2019年10月10日

ターキーは焦げて、ポテトもダメに フレンズ1-9改その21

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は14位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 英語ブログへ


18:07
モニカ: Why? Because everything's my responsibility? Isn't it enough that I'm making Thanksgiving dinner for everyone? You know, everyone wants a different kind of potatoes, so I'm making different kinds of potatoes. Does anybody care what kind of potatoes I want? Nooooo, no, no! Just as long as Phoebe gets her peas and onions, and Mario gets his Tots. It's my first Thanksgiving, and i-- it's all burnt, and I can't.... (どうして? それはすべてのことが私の責任だから? みんなそれぞれのために感謝祭のディナーを作っているだけじゃ十分じゃないの? ほら、みんなそれぞれが違う種類のポテトが欲しいと言って、だから私は違う種類のポテトを作ってるの。私がどんな種類のポテトが好きかを誰か一人でも気にしてくれたかしら? いいえ〜! いいえ、いいえ!(誰も気にしてくれてないわ) フィービーには(彼女の好物である)豆とオニオン入りポテトがあって、マリオには(彼の好物である)トッツがある限りはね。私の最初の感謝祭なの、それで全部焼けちゃって[焦げちゃって]、私は…できない…)
チャンドラー: Okay, Monica, only dogs can hear you now. Look, the door's open! Here we go. (あぁ、モニカ、今、君の声が聞こえるのは犬だけだよ。なぁ、ドアが開いたよ! さあ行くぞ。)
モニカ: Well, the turkey's burnt! Potatoes are ruined! Potatoes are ruined! Potatoes are ruined! (あぁ、七面鳥は焦げちゃった! ポテトはダメになった! ポテトはダメになった! ポテトはダメになった!)
ロス: Here we come Walking down the-- This doesn't smell like Mom's. (♪僕らがやってきたよ 通りを歩いて♪ …これはママの料理みたいな匂いじゃないぞ。)
モニカ: No, it doesn't, does it? But you wanted lumps, Ross? Well, here you go, buddy. You got one! (いいえ、ママのに匂いとは違うでしょ? でもあなたは塊が欲しかったのよね、ロス? さあ、どうぞ、塊あるわよ!)
レイチェル: Oh, God, this is great! The plane is gone, so I guess I'm stuck here with you guys. (まぁ、これって最高よね! 飛行機は行っちゃった、だから私はここであなたたちとここに取り残されることになったみたいね。)
ジョーイ: Hey, we all had better plans, okay? This was nobody's first choice! (おい、俺たちみんな、もっといい計画があったんだぞ、いいか? これは誰の第一希望でもないんだ!)
モニカ: Oh, really? So why was I busting my ass to make this delicious Thanksgiving dinner? (あら、そうなの? じゃあどうして私はおいしい感謝祭のディナーを作るために、必死に頑張ってたわけ?)
ジョーイ: You call that delicious? (あの料理がおいしいって言うのか?)
(all shouting)
みんなが叫んでいる。
モニカ: Stop it! Stop it! Stop it! (やめて! やめて! やめて!)
チャンドラー: Now, this feels like Thanksgiving. (今、これが感謝祭って感じだよな。)

Isn't it enough that I'm making Thanksgiving dinner for everyone? の everyone は「すべての人、みんな」とも訳されますが、意味としては「一人ひとりそれぞれみんな」というニュアンス。
for all なら「みんなのために」ですが、for everyone とすることで、「それぞれの希望に合わせて、異なるメニューを作った」というモニカの気持ちが表れていると言えるでしょう。
それをさらに強調するように、everyone 「みんなそれぞれが」違う種類のポテト(のメニュー)を欲しいと言って、私は違う種類のポテトを作っている、と「みんなの希望に合わせて違うメニューを作っている」ことを言っています。
care は「気にする、気にかける」なので、「私はみんなのために違うポテトを頑張って作ってるっていうのに、モニカが好きなポテトは何かなんて、誰か一人でも気にしてくれたかしら?」ということ。
そのように「そんな人いた?」と疑問文で言っておいてから、「いいえ〜!」と自ら大きな声で否定します。

as long as は「〜する限りは、〜であるならば」。
「フィービーとマリオのそれぞれの好きなポテトがある限りは」というのは、自分の好物があればそれでもう納得で、作ってる私のポテトの好みなんてどうでもいいのよね、と言っていることになるでしょう。
マリオというのは、ジョーイが性病のポスターに出ている時の役名で、怒りながらどさくさ紛れにジョーイのことをマリオと呼んでいるのが笑いのポイントになります。
自分が料理を作る最初の感謝祭だというのに、、、と言いながら、泣いて言葉にならない様子のモニカ。

only dogs can hear you now. は「今、モニカの声を聞けるのは犬だけ」。
これは「モニカのしゃべっている言葉が犬の鳴き声のようで、人間には到底解読不能」という意味か、「人間が聞き取れる周波数ではない」という意味かのどちらかだろうと思います。
モニカの声が犬の鳴き声のようにも聞こえるので前者かなと私は思っているのですが、参考までに「犬は人間には聞こえない周波数を聞き取れる」件を少し説明しておきます。
犬の訓練に使うホイッスルを犬笛と呼びますが、
Wikipedia 日本語版: 犬笛 に「犬笛が発することのできる音の周波数の範囲は、人の可聴範囲を大きく上回っている。」という記述があるように、人間が聞こえないような音を犬は聞くことができるということです。

やっとドアの鍵が開き、中に入ると、部屋中に煙が充満しています。
The turkey's done. なら「程よい加減で、絶妙な加減で焼けた、できた」ということですが、burnt は「燃やす、焼く、焦がす」の過去分詞形で、過去分詞形 burnt は「焼けた、焦げた」という形容詞としても使われます。
食べ物について burn という動詞を使う場合は「焦がす、焦がしてだめにする」というニュアンスになります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
burn : FOOD to spoil food by cooking until it is black and does not taste good, or to become spoiled in this way
例)Oh, no, I burnt the toast!

つまり「食べ物が黒くなるまで、またはおいしくなくなるまで調理することで食べ物をだめにすること、またはこのようにだめになってしまうこと」。
例文は「オーノー、トースト焦がしちゃった!」

Macmillan Dictionary では、
burn : if food burns, or if you burn it, it gets spoiled by being cooked for too long or at too high a temperature
例)Have you burned the toast again?

つまり「食べ物が burn する、または食べ物を burn するというのは、長すぎる時間または高すぎる温度で調理されることにより食べ物がだめになること」。
例文は「またトースト焦がしちゃったの?」

どちらの語義にも spoil 「だめにする」という単語が使われています。
spoil と(この後に出てくる)ruin はどちらも同じような意味となります。
ロングマン、マクミランの両方の例文で「トースト焦がしちゃった」というフレーズが使われているのが面白く、「黒くなるまで、まずくなるまで、長時間、高温で」という説明もわかりやすいです。

ruin は「〜をだめにする、台無しにする」。
複数の鍋の蓋を開けながら、Potatoes are ruined! という同じ言葉を繰り返すことで、ポテトをわざわざ3種類作ったのに、3種類ともだめになったことを強調しています。「これも、これも、これも!」という感覚ですね。

そんな状況の時、ロスがお腹の中の赤ちゃんに歌って聞かせてあげた歌を、楽しそうに歌いながら入ってきます。
「ママの感謝祭の料理の匂いはこんなんじゃないけどな」のように言ったロスに、ブチギレ状態のモニカは「ええ、違うでしょ?」と言った後、「ロスは塊が欲しいと言ってたわよね、ほらこれがあなたのお望みの塊よ!」と、鍋の中の焦げた塊を見せることになります。

レイチェルの This is great! は皮肉。
あまりにも最低最悪の状況の時に、言葉では great「最高」だと言ってみせることはよくあります。
I guess I'm stuck here with you guys. について。
stuck は「行き詰まって、動けなくて」「(やっかいなものを)押し付けられて」という感覚。
「楽しくスキー旅行に行くはずが、ここであなたたちと一緒に身動き取れない状態になるみたい。あなたたちとここに取り残されることになったみたいね」と言っていることになります。

first choice は「第一志望・希望」。みんなそれぞれ、予定があったけれど、諸事情でそれができなくなった。こんな風にモニカの部屋に集まることは、そもそも、みんな予定外でやむを得ずそうしただけだった。最初から、モニカの感謝祭に参加する予定だったやつなんていないんだ、ということ。
「あなたたちとここに残ることになるなんてね」と不満そうなレイチェルに対し、「俺だってここにいたかったわけじゃない。家族に拒絶されてやむを得ずここにいただけなのに、そんな言い方しないでくれ」と言いたいわけです。

「誰もここにいたかったわけじゃない」と言われて、モニカはさらにキレます。
bust one's ass は「必死に頑張る」。
ass は「尻」を意味する卑語なので、むやみに使わないように注意しましょう。
bust は「打つ、強打する」。
ここでの感謝祭ディナーを食べたかったわけじゃない、ということになりますから、「じゃあ私がみんなのためにおいしい料理を必死に作ってたのはどうしてかしら?」と怒っているわけです。

自分の発言にモニカがキレたことにムッとしたらしいジョーイは、モニカがおいしい(delicious)ディナーと表現したことについて、「あれが”おいしい”って?」のように失敗した料理を示します。
全員がいらいらしていて、人に当たりまくっている状態で、みんなも口々に叫んでいます。

チャンドラーの Now, this feels like Thanksgiving. について。
Thanksgiving は感謝祭のことですが、元々、thanksgiving は「感謝、感謝の気持ち」という意味です。
料理を作ってもらったり、スキーに行くためにカンパしてもらったりしたことに対しての感謝の気持ちを忘れて、みんなが罵り合っているので、「これぞ感謝祭って感じだよね」と皮肉を言っているわけです。
元々感謝祭にトラウマがあって、感謝祭に楽しいことを期待していなかったチャンドラーは、「自分にとって大切な感謝祭が台無しになった」という感覚はありませんので、こんな風に客観的、冷静なコメントをポツリとつぶやくことができるということです。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:24| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月04日

鍵の話はもうたくさん フレンズ1-9改その20

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は8位、「にほんブログ村」は12位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 英語ブログへ


17:45
モニカ: I swear you said you had the keys! (誓って言うわ、あなたが鍵を持ったって、あなたは言ったわ!)
レイチェル: No, I didn't. I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! I obviously did not have the keys! (いいえ、私は(そんなこと)言わなかった。私は鍵を持ってるなんて言わないわ、もし(本当に)持っていれば話は別だけど! 私は間違いなく鍵を持っていなかったのよ!)
フィービー: Ooh, okay, that's it! Enough with the keys. No one say “keys.” (あぁ、いいわ、それまでよ! もう鍵の件はたくさんよ。誰も「鍵」って言わないで。)
モニカ: Why would I have the keys! (どうして私が鍵を持ってたりするのよ?)
レイチェル: Aside from the fact that you said you had them? (あなたが鍵を持ってるって言ったという事実は別にして?)
モニカ: But I didn't! (でも私は鍵を持ってなかったの!)
レイチェル: Well, you should have. (あなたは鍵を持つべきだったのに。)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)

I swear は「私は誓って〜と言う」。
I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! は仮定法過去。
unless = if not として後ろから訳すとすると、「もし私が鍵を持っていないなら、私が鍵を持っていると私は言わない(でしょう)」。
英語の語順の通り、unless 以下を付け足しの形で訳すと、「私が鍵を持っていると私は言わない。もし私が(実際に)鍵を持っているなら話は別だけどね」。
いずれにしてもレイチェルが言いたいことは「持っていないなら持っているとは言わない」。
その後の I obviously did not have the keys! は「私は確かに(明らかに)鍵は持っていなかったの!」ということで、モニカが「確かにレイチェルは持ったって言ったわ」と言ったことに対し「持ってないのに持ってるって言うわけない。私は絶対に鍵を持っていなかった。だから持ってるなんて言ったはずはないのよ」と強く主張していることになります。

Enough with... は「…はいい加減にして。…の件はそのくらいにして。…の話はやめて。」。
Enough with the keys. は、モニカとレイチェルが、keys のことで口論しているので、「もうキーのことはたくさんよ」というニュアンス。
No one say “keys.” は、Don't say "keys." と同じような意味。
もし「誰も鍵と言わない」という現在形だと考えると、no one は単数扱いなので、No one says "keys." となるでしょう。
命令形の変形としては、まず、Don't say "keys." を強調するために、本来は省略されている主語 You をつけた形 You don't say "keys." という形が可能です(前回の記事のセリフにも、Do the math. に主語 You をつけた You do the math. の形が出てきました)。
その「あなたたちは鍵と言わないで」を「誰も(誰一人として)鍵と言わないで」と表現したのが、No one say "keys." になると理解すればよいでしょう。

aside from the fact that は「(that 以下)という事実は別にして」。
「どうして私が鍵を持ってるわけ?」のようにモニカが尋ねるので、「だってあなたは持ったって言ったじゃない。そう言ったという事実があるのにそれを差し置いて、しらばっくれるつもり?」というニュアンスになるだろうと思います。
You should have. は「あなたは〜すべきだったのに(実際には〜しなかった)」。
モニカが「持ったなんて言ってないし、実際私は持ってなかったし」と言ったことに対して、「モニカが鍵を持つべきだったのにそうしなかった」とモニカを責めていることになるでしょう。
それで「どうして私が持たなきゃいけなかったの?」「だってそれは」と二人が Why? と Because! を繰り返すことになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:40| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

You and your stupid... フレンズ1-9改その19

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 英語ブログへ


17:16
モニカとレイチェルの部屋のドアを開けるために、たくさんある鍵を1つずつ試しているジョーイ。
ジョーイ: Nope, not that one. (だめだ、それじゃない。)
モニカ: Can you go any faster with that? (それ、少しは早くならないの?)
ジョーイ: Hey, I got one keyhole and about a zillion keys! You do the math. (おい、1つの鍵穴に無数の鍵があるんだぞ! 計算しろよ。)
モニカ: Why do you guys have so many keys in there anyway? (とにかく、どうしてあなたたちはそんなにたくさんの鍵を持ってるの?)
チャンドラー: For an emergency just like this. (ちょうどこんな感じの緊急事態のためにだよ。)
レイチェル: All right. Listen, smirky! If it wasn't for you and your stupid balloon, I would be on a plane watching a woman do this right now. But I'm not! (いいわ。ねぇ、このニヤニヤ男! もしあなたとあなたのおバカなバルーンがなければ、私は今頃、飛行機に乗っていて、女性がこうしているところを見ているところだったのよ。でも、私は今、そうじゃない!)

Can you go any faster with that? の any faster のように、比較級と共に用いた any は「少しでも、いくらか(でも)」。
I got one keyhole の got は have の意味。
ここでは、one keyhole と a zillion keys が対比されています。
zillion は、million(100万)、billion(10億)から派生した口語で、「無数の、すごい数の」を大袈裟に強調する表現。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
zillion [noun] (informal) : an extremely large number of something

math = mathematics(数学)ですから、do the mathで「数学をする、計算をする」という意味。
You do the math. は、Do the math. という命令形を強調するために、普通は明らかであるために省略される主語の You をあえて付けた形になります。
鍵穴は1つなのに、鍵はこんなにものすごくたくさんあるんだ、そんなにすぐに見つからないよ、時間がかかることくらい計算すりゃあわかるだろ? と言いたいわけです。

鍵がたくさんありすぎて、合う鍵を見つけるのが大変な状態について、モニカが「どうしてそんなにたくさんの鍵を持ってるのよ?」と尋ねます。
合鍵をたくさん持ってるのはこういう緊急事態のためかな、とニヤニヤしながら言ったチャンドラーに、レイチェルがキレます。

smirk は動詞で「にやにや笑う」。
LAAD では、
smirk : to smile in a way that is not nice, and that shows that you are pleased by someone else's bad luck
つまり、「ナイスでない風に、そして他の誰かの不運を喜んでいると示すような風に、微笑む」。
ただ笑うのではなく、人の不運・不幸を喜んでいるかのようにいやらしい感じで笑う、というネガティブなニュアンスです。
そして smirky は smirk の形容詞で、ここでは、呼び掛け語として、「このニヤニヤ男!」みたいな意味で使っているようです。

If it wasn’t for..., I would 〜 は「もし…がなければ、〜なのに」という仮定法過去。If it wasn’t for... は、Without... と言い換えることができます。
仮定法を使うことで、「実際にはあなたがいるせいで、違う結果になっている」ことがわかるのですが、上のセリフでは、それを強調するためか、I’m not (on a plane watching...) という結果になっていることをわざわざ付け加えています。
I would be on a plane watching a woman do this right now. は「(もし…がなければ)私は今頃、ある女性がこうするのを見ながら、飛行機に乗っているでしょう」。
a woman do this 「ある女性がこうする」の時には、客室乗務員が乗客に(恐らく非常口の場所を)説明する時の仕草をしています。

そしてその後の you and your stupid balloon という表現について。
you and your... という言い回しは、ドラマの会話でよく出てくるのですが、「あなたと、あなたのその〇〇」ということで、you and your stupid... だと「あなたと、あなたのそのおバカな○○」という感覚。
研究社 新英和中辞典では、
You and your…!=…は君の口癖だね 《また始まったなど》
You and your sob stories! また例のお涙ちょうだいか!

と出ています。
今回の場合は「いつもの」ということではないですが、悪いのはあなたと、あなたが見に行こうぜって言った、あの最低なバルーンよ、という感じで、あなた自身(you)とあなたが持ち出したそれ(your ...)とが両方まとめてむかつくのよ、という苛立ちが表れていると言えるでしょう。
stupid をつけてこき下ろすことで、バルーンに対する憎しみ、怒りを表現していることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:27| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

エラが取れたばかりの胎児 フレンズ1-9改その18

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 英語ブログへ


16:06
キャロルの家。ロスが赤ちゃんに独り言のように語りかけている。
ロス: And everyone's telling me, "You gotta pick a major! You gotta pick a major!" So on a dare, I picked paleontology. And you have no idea what I'm saying, because, let's face it, you're a fetus. You're just happy you don't have gills anymore. (それでみんなが僕に言うんだよ、「専攻(科目)を選ばなきゃ! 専攻を選ばなきゃ!」ってね。それで思い切って、僕は古生物学を選んだんだ。君には僕が何を言っているか全然わからないだろうね、だって、ほら現実を直視してみようよ、君は胎児なんだから。君はもうエラがないことがただ幸せなんだよね。)
キャロル: Look, you don't have to talk to it. You can sing to it if you want to. (ねぇ、その子に話しかけなくてもいいのよ。もしそうしたいのならその子に歌ってもいいのよ。)
ロス: Oh, please. I am not singing to your stomach, okay? (あぁ、よしてよ。僕は君のお腹に向かって歌を歌ったりしないよ、いい?)
スーザンが帰宅する。
スーザン: How's it going? (どんな感じ?)
ロス: Shh! Here we come, walkin' down the street Get the funniest looks from Everyone we meet Hey, hey! Hey, uh, did you just feel that? (シーッ! [ロスは歌い出す] ♪ さあ行くよ 通りを歩いて行く 出会う人みんなが面白い顔をするよ ヘイヘイ!♪ ねぇ、今の感じた?)
キャロル: I did. (感じたわ。)
ロス: Does it always--? (それっていつも…?)
キャロル: No, no. That was the first! (いいえ、いいえ。今のが初めてよ!)
スーザン: Keep singing! Keep singing! (歌い続けて! 歌い続けて!)
ロス: And I can't wait to meet you When you come out I'll buy you a bagel And then we'll go to the zoo (♪そして僕は君に会うのが待ちきれない 君が出てきたら僕は君にベーグルを買ってあげる そしてそれから君と僕は動物園に行くんだ♪)
スーザン: I felt it that time! (今の感じたわ!)
ロス: Hey, hey, I'm your daddy I'm the one without any breasts (♪ヘイヘイ 僕はパパだよ 胸がない方(のパパ)だ♪)

major は「(大学の)専攻科目」。What's your major? なら「専攻(科目)は何ですか?」という質問。
動詞として使うと major in で「(大学で)〜を専攻する」という意味になります。

dare はジーニアス英和辞典で以下のように出ています。
dare=(名詞)(通例 a 〜)挑戦、あえてすること
on a dare(米)=(英)as [for] a dare 挑戦されたので、度胸試しとして


Macmillan Dictonary では、
dare : an attempt to persuade someone to do something dangerous in order to prove that they are brave
on a dare: When he was 14, he had stayed out all night on a dare.

つまり「自分が勇敢であることを証明するために、その人に危険なことをするように促す試み」。on a dare の例文は「彼が14歳の時、度胸試しとして一晩中ずっと外出していた」。

マクミランの語義では「誰かにそれをするように促されて」とありますが、マクミランの例文は、他人に促されたというよりは自ら強さを証明したいという「度胸試し」のニュアンスが感じられますので、ジーニアスの訳語にある「度胸試しとして」がここではふさわしいように思います。
今回のロスのセリフの場合も「誰かにそれをしろ」と言われたというよりは「できるかどうかわからないけど思い切ってやってみる」という「度胸試し」の方が近いような気がしました。

paleontology は「古生物学」。ロスの専攻であり、今の博物館での仕事にも密接に関わる学問なので、フレンズには何度も登場する単語です。
paleontologist だと「古生物学者」で、ロスの職業を専門的に表現するとこの単語になります。

let's face it は「それに直面しよう」ということから「現実を直視しよう、事実をあるがままに受け入れよう」。
fetus は「胎児」。受精後8週間経ったものが fetus と呼ばれ、それ以前の受精卵は、embryo 「胚、胎芽」と呼ばれます。
gill は「(魚などの)エラ」。胎芽の時には魚のようなエラがあるのですが、胎児になるとそれがなくなる、ということ。
今の君は胚から胎児になって、エラが取れたぞ、ばんざーい、ってなってる頃、つまり人間としてはごくごく初期の段階だから、僕の古生物学専攻の話なんて、わけわかんないよね、と言ったことになるでしょう。

talk/sing to it の it は「お腹の中にいる(まだ性別のわからない)赤ちゃん」のこと。
普通は人間に対して it 「それ」のように表現すると「もの」扱いしたようになり失礼になるのですが、今回のように性別がわからない場合は it と表現することになります。

Oh, please. は「あぁ、どうかお願いだから」ということですが、ここでは「どうかそんなことは言わないで、勘弁して、やめてよ」というニュアンス。
stomach は「胃」ですが、内臓としての胃以外に「おなか、腹」の意味でも使います。
「そんな難しい話をしてもしょうがないから、ただ歌ってあげれば?」とキャロルは言うのですが、ロスはそんなことをしても君のお腹に歌ってるみたいだから嫌だ、と拒んでいることになります。

ロスが歌いだした歌は、テレビ番組「ザ・モンキーズ・ショー」のテーマ曲で、タイトルは、(Theme From) The Monkees (邦題は、「モンキーズのテーマ」)です。
ザ・モンキーズ(The Monkees)は、デイドリーム・ビリーバー(Daydream Believer)などのヒット曲で有名なアメリカのバンドです。
Hey! Hey! の後、We're the Monkees! ... と歌詞が続くことになるのですが、ここではお腹が動いたのを感じて、いったん歌うのをやめています。
「いつも?」「いいえ、初めて」というやりとりから、これが初めて赤ちゃんの胎動を感じた瞬間ということになり、3人は大喜びします。
胎動を感じた後、再び歌い始めますが、メロディーはそのままで、歌詞は「モンキーズのテーマ」とは全く違うものになっています。
歌詞を見てもわかる通り、ここからはロスが自分の気持ちをこのメロディーに乗せて歌います。
それまでは「お腹の赤ちゃんに話しかけるなんて、、」と否定的なロスでしたが、自分の歌に反応してくれたお陰で、自分の赤ちゃんにパパとして歌を聞かせるつもりになったことが伺えます。

I'm your daddy. I'm the one without any breasts. は「僕は君のパパだよ。僕は胸がない方だよ」。
キャロルがママだとすると、そのレズビアン・パートナーのスーザンの役割は、さしずめ赤ちゃんのパパというところでしょう。
そばにスーザンもいたので、嬉しいながらもちょっとイヤミも言ってみようということで、「僕は胸がない方のパパだけどね」→「もう一人のパパであるスーザンは、パパなんだけど胸があるんだよ」と言ってみせているわけです。
ロスとスーザンの口喧嘩は、愛する女性(キャロル)を巡る男同士の喧嘩のような感じですし、ロスにとってスーザンは、女性というより、愛する女性を奪ったライバルでしかない、ということでしょう。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 18:32| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

外はカリカリ、中はジューシー フレンズ1-9改その17

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は4位、「にほんブログ村」は6位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 英語ブログへ


15:11
廊下。屋上でアンダードッグのバルーンを見て帰ってきた後。
レイチェル: ...the moment we first saw the giant dog shadow fall over the park! (…大きな犬の影が公園全部を覆っている[公園に大きな犬の影が落ちている]のを初めて見てすぐに!)
フィービー: Yeah, but did they have to shoot him down? I mean, that was just mean. (そうね、でも彼らは彼(アンダードッグ)を撃ち落とす必要があったのかしら? つまり、それってただ意地悪よ[ひどいわ]。)
モニカ: Okay, right about now the turkey should be crispy on the outside, juicy on the inside. Why are we standing here? (よし、ちょうど今頃は、あのターキーが外はカリカリで、中はジューシーになっているに違いないわね。[誰もドアを開けようとしないのを見て] どうしてここで私たちは立ってるの?)
レイチェル: We're waiting for you to open the door. You've got the keys. (私たちはモニカがドアを開けるのを待ってるのよ。モニカがカギを持ったでしょ。)
モニカ: No, I don't. (いいえ、私は持ってない。)
レイチェル: Yes, you do. When we left, you said, "Got the keys." (いいえ、あなたが持ってるわ。私たちが出て行く時、あなたは言ったもの。「カギを持った」って。)
モニカ: No, I didn't. I asked, "Got the keys?” (いいえ、そんなこと言ってない。私は質問したのよ、「カギを持った?」って。)
レイチェル: No, no, no. You said, "Got the keys!" (いいえ、いいえ、いいえ。あなたは言ったわ、「カギを持った!」って。)
チャンドラー: Either of you have the keys? (君たちのうちのどちらかが、カギを持ってるの?)
モニカ: The oven is on! (オーブンがついたままよ!)
レイチェル: Oh, I’ve gotta get my ticket! (あぁ、私は自分のチケットを取らないといけないのに!)
ジョーイ: Wait, wait! We have a copy of your key. (待って待って。君らのキーのコピーを俺たちは持ってる。)
モニカ: Well, then get it! Get it! (それなら、キーを取ってきて! 取ってきて!)
ジョーイ: That tone won’t make me go any faster. (そんなトーン(口調)は俺を少しも早くしないぞ。)
モニカ: Joey! (ジョーイ!)
ジョーイ: That one will. (そのトーンなら俺を早くする。)

shoot down は「撃ち落とす」。
紐がちぎれて飛んでいってしまったバルーンを止めるため、空気を抜く形で撃ち落としたことになります。

I mean, that was just mean. は mean が2個使われていますが、それぞれ別の品詞と意味になっています。
最初の mean は動詞で「〜を意味する、意図する」。
何か言った後で、I mean と言った場合は「つまり、私が言いたいのは」と言い換えるニュアンス。
just mean の mean は「ひきょうな、卑劣な、意地悪な、不親切な、人につらく当たる」という意味の形容詞。
You're so mean to me! なら「あなたって私にすっごく意地悪ね!」という意味になります。
I mean, that was just mean. は2つの mean を使った言葉遊びみたいなものでしょう。

廊下にいるモニカは、オーブンに入っているターキーについて crispy on the outside, juicy on the inside と言っています。
「外側はクリスピーで、内側はジューシー」ということで、crispy は「カリカリ・パリパリ・サクサクした」という意味。
KFC(ケンタッキーフライドチキン)にも「カーネルクリスピー」というメニューがあるので、イメージしやすいですね。

Macmillan Dictionary では、
crispy [adjective] : food that is crispy is firm in a pleasant way, and makes a noise when you bite it
つまり「クリスピーな食べ物は、好ましい(心地よい)感じで硬く、それを噛んだ時に音がする」。

噛めば「カリッ、サクッ」のように音がするという説明がとてもわかりやすいです。
食品の宣伝文句かグルメリポートのように「外はカリカリ、中はジューシー」と言いたい場合は crispy on the outside, juicy on the inside と表現すればいいということで、こういう表現は、積極的にアウトプットに活用して使っていきたいところです。

今頃ターキーはおいしくなってるわよー、と嬉しそうなモニカですが、誰もドアを開けようとせず廊下に突っ立ったままなので、「どうして私たちはここ(廊下)で立ってるの?」と言っています。

We're waiting for you to open the door. は、<wait for 人 to do>「人が〜するのを待つ」の形が使われています。
You've got the keys. と言われたモニカは、No, I don't. 「いいえ、私は鍵を持ってない」と答えます。
When we left, you said, "Got the keys." は、みんなで屋上にバルーンを見に行く時に、モニカが "Got the keys." と言ったことを指しており、過去記事、どのくらいの頻度で起こる? めったにない フレンズ1-9改その15 にその会話が登場していました。

モニカは「鍵を持った」って言ったでしょ、と言われたモニカは、No, I didn't. I asked, "Got the keys?" と返します。
私は「持った」と言ったんじゃなくて「持った?」と尋ねたのよ、ということですね。
尋ねたことがよりはっきりするように、今回は特に、モニカは語尾の発音を「キーーーズ?」とより強調ぎみに上げています。

屋上に行く前の "Got the keys(?)" というセリフには主語がなかったこと、語尾の上がり下がりがあまり明確でなかったことから、お互いが意味を勘違いしていたことがここで判明することになります。

Got the keys? と最後に?がついて語尾が上がる場合は、You got the keys? 「あなたはカギ持ったわね?」という質問だと想像され、Got the keys. と最後がピリオドで語尾が下がる場合には、I got the keys. 「私はカギ持ったわ。」という意味になります。

誤解の一番の原因は、口語でよくあるように「わかりきった主語を省略した」ということですが、これは日本語でも「鍵持った?」「鍵持った!」と表現することで、全く同じ現象が起こり得ます。
英語の口語で、Got it. という言葉がありますが、Got it? と語尾を上げたら、You got it? 「(あなたは)わかった?」という意味になりますし、Got it. と語尾を下げれば、I got it. 「(私は)わかった。了解」という意味になります。それと同じ感覚ですね。

レイチェルとモニカが "Got the keys" の語尾の上げ下げを強調しながら、こう言ったああ言ったとモメているのを見ていたチャンドラーは、それに乗っかる形で「それで君たちのどちらかが鍵を持ってるの?」と尋ねる際、語尾の keys をことさら強調して、上げ調子で言っているのが面白いです。

結局二人とも持っていないとわかり、モニカはオーブン、レイチェルは旅行のチケットのことでパニクっています。
The oven is on! は「オーブンがついている! 火がついたままよ!」。オーブンが「オン」の状態である、というニュアンスで、こんな風にシンプルに表現できるわけですね。

ジョーイが「その鍵のコピー(すなわち合鍵)がある」と言うので、モニカはせかすように Get it! 「それを取ってきて!」と叫びます。
That tone won't make me go any faster. を直訳すると「それ(そんな言い方)は俺をより速く行かせないだろう」。
そんなにキャンキャン言われたら、取りに行く気をなくす、急ごうという気持ちにならない、ということですね。
モニカは Joey! とキツい調子で言い、人差し指を立て、そんなこと言ってると承知しないわよ、というようなしぐさをしています。
こんな緊急事態にそんなくだらないこと言ってる場合? というところ。
That one will. は That tone will make me go faster. ということで、そんな風に指まで指されて「ジョーイ、承知しないわよ」と怖い顔で言われると、急がざるを得ないけどね、と言っていることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:12| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月28日

音響学的な利点のある方法 フレンズ1-9改その16

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


14:14
キャロルの家。
キャロル: Anytime you're ready! (準備ができたらいつでも(いいわよ)!)
ロス: Okay, okay, here we go. Okay, where am I talking to here? I mean, uh, well, there is one way that seems to offer a certain acoustical advantage, but.... (オッケー、オッケー、さあ行くぞ。よし、ここで僕はどこに話しかけてるの? ほら、その、1つの方法があるだろ、ある音響学的な利点を提供すると思われる方法がさ、でも…)
キャロルL: Just aim for the bump. (ただ、その出っ張り[膨らんでいるところ]を狙えばいいのよ。)
ロス: Okay, okay, okay, okay, here goes. You know, you know, I can't do this. Uh, this is, it’s too weird. I feel stupid. (わかった、わかった、行くよ。[ここで長い沈黙] ほら、僕はこんなことできないよ。あー、こんなの変すぎる。ばかみたいな気がするよ。)
キャロル: So don't do it, it's fine. You don't have to do it just because Susan does it. (それじゃあ、やめて[そうしなくていいわ]、いいのよ。あなたはそれをする必要はないわ、だってスーザンがする[してくれる]から。)
ロス: Hello, baby! Hello, hello. (ハロー、ベイビー! ハロー、ハロー。)

お腹の中の赤ちゃんに話しかけることになっているものの、どうしたらいいか困っている様子のロス。
where am I talking to here? は「ここ(この状況)で、僕はどこに向かって話しかけてるの?」というところ。

there is one way that seems to offer a certain acoustical advantage について。
この文の構造は、「ある acoustical advantage を提供するらしい1つの方法がある」。
acoustical advantage は「音響学的な利点」。
acoustical の -al を取った acoustic は「アコースティックギター(エレキギターではない、生の楽器のギター)」の「アコースティック」ですが、英語の発音は、「アクースティック」になります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
acoustic : relating to sound and the way people hear things
つまり「音と、人がものを聞く方法に関係している」。

音響学的に良いと考えられる方法、というのは、子宮によく響くような方法ということですから、子宮の入り口から声を聞かせることを指していることになるでしょう。
ママであるキャロルのお腹の上から、お腹の皮膚を通して、という形ではなく、赤ちゃんが出てくる場所から呼びかけたら、声がよく通るんじゃないかなぁ、とロスは言いたいのですね。
そのようなエッチなエリアから呼びかけることを、「音響的に有利な方法」のように言葉としてはエッチなことを言っていない感じに見せている面白さになるでしょう。

aim for は「〜を目指して・狙って・目標にして」。
aim は名詞で「ねらい、照準」「目的、意図」、動詞で「狙う、狙いをつける」という意味がありますが、他動詞の場合だと、aim a gun at ... 「銃を…に向ける、銃の狙い・照準を…に合わせる」という形になります。
そして、自動詞の場合だと、aim at a target (with a gun) 「(銃で)標的を狙う」のように at や for の前置詞を使って表現します。
つまり、他動詞の目的語となるのは「銃」であって、「的(まと)、標的」は直接、目的語には取らないということですね。
今回のセリフもロスが「どこをめがけて話しかければいいのかわからない」と言っているので、その目指す場所の指示として「ただ、the bump を目指しなさい」と言っていることになります。

bump は「隆起」。ここでは、お腹の大きく盛り上がっている部分を指しています。そこに赤ちゃんがいるので、そこをめがけて話しかければいいのよ、ということですね。
LAAD では、
bump : a small raised area on a surface
例)a bump in the road

つまり「表面の小さな盛り上がったエリア」。例は「道の隆起」。
goosebumps だと「鳥肌」を意味します。
goose は「ガチョウ」で、人間の肌が、鳥の肌の盛り上がり(ブツブツ)のようになることから、そのように呼ぶのですね。

キャロルに促されて、話しかけようとするのですが、やはりロスは「こんなの変すぎる」と言ってやめようとします。
するとキャロルが「やめたいのなら、やめても構わないわ。だってあなたがしなくてもスーザンがしてくれるから」のように言うので、ロスは間髪入れずに「ハロー、ベイビー!」と話しかけることになります。
スーザンは当然のようにやってるわよ、と言われて、急に対抗意識を燃やしたわけで、さすがは元妻、ロスのそういう性格がよくわかっている、ということですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:40| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月09日

どのくらいの頻度で起こる? めったにない フレンズ1-9改その15

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」も7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


13:43
レイチェルがスキーに出かけようとしていた時、チャンドラーがモニカの家に入ってくる。
チャンドラー: The most unbelievable thing has happened! Underdog has gotten away! (最も信じられないことが起こったぞ! アンダードッグが逃げ出したんだ!)
ジョーイ: The balloon? ((あの)バルーン?)
チャンドラー: No, no, the actual cartoon character. Of course the balloon! It's all over the news. Right before he reached Macy's, he broke free and was spotted flying over Washington Square Park. I'm going to the roof. Who's with me? (いいや違う。本当のカルトゥーン[アニメ]のキャラクターだ。[しばらくの沈黙] もちろん、バルーンに決まってるだろ! それがあらゆるニュースになってる。メイシーズ百貨店に到着する直前に、彼は解き放たれて[自由になって]、ワシントン・スクエア・パークの上を飛んでいるのが発見されたんだ。俺は屋上に行く。俺と一緒に来るのは誰だ?)
レイチェル: I can't. I gotta go! (私は(屋上には)行けないわ。(旅行に)行かなくちゃ。)
チャンドラー: Come on. An 80-foot inflatable dog loose over the city? How often does that happen? (町の上に解き放たれている80フィートの空気で膨らんだ(風船の)犬だぞ。そんなこと、どのくらいの頻度で起こる?)
フィービー: Almost never. (ほとんどめったにないわ。)
みんなが次々と部屋から出て行く。
モニカ: Got the keys? (カギ、持った?)
レイチェル: Okay. (オッケー。)

チャンドラーは興奮した様子で、アンダードッグが逃げたことをみんなに知らせています。
現在完了形の has happened, has gotten away はどちらも「ちょうど〜したところ」という「完了」の意味。

Underdog は、1964年から1973年までアメリカで放送されていた Underdog という cartoon(アニメ、カルトゥーン)の主人公です。
IMDb : Underdog (TV Series 1964-1973)
上にリンクした IMDb (Internet Movie Database) では、Videos / Photos で、動画や画像を見ることができます。
ちなみに、IMDb というサイトは、日本からアクセスすると、タイトルが「日本語タイトルのローマ字表記」になるという仕様になっていて、この Underdog も Urutora wan-chan という表示になっています。
その表示の通り、日本では「ウルトラわんちゃん」のタイトルで放映されていました。
Wikipedia 日本語版: ウルトラわんちゃん

2007年には、Underdog というタイトルでアメリカで実写映画化されました。
日本では劇場未公開でしたが、「鉄ワン・アンダードッグ」のタイトルでDVDが発売されています。
この実写版がどんな感じなのか確かめようと、以前レンタルして見てみたのですが、マッドサイエンティストのバーシニスター博士役でピーター・ディンクレイジが出演していました(「ゲーム・オブ・スローンズ」のティリオン・ラニスターを演じている俳優さんです)。

underdog とは元々、「負け犬、敗北者」という意味。日本語も英語もどちらも「犬(dog)」なのが興味深いですね。
このテレビアニメは、Shoeshine Boy という名前のダメ犬が、スーパーマンのようなヒーロー Underdog に変身して大活躍するというストーリーです。
赤い服と青いマントがトレードマーク。赤い服の胸に白抜きでUの文字が入っていますが、これは、スーパーマンのSの文字をイメージしたものなのでしょう。
Underdog が現れた時の決めゼリフは、”There's no need to fear, Underdog is here!” 「恐れる必要はない、アンダードッグここに参上!」。
fear と here (フィアーとヒアー)が韻を踏んでいるのもポイントですね。
IMDb で見られる 2:21 の長さの動画の 1:24 に、この決めゼリフが出てきます。

「フレンズ」の今回のエピソードの少し前のシーン(11:24くらい)に、感謝祭のパレードの様子が3シーン挿入されていましたが、最後に出てきたウルトラマンが飛んでるようなポーズの赤い服を着た犬が Underdog です。
チャンドラーは、この感謝祭のパレードのバルーンが飛んでいったという話をしているのですね。
今回のエピソードの原題が The One Where the Underdog Gets Away(訳:アンダードッグが逃げる話)となっているのも、このバルーンのことを言っていることになります。

今日は感謝祭なので、アンダードッグが逃げた、と言えば誰しもあのバルーンを思い浮かべるわけですが、ジョーイはそんな当たり前のことをわざわざ「あのバルーンのアンダードッグ?」みたいに尋ねています。
あまりにも当たり前すぎることを聞かれた時、いわゆる「アメリカン・ジョーク」ではあり得ない返事を返すことが多いのですが、チャンドラーも「いや、それがカルトゥーンのキャラクターが画面から逃げ出したんだよ」みたいにトボケたことを言っています。
その後、「当然、バルーンだよ!」と自分のボケにツッコミを入れていますが、このように「バルーンに決まってるじゃないか」とツッコミを入れるのは、アメリカンジョークとしては逆にちょっと珍しいパターンに思えました。
エピソードが進むにつれて、こういうチャンドラーのオトボケはエスカレートして行きますが、だいたいはあり得ないことをしれっと言って、みんなが笑うか、「はぁ?」みたいな顔をしてそのジョークはおしまい、というパターンが多いです。
日本の漫才のように「んなわけないだろ、バルーンだよっ!」みたいにツッコむ方が珍しい気がする、ということですね。

Right before he reached Macy's, he broke free and was spotted flying over Washington Square Park. について。
Right before he reached Macy's は「メイシーズに到着する直前に」。
パレードがメイシーズの前を通ることがわかります。
今回のエピソードの少し前のシーン、ゲットアウト=まさか! フレンズ1-9改その10 で、地下鉄で会った女性に「俺たち一緒に働いてたよね」と言った後、
ジョーイ: Yeah. At Macy's. You're the Obsession girl, right? I was the Aramis guy. (そうさ。メイシーズでね。君はオブセッションの担当だろ? 俺はアラミスの担当だった。)
のように、百貨店メイシーズの名前が出ていました。
後でまたメイシーズの名前が出てくることのへ伏線だったのでしょうね。

break free は「自由になる、(支配されている状況から)逃げ出す」。
クイーンの曲にも I Want to Break Free (邦題:ブレイク・フリー(自由への旅立ち)」という歌がありますよね。
歌詞でも I want to break free 「自由になりたい」というフレーズが繰り返し出てきます。

spotted flying over Washington Square Park は「ワシントン・スクエア・パークの上を飛んでいるのを発見された」。spot は 「発見する」。

今、アンダードッグのバルーンがふわふわ飛んでるから、屋上にそれを見に行く、とチャンドラーは言っています。
いろいろなバルーンがある中でも、特に「飛ぶ」キャラクターであるために余計に見ごたえがあるのでしょうね(今だと、インスタ映えしそうな感じでw)。
日本だと、仮面ライダーよりはウルトラマン、ゴジラよりはガメラの方が、「バルーンが飛んでる」状況がより面白く見える、というのと同じようなことでしょう。

スキー旅行に出かけようとしていたレイチェルは「私はスキーに行かないといけないから」と拒否するのですが、チャンドラーはそれを引き留めようとしています。

An 80-foot inflatable dog loose over the city? について。
長さの単位フィートは、英語では foot と feet という単語を使いますね。
単数形が foot で、複数形が feet ですから、80フィートは 80 feet になるのですが、上のセリフでは、数字との複合語の形で形容詞的に使われているので、80 feet ではなく、80-foot という形になっています。
「徒歩10分」は、ten-minute walk で、ten minutes という複数形にならないのと同じ原理です(名詞ではなく形容詞だから、複数形にはならない、という理屈)。
ちなみに、80フィートは 24.4メートル。
loose は「解き放たれた、自由な」という形容詞で、loose over the city が inflatable dog を後ろから修飾(後置修飾)しています。
inflatable は「膨らませることのできる、膨脹式の、空気を入れて使う」。

How often does that happen? を直訳すると「それ[そんなこと]はどのくらいしばしば[どのくらいの頻度で]起こる?」。
almost never は「ほとんど〜ない」。絶対ないとは言わないけど、限りなく起こり得ない出来事、という感じです。
今、実際に起こったことなので、また再び起こらないとも限らないから、never とは言い切れない、でも、限りなくあり得ない、起こり得ないことだ、ということですね。
「どんな頻度でこんなことが起こる?」に対して、「ほとんど起こらない」と答えるフィービーですが、How often...? という疑問文は「どのくらいの頻度かを尋ねている、質問している」わけではなく、この文自体が「どれくらいの頻度で起こるだろうか、いや、めったに起こらないよな」という反語的表現になっています。

モニカの Got the keys? について。
got は「ゲットした」、つまり「持った」。このセリフをそのまま文字通り訳すと、「カギ、持った(?)」というところ。
英語の会話表現では、この Got the keys? のように主語を言わない場合も多いですが、日本語でも「カギ持った」と主語を言わないことも多いので「わかりきったことを省略する」というのは日英同じですね。
モニカとレイチェルはこの部屋をルームシェアして同居しており、今回の場合だと、部屋を出る時にどちらか一人がカギを持っていればいい、と考えていることがわかります。
この Got the key? については、また後のシーンで解説することになりますので、とりあえず今回の説明はここまでにとどめます。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 15:08| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日

一つ質問。テイタートッツがないよ フレンズ1-9改その14

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は9位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


12:22
ジョーイ: Hey, Monica, I got a question. I don't see any Tater Tots. (なぁ、モニカ、質問があるんだ。テイタートッツが(見え)ないんだけど。)
モニカ: That's not a question. (それは質問じゃないわ。)
ジョーイ: But my mom always makes them. It's like a tradition. You get a little piece of turkey on your fork, a little cranberry sauce and a Tot! I mean it's bad enough I can't be with my family, because of my disease. (でも俺のママはいつもそれを作るんだ。伝統みたいなもんだよ。フォークに一口のターキーを刺して、ちょっぴりのクランベリーソースとトット(をつけるん)だよ! 俺は自分の家族といられないほど(十分に)ひどい状態なんだ、ほら、俺の病気のせいで。)
モニカ: All right. Fine. Tonight's potatoes will be both mashed with lumps and in the form of Tots. (いいわ。わかった。今夜のポテトは塊のあるマッシュトポテトとトッツの形状のものと両方になるわね。)
ロス: All right. I'm off to talk to my unborn child. (よし。僕は、まだ生まれていない子供に話しかけに行くよ。)
モニカが作っているものをロスはつまみ食いしようとして、モニカに手をパシッと叩かれる。
モニカ: Ah! (あー!)
ロス: Okay, Mom never hit. (あぁ、ママは絶対に叩かなかった。)
台所でハンドミキサーを使っていたフィービー。
フィービー: Okay, all done. (よーし、すべて完了。)
モニカ: What, Phoebe, did you whip the pota-- Ah, Ross needs lumps! (何? フィービー、あなた、ポテトをホイップしたの…? あぁ、ロスには塊が要るのに!)
フィービー: Oh, I'm sorry! Oh, I just, I thought we could have them whipped and then add some peas and onions. (あぁ、ごめんなさい! あぁ、私はただ、ポテトをホイップの状態にして、それから豆とタマネギを加えられると思ったの。)
モニカ: Why would we do that? (どうしてそんなことをするわけ?)
フィービー: Well, 'cause then they'd be like my mom used to make it, you know, before she died. (だって、そうしたら、ポテトがママが昔作ってくれたみたいになるからよ。ほら、ママが死ぬ前に(作ってくれたように)ね。)
モニカ: Okay, three kinds of potatoes coming up. (よし、3種類のポテトが出てくるわよ。)
レイチェルがスキー板の入ったバッグを持って寝室から出てくる。
レイチェル: Okay. Goodbye, you guys! Thanks for everything! Oh, God, look at-- Sorry! I’m so sorry. (よし、さよなら、みんな! いろいろありがとう! あぁ、見て… [バッグや板をあちこち当てまくり]ごめん! ほんとにごめん)

料理をしているモニカを見て、ジョーイは「質問がある」と言いながら、疑問文ではなく、否定文で「テイタートッツがない(見えない)」と言い、それに対して、モニカは「それは質問じゃないわ」と返しています。
一つには「質問があるといいながら、疑問文ではなく否定文であること」について「それは質問じゃない」と言っている、そしてもう一つは、ないから文句を言っている、ケチをつけていることがわかるので、それは暗に「ないから作れ」と言っているのね? という気持ちを込めて、そのように返したことになるでしょう。
何か不満を述べる場合に「ちょっと質問があるんだけど、どうして〜はないのかなぁ?」のように述べる場合もあり、その場合は形式としては一応疑問文になるわけですが、ジョーイの場合はそもそも疑問文にもなっておらず、そこがまた、ジョーイのおとぼけ具合を表しているとも言えるでしょう。

Tater Tots は、「テイタートッツ。ハッシュトポテトを小さな円筒形にして揚げたもの」。DVDの日本語では「ひとくちポテト」となっていますが、まさにそういう感じのものです。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: テイタートッツ
画像検索すると、その食べ物の写真もたくさんヒットします。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) には、Tater Tots に加え、tater と tot の意味も載っています。

Tater Tots / tater tots [noun, plural] trademark :
potatoes that are cut into small pieces, made into balls, frozen, and then fried or baked

つまり「(複数形で。商標)小さなピースにカットし、ボール状にし、冷凍した後、揚げる、または焼いたポテト」。

tater [noun, countable] : (spoken) a potato
つまり「(口語)ポテト」。

tot [noun, countable] : (informal) a very small child
つまり「(インフォーマル)非常に小さな子供」。

作り方はロングマンの説明の通りで、tater がポテト、tot は小児を表すわけですね。
ウィキペディアにも「「トッツ」はその小ささや、子供のための食べ物であるからとしてつけられたと考えられている。」と書かれていますが、「子供のように小さい」または「子供の食べ物」かのどちらかの意味として「子供」という単語が使われているということのようです。

ジョーイはテイタートッツについて語ります。
ママがいつも作ってくれる、我が家の伝統みたいなものだと言った後、フォークに一口のターキーを刺して、それをクランベリーソースとトット(テイタートッツ)に付けるのがおいしいんだ! みたいに力説しています。
そんな風に「テイタートッツは感謝祭での家庭の味なんだよ」と言った後、it's bad enough I can't be with my family, because of my disease. と続けています。
because of my disease は「“病気”のせいで」。実際に病気にかかっているわけではないですが、あのポスターのモデルになったせいで性病にかかっていると思われてしまったことを言っていることになります。

「感謝祭を家族と過ごせないだけでも十分にひどい・悲惨なのに、モニカの家で家庭の味を味わうことすらさせてもらえないのか?」みたいに言われてしまうと、モニカもジョーイ専用を作らざるを得なくなり、今夜のポテトは「塊入りのマッシュトポテト」と「(テイター)トッツの形状のポテト」(の2種類)になると宣言します。

I'm off は「出かける」。
キャロルとスーザンがお腹の中の赤ちゃんに話し掛けているので、父親である自分もそれをしに行ってくるよ、ということ。
出かけるロスは、モニカの料理をつまみ食いしようとして、手をパシッと叩かれます。
Mom never hit. について。
hit の活用は hit-hit-hit で、現在形と過去形が同じ形です。
もし現在形であれば、Mom never hits. のように「3単現」の -s が付くことになるので、今回の hit は過去形であると判断できるでしょう。
怒る口調はそっくりだけど、手を叩いたりなんかしなかった、と、ママとモニカの違いを語っていることになります。

キッチンでモニカの料理を手伝っていたフィービー。
ポテトをハンドミキサーですりつぶしてしまったのを見て、モニカは「ロスは塊が必要なのに。ロスのために、塊入りのポテトを作らないといけないのに」と叫びます。
ごめん、と言ったフィービーは「ポテトをホイップさせて、豆とタマネギを加えるかと思って」のように返します。
whip は「ホイップクリーム」などのように「泡立てる」という意味。フレンズ1-7 では「勢いよく動かす」という意味で出てきました。
塊を残しておかないといけないのに、全部クリーム状につぶしてしまった、と言っていることになるでしょう。
Why would we do that? は「どうして(私たちは)そんなことをするわけ?」というところで、モニカにはその料理、その調理法になじみがないことが想像されます。
「ママが昔作ってくれたポテトなの、作ってくれたというのは、ママが死ぬ前ってことなんだけどね」のように表現することで、「ママは死んでしまってもう作ってくれないから、今日はそれを食べてみたかったの」と言っていることになり、さきほどのジョーイが家族の話を持ち出したのに続き、今度もまた家族の話(しかも亡くなったママの話で、話がよりヘビー)を聞き、「フィービーのリクエストも加えて、合計3種類のポテトが今夜は出てくるわよ」とモニカは言うことになります。
その後、スキーバッグを持ってご機嫌なレイチェルが出てきますが、バッグやスキー板をあちこちに当てて謝っていますね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 12:10| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月17日

サイダー(リンゴジュース)が温まってる フレンズ1-9改その13

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


11:24 感謝祭のパレードの模様が画面に映し出される。
11:29
モニカの部屋。
モニカ: Mmm, looking good! Okay! Cider's mulling, turkey's turking, yams are yamming.... What? (んーん。おいしそう! オッケー! リンゴジュースは温まってるし、ターキーはターキーしてるし(焼けてきてるし)、サツマイモはイモイモしてきてるし…。(浮かない顔のロスを見て)何?)
ロス: I don't know. It's just not the same without Mom in the kitchen. (さあね。ただ、台所にママがいないと(いつもと)同じじゃないってだけだ。)
モニカ: Oh, that's it. You know what? Just get out of my way and stop annoying me! (あぁ、それまでよ。いい? ただ私の邪魔をしないで。私をいらいらさせるのはやめて!)
ロス: Well, that's closer. (あぁ、それで似てきたよ。)

感謝祭のパレードの映像の中で、今回のエピソードの英語タイトルにも出てくる Underdog (アンダードッグ)のバルーンが映ります(アンダードッグについては、後にセリフで出てきた時に説明します)。
cider は日本の「サイダー」のイメージとは異なり、ここでは「リンゴジュース」のこと。日本語のサイダーのような「ソーダ、炭酸水」は soda pop と言います。
cider はアメリカでは「リンゴジュース」(リンゴの絞り汁を発酵させないもの)を指し、イギリスでは「リンゴ酒」(リンゴの絞り汁を発酵させたもの。アルコールを含む)を指します。
Wikipedia 日本語版: サイダー#各国のサイダー に、各国のサイダーのアルコール・炭酸のありなしや色の一覧表があります。
mull は「(ワインやビールなどに)砂糖や香料を入れて温める」。
Wikipedia 日本語版: アップルサイダー に以下の記述がありました。
伝統的にハロウィン、感謝祭、クリスマス休暇に供され、温めて香辛料を加える場合もある。

ウィキペディアに「温めて」と書かれているところから、モニカも感謝祭用に「温めて香辛料を加えたサイダー」を作っているのだろうと想像できますね。
mull は辞書では「砂糖や香料を入れて温める」という他動詞として紹介されているのですが、モニカのセリフの Cider's mulling は「サイダーが温まってきている」のような自動詞の感覚で使っていることになるだろうと思います。

yam は「さつまいも」。
Cider's mulling, turkey's turking, yams are yamming. のように<主語+現在進行形>の形が3つ続いていますが、ターキーとヤムは最初のサイダーと同じような言い回しを使う言葉遊びのようなものだと思われます。
ターキーやイモが、感謝祭の料理っぽいターキーとイモになってきたわよ〜、というニュアンスだろうと。
日本語で「イモがイモイモしてきた」みたいに表現すれば、それに近い感じになる気がしました。

モニカが着々と感謝祭ディナーの準備をしているのに、ロスはなぜか浮かぬ顔をしています。
ロスのセリフ、It's just not the same without Mom in the kitchen. について。
without は「〜がなければ」で、いくらモニカがママみたいな料理を作ってくれても、ママが台所にいないといつもの感謝祭っぽくない、ということ。
その発言にカチンと来たモニカが怒ると、ロスは that's closer と返します。
直訳すると「今のはより近い」ということですね。
「ママがいないといつもと違う」と言った後なので、モニカが怒った時の発言で、いつものママがいる時の雰囲気に似てきたと言ったことになるでしょう。
ヒステリックな怒り方がママに似ていて、いつもの感謝祭らしくなってきたよ、ということですね。


11:50
スキーの服を着て、チケットを頭上に掲げながら嬉しそうに入ってくる。
レイチェル: I got the tickets! I got the tickets! Five hours from now, shoop, shoop, shoop! (私、チケットをゲットしたの! チケットをゲットしたの! 今から5時間後には、シュー、シュー、シューよ!)
チャンドラー: Oh, you must stop shooping. (あぁ、(その)シューシューってやつ、やめてくれないと[頼むからやめてよ]。)
レイチェル: Okay, I'm gonna get my stuff. (よし、私の荷物を取ってくるわ。)
ジョーイ: Chandler, will you just come in, already? (チャンドラー、もういい加減、中に入ったらどうだ?)
チャンドラー: No, I prefer to keep a safe distance from all this merriment. (いや、俺はこの陽気な騒ぎから安全な距離を保つ方がいいよ。)
フィービー: Look out! Incoming pumpkin pie! (注意せよ! 接近するパンプキンパイだー!)
チャンドラー: Okay, we all laughed when you did it with the stuffing, but that's not funny anymore. (よし、(七面鳥に詰める中身の)スタッフィングでそれをやった時はみんなで笑ったけど、今のはもう面白くないな。)

レイチェルがスキーのポーズをしながら「シューシュー」と言っていると、そのシューシューはやめて、とチャンドラーは言います。
トラウマがあって感謝祭が苦手なチャンドラーが戸口に立ったままで部屋に入ってこないのを見て、ジョーイは will you just come in, already? と言っていますね。
already は現在完了形などと結びついて「もう、すでに」という意味で使われますが、このように、Will/Would you...? や命令形と一緒に使うと、already は「とっとと(…して)、もういい加減に」のようないらだちを表す表現になります。
そんな風に一人で頑張ってないで、いい加減あきらめて、腹をくくって、部屋に入ってきたらどうなんだ? というニュアンスになるでしょう。

merriment は「陽気さ、陽気な騒ぎ」。Merry Christmas の merry 「陽気な」の名詞形。
incoming は「入ってくる」というニュアンスで、対義語は outgoing になります。
フィービーはパンプキンパイのトレーを持ってチャンドラーに近付けながら、「イヤ〜ォ」みたいな音を口真似しています。
Netflix のト書きには、( imitating airplane engine ) と書かれてあり、飛行機のエンジン音を真似しているわけですね。
形状的には円盤形でUFOのように見えますが、何かしらそういう飛行物体の真似をして、子供がいじわるするみたいに、苦手なものをわざと「ほれほれ」と近づけている感覚でしょう。

stuffing は「七面鳥の中に詰める詰め物」のこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stuffing : a mixture of bread, onion, herbs, and other foods, that you put inside a chicken, turkey etc. before cooking it
つまり「パン、タマネギ、ハーブや他の食べ物を混ぜたもの、チキンやターキーを調理する前に、その中に入れる」。
stuff は「詰める、詰め込む」という動詞なので、詰め物は stuffing と呼ばれることになります。

「前にスタッフィングでそういうことをやった時はみんなで笑ったけど、今のはもう面白くない」とチャンドラーは言っていて、前はスタッフィング、今度はパンプキンパイと二度も同じことをされたら面白くないよ、いらいらするだけだよ、という気持ちなのでしょうね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:08| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

今夜ブロッサムの特別編では… フレンズ1-9改その12

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


10:29
ジョーイがセントラルパークに入る。笑っていたフレンズたちが笑うのをやめる。
ジョーイ: So I guess you all saw it. (それで、お前ら全員、それを見たんだな。)
レイチェル: Saw what? (見たって何を?)
フィービー: No, we were just laughing. You know how laughter can be infectious. (いいえ。私たちはただ笑っていただけよ。笑いって伝染しやすいって知ってるでしょ。)

ジョーイが入ってくる前は大笑いしていたのに、ジョーイが来たのに気づいた途端、笑うのをやめ、笑いそうになるのをこらえたような顔をしているフレンズたち。
ジョーイはその様子を見て、全員、俺の例のポスターを見たんだな? と言っています。
フィービーはそれを否定し、「私たちはただ笑ってただけ、ほら、笑いって伝染しやすいものでしょ」と返します。
You know how laughter can be infectious. を直訳すると、「笑いがどのように infectious になり得るか、あなたは知ってるでしょ」というところで、「あなたも知ってるように、笑いって伝染しやすいものだから」ということですね。
ある人が笑っているのを見て、つられて笑いが移っちゃっただけよ、のように説明した感じですが、infectious という言葉は元々「病気が伝染性の」という意味があります。
an infectious disease なら「伝染病」で、infection は「伝染、感染」です。
その「伝染性の」という意味から、「(笑いや悲しみなどが)伝染する、うつりやすい、伝わりやすい」という意味になったのですね。
性病のポスターのことなんて知らないかのように言っていながらも、「笑いも伝染する(infectious)から」と言ったフィービーにみんなは大爆笑し、言ったフィービー本人も「オゥ!」という風に口を押さえています。
意図せず、例の病気繋がりの言葉を言っちゃった、みたいな感じのリアクションですね。
その様子から、やっぱりみんなはそのポスターを見ていて、そのことで笑っていたことがわかるという仕組みです。
その後、さらに街のあちこちにでかでかとポスターが掲げられるシーンが挿入されていきます。


11:05
モニカの家。ジョーイが入ってくる。
モニカ: Hey.
ジョーイ: Set another place for Thanksgiving. My entire family thinks I have VD. (感謝祭用にもう1つ場所を用意して。俺の家族全員が、俺を性病だと思ってるんだ。)
チャンドラー: Tonight, on a very special Blossom... (今夜、特別編の「ブロッサム」では…)
(ad break)

モニカが感謝祭の料理を準備していると、ジョーイが寂しそうな様子で入ってきます。
家族愛の強いジョーイは「感謝祭は家族と過ごす」と言っていたのに、こちらにやってきたので、モニカが驚いた顔をすると、ジョーイは、Set another place for Thanksgiving. My entire family thinks I have VD. と言います。

Set another place for Thanksgiving. を直訳すると「感謝祭用にもう一つ場所をセットして」という命令形になるでしょう。
感謝祭の食事の準備をしているモニカに対して、「感謝祭の席をもう一人分用意して」と言っているのですね。
My entire family thinks I have VD. は「俺の家族全体(全員)が、俺が性病を持っていると思っている」。

「俺はあのポスターのせいで性病だと思わて、家族と過ごせなくなったから、こっちでご飯食べさせて」ということですね。
その話を聞いて、料理中のモニカとフィービーは料理の手を止め、同情の表情を浮かべています。
その後のチャンドラーのセリフ、Tonight, on a very special Blossom... について。

Blossom の部分がイタリックになっていますが、この Blossom というのは番組名(ドラマ名)。
それではその Blossom という番組について。
Blossom は90年代前半のアメリカのシットコム(シチュエーション・コメディー)。
日本でもNHK教育テレビで放映されていました。両親が離婚して、父と兄二人と暮らす10代の女の子ブロッサム(Blossom)が主人公。

ロス役のデビッド・シュワイマー(英語読みではシュウィマー)がゲスト出演したこともあるようです。
Wikipedia 日本語版: ブロッサム (テレビドラマ)

そしてチャンドラーのセリフにある、Tonight, on a very special Blossom... という表現について。
(注)ここから Blossom の話が延々続きます。

映画やドラマのデータベースサイト Internet Movie Database (IMDb) の以下のページ
IMDb : Blossom / Connections
に、ブロッサムと他の作品との関連事項が並べられています。
今回のフレンズ1-9 で言及された件も載っているのですが、それ以外にも以下のような記述がありました。
Pawa pafu garuzu: A Very Special Blossom/Daylight Savings (1999) (TV Episode)
Title reference, as some episodes started with the phrase "Tonight, on a very special 'Blossom.'"

訳させていただきますと、
『パワーパフガールズ』(The Powerpuff Girls)の1999年のエピソード「A Very Special Blossom/Daylight Savings」
タイトルの出典、(ブロッサムの)いくつかのエピソードは Tonight, on a very special 'Blossom.' というフレーズで始まったので。

パワーパフガールズはアメリカ製作のアニメで、日本でも放映されていましたね。
Wikipedia 日本語版: パワーパフガールズ
各話リストの第2シーズン(1999年-2000年)第7話が
A Very Special Blossom と Daylight Savings だったようで、
テレビ東京での放映は
28話 A Very Special Blossom(邦題:うそつきはダメよ!)
となっていたようです。

パワーパフガールズのエピソードタイトルに、なぜブロッサムが入っているかというと、パワーパフガールズの主人公の名前がブロッサム(Blossom)だからのようですね。
A Very Special Blossom(とても特別なブロッサム)というタイトルは、Tonight, on a very special 'Blossom.'(今夜、”ブロッサム”のとても特別なエピソードで」という言い回しをもじったもの、ということのようです。
ブロッサムのコネクションズのページには、他にも very special (episode) という記述がいくつも見つかりますので、on a very special (episode of) Blossom というフレーズは、それだけ多くの人に認識されているということになるのでしょうね。

オンラインスラング辞典である Urban Dictionary にも very special episode という項目がありました。
Urban Dictionary : very special episode
引用させていただきますと、
Very special episode
A type of episode of a TV show telling viewers that this is an important episode. Touched on subjects such as child molestation, AIDS, and rape. Popularized by sitcoms from the 80's and 90's such as "Diff'rent Strokes", "Mr. Belvedere", and "Blossom".
例)Tonight, on a very special episode of Blossom...


つまり、「これは重要なエピソードであるということを視聴者に伝える、テレビ番組のある種類(タイプ)のエピソード。子供への性的いたずら、エイズ、レイプなどの話題に触れられたもの(エピソード)。Diff'rent Strokes(邦題:アーノルド坊やは人気者)や Mr. Belvedere(邦題なし)や Blossom(邦題:ブロッサム)などの80年代から90年代のシットコムで一般的になった」。
例)今夜、ブロッサムの非常に特別なエピソードで(は)…

Wikipedia 英語版: Blossom (TV series) の See also に
Very special episode というリンクがあって、そのリンク先がこちら。
Wikipedia 英語版: Very special episode
ウィキペディアの説明を引用させていただきますと、
"Very special episode" is an advertising term originally used in American television promos to refer to an episode of a sitcom or drama series which deals with a difficult or controversial social issue. The usage of the term peaked in the 1980s.
「ベリー・スペシャル・エピソード」は元々、アメリカのテレビの宣伝(番組紹介)で使われた広告用語、難しく、論争を招く(物議をかもす)ような社会問題を扱う、シットコムまたはドラマのエピソードを言及するための。その用語の使用は1980年代にピークを迎えた」。

この Very special episode のウィキペディアに Notable examples(有名・顕著な例)という項目があるのですが、残念ながらこの中に「ブロッサム」は入っていません(そもそも、ブロッサムのリンク先からたどってきたのに、なんでやねーん!)。
ですが、Urban Dictionary や Wikipedia の説明が一致しているように、「議論を呼びそうな社会問題を取り扱っているエピソード」のことを very special episode と表現すること、80年代(から90年代にかけて)によく使われた言い回しであることは間違いないようですね。

そのように very special episode という言い回しがあるのがわかったところで、チャンドラーのセリフ Tonight, on a very special Blossom... に戻ります。
直訳すると「今夜、超・スペシャルの「ブロッサム」では…」というところで、「今夜の「ブロッサム」特別編では…」のような感覚でしょう。
海外ドラマでは、最初の「前回までの〇〇では」という部分で、Previously on 24 のように on+番組名という表現が出てきます(基本、1話完結型のフレンズも、前後編に分かれている場合には、後編の最初に Previously on Friends... というフレーズが出てきますよね)。
今回のチャンドラーのセリフの on もそれと同じニュアンスでしょう。
日本のテレビのCM中の番宣でも「今夜の〇〇スペシャルは…」のような前振りの後、見どころを紹介したりするのと同じ感覚でしょうね。

アーバンやウィキペディアの説明にあったように、社会的な問題となり得るような題材を扱ったエピソードでは、a very special (episode of) Blossom という表現が使われていたとのことなので、「家族の一人が、他の家族たち全員に性病だと思われた」という話を聞いて、シットコム「ブロッサム」の特別編にありそうな物議をかもすような話だな、という意味で、ジョーイのセリフの後に「今夜の「ブロッサム」特別編では…」と続けてみせたことになるでしょう。

ちなみに、今回は「シットコムのフレンズで、シットコムのブロッサム」が言及されたわけですが、別のシットコム繋がりのお話をもうひとつ。
主人公ブロッサム・ルソーを演じるメイム・ビアリク(マイム・ビアーリク)は、最近だと同じくシットコムの「ビッグバン・セオリー」のエイミー役で出演しています。
Wikipedia 日本語版: メイム・ビアリク

エイミー役で出演するのは s3-23(シーズン3の最終エピソード)からですが、実は、ビッグバン・セオリーの s1-13 で、メイム・ビアリクについて言及するセリフが出てきます。

physics bowl(物理のクイズ大会)は4人1組で出ることになっているところ、シェルドンが抜けることになり、最後の4人目を誰にするかで相談しているシーン(9:30)。
ラージ: You know who is apparently very smart? It's the girl who played TV's Blossom. She got a PhD in neuroscience or something. (どうやらとても賢いらしい人が誰か知ってる? テレビ(番組)でブロッサムを演じてた女の子だよ。彼女は神経科学か何かの博士号を持ってるんだ。)

メイム・ビアリクのウィキペディアにも「2007年には、神経科学の博士号を取得している」とありますので、その事実に基づいたセリフなわけですね。
そんな風に「人気ドラマの女優」として言及された彼女が、後に神経科学者の役で登場するところが実に面白いと思いました。

Blossom の話から、あれこれ脱線してしまいました。ここまで読んで下さった方、ありがとうございました<(_ _)>


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:32| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月28日

いい香りがするね、何の香水つけてるの? フレンズ1-9改その11

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


9:24
ジョーイは女性の香りをかいで
ジョーイ: Ooh, you smell great tonight. What are you wearing? (うー、今夜の君はいい香りがするね。何(の香水)をつけてるの?)
女性: Nothing. (なーんにも(つけてないわ)。)
ジョーイ: Listen, uh, you wanna go get a drink or something? (ねぇ、その、一杯飲みに行かない?)
女性: Yeah, that would be-- Oh. (そうね、それって… あぁ。)
ジョーイ: What's wrong? (どうしたの?)
女性: I just remembered I have to do something. (しなくちゃならないこと(用事)があるって思い出しちゃったの。)
ジョーイ: Oh. What? (あぁ。それって何?)
女性: Um, leave. (あの…立ち去ることよ。)
ジョーイ: Wait, wait, wait! (待って、待って、待って!)
(The poster says: What Mario isn't telling you...VD. You never know who might have it.)
ポスターにはこう書いてある、「マリオがあなたに話していないこと・・・性病。誰が性病にかかっているかもしれないか、あなたには決してわからないのだ」

前に一緒に香水売場で働いてたよね、という会話の後、プレイボーイのジョーイは、話のネタに良いと思ったのでしょう、「今夜の君は素敵な香りだね。香水は何をつけてるの?」と尋ねます。
wear は「服を着る」という意味ですが、服以外にも、靴、帽子、指輪、眼鏡・コンタクトなどを「身に付けている」という意味でも使われます。
そして今回のような「香水」をつける場合も wear が使われるということですね。
それに対して女性は、色っぽいというか思わせぶりな言い方で、「なぁ〜んにも」(Nothing.)と言っています。この女性もジョーイに対してまんざらでもない様子が伺えます。
nothing というのは、香水は何もつけてない、ということで、香水をつけなくても、何だかいい香りがするということであれば、フェロモンムンムンみたいなセクシーな感じがしますね。
Nothing. という返事を聞いたジョーイも、ニヤニヤしています。

you wanna go get a drink or something? は、相手に気安く気軽に「飲みに行かない?」と言う誘い文句。
get a drink と、慣用的に a がつきます。
女性の返事 That would be-- は、That would be great. 「それはいいわね」などと言おうとしたのでしょう。
飲みに行くことを快諾しようとした瞬間、何かを見つけて女性は絶句します。
「何かをしなければならないことを思い出した」というのは、「用事があったのを今思い出した」という感覚。
something 「何か」って何? と尋ねるジョーイに、女性は、Leave. と答えています。
I’m leaving. だったら、「私は(もう)行くわ、ここを去るわ」という感じで、ジョーイの質問を無視して行ってしまう感じですが、この leave は I have to leave. が省略されたもの、という気がします。
しなければならない something というのは、leave なの、という感覚で、do something = leave ということだろうと思います。
その後、彼女が見た方向に目を向けたジョーイは、あるポスターが貼ってあることに気づく、という流れになります。

女性が見ていたそのポスターには、ジョーイの写真が載っています。
ジョーイがモデルになると言っていた無料診療所のポスターであることがわかりますね。
そのポスターに書かれていた文章は以下のようになっていました。
what Mario isn’t telling you… VD
You never know who might have it.
つまり、「マリオがあなたに話していないこと…性病。誰が性病にかかっているか、あなたには決してわからないのだ」ということ。
VD は、venereal disease の略で「性病」。
どの病気のモデルになるかの話で、ライム病がいい、と言っていたジョーイですが、性病のポスターに使われてしまったということですね。
あなたの彼が性病かもしれない、そしてあなたもそれに感染しているかもしれない、だからいますぐ市の無料健康診断を受けましょう、という啓発ポスターのようです。

ポスターを見て茫然とするジョーイを映した後、街中に貼られているジョーイのポスターが次々と画面に映ります。
ここで、バックに流れているのは、ポリス(The Police)の Don't Stand So Close to Me (邦題:高校教師)という曲。
この曲は、「若い男性教師に恋する女生徒」のことを歌った歌で、タイトルの Don’t stand so close to me というフレーズは、歌詞の中でリフレインされます。
男性教師が自分に恋する女生徒に対し「そんなに(僕の)近くに立たないで」→「近づかないで、そばに来ないで」と思っているという歌詞ですが、ジョーイのポスターが伝染性の強い性病を扱ったものであることを考えると、「(病気がうつるから)私の近くに来ないで」と誰かがジョーイに対して言っているように聞こえます。
そう思わせる意図があって、この場面ではこの曲が選ばれたようですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 23:30| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月21日

ゲットアウト=まさか! フレンズ1-9改その10

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


8:39
地下鉄の駅で、ジョーイはそばにいる女性に声を掛けます。
ジョーイ: Uh, hi. We uh, we used to work together. (あぁ、はーい。俺たち(君と俺)、前に一緒に働いてたよね。)
女性: We did? (私たち、一緒に働いてた?)
ジョーイ: Yeah. At Macy's. You're the Obsession girl, right? I was the Aramis guy. Aramis? Aramis? Aramis? (そうさ。メイシーズでね。君はオブセッションの担当だろ? 俺はアラミスの担当だった。アラミス(どうですか)? アラミス? アラミス?)
女性: Yeah, right! (あぁ、そうね!)
ジョーイ: I gotta tell you. You're the best in the business. (これだけは言わせてくれ。君はあの仕事で一番(のやり手)だよ。)
女性: Get out! (まさか!)
ジョーイ: I'm serious! You're amazing! You know when to spritz. You know when to lay back. (マジで言ってるんだよ! 君は素晴らしい! 吹き付けるべき時を知っていて、行動を控えるべき時も知ってるんだ。)
女性: Really? You don't know what that means to me. (ほんとに? 今の言葉が私にとってどんな意味があるか、あなたにはわからないわね[今のあなたの言葉、本当に嬉しいわ]。)

used to do は「以前〜していた」。
Macy's は「メイシーズ」。マンハッタンに本店がある有名百貨店。
Obsession は「オブセション」というカルバン・クラインの香水。obsession という単語には「執着」などの意味があります。
Aramis は「アラミス」という香水の名前でありブランド名でもあります。
ジョーイは「アラミス」と言いながら、香水をかけるしぐさをしています。
香水売場ではそのように客に香水を振りかけて、香水の宣伝をするのですね。
ちなみに、後のエピソード、フレンズ2-2 で、ジョーイが香水売り場でバイトする話があり、そのようにお客さんに香水を振りかけるシーンも出てきます。

Yeah, right! という表現は(過去のエピソードに何度か出てきましたが)わざとらしく大袈裟に言うと「まさか! そんなはずない」という皮肉として使われますが、今回のセリフは、普通の素直な返事で、「あぁ、あなたの言う通りね! 確かに私たち一緒に働いていたわ」ということ。

「君はその仕事での一番だ」と言われた女性は、ちょっと照れたように Get out! と言っています。
この Get out! は「まさか! 嘘でしょ! 信じられない!」という感覚。
Get out of here! と言うこともあります。
強く言うと「ばかな!」という否定的なニュアンスになるのですが、ここでは相手が褒めてくれたことに対して照れたように言っているので、照れ隠しで「もう、そんな嘘を言うのはやめてよ」と言っていることになるでしょう。
Macmillan Dictionary では、
get out! : (SPOKEN) used for saying you are surprised by something or do not believe it
つまり、「(口語)自分が何かに驚いている、またはそれが信じられないということを言うために使われる」。

「まさか! 嘘でしょ!」と言われたので、ジョーイも「嘘でも冗談でもなく、マジで本気で言ってるんだ」という意味で I'm serious! と返しています。
You know when to do は「〜する時期を知っている、いつ〜すべきか心得ている」。
spritz は「(液体)をさっと振りかける、吹き付ける」。香水をお客さんにシュッと一吹きする感じ。
lay back は、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
lay back [phrasal verb] : (nonstandard) to take no action when action is needed (SYN: sit back)
つまり「(非標準的)行動が必要な時に行動を起こさないこと」。
お客さんに積極的に売り込みに行くのとは逆のイメージですね。
興味がありそうで買ってくれそうなお客さんには積極的に声をかけ、見込みなさそうな場合は、無理強いをせず、敢えて何もしないで待機する、という感覚だろうと思います。
You don't know what that means to me. は「今の言葉(あなたが今褒めてくれた言葉)が、私にとってどんな意味があるかわからないでしょう」。
あなたには想像つかないだろうと思うほど、今の言葉はとっても嬉しいわ、と言っていることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:03| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月11日

いったん〜すると楽しむのは難しい フレンズ1-9改その9

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


8:01
モニカ: Chandler, here you go. Got your traditional holiday feast. You got your tomato soup, your grilled-cheese fixings and your family-size bag of Funyuns. (チャンドラー、どうぞ。あなたの伝統的な休日のごちそうを買ってきたわ。トマトスープに、グリルしたチーズの付け合わせに、家族で食べられるサイズの袋のファニオンズよ。)
レイチェル: Wait, wait, Chandler. This is what you're having for Thanksgiving dinner? What, what, what is it with you and this holiday? (待って、待って、チャンドラー。これがあなたが感謝祭の夕食に食べるものなの? あなたとこの休日には何があるの?)
チャンドラー: All right, I'm 9 years old. (わかったよ、俺が9歳の時のことだ。)
ロス: Oh, I hate this story! (あぁ、その話は嫌いだ!)
チャンドラー: We just finished this magnificent Thanksgiving dinner. I have-- and I remember this part vividly, a mouthful of pumpkin pie. And this is the moment my parents choose to tell me they're getting divorced. (俺たち家族は素晴らしい感謝祭の夕食をちょうど終えたばかりだった。俺は、この部分を鮮明に覚えてるんだけど、口いっぱいにパンプキンパイをほおばってるんだ。そしてこれが、俺の両親が自分たちが離婚するつもりだということを俺に言おうと決める時なんだ。)
レイチェル: Oh, my God. (まぁ、なんてこと。)
チャンドラー: Yes, yes. Very difficult to enjoy Thanksgiving dinner once you've seen it in reverse. (そう、そうなんだ。感謝祭の夕食を楽しむのはすごく難しいんだよね、いったん、その食事が戻るのを見てしまうとね。)

Got your traditional holiday feast. は I got your... ということで「私はあなたの…を買ってきた」。
次の You got your... は「(私が買ってきたので)あなたにはあなたの…がある」というニュアンスになるでしょう。
feast は「ごちそう」。

fixing は「料理のつま、添え物、付け合わせ」。
family-size bag は「家族で食べられる量の徳用サイズの(ひと)袋」。
Funyuns は「ファニオンズ」という名前の、リング状になっているオニオン風味のコーンスナック。
Wikipedia 英語版: Funyuns
Funyuns で検索すると、Onion Flavored Rings と書いてある、黄色い袋に黄緑のロゴのお菓子の画像がたくさんヒットします。

一般的な感謝祭の食事である「ターキーやパンプキンパイ」とはかけ離れたものをチャンドラーのためだけに用意したとわかり、レイチェルは「これがあなたの感謝祭の食事? あなたと感謝祭には一体何があるの?」と疑問を示します。

その後、「俺は9歳で」という感じで話を始めるので、9歳の時に何かしらきっかけになる出来事があったことが想像されるのですが、ロスが「その話、嫌い」と言っており、また、モニカも「その話は言わないで」というようにかすかに首を横に振っていることからも、レイチェル以外はその「9歳の出来事」を知っていることがわかります。

magnificent は「素晴らしい、立派な」。
a mouthful of は「口いっぱいの」。
I have-- and I remember this part vividly, a mouthful of pumpkin pie. は、I have a mouthful of pumpkin pie. 「俺は口いっぱいのパンプキンパイを持っていた」→「俺は口いっぱいにパンプキンパイをほおばっていた」という文の間に「俺はこの部分を鮮明に覚えてるんだけどね」という言葉が挿入句的に入った形となります。
感謝祭の食事を終えたばかりで、9歳のチャンドラーは口いっぱいにパンプキンパイをほおばっていて、そしてその時に、両親が離婚することを自分に言おうと決めたんだ、と語っていますね。
9歳の時という過去の思い出話ですが、その場にいるかのような臨場感を持って、現在形で語られているところにも注目したいところです。

Very difficult to enjoy ... once の once について。
once は「一度、一回」または「昔、かつて」という意味の副詞として使われますが、今回の once は接続詞で「いったん・ひとたび〜すると」という意味。
ですからこのセリフは「いったん〜しちゃうと…を楽しむのはすごく難しいんだよね」ということになります。
in reverse は「逆に、逆戻りした」。感謝祭の食事が逆戻りするのを見てしまう、というのはつまり、口に入れていたものを吐いてしまった、ということで、それを言った後で、もどすようなしぐさを2回しています。
そういう嫌な記憶があるから、それ以降、パンプキンなどの感謝祭の食事は食べられなくなっちゃったんだよ、と言っているのですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 21:27| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月04日

私に20ドル返してね フレンズ1-9改その8

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は12位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


6:37
ロス: Look, if she's talking to it, I just think I should get some belly-time too. Not that I believe any of this. (ねぇ、もし彼女(スーザン)がお腹の赤ちゃんに話しかけているとしたら、僕もお腹タイムを持つべきだと思うんだよね。こんなことを信じてるってわけじゃないけどさ。)
フィービー: Oh, I believe it. I think the baby can totally hear everything. I can show you. Okay, this will seem a little weird. But you put your head inside this turkey, and then we'll all talk and you'll hear everything we say. (あぁ、私は信じるわよ。その赤ちゃんは完全にすべてが聞こえると思うの。私があなたに見せてあげられるわ。よし、これはちょっと変に思えるでしょうけど、でもこのターキーの中にあなたの頭を入れて、それから私たちみんなが話すと、あなたは私たちが言うことが全部聞こえるわよ。)
チャンドラー: I'd just like to say I'm totally behind this experiment. In fact, I'd very much like to butter your head. (俺はこの実験に全く賛成だと言いたいよ。実際、お前の頭にバターをものすごく塗りたい。)
モニカ: Hey, Rach, did you make your money? (ねぇ、レイチェル、お金はできた?)
レイチェル: No, not even close. Forget Vail. Forget seeing my family. Forget shoop, shoop, shoop. (いいえ、近くなってさえいないわ。ベイルのことは忘れて。家族に会うことも忘れて。シュー、シュー、シューも忘れて。)
モニカ: Rach. Here's your mail. (レイチェル。これ、あなたへの手紙よ。)
レイチェル: Thanks. You can just put it on the table. (ありがと。ただテーブルの上に置いといてくれたらいいわ。)
モニカ: No. Here's your mail! (いいえ。これ、あなたへの手紙よ!)
レイチェル: Thanks. You can just put it on the table! (ありがと。ただテーブルの上に置いといてくれたらいいのよ!)
モニカ: Would you just open it! (ただ(黙って)手紙を開けなさいよ!)
レイチェル: Oh, my God! Oh, you guys are great! (まぁなんてこと! あぁ、あなたたちって最高よ!)
モニカ: We all chipped in. (私たち全員でチップ(カンパ)したの。)
ロス: We did? (僕たちでチップしたの?)
モニカ: You owe me 20 bucks. (ロスは私に20ドルの借りがあるのよ[私に20ドル返してね]。)
レイチェル: Thank you. Thank you so much! (ありがとう。すっごくありがとう!)

belly は「お腹(おなか)、腹(はら)」。トルコなどの中近東では、セクシーなベリーダンス(belly dance)というものもありますね。
お腹の中にいる赤ちゃんに話しかけることを「お腹タイム」と表現していることになります。

ロスは「お腹タイム」という表現を使いながらも、「本当に中にいる赤ちゃんに聞こえてるとか思ってないけどね」と言うので、フィービーは「赤ちゃんは全部聞こえてるって私は思うわ」と言います。
聞こえるかどうかを(見せて)証明してあげる、と言って「このターキーに頭を入れてから、みんなが話すとそれが聞こえる」という実験をしようと言い出します。
ちょうど感謝祭のタイミングで、焼く前のターキーがそばにあったからこそ成立するセリフですね。

チャンドラー の I'm totally behind this experiment. の behind は「〜の後ろに、背後に」という意味から、「〜を支持して、〜を応援して」という意味にもなります。
フィービーが提案したその実験に、俺は全面的に賛成だ、と言った後、I'd very much like to butter your head. と言っていますが、この butter は your head という目的語を取っていることからわかるように動詞「〜にバターを塗る」という意味で使われています。
「〜にバターする」というニュアンスから「バターで炒める」という意味にもなります。
ターキーを焼く際には、中にスタッフィング(stuffing)をいうバターで炒めた詰め物を入れますので、一つには「バターで炒める」というスタッフィングのイメージがあり、また、バターを塗った方が(潤滑油的に)頭がスムーズに入りやすいということにも繋がるので、butter という動詞を使ったことになるでしょう。

モニカに「家族とベイルに行くためのお金はできた?」と聞かれたレイチェルは「目標金額に近いってとこすらもいってない」と表現し、目標額には全然届かない状態であることを語っています。
shoop shoop shoop はスキーで滑る音ですね。

お金が全然足りないからもうスキーはあきらめる、のように言うレイチェルに、モニカは「あなたへの手紙よ」と言って、手紙を差し出します。
レイチェルは「手紙だったらテーブルの上に置いといて」と言うのですが、モニカは同じセリフを強めに繰り返し、レイチェルもまた「置いといてと言ったら置いといてよ」というように強く返しています。
手紙を見ようとしないレイチェルの頭を、モニカは手紙でパシッとはたいて「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと開けなさいよ」のように促し、中を見たレイチェルはそこにお金が入っているのを見て、感動することになります。

chip in は「カンパする、みんなでお金を出し合う」。
You owe me 20 bucks. は「あなたは私に 20 bucks の借りがある」。
buck は、アメリカのスラングで「ドル」。つまり、buck = dollar ということ。
アメリカのドラマでは dollars よりも bucks が使われることが多いですね。
「私たちみんな」というので、カンパの件を知らないらしいロスは「僕たちみんなでカンパした、ってことになってるの?」と尋ねています。
ロスがキャロルの家に行っている間に、みんなで相談して決めたということなのでしょうね。
そう問われたモニカは「ロスの分は私が立て替えておいたから、ロスは私に20ドル借りがあるのよ。私に20ドル返してね。」と答えることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:39| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月28日

赤ちゃんに読み聞かせをする フレンズ1-9改その7

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は13位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


5:46
机の上に置いてある本を見つけて
ロス: Hey, hey, Yertle the Turtle! A classic. (ちょっとちょっと、ヤートル・ザ・タートルだ! 古典(昔からある本)だよね。)
スーザン: Actually, I'm reading it to the baby. (実は、私は赤ちゃんにそれを読んで(あげて)いるの。)
ロス: The, uh, the baby that hasn't been born yet? Wouldn't that mean you're... crazy? (まだ生まれてない赤ちゃんのこと? [スーザンはうんうんと頷く] それって、君は…おかしい、ってことじゃないかな?)
スーザン: What? You don't think they can hear sounds in there? (何? 赤ちゃんはその中(お腹の中)で音を聞くことができないとあなたは思ってるの?)
ロス: You're not serious. I mean, you really, you really talk to it? (本気じゃないよね。ほら、君は本当に、本当にお腹の赤ちゃんに話し掛けるの?)
スーザン: Yeah, all the time. I want the baby to know my voice. (ええ、いつもね。赤ちゃんに私の声を知って欲しいのよ。)
ロス: Do you, uh, do you talk about me? (君は、その、、僕のことを話す?)
スーザン: Yeah, yeah, all the time. (ええ、ええ、いつもね。)
ロス: Really? (ほんとに?)
スーザン: But, um, we just refer to you as "Bobo, the sperm guy." (でも、その、、私たちはあなたのことを「精子(提供者の)男、ボボ」って呼んでるわ。)

Yertle the Turtle 「ヤートル・ザ・タートル」は、Yertle というカメのお話。
和訳すると「カメのヤートル」というところで、Yertle と Turtle が韻を踏んでいますね。
Yertle the Turtle and Other Stories が絵本の正式なタイトルで、その中にそのタートルの話も入っているという感じのようです。
Wikipedia 英語版 : Yertle the Turtle and Other Stories
作者は、アメリカの有名な絵本作家ドクター・スース(Dr. Seuss)。
1-6 に出てきた「グリンチ」もドクター・スースの作品でしたが、フレンズでは他のエピソードでも、ドクター・スースの作品名がたくさん登場します。
ドクター・スースは「現代のマザーグース」とも呼ばれています。

I'm reading it to the baby. は「(その)赤ちゃんに「ヤートル・ザ・タートル」を読んで聞かせている」。
read は「読む」ですが、read something to someone の形で「人に〜を読んであげる、読んで聞かせる」という意味になります。
人に対して「読む」場合、声に出さずに黙読していたら相手に伝わりませんので、「人に対して読む」=「声に出して読む」ということになるわけですね。
the baby について、ロスは The baby that hasn't been born yet? と確認しています。
that は関係代名詞で「まだ生まれていない赤ちゃん」という意味。

「まだ生まれてもいない、お腹の中にいる赤ちゃんに本を読み聞かせするなんておかしいんじゃない?」と言うと、スーザンは逆に「お腹の赤ちゃんは音が聞こえないとあなたは思ってるの?」と問い返します。
You're not serious. は「君は本気じゃない(よね?)」という意味。
I mean, you really, you really talk to it? の it = the baby のことで、性別がわからない赤ちゃんの場合はこのように無性別の it が使われます。
「ほんとにお腹の赤ちゃんに話しかけるわけ?」と言われたスーザンは「ええ、赤ちゃんに私の声を知ってほしいから」と理由を述べます。
お腹の赤ちゃんに話しかけるなんて冗談だろ、みたいに言っていたロスでしたが、スーザンの話を聞いた後、自分(ロス)のことを話しているかどうかを尋ねています。
ええ、話すわ、と答えたスーザンは、真顔になって、「でもあなたのことは Bobo, the sperm guy として言及してるわ」と言い残してその場を去ります。

Bobo, the sperm guy を直訳すると「精子男(野郎)のボボ」というところ。
Dad とか Papa とかの父親であるとは説明せずに、「(単なる)精子提供者」みたいに表現しているわけですね。
bobo という単語には、Bourgeois Bohemian 「ブルジョア・ボヘミアン」という意味もあるのですが、ここでの Bobo はあだ名的な名前で使っていると考えればいいでしょう。

Bobo というあだ名を使ったセリフを調べてみると、以下のものがありました。

『フルハウス』s4-9 (7:31)
ステフが、飼い犬コメットの友達の犬たちを、父親ダニーに紹介しているところ。
ステフ: Dad, you know all of Comet's friends. There's Bobo, Winkie, Sparky, Jar-Jar, and Jaws (パパ、コメットの友達みんな知ってるわよね、ボボ、ウィンキー、スパーキー、ジャジャ、ジョーズよ。)

『デスパレートな妻たち』s8-7 (12:27)
ある母親と娘との会話。
娘: I love you, mom. (愛してるわ、ママ。)
母: I love you, too, Bobo. (私も愛してるわ、ボボ。)
娘: "Bobo"? (”ボボ”?)
母: We'll work on it. (それについては後で話し合いましょ。)
これは、ある人が娘を Zuzu(ズズ)というあだ名で呼んでいたことに対抗して、このように呼んだ、というシーンでした。

今回のロスに対する Bobo も、上のセリフのようなあだ名のニュアンスだろうと思うわけです。
ロスは少し微笑んだ後、目の前の花瓶の白いユリの花を下向きに折って、うっぷん晴らしをしているのも笑えますね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:13| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月21日

僕の頭蓋骨を取りに立ち寄った フレンズ1-9改その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


04:41
キャロルの家。キャロルは不在でスーザンのみ。
スーザン: Hi. (はーい。)
ロス: Hi, is uh, is Carol here? (やあ。そのー、ここにキャロルはいる?)
スーザン: No, she's at a faculty meeting. (いいえ、彼女は(学校の)職員会議よ。)
ロス: Oh, I uh, just came by to pick up my skull. Well, not mine, but... (僕はただ、僕の頭蓋骨を取りに立ち寄っただけなんだ。[スーザンが一瞬、ハッとなったので] いや、「僕の」じゃないよ。でも…)
スーザン: Come in. (入って。)
ロス: Thanks. Yeah, Carol borrowed it for a class, and I have to get it back to the museum. (ありがと。そうなんだ、キャロルが授業のためにそれを借りて行って、僕はそれを博物館に返さないといけないんだよ。)
スーザン: What's it look like? (それ(その頭蓋骨)って(見た目は)どんな感じなの?)
ロス: Kinda like a big face without skin. (皮のない大きな顔って感じだ。)
スーザン: Yes, I'm familiar with the concept. We can just look for it. (そうね、私は頭蓋骨の概念はわかってるわ。(ただ)私たちでそれを探せるんじゃないかしら。)
ロス: Okay. (よし。)
二人は部屋の中を探す。ロスは本棚を見て
ロス: Wow, you guys sure have a lot of books about being a lesbian. (わぉ、君たちはレズビアンでいることについてのたくさんの本を(確かに)持ってるんだね。)
スーザン: Well, you know, you have to take a course. Otherwise they don't let you do it. (そうね、ほら、コースを受講しないといけないのよ。さもないと、私たちにそれをさせてくれないの。)

she's at a faculty meeting の faculty は「教職員」という意味で、faculty meeting は「学校の職員会議」。

I uh, just came by to pick up my skull... について。
come by は「立ち寄る」、pick up は「預けていたものを引き取る、受け取る」。
my skull 「僕の頭蓋骨」と言うと、ロス自身の頭蓋骨のように聞こえてしまいますね。
my skull という言葉に一瞬反応したスーザンに、「いやぁ、「僕の頭蓋骨」って言ったって、この頭の中にあるやつじゃなくて」というように、自分の頭を指し、but と言いながら、「こんな感じの骸骨だよ」と手で形を作って見せています。

look like は「〜のように見える」なので、What's it look like? は「それは何のように見えるの?、それは見た目どんな感じなの?」という質問になります。
ロスは「皮がない顔だよ」と答えるのですが、それを聞いてスーザンはムッとしていますね。
be familiar with ... は「…をよく知っている」。
私だって頭蓋骨(スカル)が一般的にどんなものかという概念はよーく知ってるわ。大きさとか色とか、何か探すのに特徴的なことはないの? って言いたかったんだけど、と言いたいのですね。
ロスの説明が頭蓋骨を知らない子供に向けての説明みたいだったので、ばかにしないでよ、頭蓋骨がどんなものかくらい知ってるわよ、と言いたいのでしょう。

you guys sure have の sure は副詞で「確かに」という意味。
この場合は have という動詞を強調していることになります。
〜という本を(確かに・本当に)持ってるんだねぇ、というニュアンスになるでしょう。
そういう本を「実際に持っている」ことに対する驚きの気持ちから、have を強調しているのでしょうね。

take a course は「コース・授業を取る」。
you have to take a course. の you は、話し相手のロスのことではなくて、一般の人、さらには話しているスーザンとパートナーのキャロルも含めた感覚になります。
「君らは実際にそういう本を持ってるんだね」と言われたので、「ええ、私たちはコースを受講しないといけないの」のように主語が we になりそうなところですが、そういう人たちはコースを取らなきゃいけないの、と自分たちを含めた一般の人々を指す you を使って表現したことになるでしょう。

otherwise は「さもなければ、さもないと」で、前文で挙げた条件を満たさない場合は、という感覚。
この場合は、コースを取ってレズビアンになるための勉強をしなければ、レズビアンになることを許可してもらえない、みたいなことですが、これは冗談で、「たくさんの本まで持ってるんだー」というロスの発言に、どこか軽蔑的なニュアンスを感じたらしいスーザンが、「ええ、勉強しないとレズビアンでいさせてもらえないものでね」と真顔で返したのだろうと思います。
ロスが反応に困ったような顔をしていると、スーザンは口だけニッと笑っていますが、あなたが反応に困るようなことを言ってやったわ、みたいに見える気がします。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:03| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

太陰暦の人だから違う月に祝う フレンズ1-9改その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は4位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


3:56
モニカ: Phoebe, you're gonna be with your grandma? (フィービー、あなたは(感謝祭を)おばあちゃんと過ごすつもり?)
フィービー: Yeah, and, and her boyfriend. But we're celebrating Thanksgiving in December 'cause he's lunar. (えぇ、それとおばあちゃんの彼氏ともね。でも私たちは12月に感謝祭を祝うの、だって彼は太陰暦の人だから。)
モニカ: So you're free Thursday, then? (それじゃあ、木曜日はフリー[空いてる]ってことね?)
フィービー: Yeah. Oh, can I come? (そうよ。あぁ、私も(モニカの感謝祭のディナーに)行っていい?)
モニカ: Yeah. Rach, you're still gonna make it to Vail? (あぁ、レイチェル、あなたは(前と予定は変わらず)(スキーの)ベイルに行くのよね?)
レイチェル: Absolutely. Shoop, shoop, shoop! Only $102 to go. (もちろん。シュー、シュー、シュー! あとたったの102ドルよ。)
チャンドラー: I thought it was 98.50? (98ドル50セントだと思ってたけど?)
レイチェル: Yeah, well it was, but I, I broke a cup, so.... (えぇ、そうだったけど、でもカップを一つ割っちゃったから、それで…)
ロス: Well, I'm off to Carol's. (じゃあ、僕はキャロルの家に行くよ。)
フィービー: Ooh, ooh! Why don't we invite her? (うー、うー! 彼女も誘ったらどう?)
ロス: Ooh, ooh, because she's my ex-wife, and will probably want to bring her ooh, ooh, lesbian life-partner. (うー、うー、だってキャロルは僕の元妻だよ、だから多分、彼女の、うー、うー、レズビアン・ライフパートナーも連れて来たいと思うだろうね。)

lunar は「月の」。この場合は暦(こよみ、れき)の話なので、「太陰暦の」という意味。lunar calendar で「太陰暦」という意味になります。
月の満ち欠けを元にした暦のことですね。
おばあちゃんの彼は太陰暦で暮らしている人だから、普通の太陽暦とイベントの日付が異なる、ということになります。
おばあちゃんに彼氏? というのも少し驚きのポイントですが、その彼氏が通常の暦とは違う暦で生きているという、少々変わった人であることもまたポイントになるでしょう。

「おばあちゃんとその彼氏と一緒に感謝祭は過ごすけど、彼氏の主義に合わせて太陰暦で祝うから祝うのは12月になる」ということで、その発言を聞いたモニカは「それじゃあ(私たちが感謝祭を祝う)木曜日はフリーなのね?」と尋ねています。
以前にも説明しましたが、感謝祭は「11月の第4木曜日」なので、それでモニカは「木曜日」と言っているのですね。

フィービーの Can I come? 「私も行ける? 行っていい?」について。
日本語では上のように「私も行ける? 行ってもいい?」のように「行く」という動詞を使いますが、英語では上のセリフのように、come を使います。
中1で習うような基本単語の come と go ですが、「come=来る、go=行く」という訳語一対一対応で機械的に覚えていると、このフィービーのセリフに一瞬戸惑ってしまいそうですよね。
come は、話し手の方へ誰かが来る場合、さらに、話し相手の方へ行く場合にも使います。
ここでフィービーの使っている come は、「相手の方(モニカの家)へ行く」という意味です。
また相手が今いる場所でなくても、相手が行こうとしている場所へ一緒に行きたいという場合も come を使います。
つまり、comeは、「“話者がイメージしている場所、話題の中心となる場所”に向かう、近づく」というのが基本的な意味になるのですね。
一方、 go は、「イメージしている場所とは、別の違う場所に行く」というニュアンス。
日本語の「来る、行く」は、あくまでも“話者のいる場所”を起点にして考えているという点で、英語の come, go とは異なることになります。

be off to は「〜にでかける」。
off には「〜から離れて」という「分離」の意味がありますので、off to は、「今いる所から離れて」(off)、「〜へ向かう」(to)という感覚になります。
少し前に my place 「私の家」という意味が出てきましたが、Carol's も Carol's place 「キャロルの家」ということ。
place も省略して、Carol's のような形だけでも使えるということです。

元妻キャロルの家に行くというロスに「キャロルも招待したら?」というフィービー。
ロスは「元妻のキャロルを招待したら、現在のライフパートナーであるスーザンも連れてくることになるだろ」と説明することで、それは無理であることを示唆しています。
フィービーがまるで「いいこと思いついた!」みたいに Ooh, ooh! (発音は「うーうー」)と言ったのですが、ちょっと考えればそれがどれだけ気まずいことかわかりそうなものなのに、という気持ちもあるのでしょう、それでわざとその「うーうー」を真似して、元妻と彼女のライフパートナーという言葉を出したということになるのでしょうね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:35| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

塊入りのマッシュトポテト フレンズ1-9改その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は4位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


(遅ればせながら)令和おめでとうございます!
平成17年にこのブログを開始し、平成の14年間弱を、ブロガーRach(レイチ)として幸せに過ごさせていただくことができました。
平成という時代に、たくさんの方に出会い、貴重な体験をさせていただけたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました<(_ _)>
令和元年、R.1、(かなり無理して読んだら)「れい・いち」→「れいーち」→「レイチ」、、、(ばんざーい、ばんざーい!)
、、、ということで、ブロガーRach 令和も頑張ります!


3:25
両親との電話から戻ってきたロス。
ロス: Well, you were right. How can they do this to us, huh? It's Thanksgiving! (あぁ、モニカは正しかったよ。パパとママは僕たちに対してどうしてこんなことができるんだ? 感謝祭だよ!)
モニカ: Okay, I'll tell you what. How about if I cook dinner at my place? I'll make it just like Mom's. (わかった、こうしましょう。私の家で私がディナーを作るとしたらどうかしら? ママのディナーみたいに私が作るわ。)
ロス: Will you make the mashed potatoes with the lumps? (塊入りのマッシュポテトを作ってくれる?)
モニカ: You know, they're not actually supposed to have... I'll work on the lumps. Joey, you're going home, right? (ほら、実際には(そういうのは)(感謝祭の食事では)ないことになってるし… [ロスが、あーあ、やっぱりダメだ、という顔をするので] 塊入りにするわ。ジョーイ、あなたは家に帰るのよね?)
ジョーイ: Yeah. (あぁ。)
モニカ: And I assume, Chandler, you are still boycotting all the pilgrim holidays? (それで、私が思うに、チャンドラー、あなたはいまだにピルグリム(ファーザーズ)の祝日全てをボイコットしてるのよね?)
チャンドラー: Yes. Every single one. (あぁ。何もかも全部ね。)

ママたちと電話した後、戻ってきたロスは、感謝祭に出かけた両親について怒っています。
How can they do this to us, huh? を直訳すると「うちの親は僕たちに対してどのようにしてこんなことができるんだ?」ですから、「どうしたら自分の子供にこんなひどいことができるんだろう? 信じられないよ」というニュアンスが感じられますね。
「(だって)感謝祭だよ!」と言っていることからも、感謝祭に親だけが出かけることがあり得ないと思っていることがわかります。

at my place は「私の家」。
one's place は「人の場所・ところ」ということですが、このように「人の家、うち」の意味でよく使われます。

lump は「塊(かたまり)」。
a lump of clay なら「一塊(ひとかたまり)の粘土」で、a lump of sugar なら「角砂糖1個」になります。
ですから、mashed potatoes with the lumps は「塊(かたまり)のあるマッシュポテト」。
日本語では「マッシュポテト」と表記されることも多いですが、mash は「(じゃがいもなど)をすりつぶす」という動詞なので、すりつぶされたポテトは、過去分詞形の mashed potato となることに注意しましょう。
with the lumps は、完全にすりつぶしてしまわないで、いくらか塊を残しておく、ということ。
それに対してモニカが反論のように they're not actually supposed to have... と言った後のロスの顔を見ると「あぁ、やっぱりモニカじゃダメだ。ママじゃないとダメだ」と言いたそうに見えます。
このセリフは「(一般的な)感謝祭では実際に(そのようなポテトを)持つことにはなっていない」というような意味だと思われるので、「ママの代わりをするのなら、ママみたいに塊入りのにしてくれよ」と言われたことに対して「普通のマッシュポテトはそんなのじゃない。私は普通のを作るわ」と言いかけたということになるでしょう。
そこで「ほらやっぱりダメだ」みたいな顔をされたので、「塊を入れるわ」と言い直したのですね。
work on は「〜に取り組む、励む、取り掛かる」というニュアンスで、ママが作る塊入りのポテトに取り組むわ、それを作るようにするわ、ということ。
塊入りが、ゲラー家の伝統、お決まりのポテトということなのだろうと思います。

boycott は「ボイコットする、参加を拒否する」。
pilgrim holidays について。
1620年、イギリスから Mayflower号で新天地アメリカに渡り、プリマス(Plymouth)に入植した英国清教徒団は、the Pilgrim Fathers(ピルグリム・ファーザーズ)と呼ばれており、感謝祭は、彼らが秋の収穫を神に感謝し祝ったのが始まりと言われています。
the Pilgrim Fathers の祝日なので、the pilgrim holidays と言っているのですね。
なお、pilgrim とは「巡礼者」という意味。

every single は「全ての一つひとつ」というニュアンスですから「例外なく全部、何もかも」のように強調した感覚。
チャンドラーが感謝祭をボイコットしている件については、後にまた理由などが語られることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 19:16| Comment(6) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

ゲットできるといいな、と幸運を祈るサイン フレンズ1-9改その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


2:37
セントラルパークに、化粧をしたジョーイが入ってくる。
ジョーイ: Hey, hey. (やあ、やあ。)
チャンドラー: Hey. (やあ。)
フィービー: Hey. (はーい。)
チャンドラー: And this from the Cry for Help Department: Are you wearing makeup? (それで、こちらは「助けを求める人(向け)の課(ご相談窓口)」ですが…あなた、化粧してます?)
ジョーイ: Yes, I am. As of today, I am officially "Joey Tribbiani: actor/model." (あぁ、(化粧)してるよ。本日をもって、俺は公式に”ジョーイ・トリビアーニ:俳優兼モデル」なんだ。)
チャンドラー: That's so funny, 'cause I was thinking you look more like "Joey Tribbiani… man/woman." (それってすごく面白いな。だって、”ジョーイ・トリビアーニ…男兼女”に見えるって俺は思ってたから。)
フィービー: What were you modeling for? (何のモデルをしてたの?)
ジョーイ: You know those posters for the City Free Clinic? (市の無料診療所のためのああいうポスター知ってるだろ?)
モニカ: Oh, wow, so you're gonna be one of those healthy, healthy, healthy guys? (あぁ、わぉ、それじゃあジョーイはあの健康な健康な健康な男たちの一人になるのね?)
フィービー: You know, the asthma guy's really cute. (ほら、あの喘息(ぜんそく)の人、すっごくかっこいい。)
チャンドラー: Do you know which one you're gonna be? (どの病気(のモデル)になりそうか知ってるのか?)
ジョーイ: No. But I hear Lyme disease is open, so.... (いいや。でもライム病(のモデル)は空いてる[空きがある]って聞いてる、だから…)
チャンドラー: Good luck, man. I hope you get it. (幸運を祈ってるよ。お前がそれをゲットするといいな。)
ジョーイ: Thanks. (ありがと。)

セントラルパークに入ってきたジョーイが、明らかに化粧をしている様子なのを見て、チャンドラーが以下のように言っています。
And this from the Cry for Help Department: Are you wearing makeup?
先に後半から見てみると、wear makeup は「化粧をしている」。
「化粧をする」という行動・行為は put on makeup で、「化粧をしている」という状態はこのように wear を使います。
服や帽子などを身に着ける時に、「着る」という行為は put on で、「着ている」という状態は wear で表しますが、化粧(メイクアップ、メーキャップ)も「身に着けるもの」と捉えているということですね。
メークと似たところでは香水なども同じ形になります。

And this from the Cry for Help Department. というのは「(それで)こちらは、クライ・フォー・ヘルプ課です」というような感覚だろうと思います。
department は「担当部署、部、課」という意味で、cry for help は「助けを求めて叫ぶ」ということから、the Cry for Help Department は「お客さんが助けを求めてやってくる部署、窓口」→「ご相談窓口」のようなことだろうと。
化粧していることを「何か問題を抱えている人」のように捉えて、そんな姿でやって来たあなたは何か悩みや相談があるに違いない、と、「はい、こちらは相談窓口ですよ」のように言ったのでしょう。
会社などにかかってきた電話へ応対する際、This is 名前 from 〇〇 department. 「こちらは〇〇課の誰それです」のように言いますので、今回はその名前がないバージョンの「こちらは〜課(の者)です」という表現になっているということでしょうね。
よって、「化粧してるの?」というのも、お客様窓口の人間が言ったような感じで「あなた、化粧してます?」と訳してみました。

as of today は「本日をもって、本日付けで」、officially は「公式に、公に」。
actor/model の真ん中の記号はスラッシュ(slash)で、ジョーイは、actor slash model と発音しています。
「俳優でありモデルでもある」「俳優兼モデル」というニュアンスですね。
得意そうにそう説明するジョーイに、その化粧を見ていると、どっちかって言うと、man/woman 「男女(おとこおんな)」みたいだなと言っています。

What were you modeling for? は「何のためのモデルをしていたの?」。
ここでは model は自動詞「モデルをする」として使われています。
ジョーイは、市の無料診療所(無料健康診断)のポスターのモデルだと説明しています。
asthma は「喘息(ぜんそく)」、Lyme disease は「ライム病」。マダニが媒介する感染症で、コネチカット州の Lyme で流行したので、この名前がついたとのこと。

ジョーイはどの病気のモデルになるかは知らないようです。
でもライム病はまだ空きがあるって聞いたから…と言いながら、指をクロスしていますね。これは、cross one's fingers という仕草(しぐさ)で、中指を人差し指の上に重ねて十字架の形を作り、幸運を神に祈る、というものです。
「ライム病が空いてるって言うから」と言いながらお願いしているわけですから、そのライム病の担当になったらいいなと願ってるんだよ、ということですね。
それを聞いたチャンドラーは、お前が願っているようにその担当がゲットできるといいな、と励ましの言葉を言っていることになるのですが、ゲットする対象を it と表現することで「お前がライム病にかかるといいな」「ありがと」という会話にも聞こえるので、「病気貰ったらラッキーみたいに言ってるこの会話は何???」となってしまうのが笑いのポイントと言えるでしょう。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:06| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

あと98ドル50セント フレンズ1-9改その2

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


01:50
セントラルパークで、客に話しかけているレイチェル。
レイチェル: Excuse me, sir? Hi, you come in here all the time. I was just wondering, do you think there's a possibility that you could tip me an advance on my tips? (すみません。こんにちは、あなたはいつもここに来てますよね。ちょっと思っただけなんですけど、私のチップを前金でくれるって可能性あると思います?)
男性: Huh? (はあ?)
レイチェル: Okay, okay, that's fine. Fine. Hey, sorry about that spill before! Only 98.50 to go! (オッケー、オッケー、それでいいわ。ねぇ、前にこぼしちゃったこと、ごめんなさいね! あと98ドル50セントだけよ!)
モニカ: Hey. Ross. Did you know Mom and Dad are going to Puerto Rico for Thanksgiving? (ねぇ、ロス。ママとパパが感謝祭にプエルトリコに行こうとしてるの知ってた?)
ロス: What? No, they're not. (何だって? いや、そんなことないよ。)
モニカ: Yes, they are. The Blymans invited them. (ええ、そうなのよ。ブライマンさん(一家)が二人を招待したのよ。)
ロス: You're wrong. (モニカは間違ってる。)
モニカ: I am not wrong. (私は間違ってないわ。)
ロス: You're wrong. (間違ってるよ。)
モニカ: No, I just talked to them. (いいえ、たった今、私は二人と話したもの。)
ロス: I'm calling Mom. (ママに電話してくるよ。)

お給料の前払いをオーナーのテリーに断られたレイチェルは、今度は常連客に頼んでいます。
それもチップの前払いなので、かなり切羽詰っている様子が出ていますね。
今回の客へのセリフは、
I was just wondering, do you think there's a possibility that
で、前の記事でテリーに頼んでいたセリフ、
I was wondering, do you think it would be possible if
と非常に似た形になっているのもポイントと言えるでしょう。
どちらも「どうかなぁ、って思ってたんだけど、〜することって可能だと思う?」ということですね。

チップを前払いという話にあきれた様子の客を見て、レイチェルは「いいわ」とあきらめます。
Sorry about that spill before! を直訳すると「以前のあの”こぼしたこと”についてはごめんなさい」というところ。
チップの前払いを頼んでいたレイチェルでしたが、実は以前に飲み物をこぼしてしまったこと(さらには、こぼして相手にかけてしまったとも考えられる)があったことがわかります。
チップとはサービスに対して支払われるもので、飲み物をこぼすという失敗をした上に、厚かましくもチップの前払いを頼んだので、相手があきれるのは当然、という流れになっているのですね。

Only 98.50 to go! は「目標まであとたったの98ドル50セント!」という意味。
to go は「(時間・距離などが)あとそれだけ残って」という意味。この場合は、目標金額まであと 98.50 残っている、という感覚になります。
only を付けることで「たったこれだけ」というニュアンスになりますが、実際のところは「これだけ」というには程遠いですよね。
給料も前金でもらえない、客にはチップを余計にもらうどころか失敗ばかりなので、当てがあるはずもないのですが、まるで1月に「1年も残すところ、あと11か月ばかりとなりました」と言ったりするジョークに通じるところがある気もします。

その後、ロスとモニカの兄妹の会話になり、親が感謝祭にプエルトリコに行く予定だと聞いて、ロスは信じられないという様子で何度もそれを否定します。
The Blymans は「ブライマンさん、ブライマン家(け)」。
The+名字の複数形で「〇〇一家(いっか)」を意味します。同じ名字の人が複数集まっているからですね。

「二人はそんなことしない」と言った後、「モニカは間違ってる」と2回も言う様子には、「感謝祭に子供を残して親だけで旅行するとか信じられない」というロスの気持ちがよく出ています。
アメリカの感謝祭はターキーなどのごちそうを作り、家族で過ごすのが恒例となっているため、ロスのような反応をすることになるわけですね。
なかなか信じないロスでしたが、モニカが「だって私は直接、本人たち(両親)と話したもの」と言うのを聞いて、「じゃあ僕も直接尋ねる」というように、ママに電話しに行くことになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月03日

お給料を前金で貰うことは可能? フレンズ1-9改その1

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は4位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


シーズン1 第9話
The One Where the Underdog Gets Away
原題訳:アンダードッグが逃げる話
邦題:感謝祭の大騒動


0:00
セントラルパーク
レイチェル: Terry, I, I, I know that I haven't worked here very long, but I was wondering, do you think it would be possible if I got a $100 advance on my salary? (テリー、ここでまだそんなに長くは働いていない、ってことはわかってるわ。でも、どうかなぁって思ってたんだけど、私のお給料を100ドル前金で貰うことは可能だと思う?)
テリー: An advance? (前金?)
レイチェル: It's so that I can spend Thanksgiving with my family. See, every year we go skiing in Vail, and normally my father pays for my ticket, but I sort of started this whole independence thing, you know, which is actually why I took this "job." ((それは)私が家族と感謝祭を過ごすことができるようにね。ほら、毎年、私たち(家族)はベイルにスキーに行くのよ、普通は私の父が私のチケット代を払うんだけど、でも、私はほら、この一連の独立ってやつを始めた感じでしょ。ほら、それが実際、私がこの「仕事」に就いた理由だし。)
テリー: Rachel, Rachel, sweetheart! You're a terrible, terrible waitress. Really, really awful. (レイチェル、レイチェル、スイートハート。君はひどい、ひどいウェイトレスだ。本当に本当にひどい。)
レイチェル: Okay, I, I hear what you're saying. I'm with you. Um, but I, but I'm trying really hard, and I think I'm doing better. I really do. Does anybody need coffee? Oh, look at that. (オッケー、あなたが言っていることを私は聞いてるわ。あなたに賛成よ。でも私は本当に一生懸命トライしている(頑張っている)し、私はよくなってきていると思うの。本当にそうよ。[店の客に向かって] 誰かコーヒーいる? [客がみんな一斉に手を挙げる] あぁ、あれを見て[あんなことになってるわ]。)
Opening Titles
オープニングタイトル

レイチェルが a $100 advance と言ったことに対して、テリーが An advance? と返しています。
advance は、in advance の形で「前もって、あらかじめ」という意味で使われることが多いですが、この場合は、an advance という名詞で「前払い、前金」という意味。
an advance on one's salary で「給料の前払い、前渡し」、a hundred dollar advance で「100ドルの前金」になります。
ちなみに、Thank you in advance. なら、「前もってお礼を言います」ということで、何かをお願いした後に日本語で「どうかよろしくお願いします」と言っている感覚に近いものとなります。

I was wondering if... は「…かどうかと思っていたんですが」というニュアンスで、希望やお願いを遠回しに伝える表現。
上司に休暇を申請する際、厚かましくならないようにお願いする場合には、I was wondering if I could take a day off. 「一日お休みをいただきたいのですが…」のように使えます。
さすがのレイチェルも、まだ雇われて間もないことを自覚しているので、いきなり前金で下さいとは言いにくいため、精一杯、控えめにお願いしている様子が出ていますね。
I was wondering という過去進行形を使うことで距離感が出るため、直接的ではない婉曲のニュアンスが出ます。
日本語でも「どうかなぁと思うんですが」というより「どうかなぁと思っていたんですが」と過去にそう考えたことがあったように表現する方が、婉曲さが出るのと同じです。

so that S can は「主語が〜できるように」。
Thanksgiving = Thanksgiving Day で「感謝祭」。
感謝祭はアメリカの祝日で、11月の第4木曜日。アメリカでは大きなイベントで、フレンズでは各シーズンごとに感謝祭のエピソードが登場します。
今回のエピソードにも出てきますが、七面鳥(ターキー)の丸焼き(roasted turkey)やパンプキンパイ(pumpkin pie)などを食べる風習があります。
Vail 「ベイル」はコロラド州にあるスキーリゾート。

this whole ... thing は「この一連の…ということ、この…のこと全体」なので、this whole independence thing は「一連のこの独立ということ」。
独立にまつわる様々なことをひっくるめて、whole と言っていることになります。
which is why は「それ(前に述べたこと)が理由である、そういうわけで〜である」。

レイチェルは job と言う時に、両手の指をチョキにして関節でちょっと曲げていますが、これは air quotes と呼ばれるもの。
quote は「引用(する)」で、その名の通り「エア引用符」、つまり、引用符を示すジェスチャーとなります。
過去記事、引用符ジェスチャーをする フレンズ1-3改その9 にも出てきました。
日本語でわざわざかぎかっこをつけたニュアンスと同じで、「〜というもの、〜というやつ」という意味。
「いわゆる〜というもの」という意味や、相手がそうだと主張しているものについて「あなたが主張する〜ってやつ」のような意味で使われます。
今回のレイチェルの場合は、「仕事」って言ってもまぁこんな程度だけど、仕事と呼べるほどのものでもないんだけどね、のような、本来の言葉の意味とは逆のニュアンスが込められています。
「この仕事とかってやつ、この仕事とやら」のような言い方に、それを軽んじた雰囲気が感じられるわけですね。

job のことをそのように引用符をつけて、ちょっとバカにした感じで言ったレイチェルに対し、テリーは「スイートハート」と愛称で呼んだ後に「君はひどいウェイトレスだ。実にひどい」と言っています。
顔は微笑んでいるのに、発する言葉がやけにダイレクトで辛辣なのが面白いですね。
レイチェルの仕事ぶり、そして引用符を付けて「仕事」と言ったことなどの仕事に対する態度にも、不満であることが察せられます。

I'm with you. は「あなたと一緒にいる」ですが、ここでは「あなたに同意する、同感」、つまり、I agree with you のような意味。
テリーの言いたいことはわかるけど、でも私だって頑張ってるのよ、と言った後、「誰かコーヒーいる人?」みたいに客に尋ねると、客が一斉に手を挙げるのも面白いです。
この客の反応で、レイチェルはコーヒーのおかわりを注ぎに行っていないことがわかる、テリーの言った通り、ひどいウェイトレスであることがこれで明らかになってしまうというオチですね。
テリーも「ほら、私が言った通りだろ?」という顔をすることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 18:10| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

彼は超・高嶺の花 フレンズ1-8改その23

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は12位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


21:23
[End credits. Scene: Chandler's office block, yet another coffee break. Enter Lowell...]
エンドクレジット。シーン: チャンドラーのオフィスブロックだが、また別のコーヒーブレイク中。ローウェル登場…。
チャンドラー: Hey, Lowell. (やあ、ローウェル。)
ローウェル: Oh, hey, Chandler. (あぁ、やあ、チャンドラー。)
チャンドラー: So how's it going down there in Financial Services? (それで、そっちの(君のところの)財務担当はどんな感じ?)
ローウェル: It's like Mardi gras without the papier-mache heads. How about you? (張り子の頭がないマルディグラみたいな感じだね。君の方はどう?)
チャンドラー: Good. Good. Listen, um, I don't know what Shelly told you about me, but, uh... I'm not. (いいよ、いいよ。なぁ、シェリーが君に何て言ったか知らないけど、でも…俺は違うんだ。)
ローウェル: I know. That's what I told her. (知ってる。僕もシェリーにそう言ったよ。)
チャンドラー: Really? (ほんとに?)
ローウェル: Yeah. (ああ。)
チャンドラー: So you can tell? (じゃあ、君にはわかるの?)
ローウェル: Pretty much. Most of the time. We have a kind of... radar. (だいたいは。ほとんどの場合はね。僕たちには、ある種のレーダーがあるんだ。)
チャンドラー: So you don't think I have a... a quality? (それじゃあ、僕には…資質はない、って君は思うの?)
ローウェル: Speaking for my people, I'd have to say no. By the way, your friend, Brian, from Payroll? He is. (僕ら(ゲイ)を代表して言うと、僕はノーと言わないといけないだろうね。ところで、君の友達のブライアン、給与担当の。彼はそうだよ。)
チャンドラー: He is? (彼はそうなの?)
ローウェル: Yup. And way out of your league. [Exits] (そうさ。そして君には、超、高嶺の花だけどね。[出て行く])
チャンドラー: Out of my league! I could get a Brian. [Brian enters behind him] If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. [Sees him] Hey, Brian. (俺には高嶺の花だって? 俺なら(その気になれば)ブライアンくらいの男はゲットできるさ。[チャンドラーの後ろにブライアンが入ってくる]もし俺がブライアンみたいな男をゲットしたいと思ったら(その気になれば)俺にだってブライアンクラスの男はゲットできるさ。[ブライアンを見て] やあ、ブライアン。)

部屋に入ってきた男性に、チャンドラーが「ローウェル」と呼び掛けていることから、この男性がローウェルだとわかります。
シェリーがチャンドラーに紹介しようとしていた男性で、これまではずっと名前だけの登場だったのが、エンドクレジットのシーンでついに登場したということで、「この人がローウェルなんだ」とわかった観客からも笑い声が起きています。

So how's it going down there in Financial Services? は、ファイナンシャル・サービス(財務担当)という部署の様子を尋ねている疑問文で、down there のように down がついているのは、その部署が今いる休憩室より下の階にあることを示していると考えられるでしょう。
様子を聞かれた後のローウェルの返事、It's like Mardi gras without the papier-mache heads. について。
Mardi gras は「マルディグラ、懺悔(ざんげ)火曜日」。フランス語で「肥沃な火曜日(fat Tuesday)」という意味。
アメリカだとニューオーリンズなどでパレードが行われます。

papier-mache は「張り子の」。
そのマルディグラのパレードのフロートでは、張り子で作られた大きな頭が使われるようです。
つまり、Mardi gras without the papier-mache heads とは「張り子で出来た頭がない、マルディグラ」ということになりますね。

そして、オーストラリアのシドニーで行われるマルディグラは、その名もズバリ、Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras 「シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ」と言い、世界各地からゲイやレズビアンが集まってパレードをすることで有名です。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版 : ゲイ・アンド・レズビアン・マルディ・グラ

今回のフレンズのエピソードのキーワードが「ゲイ」であることを考えると、ここでのマルディグラは、アメリカのニューオーリンズのことではなく、ゲイの祭典であるシドニーのマルディグラを指していると考えた方が自然だろうと思います。
そのシドニーのマルディグラの画像をいくつか見ると、着飾った人々が練り歩くパレードで、張り子らしきものはあまり見当たらないように思います。
そういう意味で「張り子なしのマルディグラ」という表現が「シドニーのマルディグラ」を指しているのかもしれません。
ローウェルの部署は、ローウェルだけではなく、他にもたくさんゲイがいる、と言っていることになるでしょう。

その後、チャンドラーは「シェリーが君に何て言ったか知らないんだけど、I'm not.」と言います。
I'm not 〇〇. のように後に続く言葉が省略されていますが、今回の話の流れで、I'm not gay. という意味であると想像されますね。
それを聞いたローウェルは驚く様子もなく、「知ってる。僕もシェリーにそう言った」と返します。
それを聞いたチャンドラーの方が逆に驚いた様子で、So you can tell? と言います。
tell は「言う」の意味で使われることが多いですが、ここでは「見分ける、識別する」という意味。
この意味では、can/could tell の形で使われることが多いです。

radar は「レーダー、電波探知機」。すっかり日本語になっていますね。
radar は、RAdio Detecting And Ranging の頭文字をとった言葉で、日本語では「電波探知測距(そっきょ)」になります。
「ダー」という音を聞くと、-der と綴りたくなってしまうのですが、頭文字からできた言葉なので、語尾はありがちな -er ではなくて、-ar であることに注意して下さい。

君は違う、と断言されて、チャンドラーは So you don't think I have a... a quality? と尋ねます。
今回のエピソードでは、フレンズたちやシェリーに You have a quality. 「あなたには(ゲイの)クオリティ(資質)がある」と言われ続けていたので、そのことを確認しているわけですね。
speak for は「〜のために言う」ですから、「(人)の代弁をする、(人)を代表して言う」。speaking for my people とは、「僕らゲイを代表して言うと」。
「ゲイを代表して言わせてもらうと、君はゲイの資質は持ってないと言わないといけないだろうね」ということで、チャンドラーにはそのクオリティはない、ということを、ゲイの人から直々にお墨付きをもらった形になります。
ここまでの流れで、「クオリティがある」と言われ、「女子みたいなおしゃれの話をすることがそういうクオリティってやつ?」みたいに言っていたシーンもありましたが、結局ラストシーンで、ゲイの人に資質はないと断言されることで、「チャンドラーがゲイに間違えられる理由が結局よくわからないまま終わる」ということになるわけですね。

チャンドラーにはそういう資質がないと言った後、ローウェルは「ところで」と言って、もう一人話題になっていた人物ブライアンの名前を挙げ、彼はそうだよ、と言います。
ここでの会話は、ローウェル: He is. チャンドラー: He is? という形になっています。
ローウェルの発言をおうむ返しに言っているだけのようですが、Really? と答えるよりも、「彼はほんとにそうなわけ?」的に、He IS? と is を強く発音して聞き返す方が、より生きた会話っぽい感じがします。

Yup. は Yes. の口語表現。
way out of your league の way は、on my way とかのウェイ「道」ではなく、「ずっと、うんと、はるかに」という意味の副詞。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
way [adverb] (informal) by a large degree
つまり「大きな度合で」。
way too much 「多すぎる」、way too long 「長すぎる」のような形で使われます。

out of one's league は過去記事、ビリーブ・ユー・ミー フレンズ1-8改その13 にも出てきました。
その時は、シェリーがチャンドラーに、"Well, I think Brian's a little out of your league."「うーん、ブライアンはちょっとあなたには高嶺の花だと思うけど」と言っていましたが、今回はまたそのブライアンと釣り合うかどうかの話で、ローウェルに "way out of your league"「(君にとってブライアンは)超、高嶺の花だ」と言われてしまったことになります。
一つのエピソード内で、時間を空けて、way out of your league という同じフレーズが登場するのがポイントと言えるでしょう。
「前に出てきたネタがまた後で出てくる」というのはコメディの王道パターンでもありますし、コメディに限らず、一つの作品では、同じ単語やフレーズが何度も登場する、ということはよくありますよね。
そして今回の場合は、シェリーは少々遠慮して、a little 「ちょっと(高嶺の花)」と言っていたのですが、ローウェルの方は「超(ものすごく)(高嶺の花)」と容赦のない言い方をしているという違いがあるのがまた大きなポイントとなるでしょう。

way out of your league と言い残してローウェルが出て行った後、チャンドラーは Out of my league. と言っています。
これも、your を my に変えただけで、同じ言葉を繰り返しているパターンですね。
チャンドラーは「ブライアンは君にとっては超高嶺の花」と言われたことにかなりムッとした様子で、I could get a Brian. If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. と言っています。
If I wanted.... I could は、現在の事実と反対の仮定を示す「仮定法過去」。
実際に望んでいるわけじゃないけど、もし望むとしたら、という仮定ですね。
日本語で言うところの「その気になればゲットできる」というニュアンスになります。

先ほども参照した過去記事、ビリーブ・ユー・ミー フレンズ1-8改その13 でも、シェリーに高嶺の花だと言われ、"You don't think I could get a Brian? Because I could get a Brian."と言っていました。
out of one's league と共に、I could get a Brian もまた同じように繰り返されているわけですね。
「俺だってその気になればブライアンくらいの男もゲットできる」と大声で叫んだ後、少し前に休憩室に入ってきていた男性に、Hey, Brian. と呼び掛けます。
「ゲットできるさ」と叫んだ直後に、その当人のブライアンとすれ違うタイミングが絶妙で、実に面白いシーンですよね。
エンドクレジットではローウェルが登場しただけではなく、もう一人のキーパーソンのブライアンも最後の最後に出てきた、というのは楽しい演出だと思います。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:47| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月28日

ジャバ・ジョーズでの私と仲間たち フレンズ1-8改その22

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は12位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


20:12
[Scene 10: Central Perk. The gang are looking at old photos]
シーン10: セントラルパーク。ザ・ギャング(仲間、フレンズたち)が古い写真を見ている。
レイチェル: Hey, who's this little naked guy? (ねぇ、この小さな裸の男は誰?)
ロス: Uh, that little naked guy would be me. (あぁ、その小さな裸の男は僕だろうね。)
レイチェル: Aw, look at the little thing! (あー、その小さなモノ(を見てよ)!)
ロス: Yes, yes, fine. That is my penis. Can we be grownups now? (そう、そうだよ、いいさ。それは僕のペニスだよ。僕たちもう大人になれる?[みんなもう大人になろうよ])
チャンドラー: Who are those people? (その人たちは誰?)
ロス: Got me. (わからないな。)
モニカ: Oh, that's Nana right there in the middle. Yeah, let's see. [Reads the back] "Me and the gang at Java Joe's." (あぁ、その間の真ん中にいるのがおばあちゃんだわ。そうよ、見せて。[(写真の)後ろを見る] ”ジャバ・ジョーズでの私と仲間たち”)
レイチェル: Wow, Monica, you look just like your grandmother. How old was she there? (まぁ、モニカ、あなたはおばあちゃんにそっくりね。その写真の中でおばあちゃんは何歳だったの?)
モニカ: Let's see, "1939." Yeah, Twenty-four, twenty-five. (えーっと、1939年。そうね、24、25歳だわ。)
ロス: Looks like a fun gang. [They all look at each other and smile] (楽しい仲間たちのようだね。[フレンズたちはお互いを見て微笑む])
ジョーイ: Ooh, look, look, look, look, look! I got Monica naked! (あぁ、見て見て見て見て見て! 裸のモニカ、見っけ!)
レイチェル: Let me see! (見せて!)
ロス: [Looking] No, no. That would be me again. I'm, uh, just trying something. ([見ながら] いやいや。それもまた僕のようだね。僕はちょうど何かにトライしているところなんだ。)

亡くなったおばあちゃんの遺品である古い写真を見ているフレンズたち。
小さな裸の男性は誰? という話になり、ロスが「それは僕だろうね」と答えています。
レイチェルが嬉しそうに look at the little thing とからかう様子で言うので、ロスははっきりと「あぁ、それは my penis だよ」と答えています。
penis の英語の発音はピーニスのような感じ。

Can we be grownups now? について。
直訳すると「僕たち、今は(もう)大人になれるよね?」というところでしょうか。
この意味については正直よくわからないのですが、二通りの解釈を考えてみました。
1つ目は、写真に写っていたような子供の頃と比較して、今はもう大人になれてるかな、のような意味。
ただ「あの頃と比べて、今はもう大人かな?」のような意味だと、We are grownups now? で良いように思えて、can be にする必要はない気がしますし、ロスの昔の写真なので、主語を we にする必要もないかなぁ、と。
2つ目は、主語が we であることからフレンズ全員のことを言っているように思えるので、「小さい頃の裸のロスの写真を見て、モノが小さいとか騒いでいるフレンズたち」に対して「そんな子供っぽいこと言ってないで、もっと大人になろうよ、なれるよね」みたいな意味であるという解釈。
子供じみた言動をする人に対し、「子供じみた真似をするな」という意味で Grow up! 「大人になれ! 」というフレーズを使うことがよくありますが、そのような命令形ではなく「もう僕たち大人になれるよね?」→「もう大人になってよ。大人になってくれる?」というもう少しマイルドな言い方で表現したのが、このセリフなのかなと思いました。

Who are those people? に対してのロスの答え Got me. は「わからない」という意味。
Got me. = You got me. で、何か人に質問されて答えがわからない場合に、I don't know the answer. の意味で使います。
過去記事、その言葉は避けた方がいい フレンズ1-2改その22 でも、ロスが Got me. を使っていました。

Me and the gang at Java Joe's は「ジャバ[ジャワ]・ジョーズにて、私と仲間たち」というところ。
gangは「ギャング、一団、一味」ですが、フレンズたちのようにいつも一緒にいる仲間のことも gang と言います。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
gang (informal) : a group of friends, especially young people
つまり「友達のグループ、特に若い人々の」。
フレンズたちのことを gang と表記している英語サイトもよく見かけますし、実際、今回の記事のト書きにも The gang are looking at old photos のように、まさに the gang が使われています。
Javaは「(インドネシアの)ジャワ島、ジャワ産のコーヒー」であることから、それが小文字表記になった java は「コーヒー」という意味になります。
また、joe にもコーヒーという意味があります。
LAAD では、java と joe それぞれが、以下のように説明されています。
java [noun] [uncountable] (informal) coffee
joe [noun] [uncountable] (informal) : a cup of joe a cup of coffee


java も joe もコーヒーという意味なので、Java Joe'sという名前はコーヒーハウスの名前のようですね。
モニカのおばあちゃんも、コーヒーハウスで仲間たちと過ごしていたことがわかるシーンです。

look just like は「まさに〜のように見える」ということですから「〜によく似ている」。there は「そこでは」で、その写真の中では、その写真に写っている頃は、という意味になります。
仲間に囲まれている写真のおばあちゃんが24,5歳と聞き、ロスが「楽しい仲間たちのようだね」と言うあたりで、カメラが引いていって、セントラルパークにいるフレンズたち全体を写します。
フレンズたちはお互いを見て微笑んでいますが、それは「コーヒーハウスでおばあちゃんたちが楽しそうな仲間と一緒にいる」という様子が、今の自分たちみたいだな、とフレンズみんなが感じた瞬間なわけですね。
そんな風にみんなが温かい気持ちでいるところ、ジョーイが一人騒ぎ出して、持った写真をブンブン振りながら、I got Monica naked! と叫んでいます。
直訳すると「モニカが裸でいるところをゲットした」というところで、日本語っぽく書くと「裸のモニカ見ーっけ!」みたいな感じですね。
ですが、写真を見たロスは「それもまた僕のようだ」と言います。
I'm just trying something. は「僕は何かにトライしているところだ」ということで、それを聞いてジョーイとチャンドラーがちょっと嫌そうな顔をしていることと、ジョーイがモニカと見間違えたことから一見女の子みたいに見えるのだろうと想像できることから、「ロスが女の子に見えるようにトライしているところ」という意味で言っているのでしょうね。
DVD日本語訳は「ししとうを足にはさんでるんだ」となっていましたが、先ほど話題に出た penis の流れで、それを足の間に隠して女の子のふりをしようとしている、というのが、話の流れ的にも合っているのだろうと思います。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 20:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月25日

真実を話していたなら状況がよくなっていたと思う? フレンズ1-8改その21

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


18:22
モニカママ: Do you know what it's like to grow up with someone who is critical of every single thing you say? (自分が言うことひとつひとつに批判的な人のそばで育つことがどんな感じか知ってる?)
モニカ: I can imagine. (想像できるわ。)
ゲラーママ: I'm telling you, it's a wonder your mother turned out to be the positive, life-affirming person she is. (言っとくけど、あなたの母親が、前向きで人生を肯定する人間になったことは驚きね。)
モニカ: That is a wonder! So tell me something, Mom. If you had to do it all over again, I mean, if she was here right now, would you tell her? (それは本当に驚きね! それで教えて、ママ。もしそれをもう一度やらなければならないとしたら、ほら、もしママの母親(おばあちゃん)がまさに今、ここにいるとしたら、ママに言う?)
ゲラーママ: Tell her what? (言うって何を?)
モニカ: How she drove you crazy, picking on every little detail. Like your hair, for example. (全てのちょっとした細かいことを指摘しながら、どんな風におばあちゃんがママをイライラさせるか、ってことをね。例えば、髪の毛とか。)
ゲラーママ: I'm not sure I know what you're getting at. (あなたの意図していることが私にわかっているのかどうか自分ではよくわからないんだけど。)
モニカ: Do you think things would have been better if you'd just told her the truth? ((当時)母親に真実を話していたら(物事の)状況がより良くなっていたと思う?)
ゲラーママ: ...No. I think some things are better left unsaid. I think it's nicer when people just get along. (…いいえ。言わないでおいた方がいいこともあると思うわ。人がただうまくやっていく方がより良いと思うの。)
モニカ: Huh. (そう。)
ゲラーママ: More wine, dear? (もっとワイン飲む?)
モニカ: Oh, I think so. (ええ、そうね。)
ゲラーママ: [Reaches out to fiddle with Mon's hair again, and realises] Those earrings look really lovely on you. ([モニカの髪の毛をまたいじろうとして手を伸ばすが、気づいて] そのイヤリング、あなたにとっても似合ってるわね。)
モニカ: Thank you. They're yours. (ありがとう。そのイヤリングはママのものよ。)
ゲラーママ: Actually, they were Nana's. (実はそのイヤリングはおばあちゃんのものだったのよ。)
[There is a cry of disappointment from the crowd of men.]
男性の集団から失望の叫びが聞こえる。
ゲラーパパ: Now I'm depressed! [To everyone] Even more than I was. (今、私はひどく落ち込んでるよ! ・・・これまでもそうだったけど、それ以上にね。)

Do you know what it's like to grow up... について。
長いセリフなので、前から順番にイメージしていくと、「〜することがどんな感じか知ってる?」→「ある人のそばで育つことが」→「自分が言うことひとつひとつに批判的な人」ということ。
every single は「ひとつひとつ」で、every や all をより強調した表現。
言うことすべてに批判的な人(今回亡くなったおばあちゃん)のそばで育つのってどんな感じかわかる? とママに言われ、モニカは少し間を置いてから、I can imagine. と答えます。
モニカのママは、モニカのやることなすことすべてに批判的な人なので、そのママ本人から「文句言う人のそばで育つのがどんな感じか、あなたわかる?」と言われ、「わかるも何もまさに私の人生そのものよ」と言いたいところを「ええ、どんなものか想像はできるわ」と答えてみせたことになるでしょう。
そんな質問をモニカにしてくることからも、ママは自分が「やることなすこと批判的な人」であるという自覚が全くないことがわかりますね。

affirm は「〜を肯定する」なので、life-affirming は「人生を肯定する」。
その前にある positive 「肯定的な、前向きな」と同じような意味になります。
wonder は「驚き、驚くべきこと」。
ママが「そんな風に母親に文句ばかり言われてきた私が(こんなに)前向きな人間になったなんて、本当に驚きよね」のように言ったことに対して、モニカは That IS a wonder! のように be動詞の is を強調して言っています。
「それは(そんなこと言うなんて)それこそまさにびっくりね」というところで、ママもおばあちゃんと同じようなタイプの「娘にネチネチ言う母親」になっているのに、これほど自覚がないとは驚きね、驚異ね、と言ったことになります。

その後モニカは「もう一度それをやらなければならないとしたら、言う?」と尋ねています。
If you had to do, if she was here, would you の形は全て仮定法過去ですね。
おばあちゃんは亡くなってしまって、人生をやり直すことはできないけれど、もしもう一度やり直せるとしたら、母親であるおばあちゃんに言う? というニュアンスになります。

drive は「駆り立てる、追いやる」というニュアンスなので drive someone crazy は「人をクレイジーな状態に駆り立てる」→「人をイライラさせる」。
例えば、と言って髪の毛の話を出したのは、今回のエピソードでは、ママがモニカの髪型が気に入らないような言動を繰り返していたことに対する皮肉ですね。

モニカがそこまで言っても、自分のことを言われているとはママにはわからない様子。
get at は「〜を意味・意図する、〜を言おうとする」なので、「あなたが何を言おうとしているのか、私にはよくわからないんだけど」と言っていることになります。

Do you think things would have been better if you'd just told her the truth? について。
Do you think 以下の部分は仮定法過去完了が使われています。
ママとおばあちゃんの過去の関係では、おばあちゃんがあれこれ言うことに対してママは何も反抗的なことを言わなかったわけですが、その過去の事実に反して「もしあの時、自分の母親に真実を話していたなら、物事がより良くなっていただろう」ってママは思う? と尋ねていることになります。

そのモニカの質問に対して、ママはしばらく沈黙した後、No. と否定の返事をします。
Yes. という返事になるよう誘導したような話の持って行き方でしたので、予想に反して返事が No. だったことで、観客からは笑い声(ラフトラック)も起こっています。
get along は「(人が)仲良くやっていく」。get along with なら「〜と仲良く・うまくやっていく、付き合っていく」。
ママが「母親に真実を話した方がいい」と肯定すれば、モニカもそれを受けて「じゃあ私も思ってることをママに正直に言うわね」と話を続けられたでしょうが「言わないでいいこともある、相手に合わせてうまくやっていく方がいいと思う」と言ったので、ここではモニカは自分の母親に対して正直な気持ちを話すチャンスを失ってしまった感じになるでしょう。

ワイン飲む? そうね、という会話になり、「母と娘の関係」の話が終わった形になりますが、ママがまた、モニカの耳を隠すように髪の毛を触ろうとした時、モニカが意味ありげな表情をしたので、モニカが言おうとしていたのはこのことだったのかと気づいた様子のママは、耳を隠すことはせず、モニカのしているイヤリングを褒めます。
今回のエピソードではモニカを見るたびにケチを付けるような言動ばかりだったママが、初めてモニカのことを褒めた瞬間になるでしょう。

褒められたモニカも素直にママの言葉に応じ、「褒めてくれたそのイヤリングは、元々はママのものよ。ママからもらったイヤリングよ」と和やかな口調で返します。
ママへの感謝と取れるモニカの言葉に、今度はママが「それは元々は私のママ(あなたのおばあちゃん)のものだったの」と言います。
おばあちゃん、ママ、モニカと代々受け継がれたイヤリングで三世代の女性の心が結ばれた、心温まるシーンと言えるでしょう。

そんな感動的な雰囲気になっている中、ポケットテレビの周りに集まってアメフト観戦中だった男性の間から、がっかりした叫び声が聞こえます。
depressed は「意気消沈する、落ち込む」。depression だと「不景気、不況」という名詞になります。
今回亡くなったのは、ママのママ、つまりゲラーパパにとっては義理の母なので、パパはそれほど悲しんでおらず、ジョーイが見ているアメフトを一緒に観戦していました。
応援しているチームが試合に負けて、今のこれこそ悲しくて落ち込むよ! と大声で言ってしまい、顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまうことになります。
Now I'm depressed! と言ってしまうと、これまで全く落ち込んでいなかったように聞こえてしまうので、気まずい発言をしてしまったことを取り繕うように、Even more than I was. と付け足しています。
これを付け足すことで「今、落ち込んでいる。過去に落ち込んだよりももっと」という意味になるので「今だけではなく、過去の時も落ち込んでいた」→「今ほどではないけれど、亡くなったことももちろん悲しかった」と表現したことになるでしょう。
そう言ったところで、やっぱりおばあちゃんが亡くなったことより、試合に負けたことの方が落ち込むのか! とツッコミたくなるセリフではありますが、既に「今(これ)こそ、がっかりだよ」みたいに言ってしまった言葉は取り消せないので、今までだって depressed してなかったわけじゃない、という言い訳として、I was (depressed) と表現したわけですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

what with A and B=AやらBやらで フレンズ1-8改その20

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


17:02
ロス: Rachel. Rachel Rachel. [Sits down beside her] Oh, I love you the most. (レイチェル、レイチェル、レイチェル。[レイチェルの隣に座る] あぁ、君を一番愛してるよ。)
レイチェル: [Humouring him] Oh, well, you know who I love the most? ([ロスに調子を合わせて] あらまぁ、私が一番好きなのは誰だか知ってる?)
ロス: No. (いいや。)
レイチェル: You! (あなたよ!)
ロス: Oh, you don't get it! (あぁ、君はわかってない!)
[Passes out and slumps across her]
気を失って、レイチェルにかぶさるようにもたれかかる。

薬の飲みすぎでハイになっているロスは、レイチェルの横に座って、I love you the most. と言っています。
モニカ、フィービー、チャンドラーそれぞれに「愛してる」と言った後の流れなので、「フレンズたちみんなを愛してるけど、レイチェルのことを一番愛してる」と言ったことになります。
ただ、明らかに様子が普通ではないし、みんなにも I love... と言っていますので、love と言われたレイチェルも「酔っぱらった時に出てきた冗談」のようにしか受け止めていません。
ト書きの humouring him の humour は humor のイギリス式綴り(ネットスクリプトを書き起こした方がイギリス人だからと思われます)。
humor は名詞で「ユーモア」ですが、動詞では「人と調子を合わせる」という意味で使われます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary)では、
humor : [transitive] to do what someone wants so they will not become angry or upset
つまり「ある人が望むことをする、そうすることでその人が怒ったり動揺したりしないように」。

この場合も「ロスが”君を一番愛してる”と言ったけど、それが冗談だって私わかってるわよ」ということを示す感じで、同じように「本心ではないけど、あなたに話を合わせてみた」という風にセリフを続けた感覚になります。
「私が一番愛してるのは誰か知ってる? あなたよ」と言うことで、I love you the most, too. 「私もあなたを一番愛してるわ」と返したことになりますが、明らかに冗談っぽくそう言われてしまったロスは、がっかりしたような声で you don't get it. と言い、そのままレイチェルの膝にもたれかかって寝てしまいます。
you don't get it. の get it は「わかる」という感覚。
「君は(全然)わかってない」、つまり「僕は本気でそう言ったのに、君はそれを冗談だと受け止めた。僕の気持ちを全然わかってないんだね」ということですね。


17:29
[Cut to Joey watching TV in the corner. He makes an extravagant gesture of disappointment]
部屋の隅でテレビを見ているジョーイに画面がカット。ジョーイは大袈裟な失望のジェスチャーをする。
ゲラーパパ: What do you got there? (そこに何があるんだ?[そこでは何をやってるんだ?])
ジョーイ: [Hides the TV, but he still has an earphone] Uh... Just a, uh... hearing disability. ([テレビを隠すが、まだイヤホンはしている] あのー…ただ、その、聴覚障害なんです[補聴器付けてるんです]。)
ゲラーパパ: What's the score? (スコアはいくつだ?)
ジョーイ: 17-14, Giants. Three minutes to go in the third. (17対14で、ジャイアンツ(が勝ってます)。第3クォーター、残り3分。)
ゲラーパパ: Beautiful! [Turns to watch with him] (素晴らしい! [ジョーイと一緒に見るために向きを変える]

部屋の隅の方で、ジョーイが失望したような声を出しています。
墓地のシーンで、小さなテレビでアメフトのプリゲームを見ていたジョーイが「本当の試合は食事の時に見る」と言っていたことからも、まさに今、アメフトの試合を見ていることが想像できます。
What do you got there? は What do you have there? と同じような感覚で「君はそこで何を持っているんだ?」→「そこに何があるんだ?」のような意味になるでしょう。

got は本来、get の過去、過去分詞形ですが、have の意味で have got が使われることがあり、さらには have が省略されて、got = have の意味で使われることもあります。
What do you 動詞 there? という文の場合、do you の後なので、文法的には、動詞に当たる部分は原形になるはずですが、口語英会話では got = have として日常的に使われるので、have の意味でそのまま got を入れた形がこのセリフであると理解すれば良いでしょう。
DVD英語字幕では、What do you got there? と書いてあり、実際の発音もそのように発音されているようですが、Netflix の字幕では、What have you got there? と書かれていました。
have の意味で (have) got を使っているという意味では、What have you got there? の方が文法的には正しい表記ということになるでしょう。
音のままに表記すると What do you got there? で、文法的に正しい方を優先させると What have you got there? になるということですね。

hearing disability は「聴覚障害」。お葬式後のレセプションという場で、こっそりテレビを見ているところを故人の親族であるゲラーパパに目撃されてしまったので、不謹慎と思われるのを恐れたのでしょう、それでイヤホンをしている理由として「僕には聴覚障害があって、、、これは補聴器なんですよ」と説明したことになります。
ですが、ゲラーパパはジョーイのその説明に反応することなく、すぐ、What's the score? 「スコアは何点[何対何]?」と尋ねているので、ゲラーパパは、ジョーイがスポーツ観戦しているとわかって声を掛けたことがわかりますね。

Three minutes to go in the third. は「第3クォーター、残り3分」という意味。
アメフトの試合は全部で4クォーターあり、the third はその3番目のクォーターを指します。
〇 minutes to go は「残り〇分」。
行く・進むべきものがあとこれだけある、という感覚から「残り〇分」という意味になります。

試合の状況を聞いたパパは嬉しそうな声で Beautiful! と言い、自分にとっては義母となる人の葬儀だと言うのに、ジョーイと一緒にポケットテレビでのアメフト観戦に参加することになります。


17:48
[Time lapse. A large crowd of men are now watching the game]
時間経過。今は男性の集団がその試合を見ている。
レイチェル: [Still trapped under Ross] Pheebs, could you maybe hand me a cracker? ([まだ(膝の上に寝ている)ロスの下で動けないままの状態] フィービー、ちょっと私にクラッカーを1枚取ってくれる?)
ゲラーママ: [To Mon] Your grandmother would've hated this. ([モニカに] あなたのおばあちゃんは、こういうのを嫌がったでしょうね。)
モニカ: Well, sure. What with it being her funeral and all. (ええ、そうでしょうね。それが自分のお葬式だったりとか、そういうこと全部でね。)
ゲラーママ: No, I'd be hearing about "Why didn't I get the honey-glazed ham." Or I didn't spend enough on flowers. If I spent more, she'd be saying "Why are you wasting your money? I don't need flowers, I'm dead." (いいえ(そうじゃなくて)、今頃私はこんなことを聞いていたでしょうね、「どうしてハニーグレイズドハムがなかったの?」って。または私が花に十分なお金をかけなかったとか。でももし私がもっとお金をかけてたら、おばあちゃんはこう言っているでしょうね、「どうしてあんたはお金を無駄にするの? 私は花なんかいらないよ、死んでるんだから」ってね。)
モニカ: That sounds like Nana. (それっておばあちゃんっぽいわ。)

薬を飲みすぎたロスは、レイチェルの膝の上でまだ眠っており、身動きが取れないレイチェルは、フィービーに「クラッカー取って」と頼みます。
その後、モニカのママ(ゲラーママ)とモニカとの会話が続きます。
Your grandmother would've hated this. は<would have+過去分詞>の形で、「〜したでしょうね」という感覚。
実際にはおばあちゃんは亡くなってしまっていてここにはいないけれど、もしこの場にいたら、これを嫌がっていたでしょうに、ということ。

それに対するモニカの返事 What with it being her funeral and all. について。
これは what with A and B という形で「AやらBやらで」という意味になります。
研究社 新英和中辞典では、
what with…and (what with) ... =[通例よくないことの理由を列挙する形で] …やら…やらで
例1)What with this and that we didn't have time. あれやこれやで時間がなかった。
例2)What with drink and (what with) fright, he did not know what was happening. 酔ってもいたしおびえてもいたので彼は何が起こっているのかわからなかった。


Macmillan Dictionary では、
what with : (spoken) used when you are giving a number of reasons for a particular situation or problem
例) The police are having a difficult time, what with all the drugs and violence on our streets.

つまり、「ある特定の状況や問題のいくつかの理由を述べようとする時に用いられる」。例文は「あらゆる薬物やら、我々の町(通り)での暴力やらで、警察は苦労している」。

同じくマクミランに次の表現も出ています。
what with one thing and another : used for referring to many different events in a way that is not specific. You use this expression in order to explain why something did or did not happen
例) What with one thing and another, I didn't get home until after midnight.

つまり「具体的ではない風に、多くの違った出来事を言及するために用いられる。あることがなぜ起こったか、もしくはなぜ起こらなかったかを説明するためにこの表現を使う」。
例文は「あれやこれやで(何やかやで)、私は真夜中過ぎまで家に戻らなかった」。

今回のモニカのセリフ What with it being her funeral and all. は、What with A and all. 「Aやら(他の)全てやらで」のようなことですから、「Aとかそういうこと全部のことでね」のようなニュアンスで解釈すると良いでしょう。
名詞に当たるAの部分が it being her funeral となっているのは動名詞で、it が being の意味上の主語、つまり文章にすると、It is her funeral. 「(それが)彼女の葬式である」であり、それを動名詞にして「(それが)彼女の葬式であること」と表現したことになるでしょう。
ですからモニカのセリフは「(それが)おばあちゃん(自身の)お葬式であることとか、他のこと全部でね」と言っていることになります。
ママが「おばあちゃんがここにいたら、こういうの嫌がったでしょうね」と言ったので、「自分のお葬式だから嬉しいはずない。自分のお葬式なんか嫌に決まってるもの」という意味の返事として「ええ、嫌がったでしょうねぇ、自分の葬式だったりとかそういうことで」と返したことになります。

「そりゃ自分のお葬式なんだもの、喜ぶはずないわ」と返した娘モニカの言葉をママは No. と否定してから、I'd be hearing about... と続けます。
I'd be hearing = I would be hearing には「もしおばあちゃんが生きていたら(今頃)私は(〜について)聞いているでしょうね」という仮定のニュアンスが込められています。

こんなことを聞いているところだろう、という内容が以下に続きますが、"Why didn't I get the honey-glazed ham." は「どうしてハニーグレイズドハムがなかったの?」という意味だろうと思います。
glaze は「(食べ物に何かをかけて)つやを出す」なので、honey-glazed ham は「ハチミツでつやを出したハム」。

以下のスタバ(Starbucks Coffee Japan)の公式ページに「ハニーグレイズドハム」の説明が出ていました。
Starbucks Coffee Japan : 選べる5種類 ボリュームたっぷりのアメリカンなサンドイッチ
その説明によると「アメリカでは、いつもより少し贅沢な食事を楽しむときにハニーグレイズドハムを食べるんですって。」とのこと。

honey glazed ham で画像検索すると、表面に焼き豚のようなテカリのある、薄い切れ目の入った大きなハムのかたまりの写真がたくさんヒットしました。
お皿にドンと乗っていると、大きくて見た目もゴージャスなので、今回はお葬式の後の食事会ですが、その他パーティーなどでも、お客様に出すメニューとしてはぴったりなのだろうと思います。

ちなみに、チャンドラーとアンドレアが同時にトングを取ろうとしていた時の料理が、大きなハムのようなものだったので、これがハニーグレイズドハムだったのかもしれないなぁ、と思ったのですが、、、ただそうすると、"Why didn't I get the honey-glazed ham." (どうして(私には)ハニーグレイズドハムがなかったの?)というセリフとの整合性が取れないような気もします。
もしかすると、チャンドラーたちが取ろうとしていたのは「ただのハム」で、それがハニーグレイズドじゃなかった、という意味で「どうしてハニーグレイズドじゃない、ただのハムだったの?」のように言うでしょうね、と言った、ということかもしれません、、、

「花に十分なお金をかけなかった」の後の、If I spent more, she'd be saying は仮定法過去で、「実際には花に十分なお金をかけなかったけど、もし(事実に反して)もっとお金をかけたなら、おばあちゃんは(今頃)こう言っているでしょうね」というニュアンスになります。
その後、おばあちゃんの口調を真似るように「どうして無駄使いするの? 花なんかいらないよ、私は死んでるんだから」と言うと、モニカが That sounds like Nana. と続けます。
おばあちゃんのように聞こえる、ということなので、その言い方とか内容がおばあちゃんっぽいわね、と言っていることになるでしょう。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:23| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする