HIRAKATA T-SITE : 【イベント】海外ドラマDVDで英会話を学ぼう
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郊外の家を買うことに決めたチャンドラーとモニカでしたが、購入予定の隣の家も売りに出ていると知り、買った後で後悔しないで済むよう、隣の家も見学することにします。
[Scene: house next to the one the Bings are moving into. Chandler and Monica knock, a lady opens the door.]
ビング夫妻が引っ越す予定の家の隣の家。チャンドラーとモニカがノックすると、ある女性がドアを開ける。
モニカ: Hi. We're buying the house next door, and we were wondering if we could just take a look around. (はーい。私たちは隣の家を買う予定で、ちょっと(この家の中を)見せてもらえないかなぁと思ってたんですが。)
女性: Oh, sure. I'm showing it to someone else right now, but please, look around. (あぁ、もちろん。たった今、別の人に家を見せているところなの。でも、どうか、見て下さいな。)
モニカ: Thanks. (ありがと。)
チャンドラー: I feel like we're cheating on our house. And if we're gonna cheat, shouldn't it be with like a hot, younger house, that does stuff that our house won't do? (俺たちの家に隠れて浮気しているような気がするよ。それでもし俺たちが浮気するのなら、セクシーでもっと若いような家とすべきじゃない? 俺たちの家がしてくれないようなことをするような家とさ。)
モニカ: Ours is so much better! This living room is smaller, the dining room looks like a cave! What a hole! (私たちの家の方がずっといいわ! この居間は(うちのより)小さいし、ダイニングは洞穴(ほらあな)みたい! なんて、ひどい住まいなの!)
女性: So, what do you think? (それで、どう思われますか?)
モニカ: Love it! (大好きです[最高です]!)
女性: Well, we already have one offer on it. I think the lady upstairs is going to make another one. (それで、この家にはすでに1件申し込みがあります。上の階にいるその女性も、申し込んでくれると思います。)
モニカ: They could be our neighbors. What are they like? (その人たちが私たちのご近所さんになる可能性があるのね。その人たち、どんな感じですか?)
女性: Oh, the woman upstairs is very nice. She and her husband have two kids. He's on Wall Street, and she's a-- (あぁ、上の階にいる女性はすごく素敵ですよ。彼女とご主人には二人の子供がいます。彼はウォール・ストリートに勤めてて、彼女は…)
ジャニス: Oh...my...God! (オー、マイ、ゴッド!)
(Chandler and Monica are speechless).
チャンドラーとモニカは言葉を失う。
チャンドラー: (to Monica): Sure. ([モニカに] もちろん(そうだよね)。)
We're buying the house next door の the house next door は「隣の家」ということ。
next door を直訳すると、「隣のドア」ということで名詞のように見えますが、the house next door の next door は副詞で「隣に(ある)」という意味になります。
副詞なので、the house next door のような語順になっているわけですね。
名詞の前に付く形の形容詞にする場合は、our next-door neighbors 「隣の人、隣家の人」のように、next-door とハイフンがつくことになります。
副詞の next door については、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) で、以下のように説明されています。
next door : [adverb] : in the house, room etc. next to yours or someone's else's.
例1) The boy next door cuts our grass for us.
例2) The Garcias bought the house next door to my mother's.
つまり、「自分、また他の別の人の隣の家や部屋の中」。例文1は、「隣の家の少年は私たちのために草を刈ってくれた」。例文2は、「ガルシア一家は、私の母の隣りの家を買った」。
the boy next door というと、アリー my Love (Ally McBeal)の挿入歌の Neighborhood という曲を思い出します。
Here's a photo I've been looking for
It's a picture of the boy next door
という歌詞で、アリーの幼なじみであるビリーをイメージする歌として、劇中で流れていました。
この曲のおかげで、the boy next door という語順にはなじみがあるため、the house next door という表現も私にはしっくりきます。
we were wondering if we could... は「私たちが〜できるかどうかなぁ、って思っていたんですが」という感覚で、過去進行形を使い、「〜できたりするかなぁ、って思っていた」と表現することで、遠慮がちに自分の希望を述べることができます。
女性が、「たった今、この家を他の人に見せているところだけど、どうかご覧になって」と言うので、二人はこの家を見ることになります。
cheat は「だます」という意味で、cheat on の形を取ると、「(配偶者などに隠れて)浮気をする」という意味になります。
ですからチャンドラーは、「買う家を決めたつもりなのに、その隣家をこうして見学に来ている」ことを、「自分が決めた家に隠れて、別の家と浮気してるみたいな気分だ」と言っているわけですね。
そのように「他の家に浮気している」みたいに言った後、その浮気ネタでさらにジョークを言っています。
And if we're gonna cheat, shouldn't it be with... は、「もし俺たちが浮気することになるのなら、その浮気は…との浮気であるべきじゃないか?」というところですね。
「どうせ浮気するのなら、こういう相手と浮気すべき」と言っているわけで、その相手の内容として、「例えば、セクシーでもっと若い家、俺たちの家がしないようなことをする家」と表現しています。
浮気に例えた流れで、浮気相手はどうせなら「若くてピチピチしてセクシーで、今の恋人がしてくれないような(エッチな)ことをしてくれる人」がいいんじゃないかな? と言ってみせたわけですね。
家の話なのに、まるで「人間との浮気」みたいに、理想の浮気相手を語っている面白さになります。
隣の家を見学しながら、モニカは「私たちの家の方がずーっといいわ!」と言います。
そして、「こっちのリビングの方が小さいし、ダイニングは洞穴(ほらあな)・洞窟(どうくつ)みたいに見える」と言った後、勝ち誇ったように、What a hole! と言います。
hole はご存知「穴」ですから、話の流れ的にも悪口のニュアンスで使っていることはわかりますね。
このニュアンスについては、研究社 新英和中辞典の以下の説明がわかりやすいと思います。
hole
1. (ウサギ・キツネなどの)巣穴
2. 《口語》 (穴のように小さく)むさくるしい家、ひどい住まい
「巣穴」という意味があることから、「まるで巣穴のような、ひどい住まい」という意味になるわけですね。
LAAD では、
hole : UNPLEASANT PLACE (informal) a place for living in, working in etc. that is dirty, small, or in bad condition
例) I have to get out of this hole.
つまり、「不愉快な場所 (インフォーマル) 汚い、小さい、または悪い状況にある、(その中に)住むため、または(その中で)働くための場所」。
そんな風にこの家の悪口を言いまくっている時、この家の案内人である女性がモニカたちに「それで(この家を)どう思います?」と尋ねます。
腕組みしてそう尋ねた様子からも、モニカが言っていた悪口が彼女に聞こえていただろうことがわかりますね。
悪口を聞かれて、しまった、と思ったらしいモニカは、Love it! を「ラーヴ」を強調して言い、横にいるチャンドラーは、両手を寄せてサムアップしています。
Love it! は、We love it! ということですが、わかり切った主語である we を省略して、この文章の一番のポイントとなる動詞の love を強調したセリフとなります。
女性は、「この家にはすでに1件の申し込みがあります。上の階にいる女性ももう一つの(新たな)申し込みをすると思います」と言います。
申し込みしそうな女性が今、上の階で見学中ということなので、モニカは「その人たちは私たちのご近所さんになる可能性があるわ。その人たちってどんな感じ?」と尋ねます。
What are they like? のような「be動詞+like」は、「〜のようである」ということですから、その人たちの人柄や雰囲気などを尋ねる感覚になります。
be動詞の部分を look にした形の、look like なら「見た目はどんな感じですか?」を尋ねる質問になりますね。
He's on Wall Street. は「(上の階で見学中の女性の)ご主人は、ウォールストリート(ウォール街)にいる」ということで、Wall Street は、ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange, NYSE)がある、ニューヨークの金融街ですから、「金融関係の仕事をしている、証券マンである」と言っていることになります。
女性がそんな説明をしている時、背後から声が聞こえるのですが、「オ」という声が聞こえた瞬間に、その人物が誰だかわかってしまいますね^^
待ってました! という感じのジャニス登場で、観客からも歓声が上がっています。
あまりのことにショックで言葉もないチャンドラーとモニカの様子は、ト書きの speechless という表現がぴったりですね。
しばらーく言葉が出てこなかった二人ですが、かなりの間(ま)の後、チャンドラーが静かな口調で Sure. と言うのが面白いです。
Sure. という言葉は「もちろん。そうだよね」という意味で使われる言葉ですが、この部分、DVDの日本語字幕では「来たか」と訳されていて、そういうニュアンスが当たっているな、と思いました。
この日本語は「やっぱり来たか」というところでしょう。
「この家を買おうとしている別の女性がいるんです」みたいな話の流れで、ここで誰かが登場するとしたら、それはやっぱり、くされ縁であちこちで遭遇してしまうジャニスその人なんだよね、みたいに、あきらめの気持ちを込めて、「やっぱりジャニスだったか」と述べた感覚が、驚きもせず淡々と述べた Sure. に込められていると言える気がします。
ちなみに、ジャニスは、レギュラーのフレンズ6人に対して、準レギュラーと言えるキャラクターですが、フレンズ6人以外で、全てのシーズンに出演したことがあるのは、ジャニス、ガンター、ゲラー夫妻(ロスとモニカの両親)の4人だけとなっています。
Wikipedia 英語版 : List of Friends characters ; Recurring guest stars に、何度も登場するゲストキャラの一覧表があって、そのキャラがどのシーズンに登場したかが、一見してわかるようになっています。
それを見ても、全シーズンに出演しているのはその4人だけであること、中でもガンターの出演150回が断トツに多いこともよくわかりますね(ガンターはセリフがなくても、セントラルパークの背景の中によく映り込んでいますからw)
次いで、ジャック・ゲラーの20回、ジュディ・ゲラーとジャニスが並んで19回となります。
長くなってしまいますが、「ファイナルシーズン、ジャニス登場記念!」といたしまして、過去のジャニスの出演エピソードについて、以下に簡単に説明しておきますね。
1-5: チャンドラーはジャニスと別れようとするが、なかなかうまく行かない。フィービーの助けで無事別れられる。
1-10: チャンドラーは大晦日に一人でいることができなくて、パーティーにジャニスを呼んでしまう。
1-14: ジョーイがセッティングしたダブルデートに来た相手がジャニスだった。
2-3: ヘッケルさんが孤独に死んだことにショックを受け、チャンドラーは元カノのジャニスに電話してしまう。現れたジャニスは他の男性との間の子供を妊娠中だった。
2-24 から 3-8: チャンドラーがある女性とインターネットで惹かれ合う。実際にその女性と会う約束をしたら現れたのはジャニスだった。現在の夫と離婚協議中のジャニスと、チャンドラーはラブラブになるが、3-8 でジャニスが夫と復縁を考えていると知って、チャンドラーは身を引く。
4-15: ジャニスと偶然再会してしまったチャンドラーは、イエメンに転勤すると嘘をつく。
5-12: 元妻のエミリーが再婚すると知ってショックのロスは、ジャニスと関係を持ってしまう。
6-17: チャンドラーとモニカは、バレンタインに手作りのものを交換する約束をするが、チャンドラーはすっかり忘れていて、見つけたカセットテープをプレゼントとして渡すが、それは昔、ジャニスがチャンドラーのために作ったテープだった。(ジャニスは声のみの出演。それでもインパクト大でした^^ )
7-7: モニカはジャニスと偶然出会い、チャンドラーと結婚することをしゃべってしまう。
8-23 から 8-24: レイチェルが分娩室にいる時に、入ってきた妊婦がジャニスだった。
9-21: チャンドラーとモニカが不妊検査を受けに行った病院に、ジャニスも来ていた。
10-15: 今回のエピソード。チャンドラーとモニカが買う予定の隣りの家をジャニスが購入予定。
これを見るとわかるように、「思いがけないところでばったり出会ってしまう」というパターンが多いですね。
今回のような、「ちょっと登場をもったいつけたように、誰かが前振りでその人物のことを説明してからの〜」という流れは、ジャニス登場の典型的なパターンだと言えるでしょう。
ファイナルシーズンでもそろそろ出てくるはず、というファンの期待を裏切らなかったことで、観客も大喜び。うっとうしいんだけど憎めない、愛すべきキャラクターですね。
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