2020年05月13日

直接話法から間接話法に変わる フレンズ1-10改その18

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19:25
「僕は君と別れることなんかできない」というデビッドに。
フィービー: Oh, yes, yes, yes, you can. Just say, um, "Phoebe, I love you, but my work is my life and that's what I have to do right now." And I say, "Your work? Your work? How can you say that?" And then you say, um, "It's tearing me apart, but I have no choice. Can't you understand that?" And I say, [Hits him] "No! No! I can't understand that!" (あぁ、いいえいいえ、あなたにはできるわ。ただこう言って。ほら、「フィービー、君を愛してる。でも仕事は僕の人生なんだ、それが今、僕がしなければいけないことなんだ」。そして私がこう言う、「あなたの仕事ですって? 仕事? どうしてそんなことが言えるわけ?」 それからあなたがこう言うの、「僕の心は引き裂かれそうだ、でも僕には選択肢がない。そのことをわかってくれないの?」 そして私が言うの、[デビッドを叩いて] 「いやよ、いやよ! そんなのわからないわ!」)
デビッド: Uh, ow. (あ、痛い。)
フィービー: Ooh, sorry. Um, and, and then you put your arms around me. You put your arms around me. [He does so] And, um, and then you tell me that you love me and you'll never forget me. (あ、ごめん。それからあなたは私の体に腕を回すの。あなたは私の体に腕を回すんだってば。[デビッドはそうする] それからあなたは私にこう言うの、私を愛してるって、あなたは私のことを絶対に忘れない、って。)
デビッド: I'll never forget you. (君のことは絶対忘れないよ。)
フィービー: And then you say that it's almost midnight and you have to go because you don't wanna start the new year with me if you can't finish it. [They kiss] I'm gonna miss you... you scientist guy. (それからあなたは言うの、もう少しで真夜中だからあなたは行かなきゃならない、って。なぜなら、私と一緒に新年を始めたくない、もし私と一緒に年を終えることができないのなら、って。[二人はキスする] きっとあなたを恋しく思うわ、科学者さん。)

デビッドが I can't break up with you. と言ったことに対して、フィービーは Oh, yes, yes, yes, you can. と言っています。
「できない」に対して、Yes, you can. ですから、日本語としては「いいえ(そんなことはない)、できるわ」という訳の方が自然になるでしょう。
フィービーがえらく軽い感じで「できるできる」というので、観客からはラフトラック(笑い声)も起きています。
Just say ... 「ただこう言って」と、フィービーはその後に続くべき会話を一人二役で語り始めます。
my work is my life は「僕の仕事は僕の人生なんだ」。
デビッドの気持ちを自分で言ってみせて、「あなたのその気持ちはわかるわ」というのかと思いきや、「仕事ですって? どうしてそんなことが言えるの?」と怒り出すセリフが続くのには、つい笑ってしまいます。
一瞬笑ってしまうものの、このパターンがしばらく続くのを聞いていると、「こう言えば別れるのは簡単よ」と言っておいて、フィービーがそれに対してリアルな感じで怒っている部分が彼女の本当の気持ちである、とわかってきて、だんだんこの一人芝居の切なさを感じられるようになってきます。
あなたの仕事が大切なのは私もわかってる、それを理解してあげたいけれど、こんな風に駄々をこねたい私もいるのよ、という感じでしょう。

tear apart は「引き裂く、バラバラにする」ですが、tear someone apart の形で「人の心を引き裂く、苦しめる」という意味で使われます。
物理的に引き裂く、バラバラにするだけではなく、心のような精神面にも使えるということです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
tear somebody apart : to make someone feel extremely unhappy or upset
例)Seeing him in that hospital bed tore me apart.

つまり「人を極度に不幸にしたり、動揺させたりすること」。例文は「あの病院のベッドにいる彼を見て、心が引き裂かれた」。
また LAAD には、War tore the family apart. 「戦争がその家族を引き裂いた・バラバラにした」という例文も載っており、親しい間柄だった仲を離れ離れに引き裂いてしまう、という意味でも使われます。
日本語でも「心が・家族が引き裂かれる」のように表現しますので、日英でまさに同じ表現が使われるということです。

you put your arms around me は「私の体に腕を回す」。
フィービーは and then を多用して「それからこう言う、こうする」と説明していますが、そう言ったのにその行動をしないデビッドに対して、「私が言った通りに、そうして」とささやき声で言ったのが、2回目の You put your arms around me. になります。

You tell me that you love me and you'll never forget me. は tell を使った間接話法。
引用符を使って直接話法で表現すると、
You say to me, "I love you and I'll never forget you." となります。
「言う」を意味する動詞の中でも tell は「情報を伝える」というニュアンスで、that 以下は、デビッドが言う「内容」を示しています。

このセリフの直前まで、フィービーは、デビッドと自分(フィービー)のセリフを臨場感あふれる言い方で一人芝居のように言っていました。
字幕もそれを反映して、それぞれのセリフの部分が引用符でくくられていましたが、ここにきて、「引用符を使って、フィービーが彼のセリフを実演している感じ」がぐっと薄れて「間接話法」になっているのが一つのポイントなのかな、と思います。

間接話法で言われている内容は、セリフにすると、"I love you and I'll never forget you." という言葉ですが、この言葉はフィービーがデビッドの気持ちを代弁して言うのではなく、直接デビッドの口から聞きたい、だから「こういう内容のことを言う」と「内容」にとどめて、「セリフそのもの」を言うのを避けたということだろうと。

日本語の場合でも、「私を愛してるって言って」と言うのと、「(彼の口調を真似して)”君を愛してる”って言って」と言うのとでは、後者の場合、決めゼリフを言われる側が先回りして言ってしまったような感じになり、嬉しさや感動が薄れてしまうような気がするのです。
「私を愛してるって言って」→「君を愛してる」
「”君を愛してる”って言って」→「君を愛してる」
だと、後者は、ただ言われた通りにオウム返しのように同じ言葉を返しただけ、という感じがしてしまう、と言えばいいでしょうか。
この言葉はデビッドの口からきちんと言ってほしい、という気持ちが、フィービーに「間接話法」を使わせたのではないかな、と思ったということです。

結局、デビッドは I love you の部分は言わずに、I'll never forget you. とだけ言っています。
これについては、フィービーが自分のために二役を演じている姿が切なくて、後のセリフを言うのが精一杯だったのか、もしくはフィービーではなく仕事を選んでしまった自分には I love you と言う資格はないと思ったかの、どちらかかな、と思いました。

you say that it's almost midnight and... について。
こちらも間接話法となっています。
通常、間接話法では tell を使いますが、say that の形もあるようです。
研究社 新英和中辞典では、
say=〔+(that)〕〈…と〉言う
用法:say to ... that の形はあまり一般的でなく tell ... that を用いる

と出ていますので、tell that のような間接話法として say that の形もあるものの、tell の方が一般的、ということになるでしょう。
(2020.5.15 追記)
コメント欄で「この辞典の say の用法は、「誰々に言う」という場合の使い分けの話である」というご指摘をいただきました。
おっしゃる通りで、「人に〜と言う」という場合は、say to someone (that) よりも tell someone that の方が一般的という話で、「人に」がない形の「〜と言う」という間接話法では、say (that) も一般的に使われます。
コメント欄にも追記しておりますので、併せてご覧いただけると幸いです。
(追記はここまで)

フィービーの you say that を引用符を使った直接話法にすると、
you say, "It's almost midnight and I have to go because I don't wanna start the new year with you if I can't finish it." となります。
almost は「ほとんど」と訳されることが多いですが、時間などを表す場合には「もう少しで・もうすぐ(〜時)」と訳すとしっくりくるでしょう。
前半は「もうすぐ真夜中だから僕はもう行かないと」ということで、この場所で真夜中を越したくない、年越ししたくないと言っていることになります。

I don't wanna start the new year with you if I can't finish it の it は the new year 「新年(の年)」で、「その年を君と終えることができないのなら、君と一緒にその新年を始めたくない」ということでしょう。
これから来る新年を君と一緒に終えることができないとわかっているから、新年を迎える前に僕はここを去るよ、ということ。
デビッドに言ってほしいセリフをフィービーが代わりに言っていることになりますが、さよならするとわかっているから新年を一緒に迎えても余計に寂しくなるだけ、だから新年になる前にあなたは行って、というフィービーの気持ちが表れているということです。

ここで二人はキスしますが、ちょうど、キスする二人の向こう側の壁に、キスする男女のポスターが貼ってあります。
二人のキスはそのポスターとちょうど重なるようなアングルになっており、切ない二人の別れにふさわしい、しゃれた演出だと思いました。

you scientist guy の you は scientist guy と同格 になります。
scientist guy は「科学者の人」という感覚ですが、DVDの和訳のように「科学者さん」という和訳がしっくりくると思います。

このような同格の you は、LAAD では以下のように説明されています。
you [pronoun] : used before nouns or phrases when you are talking to or calling someone
例1)You boys had better be home by 11:00.
例2)You jerk!

つまり「誰かに話しかける時、または誰かを呼ぶ時に名詞、またはフレーズの前に使われる」。例文1は「君たちは11時までには帰宅すべきだ」。例文2は「この最低男!」。

嘘をついた相手に対して、You liar! 「この嘘つき!」と言ったりするのも、これと同じ「同格」になります。


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posted by Rach at 22:24| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

belong in は「そこにいるのがふさわしい」という居場所 フレンズ1-10改その17

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18:35
[David is feeding Phoebe popcorn. Max walks up]
デビッドはフィービーにポップコーンを食べさせている。マックスが歩いて近づく。
フィービー: Hi, Max. (はーい、マックス。)
マックス: Yoko. [To David] I've decided to go to Minsk without you. (オノ・ヨーコ。[デビッドに] ミンスクに行くことを決めたよ、君なしでね。)
デビッド: Wow. (わぉ。[ト書き日本語補足:フィービーに食べさせていたデビッドの手が止まる])
マックス: It won't be the same- but it'll still be Minsk. Happy New Year. [Walks off] (同じとはいかないけど、でもそれでも(ミンスクは)ミンスクだからね。新年おめでとう。[歩いて去る])
フィービー: Are you all right? (大丈夫?)
デビッド: Yeah, I'm fine. I'm fine. (あぁ、大丈夫、大丈夫。[ト書き日本語補足:と言いながら、フィービーに食べさせようとしたものを自分で食べてしまう。様子がおかしいことに気付いたフィービーは、デビッドが持っていた器を机に置いて、こっちに来るようにと別の場所に誘う])

デビッドの同僚のマックスが近づいてきたので、「はーい、マックス」と呼びかけるフィービーですが、それに対してマックスは憎々し気な表情と口調で Yoko. と返します。
これは、世界的に有名なヨーコさん、である、オノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんのこと。
ザ・ビートルズのジョン・レノンの奥さんとして有名で、前衛芸術家、社会活動家の彼女に影響されて、他のビートルズのメンバーと意見の相違が生じ、それが解散に繋がったというような噂が解散当時よく聞かれていたようです。
なお、ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーは、後に、解散は彼女のせいではなかった、というコメントを発表しているとのこと。
たとえメンバーがそのような発言をしていても、解散当時は上に書いたような噂が流れていたので、彼女にはそういうイメージがついてしまった、ということでしょう。
今回のマックスのセリフも「仕事上の共同体であるデビッドとマックス(自分)を引き裂く存在」のような意味で、フィービーをヨーコと呼んだことになります。

I've decided to go to Minsk without you. は「僕はミンスクに行くことを決めてしまった、君なしで」。
意味としては「君なしで(一人で)ミンスクに行くと決めた」ということですが、「君なしで、君がいない状態で」を意味する without you が副詞として最後につくため、日本語にすると「行くと決めたんだ、君なしでね」という倒置のようなニュアンスが感じられます。

It won't be the same- but it'll still be Minsk. を直訳すると、「同じとはならないだろうけど、それでもまだミンスクだろう」。
一緒に行くデビッドがいないことで全く同じとはならないまでも、ミンスクはやっぱりミンスクだからね、と自分を納得させるような発言をしたことになります。

マックスが一人で行くと聞いて以降、デビッドは固まったような状態になり、あげく、フィービーに食べさせようとしていたものを自分の口に運ぶ始末。
明らかに動揺して混乱している様子のデビッドを見て、フィービーは騒がしいパーティー会場を離れるように、寝室に彼を連れて行きます。


19:09
[Phoebe leads David into a bedroom]
フィービーはデビッドを寝室に連れて行く。
フィービー: You're going to Minsk. (あなたはミンスクに行くのよ。)
デビッド: No, I'm not going to Minsk. (いや、僕はミンスクには行かないよ。)
フィービー: Oh, you are so going to Minsk. You belong in Minsk. You can't stay here just 'cause of me. (あぁ、あなたは絶対にミンスクに行くのよ。ミンスクがあなたの居場所なの。ただ私だけのためにあなたはここにいるわけにはいかないわ。)
デビッド: Yes, I can. Because if I go, it means I have to break up with you. And I can't break up with you. (いや、僕はここにとどまれる。だって、もし僕が(ミンスクに)行けば、それは君と別れなければならない、ってことだ。そして僕は君と別れることなんかできない。)

You're going to Minsk. I'm not going to Minsk. You are so going to Minsk. のように be going to が3回連続で使われています。
「あなたはミンスクに行くわ」「僕は行かない」「あなたは絶対に行くわ」のように、最後の so は be going to を強調しています。

You belong in Minsk. は「あなたはミンスクにいるべき人だわ。あなたの居場所はミンスクよ」。
belong は belong to で「〜に属する」という日本語で覚えていることが多いですが、belong in は「(人・ものが)(あるべきところに)ある、いる、ふさわしい」というニュアンスです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
belong
1. to be in the right place or situation
2. to feel happy and comfortable in a place or situation, because you have the same interests and ideas as other people
in
例) I taught in high schools, but I really belonged in the elementary schools.


1. は「正しい場所または正しい状況にいること」。
2. は「ある場所や状況で幸せまたは心地よいと感じること、他の人と同じ興味や考えを持っているという理由から」。
例文は「私は高校で教えていたが、本当は小学校の方がふさわしかった」。

「あるべき場所にいる・ある」というのが基本的な意味ですが、「同じような考えの人たちがいてそこにいると幸せで心地よい」という説明もわかりやすいと思います。
「そこにいるのがふさわしいと思える、自分の居場所」という感覚です。

映画「インデペンデンス・デイ(Independence Day)」で、ビル・プルマン扮する大統領が自ら戦闘機に乗り込み戦おうとした時のセリフが、"I belong in the air." (空が俺の居場所なんだ。)でした。
元々、湾岸戦争で活躍したパイロットで、その人気から大統領にまで上り詰めたという設定だったので、「俺がいるべきところは空なんだよ。俺は戦闘機乗りだからね」とセリフがかっこ良く聞こえるわけです。

You can't stay here just 'cause of me. は「ただ私のためだけのために、あなたはここにいることはできない(いてはいけない)」。
このように主節が否定文(You can't stay)の場合は「否定文 A because of B」を「Aではない、なぜならBのために・のせいで」と訳すのではなく、「BのためだからといってAではない」のように訳すことになります。

「私という理由だけのためにあなたはここにいてはいけないわ」とフィービーが言うと、デビッドは Yes, I can. つまり、Yes, I can stay here. と返します。
その理由として、「僕が(ミンスクに)行くと、それは僕が君と別れなければならないことを意味する、そして僕は君と別れることはできない」→「だから僕はミンスクに行くことはできない。ここに残ることができる・残らないといけない」という流れです。
デビッドのセリフを直訳すると、「もし僕が〜すれば、僕が…しなければならないことを意味する」というのは「僕が〜すれば、必然的に…することになる」という感覚。
何かを仮定して、「そんなことしたら、こんなことになってしまう」と言いたい場合に、このように表現すれば良いということです。


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posted by Rach at 15:12| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月12日

いつも明るい彼が暗い顔をしているのを見て言った言葉 フレンズ1-10改その16

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17:19
[Someone else knocks on the door. Monica looks through the spyhole]
他の誰かがドアをノックする。モニカはのぞき穴を通して見る。
モニカ: Everybody, it's Fun Bobby! (みんな、ファン・ボビーよ!)
[Everyone cheers. Monica opens the door. Bobby is obviously very depressed]
みんなは喝采する。モニカはドアを開ける。ボビーは明らかにとても落ち込んでいる。
ファン・ボビー: Hey, sorry I'm late. But my, uh, grandfather, he- died about two hours ago. But I-I-I couldn't get a flight out till tomorrow, so... here I am. (やあ、遅くなってごめん。でも、俺のおじいちゃんが2時間前くらいに死んだんだ。でも、ここを経つ便が明日までなかったから、だから…ここに来た。)
ジョーイ: [Approaching] Hey, Fun Bobby! How's it going, man? Whoa! Who died? ([近づいてきて] やあ、ファン・ボビー! 調子はどう? おや! 誰が死んだんだ?)
[Monica gestures wildly behind Fun Bobby's back]
ファン・ボビーの後ろで、モニカは大きなジェスチャーをする。

以前のシーンでモニカは「ファン・ボビーを誘う」と言っていましたが、そのファン・ボビーがパーティーにやってきます。
Fun Bobby は「楽しい・愉快なボビー」というあだ名で、DVDの日本語訳では「ネアカのボビー」と訳されています。
そのニックネームの通り、明るい人であることが想像できるのですが、やって来たボビーは、その名前のイメージとは大きく違って、悲しそうな表情をしています。
モニカが理由を尋ねる前に、ボビーは自ら理由を話し始めます。
get a flight out は「ここを発つ(ここから出る)フライトを取る」という感覚。
ここからおじいちゃんのところに行くフライトは明日までないから、ということ。
すぐに会いに行けないから、ここに来るしかなかったというところです。

その二人の会話が聞こえなかったらしいジョーイは、少し離れたところから笑顔でボビーの方に近づいてきて、ボビーに声を掛けます。
Hey, Fun Bobby! How's it going, man? 「やあ、ファン・ボビー! 調子はどうだ?」と軽い挨拶をしたのですが、ボビーが暗い顔をしているのに気づき、驚いたような口調で Whoa! (発音は「ウォウ」)と言います。
Whoa! は元々、馬を止める時の「どうどう」という掛け声で、そこから「ちょっと待って。落ち着いて」のように相手を止める表現として使われます。
それ以外にも、日本語の「うわ」のような驚きを表すのにも使われます。
今回の場合は「明るいはずのボビーがすごく暗い顔をしていた」ことに対しての「驚き」表現となります。
ちなみに、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公マーティのセリフで Whoa! がよく登場します。
拙著最新刊「リアルな英語の9割はアカデミー賞映画で学べる!」の p213 では、「待って」と「驚き」の両方の意味で Whoa! が連続して使われているやりとりをご紹介しています。

Who died? は「誰が死んだんだ?」。
日本語でも暗い雰囲気を漂わせている人に対して、「お通夜みたいだな、葬式みたいだな、誰か死んだのか?」などと冗談ぽく尋ねることがありますが、今回のジョーイの発言はそれと似たニュアンスになるでしょう。
「誰か死んだみたいな暗い顔しちゃって〜」と冗談のつもりで言ったところ、それがビンゴだったので、不謹慎なジョークを言ってしまったジジョーイに対して、モニカはボビーから見えない位置で必死に「そんなこと言っちゃダメダメ!」と手をブンブンしていることになります。


17:45
[Time lapse. Bobby is talking about his grandfather. Everyone else is virtually in tears]
時間が経過。ボビーは自分の祖父について話している。他のみんなはほとんど涙ぐんでいる。
ファン・ボビー: It's gonna be an open casket, y'know? So at least I'll- I get to see him again. (顔が見える棺になる予定なんだ。だから少なくともおじいちゃんをもう一度見る[おじいちゃんにもう一度会う]ことができるんだよ。)
ジャニス: [Ross is still taking their photo] Oh, I'm gonna blow this one up and I'm gonna write "Reunited" in glitter. ([ロスはまだ二人の写真を撮っている] あぁ、この写真を引き伸ばして、(ラメ入りの)グリッターペンで「再会(再結合)」って書くわ。)
チャンドラー: Alright, Janice, that's it! Janice... Janice... Hey, Janice. When I invited you to this party, I didn't necessarily think that it meant that we-- (よし、ジャニス。ジャニス、それまでだ。ジャニス…ねぇジャニス。このパーティーに君を呼んだ時には、必ずしも僕たちが(復活する)つもりだと思ってたわけじゃないんだ…。)
ジャニス: Oh, no! Oh, no! (なんてこと! なんてこと!)
チャンドラー: I'm sorry you misunderstood. (君が誤解したことは残念だと思ってるよ。)
ジャニス: Oh my God. You listen to me, Chandler. You listen to me! One of these times, it's just gonna be your last chance with me! [She runs off] (なんてこと。聞きなさい、チャンドラー、よく聞きなさい! そのうちそれが私と一緒にいる最後のチャンスになるんだからね! [ジャニスは走り去る])
[Ross is still taking photos]
ロスはまだ写真を撮っている。
チャンドラー: Oh, will you give me the thing? [Snatches the camera] (あぁ、そいつを俺によこせ! [カメラをひったくる])

open casket は「顔が見えるように蓋が開いた棺」。
"open casket" で画像検索すると、蓋の上半身部分のみが開くようになっているタイプの棺など、遺体の顔が見える棺の写真が出てきます。
そういうタイプの棺だからお葬式の時にもう一度おじいちゃんに会えるんだよ、という発言に、周囲でその話を聞いているレイチェル始め複数の人々がティッシュで涙を拭いています。

ロスは引き続きジャニスのカメラで、ジャニスとチャンドラーを撮影中。
blow up は「(風船などを)膨らます」という意味でよく使いますが、今回は写真の話なので「写真を引き伸ばす」。「拡大コピーする」という意味にもなります。

unite は「結合する、一体にする、合体させる」なので、reunite は「再結合させる、再会させる」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
reunite : to bring people together again after a period when they have been seperated and have not seen each other, or to come together in this way
例)The band will reunite for a U.S. tour.

つまり、「人が離れていた、または会っていなかった時期の後で再び人を一緒に引き合わせること(他動詞の意味)、またはこのように一緒に集まること(自動詞の意味)」。例文は「アメリカ・ツアーのためにそのバンドは再結成するだろう」。

ジャニスは、We are reunited. 「私たちは(久しぶりに)再結合した」というニュアンスで、写真に Reunited と書きたいと言っているわけです。

glitter は動詞で「ぴかぴか光る」、名詞で「きらめき、輝き」。
LAAD では以下のような意味も出ています。
glitter [noun] : very small pieces of shiny plastic or metal that you glue onto paper, cards etc. for decoration
つまり、「デコレーションのために、紙やカードに糊づけする、輝くプラスチックや金属の非常に小さな破片」。
write something in glitter は「ラメ入りのペンで〜という文字を書く」というニュアンスだろうと思います。
日本でも「グリッターペン」「グリッターグルー」という商品があるようですので、それらのように女子が好きそうな感じのキラキラのラメで文字を書く、ということだろうと。

チャンドラーとのツーショット写真について楽しそうに語るジャニスですが、ずっと隣で嫌そうな顔をしていたチャンドラーはついに、ジャニスに話を切り出します。
That's it! にはいろいろな意味がありますが、ここでは「それまでだ、そこまでだ」というニュアンス。
not necessarily は「必ずしも〜ない」。
君を誘ったけど、その時は、あくまで一つのパーティーに誘っただけで、君とよりを戻すつもりだと、必ずしも思っていたわけではなかった、ということ。

「私と一緒にいる最後のチャンスになるんだから」と言ってジャニスが走り去った後、ロスはまだ面白がってチャンドラーの写真を撮り続けています。
Will you give me the thing? の the thing は「そのもの、そいつ」という感覚になります。


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posted by Rach at 16:25| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月31日

undressは動詞dressの逆の動作 フレンズ1-10改その15

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16:28
[Time lapse. Monica and Rachel, fixed up somewhat, emerge from a bedroom]
時間経過。モニカと、どうにか身なりを整えたレイチェルが、寝室から現れる。
サンディー: Y'know, when I saw you at the store last week, it was probably the first time I ever mentally undressed an elf. (ねぇ、先週、あなたをお店で見た時が多分初めてだわ、心の中でエルフの服を脱がせたのは。)
ジョーイ: Wow, that's, uh, dirty! (ワォ、それって、エッチだね!)
サンディー: Yeah. (そうね。)
[They almost kiss and then Joey realizes her kids are staring at them]
二人はほとんどキスしかけたが、その時、彼女の子供たちが二人を見つめているのに気づく。
ジョーイ: Hey, kids. (やあ、子供たち。)
ロス: [Watching Marcel play with Phoebe. To Chandler] Look at him. I'm not saying he has to spend the whole evening with me, but at least check in. ([マルセルがフィービーと遊ぶのを見ながら、チャンドラーに] 彼を見てよ。マルセルが僕と夜ずっと一緒に過ごさないといけないとは言ってないけど、でも少なくとも(僕と一緒に)(ここに来たよという)挨拶はしてもらわないとね。)
ジャニス: [Startles them] There you are! Haaah, you got away from me. ([みんなを驚かして] そこにいるのね! ハハハハ、あなたは私から逃げたわね。)
チャンドラー: [Imitating] But you found me. ([(ジャニスの音程を)真似しながら] でも君は俺を見つけたね。)
ジャニス: Here, Ross, take our picture. [Hands him a camera and he starts snapping] Smile. You're on Janice Camera. (はい、ロス、私たちの写真を撮って。[ロスにカメラを渡すと、ロスは写真を撮り始める] 笑って。ジャニスのカメラに写ってるのよ。)
チャンドラー: Kill me. Kill me now. (俺を殺して。今すぐ殺して。)

ジョーイはエルフのバイトをしていて知り合った女性(サンディー)と話をしています。
when I saw you... it was the first time... で、「あなたを見た時、それが…した最初だった」。
心の中でエルフの姿のあなたの服を脱がせちゃったわ、というセクシーなセリフです。
あなたを裸にしたくなっちゃった、と言いながら、その相手が来ていた服がエルフの服だった、というところが笑えます。

undress は他動詞で「(人の)服を脱がせる」、自動詞で「服を脱ぐ」という意味。
dress は名詞で「ドレス、服、衣服」、それを動詞にすると「(人に)服を着せる」という意味になります。
その動詞 dress に「逆、反対」の動作を表す接頭辞 un- をつけたものが、undress になります。
私の著書最新刊「リアルな英語の9割はアカデミ―賞映画で学べる!」で取り上げた、「ローマの休日」のアンのセリフにも、
アン: Will you help me get undressed, please? (私が服を脱ぐのを手伝っていただけます?)
のように undress という動詞が出てきました。
untie なら「(結び目を)ほどく」、unpack なら「(パッキングした)荷物をほどく」となります。

dirty は「汚れた、汚い」ですが、「エッチな、わいせつな」という意味もあります。
恋愛話の多いフレンズでは、「エッチな」の意味で登場することも多いです。
dirty talk なら「猥談(わいだん)」。
アカデミックな辞書である LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも、そのような性的な意味で以下のように説明されていました。
dirty : SEX relating to sex, in a way that is considered bad or immoral
例1)dirty magazines
例2)a dirty joke

つまり、「性に関係している、悪い、または不道徳(ふしだら)であるとみなされるような様子で」。例1は「みだらな雑誌、ポルノ雑誌」、例2は「みだらな・エッチなジョーク」。

フィービーと遊んでいるマルセルを見て、ロスはチャンドラーにボヤいています。
check in はいわゆる「ホテルのチェックイン」の意味で使われる言葉ですが、そこから「到着する、到着を報告する」という意味にもなるので、この場合も「パーティー会場に来て、ロスとマルセルが到着したよと知らせる意味で挨拶する」という意味で使っているように思いました。
「一晩中ずっと一緒に行動しろとまでは言わないけど」 at least he has to check in with me. というニュアンスだろうと。

ロスがチャンドラーにそんな話をしていると、背後からジャニスが There you are! と大声を出すので、二人とも驚きます。
ジャニスは歌のような節(ふし)をつけて、♪You got away from me.♪ と言い、チャンドラーもジャニスの音程に合わせるように、♪But you found me.♪ と返します(実際、Netflix の英語字幕には、今書いたような「音符マーク(♪)」がついていました)。

ロスに自分のカメラを渡し、写真を撮って、と言うジャニス。
Smile. の後に You're on Janice Camera. と言っていますが、直訳すると「あなたはジャニスのカメラ上にある」というところで、「あなたは今、ジャニスのカメラに写ってるのよ。ジャニスのカメラに写真を撮られてるのよ」というニュアンスになるでしょう。
テレビカメラに写ってるんだから、のようなノリで、「ジャニスカメラに写ってるんだから、さあ笑って笑って」という感じでしょう。
チャンドラーは笑った後、ロスに対しては真顔になって Kill me. Kill me now. と言っています。
大晦日に一人でいるのが嫌でつい元カノのジャニスを誘ってしまったけれど、ジャニスの笑い声と強引な態度にうんざりし、後悔している様子が見て取れます。


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posted by Rach at 15:22| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月18日

石で頭を打って、笛で唇を切って フレンズ1-10改その14

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15:20
[The door opens. Rachel is standing there. Her coat is muddy and torn, her hair is disheveled and her face is bruised. Everyone turns to look]
ドアが開く。レイチェルがそこに立っている。コートは泥だらけで破れており、髪の毛はぼさぼさに乱れて、顔にはあざができている。みんなが振り向いて見る。
モニカ: Oh my gosh! Rachel, honey... are you okay? Where's Paolo? (なんてこと! レイチェル、ハニー…大丈夫? パウロはどこ?)
レイチェル: Rome. Jerk missed his flight. (ローマよ。あのバカが飛行機に乗り損ねたの。)
フィービー: And then your face exploded? (それで、あなたの顔が爆発したの?)
レイチェル: No. Okay. I was at the airport getting into a cab, when this woman, this blond planet with a pocketbook, starts yelling at me. Something about how it was her cab first. And then the next thing I know, she just starts- starts pulling me out by my hair! And I started blowing my attack whistle thingy and then three more cabs show up. So as I'm going to get into a cab, she tackles me! And I hit my head on the curb and cut my lip on my whistle. Oh... Everybody having fun at the party? [To Monica] Are people eating my dip? (いいえ。私が空港でタクシーに乗ろうとしたら、ある女、文庫本(or 古臭いバッグ)を持った、でかくて太った金髪女(or 金髪星人)が、私に怒鳴り始めたの。彼女のタクシーの方が先だった、みたいなことで。それからいつの間にか、その女は私の髪の毛を引っ張って(車から)下ろそうとするの! それで私が、攻撃された時用の笛みたいなものを吹き始めたら、さらに3台のタクシーが現れたの。それで私は一台のタクシーに乗り込もうとすると、その女は私にタックルしてくるの! 私は縁石で頭を打って、笛で唇を切ったの。あぁ…みんなパーティーを楽しんでる? [モニカに] みんな私の(作った)ディップを食べてる?)

モニカはボロボロの格好で現れたレイチェルを見て驚き、Oh, my gosh! 「オー・マイ・ガッシュ!」と言っています。
Oh, my gosh! の意味は Oh, my God! 「オー・マイ・ガッド!」と同じで「なんてこと!」。
gosh は God の婉曲語です。映画やドラマでは、驚いた時などに、Oh, God! や、Oh, my God! などと God という言葉をよく使っていますが、このように驚きの表現として神の名をむやみに使うのはよくないこととされています。
そのため、God と言う代わりに、よく似た言葉の gosh が、God を遠回しに言った婉曲語として使われます。goodness 「グッドネス」が使われることもあります。
モニカも通常は Oh, my God! と言うことが多いですが、今回はモニカの家で大みそかのパーティが開かれており、大勢の客も来ていることから、主催者側・もてなす側として下品にならない言葉を使ったのかな、と思います。

jerk は「愚か者、まぬけ、ばか。むかつくやつ」。
自分の恋人であり愛しているはずのパウロですが、こんなにひどい目に会ったのは、彼が飛行機の便に乗りそこねたからで、彼のせいでこんなことになった、という気持ちから、「あのバカが飛行機に乗りそこねたのよ。」と言っていることになるでしょう。
miss one's flight は「飛行機のフライトに乗り遅れる、乗り損ねる」。miss は「〜しそこなう、しそこねる」。
日本語の「ミスする」は「間違える」という意味で使われますが、その日本語の「ミス」は「ミステイク(mistake)」から来たもので、今回のフライトの場合も、乗る便を「間違えるというミスをした」という意味ではないことに注意しましょう。
また miss には「見逃す」という意味もあります。
アメリカのテレビ番組でCM前によく聞く、”Stay tuned. Don’t miss it!” は「チャンネルはそのままで。見逃すな!」という意味。

explode は「爆発する」。日本語でも頭がボサボサでまとまらない時に、「頭が爆発してる」などと言いますが、今回のレイチェルのあざだらけの顔を見たフィービーが「顔が爆発した」と表現したのも、なるほどという感じ。
名詞形は explosion 「爆発」。

this woman, this blond planet with a pocketbook について。
まず pocketbook は文字通り「ポケットブック」、つまり「文庫本」という意味がありますが、その他に「(ハンド)バッグ」という意味もあります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pocketbook
2. (old-fashioned) a woman's purse (=small bag), especially one without a strap
3. a small book with a soft cover that can be carried in a pocket

つまり、2. は「(古い表現)女性のパース(小さなバッグ)、特にストラップがついていないもの」。3. は「ポケットに入れて持ち運べるソフトカバーのついた小さな本」。

レイチェルを含め、フレンズの女性陣は通常、バッグのことを purse と表現することが多いです。
よって今回のレイチェルのセリフにおける pocketbook については、文字通りの「ポケットブック=文庫本」という意味か、あるいは「流行遅れの古臭いバッグ」のようにディスる意味で、purse の古めかしい表現の pocketbook という言葉を使ったのかのどちらかだろうと思います。

this woman, this blond planet について。
この blond planet については過去にコメント欄でご質問があり、その時に追加記事として、phone it in フレンズ1-10その7 を書きました。
その記事も踏まえて、今の私の解釈を述べるとすると、this blond planet については、
1. as big as a planet 惑星のように大きい女
2. a woman from the blond planet 金髪の惑星から来た女=金髪星人
のどちらかだろうと。

1. は「惑星のような形状と表現できるような、大きくてまん丸な女」みたいな感じですが、「でっかくて太った人間」を形容するのに真っ先に planet 「惑星」という言葉が出てくるものかなぁ? という疑問があります。
2. は「同じ人間(地球人)とは思えない」というあきれや驚きを表すユーモラスな表現として、What planet is somebody from?" 「(主語)はどの惑星から来たの?」というフレーズがあるので、その 連想から「金髪の人ばかり住んでいる惑星から来た女みたいに”いかにも金髪、これぞ金髪”って感じの金髪だった」と言いたかったのかなぁ、と。
これについては、from (this) blond planet のように from があれば「金髪惑星の人」=「金髪星人」と解釈できるのですが、今回は from がないので「星人」とは言い切れないという根拠の弱さがあります。

this blond planet と言っている時に、レイチェルは手を広げているので「こんなにでっかい女だった」としぐさで示しているようにも見えるのですが、それより前の getting into a cab の時点ですでに手を広げているので、planet という言葉と同時のピンポイントのしぐさではないことから、そのしぐさが「でっかい、太っている」を示しているとも言い切れない気がしました。

つまり、
1. の「大きくて丸い女」だったら、planet 「惑星」以外の何か他の単語が使われるのではないか? (人間の姿の形容で「惑星」を使うという言葉選びがどうもしっくりこない気がする)
2. の「金髪星人」だったら、this woman, like, from blond planet のようになるのではないか?
という気がするので、判断の決め手に欠ける、、、というのが今の私の見解になります。
(はっきりしない結論ですみません。)

the next thing I know は直訳すると、「私が知る次のことは」なので、「ふと気がつくと、気がついてみると、いつの間にか」。
pull me out by my hair は「私の髪の毛をつかんで私をひきずり出す」。タクシーに乗り込もうとしていたところを外に引きずり出された、というのが pull out と表現されていることになります。
attack whistle は「攻撃されたり、襲われたりしそうになった時に身の危険を周囲に知らせる、大きな音を出す笛」のようなものでしょう。
thingy は thing から来た言葉で「(例の)やつ、あれ」のように漠然と「もの」を指す言葉。
その笛の正式名称を知らなくて、「アタック・ホイッスルみたいな感じのやつ」とぼんやり表現したことになるでしょう。

curb は「車道と歩道の境にある縁石(えんせき)」。
hit my head on the curb and cut my lip on my whistle はどちらも<動詞(hit/cut)+my 部位(head/lip)+on 物(the curb/my whistle)>という形になっています。
on は「接触」なので、前半は縁石に当たる形で頭を打つ、後半は笛に当たる形で唇を切る、と表現したことになります。
その女がタックルしてきたので、縁石で頭を打ってしまったわけですが、唇が切れたのは自分が使っていた笛のせい、、ということで、余計にレイチェルのみじめさが増してしまう感じです。

そこまで話した後、パーティーの出席者が全員、レイチェルの話を黙って聞いていたことに気づいて、レイチェルは思い出したように「みんな、パーティーを楽しんでる?」と尋ねます。
dip は「ディップ」という料理名として日本にも浸透していますが、動詞で「ちょっと浸す」という意味があり、チップスをソースに「ちょっと浸して」食べることからその名前がついています。


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posted by Rach at 13:50| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月10日

彼はそのことで誰よりも恥じていたんだ フレンズ1-10改その13

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14:44
ロス: Let me ask you something, if I showed up here with my new girlfriend, she wouldn't be welcome in your home? (ちょっと聞きたいんだけど、もし僕が新しい彼女と一緒に現れたとしたら、その彼女はお前の家で歓迎されないのか?)
モニカ: I'm thinking your new girlfriend wouldn't urinate on my coffee table. (思うんだけど、あなたの新しい彼女なら、私のコーヒーテーブルでおしっこしたりしないでしょうね。)
ロス: Okay. He was more embarrassed about that than anyone. Okay? And for him to have the courage to walk back in here... like nothing happened.... (そうか。マルセルはそのことについて誰よりも恥ずかしいと思っていたんだ。いいか? そしてマルセルにとってこの場所に戻るという勇気を持つことは… まるで何事もなかったかのように…)
モニカ: All right. All right. Just keep him away from me. (わかった、わかったわ。ただマルセルを私から遠ざけておいて。)
ロス: Thank you. [She walks off] C'mon, Marcel, what do you say you and I do a little mingling? [Marcel runs off] Alright, I'll, uh... catch up with you later. (ありがとう。[モニカは歩き去る] おいで、マルセル、君と僕とでちょっとみんなと話をするっていうのはどう思う? [マルセルは(ロスの肩から降りて)走り去る] わかったよ、僕は…後で君に追いつくから。)

Let me ask you something は「お前(君)に(ちょっと)質問させてくれ」。
じゃあ聞くけどさ、こういう場合はどうなのかな…と続くことが予想される流れです。
if I showed up here with my new girlfriend, she wouldn't be welcome in your home? は showed という過去形と wouldn't が使われていることからわかるように「仮定法過去」。
今は彼女がいないロス(だからマルセルを同伴している…笑)が「もし僕に今彼女がいたら」と「現実とは異なる仮定」をしているので、このように仮定法過去が使われることになります。

welcome は Welcome! 「ようこそ!」や Welcome back! 「お帰りなさい!」のように間投詞的に使われることも多いですが、「歓迎されて」という意味の形容詞としてもよく使われます。
典型的なものが、Thank you. に対して使う、You're welcome. 「どういたしまして」で、You are welcome. のように「be動詞+形容詞」として使われています。
今回は wouldn't be welcome のように助動詞 wouldn't の後に使われているので、be動詞が原形の be となり、be welcome という形になっているということです。

もし僕が同伴したのが猿のマルセルじゃなくて新しい彼女でも同じことをするのか? という表現から、ロスがマルセルのことをまるで恋人のように大事に思っていることがよくわかるのですが、「もし新しい彼女なら」と言ったロスに対して、モニカの方も your new girlfriend wouldn't 「ロスの新しい彼女なら〜したりしないでしょうね」と仮定の意味を込めて返しています。
urinate は動詞で「おしっこをする」。urine なら名詞で「おしっこ、尿、小便」。
「人間ならテーブルでおしっこしたりしないもの」という表現から、過去にマルセルがそういうことをしたと想像できるのですが、その話を持ち出されたロスはさらに怒りが増した様子で、険しい表情で He was more embarrassed about と続けます。

He was more embarrassed about that than anyone. は<more+形容詞+than anyone>という形で、「他の誰よりもより(形容詞)である」、つまり「他のどんな人よりも〜である」ということから、「主語が最も〜である」という最上級の意味になります。
be embarrassed about は「〜で恥ずかしく思う、ばつの悪い思いをする」ということですから、その件、つまり、テーブルでおしっこをしたことについては、マルセル本人が一番ばつの悪い思いをしたんだぞ、ということ。
その件でマルセルは深く傷ついてるんだから、その話題を不用意に持ち出すな、とロスが言いたいことがわかります。
猿のマルセルが、まるで人間のようにテーブルでおしっこしたことを恥じることもない上に、モニカとロスの会話の意味がわかるはずもないわけですから、「そんなこと言ったらマルセルがかわいそうだろ」とロス一人だけがむきになって怒っているという面白さです。

for him to have the courage to walk back in here... like nothing happened.... について。
for A to do は「A が〜すること」で、A は「〜する」(to do)の意味上の主語に当たります。
like nothing happened は「まるで何も起こらなかったように」なので、「まるで何事もなかったかのように」という感覚。
恥を忍んで、そんな失敗がなかったかのような顔してまたここに来ることが、マルセルにとってはどんなに勇気の要ることだったか、、のような話の展開になってきたので、モニカは「わかったからもういいわ、とにかく私に近づけないでね」と言うだけにとどめ、その場を去ります。

What do you say SV? は「SVするのはどうですか? いかがですか?」。
mingle は「パーティーでいろんな人と(かわるがわる)話をする」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
mingle : to meet and talk with a lot of different people at a social event
つまり「社交行事で、違う人たちと会ったり話したりすること」。
do a little mingling は do a little doing (V-ing) という形で、「ちょっと〜する」と表現したい時には、このような形を使えばいいということです。
catch up with you later は「後で君に追いつく」。
「じゃあこれから二人一緒にみんなに挨拶して回ろうか」と言っていたのに、マルセルはロスの肩から降りて勝手にどこかに行ってしまったので、ロスとしてはバツが悪かったのでしょう。
それで「あぁ、マルセルはそっちに行くんだね。僕も後で追いつくから」とわざわざ言葉にした上で、「じゃあ、僕はこっちから行こうかな」というようにマルセルとは違う方向に歩き出したという流れのようです。
決してマルセルに無視されたわけではなく、「まずは各自がそれぞれ挨拶して回って、後で合流って形にしよう」というテイにしたかったということでしょう。


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posted by Rach at 20:40| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

彼女を覚えてるよね。鮮やかに フレンズ1-10改その12

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13:50
[Scene 6: Mon+Rach's- the party]
シーン6: モニカとレイチェルの部屋。パーティー。
ジャニス: I love this artichoke thing. Oh, don't tell me what's in it. The diet starts tomorrow. [Laughs her Janice laugh] (このアーティチョークの料理、大好きだわ。あぁ、その(料理の)中に何が入ってるかは言わないでね。ダイエットは明日から始まるの。[彼女の”ジャニス笑い”で笑う])
チャンドラー: You remember Janice. ([モニカに] ジャニスのこと、覚えてるよね?)
モニカ: Vividly. (鮮やかに。)
[Someone knocks on the door; Monica gets it]
誰かがドアをノックする。モニカが出る[応対する]。
モニカ: Hi. (はーい。)
サンディー: Hi, I'm Sandy. (はーい、私はサンディーよ。)
ジョーイ: Sandy, hi. Come on in. [She enters, followed by a young boy and a younger girl] ...You brought your kids. (サンディー、はーい。入って。[サンディーは中に入る、若い男の子と女の子がその後に続く] 君は子供を連れてきたんだね。)
サンディー: Yeah. That's okay, right? (それってかまわないわよね?)
[Joey and Monica look at each other and shrug. Ross enters with Marcel on his shoulder]
ジョーイとモニカはお互い顔を見合わせ、肩をすくめる。ロスが肩にマルセルを乗せて入ってくる。
ロス: Par-tay! (パー・テイ!)
モニカ: That thing is not coming in here! (そんなものはここには入らないで!)
ロス: "That thing"? This is how you greet guests at a party? (”そんなもの”だって? お前はパーティーでゲストにそんな風に挨拶するのか?)

artichoke は「アーティチョーク、チョウセンアザミ」で、西洋でよく使われる食材。
I love this artichoke thing. の thing は「もの、やつ」のように漠然と表現する言葉で、具体的な料理名が思い浮かばない場合に、このように「アーティチョークのやつ」と表現すれば「アーティチョークを使ったこれ」のように表現できるわけです。
don't tell me what's in it. The diet starts tomorrow. というのは、「料理の中に太りそうなものが入ってるとか言わないでね、今日はおいしく食べて、ダイエットは明日からにするから」という感覚。
明日という未来を意味する言葉が入っていますが、決まった予定である場合はこのように現在形を使います。
今回は本当に明日からダイエットする計画である、という厳密な話ではないでしょうが、冗談っぽく「ダイエットは明日から始めるの」と言う場合でも、このように予定を表す現在形を使えばいいということです。
ジャニスのトレードマークと言えるあの笑い声ですが、ト書きでは Laughs her Janice laugh 「彼女のジャニス笑いで笑う」のように表現してあるのも面白いです。

そのどぎつい笑いに、パーティーの同伴としてジャニスを呼んだはずのチャンドラーも渋い顔をしています。
チャンドラーが目の前にいるモニカに You remember Janice. と尋ね、モニカが Vividly.「鮮やかに」と答えるのも楽しいです。
印象が強すぎて、忘れようにも忘れられない、鮮烈な記憶として残っている感じがこの一言に出ています。

ト書きの Someone knocks on the door; Monica gets it について。
この get it は「それに出る、応対する」という感覚。
ノックや呼び鈴など、誰かが玄関に来たとわかった時に、「私が出るわ」と言いたい場合に I'll get it. と表現します。
電話が鳴って自分がそれに出ようとする時にも使えます。
日本語の「出る」という言葉から連想しようとするとそれこそ「出てこない」表現ですが、自分がその事柄を引き受けるというような「それをゲットする」という意味でイメージすればわかりやすいかと思います。

その女性はサンディーと名乗り、ジョーイが反応したことから、この人がジョーイの言っていた「バイト先でナンパしたホットな女性」だとわかります。
サンディーに入ってと言うと、サンディーの後ろに続いて男女の子供も二人入ってきたので、ジョーイは状況を悟り、You brought your kids. 「君は子供を連れてきたんだね」と言います。
日本語だと「君は子供を〜」だけで意味は通じますが、英語ではこのように You brought your kids. 「君は君の子供を連れてきたんだね」と your が付くことに注意しましょう。
日本語で直訳すると「君は君の子供を」とあまりにもくどくなってしまいますが、英語ではこれが自然な形だということです。

その後、肩にマルセルを乗せたロスがやってきて、Par-tay! と言っています。
DVDでは Party! と表記されていましたが、Netflix では PAR-TAY. となっていて、実際の発音もいわゆる「パーティー」ではなく、「パー・テイ」という感じでした。
party という単語をちょっと気取った感じで言ってみただけなのかな、それを Netflix では忠実に文字化しただけなのかな、と思っていたのですが、party の意味で partay という綴りの単語も実際に存在するようです。
Wiktionary では以下のように説明されていました。

Wiktionary: partay
Etymology : Alteration of party
Noun
partay (plural partays)
(slang) party (in the sense of an organised gathering of people for the purpose of dancing and otherwise having fun).

つまり、語源:party の変化(変形)
意味は「(スラング)party (踊ったり、それ以外に楽しんだりするという目的の、組織された人の集まりという意味の)」。

Wiktionary に載っている発音も「パーテイ」となっていました。
ですから、やはり party という言葉の変形として partay 「パーテイ」という言葉が存在すると理解しておけばよいでしょう。

パーティーに猿のマルセルを連れてきたロスに対して、モニカは怒ったように That thing is not coming in here! と言っています。
それを聞いたロスが "That thing"? と怒った顔で繰り返したことで、マルセルを that thing と呼んだことに対して、ロスが怒っていることがわかります。
This is how you greet guests at a party? は「これがお前がパーティーでゲストに挨拶するやり方なのか、お前はパーティーで、ゲストにこんな風に挨拶するのか」ということ。
パーティーのゲストに対して、こんな挨拶は失礼だと思わないのか? と言いたいわけです。
ロスはマルセルをいつも he と人称代名詞で呼んでいますが、モニカが That thing と
まさに「モノ」呼ばわりしたことに対して怒っているのです。
今回のシーンの最初に、this artichoke thing という表現も出てきたように、thing は「〜ってやつ、もの」と表現するのに便利な単語ですが、可愛がっているペットを he / she と人称代名詞で呼ぶ飼い主に対して、that thing のように「モノ」と表現すると飼い主が気を悪くするということもこのやり取りでよくわかるでしょう。


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posted by Rach at 17:49| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

もし(実際に)行くのならもっとワクワクするだろうね フレンズ1-10改その11

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12:35
[Commercial]
[Scene 5: Max and David's lab. They are working. Phoebe knocks on the door]
シーン5: マックスとデビッドのラボ。二人は仕事をしている。フィービーがドアをノックする。
フィービー: Hello? (ハロー。)
デビッド: Hey! (やあ!)
フィービー: Hi. (はーい。)
デビッド: Hi! [Kisses her] What-what are you doing here? (はーい! [フィービーにキスする] ここで何してるの?[ここに何しに来たの?])
フィービー: Um, well, Max told me about Minsk. So, you know, [Puts on a fake cheery voice] congratulations! This is so exciting! (あぁ、マックスが私にミンスクの話をしたの。だから、ほら [偽りの元気な声で] おめでとう! これってすっごくワクワクするわね!)
マックス: It'd be even more exciting, if we were going. (もっとワクワクするだろうね、もし僕たちが(実際に)行くんだったら。)
フィービー: Oh, you're not going? [Fake disappointed voice] Oh, why? (あら、あなたたちは行かないの? [偽りのがっかりした声で] まぁ、どうして?
マックス: Tell her, David. "I don't wanna go to Minsk to work with Lipson and Yamaguchi and Flank, oh, nonononononono. I wanna stay here and make out with my girlfriend!" [Storms out] (彼女に言ってやれ、デビッド。「僕はリプソン、山口、フランクと一緒に働くためにミンスクには行きたくない。あぁ、行きたくない行きたくない。僕はここに残って、僕の恋人といちゃいちゃしたいんだ。[マックスは荒々しく出ていく])
デビッド: Okay, thank you, Max. Thank you. (オッケー、ありがとう、マックス。ありがとう)
フィービー: So-so you're really not going? (それじゃあ、あなたは本当に行かないの?)
デビッド: I don't know. I don't know what I'm gonna do. I just.... You decide. (わからない。僕はどうすればいいのかわからないんだ。僕はただ… 君が決めて。)
フィービー: Oh, don't do that. (あぁ、そんなことを言うのはやめて。)
デビッド: Please? (お願いだよ。)
フィービー: Oh no no. (あぁ、だめよ。)
デビッド: No, but I'm asking you. (いや、でもお願いだから。)
フィービー: Oh, but I can't. (あぁ、でも私にはできないわ。)
デビッド: No, but I can't-- (だめだ、でも僕にはできない…)
フィービー: It's your thing, and-- (あなたのことなのよ、だから…)
デビッド: --make the decision-- (決めるなんて(できない))
フィービー: Okay, um, stay. (わかったわ、残って。)
デビッド: Stay. (残る。)
フィービー: Stay. (残るの。)
[He thinks for a moment and sweeps the stuff off the table]
デビッドはしばらく考えて、(テーブルの上にある)ものをテーブルから払い落とす。
フィービー: Getting so good at that! [She hops on] (そういうことするの、うまくなってるわね! [フィービーはテーブルに飛び乗る])
デビッド: It was Max's stuff. [They kiss] (マックスのものだったから。[二人はキスする])

突然ラボを訪ねてきたフィービーを見て、デビッドは What are you doing here? と言っています。
直訳すると「ここで何をしてるの?」ということですが、この場合は「どうしてここに来たの?」というニュアンス。
今フィービーがここにいることが驚きで、「どうして、何しに、ここに姿を見せたの?」と言っている感覚です。

Congratulations! は「おめでとう!」
日本語でカタナカ表記で「コングラッチュレーション!」と表記されることもありますが、英語では必ず複数形になり、語尾に -s がつきます(つまり「コングラッチュレーションズ」になるということ)。

デビッドがミンスクに行くと知ったフィービーはショックを受けているのですが、フィービーは元気そうな作り声で「これってとってもエキサイティングね」と言います。

それに対して、同僚のマックスが、二人の方は見ずに、でも二人に聞こえるような独り言を言うかのように、It'd be even more exciting, if we were going. と発言します。
It'd be = It would be なので、It would be, if we were doing という形になっているわけですが、これは「仮定法過去」となります。
仮定法過去は「現在の事実とは反対の仮定」をする時に使われる表現なので、if we were going のように仮定法過去が使われていることで、「実際には行かない」ということが示唆されます。
そのため、フィービーも即座に Oh, you're not going? 「まぁ、あなたたちは(ミンスクに)行かないの?」と返しているわけです。

先ほどは、カラ元気のように「おめでとう」と言っていたフィービーですが、行かないとわかると、今度は落ち込んだ風を装った声で Oh, why? と言っています。
本心とは違うフェイクな声であることを、下手な演技っぽく表現しているということ。
二人が行かない理由について、マックスはイライラした様子で「君の本心を彼女に言ってやれよ」という風に、デビッドの気持ちを代弁しています。
一緒にミンスクに行く研究仲間の名前には、Yamaguchi という、日本人または日系人っぽい名前も含まれています。

make out with my girlfriend は「僕の恋人といちゃいちゃする」。
make out は「(恋愛対象の相手と)いちゃいちゃする、いちゃつく、エッチする」という意味で、軽いいちゃつきから、本格的なエッチに至るまで、幅広く使える表現。

そう言ったマックスは、自分のPCをパタンと閉じて、部屋を出て行きます。
ト書きの storm out は「怒って・荒々しく(部屋を)出て行く」。
storm は「嵐」ですから、嵐のように荒々しい感じをイメージすればよいでしょう。

You decide. は「君が決めて」。
自分では決められないからフィービーに決めてほしいと言うデビッドですが、フィービーも Don't do that. 「そんなことしないで(そんなこと言わないで、私に決めさせようとしないで)」と拒否し、しばらく二人の問答が続きます。
何度もやりとりがあった後で、フィービーが Stay. 「ここに残って」と言い、Stay. で話が落ち着きます。
デビッドはテーブルの上にあった書類を払い落とし、それを見たフィービーは「そういうことをするのがうまくなってるわね」と言い、嬉しそうに自らテーブルの上に飛び乗ります。
It was Max's stuff. の stuff は「物(もの)」で、ト書きでも sweeps the stuff off the table として出てきました。
何かしらの「もの」、誰かの「持ち物、所持品」を漠然と指すのに使われる単語です。
以前のテーブルの上のものを払いのけるかどうかというシーンでは、「これは高価なもので、これはもらいもので…」などと躊躇していましたが、今回は「彼の私物で僕の持ち物じゃないから」という理由で躊躇なく払い落とせたと説明したわけです。
ミンスクに行かないとマックスに言った後も、まだ悩んでいる様子のデビッドでしたが、フィービーに「残って」と言われて決心がつき、「私のために残って」「君のために残るよ」と決めた瞬間だから、ここは情熱的に愛し合う場面だよね、と言わんばかりに、「机の上のものを払いのける」モードに入ったという流れです。


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posted by Rach at 15:23| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月03日

手を引きずりながら歩き回る フレンズ1-10改その10

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11:20
ロス: Hey, this is so not what I needed right now. (ねぇ、今、僕が必要としていたことはこのことじゃないんだ。)
モニカ: What's the matter? (どうしたの?)
ロス: Oh, it's-it's Marcel. He keeps shutting me out, y'know? He's walking around all the time dragging his hands. (あぁ、マルセルのことなんだよ。マルセルは僕を拒絶し続けてる。ずっと手を引きずりながら歩き回ってるんだ。)
チャンドラー: That's so weird, I had such a blast with him the other night. (それは変だな、こないだの晩、俺はマルセルと楽しい時間を過ごしたぞ。)
ロス: Really. (そうなんだ。)
チャンドラー: Yeah, we played. We watched TV. That juggling thing is amazing. (あぁ、俺たちは遊んだ。テレビを見た。あのジャグリングのやつはすごいな。)
ロス: What, uh... what juggling thing? (その…ジャグリングのやつって何?)
チャンドラー: With the balled-up socks? I figured you taught him that. (丸めた靴下で[靴下を使って]やるやつだよ? お前がマルセルにそれ(その芸当)を教えたんだと思ってた。)
ロス: No. (いいや。)
チャンドラー: Y'know, it wasn't that big a deal. Just balled-up socks.... And a melon. (ほら、そんなに大したことじゃなかったよ。ただの丸めた靴下…それとメロンだ。)

this is so not what I needed right now は「今、僕が必要としていたことはこのことではない」。
「大勢が集まる大晦日のパーティーでは、誰が誰とカップルかなんてことはわからないんだから」とレイチェルに言われたことに対して、「僕が今、問題視していたのはこういうことじゃないんだ」と言ったことになるでしょう。
It's Marcel. は「マルセルだ」という意味ですが、今、ロスが気になっていること、問題視していることはマルセルのことなんだ、という感覚。

shut somebody out は「部屋に入らせないようにする」などのように「(物理的に)締め出す」という意味もありますが、この場合は、マルセルがロスを部屋から出してしまう、ということではなく、気持ちから締め出す、というような、一緒にいることを拒んだり、気持ちを閉じてしまって意志の疎通を拒絶したりする感じ。
心のドアを閉じるような、ロスという他者を受け入れないイメージです。

He's walking around all the time dragging his hands. は「手を引きずりながら、ずっと(部屋の中を)歩き回っている」。dragging his hands 「手を引きずりながら」の部分は分詞構文になっています。
drag はパソコンのマウスの動きに「ドラッグ&ドロップ」などがあることから、カタカナ語ですっかり浸透しましたが、「引く、引っ張る、引きずる」という意味。
なお、このセリフでは drag one's hands 「手を引きずる」という形になっていますが、drag one's feet だと文字通りの「足を引きずる」以外に「(わざと)ぐずぐず・のろのろする」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
drag your feet (informal) : to take too much tiime to do something because you do not want to do it
例)The police have been accused of dragging their feet on the investigation.

つまり「それをやりたくないからという理由で、何かをするのに過度に時間をかけること」。例文は「捜査をぐずぐず行なったということで、警察は非難されてきた」。

ロスのセリフでは「手を引きずる」で、猿のマルセルが手を引きずりながら歩くのは普通の行動でしょうが、ロスは「足を引きずる」→「ある行為をしたくないからぐずぐずする」のイメージを重ねて、マルセルのその行為から「ロスと一緒に何もしたくないと思っている」という「拒絶、後ろ向き」のニュアンスを感じたということなのかなと思います。

have a blast は「楽しい時間を過ごす」。
the other night は「この間の晩、先日の晩」。「先日」だと the other day になります。
ロスの留守中にマルセルの面倒を見ていたチャンドラーは、マルセルと過ごした夜の話を語ります。
that juggling thing 「あのジャグリング(のやつ)」というチャンドラーの発言を聞いたロスは、気まずそうに what juggling thing? 「何のジャグリング? ジャグリングって何のこと?」と尋ねます。
チャンドラーの方はロスが当然知っているものと思い、that 「あの、例の」とつけたのですが、ロスは「例の」と言われても何のことかわからず聞き返したことが、この that / what のやりとりからわかります。
ball up は「〜を球にする」なので、balled-up socks は「ボールのように丸めた靴下」。


11:59
[Max runs in]
マックスが走り込んでくる。
マックス: Phoebe! Hi! (フィービー! やあ!)
フィービー: Oh, hi, Max! Hey, do you know everybody? (あぁ、はーい、マックス! ねぇ、(ここにいる)みんなを知ってる?)
マックス: No. Have you seen David? (いいや。君はデービッドを見た?)
フィービー: No, no, he hasn't been around. (いいえ、デービッドはこのあたりには来てないわよ。)
マックス: Well, if you see him, tell him to pack his bags. We are going to Minsk. (あぁ、もし彼を見かけたら、荷物をまとめるように言ってくれ。僕たちはミンスクに行くんだ。)
フィービー: Minsk? (ミンスク?)
マックス: Minsk. It's in Russia. (ミンスクだ。ロシアにある。)
フィービー: I know where Minsk is. (ミンスクがどこにあるかは知ってるわ。)
マックス: We got the grant! Three years, all expenses paid. (僕たちは助成金を得たんだ! 3年間、全ての費用が支払われるんだよ。)
フィービー: So when, when do you leave? (それで、いつ、いつ、あなたたちは出発するの?)
マックス: January 1st. (1月1日。)

セントラルパークにマックスが駆け込んできたので、フィービーは Hey, do you know everybody? 「ここにいるみんなをご存じ?」のように尋ねるのですが、マックスがあっさり No. と言うのが面白いです。
フィービーとしては、自分の恋人デービッドの友人であるマックスに、自分の友達のフレンズたちを紹介しようと思ったのでしょうが、そんなことにはまったく興味のなさそうなところに、マックスの浮世離れした科学者っぽい部分が出ていると言えるでしょう。

Have you seen David? 「デービッドを見た?」 He hasn't been around. 「彼はここにはいなかった、ここには来ていない」はどちらも経験を表す現在完了形。
pack one's bags は「荷物をつめる、荷造りをする、荷物をまとめる」。
ミンスクはベラルーシ共和国の首都。
grant は「助成金、補助金」。その後、マックスが言っているように、研究に関わる費用がその助成金によって支払われるということになります。
leave は「後に残す」などの意味もありますが、ここでは「発(た)つ、出発する」。
大晦日を一緒に過ごせるはずの恋人デービッドが、新年早々、遠くミンスクへ旅立ち、3年間も戻らないと知ったフィービーは、驚きを隠せません。


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posted by Rach at 13:31| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月29日

誰が誰と一緒にいるかなんて誰にもわからない フレンズ1-10改その9

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10:17
[Scene 4: Central Perk]
セントラルパーク。
ロス: Tell me something, what does the phrase "No Date Pact" mean to you? (ちょっと教えてよ、”デートなし協定”って言葉がモニカにとって何を意味するかをね。)
モニカ: I'm sorry, okay? It's just that Chandler has somebody and Phoebe has somebody. I thought I'd ask Fun Bobby. (悪いと思ってるわ、いい? ただ、チャンドラーには相手(誰か)がいて、フィービーにも相手がいる、ってだけよ。私はファン・ボビーを誘おうと思ったのよ。)
チャンドラー: Fun Bobby, your ex-boyfriend, Fun Bobby? (ファン・ボビーって、君の元彼のファン・ボビー?)
モニカ: Yeah. (ええ。)
ジョーイ: You know more than one Fun Bobby? (他にもファン・ボビー(ってやつ)を知ってるのか?)
チャンドラー: I happen to know a Fun Bob. (たまたま、ファン・ボブってやつを知ってる。)
レイチェル: [Brings Joey a mug of coffee] Okay. Here we go. ([ジョーイにコーヒーのマグを持ってきて] オッケー。さあどうぞ。)
ジョーイ: Whoa, whoa, whoa! There's no room for milk. (ちょっと、ちょっと、ちょっと! ミルクを入れる余地(空き)がないよ。)
レイチェル: [Glances at Joey and then sips his coffee] There. Now there is. ([ジョーイをちらっと見て、彼のコーヒーをすする] ほら。これで空きがあるわよ。)
ロス: Okay, so on our no-date evening, three of you now are gonna have dates. (よし、それじゃあ、(僕たちが協定を結んだ)デートなしの夜には、君たちのうちの3人がデートするわけだね。)
ジョーイ: Uh, four. (あー、4人だ。)
ロス: Four. (4人。)
レイチェル: Five. (5人。)
ロス: Five. [Buries his head in his hands] (5人か。[手で頭を覆う])
レイチェル: Sorry. Paolo's catching an earlier flight. (ごめんね。パウロが(予定より)早い便に乗れるのよ。)
ジョーイ: Yeah, and I met this really hot single mom at the store. What's an elf to do? (ああ、そして俺は(バイトしてる)店で実にセクシーなシングルマザーと出会ったんだ。エルフが何をするんだ?[他にすることなんかないだろ]ってね。)
ロス: Okay, so I'm gonna be the only one standing there alone when the ball drops? (わかった、じゃあ、(大晦日に)ボールが落ちる時、その場でひとりぼっちで立ってるのは僕だけってことなんだね。)
レイチェル: Oh, c'mon. We'll have, we'll have a big party, and no one'll know who's with who. (あぁ、待ってよ、大きなパーティーをするんだから、誰が誰と一緒にいるかなんて、誰にもわからないわ。)

セントラルパークに入ってきたモニカとロス。
ロスがモニカに怒ったような口調で言っている What does the phrase ... mean to you? は「…というフレーズ(言葉)は君にとって何を意味するか?」
「ノー・デート・パクト(デートなし協定)」っていう言葉は君(モニカ)にとってどういう意味になるわけ? と尋ねていることになります。
その後、「ごめんなさい。チャンドラーにもフィービーにもデート相手がいるから、私もファンボビーを誘った」という流れになっていることからもわかるように、ロスとしては「デートなし協定」ってのは「デートをしないでおこう、っていう約束」なのに、モニカはその言葉の意味がちゃんとわかってるのか? と言いたかったということで、ロスの怒った口調から、モニカがその協定を破ったことがモニカの発言よりも前に想像できることになります。

ex-boyfriend は「元彼」。
fun は名詞で「楽しみ、面白いこと」。また、アメリカ英語では「楽しい、面白い、愉快な」という形容詞としても使われます。
この場合も「愉快なボビー」というニュアンスで、DVDの日本語訳では「ネアカのボビー」と訳されていました。
ファン・ボビーという名前を聞いて、「それって、モニカの元彼のファン・ボビー?」とチャンドラーが尋ねると、ジョーイは You know more than one Fun Bobby? と言っています。
more than one は「1つより多くの」ということですから、「1つだけではなく2つ以上の」。
ジョーイは「ファン・ボビーっていえば、モニカの元彼のファン・ボビーしかいないだろ。それともそれ以外にもファン・ボビーってやつをお前は知ってるのか?」と尋ねたことになります。

happen to know は「たまたま知っている」。
「ファン・ボブってやつを(たまたま)知っててね」と答えたのは、「ファン・ボビーってあのファン・ボビー?」と当たり前のことを聞いてしまってジョーイに問い返されてしまった、照れ隠し的な返事なのかなと思います。

レイチェルはジョーイが注文したコーヒーを持ってきますが、ギリギリまでコーヒーが入っていて、ミルクを入れたらこぼれそうな状態。
There's no room for milk. は「ミルクの[を入れる]余地がない」。
room は「ルーム、部屋」ですが、「空き場所、余地」という意味もあり、There's no room for... は「…の余地がない」という決まり文句。
There's no room for doubt. なら「疑いの[疑う]余地がない」。

そう言われたレイチェルは、あふれんばかりのコーヒーをすすって、これでミルクを入れる空きができたわ、と言ってジョーイに返しています。
Now there is. は Now there is room for milk. 「今は、ミルクを入れる余地がある」ということ。

ロスは no-date evening と言う時に、両手のチョキを曲げるようなしぐさをしています。
これは引用符を意味するジェスチャー。過去記事 引用符ジェスチャーをする フレンズ1-3改その9 で詳しく解説しています。
ここでは、僕たちが約束した「ノー・デート・イブニング」ってやつ、のように、言葉ではそんな約束をしたけれど、実態が伴っていないという感じの「いわゆる」的なニュアンスが込められていることになります。
また、our no-date evening 「僕たちのノー・デートの晩」のように our 「僕たちの」を付けているのも、「”僕たちみんなで”デートなし、って協定を結んだよね」ということを思い出させ強調している感覚でしょう。

three of you は「君たちの中で3人」ですが、4人、5人とみんなが次々と名乗りをあげ、一人残ったロスは、あーあ、というように目のあたりを拳で覆っています。
catch an earlier flight は「(予定よりも)早い便の飛行機に乗る」。
hot single mom の hot は「セクシーな」という意味。

What's an elf to do? について。
"What's a 〇〇 to do" という形をネット検索すると、What's A Man To Do や What's A Girl To Do というタイトルの曲があるらしいことがわかりました。
このことからも What's a/an 名詞 to do? というフレーズは一般的に存在するようです。
そしてその意味は「〇〇がすべきことは何か? 〇〇は何をすればいいのか?」というニュアンスになるようです。
今回のジョーイのセリフも「エルフは何をすべきなの? エルフは何をしたらいいの?」ということでしょう。
「シングルマザーをナンパした」と言った後ですから「ナンパしたと聞いて驚いてるようだけど、だって(サンタと違って)エルフは特段すべき仕事もないんだし」というニュアンスで「エルフは何をしたらいいっての?(何もないだろ)」という意味で言ったのだと思います。

I'm gonna be the only one standing there alone when the ball drops? は「ボールが落ちる時(大晦日のボールドロップの時)、僕はその場にひとりぼっちで立っている唯一の人間になる」。
みんなには相手がいて、僕だけひとりぼっちなんだね、、と言うロスに、レイチェルは We'll have, we'll have a big party, and no one'll know who's with who. と言っています。
know who's with who は、know who is with who ということで、「誰が誰と一緒にいるかわかる」。
大勢の人が集まるパーティーだから、誰が誰とカップルだとか、誰がひとりぼっちだとか、そんなことは誰にもわからないわ、と言ったことになります。


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posted by Rach at 18:58| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月19日

テーブルから物を払いのけるタイプの男 フレンズ1-10改その8

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8:24
[Scene 3: Max and David's lab. David is explaining something to Phoebe with the aid of a whiteboard.]
シーン3: マックスとデビッドの研究室。デビッドはホワイトボードを使って、フィービーに何かを説明しているところ。
デビッド: But, you can't actually test this theory. Because today's particle accelerators are nowhere near powerful enough to simulate these conditions. (でも、実際にはこの理論を検証することはできないんだ。なぜなら現代の粒子加速器は、この状況のシミュレーションをするに足るほどのパワーには遠く及ばないんだ。)
フィービー: Okay, alright. I have a question then. (わかった。それじゃあ、質問。)
デビッド: Yeah. (うん。)
フィービー: Um, were you planning on kissing me ever? (私にキスしようと考えてた?)
デビッド: Uh, that's definitely a, uh, valid question. And, uh, the answer would be [Writes YES on the board] yes. Yes, I was. But, see, I wanted it to be this phenomenal kiss that happened at this phenomenal moment because, well, 'cause it's you. (あぁ、それはまさに正当な質問だね。そして、答えは… [ホワイトボードに YES と書く]イエスだ。そう、僕は君にキスしようと思ってた。でもほら、僕はそれを、素晴らしい瞬間に起こる素晴らしいキスにしたいと思ってたんだ。なぜなら、君だから。)
フィービー: Sure. (確かに。)
デビッド: Right. But, see, the longer I waited, the more phenomenal the kiss had to be. And now, we've reached a place where it's just gotta be one of those things where I just like... sweep everything off the table and throw you down on it. And, uh, I'm not really a, uh, sweeping sorta fella. (そうなんだ。でも、ほら、僕が長く待てば待つほど、そのキスはより素晴らしくならないといけなくなったんだよ。そして今、よくあるパターンのところまで来ている、テーブルからすべてのものを払いのけて、君をテーブルに押し倒すっていうやつの。そして、僕はそんなに「払いのけるタイプの男」じゃないだろ。)
フィービー: Oh, David, I, I think you are a "sweeping sorta fella." I mean, you're a sweeper trapped inside a physicist's body. (あぁ、デビッド。私はあなたが「払いのけるタイプの男」だと思うわ。ほら、あなたは物理学者の身体の中にとらわれたスイーパー(払いのける人)なのよ。)
デビッド: Really? (そうなの?)
フィービー: Oh, yeah, oh, I'm sure of it. You should just do it. Just sweep and throw me. (ええ、そうよ、それは確かだわ。ただそうしたらいいのよ。ただ、払いのけて私を押し倒して。)
デビッド: ...Now? Now? (…今? 今?)
フィービー: Oh, yeah, right now. Just.... (ええ、そうよ、今すぐ。ただ(そうして)…。)
デビッド: Okay, okay, okay. [Gets ready to sweep, and then picks up a laptop computer] Y'know what? This is just really expensive. Okay. [Puts it down elsewhere. Then picks up a microscope] And I'll take- this was a gift. [Moves it] (わかった、わかった、わかった。[(机の上を)一掃する準備に取り掛かる、そしてラップトップ・コンピュータを持ち上げる] ねえ。これは本当に高価なんだ。よし。[そのコンピュータを別の場所に置く。そして顕微鏡を持ち上げる]そして僕はこれを…これは贈り物だったんだ。[それを動かす])
フィービー: Now you're just kinda tidying up. (あなたはただ片付けてるだけって感じだわ。)
デビッド: Okay, what the hell, what the hell. [Sweeps the remaining papers off the desk and grabs Phoebe] You want me to actually throw you or you-you wanna just hop? (わかった、どうでもいい、どうでもいい。[残っている用紙をデスクから払いのけて、フィービーを掴む] 僕が君を押し倒した方がいい? それとも自分で飛び乗りたい?)
フィービー: I can hop. [She hops onto the table] (自分で飛び乗れるわ。[フィービーはテーブルの上に飛び乗る])
[They kiss, finally]
ついに二人はキスする。

particle accelerator は「粒子加速器」。
be nowhere near を直訳すると「〜の近くにはいない」なので「〜には遠く及ばない」。この状況をシミュレートできるほどのパワーを持つとは到底言えない、というニュアンス。
plan on doing は「〜する予定である、するつもりである」。
valid question は「正当な・妥当な質問」。
phenomenal は「驚くべき、驚異的な」ということから「素晴らしい」という意味でも使われます。
phenomenon (複数形 phenomena)は「現象、事象」「驚異的なもの」。
素晴らしいを表現する形容詞にはいろいろありますが、「現象」の形容詞形を使っているところに、彼の科学者っぽいところが見えていると言えるでしょう。
「素晴らしい瞬間の素晴らしいキスにしたかった」、つまり、そのキスを特別なものにしたかった、と言った後、デビッドは 'cause it's you と言っています。
It's you. は「君だ、君なんだ」ということですが、この場合は「君だから、君とのキスだから」というニュアンスで使われています。

the longer I waited, the more phenomenal the kiss had to be. は「The+比較級(A), the+比較級(B)」の形で、「Aすればするほど、ますますB」という意味。
「より長く待てば待つほど、そのキスはより素晴らしくならないといけなくなった」ということ。

sweep everything off the table and throw you down on it は「テーブルからあらゆるものを一掃して、君をテーブルの上に押し倒す」。
throw は「オーバースロー」などのように「投げる」を意味する動詞ですが、「素早い動きで激しく動かす」ニュアンスがあり、「人を〜の状態に投じる、陥らせる」という意味でも使われます。
throw someone down を「投げる」の意味で訳すと「人を投げ下ろす、下に向かって放り投げる」のような意味になってしまいますが、今回は喧嘩のように相手にケガをさせてしまうほど高いところから人を投げ下ろすわけではないので、「荒々しく押し倒す」のようなイメージが近いでしょう。
日本語の「押し倒す」を英訳すると push someone down になりますが、今回の throw someone down も「人を素早い動きで down の状態にする」ということなので「押し倒す」に近い感覚になるということです。

sweep は「掃除する、(ほうきなどで)掃く」で、この場合は、テーブルの上に乗っているものを、手でサーッ、バーッと落としてしまう様子で、「さっと払いのける、払い落とす、なぎ払う」という感じになります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、、
sweep : PUSH SOMETHING SOMEWHERE
to move something to a particular place or in a particular direction with a brushing or swinging movement

つまり、「ものを、ある場所へ、またはある方向へ動かすこと、払いのける、または、揺り動かす動きで」。

I'm not really a sweeping sorta fella. は「僕はそんなに、テーブルのものをバーっとどけるようなタイプの男じゃない」。
not really は部分否定で、「それほど・そんなに〜ではない」。
sorta = sort of で「〜のような、〜みたいな」。
fella = fellow で「やつ、野郎」。guy と同じニュアンスの単語です。

physics は「物理学」で、physicist は「物理学者」。
you're a sweeper trapped inside a physicist's body. は「あなたは、物理学者の身体の中にとらわれたスイーパー(sweep する人)なのよ」。
自分ではそういうタイプじゃない、って言うけど、外側の見かけが真面目な物理学者なだけで、本当のあなたは机のものをバーッと払いのけちゃうような sweeper なのよ、自分でそれに気づいていないだけよ、とフィービーは言っていることになります。
I'm sure of it. は「自信があるわ。確信しているわ」「そうよ、間違いないわ」というニュアンス。

情熱的な状況では、何かを壊してしまっても構わない! みたいな心情になりそうなところ、デビッドは一つ一つ品物を確認して、これは高価だ、これはもらいものだ、と言いながら、場所を移動させています。
それを見たフィービーは、Now you're just kinda tidying up. と言っています。
tidy up は「片付ける、整頓する」。
あなたがやっているのは sweep じゃなくて、ただ tidy up してるだけだわ、ということですが、「払いのけてるんじゃなくて、片付けてるだけ」という意味を表すと同時に、「ほうきで掃くように掃除してるんじゃなくて、物を移動して片付けてるだけ」のように、「掃除と片付け」のような同じジャンルの言葉を使っている面白さもあるのかな、と思ったりしました。

その後、デビッドは、what the hell と言いながら、残った紙を払いのけています。
What the hell! は「一体全体どうなってるんだ」という意味でも使われますが、この場合は「どうということはない、大したことではない、かまうもんか」というニュアンス。
Macmillan Dictionary では、
what the hell : used for showing that something does not matter
例)I'm supposed to be on a diet, but what the hell!

つまり、「何かが重要ではない、と示すために使われる」。例文は「私はダイエット中ってことになっているけど、でも、でもそれがどうしたの?[どうってことないわ]」

hop は「ホップ・ステップ・ジャンプ」のように日本語になっていますが、「ひょいと跳ぶ・飛ぶ」という意味。
hop on/onto... だと「…の上にひょい・ぴょんと飛び乗る」になります。
「あなたは sweep して throw me down するような人なのよ」と言っていたフィービーですが、「僕が throw you down するか、君が自分で hop するか」と言われたフィービーは、「私が hop した方が早そうね」という感じで I can hop. と言い、自ら机に飛び乗るのも面白いです。


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posted by Rach at 20:41| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月08日

思ってもないことを言ってしまった フレンズ1-10改その7

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(遅ればせながら)明けましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願いいたします。


7:13
[Enter Joey. His shoes have bells on, which jingle as he walks. He is wearing a long coat.]
ジョーイ登場。ジョーイの靴にはベルがついていて、彼が歩くたびにチリンチリンと鳴る。彼は長いコートを着ている。
ジョーイ: Hi. Hi, sorry I'm late. (やあ、遅くなってごめん。)
[He removes the coat to reveal an elf costume]
ジョーイがコートを脱ぐと、エルフのコスチュームが現れる。
チャンドラー: Too many jokes. Must mock Joey. (ジョーク多すぎだよ。お前はジョーイの真似をしてバカにしてるに違いない。)(→訂正:(思いつく)ジョークが多すぎる。ジョーイに(ジョークを言って)からかわないと(頭がパンクしてしまう)。訂正ここまで)
ジョーイ: Nice shoes, huh? [He wiggles his foot and the bells tinkle] (いい靴だろ、な? [足を小刻みに揺らすとベルがチリンチリンと鳴る])
チャンドラー: God, you're killing me! (あぁ、お前を見てると笑い死にしそうだよ。)

Too many jokes は「あまりにも多すぎる冗談」ですから「冗談やりすぎ、冗談にもほどがある」という感じでしょう。
Must mock Joey. は、主語の You が省略された形。
must は「〜しなければならない」ではなくて「〜に違いない」という意味。
mock は「〜の真似をしてばかにする、からかう、ふざける、あざける」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
mock : verb (formal) to show that you think that someone or something seems stupid or amusing, by laughing at them, making jokes about them etc. in an unkind way (SYN: make fun of)
例)The other boys started mocking his accent (= copying it in a way that makes it seem funny.)
つまり「誰かまたは何かが愚かである、または面白いように見えると自分が考えていることを示すこと、意地の悪い方法で、それらを笑ったり、それらのことをジョークにすることなどによって」。例文は「他の少年たちは彼のアクセントをばかにし始めた(=面白く思えるような方法でそれを真似する)」。

この例文からも、アクセントをからかうために、それを面白おかしく真似る、というニュアンスがよくわかると思います。
ですから、You must mock Joey. は「お前は、ジョーイの真似をしてジョーイをばかにしてるに違いない」。
ジョーイが elf 「エルフ、小さな妖精」の格好をしているのを見て、「ジョーイがエルフの真似をしてる」のではなく「エルフがジョーイの真似をしてる」と言ったことになるでしょう。
ただ真似するのではなく、「ばかにした感じで真似る」ということですから、ジョーイのエルフのコスチュームがバカげた恰好だと言っていることにもなります。
You're killing me! の kill は「殺す」ですが、ここでは「死にそうになるほど笑わせる」ということ。
(2020.1.22 追記)
Too many jokes. Must mock Joey. の解釈について、コメント欄でご意見を頂戴しました。
この must は「〜に違いない」ではなく、「〜しなければならない」の意味でした。
コメント欄にて追記しておりますので、併せてご覧いただけると幸いです。
(追記はここまで)


7:37
[Marcel knocks over some kitchen tools]
マルセルがキッチン用具を倒す。
モニカ: Ross! He's playing with my spatulas again! (ロス! マルセルがまた私の調理べらをおもちゃにしてるわ!)
ロス: Okay, look, he's not gonna hurt them, right? (わかったよ、ねぇ、マルセルはそれを傷つけるわけじゃないんだから、だろ?)
モニカ: Do you always have to bring him here? (ロスはいつもマルセルをここに連れてこないといけないわけ?)
ロス: I didn't wanna leave him alone. Alright? We- we had our first fight this morning. I think it has to do with my working late. I said some things that I didn't mean. And he- he threw some feces. (彼を一人にしておきたくなかったんだよ、わかるだろ? 僕たちは今朝、初めての喧嘩をしたんだ。僕が遅くまで仕事しているのと関係があるんだと思う。僕は本気でそう思ったわけではない(思ってもいなかったような)ことをいろいろと言ってしまった。そしたら彼は、彼はうんちを投げてきたんだ。)
チャンドラー: Y'know, if you're gonna work late, I can look in on him for you. (なあ、もしロスの仕事の帰りが遅くなるなら、お前のために俺が彼の面倒を見てやることもできるぞ。)
ロス: Oh, that'd be great! Okay. But if you do, make sure it seems like you're there to see him, okay, and you're not like doing it as a favor to me. (さぁ、そうしてくれるとありがたい! よし、でももしそうしてくれるなら、彼に会うためにそこに来たように、そして僕のためにそうしているんじゃないと見えるようにしてくれ。)
チャンドラー: Okay. But if he asks, I'm not going to lie. (わかったよ。でももし彼が尋ねてきたら、俺は嘘はつかないぞ。)

spatula は「調理用のへら」。
play with は「〜で遊ぶ」ということで「もてあそぶ、おもちゃにする、いたずらする」。
hurt は「傷つける」で、もてあそんでるだけで壊すわけじゃないんだから、ということ。
「毎度毎度うちに連れてこないといけないわけ?」と言われて、ロスは事情を説明しています。
「彼を一人にしておけない、一人残しておけない」と言った後、we had our first fight this morning. と続けます。
「同居して以来、初めての喧嘩」のように、まるで一緒に暮らし始めた恋人同士のような説明になっており、その後もずっとそんな感じで説明が続いていくのが笑いのポイントです。
have to do with は「〜と関係・関連がある」。
work late は「遅くまで働く、残業する」ですから、my working late は「僕が遅くまで残業すること」。
喧嘩の原因は僕が仕事で遅かったことに関係あると思うんだ、ということ。
mean は「意図する、〜のつもりで言う、本気で言う」なので I said some things that I didn't mean. は「自分が意図しなかったことを言った、そんなつもりで言ったわけじゃないようなことを口にしてしまった」。
喧嘩する中で、つい思ってもいないようなひどい言葉を言ってしまったんだ、ということです。
feces は「うんち」で、発音は「フィーシィーズ」という感じ。

look in on は「人をちょっと訪ねる、様子を見に訪れる」。
That'd be great! は That would be great! ということで、相手が何か良い提案をしてくれた時に、「そうだとうれしい。そうだと(そうしてくれると)ありがたい」というニュアンス。
「もしそうしてくれるなら」「そうであれば」という仮定の意味が、would に含まれています。
make sure (that) SV は「必ずSがVするように取り計らう、間違いなくSがVするようにする」。
as a favor to me は「僕への親切・好意として」。
マルセルを訪ねるのは、チャンドラーの意志でやっていることで、僕に頼まれたから僕のためにそれをやっていると思われないように気をつけて、ということ。

チャンドラーが来たのはあくまでチャンドラーがマルセルに会いたかったからってことにしといてくれよ、と言われたチャンドラーは、Okay. But if he asks, I'm not going to lie. と返します。
猿であるマルセルが質問するはずもないのに、もし聞かれたら俺は正直に答えるぞ、ということ。
人語を解さない猿のマルセルに「僕に言われて来たって思わせないように気を付けて」などと注意を払うことはないんじゃないの? と言いたいということです。


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posted by Rach at 22:01| Comment(6) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

その映画を見に行った人と似ている フレンズ1-10改その6

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5:42
[Scene 2: Mon+Rach's apartment. Again, no Joey. The gang are decorating for Christmas]
シーン2: モニカとレイチェルのアパートメント。また、ジョーイはいない。フレンズ(ギャング)たちはクリスマスの飾り付けをしている。
ロス: Come here, Marcel. Sit here. [Marcel wanders off] (こっちにおいで、マルセル。ここに座って。[マルセルは離れる])
レイチェル: Pheebs, I can't believe he hasn't kissed you yet. I mean, God, by my sixth date with Paolo, I mean, he had already named both my breasts. Ooh. Did I just share too much? (フィービー、彼がまだあなたにキスしてないなんて信じられないわ。ほら、パウロとの6回目のデートまでに、彼は私の両胸に名前を付けたのよ。あぁ。私、(みんなに)話し過ぎちゃったかしら?)
ロス: Just a smidge. (ほんの少しね。)
フィービー: David's like, y'know, a scientist guy. He's very methodical. (デビッドは、ほら、科学者さんなのよ。彼はとても几帳面な人なの。)
モニカ: I think it's romantic. (ロマンティックだと思うわ。)
フィービー: Me too! Oh! Did you ever see An Officer and a Gentleman? (私もそう思うの! あぁ! 「愛と青春の旅立ち」(って映画)見た?)
レイチェル: Yeah! (ええ!)
フィービー: Well, he's kinda like the guy I went to see that with. Except, except he-he's smarter and gentler and sweeter. I just- I just wanna be with him all the time. You know, day and night. And night and day. And special occasions. (そうね、デビッドは私がその映画を一緒に見に行った人と似た感じなの。デビッドの方がもっと賢くて、もっと穏やかで、もっと優しいんだけど。私はただ、私はただ、彼とずっと一緒にいたいの。ほら、昼も夜も。そして夜も昼も。そして、特別な機会も。)
チャンドラー: Wait a minute, wait. I see where this is going. You're gonna ask him to New Year's, aren't you. You're gonna break the pact. She's gonna break the pact. (ちょっと待て、待て。この話の先が(どうなるか)わかるぞ。フィービーは大みそかに彼をデートに誘うつもりなんだろ。君は協定を破るつもりなんだ。彼女は協定を破るつもりだぞ。)
フィービー: No, no, no, no, no, no. Yeah, could I just...? (いえいえいえいえ。ええ、構わないかしら…?)
チャンドラー: Yeah, 'cause I already asked Janice. (ああ、なぜなら俺はすでにジャニスを誘ったからね。)
モニカ: What?! (何ですって?!)
ロス: C'mon, this was a pact! This was your pact! (おいおい、これは協定だったんだぞ! これはお前の[お前が言い出した]協定だったんだ!)
チャンドラー: I snapped, okay? I couldn't handle the pressure and I snapped! (俺はキレちゃった[耐えられなかった]んだよ、いいか? そのプレッシャーに対処することができなくて、キレたんだ!)
モニカ: Yeah, but Janice? That-that was like the worst breakup in history! (そう、でも、ジャニスなの? あれは歴史上最悪の別れ、って感じだったのに!)
チャンドラー: I'm not saying it was a good idea. I'm saying I snapped! (いいアイデアだなんて俺は言ってない。俺はキレたんだって言ってるだろ!)

by my sixth date with Paolo, I mean, he had already named both my breasts は、He had already named... by my six date. 「6回目のデートまでに、彼はすでに〜に名前を付けてしまっていた」という過去完了形。
過去完了形を使うためには「過去の基準時」が必要で、この場合は「6回目のデート=過去の基準時」です。
現在完了形であれば、今・現在が基準時で、「今に至るまでの間に既に〜してしまっていた」となりますが、今回の過去完了では、「6回目のデートまでの間にすでに〜してしまっていた」と表現していることになります。

share は「共有する」→「人に話などを聞かせる」。
少し前のシーンでも、ライブ中のフィービーが大きな声でおしゃべりしていたデビッドたちに対して Is it something that you'd like to share with the entire group? 「ここにいる人たちみんなに聞かせたいようなことなの?」というセリフで share を使っていました。
レイチェルは、人に言わなくてもいいことまで私は言っちゃったかしら、個人的な話を暴露しすぎちゃったかしら? と言っていることになります。
smidge は「ほんの少し」という意味で、smidgen, smidgin, smidgeon などの単語の省略形。
大胆な話を暴露しすぎたレイチェルに対し、ロスは「ちょっぴりね」と皮肉っぽく返したということ。

レイチェルはパウロとの6回目のデートでそこまで進んでいると言うのですが、フィービーは「デビッドは科学者ってタイプの人で、メソディカルなの」と返します。
methodical は「几帳面な、理路整然とした」。method は「方法、手法」「筋道、秩序」。
デートしてすぐに深い関係になっちゃうような人ではない、ということ。

Did you ever see An Officer and a Gentleman? について。
An Officer and a Gentleman は映画「愛と青春の旅立ち」。出演は、リチャード・ギア、デブラ・ウィンガーなど。officer は「士官」。
普通は映画の名前を出したら、その映画の主人公(この映画だとリチャード・ギア)に似ているの、、と話が続くかと思うのですが、フィービーの場合は「その映画を見に行った男性と、デビッドは似ている」というオチでした。
「その映画の出演者に似てるって話じゃないんかーい!」とツッコミたいところ。

except は接続詞で、この場合は以下に文が続いています。
Except that SV のように that節で使われる形ですが、今回はその that が省略されています。
前置詞として、except+名詞の形を取ることもあります。
接続詞の except (that)... は「…であること以外は、…は別にすれば」。
後ろから訳し上げるのではなく、前から順に訳すとすると、「(前の文章)だが、しかし…」のように逆接で繋ぐことも可能です。
何か先に文章を言って、後から except と別の条件を付け足す感覚は、これまで何度か解説した unless 「もし…でなければ、…であれば話は別だが」と似ていると言えるでしょう。
昔、その映画を一緒に見た男性と似ている、と言った後で、付け足しの追加情報として、違う部分を挙げているわけです。
デビッドと「一緒に映画を見た男性」を比較して、デビッドの方が、より smart で、gentle で、sweet だと言っています。
形容詞の比較級は、-er を語尾につけるものと、前に more を置くものとがありますが、今回は全部 -er 系の比較級となっています。
「その”映画の人”よりもデビッドの方がより素敵なのよ」とベタ褒めしているわけで、彼にゾッコンな様子が伺えます。

I just- I just wanna be with him all the time. You know, day and night. And night and day. And special occasions. について。
相手とラブラブな場合、昼も夜も、夜も昼も一緒にいたい、と表現することはよくありますが、その流れでフィービーは、「そして特別な機会も」と付け加えています。
それは、「新年は一緒に過ごそう」という協定に反して、大晦日から新年にかけても一緒にいたいという気持ちの表れで、みんなに非難されるのがわかるので、最後の方は声が小さくなっています。

I see where this is going. を直訳すると「これがどこに行こうとしているかわかる」ですから、「この先の話が見えたぞ。フィービーが何を言おうとしているかわかるぞ」という意味。
今の話の行き先、今後の展開が見えた、という感覚で、「君が言おうとしてるのはこういうことなんだろ」と言って、相手の真意を指摘する流れです。

break the pact は「協定を破る」。
You're gonna break the pact. She's gonna break the pact. のように「協定を破るつもりだ」の主語が、最初は you で、次は she になっていますが、最初はフィービーに向けた言葉で、次の言葉は周りにいるフレンズたちに「彼女(この人)は破るつもりだぞ」(どう思う? みんなそれでもいいのか?)とアピールする気持ちが入っていると言えるでしょう。

ですがそんな風にフィービーを非難していたチャンドラーが、実はすでにジャニスを誘っていたことを知って、ロスは This was a pact! This was your pact! と言っています。
最初が a pact で、次が your pact になっていますが、「これは協定だったんだぞ! (それも)これはお前の(提案した)協定だったんだぞ!」というニュアンス。
協定があったのにそんなことするのか、それも、言いだしっぺはお前だったのに、その本人が真っ先に裏切るのか? という感じです。

snap は「パチン、ピシャリ、ポキッと音を立てる」「ポキンと折れる、プツンと切れる」。そこから「神経が耐えられなくなる、精神的に参ってしまう」という意味にもなります。
Macmillan Dictionary では、
snap [verb] : [intransitive] to suddenly lose control and become extremely angry or upset because a situation has become too annoying or difficult
例)She was bound to snap under all that pressure.

つまり、「突然、自制心を失う、または、ものすごく怒ったり動揺したりする、状況があまりにも面倒で難しくなってしまったという理由から」。例文は「そういうプレッシャーを受けて、彼女は精神的に参ってしまうことになった」。

handle は「処理する、扱う、対処する」。
モニカに「あんな最悪な別れ方をしたジャニスを誘うなんて!」と非難がましく言われたチャンドラーは I'm not saying it was a good idea. I'm saying I snapped! と言っています。
I'm not saying A, I'm saying B! は「俺は(別に)A だなんて言ってない。B だって言ってるだろ!」という感覚。
俺だって、ジャニスを誘うのがいい考えだなんて思ってない、キレたからそうしちゃったんだ、って言ってるだろ、と開き直った発言をしていることになります。


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posted by Rach at 14:42| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月13日

連絡の手紙以上のものを持ち帰る フレンズ1-10改その5

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4:33
フィービー: Well, c'mon, if it's important enough to discuss while I'm playing, then I assume it's important enough for everyone else to hear. (ねえ、ほら、もしそれが、私の演奏中に議論する(のに十分な)ほど重要なら、他の人がみんな聞く(のに十分な)ほど重要なんだって(当然のように)私は思うんだけど。)
チャンドラー: [Quietly, to the others] That guy's going home with a note. ([静かに、他の人たちに] あの男は手紙(連絡)を持って家に帰ることになるな。)
デビッド: Noth- I was- I was just saying to my-- (何も… 僕はただ僕の(友人に)こう言っていただけ…)
フィービー: Could you speak up please? (もっと大きな声でしゃべってくれるかしら?)
デビッド: [Stands up and speaks more loudly] Sorry, I wa- I was just saying to my friend that I thought you were the most beautiful woman that I'd ever seen in my life. And then he said that- you said you thought... ([立ち上がって、さっきより大きな声で話す] すみません。僕はただ友達にこう言っていただけなんです。あなたが、僕の人生で今まで見てきた中で一番美しい女性だ、って。それから彼は言ったんです。君は言ったよね、君はこう思ってるって……)
マックス: Daryl Hannah. (ダリル・ハンナ。)
デビッド: Daryl Hannah was the most beautiful woman that he'd ever seen in his life and I said yeah, I liked her in Splash a lot, but not so much in- in Wall Street. I thought she had a... (ダリル・ハンナが、彼の人生で見た中で最も美しい女性だと(彼は思うと言ったんです)。そして僕はそうだね、と言いました。「スプラッシュ」の彼女はとても好きだと。でも「ウォール街」の彼女はそれほどでもない。僕は思ったんです、彼女には…があった…)
マックス: A hard quality. (強い性質。)
デビッド: -hard quality. And uh, while Daryl Hannah is beautiful in a conventional way, you are luminous with a kind of a delicate grace. Then, uh, that-that-that's when you started yelling. [Sits down] (強い性質(があった)。そして、ダリル・ハンナはよくある感じで美しいとは言え、あなたはある種の繊細な優美さで輝いていると。その時、あなたが怒鳴り始めました。[座る])
フィービー: Okay, we're gonna take a short break. [Goes over to their table] (いいわ、短い休憩を取りましょう。[彼らのテーブルに行く])
ジョーイ: Hey, that guy's going home with more than a note. (なぁ、あの男はノート以上のものと一緒に帰る[を持ち帰る]ことになるぞ。)

I assume は「〜を当然のことと思う」。
私が演奏中に議論するほど重要な話なら、他のみんなに聞いてもらうほど重要ってことなんでしょ、ということ。

note は「メモ、短い手紙」。
日本語の「ノート、帳面」は英語では notebook になるので注意しましょう。
今回の場合は、学校で先生が親に対して書く手紙、連絡帳に書く伝言のイメージです。
子供は親に見せて、確かに見せたという証拠に親のサインをもらわないといけないことになっています。

「ライブ中に大声でしゃべるってことは、みんなに聞かせたい重要な話ってことよね」という言い方が、学校の先生のようで、怒られている男性たちが生徒みたいに見えるからでしょう。
それで「あの先生に、親への手紙を持って帰らされそうだな」と言っているわけです。

speak up は「はっきり言う、大声で話す」。
デビッドが小さな声で話そうとしていたのでフィービーが「もっと大きな声で!」とまたもや先生みたいな口調で言うので、まるで怒られた子供のようにデビッドがすっくと反射的に立ち上がるのが面白いです。

you were the most beautiful woman that I'd ever seen in my life は最上級と現在完了形の「経験」の組み合わせで、「これまでの人生で〜した中で最高に…である」という意味。
今まで見てきた女性の中であなたが一番きれいだと思ったということ。

Daryl Hannah はアメリカの女優のダリル・ハンナ。詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版:ダリル・ハンナ
その後のデビッドのセリフにあるように、映画「スプラッシュ」「ウォール街」などに出演しています。
それぞれの映画のウィキペディアは以下。
Wikipedia 日本語版:スプラッシュ (映画)
「スプラッシュ(原題:Splash)」は1984年のアメリカ映画で、共演はトム・ハンクス。
Wikipedia 日本語版:ウォール街 (映画)
「ウォール街(原題:Wall Street)」は1987年のアメリカ映画で、共演はマイケル・ダグラス、チャーリー・シーン。

デビッドのセリフではスプラッシュの方は良かったが、ウォール街の方はキツい感じ、、ということになっています。
実際、スプラッシュは人魚の役でキュートな印象で、ネットで画像検索すると、砂浜に寝そべるかわいい人魚姿のDVDジャケット写真などもヒットします。
ウィキペディアの説明にあるように「ニューヨークの恋人」と呼ばれていたこともあるそうですから、その人気のほどが伺えます。
ウォール街の方はマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーの愛人役。
「ウォール街」のウィキペディアにも記載がありますが、主役ゴードン役のマイケル・ダグラスはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞しましたが、ダリル・ハンナはゴールデンラズベリー賞の最悪助演女優賞を受賞した、とのことですから、役柄もそんなに魅力的ではなさそうなことが想像できるでしょう。

デビッドとマックスの会話では、デビッドの次の言葉を促すように、先回りする感じで横からマックスがちょこちょこと口を挟んできますが、それが会話としてなんだかリアルで面白いです。

in a conventional way は「よくあるような感じで」。
conventional は「ありきたりな、よくあるような、従来の」。型にはまっていて、個性や独創性がない感覚。
conventional weapon だと「通常兵器、非核兵器」という意味で、nuclear weapon 「核兵器」ではない兵器、という意味です。
luminous は「光を発する、輝く」。delicate grace は「繊細な優美さ」。
while Daryl Hannah is A, you are B というのは while を使った対比になっています。
while は「〜する間」という意味があり、今回のシーンでも discuss while I'm playing 「私の演奏中・演奏している間に議論する」というセリフで使われていましたが、ここでは「〜とは言え、〜としても」という譲歩の感覚。

that's when SV は「それ(その時)がSVした時、その時にSVした」ということですから、that's when you started yelling は「そんな話をしていた時に、あなたが怒鳴り始めたんです」ということ。
フィービーのことを今まで見た中で一番美しい人だと思ったと言ったデビッドは、友人マックスが「ダリル・ハンナが一番」と言ったことに対して「ダリルがきれいだとしても、あなた(フィービー)には彼女にはないこんな魅力がある」と絶賛した流れで、「その時、あなたに怒鳴られたんです」と言って座ったことになります。
デビッドが座った後、観客からは大歓声が起きています。えらい剣幕でおしゃべりを叱ったら、フィービーをべた褒めする言葉が返ってきて、怒ったフィービーを絶句させてしまったのがすごいという感じです。

take a short break は「短い休憩を取る」。
デビッドのテーブルに行ったフィービーを見て、ジョーイはニヤニヤしながら隣のチャンドラーに Hey, that guy's going home with more than a note. と言っています。
さっきは一方的に怒られて、まるで親への手紙を持たされる学生のような感じでしたが、フィービーを絶賛するコメントをしたことで、フィービーが喜んでいるのがわかります。
go home with は「〜と共に家に帰る」→「〜をお持ち帰りする」。
日本語でもコンパなどで出会った女性を家に連れ帰ることを「お持ち帰り」などと表現しますが、まさにその感覚です。
more than a note 「ノート以上のもの」を家に持ち帰る、というのは、この分だと、親への連絡じゃなくて、それ以上のもの、つまり、フィービーという女性をお持ち帰りできそう、ということ。
二人はいい雰囲気になりそうだから、デビッドが彼女を家に連れ帰れそうだ、と言っていることになります。

最初、フィービーに怒られていた時に That guy's going home with a note. とチャンドラーが言っていて、それはそれで「親への連絡を持って帰らされる子供みたい」ということで面白いセリフだったわけですが、最後のジョーイの「ノート以上のものを持ち帰れそう」というオチにつなげる伏線だったということです。


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posted by Rach at 22:03| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月04日

大声で話す人に「みんなに聞かせたいような話なの?」 フレンズ1-10改その4

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3:14
レイチェル: Phoebe, you're on. (フィービー、出番よ。)
フィービー: Oh, oh, good. (あぁ、いいわ。)
レイチェル: [Into microphone] Okay, hi. Ladies and gentlemen, back by popular demand, Miss Phoebe Buffay. Wooh! ([マイクにむかって] オッケー。はーい、皆さん。皆さんの要望にお応えして、ミス・フィービー・ブッフェです。ウー!)
フィービー: [Takes mike] Hi. Thanks. Hi. Um, I wanna start with a song that means a lot to me this time of year. [Shakes bell as an introduction] ([マイクで話す] はーい、ありがと。一年のこの時期、私にとってとても意味のある歌で始めたいと思います。[前奏としてベルを振る])
I made a man with eyes of coal
And a smile so bewitchin’
How was I supposed to know
That my mom was dead in the kitchen?

[shakes bell] La lalala la la la la lalala la la...
(♪ 私は炭の目がある人(スノーマン、雪だるま)を作った
そして、(雪だるまの)微笑みをすごく魅力的にした
どのように私が知ることになっていたというのか
私のママが台所で死んでいたことを
[鈴を振って] ララララララ ララララララ ♪
[Cut to later. Everyone is totally depressed by now.]
少し後にシーンがカット。今はみんな、すっかり落ち込んでいる。
フィービー: ♪ My mother's ashes
Even her eyelashes
Are resting in a little yellow jar
And sometimes when it's breezy...

(♪ 私のお母さんの灰
まつげまでもが
小さな黄色い瓶に眠っている
そよ風が吹く時には時々… ♪
[Over the sound of Phoebe singing we hear two scientists, Max and David, having a noisy discussion]
フィービーが歌っている音にかぶるように、二人の科学者、マックスとデビッド(訳注:彼らの職業と名前は後でわかることですが)が騒がしい議論をしている。
フィービー : ♪ I feel a little sneezy
And now I--
♪ [abruptly stops]
(♪ 私はちょっとくしゃみが出そうになる
そして今、私は… ♪ [突如、歌うのをやめる])
フィービー: Excuse me, excuse me! Yeah, noisy boys! [They stop talking and look up] Is it something that you'd like to share with the entire group? (ちょっと、ちょっと! そうよ、うるさい坊やたち! [二人は話すのをやめ、視線を上げる] ここにいる人たちみんなに聞かせたいようなことなの?)
マックス: No. No, that's- that's okay. (いえ、いえ、それは結構です。)

back by popular demand は「民衆・大衆の要望に支持されて」のような意味。
自然な日本語っぽく言うと、「皆さんのご要望にお応えして」というところでしょう。
まず I wanna start with a song 「ある曲で始めたいと思います」といった後、関係代名詞 that でつなげて、一年のこの時期、私にとってとても意味のある曲を、のように a song の詳しい内容を説明しています。

coal は「石炭、木炭」のような「炭」。
a man with eyes of coal 「炭の目を持った男」というのは、炭で目をかたどった雪だるま(snowman)のこと。
bewitching は「人を魅了するような、うっとりさせる(ような)」。
I made a man (with eyes of coal) and (I made) a smile so bewitchin' のように2つ目の I made が省略されていると考えればよいと思います。
bewitch は「(人)に魔法をかける」「(人)をうっとりさせる」という他動詞。witch は「魔女」。
フレンズと同じジャンルのシットコムの有名作品「奥さまは魔女」の原題は、Bewitched と言います。
原題の Bewitched は、魔女である女性と恋に落ちた男性のドラマなので、「魅了されて、魅せられて、うっとりされられて」と「(魔女に)魔法をかけられて」というダブルミーニングとして、witch を含んだ単語 bewitch を使っているのがポイントのようです。

was supposed to は「〜することになっていた、〜するはずだった」。
英語の歌は韻を踏むようになっているものですが、このフィービーの歌も coal / know の「オウ」という音と、bewitchin' と kitchen の「イッチン」の音が韻を踏んでいます。
年末のこの時期の歌らしく、出だしは雪だるまだったのですが、その後すぐにママが死んだ話になってしまうという展開の早さ。
そのトンデモ具合がフィービーらしいと言えるでしょう。
クリスマスらしく鈴を振ってラララ♪となんだか楽しそうに歌っていますが、ママが亡くなったという話の何が楽しいの? とみんながツッコみたくなるところです。

画面が切り替わり、聞いているみんながどんよりしているので、ママが死んだ話の後、延々暗い内容の歌が続いていることがわかります。

ash は「灰(はい)」。「(骨を焼いた)灰、遺骨」も意味します。これらの意味の場合は通常 ashes という複数形で表現されます。
eyelash は「まつ毛」。こちらも特に「1本のまつ毛」を意味するのでなければ、たいていは複数のまつ毛を指すことになるので、その場合は eyelashes という複数形を使います。
ここでも ashes と eyelashes の ashes が韻を踏んでいます。

jar は「広い口の瓶」。死者の灰が入っているので「骨壺」ということ。
rest は自動詞「休む、休息する」。また「葬られている、永眠する」という意味でも使われます。
rest in peace は「安らかに眠る」で、R.I.P. のように略されて墓碑に刻まれる言葉です。

when it's breezy の部分、Netflix の表記は breezy で、DVD英語字幕の表記は freezing になっていました。
名詞 breeze が「そよ風、微風」なので、breezy だとその形容詞形で「そよ風の吹く」。
動詞 freeze が「凍る、凍結する」なので、freezing は「凍えるような」。
sneeze が「くしゃみをする」なので、sneezy は「くしゃみが出そうな」という感覚になるでしょう。

くしゃみをするのは寒いと感じた時なので「凍えるような」の freezing の方が意味的には合うようにも思うのですが、逆に「凍えるほど」ものすごく寒い場合は「ちょっとくしゃみが出そう」レベルでは済まないようにも思います。
年末の時期を歌っている歌なので「寒い冬だから、ちょっと微風が吹いただけでも、くしゃみが出そうになる」でも意味は通じるのかなぁ、と。
breezy / sneezy の方が韻を踏んでいることになりますし、音的にも breezy と言っているように聞こえる気がするので、上のやりとりでは breezy の方を選んでみました。

聞いているみんなはトンデモナイ歌にげんなりしているものの、フィービーは一生懸命歌い続けています。
そんな中、歌を邪魔するように大声で会話する二人の男性がいたので、フィービーは怒ったように注意しています。
Is it something that you’d like to share with the entire group? は「ここにいるグループ全体に聞かせたいようなもの(話)なの?」 
share は「シェア」と日本語になっているように「分ける、分かち合う、共有する」ですが「共有する」のイメージ通り、「人に話などを聞かせる」という意味でも使われます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
share : TELL SOMEBODY SOMETHING
to tell other people about an idea, secret, problem etc.
例)Sonia shared a very touching story with the group.

つまり「ある考え、秘密、問題などを他の人に話すこと」。例文は「ソニアは非常に感動的な話をグループ(のメンバー)に話した」。

人の演奏中に大声で話してるってことは、他のみんなに聞かせたいような話題なわけ? ということで、自分たちだけの話ならもっと静かに話しなさいよ、という気持ちが込められています。
明らかに怒っている様子でそう言われた男性の一人はビビった様子で「それは結構です(他の人に聞かせたいとかじゃありません)」と返すことになります。


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posted by Rach at 15:33| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月25日

唇がついているものを探す必死の争奪戦 フレンズ1-10改その3

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2:30
レイチェル: Hey, do you guys know what you're doing for New Year's? [They all protest and hit her with cushions] Gee, what? What is wrong with New Year's? (ねぇ、みんなは大晦日に何する(予定な)の? [全員が抗議してクッションでレイチェルを叩く] 全く、何よ? 大晦日の何が問題なの?)
チャンドラー: Nothing for you. You have Paolo. You don't have to face the horrible pressures of this holiday. Desperate scramble to find anything with lips just so you can have someone to kiss when the ball drops! Man, I'm talking loud! (レイチェルには何ともないことだよな。君にはパウロがいるんだから。レイチェルはこの祝日のひどいプレッシャーに直面する必要もない。あのボールが落ちる時に、キスする相手が(誰か)いるように、唇の付いてるものを見つけようとする必死の争奪戦にね。何てこった、俺は大声でしゃべってる!)
レイチェル: Well, for your information, Paolo's gonna be in Rome this New Year's. So I'll be just as pathetic as the rest of you. (まぁ、参考までに言っておくと、パウロは今年の大晦日はローマにいることになってるの。だから私は残りのあなたたちと同じようにみじめな状態になるわね。)
フィービー: Yeah, you wish. (えぇ、(あなたが願っているように)そうだったらいいのにね。)
チャンドラー: It's just that I'm sick of being a victim this Dick Clark holiday. I say this year, no dates, we make a pact. Just the six of us. Dinner. (ディック・クラークの祝日の犠牲者でいることにはもううんざりだ。こうしよう、今年はデートなし、俺たちは契約を結ぶ。俺たち6人だけでディナーだ。)
みんな: Yeah, okay. Alright. Sure. (そうね、オッケー。いいよ。)
チャンドラー: Y'know, I was hoping for a little more enthusiasm. (なぁ、俺はもう少し盛り上がるのを期待してたんだけどな。)
みんな: Woooo! Yeah! (ウー、イェー!)

New Year's は New Year's Day 「元旦、元日」または New Year's Eve 「大晦日(おおみそか)」のこと。
ここでは「大晦日から元旦にかけて、年末から新年にかけて」という「大晦日の夜」を指していると考えればよいでしょう。
scramble to do は「〜しようとする争い、奪い合い」。そこに形容詞の desperate がついて、「先を争って・躍起になって〜を見つけようとする必死の争奪戦」のような意味になります。
desperate は Desperate Housewives 「デスパレートな妻たち」という海外ドラマのおかげで、「必死の、がけっぷちの」というニュアンスが広く知られるようになったと思います。

anything with lips は「唇のついている[唇がある]何か」。
本来なら「キスする相手(誰か、人)」ということで、anybody to kiss と表現すればいいところを、とりあえずキスするための唇があるものなら何でもいい、という感じで、人でさえない anything with lips 「唇がついている何か」とモノのように表現しているのが面白いです。
それに対して、レイチェルにはキスする相手がいる、というセリフの時には someone to kiss のように人を表わす表現が使われているのに注目したいところです。

「キスするために、唇がついてるものを必死で探さないと!」というみじめな話をセントラルパークででっかい声で話していることに自ら気づいて、Man, I'm talking loud! は「なんてこった、俺は大きな声で話してる!」と言っているのも面白いです。

when the ball drops について。
「ボールが落ちる」というのは、タイムズスクエアで大晦日から元旦にかけて行われるビッグイベント「ボール・ドロップ」(Times Square Ball Drop)のこと。
電飾で飾られた New Year's Eve Ball が、カウントダウンと共にゆっくりと下に下りていき、ちょうどカウントダウンがゼロになったところで、新年の数字の電飾のところで止まります。
花火、紙吹雪などでみんなが新年を迎えたことを喜び合う、というイベントで、新年を迎えた瞬間に恋人同士などがキスし合うのが恒例となっています。

for your information は「ちなみに、参考までに」。FYI と略すこともあります。
pathetic は「みじめな」。
パセ…ットっていうのはサンスクリット語で…とごまかす フレンズ1-10改その1 では、pathe-- と言いかけて、パセットという別の言葉に言い換えていましたが、ロスが言おうとしていたその単語が、ここで実際に「みじめな」という意味で出てきたことになります。
仮に冒頭のシーンで、pathe- が何を言おうとしていたかわからなかった場合でも、ここでこの単語を見て意味を調べることで、「冒頭に言いかけていた単語はこれだったのか!」と気づく可能性もありますね。

You wish. は「(あなたが願っているように)そうだったらいいのにね」という意味。
wish は「実現不可能な願望」を表わす時によく使われる動詞で、You wish. も「あなたはそう願っているようだけど、実際には違う」というニュアンスがあります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
you wish! : used to tell someone that something is definitely not true or definitely won't happen, even though they might wish it
つまり「何かが全くの間違いであると、または何かが間違いなく起こらないと、人に言うために使われる、その人がそれを願っているかもしれないとしても」。

仮にレイチェルが「私にはパウロという恋人がいるから大晦日は彼と過ごすの」と言ったことに対してフィービーが You wish.「そうだったらいいのにね」と返したとすると、「そんな風にうまく行くとは限らないわ、大晦日には別れてるかもしれないわよ」という意味で流れ的にもしっくりくるのですが、今回の場合は「私もあなたたちと同じようにみじめよ」と言ったことに対して「そうだったらいいのにね」ですから、会話の流れとしては少々変な感じがします。
これについては「たまたま大晦日にパウロがいないにしても、レイチェルだけ恋人がいるという事実は変わらない」ことから、レイチェルがそのことについてコメントした場合、何を言っても気に入らないという気持ちから「あなたの思い通りにはいかないわよ」と反射的に返したということなのかなと思います。
その会話のちぐはぐな感じ、トンチンカン具合が、フィービーっぽいということかなぁと。

be sick of は be tired of と同じような意味で「〜はうんざりだ」。
Dick Clark は、ボール・ドロップを生中継する番組の司会者の名前。このエピソードの最後の方に、その番組とディック・クラークがテレビに映ります。
make a pact は「契約を結ぶ」。pact は「協定、条約」で、a nonaggression pact だと「不可侵条約」。
I was hoping for a little more enthusiasm. は「もう少し熱狂してくれるかと思ってたのに」。
was hoping という過去進行形は「そう願っていた」ということで、実際には思ったほど盛り上がっていない、熱狂的な反応がないことを言っています。
日本語で言うと「思ってたのに…」と逆接が続く感覚になります。


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posted by Rach at 14:45| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

顔を平手で打たれること=侮辱 フレンズ1-10改その2

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[Intro]
1:45
[Scene 1: Central Perk. Phoebe is getting ready to sing. Joey is not there]
シーン1: セントラルパーク。フィービーは歌う準備をしている。ジョーイはそこにはいない。
フィービー: So you guys, I'm doing all-new material tonight. I have 12 new songs about my mother's suicide and one about a snowman. (それでね、みんな、今夜は全部新しいものをやる予定なの。ママの自殺の曲を12曲と、雪だるまの曲を1曲と。)
チャンドラー: Might wanna open with the snowman. (雪だるま(の曲)で始めたほうがいいよ。)
[Enter Joey]
ジョーイ入場
みんな: Hey, Joey. Hey, buddy. (やあ、ジョーイ。やあ、バディ。)
モニカ: So how'd it go? (それでどうだった?)
ジョーイ: Ahhhhhh, I didn't get the job. (あー、例の仕事はゲットできなかった。)
ロス: How could you not get it? You were Santa last year! (どうしてゲットできなかったんだよ? 去年はサンタをやってたのに!)
ジョーイ: I don't know. Some fat guy's sleeping with the store manager. He's not even jolly. It's all political. (さあね。ある太った男が店主と寝てるのさ。その男は楽しげな感じすらない。全く政治的だよ。)
モニカ: So what are you gonna be? (それであなたは何をすることになるの?)
ジョーイ: Ah, I'm gonna be one of his helpers. It's just such a slap in the face, y'know? (あー、俺は彼の助手の一人をやることになるんだよ。そんなのただの侮辱だよ、だろ?)

今日は新しいものをやるというフィービーは「ママの自殺の曲が12曲と、雪だるまの曲が1曲」と説明しています。
セントラルパークでライブをするのに、自分の母親の自殺を題材にした曲をするというのも驚きですが、雪だるまの曲が1曲しかないのに、ママの曲は12曲という、極端なアンバランスさがさらに驚きを増しています。
12曲+1曲=13曲になりますが、欧米では13という数字は忌み嫌われますので、合計13曲というのもゾッとする要素になるのかな、と思ったりもします。

open with... は「…でスタートする、…で始める」。
Might wanna の文では、主語の You が省略されています。
You might wanna (want to) は「〜するといいだろう、〜するといいかもしれない」と相手がすべきことをやんわりと助言する表現。
You wanna (want to) だと、You should のような意味になりますが、might を挿入することで、それを弱めていることになります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも should の意味であると出ています。
want :
10. SHOULD ought or should
you (may/might) want to do something
例)You might want to install antivirus software.

例文は「アンチウイルス・ソフトウェアをインストールしたほうがいい(かもしれない)よ」

チャンドラーのセリフも「いきなり自殺の歌はキツいから、まずは雪だるまの歌から始めれば?」とアドバイスしていることになります。

How'd it go? (How did it go?) は、どこかから帰ってきた人に向けての決まり文句。
行き先や何をしてきたかを知っていて、帰ってきた早々にその結果を尋ねているセリフで、「例の件はどうだった?」という感覚。
How was the date? 「デートはどうだった?」のように、How was ...? の形もよくありますが、上の場合は、How did ... go? のように go という一般動詞が使われています。
フレンズでは、be動詞バージョンも、goバージョンもどちらもよく使われます。

I didn't get the job. のように the job 「その(例の)仕事」という言葉が使われており、定冠詞のついた the job は「お互いそれとわかる仕事」ということですから、ジョーイが何をしてきたかみんながわかっていることが想像されます。
その流れ通りに、ロスが「どうして無理だったの? 去年はサンタをやってたじゃないか」と言っており、the job とはこのクリスマスシーズンのサンタ役の仕事だと、会話が進むにつれてわかってくるということになります。

クリスマスにサンタをやるバイトを誰かに奪われたジョーイ。
jolly は「楽しい、陽気な、愉快な」。
LAAD では、
jolly : happy and cheerful
例)a jolly Santa Claus

ロングマンの例も「ジョリー・サンタクロース」となっていますが、他にも jolly Christmas 「楽しいクリスマス」のように、クリスマスを形容する言葉として使われることも多い形容詞です。
パスタ専門店「ジョリーパスタ」(Jolly-Pasta)の名前にも使われていますね。

political は「政治的な、政略の」。
サンタという夢を売る商売のバイトなのに、人事決定権のある人物と寝てコネを作ったりして、政治的策略が裏で行われているとボヤいていることになります。

a slap in the face は、直訳すると「顔を平手でピシャリと打つこと」なので、「侮辱」という意味になります。
LAAD では、
a slap in the face : an action that seems to be deliberately intended to offend or upset someone, especially someone who has tried very hard to do something
例)Gwynn considered the salary they were offering a slap in the face.

つまり「故意に人の気分を害する、または怒らせるかのような行動、特にこれまで何かを非常に熱心にやろうとしてきた人に対して」。例文は「グウィンは彼らが提示している給料は侮辱だと考えた」。

顔を平手で打たれることが侮辱という意味であることは、日本人にもわかりやすい感覚だと思います。


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posted by Rach at 20:03| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

パセ…ットっていうのはサンスクリット語で…とごまかす フレンズ1-10改その1

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シーズン1 第10話
The One With the Monkey
原題訳:お猿の話
邦題:大晦日の約束


[Pre-intro scene: Mon+Rach's place. Enter Ross]
イントロ前のシーン:モニカとレイチェルの家。ロス入場。
ロス: Guys? There's a somebody I'd like you to meet. (みんな? 君たちに会ってもらいたい人がいるんだ。)
[A monkey jumps on to his shoulder.]
(1匹の)猿がロスの肩に飛び乗る。
みんな: Oooh! (うー!)
モニカ: Wait, wait. What is that? (待って待って。それは何?)
ロス: That would be Marcel. You wanna say hi? (”それ”はマルセルだろうね。挨拶したい?)
モニカ: No, no, I don't. (いいえ、いいえ。私は挨拶したくないわ。)
レイチェル: Oh, he is precious! Where did you get him? (まぁ、彼は小さくてかわいいわね! ロスは彼をどこで手に入れたの?)
ロス: My friend Bethel rescued him from some lab. (僕の友達のベセル[ベテル]が、ある研究室から助け出したんだ。)
フィービー: That is so cruel. Why? Why would a parent name their child Bethel? (それってものすごく残酷ね。どうして? どうして親が自分の子供にベセルって名前を付けたりするの?)
チャンドラー: Hey, that monkey's got a Ross on his ass! (ほら、あの猿は、ケツに(一匹の)ロスをくっつけてるぞ[ロスをケツ(の下)に敷いてるぞ]!)
モニカ: Ross, is he gonna live with you, like, in your apartment? (ロス、彼はあなたと一緒に住むことになるの? ほら、あなたのアパートメントで?)
ロス: Yeah. I mean, it's been kinda quiet since Carol left, so... (あぁ、ほら、キャロルが出て行って以来、ずっと何だか静かでね、だから…)
モニカ: Why don't you just get a roommate? (ただルームメイトを持ったらどう?)
ロス: Nah, I don’t know. I think you reach a certain age, having a roommate is just kinda pathe- [Realizes] ....sorry, that's, that's 'pathet,' which is Sanskrit for “really cool way to live." (いやー、どうかな。ある年齢に達して、ルームメイトを持つことはただちょっとパセ… [ロスは気づいて] ごめん、今のは「パセット」で、それは「本当にかっこいい生き方」っていう意味のサンスクリット語なんだ。)

There's a somebody I'd like you to meet. は「君たちに会って欲しい人がいるんだ」。
I’d like you to meet somebody. 「君たちにある人に会ってもらいたい」の somebody が前に出て、そういう「ある人」がいる(There’s somebody...)と説明する文章。

ロスが肩に乗せている猿を見て、モニカは What is that? 「待って待って。それは何?」と言っていますが、その口調からも猿をモノ扱いするかのように言っていることがわかります。
それでロスも THAT would be のように that を強く発音して、「モニカが今言った”それ”は」のように返すことになります。
say hi は「ハーイと言う、挨拶する」。

飼っているペットのことをモノ呼ばわりすると怒る人は多く、代名詞も人間のように he/she などを使うことが好まれます。
実際、ここでレイチェルは猿のことを he という代名詞で呼んでいます。
マルセルは男性名なので、オスと判断できたということでしょう。
(少し後のセリフでは、モニカもマルセルのことを he と言うようになります)

precious は「貴重な、高価な」という意味がまずは浮かびますが、今回は「貴重な珍しい種類」ということではなくて、「小さくてかわいい」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
precious : used in order to describe someone or something that is small and pretty
例)What a precious little baby girl!

つまり「小さくてかわいい人やものを描写するために使われる」。例文は「なんて小さくてかわいい女の赤ちゃんなんでしょう!」

「プレシャス=貴重な」だと解釈すると、この猿は貴重な種類の猿であるというような、そんな専門的知識をレイチェルが持っていることになり、違和感があるでしょう。
DVDの日本語訳では「可愛い」と訳されていますので、そういう意味があるのかな? と自分で辞書を当たってみることも大事だと言えるでしょう。

some lab は「あるラボ、研究室」という感覚。ここでは具体的なラボの名前は重要ではありませんので、「とある」のように some をつけてボカしているわけです。
「研究室からレスキューした」という表現で、その猿が実験動物として使われそうだったところを助けた、ということがわかります。
そのロスの話を聞いて「残酷だわ」と言うフィービー。フィービーは動物愛護主義者であることから、「猿を実験動物に使うなんて、残酷でかわいそう」と言うのかと思ったら、猿を救ったロスの友達の名前について「ベセルって名前を付けるなんて残酷だ」と言ったことがわかる、というオチになります。
「残酷っていうのはそれかよ! 食いつくのはそこかい!」みたいな感じで、違う部分に反応するというのは日本の漫才でもよくありますが、英語でもやはりこういうジョークはあるのですね。
ちなみに、bethel という単語は「霊場、礼拝堂」という意味があり、アメリカのインディアナ州に Bethel という地名もあります。
名前のイメージというのはノンネイティブにはわかりにくい部分で、ベセルと名付けるなんて残酷だ、とフィービーが言った理由については正直よくわかりません。
「霊場、礼拝堂」みたいな意味だから、ということかもしれませんが、他のメンバーが「は?」という顔をしているので、何でフィービーがその名前にケチをつけているのかよくわからないと思っているように見えます。
誰もが「そんな名前をつけるなんてひどい」と思うほどの名前でもない、フィービー一人がそれに対して怒っているというズレ具合が面白さのポイントなのかなと思います。

チャンドラーのセリフ That monkey's got a Ross on his ass! について。
has got は have の意味。
on は「〜の上に」と訳されることが多いですが、基本的な概念は「接触」で、この場合は、猿が自分のお尻の下、つまり自分のお尻に接触する形で a Ross を持っている、お尻に a Ross がくっついている、というような感覚になるでしょう。
通常であれば「ロスの肩の上に乗っている猿」と表現するところを、「猿の尻にロスがくっついている、猿が尻の下にロスを敷いている」と表現した面白さだと思います。
a Ross のように本来は冠詞が付かない人名に a がついているのは、a monkey に対して「一人の人間」として「一人(一匹)のロス」と表現したのかなと思います。
Ross has a monkey on his shoulder. 「ロスは一匹の猿を肩の上に乗せている」の逆バージョンとして、「猿は一匹のロスを尻の下に敷いている」と表現したのだろうと。

reach は「(年齢)に達する」。pathe-- は pathetic と言おうとして、途中でやめたもの。
pathetic は「哀れな、哀れを誘う、痛ましい、みじめな」という意味で、この形容詞の元になった名詞の pathos は「哀愁、ペーソス」「情念、パトス」という意味になります。
ロスはいい年の大人になってから、ルームメイトと住むのはみじめだと言おうとしたのですが、今、目の前にいるモニカとレイチェル、ジョーイとチャンドラーはそれぞれ一緒の部屋でルームメイトとして暮らしている状態。
「ある程度の年齢になって、ルームシェアしている」人たちがまさに目の前にいるのにそれを否定するような発言をしそうになったことに気づき、ロスは慌てて「サンスクリット語ネタ」でごまかした、という流れになります。
こういう場合、「サンスクリット語」のような「その言語に詳しい人がいなさそうな神秘的な言語」に例えてみるのは、日本人にもわかりやすいでしょう。
今、言おうとしたのは「パセット」って言葉で、それは君たちは知らないかもしれないけど、サンスクリット語の「かっこいい生き方」って意味なんだよ、と言ってみせたことになります。


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posted by Rach at 16:10| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月31日

最低なクリスマスに乾杯 フレンズ1-9改その23

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21:11
チャンドラー: All right. I'd like to propose a toast. A little toast here. Ding, ding! I know this isn't exactly the kind of Thanksgiving all of you planned, but for me, this has been really great, you know? I think because it didn't involve divorce or projectile vomiting. Anyway, I was just thinking, I mean, if you'd gone to Vail, and if you guys'd been with your family, if you didn't have... syphilis and stuff, we wouldn't be all together, you know? So I guess what I'm trying to say is that I'm very thankful that all of your Thanksgivings sucked.(よし、乾杯したいと思う。ここでちょっと乾杯だ。チリンチリン![グラスをスプーンで叩いて音を鳴らす] これは、君らみんなが予定していた感謝祭とは違うってわかってるけど、俺にとっては、これは本当に最高だった、だろ? 思うに、離婚や、勢いよく吐いちゃうようなことがなかったからだ。とにかく、俺はただこう思ってた、つまり、もしベイルに行ってしまっていたり、家族と過ごしていたり、梅毒や何かになってないのなら、俺たち全員は一緒にいることはなかった、そうだろ? だから俺が言おうとしているのは、君らの感謝祭全部が最低だったことに、俺はとても感謝してるんだ、ってこと。)
みんな: That's so sweet! Thank you. (それってとっても素敵ね! ありがとう。)
ロス: And hey, here's to a lousy Christmas! (それから、ほら、最低なクリスマスに乾杯!)
レイチェル: And a crappy New Year! (それから、最低な新年にも(乾杯)!)

propose a toast について。
propose は「提案する、結婚を申し込む(プロポースする)」という意味もありますが、propose a toast で、「乾杯の音頭を取る」という意味になります。
ですから、「乾杯!」という発声で、”Toast!” ということもあります。
また「乾杯!」は “Cheers!” もよく使われます。
乾杯の飲み物にトースト(焼いたパン)を入れていたことから、toast という言葉が使われるようになったとのこと。
チャンドラーは、みんな聞いてくれよ、こっちに注目してくれよ、という感じで、グラスを叩いて音を出していますが、パーティーなどで乾杯の音頭を取る際、このようにスプーンでグラスを叩くシーンをよく見かけます。

involve は「〜を含む、伴う」。
projectile vomiting は「(発射するように)強い勢いで食べ物を吐くこと」。
projectile は「(弾丸などの)発射体」。
a projectile weapon だと「発射する武器」ということから「飛び道具」を意味します。
vomit は動詞で「(食べたものを)吐く」。
projectile vomiting はこの形で一般的に使われる表現のようで、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも、見出しとして以下のように出ています。
projectile vomiting [noun, uncountable] : the action of vomiting with a lot of force
つまり「非常に強い力で吐くという行為」。
チャンドラーは子供の頃、感謝祭のパンプキンパイをほおばっている時に両親の離婚話を切り出され、そのパイを吐いてしまったことで感謝祭にトラウマがあるのですが、その時に勢いよく吐いてしまった様子を projectile vomiting と表現しているわけです。

syphilis は「梅毒」で性病の一つ。ジョーイが性病のポスターのモデルとなり、家族から性病かと疑われたことから、その名前を挙げたことになります。
suck は「最低である、ひどい」を意味する単語。

lousy と crappy はどちらも、「ひどい、最低の、くだらない」という悪い意味の形容詞。lousy は「シラミの」で、louse 名詞「シラミ」(複数形は lice)から来た言葉。
crappy は、crap は「うんち、くず」から来た形容詞。
今回、全てのプランが台無しになったお陰で、みんな仲良くこうして一緒に過ごすことができた、この調子で、クリスマスも新年も、最低なものになりますように! と乾杯していることになります。
Here's to... は乾杯の時に言う「〜のために、〜を祝して(乾杯)」と意味する表現。


22:05
ending credit
エンドクレジット
地下鉄の駅。ジョーイが性病のモデルとなったポスターを見ている。
ジョーイがポスターの下部にあるキャプション(表題)部分を次々剥がしていくと、下に貼られていた別のポスターのキャプションが出てくる。
(captions on Joey's poster)
ジョーイのポスターの表題
Bladder Control Problem? (膀胱コントロールに問題がありますか?)
STOP WIFE BEATING (妻を叩くのはやめて)
HEMORRHOIDS? (痔(ぢ)ですか?)
WINNER OF 3 TONY AWARDS (トニー賞3部門[3回]受賞者)
END

bladder は「膀胱(ぼうこう)」。Bladder Control Problem は「膀胱の制御の問題」ということで、自分の意思に反する尿漏れなどの問題でお悩みではないですか? というポスター。
STOP WIFE BEATING は「妻を叩くのはやめて」。DV(domestic violence)禁止のポスター。
hemorrhoid は「痔(ぢ)」。HEMORRHOIDS? は「あなたは痔ではありませんか? 痔でお悩みではないですか?」
ポスターを剥がすたびに、性病のポスターとあまり変わらないイメージの悪い言葉ばかり出てきて、まるでジョーイが「膀胱で悩んでいる人」「妻にDVを働く夫」「痔を持っている人」としてモデルになっているようなポスターに見えてしまいます。

さらにポスターの下をはがすと、今度出てきたのは WINNER OF 3 TONY AWARDS で「トニー賞3部門[3回]受賞者」。
Tony Award(トニー賞)は、アメリカ演劇界で権威ある賞であり、お芝居をやっている俳優のジョーイにとっては憧れの賞。
最後に素晴らしいキャプションが出てきて、満足そうに去っていくジョーイに笑えます。
エンドクレジットの部分は一切セリフがなく、日本のピン芸人がよくやるフリップ芸のようでもあります。
ポスターの文字だけで最後のオチに繋げるというユニークな展開で、今回散々な目にあったジョーイが最後に嬉しそうな顔で去って行くというのも「救われた」感じがして、いいエンディグだと思いました。


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posted by Rach at 19:31| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月18日

ウィッシュボーンを真似て願い事をする フレンズ1-9改その22

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19:42
外の夜の風景が映り、時間が経過したことがわかる。喧嘩した後、疲れ切って沈んだ表情のフレンズたち。
19:53
フィービー: Ew! (うぇ〜!)
レイチェル: What? (何?)
フィービー: Ugly Naked Guy's taking his turkey out of the oven. Oh, my god! He's not alone. Ugly Naked Guy is having Thanksgiving dinner with Ugly Naked Gal. (裸のブ男がオーブンからターキーを取り出してるわ。なんてこと! 彼は一人じゃない。裸のブ男(ブサイクな裸の男)は感謝祭のディナーを食べてる、裸のブ女(ブサイクな裸のギャル)と。)
ジョーイ: I gotta see this! All right, Ugly Naked Guy! (これは見なくちゃな! いいぞ、裸のブ男!)
モニカ: Ooh, Ugly naked dancing! (うー、ブサイクな裸のダンシング!)
フィービー: It's nice that he has someone. (彼(裸のブ男)にも(一緒に感謝祭を過ごしてくれる)誰かさんがいる、ってことは素敵ね。)
フレンズたちはそれぞれ隣にいる人と向き合い、穏やかな表情になる。

Ew! というのは「嫌だ! 気持ち悪い!」という時に使われる言葉。
窓の外から向かいの裸のブ男の部屋を見ていたフィービーは「オーブンからターキーを取り出してる」と言いますが、それを聞いてもフレンズたちは大喧嘩した後で疲れているのでしょう、「そんなことどうでもいい」みたいな顔をしています。
その後、フィービーがずいぶん驚いた様子で「彼は一人じゃない」と言い、「感謝祭ディナーを食べてる、Ugly Naked Gal と」と言った途端、他のフレンズたちも一斉に立ち上がり、窓の近くに集まってきます。

gal は girl のこと。日本でも随分前に「ギャル」という言葉が流行り、その後もコギャルとか、最近ではギャル男とかいう表現もあります。
It's nice that he has someone. というフィービーの言葉で、自分たちも友達と一緒にいるありがたさに改めて気づいた様子のフレンズたち。
フィービーはちょっと変わったキャラですが、みんなが我を忘れている時などに、ヒューマンなコメントをしてみんなの目を覚まさせる、ということも多いです。


20:35
テーブルについているみんな。チャンドラーはナイフを手に持っている。
チャンドラー: Shall I carve? (切り分けましょうか?)
レイチェル: By all means. (ぜひ(よろしく)。)
チャンドラー: Okay, who wants light cheese, and who wants dark cheese? (よし、白いチーズが欲しいのは誰で、黒いチーズが欲しいのは誰?)
ロス: I don't even wanna know about the dark cheese. (黒いチーズについては知りたくないね。)
モニカ: Does anybody wanna split this with me? (誰かこれを私と分けっこしたい人はいる?)
ジョーイ: Oh, I will. (あぁ、俺、したい。)
フィービー: Ooh, you guys have to make a wish. (うー、あなたたち、願い事しないとね。)
モニカ: Make a wish? (願い事?)
フィービー: Come on, you know, Thanksgiving. Ooh, you got the bigger half! What did you wish for? (ねぇ、ほら、感謝祭だもん(こうやって願い事しなくちゃ)。うー、ジョーイが大きい半分を取ったわ! 何をお願いしたの?)
ジョーイ: The bigger half. (大きい方(が欲しい)って。)

Shall I carve? の shall I...? は「…しましょうか? …いたしましょうか?」という相手の意向を尋ねる言い方。ここでは、ちょっと気取った感じが出ています。
carve は「(食卓で)(肉を)切る、切り分ける」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
carve : to cut a large piece of cooked meat into smaller pieces using a big knife
例)What's the best way to carve a turkey?
例)Carve the roast into thin slices.

つまり「調理された大きな肉片をより小さなピースに、大きなナイフを使いながらカットすること」。例文は「ターキーを切るベストなやり方は何?」「ローストを薄いスライスに切り分けて」。

by all means は「どうぞ、ぜひ、もちろん」。許諾・同意の気持ちを丁寧に表現したもの。of course と同じような意味になります。
LAAD では、
by all means : (spoken) used to mean "of course" when politely allowing someone to do something or agreeing with a suggestion
つまり「(口語)人に丁寧に何かをすることを許す、または提案に同意する時に「もちろん」の意味で使われる」。

レイチェルが By all means. と言ったあと、カメラはチャンドラーの手元の方を映します。
皿には感謝祭お決まりのターキーではなく、トーストらしきものが重ねてあります。
先ほど喧嘩していたように、オーブンで焼いていたターキーは焦げてしまっており、食べるべきターキーがないことから、トーストをターキーのように見立てているということです。
ちなみにパーティーで肉を切り分けるのは、その家の主人の仕事と言われていて、大きな肉を客人に切り分けたりするシーンもよく出てきます。

light cheese と dark cheese の light と dark は色の濃淡。
light は「色が薄い、淡い、白っぽい」、dark は「色が濃い、黒ずんだ、黒っぽい」ということ。
先ほど、「トーストをターキーのように見立てて」と書きましたが、ここで light/dark という言葉が出ているのも、ターキーを意識した表現になっています。
light meat というと「白っぽい肉」で、dark meat だと「黒味がかった赤肉」という意味になります。
「白っぽい肉」という意味ではもっぱら white meat という表現が多いようです。

LAAD では、
dark meat : the darker-colored meat from the legs, thighs etc. of a chicken, turkey, or other bird
つまり「チキンやターキーや他の鳥の、脚や腿(もも)から取れる、より黒っぽい色の肉」。

white meat : the pale-colored meat from the breast, wings etc. of a cooked chicken, turkey, or other bird
つまり「チキンやターキーやほかの鳥の、胸や手羽から取れる、白っぽい(薄い色の)肉」。

日本のスーパーで見かける鶏肉も、もも肉と胸肉では確かに胸肉の方が色が薄いです。
「ターキーのライトミート(ホワイトミート)の部分にする? それともダークミートの部分にする?」のような感じで「白っぽいチーズがいい人? 黒っぽいチーズがいい人?」と聞いているわけですが、ロスは「黒いチーズについては知りたくないね」と言っています。
いろいろなものを焦がしてしまった後なので、この dark cheese も焦げたチーズの一部である、だから「焦げて黒くなった」とかそんな理由は知りたくないよ、と言ったのかなと思います。

「私とトースト分けっこしたい人は?」との問いにジョーイが名乗りを上げると、フィービーは「願い事をしなくちゃ」と言っています。
「何で願い事を?」という二人の反応に、フィービーは「サンクスギビング」と言いながら、何かを二つに分けるしぐさをします。

ここで make a wish をする流れになるのも、ターキーと関係があります。
鳥の丸焼きを食べた後に残る骨の中で、V字型の骨があり、それは wishbone 「ウィッシュボーン」と呼ばれています。
V字になっている端と端を二人の人間が引っ張りあって、曲がった部分が付いた長いほうをゲットした方の願いが叶う、という占いのようなもので、do the wishbone with someone 「誰かとウィッシュボーンをする」のように表現します。
拙著「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」の p143 の wish の項目でも、この「ウィッシュボーン」について説明しました。

今回の場合は、ターキーがないからウィッシュボーンという骨もないので、その代わりにトーストを使って、ウィッシュボーンと同じようなことをしてみた、という「ターキーがあるつもりごっこ」のようなものでしょう。
トーストを分ける? とモニカが言ったので、「分けるというしぐさがウィッシュボーンをする時のしぐさに似てるから、ターキーの骨でやる時みたいにお願いしなさいよ」ということだろうと。

二人がパンを引っ張り合って、ジョーイの方が大きかったので、フィービーは嬉しそうに「何をお願いしたの?」と尋ねるのですが、ジョーイはぼそっと「大きい方(が欲しいって願った)」と答えています。
食いしん坊のジョーイっぽいオチが微笑ましいです。


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posted by Rach at 20:26| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月10日

ターキーは焦げて、ポテトもダメに フレンズ1-9改その21

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18:07
モニカ: Why? Because everything's my responsibility? Isn't it enough that I'm making Thanksgiving dinner for everyone? You know, everyone wants a different kind of potatoes, so I'm making different kinds of potatoes. Does anybody care what kind of potatoes I want? Nooooo, no, no! Just as long as Phoebe gets her peas and onions, and Mario gets his Tots. It's my first Thanksgiving, and i-- it's all burnt, and I can't.... (どうして? それはすべてのことが私の責任だから? みんなそれぞれのために感謝祭のディナーを作っているだけじゃ十分じゃないの? ほら、みんなそれぞれが違う種類のポテトが欲しいと言って、だから私は違う種類のポテトを作ってるの。私がどんな種類のポテトが好きかを誰か一人でも気にしてくれたかしら? いいえ〜! いいえ、いいえ!(誰も気にしてくれてないわ) フィービーには(彼女の好物である)豆とオニオン入りポテトがあって、マリオには(彼の好物である)トッツがある限りはね。私の最初の感謝祭なの、それで全部焼けちゃって[焦げちゃって]、私は…できない…)
チャンドラー: Okay, Monica, only dogs can hear you now. Look, the door's open! Here we go. (あぁ、モニカ、今、君の声が聞こえるのは犬だけだよ。なぁ、ドアが開いたよ! さあ行くぞ。)
モニカ: Well, the turkey's burnt! Potatoes are ruined! Potatoes are ruined! Potatoes are ruined! (あぁ、七面鳥は焦げちゃった! ポテトはダメになった! ポテトはダメになった! ポテトはダメになった!)
ロス: Here we come Walking down the-- This doesn't smell like Mom's. (♪僕らがやってきたよ 通りを歩いて♪ …これはママの料理みたいな匂いじゃないぞ。)
モニカ: No, it doesn't, does it? But you wanted lumps, Ross? Well, here you go, buddy. You got one! (いいえ、ママのに匂いとは違うでしょ? でもあなたは塊が欲しかったのよね、ロス? さあ、どうぞ、塊あるわよ!)
レイチェル: Oh, God, this is great! The plane is gone, so I guess I'm stuck here with you guys. (まぁ、これって最高よね! 飛行機は行っちゃった、だから私はここであなたたちとここに取り残されることになったみたいね。)
ジョーイ: Hey, we all had better plans, okay? This was nobody's first choice! (おい、俺たちみんな、もっといい計画があったんだぞ、いいか? これは誰の第一希望でもないんだ!)
モニカ: Oh, really? So why was I busting my ass to make this delicious Thanksgiving dinner? (あら、そうなの? じゃあどうして私はおいしい感謝祭のディナーを作るために、必死に頑張ってたわけ?)
ジョーイ: You call that delicious? (あの料理がおいしいって言うのか?)
(all shouting)
みんなが叫んでいる。
モニカ: Stop it! Stop it! Stop it! (やめて! やめて! やめて!)
チャンドラー: Now, this feels like Thanksgiving. (今、これが感謝祭って感じだよな。)

Isn't it enough that I'm making Thanksgiving dinner for everyone? の everyone は「すべての人、みんな」とも訳されますが、意味としては「一人ひとりそれぞれみんな」というニュアンス。
for all なら「みんなのために」ですが、for everyone とすることで、「それぞれの希望に合わせて、異なるメニューを作った」というモニカの気持ちが表れていると言えるでしょう。
それをさらに強調するように、everyone 「みんなそれぞれが」違う種類のポテト(のメニュー)を欲しいと言って、私は違う種類のポテトを作っている、と「みんなの希望に合わせて違うメニューを作っている」ことを言っています。
care は「気にする、気にかける」なので、「私はみんなのために違うポテトを頑張って作ってるっていうのに、モニカが好きなポテトは何かなんて、誰か一人でも気にしてくれたかしら?」ということ。
そのように「そんな人いた?」と疑問文で言っておいてから、「いいえ〜!」と自ら大きな声で否定します。

as long as は「〜する限りは、〜であるならば」。
「フィービーとマリオのそれぞれの好きなポテトがある限りは」というのは、自分の好物があればそれでもう納得で、作ってる私のポテトの好みなんてどうでもいいのよね、と言っていることになるでしょう。
マリオというのは、ジョーイが性病のポスターに出ている時の役名で、怒りながらどさくさ紛れにジョーイのことをマリオと呼んでいるのが笑いのポイントになります。
自分が料理を作る最初の感謝祭だというのに、、、と言いながら、泣いて言葉にならない様子のモニカ。

only dogs can hear you now. は「今、モニカの声を聞けるのは犬だけ」。
これは「モニカのしゃべっている言葉が犬の鳴き声のようで、人間には到底解読不能」という意味か、「人間が聞き取れる周波数ではない」という意味かのどちらかだろうと思います。
モニカの声が犬の鳴き声のようにも聞こえるのでそれだと前者になりそうなのですが「解読不能、理解不能」なら hear ではなく understand 「わかる、理解する」を使うかもしれないな、と。
「音が聞き取れる」ということならやはり周波数の話である可能性が高いように思います。
参考までに「犬は人間には聞こえない周波数を聞き取れる」件を少し説明しておきます。
犬の訓練に使うホイッスルを犬笛と呼びますが、
Wikipedia 日本語版: 犬笛 に「犬笛が発することのできる音の周波数の範囲は、人の可聴範囲を大きく上回っている。」という記述があるように、人間が聞こえないような音を犬は聞くことができるということです。

やっとドアの鍵が開き、中に入ると、部屋中に煙が充満しています。
The turkey's done. なら「程よい加減で、絶妙な加減で焼けた、できた」ということですが、burnt は「燃やす、焼く、焦がす」の過去分詞形で、過去分詞形 burnt は「焼けた、焦げた」という形容詞としても使われます。
食べ物について burn という動詞を使う場合は「焦がす、焦がしてだめにする」というニュアンスになります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
burn : FOOD to spoil food by cooking until it is black and does not taste good, or to become spoiled in this way
例)Oh, no, I burnt the toast!

つまり「食べ物が黒くなるまで、またはおいしくなくなるまで調理することで食べ物をだめにすること、またはこのようにだめになってしまうこと」。
例文は「オーノー、トースト焦がしちゃった!」

Macmillan Dictionary では、
burn : if food burns, or if you burn it, it gets spoiled by being cooked for too long or at too high a temperature
例)Have you burned the toast again?

つまり「食べ物が burn する、または食べ物を burn するというのは、長すぎる時間または高すぎる温度で調理されることにより食べ物がだめになること」。
例文は「またトースト焦がしちゃったの?」

どちらの語義にも spoil 「だめにする」という単語が使われています。
spoil と(この後に出てくる)ruin はどちらも同じような意味となります。
ロングマン、マクミランの両方の例文で「トースト焦がしちゃった」というフレーズが使われているのが面白く、「黒くなるまで、まずくなるまで、長時間、高温で」という説明もわかりやすいです。

ruin は「〜をだめにする、台無しにする」。
複数の鍋の蓋を開けながら、Potatoes are ruined! という同じ言葉を繰り返すことで、ポテトをわざわざ3種類作ったのに、3種類ともだめになったことを強調しています。「これも、これも、これも!」という感覚ですね。

そんな状況の時、ロスがお腹の中の赤ちゃんに歌って聞かせてあげた歌を、楽しそうに歌いながら入ってきます。
「ママの感謝祭の料理の匂いはこんなんじゃないけどな」のように言ったロスに、ブチギレ状態のモニカは「ええ、違うでしょ?」と言った後、「ロスは塊が欲しいと言ってたわよね、ほらこれがあなたのお望みの塊よ!」と、鍋の中の焦げた塊を見せることになります。

レイチェルの This is great! は皮肉。
あまりにも最低最悪の状況の時に、言葉では great「最高」だと言ってみせることはよくあります。
I guess I'm stuck here with you guys. について。
stuck は「行き詰まって、動けなくて」「(やっかいなものを)押し付けられて」という感覚。
「楽しくスキー旅行に行くはずが、ここであなたたちと一緒に身動き取れない状態になるみたい。あなたたちとここに取り残されることになったみたいね」と言っていることになります。

first choice は「第一志望・希望」。みんなそれぞれ、予定があったけれど、諸事情でそれができなくなった。こんな風にモニカの部屋に集まることは、そもそも、みんな予定外でやむを得ずそうしただけだった。最初から、モニカの感謝祭に参加する予定だったやつなんていないんだ、ということ。
「あなたたちとここに残ることになるなんてね」と不満そうなレイチェルに対し、「俺だってここにいたかったわけじゃない。家族に拒絶されてやむを得ずここにいただけなのに、そんな言い方しないでくれ」と言いたいわけです。

「誰もここにいたかったわけじゃない」と言われて、モニカはさらにキレます。
bust one's ass は「必死に頑張る」。
ass は「尻」を意味する卑語なので、むやみに使わないように注意しましょう。
bust は「打つ、強打する」。
ここでの感謝祭ディナーを食べたかったわけじゃない、ということになりますから、「じゃあ私がみんなのためにおいしい料理を必死に作ってたのはどうしてかしら?」と怒っているわけです。

自分の発言にモニカがキレたことにムッとしたらしいジョーイは、モニカがおいしい(delicious)ディナーと表現したことについて、「あれが”おいしい”って?」のように失敗した料理を示します。
全員がいらいらしていて、人に当たりまくっている状態で、みんなも口々に叫んでいます。

チャンドラーの Now, this feels like Thanksgiving. について。
Thanksgiving は感謝祭のことですが、元々、thanksgiving は「感謝、感謝の気持ち」という意味です。
料理を作ってもらったり、スキーに行くためにカンパしてもらったりしたことに対しての感謝の気持ちを忘れて、みんなが罵り合っているので、「これぞ感謝祭って感じだよね」と皮肉を言っているわけです。
元々感謝祭にトラウマがあって、感謝祭に楽しいことを期待していなかったチャンドラーは、「自分にとって大切な感謝祭が台無しになった」という感覚はありませんので、こんな風に客観的、冷静なコメントをポツリとつぶやくことができるということです。


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posted by Rach at 19:24| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月04日

鍵の話はもうたくさん フレンズ1-9改その20

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17:45
モニカ: I swear you said you had the keys! (誓って言うわ、あなたが鍵を持ったって、あなたは言ったわ!)
レイチェル: No, I didn't. I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! I obviously did not have the keys! (いいえ、私は(そんなこと)言わなかった。私は鍵を持ってるなんて言わないわ、もし(本当に)持っていれば話は別だけど! 私は間違いなく鍵を持っていなかったのよ!)
フィービー: Ooh, okay, that's it! Enough with the keys. No one say “keys.” (あぁ、いいわ、それまでよ! もう鍵の件はたくさんよ。誰も「鍵」って言わないで。)
モニカ: Why would I have the keys! (どうして私が鍵を持ってたりするのよ?)
レイチェル: Aside from the fact that you said you had them? (あなたが鍵を持ってるって言ったという事実は別にして?)
モニカ: But I didn't! (でも私は鍵を持ってなかったの!)
レイチェル: Well, you should have. (あなたは鍵を持つべきだったのに。)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)

I swear は「私は誓って〜と言う」。
I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! は仮定法過去。
unless = if not として後ろから訳すとすると、「もし私が鍵を持っていないなら、私が鍵を持っていると私は言わない(でしょう)」。
英語の語順の通り、unless 以下を付け足しの形で訳すと、「私が鍵を持っていると私は言わない。もし私が(実際に)鍵を持っているなら話は別だけどね」。
いずれにしてもレイチェルが言いたいことは「持っていないなら持っているとは言わない」。
その後の I obviously did not have the keys! は「私は確かに(明らかに)鍵は持っていなかったの!」ということで、モニカが「確かにレイチェルは持ったって言ったわ」と言ったことに対し「持ってないのに持ってるって言うわけない。私は絶対に鍵を持っていなかった。だから持ってるなんて言ったはずはないのよ」と強く主張していることになります。

Enough with... は「…はいい加減にして。…の件はそのくらいにして。…の話はやめて。」。
Enough with the keys. は、モニカとレイチェルが、keys のことで口論しているので、「もうキーのことはたくさんよ」というニュアンス。
No one say “keys.” は、Don't say "keys." と同じような意味。
もし「誰も鍵と言わない」という現在形だと考えると、no one は単数扱いなので、No one says "keys." となるでしょう。
命令形の変形としては、まず、Don't say "keys." を強調するために、本来は省略されている主語 You をつけた形 You don't say "keys." という形が可能です(前回の記事のセリフにも、Do the math. に主語 You をつけた You do the math. の形が出てきました)。
その「あなたたちは鍵と言わないで」を「誰も(誰一人として)鍵と言わないで」と表現したのが、No one say "keys." になると理解すればよいでしょう。

aside from the fact that は「(that 以下)という事実は別にして」。
「どうして私が鍵を持ってるわけ?」のようにモニカが尋ねるので、「だってあなたは持ったって言ったじゃない。そう言ったという事実があるのにそれを差し置いて、しらばっくれるつもり?」というニュアンスになるだろうと思います。
You should have. は「あなたは〜すべきだったのに(実際には〜しなかった)」。
モニカが「持ったなんて言ってないし、実際私は持ってなかったし」と言ったことに対して、「モニカが鍵を持つべきだったのにそうしなかった」とモニカを責めていることになるでしょう。
それで「どうして私が持たなきゃいけなかったの?」「だってそれは」と二人が Why? と Because! を繰り返すことになります。


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posted by Rach at 19:40| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

You and your stupid... フレンズ1-9改その19

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17:16
モニカとレイチェルの部屋のドアを開けるために、たくさんある鍵を1つずつ試しているジョーイ。
ジョーイ: Nope, not that one. (だめだ、それじゃない。)
モニカ: Can you go any faster with that? (それ、少しは早くならないの?)
ジョーイ: Hey, I got one keyhole and about a zillion keys! You do the math. (おい、1つの鍵穴に無数の鍵があるんだぞ! 計算しろよ。)
モニカ: Why do you guys have so many keys in there anyway? (とにかく、どうしてあなたたちはそんなにたくさんの鍵を持ってるの?)
チャンドラー: For an emergency just like this. (ちょうどこんな感じの緊急事態のためにだよ。)
レイチェル: All right. Listen, smirky! If it wasn't for you and your stupid balloon, I would be on a plane watching a woman do this right now. But I'm not! (いいわ。ねぇ、このニヤニヤ男! もしあなたとあなたのおバカなバルーンがなければ、私は今頃、飛行機に乗っていて、女性がこうしているところを見ているところだったのよ。でも、私は今、そうじゃない!)

Can you go any faster with that? の any faster のように、比較級と共に用いた any は「少しでも、いくらか(でも)」。
I got one keyhole の got は have の意味。
ここでは、one keyhole と a zillion keys が対比されています。
zillion は、million(100万)、billion(10億)から派生した口語で、「無数の、すごい数の」を大袈裟に強調する表現。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
zillion [noun] (informal) : an extremely large number of something

math = mathematics(数学)ですから、do the mathで「数学をする、計算をする」という意味。
You do the math. は、Do the math. という命令形を強調するために、普通は明らかであるために省略される主語の You をあえて付けた形になります。
鍵穴は1つなのに、鍵はこんなにものすごくたくさんあるんだ、そんなにすぐに見つからないよ、時間がかかることくらい計算すりゃあわかるだろ? と言いたいわけです。

鍵がたくさんありすぎて、合う鍵を見つけるのが大変な状態について、モニカが「どうしてそんなにたくさんの鍵を持ってるのよ?」と尋ねます。
合鍵をたくさん持ってるのはこういう緊急事態のためかな、とニヤニヤしながら言ったチャンドラーに、レイチェルがキレます。

smirk は動詞で「にやにや笑う」。
LAAD では、
smirk : to smile in a way that is not nice, and that shows that you are pleased by someone else's bad luck
つまり、「ナイスでない風に、そして他の誰かの不運を喜んでいると示すような風に、微笑む」。
ただ笑うのではなく、人の不運・不幸を喜んでいるかのようにいやらしい感じで笑う、というネガティブなニュアンスです。
そして smirky は smirk の形容詞で、ここでは、呼び掛け語として、「このニヤニヤ男!」みたいな意味で使っているようです。

If it wasn’t for..., I would 〜 は「もし…がなければ、〜なのに」という仮定法過去。If it wasn’t for... は、Without... と言い換えることができます。
仮定法を使うことで、「実際にはあなたがいるせいで、違う結果になっている」ことがわかるのですが、上のセリフでは、それを強調するためか、I’m not (on a plane watching...) という結果になっていることをわざわざ付け加えています。
I would be on a plane watching a woman do this right now. は「(もし…がなければ)私は今頃、ある女性がこうするのを見ながら、飛行機に乗っているでしょう」。
a woman do this 「ある女性がこうする」の時には、客室乗務員が乗客に(恐らく非常口の場所を)説明する時の仕草をしています。

そしてその後の you and your stupid balloon という表現について。
you and your... という言い回しは、ドラマの会話でよく出てくるのですが、「あなたと、あなたのその〇〇」ということで、you and your stupid... だと「あなたと、あなたのそのおバカな○○」という感覚。
研究社 新英和中辞典では、
You and your…!=…は君の口癖だね 《また始まったなど》
You and your sob stories! また例のお涙ちょうだいか!

と出ています。
今回の場合は「いつもの」ということではないですが、悪いのはあなたと、あなたが見に行こうぜって言った、あの最低なバルーンよ、という感じで、あなた自身(you)とあなたが持ち出したそれ(your ...)とが両方まとめてむかつくのよ、という苛立ちが表れていると言えるでしょう。
stupid をつけてこき下ろすことで、バルーンに対する憎しみ、怒りを表現していることになります。


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posted by Rach at 20:27| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

エラが取れたばかりの胎児 フレンズ1-9改その18

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16:06
キャロルの家。ロスが赤ちゃんに独り言のように語りかけている。
ロス: And everyone's telling me, "You gotta pick a major! You gotta pick a major!" So on a dare, I picked paleontology. And you have no idea what I'm saying, because, let's face it, you're a fetus. You're just happy you don't have gills anymore. (それでみんなが僕に言うんだよ、「専攻(科目)を選ばなきゃ! 専攻を選ばなきゃ!」ってね。それで思い切って、僕は古生物学を選んだんだ。君には僕が何を言っているか全然わからないだろうね、だって、ほら現実を直視してみようよ、君は胎児なんだから。君はもうエラがないことがただ幸せなんだよね。)
キャロル: Look, you don't have to talk to it. You can sing to it if you want to. (ねぇ、その子に話しかけなくてもいいのよ。もしそうしたいのならその子に歌ってもいいのよ。)
ロス: Oh, please. I am not singing to your stomach, okay? (あぁ、よしてよ。僕は君のお腹に向かって歌を歌ったりしないよ、いい?)
スーザンが帰宅する。
スーザン: How's it going? (どんな感じ?)
ロス: Shh! Here we come, walkin' down the street Get the funniest looks from Everyone we meet Hey, hey! Hey, uh, did you just feel that? (シーッ! [ロスは歌い出す] ♪ さあ行くよ 通りを歩いて行く 出会う人みんなが面白い顔をするよ ヘイヘイ!♪ ねぇ、今の感じた?)
キャロル: I did. (感じたわ。)
ロス: Does it always--? (それっていつも…?)
キャロル: No, no. That was the first! (いいえ、いいえ。今のが初めてよ!)
スーザン: Keep singing! Keep singing! (歌い続けて! 歌い続けて!)
ロス: And I can't wait to meet you When you come out I'll buy you a bagel And then we'll go to the zoo (♪そして僕は君に会うのが待ちきれない 君が出てきたら僕は君にベーグルを買ってあげる そしてそれから君と僕は動物園に行くんだ♪)
スーザン: I felt it that time! (今の感じたわ!)
ロス: Hey, hey, I'm your daddy I'm the one without any breasts (♪ヘイヘイ 僕はパパだよ 胸がない方(のパパ)だ♪)

major は「(大学の)専攻科目」。What's your major? なら「専攻(科目)は何ですか?」という質問。
動詞として使うと major in で「(大学で)〜を専攻する」という意味になります。

dare はジーニアス英和辞典で以下のように出ています。
dare=(名詞)(通例 a 〜)挑戦、あえてすること
on a dare(米)=(英)as [for] a dare 挑戦されたので、度胸試しとして


Macmillan Dictonary では、
dare : an attempt to persuade someone to do something dangerous in order to prove that they are brave
on a dare: When he was 14, he had stayed out all night on a dare.

つまり「自分が勇敢であることを証明するために、その人に危険なことをするように促す試み」。on a dare の例文は「彼が14歳の時、度胸試しとして一晩中ずっと外出していた」。

マクミランの語義では「誰かにそれをするように促されて」とありますが、マクミランの例文は、他人に促されたというよりは自ら強さを証明したいという「度胸試し」のニュアンスが感じられますので、ジーニアスの訳語にある「度胸試しとして」がここではふさわしいように思います。
今回のロスのセリフの場合も「誰かにそれをしろ」と言われたというよりは「できるかどうかわからないけど思い切ってやってみる」という「度胸試し」の方が近いような気がしました。

paleontology は「古生物学」。ロスの専攻であり、今の博物館での仕事にも密接に関わる学問なので、フレンズには何度も登場する単語です。
paleontologist だと「古生物学者」で、ロスの職業を専門的に表現するとこの単語になります。

let's face it は「それに直面しよう」ということから「現実を直視しよう、事実をあるがままに受け入れよう」。
fetus は「胎児」。受精後8週間経ったものが fetus と呼ばれ、それ以前の受精卵は、embryo 「胚、胎芽」と呼ばれます。
gill は「(魚などの)エラ」。胎芽の時には魚のようなエラがあるのですが、胎児になるとそれがなくなる、ということ。
今の君は胚から胎児になって、エラが取れたぞ、ばんざーい、ってなってる頃、つまり人間としてはごくごく初期の段階だから、僕の古生物学専攻の話なんて、わけわかんないよね、と言ったことになるでしょう。

talk/sing to it の it は「お腹の中にいる(まだ性別のわからない)赤ちゃん」のこと。
普通は人間に対して it 「それ」のように表現すると「もの」扱いしたようになり失礼になるのですが、今回のように性別がわからない場合は it と表現することになります。

Oh, please. は「あぁ、どうかお願いだから」ということですが、ここでは「どうかそんなことは言わないで、勘弁して、やめてよ」というニュアンス。
stomach は「胃」ですが、内臓としての胃以外に「おなか、腹」の意味でも使います。
「そんな難しい話をしてもしょうがないから、ただ歌ってあげれば?」とキャロルは言うのですが、ロスはそんなことをしても君のお腹に歌ってるみたいだから嫌だ、と拒んでいることになります。

ロスが歌いだした歌は、テレビ番組「ザ・モンキーズ・ショー」のテーマ曲で、タイトルは、(Theme From) The Monkees (邦題は、「モンキーズのテーマ」)です。
ザ・モンキーズ(The Monkees)は、デイドリーム・ビリーバー(Daydream Believer)などのヒット曲で有名なアメリカのバンドです。
Hey! Hey! の後、We're the Monkees! ... と歌詞が続くことになるのですが、ここではお腹が動いたのを感じて、いったん歌うのをやめています。
「いつも?」「いいえ、初めて」というやりとりから、これが初めて赤ちゃんの胎動を感じた瞬間ということになり、3人は大喜びします。
胎動を感じた後、再び歌い始めますが、メロディーはそのままで、歌詞は「モンキーズのテーマ」とは全く違うものになっています。
歌詞を見てもわかる通り、ここからはロスが自分の気持ちをこのメロディーに乗せて歌います。
それまでは「お腹の赤ちゃんに話しかけるなんて、、」と否定的なロスでしたが、自分の歌に反応してくれたお陰で、自分の赤ちゃんにパパとして歌を聞かせるつもりになったことが伺えます。

I'm your daddy. I'm the one without any breasts. は「僕は君のパパだよ。僕は胸がない方だよ」。
キャロルがママだとすると、そのレズビアン・パートナーのスーザンの役割は、さしずめ赤ちゃんのパパというところでしょう。
そばにスーザンもいたので、嬉しいながらもちょっとイヤミも言ってみようということで、「僕は胸がない方のパパだけどね」→「もう一人のパパであるスーザンは、パパなんだけど胸があるんだよ」と言ってみせているわけです。
ロスとスーザンの口喧嘩は、愛する女性(キャロル)を巡る男同士の喧嘩のような感じですし、ロスにとってスーザンは、女性というより、愛する女性を奪ったライバルでしかない、ということでしょう。


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posted by Rach at 18:32| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

外はカリカリ、中はジューシー フレンズ1-9改その17

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15:11
廊下。屋上でアンダードッグのバルーンを見て帰ってきた後。
レイチェル: ...the moment we first saw the giant dog shadow fall over the park! (…大きな犬の影が公園全部を覆っている[公園に大きな犬の影が落ちている]のを初めて見てすぐに!)
フィービー: Yeah, but did they have to shoot him down? I mean, that was just mean. (そうね、でも彼らは彼(アンダードッグ)を撃ち落とす必要があったのかしら? つまり、それってただ意地悪よ[ひどいわ]。)
モニカ: Okay, right about now the turkey should be crispy on the outside, juicy on the inside. Why are we standing here? (よし、ちょうど今頃は、あのターキーが外はカリカリで、中はジューシーになっているに違いないわね。[誰もドアを開けようとしないのを見て] どうしてここで私たちは立ってるの?)
レイチェル: We're waiting for you to open the door. You've got the keys. (私たちはモニカがドアを開けるのを待ってるのよ。モニカがカギを持ったでしょ。)
モニカ: No, I don't. (いいえ、私は持ってない。)
レイチェル: Yes, you do. When we left, you said, "Got the keys." (いいえ、あなたが持ってるわ。私たちが出て行く時、あなたは言ったもの。「カギを持った」って。)
モニカ: No, I didn't. I asked, "Got the keys?” (いいえ、そんなこと言ってない。私は質問したのよ、「カギを持った?」って。)
レイチェル: No, no, no. You said, "Got the keys!" (いいえ、いいえ、いいえ。あなたは言ったわ、「カギを持った!」って。)
チャンドラー: Either of you have the keys? (君たちのうちのどちらかが、カギを持ってるの?)
モニカ: The oven is on! (オーブンがついたままよ!)
レイチェル: Oh, I’ve gotta get my ticket! (あぁ、私は自分のチケットを取らないといけないのに!)
ジョーイ: Wait, wait! We have a copy of your key. (待って待って。君らのキーのコピーを俺たちは持ってる。)
モニカ: Well, then get it! Get it! (それなら、キーを取ってきて! 取ってきて!)
ジョーイ: That tone won’t make me go any faster. (そんなトーン(口調)は俺を少しも早くしないぞ。)
モニカ: Joey! (ジョーイ!)
ジョーイ: That one will. (そのトーンなら俺を早くする。)

shoot down は「撃ち落とす」。
紐がちぎれて飛んでいってしまったバルーンを止めるため、空気を抜く形で撃ち落としたことになります。

I mean, that was just mean. は mean が2個使われていますが、それぞれ別の品詞と意味になっています。
最初の mean は動詞で「〜を意味する、意図する」。
何か言った後で、I mean と言った場合は「つまり、私が言いたいのは」と言い換えるニュアンス。
just mean の mean は「ひきょうな、卑劣な、意地悪な、不親切な、人につらく当たる」という意味の形容詞。
You're so mean to me! なら「あなたって私にすっごく意地悪ね!」という意味になります。
I mean, that was just mean. は2つの mean を使った言葉遊びみたいなものでしょう。

廊下にいるモニカは、オーブンに入っているターキーについて crispy on the outside, juicy on the inside と言っています。
「外側はクリスピーで、内側はジューシー」ということで、crispy は「カリカリ・パリパリ・サクサクした」という意味。
KFC(ケンタッキーフライドチキン)にも「カーネルクリスピー」というメニューがあるので、イメージしやすいですね。

Macmillan Dictionary では、
crispy [adjective] : food that is crispy is firm in a pleasant way, and makes a noise when you bite it
つまり「クリスピーな食べ物は、好ましい(心地よい)感じで硬く、それを噛んだ時に音がする」。

噛めば「カリッ、サクッ」のように音がするという説明がとてもわかりやすいです。
食品の宣伝文句かグルメリポートのように「外はカリカリ、中はジューシー」と言いたい場合は crispy on the outside, juicy on the inside と表現すればいいということで、こういう表現は、積極的にアウトプットに活用して使っていきたいところです。

今頃ターキーはおいしくなってるわよー、と嬉しそうなモニカですが、誰もドアを開けようとせず廊下に突っ立ったままなので、「どうして私たちはここ(廊下)で立ってるの?」と言っています。

We're waiting for you to open the door. は、<wait for 人 to do>「人が〜するのを待つ」の形が使われています。
You've got the keys. と言われたモニカは、No, I don't. 「いいえ、私は鍵を持ってない」と答えます。
When we left, you said, "Got the keys." は、みんなで屋上にバルーンを見に行く時に、モニカが "Got the keys." と言ったことを指しており、過去記事、どのくらいの頻度で起こる? めったにない フレンズ1-9改その15 にその会話が登場していました。

モニカは「鍵を持った」って言ったでしょ、と言われたモニカは、No, I didn't. I asked, "Got the keys?" と返します。
私は「持った」と言ったんじゃなくて「持った?」と尋ねたのよ、ということですね。
尋ねたことがよりはっきりするように、今回は特に、モニカは語尾の発音を「キーーーズ?」とより強調ぎみに上げています。

屋上に行く前の "Got the keys(?)" というセリフには主語がなかったこと、語尾の上がり下がりがあまり明確でなかったことから、お互いが意味を勘違いしていたことがここで判明することになります。

Got the keys? と最後に?がついて語尾が上がる場合は、You got the keys? 「あなたはカギ持ったわね?」という質問だと想像され、Got the keys. と最後がピリオドで語尾が下がる場合には、I got the keys. 「私はカギ持ったわ。」という意味になります。

誤解の一番の原因は、口語でよくあるように「わかりきった主語を省略した」ということですが、これは日本語でも「鍵持った?」「鍵持った!」と表現することで、全く同じ現象が起こり得ます。
英語の口語で、Got it. という言葉がありますが、Got it? と語尾を上げたら、You got it? 「(あなたは)わかった?」という意味になりますし、Got it. と語尾を下げれば、I got it. 「(私は)わかった。了解」という意味になります。それと同じ感覚ですね。

レイチェルとモニカが "Got the keys" の語尾の上げ下げを強調しながら、こう言ったああ言ったとモメているのを見ていたチャンドラーは、それに乗っかる形で「それで君たちのどちらかが鍵を持ってるの?」と尋ねる際、語尾の keys をことさら強調して、上げ調子で言っているのが面白いです。

結局二人とも持っていないとわかり、モニカはオーブン、レイチェルは旅行のチケットのことでパニクっています。
The oven is on! は「オーブンがついている! 火がついたままよ!」。オーブンが「オン」の状態である、というニュアンスで、こんな風にシンプルに表現できるわけですね。

ジョーイが「その鍵のコピー(すなわち合鍵)がある」と言うので、モニカはせかすように Get it! 「それを取ってきて!」と叫びます。
That tone won't make me go any faster. を直訳すると「それ(そんな言い方)は俺をより速く行かせないだろう」。
そんなにキャンキャン言われたら、取りに行く気をなくす、急ごうという気持ちにならない、ということですね。
モニカは Joey! とキツい調子で言い、人差し指を立て、そんなこと言ってると承知しないわよ、というようなしぐさをしています。
こんな緊急事態にそんなくだらないこと言ってる場合? というところ。
That one will. は That tone will make me go faster. ということで、そんな風に指まで指されて「ジョーイ、承知しないわよ」と怖い顔で言われると、急がざるを得ないけどね、と言っていることになります。


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posted by Rach at 19:12| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする