2019年10月04日

鍵の話はもうたくさん フレンズ1-9改その20

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17:45
モニカ: I swear you said you had the keys! (誓って言うわ、あなたが鍵を持ったって、あなたは言ったわ!)
レイチェル: No, I didn't. I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! I obviously did not have the keys! (いいえ、私は(そんなこと)言わなかった。私は鍵を持ってるなんて言わないわ、もし(本当に)持っていれば話は別だけど! 私は間違いなく鍵を持っていなかったのよ!)
フィービー: Ooh, okay, that's it! Enough with the keys. No one say “keys.” (あぁ、いいわ、それまでよ! もう鍵の件はたくさんよ。誰も「鍵」って言わないで。)
モニカ: Why would I have the keys! (どうして私が鍵を持ってたりするのよ?)
レイチェル: Aside from the fact that you said you had them? (あなたが鍵を持ってるって言ったという事実は別にして?)
モニカ: But I didn't! (でも私は鍵を持ってなかったの!)
レイチェル: Well, you should have. (あなたは鍵を持つべきだったのに。)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)
モニカ: Why? (どうして?)
レイチェル: Because! (だって!)

I swear は「私は誓って〜と言う」。
I wouldn't say I had the keys unless I had the keys! は仮定法過去。
unless = if not として後ろから訳すとすると、「もし私が鍵を持っていないなら、私が鍵を持っていると私は言わない(でしょう)」。
英語の語順の通り、unless 以下を付け足しの形で訳すと、「私が鍵を持っていると私は言わない。もし私が(実際に)鍵を持っているなら話は別だけどね」。
いずれにしてもレイチェルが言いたいことは「持っていないなら持っているとは言わない」。
その後の I obviously did not have the keys! は「私は確かに(明らかに)鍵は持っていなかったの!」ということで、モニカが「確かにレイチェルは持ったって言ったわ」と言ったことに対し「持ってないのに持ってるって言うわけない。私は絶対に鍵を持っていなかった。だから持ってるなんて言ったはずはないのよ」と強く主張していることになります。

Enough with... は「…はいい加減にして。…の件はそのくらいにして。…の話はやめて。」。
Enough with the keys. は、モニカとレイチェルが、keys のことで口論しているので、「もうキーのことはたくさんよ」というニュアンス。
No one say “keys.” は、Don't say "keys." と同じような意味。
もし「誰も鍵と言わない」という現在形だと考えると、no one は単数扱いなので、No one says "keys." となるでしょう。
命令形の変形としては、まず、Don't say "keys." を強調するために、本来は省略されている主語 You をつけた形 You don't say "keys." という形が可能です(前回の記事のセリフにも、Do the math. に主語 You をつけた You do the math. の形が出てきました)。
その「あなたたちは鍵と言わないで」を「誰も(誰一人として)鍵と言わないで」と表現したのが、No one say "keys." になると理解すればよいでしょう。

aside from the fact that は「(that 以下)という事実は別にして」。
「どうして私が鍵を持ってるわけ?」のようにモニカが尋ねるので、「だってあなたは持ったって言ったじゃない。そう言ったという事実があるのにそれを差し置いて、しらばっくれるつもり?」というニュアンスになるだろうと思います。
You should have. は「あなたは〜すべきだったのに(実際には〜しなかった)」。
モニカが「持ったなんて言ってないし、実際私は持ってなかったし」と言ったことに対して、「モニカが鍵を持つべきだったのにそうしなかった」とモニカを責めていることになるでしょう。
それで「どうして私が持たなきゃいけなかったの?」「だってそれは」と二人が Why? と Because! を繰り返すことになります。


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posted by Rach at 19:40| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

You and your stupid... フレンズ1-9改その19

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17:16
モニカとレイチェルの部屋のドアを開けるために、たくさんある鍵を1つずつ試しているジョーイ。
ジョーイ: Nope, not that one. (だめだ、それじゃない。)
モニカ: Can you go any faster with that? (それ、少しは早くならないの?)
ジョーイ: Hey, I got one keyhole and about a zillion keys! You do the math. (おい、1つの鍵穴に無数の鍵があるんだぞ! 計算しろよ。)
モニカ: Why do you guys have so many keys in there anyway? (とにかく、どうしてあなたたちはそんなにたくさんの鍵を持ってるの?)
チャンドラー: For an emergency just like this. (ちょうどこんな感じの緊急事態のためにだよ。)
レイチェル: All right. Listen, smirky! If it wasn't for you and your stupid balloon, I would be on a plane watching a woman do this right now. But I'm not! (いいわ。ねぇ、このニヤニヤ男! もしあなたとあなたのおバカなバルーンがなければ、私は今頃、飛行機に乗っていて、女性がこうしているところを見ているところだったのよ。でも、私は今、そうじゃない!)

Can you go any faster with that? の any faster のように、比較級と共に用いた any は「少しでも、いくらか(でも)」。
I got one keyhole の got は have の意味。
ここでは、one keyhole と a zillion keys が対比されています。
zillion は、million(100万)、billion(10億)から派生した口語で、「無数の、すごい数の」を大袈裟に強調する表現。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
zillion [noun] (informal) : an extremely large number of something

math = mathematics(数学)ですから、do the mathで「数学をする、計算をする」という意味。
You do the math. は、Do the math. という命令形を強調するために、普通は明らかであるために省略される主語の You をあえて付けた形になります。
鍵穴は1つなのに、鍵はこんなにものすごくたくさんあるんだ、そんなにすぐに見つからないよ、時間がかかることくらい計算すりゃあわかるだろ? と言いたいわけです。

鍵がたくさんありすぎて、合う鍵を見つけるのが大変な状態について、モニカが「どうしてそんなにたくさんの鍵を持ってるのよ?」と尋ねます。
合鍵をたくさん持ってるのはこういう緊急事態のためかな、とニヤニヤしながら言ったチャンドラーに、レイチェルがキレます。

smirk は動詞で「にやにや笑う」。
LAAD では、
smirk : to smile in a way that is not nice, and that shows that you are pleased by someone else's bad luck
つまり、「ナイスでない風に、そして他の誰かの不運を喜んでいると示すような風に、微笑む」。
ただ笑うのではなく、人の不運・不幸を喜んでいるかのようにいやらしい感じで笑う、というネガティブなニュアンスです。
そして smirky は smirk の形容詞で、ここでは、呼び掛け語として、「このニヤニヤ男!」みたいな意味で使っているようです。

If it wasn’t for..., I would 〜 は「もし…がなければ、〜なのに」という仮定法過去。If it wasn’t for... は、Without... と言い換えることができます。
仮定法を使うことで、「実際にはあなたがいるせいで、違う結果になっている」ことがわかるのですが、上のセリフでは、それを強調するためか、I’m not (on a plane watching...) という結果になっていることをわざわざ付け加えています。
I would be on a plane watching a woman do this right now. は「(もし…がなければ)私は今頃、ある女性がこうするのを見ながら、飛行機に乗っているでしょう」。
a woman do this 「ある女性がこうする」の時には、客室乗務員が乗客に(恐らく非常口の場所を)説明する時の仕草をしています。

そしてその後の you and your stupid balloon という表現について。
you and your... という言い回しは、ドラマの会話でよく出てくるのですが、「あなたと、あなたのその〇〇」ということで、you and your stupid... だと「あなたと、あなたのそのおバカな○○」という感覚。
研究社 新英和中辞典では、
You and your…!=…は君の口癖だね 《また始まったなど》
You and your sob stories! また例のお涙ちょうだいか!

と出ています。
今回の場合は「いつもの」ということではないですが、悪いのはあなたと、あなたが見に行こうぜって言った、あの最低なバルーンよ、という感じで、あなた自身(you)とあなたが持ち出したそれ(your ...)とが両方まとめてむかつくのよ、という苛立ちが表れていると言えるでしょう。
stupid をつけてこき下ろすことで、バルーンに対する憎しみ、怒りを表現していることになります。


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posted by Rach at 20:27| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月21日

Amazonでカテゴリ1位になりました! 「海外ドラマ英和辞典」

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今月9月2日に発売となりました、私の5冊目の著書「海外ドラマ英和辞典」(KADOKAWA)が今日、Amazon のカテゴリ「英和辞典」でベストセラー1位となりました!
お買い上げ下さった皆様方のおかげです。本当にありがとうございます<(_ _)>
Amazon のページはこちら↓
Amazon.co.jp: 海外ドラマ英和辞典


1位になっているのを確認したのは、今日(9月21日)の 11:13 頃だったのですが、Amazon では、以下のように表示されています。

19092101.jpg


「ベストセラー1位」部分を拡大すると、こんな感じ。

19092102.jpg


「売れ筋ランキング」では、このように表示されています。

19092103.jpg


発売後もコンスタントに売れ続けてくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
私も楽しみながら書けた本なので、その本がこうして多くの方のお手元に届いていることを、本当にありがたく嬉しく思っております。
この喜びを励みに、これからも頑張ります!

Rach からの嬉しいお知らせでした♪


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posted by Rach at 12:26| Comment(3) | 著書5冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

エラが取れたばかりの胎児 フレンズ1-9改その18

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16:06
キャロルの家。ロスが赤ちゃんに独り言のように語りかけている。
ロス: And everyone's telling me, "You gotta pick a major! You gotta pick a major!" So on a dare, I picked paleontology. And you have no idea what I'm saying, because, let's face it, you're a fetus. You're just happy you don't have gills anymore. (それでみんなが僕に言うんだよ、「専攻(科目)を選ばなきゃ! 専攻を選ばなきゃ!」ってね。それで思い切って、僕は古生物学を選んだんだ。君には僕が何を言っているか全然わからないだろうね、だって、ほら現実を直視してみようよ、君は胎児なんだから。君はもうエラがないことがただ幸せなんだよね。)
キャロル: Look, you don't have to talk to it. You can sing to it if you want to. (ねぇ、その子に話しかけなくてもいいのよ。もしそうしたいのならその子に歌ってもいいのよ。)
ロス: Oh, please. I am not singing to your stomach, okay? (あぁ、よしてよ。僕は君のお腹に向かって歌を歌ったりしないよ、いい?)
スーザンが帰宅する。
スーザン: How's it going? (どんな感じ?)
ロス: Shh! Here we come, walkin' down the street Get the funniest looks from Everyone we meet Hey, hey! Hey, uh, did you just feel that? (シーッ! [ロスは歌い出す] ♪ さあ行くよ 通りを歩いて行く 出会う人みんなが面白い顔をするよ ヘイヘイ!♪ ねぇ、今の感じた?)
キャロル: I did. (感じたわ。)
ロス: Does it always--? (それっていつも…?)
キャロル: No, no. That was the first! (いいえ、いいえ。今のが初めてよ!)
スーザン: Keep singing! Keep singing! (歌い続けて! 歌い続けて!)
ロス: And I can't wait to meet you When you come out I'll buy you a bagel And then we'll go to the zoo (♪そして僕は君に会うのが待ちきれない 君が出てきたら僕は君にベーグルを買ってあげる そしてそれから君と僕は動物園に行くんだ♪)
スーザン: I felt it that time! (今の感じたわ!)
ロス: Hey, hey, I'm your daddy I'm the one without any breasts (♪ヘイヘイ 僕はパパだよ 胸がない方(のパパ)だ♪)

major は「(大学の)専攻科目」。What's your major? なら「専攻(科目)は何ですか?」という質問。
動詞として使うと major in で「(大学で)〜を専攻する」という意味になります。

dare はジーニアス英和辞典で以下のように出ています。
dare=(名詞)(通例 a 〜)挑戦、あえてすること
on a dare(米)=(英)as [for] a dare 挑戦されたので、度胸試しとして


Macmillan Dictonary では、
dare : an attempt to persuade someone to do something dangerous in order to prove that they are brave
on a dare: When he was 14, he had stayed out all night on a dare.

つまり「自分が勇敢であることを証明するために、その人に危険なことをするように促す試み」。on a dare の例文は「彼が14歳の時、度胸試しとして一晩中ずっと外出していた」。

マクミランの語義では「誰かにそれをするように促されて」とありますが、マクミランの例文は、他人に促されたというよりは自ら強さを証明したいという「度胸試し」のニュアンスが感じられますので、ジーニアスの訳語にある「度胸試しとして」がここではふさわしいように思います。
今回のロスのセリフの場合も「誰かにそれをしろ」と言われたというよりは「できるかどうかわからないけど思い切ってやってみる」という「度胸試し」の方が近いような気がしました。

paleontology は「古生物学」。ロスの専攻であり、今の博物館での仕事にも密接に関わる学問なので、フレンズには何度も登場する単語です。
paleontologist だと「古生物学者」で、ロスの職業を専門的に表現するとこの単語になります。

let's face it は「それに直面しよう」ということから「現実を直視しよう、事実をあるがままに受け入れよう」。
fetus は「胎児」。受精後8週間経ったものが fetus と呼ばれ、それ以前の受精卵は、embryo 「胚、胎芽」と呼ばれます。
gill は「(魚などの)エラ」。胎芽の時には魚のようなエラがあるのですが、胎児になるとそれがなくなる、ということ。
今の君は胚から胎児になって、エラが取れたぞ、ばんざーい、ってなってる頃、つまり人間としてはごくごく初期の段階だから、僕の古生物学専攻の話なんて、わけわかんないよね、と言ったことになるでしょう。

talk/sing to it の it は「お腹の中にいる(まだ性別のわからない)赤ちゃん」のこと。
普通は人間に対して it 「それ」のように表現すると「もの」扱いしたようになり失礼になるのですが、今回のように性別がわからない場合は it と表現することになります。

Oh, please. は「あぁ、どうかお願いだから」ということですが、ここでは「どうかそんなことは言わないで、勘弁して、やめてよ」というニュアンス。
stomach は「胃」ですが、内臓としての胃以外に「おなか、腹」の意味でも使います。
「そんな難しい話をしてもしょうがないから、ただ歌ってあげれば?」とキャロルは言うのですが、ロスはそんなことをしても君のお腹に歌ってるみたいだから嫌だ、と拒んでいることになります。

ロスが歌いだした歌は、テレビ番組「ザ・モンキーズ・ショー」のテーマ曲で、タイトルは、(Theme From) The Monkees (邦題は、「モンキーズのテーマ」)です。
ザ・モンキーズ(The Monkees)は、デイドリーム・ビリーバー(Daydream Believer)などのヒット曲で有名なアメリカのバンドです。
Hey! Hey! の後、We're the Monkees! ... と歌詞が続くことになるのですが、ここではお腹が動いたのを感じて、いったん歌うのをやめています。
「いつも?」「いいえ、初めて」というやりとりから、これが初めて赤ちゃんの胎動を感じた瞬間ということになり、3人は大喜びします。
胎動を感じた後、再び歌い始めますが、メロディーはそのままで、歌詞は「モンキーズのテーマ」とは全く違うものになっています。
歌詞を見てもわかる通り、ここからはロスが自分の気持ちをこのメロディーに乗せて歌います。
それまでは「お腹の赤ちゃんに話しかけるなんて、、」と否定的なロスでしたが、自分の歌に反応してくれたお陰で、自分の赤ちゃんにパパとして歌を聞かせるつもりになったことが伺えます。

I'm your daddy. I'm the one without any breasts. は「僕は君のパパだよ。僕は胸がない方だよ」。
キャロルがママだとすると、そのレズビアン・パートナーのスーザンの役割は、さしずめ赤ちゃんのパパというところでしょう。
そばにスーザンもいたので、嬉しいながらもちょっとイヤミも言ってみようということで、「僕は胸がない方のパパだけどね」→「もう一人のパパであるスーザンは、パパなんだけど胸があるんだよ」と言ってみせているわけです。
ロスとスーザンの口喧嘩は、愛する女性(キャロル)を巡る男同士の喧嘩のような感じですし、ロスにとってスーザンは、女性というより、愛する女性を奪ったライバルでしかない、ということでしょう。


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posted by Rach at 18:32| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

外はカリカリ、中はジューシー フレンズ1-9改その17

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15:11
廊下。屋上でアンダードッグのバルーンを見て帰ってきた後。
レイチェル: ...the moment we first saw the giant dog shadow fall over the park! (…大きな犬の影が公園全部を覆っている[公園に大きな犬の影が落ちている]のを初めて見てすぐに!)
フィービー: Yeah, but did they have to shoot him down? I mean, that was just mean. (そうね、でも彼らは彼(アンダードッグ)を撃ち落とす必要があったのかしら? つまり、それってただ意地悪よ[ひどいわ]。)
モニカ: Okay, right about now the turkey should be crispy on the outside, juicy on the inside. Why are we standing here? (よし、ちょうど今頃は、あのターキーが外はカリカリで、中はジューシーになっているに違いないわね。[誰もドアを開けようとしないのを見て] どうしてここで私たちは立ってるの?)
レイチェル: We're waiting for you to open the door. You've got the keys. (私たちはモニカがドアを開けるのを待ってるのよ。モニカがカギを持ったでしょ。)
モニカ: No, I don't. (いいえ、私は持ってない。)
レイチェル: Yes, you do. When we left, you said, "Got the keys." (いいえ、あなたが持ってるわ。私たちが出て行く時、あなたは言ったもの。「カギを持った」って。)
モニカ: No, I didn't. I asked, "Got the keys?” (いいえ、そんなこと言ってない。私は質問したのよ、「カギを持った?」って。)
レイチェル: No, no, no. You said, "Got the keys!" (いいえ、いいえ、いいえ。あなたは言ったわ、「カギを持った!」って。)
チャンドラー: Either of you have the keys? (君たちのうちのどちらかが、カギを持ってるの?)
モニカ: The oven is on! (オーブンがついたままよ!)
レイチェル: Oh, I’ve gotta get my ticket! (あぁ、私は自分のチケットを取らないといけないのに!)
ジョーイ: Wait, wait! We have a copy of your key. (待って待って。君らのキーのコピーを俺たちは持ってる。)
モニカ: Well, then get it! Get it! (それなら、キーを取ってきて! 取ってきて!)
ジョーイ: That tone won’t make me go any faster. (そんなトーン(口調)は俺を少しも早くしないぞ。)
モニカ: Joey! (ジョーイ!)
ジョーイ: That one will. (そのトーンなら俺を早くする。)

shoot down は「撃ち落とす」。
紐がちぎれて飛んでいってしまったバルーンを止めるため、空気を抜く形で撃ち落としたことになります。

I mean, that was just mean. は mean が2個使われていますが、それぞれ別の品詞と意味になっています。
最初の mean は動詞で「〜を意味する、意図する」。
何か言った後で、I mean と言った場合は「つまり、私が言いたいのは」と言い換えるニュアンス。
just mean の mean は「ひきょうな、卑劣な、意地悪な、不親切な、人につらく当たる」という意味の形容詞。
You're so mean to me! なら「あなたって私にすっごく意地悪ね!」という意味になります。
I mean, that was just mean. は2つの mean を使った言葉遊びみたいなものでしょう。

廊下にいるモニカは、オーブンに入っているターキーについて crispy on the outside, juicy on the inside と言っています。
「外側はクリスピーで、内側はジューシー」ということで、crispy は「カリカリ・パリパリ・サクサクした」という意味。
KFC(ケンタッキーフライドチキン)にも「カーネルクリスピー」というメニューがあるので、イメージしやすいですね。

Macmillan Dictionary では、
crispy [adjective] : food that is crispy is firm in a pleasant way, and makes a noise when you bite it
つまり「クリスピーな食べ物は、好ましい(心地よい)感じで硬く、それを噛んだ時に音がする」。

噛めば「カリッ、サクッ」のように音がするという説明がとてもわかりやすいです。
食品の宣伝文句かグルメリポートのように「外はカリカリ、中はジューシー」と言いたい場合は crispy on the outside, juicy on the inside と表現すればいいということで、こういう表現は、積極的にアウトプットに活用して使っていきたいところです。

今頃ターキーはおいしくなってるわよー、と嬉しそうなモニカですが、誰もドアを開けようとせず廊下に突っ立ったままなので、「どうして私たちはここ(廊下)で立ってるの?」と言っています。

We're waiting for you to open the door. は、<wait for 人 to do>「人が〜するのを待つ」の形が使われています。
You've got the keys. と言われたモニカは、No, I don't. 「いいえ、私は鍵を持ってない」と答えます。
When we left, you said, "Got the keys." は、みんなで屋上にバルーンを見に行く時に、モニカが "Got the keys." と言ったことを指しており、過去記事、どのくらいの頻度で起こる? めったにない フレンズ1-9改その15 にその会話が登場していました。

モニカは「鍵を持った」って言ったでしょ、と言われたモニカは、No, I didn't. I asked, "Got the keys?" と返します。
私は「持った」と言ったんじゃなくて「持った?」と尋ねたのよ、ということですね。
尋ねたことがよりはっきりするように、今回は特に、モニカは語尾の発音を「キーーーズ?」とより強調ぎみに上げています。

屋上に行く前の "Got the keys(?)" というセリフには主語がなかったこと、語尾の上がり下がりがあまり明確でなかったことから、お互いが意味を勘違いしていたことがここで判明することになります。

Got the keys? と最後に?がついて語尾が上がる場合は、You got the keys? 「あなたはカギ持ったわね?」という質問だと想像され、Got the keys. と最後がピリオドで語尾が下がる場合には、I got the keys. 「私はカギ持ったわ。」という意味になります。

誤解の一番の原因は、口語でよくあるように「わかりきった主語を省略した」ということですが、これは日本語でも「鍵持った?」「鍵持った!」と表現することで、全く同じ現象が起こり得ます。
英語の口語で、Got it. という言葉がありますが、Got it? と語尾を上げたら、You got it? 「(あなたは)わかった?」という意味になりますし、Got it. と語尾を下げれば、I got it. 「(私は)わかった。了解」という意味になります。それと同じ感覚ですね。

レイチェルとモニカが "Got the keys" の語尾の上げ下げを強調しながら、こう言ったああ言ったとモメているのを見ていたチャンドラーは、それに乗っかる形で「それで君たちのどちらかが鍵を持ってるの?」と尋ねる際、語尾の keys をことさら強調して、上げ調子で言っているのが面白いです。

結局二人とも持っていないとわかり、モニカはオーブン、レイチェルは旅行のチケットのことでパニクっています。
The oven is on! は「オーブンがついている! 火がついたままよ!」。オーブンが「オン」の状態である、というニュアンスで、こんな風にシンプルに表現できるわけですね。

ジョーイが「その鍵のコピー(すなわち合鍵)がある」と言うので、モニカはせかすように Get it! 「それを取ってきて!」と叫びます。
That tone won't make me go any faster. を直訳すると「それ(そんな言い方)は俺をより速く行かせないだろう」。
そんなにキャンキャン言われたら、取りに行く気をなくす、急ごうという気持ちにならない、ということですね。
モニカは Joey! とキツい調子で言い、人差し指を立て、そんなこと言ってると承知しないわよ、というようなしぐさをしています。
こんな緊急事態にそんなくだらないこと言ってる場合? というところ。
That one will. は That tone will make me go faster. ということで、そんな風に指まで指されて「ジョーイ、承知しないわよ」と怖い顔で言われると、急がざるを得ないけどね、と言っていることになります。


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posted by Rach at 19:12| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

ENGLISH JOURNALに掲載されました!

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今日9月6日(金)発売のアルク『ENGLISH JOURNAL(イングリッシュジャーナル)』(2019年10月号)に掲載されました!

『ENGLISH JOURNAL』10月号の詳しい情報はこちら。
(公式サイト)アルク:ENGLISH JOURNAL

Amazon ではこちら。
ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2019年10月号

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今月号の特集は「寝不足注意の英語学習! NETFLIX & Hulu フル活用ガイド」で、
Part 1 動画コンテンツでリアルな英語を学ぶ」の4ページ分
Part 2 EJおすすめ作品ー単語・フレーズ付き」の11ページ分
を執筆させていただきました。
全体として、今回の特集の p26-40 の合計15ページ分を私が担当させていただいたことになります。
このように多くのページを執筆させていただけたこと、本当に光栄で嬉しいです♪

アルクさんの公式サイトや Amazon では、今号の特集の内容について、以下のように説明されています。

話題の海外ドラマや映画、ドキュメンタリー、コメディー、アニメなど、数多くの動画コンテンツを視聴することができる「動画配信サービス」。本特集では、NetflixとHuluの配信作品を取り上げ、英語学習への活用法やおすすめの作品をご紹介します。どうしても先が気になる「寝不足必至」のお気に入りを見つけて、楽しみながら英語を学びましょう!

Part 1 の「動画コンテンツでリアルな英語を学ぶ」では、まずは最初の2ページで、動画コンテンツで英語を学ぶ効用などを書かせていただき、次の2ページで、私がおすすめする「3-STEP」英語学習法(レイチ・メソッド)を説明させていただいています。

Part 2 の「EJおすすめ作品ー単語・フレーズ付き」では、Netflix & Hulu作品の中からEJ(ENGLISH JOURNAL)さんが選んだおすすめ番組9作品が掲載されており、それぞれの作品から「番組から学べる英語表現」を私が選ばせていただき、その和訳と解説を執筆させていただきました。

私は英語ブロガーとして長年「海外ドラマで英語を学ぶ」ことをお勧めしてきましたが、今回の「動画コンテンツ」は、海外ドラマだけではなく、リアリティーショー、料理番組、スタンダップ・コメディー、ドキュメンタリーなども含まれています。
動画配信サービスはDVDと同様に、字幕や音声を切り替えることができますので、海外ドラマを学ぶのと同じ方法で、これらの多彩なジャンルの番組からも英語を学ぶことができるわけですね。

近年の動画配信サービスの進歩は素晴らしいものがあります。
私は Netflixさん、Huluさんの両方に加入しておりますが、見たい動画がすぐに見られるというのは本当に便利で、今回の特集のタイトルのように「フル活用」させていただいております。

そのように自分がヘビーユーザーとして使わせていただいているサービスに関して、今回、このような英語学習の記事を書かせていただけたことは、本当に光栄なことでした。
今回の特集が、皆さんが動画配信サービスを利用するきっかけ、動画配信サービスで英語を学ぶ後押しになれば、とても嬉しく思います。

『ENGLISH JOURNAL』関係者の皆様、掲載、ありがとうございました。
そして、このブログをいつも読んで下さり、応援して下さる読者の皆様に、心より感謝申し上げます。

今週初めの 9月2日(月)には、5冊目の著書『海外ドラマ英和辞典』が発売となり、今週末の今日 9月6日(金)にはこのように『ENGLISH JOURNAL』さんに掲載していただくことができました。
同じ週の初めと終わりに出版と掲載があったという、私にとっては非常に実りある1週間となったのですが、こんな幸運な巡り合わせは、ブロガー人生で最初で最後じゃないかなぁ、と^^

動画配信サービスの進歩と共に、「海外ドラマで英語を学ぶ」ことがどんどん便利になっています。
今回のEJさんの特集で動画配信で学ぶ楽しさを知っていただき、その学習のお供として新刊の『海外ドラマ英和辞典』を使っていただけたら、こんなに嬉しいことはない、、と思えます。

今回、動画コンテンツで英語を学ぶという特集に掲載していただけたことを励みに、これから、もっともっと、海外ドラマで英語を学ぶ楽しさと面白さとその効果を伝えていけるように精一杯頑張ります!

Rach からの嬉しいお知らせでした♪


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posted by Rach at 11:53| Comment(0) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする