるのよ!と言っているようにも聞こえますが、実際のところは、モニカの頭の中は自分がその番組に参加できることで頭がいっぱいで、その番組のすごさをただ言いたかっただけなのかもしれません(笑)。

レイチェルは、「確かにジョーイを誘ったけど、他にロスやモニカも誘ってるから、ロマンティックな感情があって誘ったわけじゃないと思う」と冷静に分析しています。
ジョーイもそういう可能性は重々承知しているようで、「多分そうかもしれないけど、それを確かめる方法がある」みたいなことを言っていますね。
I know how I can find out. を直訳すると、「(今の(誘い)がロマンティックなものかどうかを)どのように解明することができるかを知っている」になるでしょうか。
I know how to find out. と同じような感覚です。

シーズン1の大晦日エピソードである フレンズ1-10 では、テレビ画面にディック・クラークが映っていましたし、そのエピソードでも、新年の瞬間にたくさんの人がキスしているシーンがありました。
そのように、カウントダウンがゼロになり新年を迎えた瞬間、カップルはキスして新年を祝うという習慣(?)みたいなものがあるのですが、ジョーイはその儀式(?)を利用して、ジャニーンの気持ちを確かめることができる、と言っているわけです。

前回の記事でご紹介した、ただいま公開中の映画「ニューイヤーズ・イブ」(New Year's Eve)でも、その「年越しのキス」が大きなテーマとなっていて、それくらい、彼らにとっては重要なイベントだと言うことがわかります。

フレンズ1-10 で、チャンドラーはこの年越しシーズンのことを以下のようなセリフで表現していました。
チャンドラー: It's just that I'm sick of being a victim this Dick Clark holiday. (このディック・クラーク・ホリデーの犠牲者でいるのにうんざりしてるってだけなんだよ。)

新年を迎えた瞬間に、みんながキスするから、自分たちもそういうキスする相手を探さないといけない、というようなプレッシャーにうんざりしてる、それはこのディック・クラークの年越し番組に原因がある、と言いたい感じですね。

また、フレンズ1-10 ではこんなセリフもありました。
チャンドラー: Nothing for you. You have Paolo. You don't have to face the horrible pressures of this holiday. Desperate scramble to find anything with lips just so you can have someone to kiss when the ball drops! Man, I'm talking loud! (そりゃ君にはどうってことないだろうね。君(レイチェル)にはパウロ(という恋人)がいるんだから。君はこのホリデーの悲惨なプレッシャーに向き合う必要がないんだ。唇がついているものを探す必死の争奪戦さ、そうすれば(真夜中に)ボールが落ちる時[ボール・ドロップが行われる時]、キスする相手が誰かいることになるからね。なんてこった、俺は大声でしゃべってる!)

年越しにはタイムズスクエアで「ボール・ドロップ」というイベントがあるのですが(それも、映画「ニューイヤーズ・イブ」のテーマの1つになっているようです)、ボールが落ちた新年の瞬間に年越しのキスをする相手を探さないといけない、と言っているわけですが、それを、"anything with lips" 「唇のついている何か、唇のついたものなら何でもいい」みたいに言っているのが面白いですね。
anyone という「人」じゃなくて、anything のようにもはや「モノ扱い」です。
相手を選んでいられない、キスできるものなら何だっていい、みたいな、まさにデスパレートな感じがよく出ています。
そういうことを大声で叫んだ後、「なんてこった、俺ってこんなみじめなセリフを、周りのみんなに聞こえるような大声でしゃべってるじゃないか!」と気づくのもまた、チャンドラーらしいですね。

今回のエピソードのセリフに戻ります。
新年を迎えた瞬間の真夜中に俺はジャニーンにキスできる、とジョーイは言います。
それで彼女が kiss me back 「俺にキスを返してくれたら」、つまり、キスを嫌がらず拒まずに、そのキスに応じてくれて同じようなキスを返してくれたら、Great! だと言っています。
で、うまくいかなかった場合の例として、もし彼女がこんなことを言ったら…と、あるセリフを例に出していますね。
"Dude, what the hell are you doing?" の dude は、男性に対する呼び掛け語で、「あんた」みたいなニュアンス。
What the hell are you doing? は、普通の What are you doing? に the hell という俗語の強調が入っているので、「一体全体、何やってんの?」と、相手に対する「あきれ」や「驚き」の気持ちがより強く感じられます。
キスした時に、相手が「一体何やってんのよ!」と激怒した場合を例に挙げているわけですね。
もしキスしたことに対して相手がそう言って怒ったら、"It wasn't A, it was B." 「(原因は)Aじゃなくて、Bなんだ。AのせいじゃなくてBのせいだったんだ」みたいに言い訳できる、とジョーイは説明しています。
新年の瞬間にキスするのがお決まりだから、俺はそのお決まり通りに行動しただけさ、というように、「新年のせい」にできると言いたいのですね。

この後に続くセリフも、フレンズっぽくて面白いのですが、それは来年、ということにいたします。


さて、早いもので、今日はもう大晦日ですね。
ちょうど、年越しカウントダウンの話のエピソードを語りながら年を越せることになるのも、楽しい偶然でした。

今年も皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
皆様から温かいコメントを頂戴したこと、ランキングで応援していただけたことは、このブログを続けるための非常に大きな原動力となっていました。
来年もまた、皆様と一緒に、楽しく英語を学んでいきたいと心より願っています。
皆様、どうかよいお年をお迎え下さいませ。
来年もどうかよろしくお願いいたします!

Thank you so much for reading my blog & supporting me this year, you guys.
I really appreciate your kindness. :-)
I wish everyone good luck for the coming year!


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posted by Rach at 08:18| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

タイムズスクエアのカウントダウン フレンズ6-10その2

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ジョーイのルームメイトであるダンサーのジャニーンがセントラルパークに入ってきて、
ジャニーン: I just got a call to be a dancer on a television special for New Year's Eve. It's called some sort of Dickin' Rockin' Dicky Eve. (たった今、大晦日(おおみそか)のテレビスペシャルのダンサーとして出るようにって電話があったの。「ディッキン・ロッキン・ディッキー・イブ」とかって名前の番組よ。)
モニカ: Hold it! Are you talking about Dick Clark's New Year's Rockin' Eve? (ちょっと待って! あなたが言ってるのは、「ディック・クラークのニューイヤーズ・ロッキン・イブ」のこと?)
ジャニーン: Yeah, that's what I said. (ええ、私はそう言ったわよ。)
モニカ: Oh, my God! We love that show! I mean Ross and I have been watching it since I, I can remember! (なんてこと! 私たち、その番組大好きなの! ロスと私は物心ついた時からその番組をずーっと見てるのよ!)
ロス: Yeah. (そうだよ。)
チャンドラー: Ah, you're still just a little fat girl inside, aren't you? (He kisses her on the cheek) (あー、君の中では君はまだ小さな太った女の子なんだね? [チャンドラーはモニカの頬にキスする])

ジャニーンはプロのダンサーなので、大晦日の有名番組へダンサーとして出演することになったようです。
ジャニーンが、その番組のタイトルを、Dickin' Rockin' Dicky Eve だと説明するのを聞いて、モニカは、「それって、Dick Clark's New Year's Rockin' Eve のこと?」と驚いた様子で聞き返していますね。
Yeah, that's what I said. は、「ええ、それ(今、モニカが言った名前)が私が言ったことよ」というような意味。
ジャニーンは実際の番組名とはやや違う名前を言ったにもかかわらず、「ええ、だから私はそう言ったけど」みたいに返している感じで、自分の間違いに気づいてないことがわかります。
アメリカでは有名な番組なのですが、オーストラリア出身のジャニーンはその番組名を知らなくて、なんとなく適当にそれらしい名前を言ってみた、というところですね。

その有名な番組については、後に詳しく説明しますので、まずは先にセリフの方を見てみます。
その番組にジャニーンが出ると聞いて、モニカは興奮気味に、Ross and I have been watching it since I, I can remember! と早口でまくし立てています。
have been watching... since という「継続を表す現在完了進行形」を使って、「〜して以来、ずーっと…を見ている」というニュアンスを出しています。
since I can remember は「物心ついてから」。
記憶が残っているような小さな頃からずーっとその番組を見ていた、だから、ジャニーンがその番組に出ると聞いて、大興奮しているわけです。
盛り上がっている自分の恋人モニカを見て、チャンドラーは、「君の中ではまだ君は小さな太った少女なんだね」みたいなことを言って、愛しそうにモニカの頬にキスしています。
言われた方のモニカは、a fat girl と言われて嬉しいはずもなく、「へ?」みたいな顔をしているのも面白いですね。
子供の頃から大好きだった番組に盛り上がっているモニカに、「君はまだ子供みたいだね、君の中にはまだあの頃の少女の君がいるんだね」と愛しげに言うのは恋人のセリフによくあるパターンですが、当時のモニカがものすごく太っていたことから、a fat girl のようにわざわざ fat という形容詞を入れているところが、からかいを混ぜたチャンドラーっぽいセリフだなと思いました。
モニカにしてみれば、「その fat って一言が余計なんだけど」みたいなところでしょう。

さて、ここで、その大晦日の特別番組について説明します。
Dick Clark's New Year's Rockin' Eve は ABC (フレンズと同じ局)の大晦日の番組。
まずはその司会者のディック・クラークについて、以下のウィキペディアで。

Wikipedia 日本語版: ディック・クラーク
Wikipedia 英語版: Dick Clark

まずは日本語版ウィキペディアを見てみると、興味深い以下の記述があります。

また、大晦日にABCで放送される年越し番組「Dick Clark's New Year's Rockin' Eve」の司会も勤めている(ただし1999年はミレニアム特番で放送なし、(以下略)

今回のフレンズのエピソードの放映日は、1999年12月16日。
ですから、ここで話題になっているディック・クラークの大晦日特番はもちろん 1999年の大晦日に放送予定のものなわけですが、1999年の Dick Clark's New Year's Rockin' Eve は、「ミレニアム特番」のために、実際には放映されなかった、ということになります。

英語版ウィキペディアを見てみると、その「ミレニアム特番」というのは、ABC 2000 Today という番組のようですね。
Wikipedia 英語版: ABC 2000 Today

1999年12月31日午前5時から、翌日2000年1月1日午前4時までの、実に23時間(正確には23時間10分らしい)にもわたる特別番組だったようです。
この時の司会者は、Peter Jennings が担当したようですが、ウィキペディアの Correspondents and guests には以下の記載があります。

Dick Clark did the countdown in Times Square, as always since his Dick Clark's New Year's Rockin' Eve shows first aired in 1972, and was credited as a correspondent. Dick Clark's New Year's Rockin Eve was not aired as a result of the broadcast. Jack Ford was stationed in Times Square throughout the broadcast and did the countdown in Times Square with Clark.

つまり、「ディック・クラークは(そのミレニアム特番「ABC 2000 Today」で)、自分の番組 "Dick Clark's New Year's Rockin' Eve" が1972年に初放映されて以来の例年と同様に、タイムズ・スクエアでカウントダウンを行った。彼は特派員としてクレジットされた。
Dick Clark's New Year's Rockin Eve は、放送の結果としては放映されなかった。ジャック・フォードは放送の間中ずっとタイムズ・スクエアにいて、(ディック・)クラークと一緒に、タイムズ・スクエアでのカウントダウンを行った。」

要は、ミレニアム特番のために、毎年恒例のディックの大晦日番組はなかった(番組としては放映されなかった)けれど、タイムズ・スクエアでのカウントダウンはいつものように彼が行った、ということのようですね。
彼のカウントダウンを聞かないと年を越せない、みたいな感覚がある、ということでしょう。

この番組にジャニーンが出演するんだ!と大喜びしているけれど、実際にはその年だけ、その番組が放映されなかった、というのは、なかなか面白いなぁと思います。
この番組は、シーズン1の大晦日エピソード、フレンズ1-10 でも言及されていました。

とにかく、フレンズで大晦日、年越しの話になると、必ず話題に出てくる有名番組なので(やっぱり、同じ局の番組ですから、当然と言えば当然ですが…笑)、今回、ちょっと詳しめに語ってみました。

タイムズスクエアのカウントダウンと言うと、ただいま公開中の映画「ニューイヤーズ・イブ」(New Year's Eve)が、まさにその「NYタイムズスクエアの年越しのカウントダウン」をテーマにした作品ですよね。
映画『ニューイヤーズ・イブ』 公式サイト

子供が冬休みに突入したため、映画を見るチャンスがないのですが、今朝とりあえず近くの映画館に行って、映画パンフレットだけはゲットしてきました(笑)。
パンフには、有名な「ボール・ドロップ」や、「年越しのキス」などの話も解説されています。
この映画の監督は「プリティ・ウーマン」も監督したゲイリー・マーシャル。
それはもう超豪華キャストが集結!という映画ですが、キャストを見ていて「お!」と思ったのが、「プリティ・ウーマン」でもいい味を出していた支配人役のヘクター・エリゾンドも出ている、ということ。彼はマーシャル作品には欠かせない俳優さんのようです。
パンフによると、この映画は、2010年12月31日(ということは1年前の大晦日!)にタイムズスクエアで撮影されたそうです。
フレンズでは、これまで何度も大晦日・年越しのエピソードがありましたが、その大晦日のカウントダウン自体はちらっとテレビに映る程度だったので、この映画を見ればその「本物」が見られるんだなぁ、と思うと、わくわくしちゃいますね。

次回の解説「その3」では、シーズン1のフレンズ1-10 のセリフなどもいくつか引用しながら、もう少しカウントダウンの話の続きをしたいと思っています。


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posted by Rach at 15:39| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

クリスマスってそういうものでしょ フレンズ6-10その1

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シーズン6 第10話
The One With The Routine (夢のカウントダウン・パーティー)
原題は「ルーティーン(お決まりの演技[ダンス])の話」


Merry Christmas, you guys!
今日はクリスマスですね。
何ともタイムリーなことに、今回のエピソード、フレンズ6-10 は、クリスマスと大晦日(おおみそか)にまつわるお話になっています。


[Scene: Monica and Chandler's apartment, everyone except Ross is decorating the tree.]
モニカとチャンドラーのアパートメント。ロス以外のみんながツリーを飾り付けている。
チャンドラー: Let me ask you, why is everybody using these tiny lights nowadays? I remember when people used to use big lights. (俺に質問させて。どうして近頃はみんなこんな小さなライトを使ってるんだ? 大きなライトを使ってた頃を俺は覚えてるのに。)
レイチェル: That's a good story, Grandpa. (それって良い話ね、おじいちゃん。)
(Ross enters)
ロスが入ってくる。
ロス: Hey. (やあ。)
みんな: Hey. (はーい。)
ロス: Wow. Monica's letting other people help decorate her tree? Did someone get her drunk again, or...? (わあ。モニカが他の人に自分のツリーの飾り付けを手伝わせてるの? 誰かがまたモニカを酔わせたのかな、それとも…?)
モニカ: Having a perfectly decorated tree is not what Christmas is about. It's about being with the people that you love. (完璧に飾り付けされたツリーがあることがクリスマスじゃないでしょ。愛する人と一緒にいることがクリスマスなのよ。)
フィービー: That is nice. And we're done. Ta-da! (それって素敵ね。で、(飾り付けが)できたわよ。ジャジャーン!)
(Her side of the tree looks a complete mess)
ツリーのフィービーの側(フィービーが飾り付けた方)は、全くめちゃくちゃに見える。
チャンドラー: I dunno what it is, it just doesn't quite feel like Christmas to me. (それが何なのかよくわからないけど、ただ、俺にはクリスマスって感じがあんまりしないな。)
モニカ: Oh, here. (あぁ、じゃあこっちは。)
(She turns the tree around so that her side, which is perfectly decorated, is showing)
モニカはツリーを回転させる、すると、モニカの側、そちらは完璧に飾り付けされている、が見える。
チャンドラー: See, now it feels like Christmas. (ほらね、これでクリスマスって感じだ。)

モニカの部屋では、クリスマスツリーをみんなで飾り付けている最中。
チャンドラーがみんなに質問していますが、その内容は、「最近のツリーの電飾ライトはどうしてこんなに小さいんだ。昔はもっとでっかいライトを使ってたもんだったのに…」みたいなことですね。
それに対してレイチェルが、「素敵な話ね、おじいちゃん」みたいに言っています。

Why is everybody doing... nowadays? I remember when people used to do... 「どうして近頃はみんな…してるんだ? 人が…してたもんだった頃を俺は覚えてるぞ(昔はみんな…してたもんだったのに)」みたいな言い回しが、口を開けば「昔は、あの頃は良かった」ばかり言っているおじいさんのセリフのように聞こえたからですね。
「素敵な話ね」と一瞬賛同するかのように言っておいて、呼び掛け後に Grandpa を用いることで、「なに年寄りくさいこと言ってるのよ」みたいにからかっているということです。

部屋に入ってきたロスは、モニカ以外の人もツリーの飾り付けをしているのを見て驚いています。
ロスが言っているように、「モニカが他の人にツリーの飾り付けを手伝わせている」という事実にびっくりしているわけですね。
何もかも全部を一人で仕切るのが好きで、自分のやり方を他人に邪魔されるのを嫌うモニカだから、ツリーも自分一人で飾り付けしたいはずなのに、今年は一体どうしたんだ?みたいな気持ちですね。
誰かがモニカを酔わせて、正常な判断力を失わせたのか?みたいなことまで言っています。

兄のそういう発言に、モニカは「クリスマスとは、クリスマスの意味」について語ります。
Having a perfectly decorated tree is not what Christmas is about. の前半の部分は、「完ぺきに飾り付けされたツリーを持つこと」みたいな感じでしょうか。
そのニュアンスは、「きれいに飾られたツリーが(部屋に)あること」みたいな感じだと思います。
後半の is not what Christmas is about. というのは、ドラマや映画のセリフによく登場する、That's what this is all about. 「これはそういうことだったのね」と同じニュアンスですね。
all about は文字通り「…に関するすべて」という意味。
「ガイド」さんが様々な情報を詳しく説明してくれる All About (オールアバウト)という生活情報サイトもありますから、all about という言葉のニュアンスは何となくわかる方も多いかと思います。
過去記事、単語はわかるのに文の意味がわからない で、That's what this is all about. の文法的構造について解説していますので、そちらも併せてご覧いただけると幸いです。

今回のセリフ、Having a perfectly decorated tree is not what Christmas is about. の構造をシンプルにすると、A is not what Christmas is about. ということで、Christmas is about B. 「クリスマスは(クリスマスとは) B に関することである」という文章の B が what になって前に出た形になります。
「クリスマスとは B に関することである」の B というのは、「クリスマスとはなんぞや?」という疑問に対する答えの部分にあたります。クリスマスの本質を説明している部分と言えば良いでしょうか?
つまり、A is not what Christmas is about. は、「A はクリスマスの本質ではない、クリスマスって A みたいなことじゃない」と言っていることになります。

そうやって、not の否定文を使った後、It's about... 「クリスマスっていうのは、…に関することである」とその本質を説明するセリフが続いています。
自分が愛する人々と一緒にいること、それがクリスマスの本質でしょ? クリスマスの意味、意義でしょ?みたいな感覚ですね。
物質的に満たされることじゃなくて、精神的に満たされることがクリスマスの本質なのよ、というようなセリフになります。

飾り付けを手伝っていたフィービーは、できた! 完成!と言って、Ta-da! (発音は、タ・ダー!)と言っていますね。
日本語で言う「ジャジャーン!」のニュアンスで、何かを自慢げに誇らしげに人に披露する時の擬音語です。
そうやって、Ta-da! と見せたツリーですが、フィービーが飾り付けした方は、何だか雑然としており、あまり美しいとは言えません。
チャンドラーのセリフ、I dunno what it is, it just doesn't quite feel like... は、「何が原因でそう感じるのかわからないけど、とにかくただ…って感じがあんまりしないんだ」みたいなニュアンスでしょう。
それを聞いたモニカは、「じゃあ、これはどうかしら?」というように、自分の飾り付けた側が見えるようにツリーを回転させます。
さすがはモニカ、そちら側はきれいにデコレートしてあるので、それを見たチャンドラーは、「今これでクリスマスって感じがするな」と言っていますね。
「きれいなツリーを置くことがクリスマスなんじゃなくて、愛する人といることがクリスマスなのよ」と美しいことを言いながら、フィービーたちに飾り付けを手伝わせていたわけですが、結果がこうなることを見越して、わざと飾り付けの担当エリアを厳密に分けていたのでは?と思わせる、モニカの予想通りの結果となったわけですね。

ちなみに、今回のエピソードのもう少し後の記事での説明に使うつもりにしている「クリスマスにまつわるある作品」をDVDで見ました。
その作品中のセリフが上で説明したセリフとよく似ていたので、先に少しここで紹介しておきます(今日はクリスマス、ということでタイムリーでもありますし)。

その作品とは、「スヌーピーのメリークリスマス」(原題:A Charlie Brown Christmas)。
1965年の作品です。
Wikipedia 英語版: A Charlie Brown Christmas

Amazon ではこちら(↓)
スヌーピーのメリークリスマス 特別版 [DVD]
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この作品は、アマゾンの「商品の説明、内容紹介」にあるように、
それでもチャーリー・ブラウンは、仲間たちの力を借りて、クリスマスの本当の意味を見つけ出していくのでした。
というお話。
そういう「クリスマスの本当の意味」というセリフが何度も作品中に登場するのですが、そのセリフは以下のような感じになっていました。

チャーリー・ブラウン: I guess I really don't know what Christmas is all about. Isn't there anyone who knows what Christmas is all about? (クリスマスって何なのか、本当にわからなくなったよ。クリスマスって何なのか(どういうことなのか)知ってる人は誰かいる?)
ライナス: Sure, Charlie Brown. I can tell you what Christmas is all about. (もちろんさ、チャーリー・ブラウン。クリスマスが何なのかを僕が君に教えてあげられるよ。)
ライナスがひとしきり、あることを語った後で、
ライナス: That's what Christmas is all about, Charlie Brown. (今のがクリスマスが何かってことなんだよ(クリスマスの意味なんだよ)、チャーリー・ブラウン。)

作品説明にあるように、「クリスマスの本当の意味」がこの作品のテーマなわけですが、その英語表現は、上のセリフで繰り返し使われている、what Christmas is all about なのですね。
もちろん、「クリスマスの本当の意味」を、文字通り、The True Meaning of Christmas と表現することは可能ですし、実際、同じDVDに収録されている「スヌーピーとチャーリー・ブラウンのクリスマス・ストーリー」(原題:It's Christmastime Again, Charlie Brown)(1992年)では、まさにその The True Meaning of Christmas というフレーズも登場するのですが、上のセリフのように、all about を使っても同じような意味を表現できるということです。

今回のフレンズのセリフでも、モニカが、"... is not what Christmas is about." と言っていましたし、また終わり近くのシーンでも、別の人が、"This is not what Christmas is about." というセリフを言います。
all のありなしは多少違いますが、どちらも、what Christmas is (all) about という言い回しが繰り返し使われているのが興味深いなと思います。
「それがクリスマスだ、クリスマスの意味だ、クリスマスってそういうものだ」というニュアンスで、what Christmas is (all) about というフレーズを自然に使えるようになると、what something is all about というバリエーションでさまざまなことが表現できるようにもなると思います。
難しい単語を覚えることよりもむしろ、こういう what something is all about みたいな言い回しを自然に使えることの方が、言葉は豊かになる気がしますね。
いかつい言葉でガチガチの言葉を組み上げるのではなく、優しい単語を紡いで、滑(なめ)らかで柔(やわ)らかな表現を生み出すことの方が、気持ちを伝える言葉としては美しく、素敵だなと思えます。

...So, now you know what Christmas is all about, you guys?
Yes, like Monica says above, being with the people that you love, that's what Christmas is all about.
And I guess it's also about feeling the bonding, I mean '絆', especially this year.
I hope you deepen the bonds with the people you love at Christmas. ;-)


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posted by Rach at 06:41| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

してはいけなかったのにしてしまった フレンズ6-9その6

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モニカの両親はチャンドラーを毛嫌いしているのですが、それは、ロスが大学生の頃、自室でマリファナを吸っていたことが親にばれそうになった時、吸っていたのは自分ではなくチャンドラーだ、と嘘をついたことがきっかけだったことがロスの口から明らかになります。
自分でその事実を両親に告げようとしない兄ロスに怒ったモニカは、そのことを両親にばらします。
怒りのモニカはその他にも秘密の暴露を始め…
モニカ: And Dad, y'know that mailman that you got fired? He didn't steal your Playboys! Ross did! (それにね、パパ、パパが解雇したあの(郵便)配達人を覚えてるでしょ。彼はプレイボーイを盗んでないわ! ロスが盗んだのよ!)
[The Gellers stare at Ross. Ross looks at his parents with an afraid, shocked look.]
ゲラー夫妻(ロスの両親)はロスをじっと見つめる。ロスは恐れとショックの表情で両親を見る。
ロス: Yeah, well, Hurricane Gloria didn't break the porch swing. Monica did! (そうさ、それに、ハリケーン・グロリアがポーチのブランコを壊したんじゃないよ。モニカが壊したんだ!)
[The Gellers glare at Monica.]
ゲラー夫妻はモニカをにらむ。
[Joey, Phoebe, and Rachel are sitting at the table, looking at the Geller siblings like they're weirdos.]
ジョーイ、フィービー、レイチェルはテーブルの前に座っていて、ゲラー兄妹がまるで変人であるかのように見ている。
モニカ: Ross hasn't worked at the museum for a year! (ロスは1年間、あの博物館で働いてないのよ!)
[The Gellers glare at Ross.]
ゲラー夫妻はロスをにらみつける。
ロス: Monica and Chandler are living together! (モニカとチャンドラーは一緒に住んでる!)
[The Gellers glare at Monica, shocked]
ゲラー夫妻はショックを受けた表情でモニカをにらむ。
[Monica and Chandler both are shocked. Ross gives Monica a "take that!" look.]
モニカとチャンドラーは二人ともショックを受けている。ロスはモニカに「これでどうだ!」という顔をする。
モニカ: Ross married Rachel in Vegas! And got divorced! Again!!!! (ロスはベガスでレイチェルと結婚したのよ! そして離婚したの。またもやね!)
[The Gellers glare at Ross.]
ゲラー夫妻はロスをにらむ。
フィービー: (joining in) I love Jacques Cousteau! ([話に加わって] 私はジャック・クストーが大好き!)
レイチェル: (reading the recipe magazine, finally figuring out that...) I wasn't supposed to put beef in the trifle! ([レシピ雑誌を読んでいて、とうとう気づいて…] 私はトライフルに牛肉を入れちゃいけなかったのに(入れちゃった)!)
ジョーイ: (pounding the table) I wanna gooooooo! ([机をドンドン叩きながら] 俺は出かけたいんだー!)
ミセス・ゲラー(ゲラーママ): (rubbing her temples) That's a lot of information to get in 30 seconds. ([こめかみをこすりながら] 今のは、30秒で得るには多すぎる情報だわ。)

学生時代のマリファナの話以外にも、両親が知らなかったロスの悪事をモニカはここぞとばかりにバラしています。
プレイボーイ誌の話をしていますが、パパがプレイボーイ誌を盗んだとして解雇したメイルマンがいたようですが、実は盗んだのは彼じゃなくてロスだったのよ!とモニカは言っています。
いろいろなことを両親に告げ口されて、ロスも負けじとモニカの秘密をバラしています。
swing は動詞で「揺れる」ですが、名詞では「ブランコ」の意味があります。(ちなみに、slide (スライド)は「すべり台」)
玄関ポーチにぶら下がっているブランコを porch swing というようです。
A didn't do.... B did! 「A は…してない。B が…した! (…したのは A じゃなくて B だ!」というモニカと同じ言い回しを使って、ロスも対抗しているのが面白いですね。

Hurricane Gloria は台風についている名前で、アメリカではこのように台風には女性の名前がつくんでしたね。
甚大な被害をもたらした2005年のハリケーン・カトリーナ(Hurricane Katrina)はニュースで何度も登場しましたので、その名前をご記憶の方も多いでしょう。
ブランコが壊れたのを台風のせいにしてたけど、あれは、子供の頃非常に太っていたモニカが乗って壊したものだったんだ、という告白ですね。

モニカは「継続を表す現在完了形」を使って、「ロスはもう1年間、あの博物館で働いていない」みたいなことを言っています。
イギリス人エミリーとの結婚が破局して情緒不安定だったロスは、自分のランチのサンドイッチを食べた上司を怒鳴りつけてしまい、休職を命じられていたんでしたね。
フレンズ5-10その1 でロス自身は以下のように語っていました。
ロス: Hey, I am not unemployed. I'm on sabbatical. (おい、僕は失業してるんじゃない。僕は有給休暇[研究休暇]中なんだ。)
このように主張していたことからも、少なくとも解雇されたわけではないようですね。
ですからモニカも He got fired 「クビになった」みたいには言わず、「1年ほど勤務してない」みたいに表現しているわけでしょう。

ロスはそれに対する仕返しとして、モニカとチャンドラーが一緒に住んでいること、二人が同棲していることを両親に告げます。
ト書きの、Ross gives Monica a "take that!" look. がなかなか面白いですね。
Take that! というのは直訳すると、「それを取れ!今のを受け取れ!」みたいな感じでしょう。
わかりやすい日本語で言うと、「これでもくらえ! これでどうだ!」みたいなニュアンスになります。
モニカが両親に隠していたチャンドラーと同棲しているという秘密を、僕が暴露してやったぞ、ざまあ見ろ、みたいな気持ちですね。

恋愛がらみの話を暴露されたので、モニカもロスの異性関係の秘密をバラします。
ロスがベガスでレイチェルと結婚したこと、さらには離婚したことまで告白していますね。最後の Again! を憎々しげに付け加えていますが、ロスはキャロル、エミリーに続いて、これが3度目の離婚になるために、「また離婚したのよ、3度目の離婚をしたの!」と、「また離婚した」ことを必要以上に強調しているわけですね。
そのことで両親がショックを受けるのをわかって、わざとその部分を強調しているわけです。

ロスとモニカの兄妹喧嘩を、クレイジーなものでも見るような顔で傍観していたフレンズたちですが、二人が叫んで盛り上がってきたのを見て、自分たちも参加したくなったようです(笑)。
まずフィービーが、ゲラー兄妹と同じように叫んで、「ジャック・クストーを愛してる!」と言っていますね。
ブログの解説ではその顛末を割愛してしまいましたが、最初は、ジャック・ゲラー(ゲラーパパ)の夢を見て以来、ジャックに夢中だったフィービーが、また別の夢の中で今度はジャック・クストーに救われて彼に惚れてしまう、という話が今回のプロットの1つになっています。
何ゆえ唐突にジャック・クストー?というところですが、多分、ただの「ジャック繋がり」だけだったのでしょうね(笑)。

ジャック・クストーというのはフランスの海洋学者。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ジャック=イヴ・クストー
Wikipedia 英語版: Jacques Cousteau
上の英語版ウィキペディアでは、In popular culture の項目に、今回のフレンズのエピソードで彼の名前が言及されたことが書いてあります。

自分が参考にしたレシピ本を読んでいたレイチェルは、自分が2つの料理のレシピを混ぜてトライフルを作ってしまったことについに気づきます。
be supposed to は「…することになっている、…するはずである」なので、その過去形を否定文にした I wasn't supposed to... は「…しないはずだった(のに…してしまった)、…してはいけなかった(のに…してしまった)」というニュアンスになります。

ジョーイは興奮気味にテーブルをドンドン叩いて、I wanna go! と叫んでいますね。
ルームメイトのジャニーンが誘ってくれたダンサーたちの感謝祭パーティーに行きたいのに、レイチェルのデザート失敗に続いて、ゲラー兄妹の兄弟喧嘩に巻き込まれてしまい、なかなかこの部屋を出られないことを嘆いているセリフです。

みんなが思い思いに自分の気持ちを述べた後(笑)、ゲラーママは、頭がクラクラする、とでも言うように、こめかみをこすっています。(ジョーイが信じがたいほどおバカなことを言った後に、チャンドラーがよくこのしぐさをしますね。)
テンプルと言うと、「寺」の temple を思い出す方が多いでしょうが、額の両端にある「こめかみ」も temple という綴りになります。

That's a lot of information to get in 30 seconds. を直訳すると、「今の(話)は、30秒でゲットする多くの情報である」という感覚でしょうか。
ニュアンスとしては、That's too much information to get in 30 seconds. 「今のは、30秒で得るには多すぎる情報である」のような too... to 〜 構文に近い感覚だと思います。


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posted by Rach at 17:11| Comment(6) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

少しでも慰めになるとしたら フレンズ6-9その5

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フレンズたちは、レイチェルが間違って牛肉を入れてしまったデザートを食べています。
「マズい」ということは言わないようにしているものの、別の場所で食べると言って次々と席を立つみんなを見て、レイチェルは自分の作ったデザートに問題があると気づき始めたようで…
レイチェル: Okay, now what was that all about? Is it, does it not taste good? Let me try it. (いいわ、今のは一体何なの? そのデザートがおいしくないの? ちょっと私にも試させて。)
[Rachel reaches for Ross's plate]
レイチェルは、ロスの皿に手を伸ばす。
ロス: Wha? No no! Ah! (Ross scarfs all of his trifle down in about a second. He looks like he's going to throw up.) (Lying) All gone! So good! Maybe Chandler has some left. (何? だめだめ! あー! [ロスは約1秒で、自分のトライフルをがつがつ食べてしまう。ロスは吐きそうになっている] [嘘をついて] 全部なくなったよ! すごくおいしい! 多分、チャンドラーがまだいくらか残してるんじゃないかな。)
[Rachel leaves to the balcony.]
レイチェルは(チャンドラーがいる)バルコニーに向かう。
ロス: It tastes like feet! (足みたいな味がする!)
ジョーイ: I like it! (俺は好きだよ!)
ロス: Are you kidding? (冗談だろ?)
ジョーイ: What's not to like? Custard? Good. Jam? Good. Meat? Gooooood. (好きじゃないものって何? カスタードは? グッド。ジャムは? グッド。肉は? グーッド!)
[Rachel and Chandler re-emerge from the balcony.]
レイチェルとチャンドラーがバルコニーから再び現れる。
レイチェル: ...So a bird just grabbed it, and then... and then tried to fly away with it and, and then just dropped it on the street? (それで、一羽の鳥がそれをつかんで、それから… それから、それを持って飛び去ろうとして、そして通りにそれを落としちゃったの?)
[Chandler makes a fake "I know I couldn't believe it either" gesture.]
チャンドラーは、「俺もそんなこと信じられなかったけど」というニセのジェスチャーをする。
チャンドラー: (lying) Yes, but if it's any consolation, before the bird dropped it, he seemed to enjoy it. ([嘘をついて] そうだよ、でも、もし少しでも慰めになるとしたら、鳥がそれを落とす前、その鳥はトライフルを楽しんでるように見えたよ。)

レイチェルが作ったデザート(トライフル)の皿を持って、みんなが次々と席を立つのを見て、レイチェルは、「私にも試食させて、私にも試しに食べさせて」と言って、ロスの皿のトライフルを味見しようとします。
ト書きの scarf はいわゆる「スカーフ、襟巻き」と同じ綴りですが、ここでの動詞の scarf は「…をガツガツ食べる」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
scarf also scarf down/up [verb, transitive] (informal) : to eat something very quickly
つまり、「何かを非常に素早く食べること」。

チャンドラーのところにはまだ残りがあるかも、と言われたので、レイチェルはチャンドラーのいるバルコニーへと向かいます。
レイチェルが去った後、ロスは「足みたいな味だ」と何ともひどい形容をしていますが(笑)、平然とした顔でむしゃむしゃトライフルを食べていたジョーイは、I like it! と言っています。

驚くロスに、「好きじゃないものって何?」と言いながら、トライフルの中身を一つずつ、これはどう?あれはどう?と挙げていき、全部に、Good? と返事しているのがなんともジョーイらしくて面白いですね。
デザートと牛肉料理が混ざったために、何とも妙な味になってしまっているのに、個々の素材が俺の好きなものばっかりなんだから、俺が気に入らないはずはないだろ、みたいな理由なわけです。

その後、レイチェルとチャンドラーがバルコニーから部屋の中に入ってきます。
レイチェルは、チャンドラーと話しながら入ってきたのですが、そのレイチェルのセリフを聞いていると、チャンドラーが「鳥がトライフルを奪っていったんだ」みたいな話をしたことがわかります。
So a bird just grabbed it と言った直後に、観客の笑い声(ラフトラック)が入っていますね。
チャンドラーが自分がトライフルを食べなかった理由の言い訳に鳥の作り話をした、ということが観客にもその時点でわかったので、そこでみんな笑っているということです。
英語のセリフで聞いていて、同じ位置で笑えたら「いい感じ」かなと思います。

「鳥がつかんで…」と言うので、そのまま鳥がつかんで持ち去った、のかと思いきや、その後、まだ話の続きがあって、「つかんで、そのまま飛び去ろうとしたら、鳥はトライフルを通りに落としてしまった」という結末になっています。
つまり、チャンドラーは、それ以上食べたくなかったトライフルの残りを、バルコニーから下の通りに投げ落としたようですが、それをレイチェルに見つかったため、「鳥が持ち去ろうとして、誤って下に落とした」ということにしたのがわかります。
とっさの言い訳にしては、なかなか話がよくできていますね(笑)。

それを、チャンドラー自身の口から語らせずに、「じゃあ、これこれこういうことなわけね?」とレイチェルがその状況を繰り返すのをセリフとして聞かせるのが、笑いとしてはさらに効果的な気がします。

チャンドラーらしい作り話も楽しいですが、その後の妙なフォローもチャンドラーらしくて面白いですね。
consolation は「慰め」「慰めとなるもの」なので、if it's any consolation (to...) は、「(…にとって)少しでも慰め・気休めになるなら」。

LAAD では、
consolation [noun] : someone or something that makes you feel better when you are sad or disappointed
例) If it's any consolation, you played better than you did last time.

つまり、「人が悲しんでいる、または失望している時に、その人の気分がより良くなるようにする人または物」。
例文は、「少しでも気休めになるのなら、君は前回よりも、うまくプレーしていたよ」。

つまり、チャンドラーのセリフは、「せっかくのデザートなのに、鳥が奪って通りに落としちゃったのは何とも残念だけど、落とす前に鳥はそれをおいしそうに食べてたよ。それを聞いて君の気が少しでも休まるといいんだけどね」みたいなことですね。


(Rach からのお知らせ)
前回の記事、フレンズ6-9その4 に追記しました。
"Can't blame a guy for trying." というセリフの解釈についての追加説明になりますので、興味のある方は併せてご覧下さい。


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posted by Rach at 16:49| Comment(4) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月13日

アローン・アローン フレンズ6-9その4

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今年の感謝祭のデザートはレイチェルが作ることになったのですが、レシピ本のページがくっついていたために、別のビーフ料理が混ざったデザートを作ってしまいます。
それを知ったロスとジョーイは、レイチェルが笑い者にならないよう、おいしそうなふりをして食べてくれと他のみんなに頼むことにします。
ジョーイがみんなに頼んでいるのをレイチェルに聞かれないように、ロスはレイチェルを廊下に連れ出します。
レイチェル: What's up, Ross? (どうしたの、ロス?)
ロス: So um... Thanksgiving. The holiday season is upon us, hm? (それであの…感謝祭だね。ホリデー・シーズンがやってきたね。)
レイチェル: Yeah! (そうね!)
ロス: And um... You look nice today. (それでその…今日、君は素敵だよ。)
レイチェル: Oh, no. No, Ross, don't do this. (あぁ、だめよ、ロス。こんなことしないで。)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I just, I don't think us getting back together is a good idea. (私はただ、私たちがよりを戻すのはいい考えじゃないと思うの。)
ロス: (shocked) Eh? ([ショックを受けて] え?)
レイチェル: I thought this might happen today. Ross, I know the holidays can be rough... y'know? And it's probably really hard for you to be alone right now. (こういうことが今日起こるかもしれないって思ってたのよ、ロス。ホリデーがつらいってわかるもの、でしょ? そして、多分、あなたにとっては、ちょうど今ひとりでいることが本当につらいんでしょうね。)
ロス: (cutting her off) You're alone. ([レイチェルの話を遮(さえぎ)って] 君もひとりだろ。)
レイチェル: No, I, I live with Phoebe. I mean, you're [pity-tone] alone-alone. And I just, it's just not the time for us. I'm sorry. (いいえ、私はフィービーと住んでるもの。ほら、あなたは [憐(あわ)れみの口調で] ほんとにひとりぼっちだもの。私たちにとってその時じゃないと思うの。ごめんなさい。)
ロス: (just trying to get out of the conversation) Oh, well. Can't blame a guy for trying. ([その会話から抜け出そうとして] まぁ、いいや。人が何かにトライするのを非難はできないだろ[トライしてみるのも悪いことじゃないだろ]。)

廊下でレイチェルをしばらく引き留めておかないといけないロスは、話題が見つからないので、「ホリデーシーズンがやってきたね」とか「今日の君はきれいだね」とか、適当なことを言っています。
何を話していいかわからない、みたいな様子のロスを見て、レイチェルは誤解してしまったようです。
「こんなことしないで」と言われたロスは何のことかわからず、What? と聞き返すのですが、その後のセリフで、レイチェルがロスの様子をどう誤解したのかがわかりますね。

I don't think us getting back together is a good idea. の us getting back together は、us が getting という動名詞の主語に当たります。
フレンズでこれまで何度も出てきたように、動名詞の主語は、セリフのような口語では、所有格(our)ではなく、目的格(us)が使われることが多いですよね。
I don't think A is a good idea. は、「私は…とは思わない」という否定語句 not が先に来る形になっています。
英語ではこのように、not のような否定語句はできるだけ早めに示しておく、という傾向があります。
このレイチェルの発言から、ロスが復縁を迫っている(笑)とレイチェルが誤解したことがわかりますね。

I thought this might happen today. は、「私は今日、このことが起こるかもしれないと思っていた」。
rough は「つらい、苦しい」で、the holidays can be rough は「ホリデーはつらいものにもなり得る」という感覚でしょう。
つまり、どうして「今日」こういうことが起こりそうと思っていたかと言うと、今日の感謝祭のような特別な日には、普段よりもより人恋しくなって、元の恋人とよりを戻したいと思ったりするかもしれないと思ってた、みたいなことですね。
さらに追い打ちをかけるように、really hard for you 「あなたにとっては本当につらい」こととして、to be alone 「ひとりでいること、ひとりぼっちでいること」と言っています。

ト書きの cut off は「人の話・発言を遮る(さえぎる)」。
「ひとりぼっちのあなたには、ホリデーシーズンはさぞ堪える(こたえる)でしょうねぇ」みたいに言われたので、「僕のことを alone だと言うレイチェルだって、彼氏がいないから alone じゃないか!」とロスは指摘します。

レイチェルはそれを軽く否定して、「私はフィービーと一緒に住んでるもの」と返しています。
つまり、今は彼氏はいないけれど、一緒に住んでる同居人はいる、ということですね。
そう言った後、同情するかのような憐れみの感じられるトーンで、「あなたは alone-alone だもの」と言っています。
alone-alone のニュアンスは、全く・完全に・本当に alone みたいな感覚ですね。
私の場合は alone と言っても、「同居人がいる」 alone だけど、ロスの場合は、
正真正銘の alone、「一人で住んでるし、彼女もいない」 alone だと言いたいわけです。
「まさに alone と表現できる alone」みたいなニュアンスでしょう。
逆に、同居人がいるレイチェルの場合は、I'm not alone-alone. 「alone って断言できるほど、alone でもない、”ひとりぼっち”って言うほどひとりぼっちでもない」みたいな感じになると自分では言いたいのでしょうね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、alone の語義が以下のように説明されています。
alone :
1. NO OTHER PEOPLE without any other people
2. NO FRIENDS without any friends or people who you know, and feeling nervous or unhappy

つまり、1. は「他の人が誰もいない状態で」、2. は「友達、または知り合いが誰もいない状態で、神経質で不幸せな気持ちであること」。

1. は物理的に人が近くにいない、という感覚で、2. は精神的に人がそばにいない、という感覚になるでしょうか。
レイチェル的には、自分には同居人がいるから、たとえ今、ステディな恋人がいないとしても、上の 1. の語義には自分は該当しない、と言いたいわけですね。
お互いに今は恋人がいないけど、私は同居人がいるから、あなたほど寂しくない、人恋しくないのよ、みたいに、少し勝ち誇ったような優越感を味わっているようなセリフになるでしょう。

元カノにそんなことを言われ、ムッとしたらしいロスは、とりあえず時間稼ぎはできた、とばかりに、あっさりと話を終えます。
Can't blame a guy for trying. を直訳すると、「ある人間がトライするのを責める・非難することはできない」。
例え、ダメ元であったとしても、人が何かにトライしようとすることは悪いことではない、みたいな意味になるでしょう。
ロスはただ時間稼ぎをしたかっただけなのに、よりを戻したがっているとレイチェルに誤解されてしまったわけですが、あえてその誤解を解くことはせずに、それが会話の目的だったことにして、「まぁ、よりを戻せるかどうかトライしてみるのも悪いことじゃないだろ、結果はダメだったけどトライしたこと自体は悪いことじゃないもんね」と言ってみせて、無難に会話を終わらせようとしている、ということになるでしょう。
勝手に「よりを戻したがっている」と誤解され、さらには「私はまだいいけれど、恋人もいない、同居人もいないあなたにとっては、この季節は寂しいでしょうねぇ」みたいに同情され、踏んだり蹴ったりのロスがなんだかかわいそうですね。

(2011.12.16 追記)
上で説明した、Can't blame a guy for trying. というセリフの解釈について、Twitter 上でご意見を頂戴しました。
このセリフは少々ダブルミーニングになっていて、trying 以下は、"trying to keep her there" 「レイチェルをそこにとどまらせるようトライする」ことも同時に示唆しているのではないか、というご意見だったのですが、私もそれが正しいように今は思います。

このセリフそのものは、レイチェルに対して言っているセリフなので、レイチェルに対しては、上に書いたような「よりを戻せるかどうかトライしてみるのも悪いことじゃないだろ」という意味に聞こえることを想定して、ロスは言っているのだと思いますが、ロスの本心としては、「それほど長時間レイチェルを廊下でキープできたわけでもないけれど、彼女を部屋から連れ出して廊下で時間稼ぎするという任務をとりあえずは頑張ってみた、トライしてみた、だからジョーイも僕を非難したりはしないよね」という意味で、このセリフを言った気がします。
レイチェルに一方的に失礼なことを言われたので、それ以上、間(ま)が持たなくなって、会話を切り上げて中に入ろうとしたわけですが、その前に自分に対する言い訳みたいな感じで、「結果は上々とは言えないながらも、自分の仕事はとりあえず済んだことを自分に対して言い聞かせている」ようなニュアンスが感じられるように思います。
あえて trying でセリフを終えているために、レイチェルは自分が想像している意味で受け取るし、ロスは自分の意図をレイチェルに気づかれることなくそう言える、というダブルミーニングになりうるわけでしょうね。
(追記はここまで)


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posted by Rach at 15:10| Comment(2) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

着替え中に入ってくる人 フレンズ6-9その3

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[Phoebe walks from the living room to the kitchen and talks quietly to Rachel.]
フィービーはリビングからキッチンに歩いてきて、レイチェルに静かに語りかける。
フィービー: Rach, Rach, I just remembered. I had a dream about Mr. Geller last night. (レイチェル、レイチェル、ちょっと思い出したの。昨日の晩、ゲラー氏(ゲラーパパ)の夢を見たのよ。)
レイチェル: Really? (ほんとに?)
フィービー: Yeah, I dreamt that he saved me from a burning building and he was so brave and so strong! And it's making me look at him totally differently. Y'know, I mean, he used to be just, y'know "Jack Geller, Monica and Ross' dad. "And now he's, he's "Jack Geller, dream hunk." (ええ、彼が私を燃えるビルから助け出すって夢を見たの。彼はとっても勇敢でとっても強かったのよ! そのことで、彼を全く違った目で見るようになってるの。ほら、つまり、以前はただ、ほら、「ジャック・ゲラー、モニカとロスのパパ」だったけど、今や彼は、「ジャック・ゲラー、夢のたくましくていい男」。)
[We see a shot of Jack stuffing his face with food. Some dream hunk!]
視聴者は顔を食べ物でいっぱいにした[顔に食べ物を詰め込んだ]ジャックのショットを見る。全く、大した「夢のたくましくていい男」だ!
レイチェル: I dunno. Y'know, to me, he'll always be "Jack Geller, walks in while you're changing." (どうかしらねぇ。ほら、私にとっては、ゲラーパパはいつも、「ジャック・ゲラー、着替え中に入ってくる人」だけど。)

感謝祭のデザートを作っているレイチェルのところにフィービーがやってきて、「昨夜、ゲラーパパ(ロスとモニカのパパ)の夢を見たの」と話しかけます。
驚くレイチェルに、フィービーはその夢の内容を語ります。
「燃えさかるビルから私を助け出してくれたの。彼はとっても勇敢で強かったのよ!」と、ゲラーパパがヒーローになったかようなお話ですね。

It's making me look at him totally differently. の make は使役動詞。
夢の中のそういう彼の行為、もしくはそういう夢を見たことが、「私を look at him totally differently にさせている」という感覚になります。
「全く違うように彼を見る」ようにさせた、ということはつまり、彼を見る目が全く変わってしまった、それまでとは全く違う感じで彼を見るようになった、ということですね。

used to 「以前は…だった」、now 「今は…」という表現を使って、夢を見る前と後とで、どのように見る目が違ったかということをフィービーは説明します。
以前の状態は、「ジャック・ゲラー、モニカとロスのパパ」という、なんとも「そのまんま」な説明なわけですが(笑)、夢で助けられた後の彼は「ジャック・ゲラー、dream hunk 」だと言っています。

hunk は「りっぱな体格の男、たくましい男」、さらには「セクシーでいかす男、いい男」という意味もあります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hunk : (informal) a sexually attractive man with a big strong body
つまり、「(インフォーマル) 大きくて強い体の、性的に魅力的な男」。

ロングマンの語義にもあるように、「性的に魅力的」、つまり、「異性として魅力的に感じられる」という感覚なのですね。
dream は「夢の中に出てきた」というよりも、「夢の(男)」という感じ、つまり、「夢のように素晴らしい、理想的な」という感覚になるでしょう。

ゲラーパパを dream hunk だと表現したフィービーですが、そのパパに視線をやると、パパは食べ物を口いっぱいにほおばって、口の端にクリームみたいなものまでつけて、食べ物にがっついている、という感じ。
フィービーが、dream hunk だと言ったのとは対照的な、その現実の姿とのギャップに、観客も笑っているのですね。

ト書きには、Some dream hunk! と書いてありますが、これは「全く、大した・とんだ”夢の男”ってやつだな!」みたいな皮肉なニュアンスが入っています。
元々、some には、「たいした、なかなかの」「素敵な、素晴らしい」という意味があるのですが、それをわざと皮肉っぽく使って、「全く、大した…だよ」と表現する技法があるのですね。
本音としては、「全然…ではない」と言いたいところをあえて皮肉っぽく大袈裟に褒めている感じです。

LAAD では、
some [determiner] :
4. (spoken, informal) very good, bad, impressive, or extreme
例) That was some party last night!

つまり、「(限定詞。口語、インフォーマル) とても良い、とても悪い、印象的、または極端な」。
例文は、「昨夜はなかなかのパーティーだったね!」
5. some friend/help! etc. (spoken) used, especially when you are annoyed, to mean someone or something has disappointed you by not behaving in the way you think they should
例) Some friend you are!

つまり、「特にうんざりしている時に、誰かや何かがそうすべきだと思う方法で行動しないことで人をがっかりさせたことを言うのに用いられる」。
例文は、「まったく、君はたいした友人だね!」

上の 4. の語義が文字通りの「なかなかの」という意味で、5. が皮肉っぽく使った用法だということになります。

ト書きを書いた人にもあきれられているゲラーパパですが(笑)、レイチェルも、ゲラーパパの様子を目にしながら、「どうかしらねぇ」みたいに言って、自分にとってはこんな風に見える、というさまを説明しています。

ネットスクリプトに I dunno. と書いてあったので、上ではそちらを採用しましたが、これはつまり、I don't know. ということ。
発音したまんまを文字にしたらこんな感じ、というような「発音綴り」です。

「私にとってゲラーパパはいつも…」の後、walks in while you're changing と言っています。
change は「変わる」ですが、この場合は「着替える」ですね。
主語の you は、一般の人を表す you で、それには自分自身も含まれています。
ここでの感覚は、「私たち女性が着替え中に、歩いて(その部屋に)入ってくる」という感じですが、そういう場合に we や I ではなく、you を使うことで、相手に共感させながら物事を語ることができる、という効果があるわけです。

walks in のように「現在形」が使われているのは、「そういう習慣・習性がある(人)」という感覚。
「女性が着替えてると(いつも)部屋に入ってくるのよ、女性の着替え中に部屋に入ってくるような人よ」と言っていることになります。
ちょっとうろ覚えなのですが、あだち充さんの漫画「みゆき」で、鹿島ちゃんのお父さんの「二枚刃の安次郎」さんが、よく女の子(実の娘の鹿島ちゃん含む)の着替え中に、「間違って」部屋に入ってきては「キャー」とか言われ、ドアを閉めた後に「ムフ」とか言ったりしていたような…(笑)。

レイチェルはゲラーパパに対して、悪い言葉で言うと「エロ親父」みたいなイメージを持っているということが、このセリフからわかるわけですね。


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posted by Rach at 17:33| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする