2013年05月10日

衣の人でも感情はある フレンズ7-16その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


チャンドラーとモニカは、ロンドンでの二人のなれそめをジョーイに話したのですが、その話を聞いていたフィービーがモニカに、"Tell him who you originally wanted to hook up with that night." 「あの夜、元々は誰とくっつきたいと思ってたかを彼に話しなさいよ」みたいに言ったことで、波乱の展開に…。
モニカはそのフィービーの発言を流そうとしたのですが、チャンドラーが聞き捨てならないという様子で追及してきます。
チャンドラー: Who did you originally want to hook up with? (モニカは元々は誰とくっつきたいと思ってたんだよ?)
モニカ: Okay, fine, but please don't be upset! Okay? I was really depressed, okay? And really drunk! I just wanted something stupid and meaningless. I just wanted... just sex. So, when I... went to your room that night... I was actually looking... for... Joey. (Joey smiles.) (わかった、いいわ。でもどうか怒らないで。いい? 私はほんとに落ち込んでたのよ。そしてものすごく酔ってた! 私はただ、バカで無意味なことをしたかったの。私はただ…エッチしたかったのよ。それで、私があの夜あなたの部屋に行った時…私は本当は捜してたの…ジョーイを。)
ジョーイ: Yeah, baby! (Chandler glares at him.) No, baby! (いいねぇ、ベイビー! [チャンドラーがジョーイをにらむ] だめだよ、ベイビー!)
チャンドラー: Oh, my God. You came to the room looking for Joey? Were you planning on telling me this? (なんてこった。モニカはジョーイを探してあの部屋に来たのか? このことを俺に話すつもりだったか?)
モニカ: No, because I, I didn't think it was important. (いいえ(話すつもりはなかったわ)、だって、重要なことだと思わなかったから。)
チャンドラー: Oh, it's not important? It's not important?! If it wasn't for a bridesmaid, you'd be marrying him (Points to Joey) not me! (ほぉ、重要なことじゃない? 重要じゃない? (ジョーイと一緒にいた)ブライズメイドがいなければ、モニカは(今ごろ)ジョーイと結婚する予定だったんだぞ [ジョーイを指さして] 俺じゃなくて!)
モニカ: No! Do you know how unbelievably glad I am that Joey was not there that night?! (違うわ! あの夜にジョーイがあの部屋にいなくて、私がどんなに信じられないほど嬉しいと思ってるか、あなた、わかる?)
ジョーイ: Hey! (Monica turns and looks at him) I'm a man of the cloth but I still have feelings! (おい! [モニカは振り返ってジョーイを見る] 俺は、衣(ころも)の人[聖職者]だけど、それでもまだ感情は持ってるんだぞ!)

hook up with の hook はいわゆる「フック、ホック、(引っかけるための)鉤(かぎ)」のことで、動詞 hook は「(ものを)かぎで引っかける」、hook up with... だと「…と結合する」という意味になり、そこから、「(異性と)くっつく、いい仲になる」という意味にもなります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hook up [phrasal verb] : (slang) to start having a sexual relationship with someone
つまり、「(スラング) 誰かと性的な関係を持ち始めること」。

チャンドラーに追及されたモニカは、本当のことを話し始めます。
どうか怒らないで、と言いながら、私はすっごく落ち込んでて、すっごく酔っぱらってたから、stupid で meaningless なことがしたかったの、と言っています。
そう言った後、ダイレクトに「ただエッチしたかったの」とも言っていますね。
あの夜、チャンドラーの部屋に行った時に、実は・実際に、私が捜していたのは、ジョーイだったの、と真実を告白するモニカ。
隣で聞いていたジョーイは、「モニカは俺とエッチしたがってたの?」みたいに嬉しそうに、Yeah, baby! と言うのですが、婚約者であるチャンドラーがにらんでいるので、慌てて、「だめだよ、ベイビー」と言い直しています。

俺の部屋に来たのは、ジョーイを捜すためだったのか…と言って、チャンドラーは、「このことを俺に話すつもりにしてたか?」みたいに尋ねています。
plan on doing の形で、「〜するつもりである、〜しようと思う」という意味になりますね。
モニカは、「この件を話すつもりはなかった」と否定して、だって、重要なことだとは思わなかったから、とも言っています。

「重要なことじゃない、だって?!」みたいにチャンドラーは言って、If it wasn't for a bridesmaid, you'd be marrying him not me! と続けます。
この文章は、仮定法が使われていますね。
It it wasn't for... は「もし…がなければ」という決まり文句。
モニカが訪ねて来た時、ジョーイはブライズメイド(花嫁の付添役)と出掛けていたのでたまたま不在だったけど、あのブライズメイドがいなくてジョーイが部屋に残ってたら、という仮定ですね。
you'd be marrying him not me! は、「(もしそうなら)今頃は、俺じゃなくて、彼(ジョーイ)と結婚する予定だったろう」。
be marrying という進行形は、近い将来の予定を表す進行形で、あの時、ジョーイがいて、ジョーイと寝てたら、今ごろジョーイと婚約してることになってたろうさ、みたいに言っているわけです。

unbelievably は文字通り、「信じられないほど(に)」。
ですから、Do you know how... の文章を直訳すると、「あの夜、ジョーイがあの部屋にいなかったことを、私がどれほど信じられないほどに嬉しいと思ってるか、あなたはわかる?」と言っていることになります。
ジョーイがあそこにいなくて良かった、ジョーイと結ばれてしまわなくて良かった、って心から思ってるの、みたいに言われたので、ジョーイは怒っています。

I'm a man of the cloth but I still have feelings! について。
a man of the cloth という表現があるのですが、例えばその意味を知らないにしても、文全体を見ることで、だいたいの意味の見当をつけることはできます。
このセリフは、「俺は a man of the cloth だけど、それでもまだ感情はあるんだ・持ってるんだ」ということですから、a man of the cloth が、感情がない人、感情的ではない人、または感情を超越した、感情を押し殺すようなタイプの人間を指していることが想像できますね。
cloth は、テーブルクロスなどのクロスのことで、「布」、そこから、「(法衣としての)黒の僧服」の意味にもなり、the cloth で「聖職、牧師たち」も指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
a man of the cloth : (formal or humorous) a Christian priest or minister
つまり、「(フォーマル、またはユーモラスな表現) キリスト教の司祭または牧師」。

日本の感覚で言うと、「袈裟(けさ)の人」みたいな感じでしょうね。
俺は、結婚式を執り行える牧師の資格を取った「袈裟の人、法衣の人」である聖職者だけど、それでも感情をすべてなくしたわけじゃないんだぞ、みたいな言い方をしているわけです。
聖職者になったからって、心が傷つかないわけじゃない、今のモニカの失礼な発言は、俺の心を大きく傷つけたぞ、みたいに怒っているのです。
I'm a minister 「俺は牧師」みたいにそのまま言うのではなく、a man of the cloth とちょっともったいぶった感じで表現してみたところがこのセリフのポイントですね。
そんな風に、「俺は神に仕える身なんだぞ」みたいに言っておきながら、「ジョーイと寝なくてほんと良かった」みたいにモニカに言われたことを怒っているわけですから、聖職者であることと、怒っている内容の俗物性(笑)とのギャップが、このセリフの面白さになっている、ということですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 15:48| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

罪悪感を感じるほどには酔ってない フレンズ7-16その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


結婚式でジョーイが牧師役をしてくれるなら、抽象的な言葉じゃなくて、友達として具体的なことを話してくれればいい、とチャンドラーが言うので、ジョーイは、「じゃあ、ロンドンでの二人のなれそめを教えてよ」と尋ねます。
そして場面はロンドンのシーンにカット。ロスの結婚式の出席者に、「ロスの母親」だと間違われたことを気にして落ち込んでいるモニカを、チャンドラーは必死に慰めています。
チャンドラー: Well, look, it's been a really emotional time y'know, and you've had a lot to drink. And you've just got to let that go, okay? I mean, you were the most beautiful woman in the room tonight! (ねぇ、本当に感情的になっちゃう時間だったし、君はたくさん飲んでたし。だからそんなことは忘れないといけないんだ、だろ? 君は今夜あの部屋で一番きれいな女性だったんだから。)
モニカ: Really? (ほんとに?)
チャンドラー: You kidding? You're the most beautiful woman in most rooms-- (She jumps up and kisses him.) (Breaking the kiss.) Whoa! Whoa! Whoa! What's going on? You and I just made out! You and I are making out? (冗談だろ。君はたいていの部屋で最もきれいな女性だ… [モニカは飛び上がり、チャンドラーにキスする] [キスから離れながら] おいおいおい! 一体何が起こってるんだ? 君と俺がたった今、キスした! 君と俺とは、今いちゃついてるのか?)
モニカ: Well, not anymore. (うーん、今はもうしてないわ。)
チャンドラー: But we don't do that. (でも俺たちはそんなことしないだろ。)
モニカ: I know, I just thought it would be fun. (そうね、私はただそうしたら楽しいかな、って思っただけなの。)
チャンドラー: How drunk are you? (どのくらい酔ってるの?)
モニカ: Drunk enough to know that I want to do this. Not so drunk that you should feel guilty about taking advantage. (こういうことをしたいと思える程度に酔ってる。この機に乗じる(便乗する)ことにあなたが罪悪感を覚えるほどには酔ってない。)
チャンドラー: (thinks) That's the perfect amount! ([考えて] それって完璧な酒量じゃん!)

感情的になってたし、君はお酒をいっぱい飲んでたんだし、だから、let that go しないといけないよ、と諭しています。
let ... go は「…を行かせる」ということですから、... に当たる事柄を、いつまでもウジウジと自分の中に抱え込まないで忘れちゃえよ、みたいに言っている感覚になります。
ロスの母親に間違われて落ち込んでるけど、あそこの部屋の中で、君は一番きれいな女性だったじゃないか、とまで言っていますね。
嘘でしょ?みたいに言うモニカに対して、チャンドラーは、the most beautiful woman in most rooms と表現しています。
昨日のあの部屋に関しては、間違いなく出席者の中で一番美しかった、と言った後で、他の場合でもたいていの部屋なら、君は一番きれいだよ、みたいに言っていることになるでしょう。
どんな場所にいても一番きれい、だと言ってしまうのは言い過ぎだとでも思ったのでしょうか(笑)、超ド級の美人がいる部屋だとやっぱ負けちゃうかな、みたいにチラっとでも思ったのかどうかは知りませんが、とにかくチャンドラーは、「君はたいていの場所では、その中で一番きれいだって言って構わないレベルの、美人だよ」と慰めているのですね。

そんな風に、「モニカはきれいだよ」を連発するチャンドラーに、いきなりモニカが抱きついてキスをします。
キスされたチャンドラーは動揺して、そのキスから離れ、「一体何が起こってるの?」みたいにパニック状態になっています。
make out はフレンズ頻出で、「イチャイチャする、キスする、エッチする」のように、そういうイチャつき全般を表す言葉ですね。
チャンドラーはその make out という言葉を使って、「君と俺はたった今、メイクアウトした(キスしてイチャついた)」、「君と俺とは今、メイクアウトしてるところなの?」みたいに言っています。
モニカが唐突にキスしてきたので、俺たち今、そーゆー系のことしちゃったけど、俺たち今そういうことをしてるわけ?と尋ねているわけですね。
モニカの返事も(かなり酔っているせいか)ちょっとズレた感じで、「今、make out してるのか?って聞かれたら、今はもうしてない」みたいに言っています。
一瞬キスしたけど、今は離れて距離を取ってるから、今はもうイチャついてなんかいないわ、という感じ。

その次のチャンドラーの、But we don't do that. は、「習性・習慣を表す現在形」の典型的なものですね。
つまり、「でも俺たちは(普通は・いつもは)そんなことしない」という感覚。
俺たちはずっと友達で、男女の恋愛みたいな行為をしたことがなかったのに、モニカは急にキスしてきた、俺たちって普段そんなことしないのに、いきなりどうしちゃったわけ?みたいな気持ちが、その「俺たちは普通はそんなことしない」という現在形に出ているということです。

「私はただ、そうしたら(チャンドラーにキスしたら)楽しいかなと思っただけ」みたいにモニカは説明しています。
「友達である男性にキスしたら楽しいかもって思っちゃった」みたいに言うので、チャンドラーは「えらく酔ってるみたいな発言だけど、どれくらい酔ってるの?」みたいに問うていますね。
「どのくらい酔っているか?」を尋ねられたモニカは、Drunk enough to do 「〜するほど(十分に)酔っている」とまずは答えます。
こんなこと、つまり、男友達のチャンドラーにキスしたいと思うほど酔ってる、ということで、ちょっと倫理観がなくなってしまっている程度に酔ってる、というところでしょう。
その後、Not so drunk that SV 「主語が(動詞)するほどには(そんなには)酔ってない」とも言っています。
take advantage は「うまく・巧みに利用する」「悪用する、便乗する、乗じる」。
つまり、「モニカは今、ものすごく酔っぱらってるから、この機に乗じて、キスとかしちゃってもオッケーかも」みたいに思ったとしても、そのことでチャンドラーが罪悪感を感じるほどには酔ってない、ということですね。
意識がないほど酔ってるわけじゃなくて、モニカとしては自分のしていることをちゃんと認識しているわけだから、チャンドラーが無意識のモニカを一方的にもて遊んだ(笑)みたいなことにはならないから安心して、みたいに言っていることになるでしょう。
そんな風に酔ってる度合を説明されたチャンドラーは、That's the perfect amount! と言っています。
amount は「量」ですから、「それって完璧な量(酒量)じゃん」と言っていることになります。
「チャンドラーとキスしたいほど酔ってる。でも、チャンドラーがそれに乗じてもチャンドラーが罪の意識を感じるほどには酔ってない」というその「酔い加減」が絶妙である、この流れでエッチなことになっても、それで俺が責められることにはならない、とチャンドラーは喜んでいるわけですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:31| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

与える受け取る所有する分け合う フレンズ7-16その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


[Scene: Central Perk, Phoebe, Chandler, and Monica are there.]
セントラルパーク。フィービー、チャンドラー、モニカがそこにいる。
ジョーイ: (entering) Hey! ([入ってきて] やあ!)
チャンドラー: Hey! (やあ!)
ジョーイ: Say hello to Reverend Joey Tribbiani! (Holds up the piece of paper bearing the proof of his ordination.) (ジョーイ・トリビアーニ師[尊師]に挨拶してくれよ。[聖職授与証明の記載がある紙を高く掲げる])
チャンドラー: Hey! (おぉ!)
モニカ: You did it! You got ordained?! (やったのね! 牧師に任命されたのね?)
ジョーイ: Yeah. Just got off the Internet! Man, there is a lot of porn out there! (あぁ。ちょうどインターネットを終えたところだ! あぁ、あそこにはポルノがいっぱいあるんだな!)
チャンドラー: Our minister. (我らが牧師様。)
ジョーイ: Anyway, I started working on what I'm going to say for the ceremony. Wanna hear it? (とにかく、式で言うつもりにしてることに取り掛かり始めたんだ。聞きたいか?)
チャンドラー: Okay. (よし。)
モニカ: Yeah! (ええ!)
ジョーイ: Now-now, listen, this is just a first draft, so.... (Starts to read the piece of paper he brought.) "We are gathered here today on this joyous occasion to celebrate the special love that Monica and Chandler share." (Monica and Chandler like it so far.) Eh? (He continues reading.) "It is a love based on giving and receiving, as well as having and sharing. And the love that they give and have is shared and received. And through this having and giving and sharing and receiving... We too can share and love and have... and receive." (よし、いいか、これはまだ最初の草稿なんで、だから… [自分が持ってきた紙切れを読み始める] ”私たちは今日この喜ばしい出来事に集いました、モニカとチャンドラーが分け合う特別な愛を祝うために” [モニカとチャンドラーはそこまでは気に入っている] どう? [ジョーイは読むのを続ける] ”それは与えることと受け取ること、そして同様に、所有することと分け合うことにも基づいた愛です。そして彼らが与え所有する愛は、分け合われ、受け取られます。そしてこの、所有すること、与えること、分け合うこと、受け取ることを通して、我々も同様に分け合い、愛し、所有し…受け取ることが可能なのです” )
チャンドラー: (To Monica) Should we call the spitter? ([モニカに] 俺たち、ツバ飛ばし(の牧師)に電話すべきかな?)

嬉しそうに入ってきたジョーイは、Reverend のジョーイ・トリビアーニに挨拶しろよ、みたいに言っています。
reverend は「聖職者、牧師」という意味で、the Reverend+氏名、の形をとると、「…師、…尊師」のような聖職者の敬称になります。
研究社 新英和中辞典では、
reverend
用法:聖職者に対する敬称として用いる場合には, 姓と名とをつけて、さらに the をつけるのがていねいな用法

という説明があり、今回のジョーイのセリフの場合は、その the がついていないバージョンだということになるでしょう。
そう言いながらジョーイが掲げているものは、ト書きでは、the piece of paper bearing the proof of his ordination と説明されています。
ordination は「聖職授与(式)」という意味。
動詞 ordain は「(人)を(牧師・司祭に)任命する」という意味になり、その後のモニカのセリフに、got ordained の形で登場していますね。
ここでの、動詞 bear は「(日付・署名の)記載がある」。
ですから、このト書きは、聖職に任命されたという証明の記載がある(1枚の)紙を高く掲げる、と言っていることになります。

Just got off the Internet! の get off は「(乗り物)から降りる」のニュアンスから、「〜から離れる」という感覚。
ついさっきまでインターネットやってて、今それを終えてきたばかりなんだ、という感覚になるでしょう。
インターネットで牧師の資格が取れる、ということで早速それをやってきたばかりだ、という話なのですが、その後、「あそこにはポルノがいっぱいあるんだな」みたいなことを言っていますね。
out there は「あちらでは、向こうでは」という感覚で、この場合は、今見てきたばかりのインターネットの世界を「あっちの世界では」と呼んでいる感覚になります。
一般的には「世間では」のようなニュアンスで、out there を使うことも多いですね。

「インターネットってポルノがいっぱい見られるんだな」みたいなことを言うジョーイに、チャンドラーは笑いながら、Our minister. と言っています。
「我が牧師よ、我らが牧師様」みたいなニュアンスで言っているわけですが、結婚式を挙げられるという聖職者の資格をインターネットで得てきたばかりだと言うのに、聖職者に似つかわしくないエッチな話(笑)を早速言っているジョーイに対して、皮肉っぽくそう呼びかけているわけですね。
「そういうエッチな話題をするジョーイが俺たちの牧師さんになってくれて、あー、ほんとに誇らしいよー」みたいな感じに言ってみせているのです。

そんな風に茶化されたことも気にせず、ジョーイは式で言おうとしていることの練習を始めたんだ、みたいに言っています。
work on は「〜に取り組む、励む」。
「俺が何を言おうとしてるか、聞きたい?」と言って、話し始めるジョーイ。
draft は「草案、草稿」「下書き」。
「これはまだただの下書きなんだけど…」と言うことで、これが完成品ではない、まだ不完全な部分もあるけど、まぁ、聞いてみてよ、と言っている感覚になります。

最初の部分の「我々は今日ここに集いました」というようなフレーズは、結婚式などでよく聞かれる言葉ですね。
モニカとチャンドラーが分け合う特別な愛を祝うために、この喜ばしい出来事(this joyous occasion)に集いました…というのも、よくあるパターンで、ト書きにあるように、「今のところは(so far)いいね」みたいに二人も反応しています。
so far は「これまで・今までのところ(は)」という意味で、so far so good だと「これまでのところは良い」という決まり文句ですね。

ちなみに、ト書きの like は日本語では「好き」と訳されることが多いですが、Facebook の「いいね!」ボタンは英語では「Like」であることからも、「いいね、気に入った」みたいな感覚で訳してみた方が、この like it so far 「ここまでのところは、いいねと気に入っている」感覚が出るような気がしました。

わざわざト書きに so far 「ここまでは」と書いてあることから何となくこの先が想定されたわけですが(笑)、案の定、そこから先の言葉が、ジョーイらしい、わけのわからない感じになっていくのが面白いです。
It is a love based on giving and receiving, as well as having and sharing. の it は今述べている、チャンドラーとモニカの愛のことで、それは与えることと受け取ることに基づいた愛である、と言っています。
A as well as B は、「B と同じように A も」、または「A も B も」のようなニュアンス。
与えることと受け取ること、と先に言っておいて、また同様に、所有することと分け合うことも、と付け加えた形になります。
このあたりは、ちょっと抽象的な表現になっていますが、愛を大きな視点で語る場合に、give, receive, have, share などの動詞は愛という言葉と繋がりが深い気がしますよね。
そういう言葉をふんだんに使って、愛というものを語ろうとしている姿勢はうかがえます。
内容がおかしくなってくるのが次くらいからで、And the love that they give and have is shared and received. を直訳すると、「彼らが与え、所有する愛は、分け合われ、受け取られる」。
つまり、与えるものが受け取られ、所有しているものが分け合われる、という、まぁ、愛とはそういうものだ的なことを語っていると言えばそうなのかもしれませんが、ここまで来ると、ただ言葉をこねくり回しているだけ、という感じになってしまっています。
学校英語で、「この能動態の文章を受動態の文章に直せ」みたいな感じで受動態にしたかのような、無理やり感が感じられる気もしますよね。
それらしいことを言っているようだけど、結局それって何のこと?みたいな感じになってしまっているわけです。
その次にまた、さっきから使っている同じような動詞を使いまくって、「この所有することと、与えることと、分け合うことと、受け取ることを通して、我々もまた、分け合い、愛し、所有し、受け取ることができるのだ」みたいな、これまたわかったようなわからないようなことを言っているという面白さですね。
ちなみに、この最後の文章では、share, love, have, receive が使われていますが、love ではなくて、give の方が、他の文章との釣り合いが取れるのではないか?と思うのですがいかがでしょう?
もちろん、love という単語も、キーワードではありますが、このジョーイの草案では、love を語るにおいて、give, receive, have, share という一般的、抽象的な4つの動詞を使っている、というのがポイントなわけですよね。
次々と文章は続いていくものの、使われている単語は全部、この4つばっかりじゃん! その4つをグルグル使い回ししてるだけじゃん!という面白さがここでのポイントだと思うので、最後の We too can... の文章も、その4つの単語で揃えた方が、「まだ言うか!」的に笑えて面白いのではないかなぁ、と思ったということです。

最初はいい感じだな、と嬉しそうな顔で聞いていた二人でしたが、その4つの動詞ばかりがやたらと出てくる文章になってきた頃から、不安になってきたようで、一通り聞いた後、「俺たち、the spitter (あのツバを飛ばすやつ)に電話すべきかな? あいつを呼ぶべきかな?」みたいに言っています。
牧師候補のどいつもこいつも気に入らないということで、友達のジョーイに頼むことにしたけれど、この文章を聞いてたらやっぱ不安だ、ツバを飛ばすあの牧師の方がまだましだ、と思っていることが、このセリフからもわかります。

まぁ、いつものフレンズのパターンとして、ジョーイが牧師役をやる、ということになれば、こんな感じのダメダメなスピーチをすることになりそうでみんなが不安になる、という流れは想定されるわけですが、そのダメダメさを表現するのに、「牧師っぽく抽象的に語ろうとするけれど、ボキャ貧で語彙が限られているので、その言葉を能動態、受動態、動名詞…みたいに形を変えて変形させ、組み合わせたような、中身のない薄っぺらい言葉になってしまう」という面白さが、ここでのポイントだということになるでしょうね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:59| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月02日

俺がお尻星人だって知ってるだろ フレンズ7-16その2

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


[Scene: Monica and Chandler's, Monica and Chandler are eating lunch as Joey enters.]
モニカとチャンドラーの家。モニカとチャンドラーはランチを食べている、そこにジョーイが入ってくる。
ジョーイ: So, did you uh, find anyone to marry you guys yet? (それで、お前らを結婚させる誰かさんはもう見つかったか?)
チャンドラー: No, but "Horny for Monica" minister called, wanting to know if we are still together. (いいや。でも、「モニカにムラムラしてる」牧師が電話してきたよ。俺たちがまだ別れてないかを知りたがってた。)
モニカ: We're never gonna find anybody. (私たち、絶対に誰も見つけられないわ。)
ジョーイ: Well then let me do it! (ふーん、それなら、俺にやらせてよ!)
チャンドラー: Joe-- (ジョー…)
ジョーイ: No-no-no! Look, I've been thinking about it. I'm an actor, right? So I won't get nervous talking in front of people. I won't spit and I won't stare at Monica's breasts. Y'know? Everyone knows I'm an ass man! (違う違う違う! なぁ、俺はずっとそのことを考えてたんだよ。俺は俳優だろ? だから人前で話すのに緊張しない。俺はツバを飛ばさないし、モニカの胸をじっと見ない。だろ? みんな知ってるじゃん、俺がお尻星人だってことを!)
モニカ: That is true. (それはそうね。)
ジョーイ: Yeah and the most important thing is, it won't be some like, stranger up there who barely knows you. It'll be me! And I swear, I'll do a really good job. Plus, y'know I love you guys and-and it would really mean a lot to me. (ああ、それで、一番重要なことは、ほら、お前らをほとんど知らないような他人がそこにいるんじゃない、ってことだ。それが俺になるんだぞ! で、俺は誓うよ、ほんとにいい仕事をするってね。プラス、ほら、俺はお前たちを愛してるし、それはほんとうに俺にとって意味のあることなんだ。)

チャンドラーとモニカは、自分たちの結婚式を挙げてくれる牧師を探しているところですが、適当な人物が見つからないとボヤいています。
marry you guys は「お前らを結婚させる」で、この marry は「(牧師・司祭などが)…の結婚式を行う」という意味の他動詞になります。
次のセリフに出てくる minister が「牧師、聖職者」。
minister と言えば、the Prime Minister 「総理大臣」などのように「大臣」の意味でもよく使われますね。

horny for Monica は「モニカに対してホーニーになっている」という感覚ですが、horny とは「性的に興奮した、ムラムラしている」という意味。
horn は「(動物の)角(つの)」で、「角のように硬い」ということから、そんな意味で使われる何ともダイレクト過ぎる(笑)表現ですが、フレンズでは結構よく出てくる単語です。
やはりというか、アカデミックな辞書である、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) には載っておらず、Macmillan Dictionary では以下のように出ていました。
horny : (very informal) sexually excited
やはり、「非常にインフォーマル」ということなので、使い方には気を付けて下さいませ^^

少し前のシーンで、「牧師候補の一人は、モニカの胸ばっかり見てた」とチャンドラーが怒っていて、チャンドラーはその牧師のことを、"Horny for Monica" minister と呼んだわけです。
「俺たちがまだ一緒にいるかどうかを知りたがって電話してきた」というのは、「二人はまだ別れてないの?」みたいに聞かれた感覚ですね。

適当な人が見つけられないというモニカに、ジョーイは「俺にそれ(牧師役)をやらせてよ」と言っています。
これより前のシーンで、「最近では、結婚式の司祭の資格をインターネットで簡単に取ることができる」という話題が出ていて、フィービーとジョーイが名乗り出たものの、その場で却下されていました。
「誰も見つからないわ」とモニカが言うので、ジョーイは再度、名乗りを上げているわけです。

I've been thinking about it. は「そのことを俺はずーっと考えていた」。
継続を表す現在完了進行形の典型的なものです。
俺は俳優だから、人前で話すことにナーバスにならないし、ツバを飛ばさないし、モニカの胸をじっと見たりもしない、とも言っています。
ツバを飛ばす話は、これまた牧師候補の一人が、やたらとツバを飛ばす人だからダメ、という話があったから。

その後の、Everyone knows I'm an ass man! を直訳すると、「俺がお尻マンだってこと、みんな知ってるだろ」みたいなことですね。
DVDの日本語訳では、
(字幕)俺は”お尻星人”だもん/(音声)俺はお尻星人だって、みんな知ってるだろ?
となっていましたが、まさに an ass man はそういう「お尻星人」(お尻大好き人間)みたいなニュアンスで使われているようですね。
セリフの流れ的にも、「俺はモニカの胸をじーっと見たりはしないぞ。みんな俺が an ass man だって知ってるじゃん」ということですから、やはり、an ass man は「お尻星人」の感覚が近いと言えますよね。

ただまあ、ジョーイは自分でそんな風に言っていて、みんなも納得しているようですが、これまでの言動から、ジョーイはお胸にも興味があるタイプだと思うんですけれど…。
つい最近の、これより2つ前のエピソード、30歳になった人への禁句 フレンズ7-14その1 で、30歳になったレイチェルに対して、"They still look pretty damn good." 「それ(レイチェルの胸)はまだすっごくいい感じに見えるじゃん」などと言わないように!と、タグから注意されていたくらいですし。
まぁこれも、シリーズものによくある、「つじつまの合わない設定」の一例なのでしょう。

さらにジョーイは続けて、the most important thing is... 「一番大切なことは…だ」と、一番言いたかったことを述べています。
barely は「ほとんど〜ない」という、否定の意味が含まれた副詞ですね。
rarely 「めったに〜しない」、hardly 「ほとんど〜しない」などと同じタイプの副詞です。
not や un- などの否定語句が含まれていないけれど、否定のニュアンスで訳さないといけない点に注意しましょう。
it won't be some like, stranger up there who barely knows you. は「君らをほとんど知らないような、どっかの他人がそこにいるってことにならない」という感覚。
牧師を探すと言っても、所詮は二人のことを全く知らない他人なんだから、君らをよく知ってる俺がそこに立つ方がいいじゃないか、と力説しているわけです。
「誓って言うよ、俺はいい仕事をするからさ」と言った後、「君らを愛してるから、もし俺が牧師役をすることができたら、それは俺にとって大いに意味がある」とも言っています。
it would の would は「もし俺が牧師役をすることになったら、それは俺にとって本当に意味のあるものになるだろう」という仮定のニュアンスが込められていることにも注目したいですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 15:49| Comment(4) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月30日

砂糖と塩をすり替える フレンズ7-16その1

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


シーズン7 第16話
The One With The Truth About London (ロンドンの夜の真実)
原題は「ロンドンについての真実の話」


ロスにでかける用事があるので、その間、息子のベンを見てて欲しい、と頼まれたレイチェル。
ベンと二人きりになったことがない、とナーバスになっているレイチェルは、案の定、会話が弾まず、二人とも固まった状態になっているところ。
[Scene: Joey and Rachel's, Rachel and Ben are sitting on the couch bored out of their minds.]
ジョーイとレイチェルの家。レイチェルとベンはカウチに座って、すっかり退屈している。
レイチェル: Ben, y'know, when uh, when you were a baby, you and I used to hang out all the time. ‘Cause I was, I was your daddy's girlfriend. (ベン、ほら、あなたが赤ちゃんだった時、あなたと私はいつも一緒に過ごしてたのよ。だって私は、私はあなたのパパの彼女だったから。)
ベン: But you're not anymore! (でも、今はもう彼女じゃないよね。)
レイチェル: No, I'm not. (ええ、彼女じゃないわ。)
ベン: ‘Cause you guys were on a break-- (だって、パパとレイチェルは、ブレイク中だったから…)
レイチェル: Hey! We were not on a-- Okay. That's fine! Fine. Y'know what, Ben? One day when you are a lot older I am going to tell you that entire story over a pitcher of real margaritas, okay? (ちょっと! 私たちはそうじゃなかった…。いいわ、それで構わないわ! いいわよ。ねぇ、ベン。いつかあなたがもっと大きくなった時に、その話を全部あなたに話してあげる、本物のマルガリータのピッチャー越しにね、いい?)
ベン: When's my daddy coming back? (僕のパパはいつ帰ってくる予定なの?)
レイチェル: (checks her watch) Fifty-two minutes. (Pause) So no-no brothers and sisters, huh? But y'know what? I have two sisters and we just-just tortured each other. ([自分の腕時計を見て] あと52分。[間があって] それで(ベンは)兄弟(姉妹)がいないのよね? でも知ってる? 私には2人の妹がいて、お互いにいやがらせをしてたの。)
ベン: Really? Like how? (ほんとに? どんな風に?)
レイチェル: Well y'know, we would umm, we'd repeat everything the other said, or uh, we'd jump out of closets to scare each other, or switch the sugar for the salt so they'd put salt on their cereal. (ほら、私たちは、相手が言ったことをすべて繰り返したり、それから、相手を怖がらせるためにクローゼットからジャンプして飛び出したり、それから砂糖を塩に取り替えてシリアルに塩をかけちゃうようにしたりね。)

ソファーに座りながら、することもなく茫然としているレイチェルとベンですが、その空気を打破しようと、レイチェルが話を始めます。
when you were..., you and I used to do... は、「あなたが…だった時、あなたと私は…したものだった」。
used to は「〜したものだった、〜するのが常だった」のような、過去の習慣的行動を表します。
hang out はフレンズ頻出表現で、「一緒に時間を過ごす」という意味ですね。
「いつも一緒だった、だって私は、あなたのパパ(ロス)の彼女だったから」と子供相手に説明するレイチェルですが、聞いているベンの方も結構おませで(笑)、「でも今はもうパパの彼女じゃないよね」などと返しています。

「ええ、もう彼女じゃないわよ」と言ったレイチェルに対して、子供のベンが、‘Cause you guys were on a break-- と言うのが面白いですね。
過去記事、ブレイク中だったなら良かったのに フレンズ6-15その6 でも、on a break というフレーズが効果的に使われていましたが、ロスがクロエという女性と寝たことをレイチェルが持ち出すたびに、ロスが "We were on a break!" 「僕たちはブレイク中だったんだ!」と叫ぶのが、フレンズのお約束みたいになっているので、その on a break というキーワードをロスの息子(それもまだ子供)のベンが使っているのが、面白いわけですね。
ロスが自分の正当性を主張するために、まだ子供の息子にまでそんな言葉を使って説明しているらしいことが、ベンの発言から想像されるわけです。

レイチェルもレイチェルで、相手のベンが子供であることも忘れたかのようにムキになって「ちょっと、私たちは on a break じゃなかったのよ!」みたいに言いかけるのですが、子供相手にそんなことを言ってもしょうがない、みたいに自分で気づいたらしく、fine 「もういいわ」みたいに言い直しています。
そして、「いつかあなたがもっと大きくなったら(年齢が上になったら)、私は〜するつもりよ」と言っていますね。
ベンが大人になったら何をするかと言うと、「本当のマルガリータのピッチャー越しにその話全体をあなたに話して聞かせるわ」。
マルガリータを作ったピッチャーをテーブルに置いた状態で、それを二人で飲みながら、We were on a break. だったか否か、というロスとレイチェルが別れた時の話をすべて語って聞かせるわ、と言っている感覚になります。

退屈し切っているベンが、「パパ(ロス)はいつ帰るの?」と尋ねて、レイチェルが「52分」みたいに細かい時間を答えるのも楽しいですね。
ロスの帰りを分刻みで待っている感じが出ているわけです。

レイチェルは、「そう言えば、ベンは兄弟姉妹がいない一人っ子だったわよね」という話を始め、「私には妹が2人いて、お互いを torture したわ」と言っています。
torture は「(人)を拷問にかける」という意味ですが、ここでは「(精神的に)苦しめる、困らせる」というニュアンス。いやがらせをする、というような感覚ですね。

そしてレイチェルは、妹たちへの torture の内容を説明します。
1つ目の repeat everything the other said は、「他の人が言ったすべてを繰り返す」。
つまり、相手の言った言葉をそっくり真似する、というやつで、過去記事、シャドー・ゲーム フレンズ3-5その20 では、そのゲームを the shadow game と呼んでいました。
2つ目の、相手を驚かすためにクローゼットから飛び出す、というのも、子供がよくやるタイプのいたずらですね。
3つ目は、「砂糖と塩を入れ替える、そうすると相手は自分のシリアルに塩をかけることになる」。
このように、「ものとものとを交換する」という場合は、switch A for B のように for を使うことにも注目したいところ。
こっそり、砂糖と塩を入れ替えておいたら、相手はそれに気づかずに、シリアルに塩をどっさりかけちゃって、塩辛いシリアルを食べるはめになっちゃうのよー、みたいな、結構タチの悪いイタズラです。
レイチェルが挙げた3つのいたずらは、日本人でもやりそうな感じのものばかりなので、この部分の英語は比較的理解しやすい気がしますね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:12| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

落馬してフェンスに激突 フレンズ7-15その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


スーザン・サランドン演じる女優セシリアの大ファンのレイチェルとモニカは、ジョーイの部屋でセシリアと会えて大喜び。その二人が帰った後、
ジョーイ: (notices something in the mail that Rachel brought in) Oh, my God! ([レイチェルが持って入ってきた手紙の中の何かに気付いて] なんてことだ!)
セシリア: What? (何?)
ジョーイ: They sent me today's script! They never send me the script! (今日の脚本を俺に送って来たんだよ。俺に脚本なんて(いつもは)送ってこないのに!)
セシリア: They don't? (送ってこないの?)
ジョーイ: Well, no, I'm just in a coma. This must mean I have lines! (Realizes what that means.) Oh.... (送ってこないよ。俺はただの昏睡中だから。これってきっと、俺にセリフがあるに違いない! [その意味に気付いて] あぁ…。)
セシリア: How does it happen? (それはどんな風に起こるの?)
ジョーイ: (flipping to the last page) Ew, you get thrown from a horse into an electric fence. ([最後のページまでめくって] うー、君は馬から投げ出されて、電流フェンスに激突するんだ。)
セシリア: A what?! Jessica hates horses! (何(から)ですって? ジェシカは馬が嫌いなのに!)
ジョーイ: Yeah well, I'm guessing after this she's not gonna be crazy about electricity, either. (そうだよ、この後にジェシカは電流も嫌いになると思うよ。)

ジョーイが郵便物を見て驚いています。
その理由を、They sent me today's script! だと説明していますね。
They は少し前の記事でも説明しましたが、「ドラマの制作者、脚本家」など、制作側の人間を漠然と指す感覚で、スタッフと訳しても良いかもしれません。
脚本家が、俺に今日のスクリプト・脚本を送って来た!と驚いているジョーイは、「彼らは決して俺に脚本を送って来ないのに」とも言っています。
「脚本を送って来ないわけ?」みたいに驚いているセシリアに、「ほら、俺は今、昏睡中だからさ」と言っています。
昏睡中で眠っているだけの演技だから、セリフもないし、脚本見る必要ないんだよ…ということですが、ジョーイ自身そのことに気付いて、「ってことは、(今回は)俺にセリフがあるってこと?」みたいに言っていますね。
This must mean I have lines! を直訳すると、「このこと(今回は脚本を送って来たこと)は、俺にセリフ(lines)がある、って意味に違いない」になります。
そして、「俺にセリフがあるってことは、俺に脳が移植された後?」ということにも気付き、それはつまり、今隣にいるセシリアが死んだシーンも今回の脚本に含まれていることを意味するので、セシリアに対して、気まずい顔をしているわけですね。
いつもは、何かと人より気づくのが遅い(笑)ジョーイですが、今回は(話をてきぱき進めたい脚本家の意図でしょうか?w)、脚本を送って来たという事実から、一瞬でいろんなことを察しているのが、ちょっと珍しい気はしました^^

How does it happen? は「それはどのようにして起こるの?」ですね。
it は、今、まさに二人が考えている、「(セシリア演じる)ジェシカ・ロックハートが死ぬこと」を指しています。
二人の頭の中で、共通して意識している事柄を、it で指している感覚ですね。

ジョーイはページをめくって、ジェシカが死ぬシーンを見つけ出し、you get thrown from a horse into an electric fence. と説明しています。
この英文全体のイメージを思い浮かべる前に、まずは、into に注目してみたいと思います。

into は、in + to のニュアンスがありますから、「その中に入り込む」みたいなイメージがありますよね。
ただ、その方向に向かう、ということなら、to だけになるでしょうが、そこに実際にぶつかって、めり込まんばかりになっている感じが、into に感じられる気がします。
研究社 新英和中辞典では、
into
V [衝突を表わして] …に突き当たって
The car ran into a wall. 車が塀にぶつかった。

という語義も載っており、その「突き当たる」という感覚が、「…の中に(入り込む)」という into の基本語義の延長線上にある、という気がしました。

その into のニュアンスを意識しながら、一つ一つを見て行くと、get thrown は「投げ出される」、from a horse 「馬から」、into an electric fence 「電流フェンスに(激突・衝突)」。
つまり、馬から投げ出されて、電流フェンスに激突、みたいなことを言っていることになります。
DVDの日本語訳では、
(字幕) ”落馬して 電流フェンスに激突”/(音声) うわ。馬から投げ出されて、電流フェンスに激突
となっており、きちんと「激突」のニュアンスが訳出されていたのはさすがだと思いました。

馬から投げ出される、落馬する、と聞いて、セシリアは驚いた様子で聞き返しています。
ジェシカは馬が嫌いなのに、どうして馬なんかに乗ったの? 嫌いな馬に乗った上に、そこで死ぬなんてあまりにも悲惨じゃない、みたいな気持ちなのでしょう。

「ジェシカは馬嫌いなのに、落馬して死ぬなんて…」と言うセシリアに、ジョーイは、「こんなことがあった後には、ジェシカは電流も嫌いになると思うよ」と言っています。
この be crazy about は「〜に夢中になっている、熱中している」のような「好き」という感覚ですね。
not gonna ですから、「この事故の後で、電流好きになったりはしない」と言っていることになります。

まぁ、電流が好きな人間なんていないと思いますが(好きなのは、うる星やつらのラムちゃんくらいですか…笑)、ジェシカは落馬して死んだから馬嫌いになったわけではなく、元々馬嫌いで、よりにもよって、嫌いな馬に乗っていて死ぬ、というその最期があまりに悲惨だと言っているわけですね。
それを、ジェシカが死ぬ原因になったものとして、馬に引き続いて電流も嫌いになるね、みたいに言っているのが、ちょっとピント外れのジョーイっぽいところだと言えるでしょう。
嫌いになるも何も、落馬した直後に電流フェンスで死んでしまう、という設定なので、死んだ人間に嫌いになれるわけもないのですから、ジョーイのおとぼけぶりが存分に発揮されたセリフになっているわけですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:08| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月22日

弁護士に止められてるの フレンズ7-15その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


ジョーイが出演しているソープオペラ(昼メロ) Days Of Our Lives で、セシリア(演じるのはスーザン・サランドン)という女優が演じるジェシカの脳がジョーイに移植される、という設定になっています。
彼女の脳を受け継ぐ人間として(笑)演技指導を受けていたジョーイですが、降板することに落ち込むセシリアを励まし、キスの演技をしているうちに、二人は情熱的に盛り上がってしまうことに(笑)。
今はちょうど、ジョーイの寝室から、シャツだけを着たスーザン・サランドンが出てきたところ。
そこに、ちょうど同居人のレイチェルが帰ってきて…
レイチェル: Oh, my God! Oh, my God!! Ohh, Jessica Lockhart!! In my apartment!! I am such a huge fan! I am such a huge fan! (まぁ、なんてこと! なんてこと! あぁ、ジェシカ・ロックハート!! 私のアパートメントに(いる)! 私、ものすごく大ファンなんです。私、大ファンなんです!)
セシリア: Well, it's nice to know that you-- (えぇ、あなたが(ファンだと)知って、嬉しいわ…)
レイチェル: (screaming) MONICA!!!! MONICA!!!! (Runs to Monica's.) ([叫びながら] モニカー!モニカー! [モニカの家に走る])
ジョーイ: That uh, that is my roommate, Rachel. (今のは、あの、あれは俺のルームメイトのレイチェル。)
セシリア: Oh, that explains all the women's underwear. (まぁ、あの女性用下着の説明がそれでつくわね。)
ジョーイ: (shrugs) Sure. Yep. ([肩をすくめて] もちろん。そうです。)
モニカ: (entering with Rachel) Oh, my God! It's true!! Oh my God, can I just ask you to do me oh, just one favor? ([レイチェルと一緒に入ってきて] なんてこと! 本当だわ! なんてこと! 一つあなたにお願いごとをしていいですか?)
セシリア: Certainly. (もちろん。)
モニカ: Would you slap me? Would you slap me right here in the face?! (Points to her cheek.) (私をひっぱたいてくれます[私にビンタしてくれます]? 顔のちょうどここをひっぱたいてくれますか? [自分の頬を指し示す])
セシリア: I'd love to, but my lawyer said I can't do that anymore. (そうしたいんだけど、でも、私の弁護士が、それはもうしちゃだめだ、って言ったから。)
ジョーイ: All right, here we go. (He grabs them and starts to pull them out of the apartment.) (よし、行くぞ。[ジョーイは二人を掴んで、二人を自分のアパートから引き出す])
レイチェル: Okay. (わかった。)
モニカ: (breaks away) Oh wait, just one moment. (To Cecilia) Umm, you're a stupid bitch. ([ジョーイが押す手から離れて] あぁ待って、少しだけ。[セシリアに] あのー、あなたってバカでやな女ね。)
セシリア: I really can't slap you. (Monica walks away angrily) (本当にあなたをひっぱたくことはできないの。[モニカは怒った様子で立ち去る])
モニカ: My God, you're great! (もう、あなたって最高!)

レイチェルが自宅に帰ってくると、そこに、ジェシカ・ロックハート役のセシリアがいるので、驚愕しています。
今回のエピソードの前半で、セシリア降板のニュースを聞いて、レイチェルとモニカが「私たち、彼女が好きなのにー」と嘆くシーンもありました。ですから、観客も、レイチェルが大騒ぎしているのには納得なわけですね。
「ジェシカ・ロックハート! 私のアパートに!」みたいに叫んでいるのも、レイチェルの驚きぶりがよく表れていると思います。

I am such a huge fan. は「私はすっごく大ファンです」みたいな感覚。
あなたの大ファンです、と言いたい場合は、I am such a huge/big fan of yours. となりますね。
大ファンだと目の前で騒いでいるレイチェルを見て、有名女優のセシリアは、it's nice to know that you-- と言いかけるのですが、それを言い終わる前に、レイチェルは、「モニカ! モニカ!」と叫んで、隣のモニカの部屋に飛んで行ってしまいます。
セシリアはきっと、it's nice to know that you are (such) a (huge) fan of mine. 「あなたが私の大ファンだと知ることは素敵」、つまり、「あなたが私の大ファンだと知って嬉しいわ」みたいな、お決まりの返事で対応しようとしたのでしょう。
それを言う間もなく、叫んで飛び出して行ったレイチェルの狂喜乱舞ぶりが面白く感じられるわけです。

ジョーイは、「あれは・今のは、俺のルームメイトのレイチェルです」と紹介しています。
that explains all the women's underwear. を直訳すると、「そのことが、あの女性用下着の全部を説明する」になるでしょう。
That explains... の形は「それが…(であること)を説明する」→「それで…の説明がつく」という意味で、よく使われる表現。
このセリフから、セシリアは、このジョーイの家で大量の女性用下着を見たらしいことがわかります。
多分、バスルームとかに置いてあるのを見た、とかでしょうが、「この家に女性用下着があるのは、同居人が女性だからなのね」とセシリアが納得していることになります。
ジョーイは、肩をすくめて、まぁね、みたいに肯定していますが、そのジョーイの様子から、下着の全てがレイチェルのものでもない、みたいな感じが漂っていますね。
昔の彼女が使っていたものとか、忘れていったものとか(?)も入っているのでしょうか、セシリアはジョーイがそれほどのプレイボーイだとも知らないので、「同居人が女性だからか」と素直に納得している、ジョーイも「そう思ってくれてるなら、それでいいや」みたいに適当に肯定しているのが、このセリフの面白さになるでしょう。

レイチェルがモニカを連れてきて、モニカも大騒ぎしています。
そして、「一つお願いを聞いてくれますか?」みたいにお願い事をしていますね。
何をお願いしているかと言うと、「私を slap してくれますか?」
slap は、「〜を平手でピシャリと打つ、たたく」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
slap : to hit someone quickly with the flat part of your hand
つまり、「手の平らな部分で、誰かを素早くたたくこと」。

このように、人の身体の部位をたたく、と言う場合、英語では、"slap me in the face" のように、「slap+人+in the 部位」のような形を取りますね。
たたく対象は誰か、を先に言っておいて、その後で、情報を付け加える形で、場所を in the face 「その人物の顔の中」みたいに言うのが、英語っぽい配置だと言えるでしょう。

このジェシカ・ロックハートというキャラクターは、人の顔をひっぱたくのが恒例となっているキャラで、そのキャラの代名詞とも言うべき「平手打ち、ビンタ」を、お願いだから私にもやってみせて下さい、とお願いしていることになります。
まぁ言うなれば、アントニオ猪木に「闘魂ビンタ」をねだるようなもので(笑)、ファンとしては、「私、ジェシカのビンタもらっちゃった〜!」と自慢できるような話になるわけでしょう。

そういうおねだりをするファンは多いらしく、ジェシカは冷静に返答しています。
I'd love to, but.. は、I would love to, but... ということで、「できることならそうしたいと思ってるんだけど…(残念ながらできないの)」と言っている感覚。
なぜできないかの理由がその後、続いていて、「私の弁護士が言ったの、私(ジェシカ)は今後ビンタをすることができない、って」。
つまり、「今後、ビンタをしちゃいけない、って弁護士に止められたのよ」と言っていることになります。
過去に何度か、ファンにせがまれて、ビンタをしたことがあるのでしょうね。
ですが何しろ訴訟大国のアメリカのことですから、ファンの方からせがんでおいて、後から後遺症が出た、みたいに言う人もいそうな感じはします。
実際に、訴訟まで起こされたかどうかまではわかりませんが、anymore を使って、「もう今後は二度としちゃいけないと言われた」みたいに言っていることからも、少しはトラブルになったこともあるようにも聞こえます。
「してあげたいのはやまやまだけど、弁護士に、もうビンタしちゃいけない、って言われちゃったの…」と言っているところが、アメリカチックで、また有名女優の発言としてもそれっぽいですから、面白く聞こえるわけです。

俳優として大先輩のセシリアに、友達が厚かましいお願いをするのに困ったジョーイは、二人を部屋から出そうとしています。
モニカはそれを振り切って、また戻ってきて、セシリアに向かって、「あなたは、おバカでやな女ね」と喧嘩をふっかけるようなことを言います。
そうやって、セシリア、つまり、ジェシカを挑発して、お得意のビンタを出させようとしたわけですが、セシリアは動揺することなく、「いくらそんな風に挑発しても、ほんとにできないのよ」と説明することになります。
I really can't slap you. の really の位置が、can't という否定語より前にあるので、really は「本当にできない」と「できない」ことをさらに強調しています。
弁護士に止められてると説明したでしょ、あなたが何をどう頑張っても、やっぱりビンタは無理なのよ、と軽く諭している形になるでしょう。
「ちぇ!」みたいに残念そうな顔をしているモニカですが、「あなたって最高ね」と言いながら去って行ったので、そういうファンのあしらい方も有名女優っぽくてかっこいい…みたいに、さらにファンになった様子なのも微笑ましいところですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:54| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

バグパイプを演奏しちゃだめ フレンズ7-15その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


チャンドラーとモニカの結婚式で、何か出し物をする予定のロス。
ある晩、向かいのアパートに住んでいるロスの部屋から、バグパイプの音が聞こえてくるので、「ロスは結婚式で、あんな下手なバグパイプを演奏するつもりなのか?」と二人は頭を抱えています。
[Scene: Central Perk, Monica and Chandler are sitting on the couch. Ross is sitting on the armchair.]
セントラルパーク。モニカとチャンドラーはカウチに座っている。ロスは肘掛椅子に座っている。
チャンドラー: Well, I feel like a snack! (うーんと、軽食[軽いもの]、食べたいね。)
モニカ: Do you want some shortbread? Eh it's Scottish, like you are. (ショートブレッド[バタークッキー]はどう? あー、スコットランド系(のお菓子)よね、あなたみたいに。)
チャンドラー: Oh, no, thanks. I don't like anything from my Scottish heritage. (あぁ、結構だ[要らないよ]。俺のスコットランド系の伝統のものは、どれも好きじゃないんだ。)
ロス: What?! (何だって?)
チャンドラー: Well, it's just my entire family was run out of Scotland by... Vikings. (ほら、ただ、俺の一族全員がスコットランドを追われたってだけさ…バイキングによって。)
ロス: Oh well, it sounds to me like your family's ready to uh, rediscover its Scottish roots. (あぁ、君の一族は自らのスコットランド系のルーツを再発見する準備ができてるって風に僕には思えるよ。)
モニカ: (interrupting) You cannot play bagpipes at the wedding!! ([話を遮って] 結婚式でバグパイプを演奏しちゃだめよ!)
ロス: How did you know about that?! (どうやって、そのこと(僕が結婚式でバグパイプを演奏しようとしてること)を知ったんだよ?)
チャンドラー: We heard you play all the way from your apartment! (お前が演奏してるのが、お前のアパートから(はるばる)聞こえてきたんだ。)
ロス: Were you the ones called the cops?! (君らなのか、警察に電話したのは?!)

feel like+名詞、は「(飲食物など)が欲しい気がする」、つまり「…を食べたい、飲みたい」という意味になります。
I feel like a beer. なら「ビールを飲みたい」ですね。
snack は「スナック」で、日本語で「スナック」と言うと、パリポリ食べるようなスナック菓子を連想してしまいそうですが、ここでの意味は「軽い食事、軽食」というニュアンス。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
snack : a small amount of food that is eaten between main meals or instead of a meal
つまり、「メインの食事の間に、または食事の代わりに食べられる、少量の食べ物」。

軽食食べたい、と言っているチャンドラーに、モニカは、shortbread 欲しい? ショートブレッドはどう?みたいに言っています。
ショートブレッドとは、研究社 新英和中辞典では、
shortbread=【名】【C】 [料理名には 【U】] バタークッキー 《ショートニングをたくさん入れた厚いビスケットの一種》

その後にモニカが付け加えている情報から、スコットランド系の食べ物であることもわかります。
like you are は、like you are Scottish 「あなたがスコットランド系であるのと同じように」という感じ。
そんな風にわざわざ言っているのは、スコットランド系の楽器であるバグパイプをロスに演奏してもらいたくないから、ですね。
今から3か月前の記事、パイプ・ダウン フレンズ7-9その5 でも、pipe 繋がりでちょこっと触れましたが、「キャンディ・キャンディ」の丘の上の王子様が持っていた楽器、あれがバグパイプ(bagpipe)です^^
キャンディが泥棒の疑いをかけられて、メキシコに送られようとしている時に、アンソニー、ステア、アーチーの3人が「ぼくたちのことをわすれないでおくれ!」と言ってバグパイプを吹いていたのも印象的で、その時の彼らも、丘の上の王子様と同じような民族衣装を着ていました。
そういうことから、アードレー家の人々はスコットランド系なんだぁ、、ということもわかるわけです(脱線、失礼しました)。

スコットランドの伝統を受け継ぐものはどれも嫌いだ、みたいにチャンドラーは言い、その理由として、it's just my entire family... と説明しています。
この it's just は、it's just that... 「ただ…なだけなんだ」の that が省略された形ですね。
ただ、俺たちの一族全員がスコットランドを追われたってだけさ…と言っているのですが、追われた、と言ってみたものの、何に追われたかの説明に困って、とっさに、「バイキングに(追われた)」とか言うのが、コメディーっぽくて面白いです。
昔、「小さなバイキングビッケ」というアニメもありましたがw、日本人にも「バイキング」と言えば、「スカンジナビアの海賊」のイメージは浮かぶので、日本人にもわかりやすいジョークかなぁ、と思います。

「俺の一族は、バイキングに追われ、スコットランドから逃げた」みたいに言って、スコットランドにまつわる話は勘弁してくれ、のように話を持って行こうとしたチャンドラーでしたが、ロスはその話を聞いて余計に、「今こそ、君のスコットランドのルーツを再発見する時じゃないか、その準備ができてるように僕には思えるよ」と、スコットランドの話に戻そうとしています。

「スコットランド系のことは勘弁して」みたいな遠回しな言い方では埒が明かないと悟ったモニカは、単刀直入に、「結婚式でバグパイプを演奏しちゃだめ!」と叫びます。
How did you know about that?! を直訳すると、「どのようにして(どのような経緯で)そのこと(僕が結婚式でバグパイプを演奏する予定であること)を知ったのか?」ということですね。
日本語的には、「(僕はまだそのことを君たちに話してないのに、内緒にしてたのに)どうしてそれを知ってるんだ?」みたいなことですが、「どうして知ってる?」を、Why do you know...? ではなく、How did you know...? と表現するのが、より英語っぽいところだと言えるでしょう。
なぜ?という理由を尋ねているのではなく、どういう手段でそのことを知ったのか?という「知った経緯」を尋ねているわけですね。

We heard you play は「お前が(バグパイプを)演奏するのを聞いた」ですが、その後、all the way from your apartment と続いています。
from your apartment だけだと「お前の部屋から聞こえてきた」ですが、そこに all the way がつくことで、「遠いところからはるばる(音が聞こえてきた)」というニュアンスが出ますね。
向かいのお前のアパートから、こっちまで音が筒抜け、丸聞こえだったんだよ、みたいなことでしょう。
こっそり練習していたのを聞かれていたと知って驚いたらしいロスですが、その次のセリフには笑ってしまいますね。
the ones called the cops は「警察に電話した・連絡した人」なので、Were you the ones called the cops?! は「君たちだったのか、警察に電話したのは?」と言っていることになります。
日本語で言うと倒置で強調するような言い回しで、「君たちだったんだな、警察に電話して、うるさいと通報した人間は?」と言っているわけです。

「お前の演奏が、こっちまで聞こえてたんだよ」と言われたら、「え、あれを聞かれちゃったのか?」と返すのが普通ですが、「じゃあ、お前らか、通報したのは?」と返したことで、ロスが演奏した後、警察にお叱りを受けたことがわかる仕組みになっているわけですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:25| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月17日

You lost me フレンズ7-15その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


コーヒーハウスのセントラルパークで、レイチェルとフィービーは、魅力的な男性が携帯をテーブルに置き忘れて行ったのを発見。
その携帯を預かれば、きっと本人が電話をかけてきて、そこから恋が始まるかも、、などと企んでいます。
さんざんモメた結果、携帯はレイチェルが預かることになったのですが、そのレイチェルがフィービーの家にやってきます。
レイチェル: How are ya? (調子はどう?)
フィービー: Good. (元気よ。)
レイチェル: Umm Pheebs, remember when we were in the coffee house we decided that I was gonna keep the uh, the cute guy's cell phone? (あー、フィービー、覚えてる? 私たちがコーヒーハウスにいて、あの素敵な男性の携帯を私がキープする(持っておく)って決めた時のことを。)
フィービー: Yeah. (ええ。)
レイチェル: And remember how I said I was gonna keep it in my purse, so that if it rang, I could just pick it up? (で、覚えてる? バッグに携帯を入れるわね、もし携帯が鳴ったら、すぐに取り出すことができるように、って私が言ったことを。)
フィービー: Yeah! (ええ!)
レイチェル: And do you remember going into my purse and stealing the phone?! (そして、覚えてる? 私のバッグの中に手を入れて、電話を盗んだことを?)
フィービー: Ooh, now you lost me. (あぁー、今のはわかんない。)
レイチェル: You stole the phone! (あなたがあの電話を盗んだのよ!)
フィービー: No, I didn't! (いいえ、私は盗んでないわ!)
レイチェル: No? So you're saying that if I called it, it wouldn't ring? (盗んでない? それじゃあ、もし私がその携帯に電話しても、それは鳴らないって言うのね?)
フィービー: No. (鳴らないわ。)
レイチェル: Umm, okay. (ふーん、いいわ。)
フィービー: But while you dial, let me show you the features of my new ringing handbag. (Rachel dials her phone and Phoebe's bag starts to ring.) Oh, it does work! (Rachel grabs the phone and takes it out of Phoebe's handbag.) (でもあなたがダイヤルする間に、私の新しい「鳴るハンドバッグ」の特徴をあなたに見せさせて[紹介させて]。[レイチェルが自分の電話をダイヤルすると、フィービーのバッグが鳴り始める] あぁ、うまく機能してる! [レイチェルは電話を掴み、フィービーのハンドバッグから取り出す])

レイチェルはフィービーに挨拶した後、remember when... 「…した時のこと覚えてる?」と尋ねています。
私たち二人がコーヒーハウスにいた時に、キュートな(魅力的な)男性の携帯を私がキープするって決めたことを覚えてるかしら?ということです。

その次にレイチェルは、remember how... と言っています。
これは、「私がどのようにして…したかを覚えてる?」という感覚ですね。
remember that SV... だと「主語が(動詞)した”こと”を覚えてる?」と言っていることになり、意味としては、ほぼ同じことですが、remember how の方がより口語チックで、「主語が(動詞)した時の”様子”を覚えてる?」と言っている感覚になるでしょう。

I said I was gonna keep it in my purse は「私がその携帯を自分のハンドバッグ(purse)に入れるわ、と言った」。
so that if it rang, I could... は「もし携帯が鳴ったら、私が…できるように」。
携帯が鳴った時に、すぐに電話に出られるように、取り出しやすいバッグに入れておいたのよ、と言っていることになります。

「こういうこと覚えてる?」という質問を繰り返すレイチェルは、次の質問で、ついに一番言いたかったことを尋ねます。
do you remember going ... and stealing は「go して steal したことを覚えてる?」という感覚ですね。
remember doing は「自分が…したことを覚えている」という感覚で、これが他人のことであれば、remember him/his doing のように、動名詞の主語として、目的格、または所有格が必要になってくることにも注意しましょう。

さきほど2つの質問には、「ええ」と肯定していたフィービーですが、この3番目の質問には、否定的な返事をしています。
You lost me. を直訳すると、「あなたは私を迷わせた」という感じでしょうか。
つまり、あなたの言ってること、私わかんない、と言っている感覚になります。

英辞郎では、以下のように出ています。
You lost me back at
(あなたの話が)〜のところで分からなくなった
You lost me back at the tax system.
あなたの話、課税体系のところで分からなくなった。


LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
lose somebody : (informal) to confuse someone when you are trying to explain something to them
例) You've lost me. Can you repeat that?

つまり、「自分が誰かに何かを説明しようとしている時に、相手を困惑させること」。
例文は、「君の説明がよくわからないよ。今のを繰り返してくれる?」

ですからフィービーは、それまでの質問にはイエスと答えていたものの、「バッグを探って、彼の携帯を盗んだでしょ」という質問を聞いた後は、「レイチェルが何言ってるか、あたし、わかんない」みたいにトボけたことになります。

しらばっくれるフィービーに、レイチェルは、So you're saying that 「じゃあ、あなたは…だって言ってるのね」と返しています。
盗んでないって主張するのなら、もし私がその携帯に今電話しても、この部屋でその音が鳴らない、聞こえないって言い張るのね、ということです。

電話なんか鳴らないわ、と頑張るフィービーですが、「あ、でもあなたが電話している間に、あなたに…の特徴を show させて(見せさせて、紹介させて)みたいに言っています。
何の特徴・特長かと言うと、「私の新しい、鳴るハンドバッグ」(笑)。
彼の携帯は鳴らないけど、鳴ると言えば、私のこのおニューのバッグが鳴るのよねー、それを今から見せてあげる、と言っていることになります。
フィービーがそう言ったことで、レイチェルから盗んだ携帯が、今はこのフィービーのバッグに入っていることがわかりますね。
案の定、フィービーのバッグから電話の鳴る音が聞こえるのですが、それでもまだフィービーは、さもバッグが鳴ったかのように言っているのがポイント。
it does work! は「それはうまく機能する、働く」と言っている感覚。
it とは、フィービーが言うところの my new ringing handbag ですね。
レイチェルが電話をかけたら、フィービーのバッグから音が聞こえてきた…その時点でフィービーが携帯を盗んだことがはっきりするわけですが、それでもまだ、「ほら、鳴ったわ。ね、このバッグ鳴るのよ、って言ってたけど、ちゃんと鳴る機能が働いてるのがわかるでしょ」みたいに、この期に及んでまだ(笑)しらを切り続けているところが、フィービーらしい面白さだということです。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:14| Comment(1) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

もう一度聞くけど名前何だったっけ? フレンズ7-15その2

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


ジョーイが出演しているソープオペラ(昼メロ)「Days Of Our Lives (愛の病院日誌)」で、ジェシカ・ロックハートという役が死んで降板することになっています。
ジェシカ役は、セシリア・モンローという女優が演じていることになっていますが、それを演じるのは(ややこしいw)大女優スーザン・サランドン。今回は彼女がフレンズにゲスト出演しているわけです。

有名な女優さんなので、過去記事、ポリティカルなスーザン・サランドン フレンズ3-5その16 では、有名女優として名前を挙げられていて、ロスの「寝てもいい[(恋人から)寝るのを許されている]セレブ」リストの5人に入っていた女優さんでした。
こんな風に、有名な俳優として名前を挙げておきながら、後のエピソードで別人役で登場する、というパターンは、ブルース・ウィリスを始め、フレンズでは何度かあります。

ジェシカの脳を移植されることになっている(笑)ジョーイは、ジェシカという役柄を演じるコツを教えてもらおうとするのですが、自分が降板させられると知らなかったジェシカ役の女優セシリアに、逆に怒られてしまいます。
しばらく後、セシリアは、あなたの言っていた情報が正しかったと言って、ジョーイに話しかけています。
セシリア: (walking up) You're absolutely right. They are writing me out of the show. They don't know exactly when it's going to happen, but apparently going to be very soon and then that's it. ([歩いて近づいて来て] あなたは全く正しいわ。彼ら(脚本家たち)は私を番組から外すように脚本を書いてるの。それがいつ起こるのか正確にはわからないけど、でも、どうやらそれはすぐみたい、そして、それでおしまいよ。)
ジョーイ: I'm so sorry. Look, if it was up to me, you would never leave the show. (ほんとに残念です。あの、もし俺に一任されてたら、あなたが番組を去ることは絶対にないですよ。)
セシリア: Yeah, thanks. (えぇ、ありがと。)
ジョーイ: No, I mean it! I can't believe they would do this to you! And to your fans! I mean they're gonna be devastated! Heartbroken! They love you so much! (違います、俺は本気で言ってるんですよ! 彼らがあなたに対してこんなことするなんて信じられない! それにあなたのファンに対しても! だって、ファンは絶望しますよ! 胸が張り裂けますよ! ファンはあなたをものすごく愛してるのに!)
セシリア: Oh, you're right. Thank you! What's your name again? (あぁ、あなたは正しいわ。ありがとう! もう一度聞くけど、あなたの名前、何だったっけ?)
ジョーイ: Joey. (ジョーイ。)
セシリア: Joey, well, thank you. That is so sweet. (ジョーイ、ありがとう。今のはとっても優しかったわ。)

They are writing me out of the show. について。
they は、この番組の脚本家、つまり、writers のことですね。
直訳すると、「私(ジェシカ役のセシリア)を、番組からアウトするように書く、私を書いて番組からアウトさせる」みたいな感覚になるでしょう。
もう少し日本語っぽく言うと、「私を番組から外すような形で、脚本を書いている」みたいになるでしょうか。
脚本家も、それ(ジェシカの降板)がいつになるかははっきりとは知らないけど、どうやら very soon らしい、とも言っていますね。
That's it. はいろいろなニュアンスで使われますが、ここでは「それでおしまい、それで終わり」という感覚になります。

その話を聞いてジョーイは、I'm so sorry. と言っていますね。
彼女が降板するのはジョーイのせいではないので、別にこれは謝っているのではなく、彼女に深い同情を示しているセリフになります。

if it was up to me, you would never leave the show. は典型的な仮定法過去の文章ですね。
up to somebody は「人次第で」。
It's up to you. なら「君次第だ。あなたに判断をお任せします」という意味の決まり文句ですね。
つまりジョーイは、「もし俺にドラマの決定権が任されていたら、あなたが番組を去ることは決してないだろう」と言っているわけです。
実現不可能な仮定で、「俳優の俺にそんな権限はもちろんないけれど、もしも俺なら、あなたを降板させたりなんか絶対しないのに」と言っていることになります。

それに対してセシリアは、Thanks. と言っていますが、これは「慰めてくれてありがとね」くらいの軽いお礼ですね。
そういうニュアンスを感じたジョーイは、No, I mean it! と強い調子で言っています。
こういう場合の I mean it! は、「俺は冗談とかお世辞とかじゃなくて、本心から、本気でそう言ってるんです!」というニュアンスになります。

ジョーイは真剣に、「脚本家たちがあなたに対してこんなことをするなんて信じられない。あなたのファンに対しても、ですよ」みたいに言っています。
あなたを降板させるなんて、あなたにも、そしてあなたのファンにも失礼なことじゃないですか!みたいに力説しているわけですね。

devastated は、「打撃を受ける、打ちのめされる」。
Heartbroken は文字通り「心が壊される」なので、「心が痛む、胸が張り裂ける」みたいなこと。
ファンのみんなはあなたをとっても愛してるのに!とまで言われたセシリアは、さすがに胸を打たれたようで、さきほどのようなそっけない感じではなく、心から感謝するように心を込めてありがとう、と言っています。

What's your name again? は、最後の again がポイントですね。
このシーンより前に、「あなたの脳をもらう役を演じることになって」と話しかけた時に、ジョーイはすでに自己紹介を済ませています。
その時には、降板するという事実を知らなかったセシリアを怒らせてしまったのですが、そんなこともあったし、また元々、大女優である自分はこんな売れてない俳優の名前をいちいち覚えてられないわ、みたいな尊大な感じもある人ですから、聞いたはずのジョーイの名前をすっかり忘れていたようです。
ですが今のジョーイのセリフに打たれ、確か前に名前を聞いたはずだけど、申し訳ないけど忘れちゃったわ、という気持ちを込めて、again 「もう一度聞くけど、あなたの名前は何だっけ?」と言っているのですね。
こういう場合、What was your name again? のように、過去形で表現することも多いですね。
「前にも聞いたけど、あなたのお名前何でしたっけ?」みたいなニュアンスになるわけです。
一度聞いた名前を再度聞き直すのは、相手に対して失礼なことにはなりますが、このようにせめて again を付けておくと、「確か前にも聞いたわよね、それは覚えてるけど、度忘れしちゃって」みたいな感じで、少しは失礼さが和らぐ、という効果があるように思います。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:33| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする